JP2013003352A - 光学装置及び撮像装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】ズーム光学系の絶対位置を高精度に検出し、制御する。
【解決手段】光学装置は、ズーム光学系と、前記ズーム光学系を駆動するズーム光学系駆動部と、前記ズーム光学系の絶対位置を検出する第1検出部と、前記ズーム光学系の相対位置を検出する、前記第1検出部よりも高い分解能を有する第2検出部と、前記ズーム光学系駆動部を介して前記ズーム光学系を駆動する際に、前記第1検出部による検出を実行し、当該第1検出部の検出値を用いて、前記第2検出部の検出値の初期化を行うズーム光学系制御部と、を備える。
【選択図】図6

Description

本発明は、光学装置及び撮像装置に関する。
従来より、撮像装置においては、ズーム機能やオートフォーカス機能のために鏡筒内部にズーミング用可動レンズやフォーカシング用可動レンズが配置されている。また、鏡筒内には、これらの可動レンズの位置(絶対位置)を検出するための位置検出装置が設けられている(例えば、特許文献1参照)。
特開2009-169202号公報
しかしながら、上記特許文献1の位置検出装置では、可動レンズの移動距離が長ストロークになると、スペース効率が悪くなったり構造が複雑化したりするおそれがある。このため、簡易な構成で長ストロークの絶対位置検出に対応可能な位置検出装置の出現が待望されているが、そのような位置検出装置の導入に際しては、検出方法や制御方法など種々の観点からの検討が必要である。
そこで、本発明は上記の課題に鑑みてなされたものであり、ズーム光学系の絶対位置を高精度に検出し、制御することが可能な光学装置及び撮像装置を提供することを目的とする。
本発明の光学装置は、ズーム光学系(L1等)と、前記ズーム光学系を駆動するズーム光学系駆動部(130)と、前記ズーム光学系の絶対位置を検出する第1検出部(152)と、前記ズーム光学系の相対位置を検出する、前記第1検出部よりも高い分解能を有する第2検出部(102)と、前記ズーム光学系駆動部を介して前記ズーム光学系を駆動する際に、前記第1検出部による検出を実行し、当該第1検出部の検出値を用いて、前記第2検出部の検出値の初期化を行うズーム光学系制御部(120A)と、を備える光学装置(100)である。
この場合において、前記第1検出部の検出値が変動するときに前記第2検出部で検出されるべき検出値のテーブルを格納する格納部(122)を備え、前記ズーム光学系制御部は、前記ズーム光学系駆動部を介して前記ズーム光学系を駆動し、前記第1検出部の検出値が変動したときに前記第2検出部で検出されるべき検出値を前記テーブルから取得し、当該取得した値で前記第2検出部の検出値の初期化を行うこととすることができる。この場合、前記テーブルは、前記第1検出部の検出値が変動するときに前記第2検出部で検出されるべき検出値を光学装置の種別毎に定めた基準テーブルと、光学装置毎に予め測定された、前記基準テーブルに対する原点のオフセット値及びリニアリティのオフセット値の少なくとも一方と、を含むこととすることができる。また、前記ズーム光学系制御部は、前記ズーム光学系の駆動後、前記第1検出部の検出値が最初に変動したときに、前記第2検出部の検出値の初期化を行うこととすることができる。
本発明の光学装置では、前記ズーム光学系制御部は、前記第2検出部の検出値の初期化を行う際に、前記ズーム光学系を収容する鏡筒の全長が縮まる方向に、前記ズーム光学系を前記ズーム光学系駆動部を介して駆動することとすることができる。
また、本発明の光学装置では、フォーカス光学系(L2)と、前記フォーカス光学系を駆動するフォーカス光学系駆動部(LM)と、前記フォーカス光学系駆動部を制御するフォーカス光学系制御部(120B)と、を更に備え、前記フォーカス光学系制御部は、前記第2検出部の検出値の初期化を行う前に、当該初期化において前記ズーム光学系が移動しても干渉しない位置まで、前記フォーカス光学系を前記フォーカス光学系駆動部を介して駆動することとすることができる。この場合、前記ズーム光学系制御部は、前記初期化後の前記第2検出部の検出値を前記フォーカス光学系制御部に送信し、前記フォーカス光学系制御部は、前記ズーム光学系制御部から送信されてきた前記第2検出部の検出値に基づいて前記フォーカス光学系駆動部を制御することができる。
また、本発明の光学装置では、前記フォーカス光学系制御部は、当該フォーカス光学系制御部に電源が投入された直後に、前記第2検出部の検出値の初期化を実行することとすることができる。
本発明の撮像装置は、本発明の光学装置(100)と、前記光学装置を介して受光した光を電気信号に変換する撮像素子(238)と、を備える。
なお、本発明をわかりやすく説明するために、上記においては一実施形態を表す図面の符号に対応つけて説明したが、本発明は、これに限定されるものではなく、後述の実施形態の構成を適宜改良しても良く、また、少なくとも一部を他の構成物に代替させても良い。更に、その配置について特に限定のない構成要件は、実施形態で開示した配置に限らず、その機能を達成できる位置に配置することができる。
本発明の光学装置及び撮像装置は、ズーム光学系の絶対位置を高精度に検出し、制御することができるという効果を奏する。
一実施形態に係るカメラの構成を示す図である。 レンズ鏡筒が広角端にある状態を示す断面図である。 レンズ鏡筒が望遠端までズームされた状態を示す断面図である。 絶対位置検出センサの構成を模式的に示す図である。 ガイドバー30Aを説明するための図である。 レンズ鏡筒の制御系を示すブロック図である。 第1の実施形態に係るエッジ対応テーブルを示す図である。 図7のエッジ対応テーブルの内容を模式的に示す図である。 初期化動作を説明するためのフローチャートである。 第2の実施形態に係るエッジ対応テーブル及び補正後エッジ対応テーブルを示す図(その1)である。 第2の実施形態に係るエッジ対応テーブル及び補正後エッジ対応テーブルを示す図(その2)である。
《第1の実施形態》
以下、第1の実施形態に係るカメラ及び当該カメラが具備するレンズ鏡筒について、図1〜図9に基づいて詳細に説明する。
図1には、本第1の実施形態に係るカメラ500が模式的に示されている。この図1に示すようにカメラ500は、撮像部200と、レンズ鏡筒100と、を備える。
撮像部200は、筐体210と、この筐体210内に収容された主鏡212、ペンタプリズム214、接眼光学系216を含む光学系と、焦点検出装置230と、シャッタ234と、撮像素子238と、メインLCD240と、主制御部250と、を有する。
主鏡212は、図1の状態では、レンズ鏡筒100から入射した入射光の大半を上方に配置されたフォーカシングスクリーン222に導く。フォーカシングスクリーン222は、レンズ鏡筒100内の光学系の合焦位置に配置され、レンズ鏡筒100内の光学系により形成された画像を結像させる。
ペンタプリズム214は、フォーカシングスクリーン222に結像された画像を、反射した後、ハーフミラー224を介して、接眼光学系216まで導く。これにより、接眼光学系216では、フォーカシングスクリーン222上の映像を正像として観察することができる。この場合、ハーフミラー224は、ファインダLCD226に形成された撮影条件や設定条件等を示す表示画像をフォーカシングスクリーン222の映像に重畳させる。したがって、接眼光学系216の出射端においては、フォーカシングスクリーン222の映像とファインダLCD226の画像とが重ね合わせられた状態を観察することができる。なお、ペンタプリズム214の出射光の一部は、測光部228に導かれ、当該測光部228にて、入射光の強度及びその分布等が測定される。
焦点検出装置230は、主鏡212を透過し、かつ主鏡212の裏面側に設けられた副鏡232にて反射された光を用いて、レンズ鏡筒100内の光学系の焦点調整状態(ピント状態)を検出する。なお、主鏡212及び副鏡232は、撮影の際には、レンズ鏡筒100から入射する入射光の光路から退避するように、図1に破線にて示す位置まで上昇する。
シャッタ234は、主鏡212後方(レンズ鏡筒100から入射する入射光の光路後方)に配置され、撮影の際には、主鏡212及び副鏡232の上昇動作と連動して、開放動作を行う。シャッタ234が開放された状態では、光学フィルタ236を介して撮像素子238にレンズ鏡筒100からの入射光が入射する。撮像素子238は、入射光が形成する画像を電気信号に変換する。
メインLCD240は、その表示画面部分が筐体210の外部に露出した状態となっている。このメインLCD240の表示画面上には、撮像素子238上に形成された映像(撮影された映像)のほか、撮像部200における各種設定情報などが表示される。
主制御部250は、上記各部の種々動作を統括的に制御する。また、主制御部250は、レンズ鏡筒100内の光学系の動作量を参照して、合焦していることをファインダLCD226に表示したりする(フォーカスエイド)。
次に、レンズ鏡筒100の構成について、図2〜図8に基づいて詳細に説明する。
図2、図3には、レンズ鏡筒100の断面図が示されている。これらのうち、図2は、レンズ鏡筒100が広角端にある状態を示し、図3は、レンズ鏡筒100が、望遠端までズームされた状態を示す。これらの図に示すように、レンズ鏡筒100は、共通の光軸AX上に配列された1群レンズL1、2群レンズL2、3群レンズL3、4群レンズL4、5群レンズL5を有する。なお、以下においては、光軸AX方向の1群レンズL1側を前側、5群レンズL5側を後側として説明する。
レンズ鏡筒100は、図2、図3に示すように、固定筒10と、1群レンズL1を保持する1群レンズ摺動筒11と、2群レンズL2を保持する2群レンズ摺動筒12と、3群レンズL3を保持する3群レンズ摺動筒13と、4群レンズL4を保持する4群レンズ摺動筒14と、5群レンズL4を保持する5群レンズ摺動筒15と、を備える。
固定筒10は、基部10aにおいて、撮像部200に固定される。この固定状態では、固定筒10の撮像部200側の端面10bが撮像部200(図1の筐体210)に密接することにより、固定筒10、すなわちレンズ鏡筒100が撮像部200に対して位置決めされる。
1群レンズ摺動筒11は、当該1群レンズ摺動筒11の内側に設けられたズーム駆動筒16と連動可能に連結されている。具体的には、1群レンズ摺動筒11に植設されたカムピン95が、ズーム駆動筒16に形成されたカム溝16aに係合した状態となっている。
一方、ズーム駆動筒16は、レンズ鏡筒100の最外周において光軸AX回りの回転が自在とされたズーム操作環18と連動可能に連結されている。具体的には、ズーム駆動筒16から外側に突設された駆動力伝達ピン19が、ズーム操作環18の内面に形成された光軸AXに平行な操作溝18aに係合している。これにより、ズーム駆動筒16は、ズーム操作環18の回転に連動して回転する。ズーム操作環18は、前後方向への移動ができないようになっており、その外周面には滑り止めのゴム層が設けられている。ズーム操作環18は、変倍動作(ズーミング)の際に、ユーザによって回転されるものである。
上記構造によると、ズーム操作環18が回転されると、駆動力伝達ピン19の作用によりズーム駆動筒16が回転し、その回転とカムピン95の作用により、1群レンズ摺動筒11が前後方向(光軸AXに沿った方向)に移動する。また、ズーム用案内筒22は、回転せずに前後方向に移動する。なお、ズーム操作環18の近傍には、モータ130(図2、図3では不図示、図6参照)が設けられており、当該モータ130の回転力はズーム操作環18に伝達されるようになっている。これにより、ズーム操作環18は、手動のみならず、モータ130の駆動によっても回転し、当該回転に伴って、1群レンズ摺動筒11等が前後方向に移動するようになっている。モータ130は回転モータを使用しており、超音波モータやDCモータを使用することで実現できる。
3群レンズ摺動筒13、4群レンズ摺動筒14、5群レンズ摺動筒15は、図2、図3では不図示であるが、ズーム操作環18の回転に連動して回転する不図示のカムリングのカム溝に係合している。これにより、3群レンズ摺動筒13、4群レンズ摺動筒14、5群レンズ摺動筒15は、ズーム操作環18の回転(手動又はモータ駆動)に応じて、前後方向(光軸AX方向)に移動するようになっている。
なお、ズーム操作環18と1群レンズ摺動筒11との間には、カバー筒17が設けられている。このカバー筒17は、図2、図3に示すように、1群レンズ摺動筒11に連れ従って前後方向に移動して、ズーム操作環18と1群レンズ摺動筒11との間を封止し、レンズ鏡筒100内への塵埃の浸入を防止する。
ここで、ズーム操作環18の回転量は、固定筒10のズーム操作環18近傍に設けられた第1回転量検出センサ102により検出され、鏡筒制御部110に送信される。
より具体的には、第1回転量検出センサ102は、GMRセンサであり、また、ズーム操作環18の第1回転量検出センサ102に対向する位置には、一定のピッチでN極、S極が配列された磁気テープ104がズーム操作環18の回転方向に沿って貼付されている。第1回転量検出センサ102(GMRセンサ)は、磁気テープ104の発生する磁界の変化を巨大磁気効果を用いて検出し、鏡筒制御部110のズーム系制御部120A(図6参照)に対して電気信号(位相差が90°となる2つの正弦波状信号)を出力する。ズーム系制御部120Aは、第1回転量検出センサ102(GMRセンサ)から出力された電気信号を一定電圧でコンパレートして二値化したパルス波形を生成する。このパルス波形の計数と計数値の格納はズーム系制御部120A内に存在するGMRカウンタで行われるため、ズーム操作環18の回転量はGMRカウンタの計数値を確認することで算出が可能である。
一方、ズーム用案内筒22には、絶対位置センサ152(図6参照)を構成する摺動ブラシ112が設けられている。また、固定筒10の摺動ブラシ112に対向する位置には、絶対位置センサ152を構成するプリント基板114が設けられている。図4には、摺動ブラシ112とプリント基板114とが模式的に示されている。この図4に示すように、プリント基板114には、複数のビット(図4では4つのビット)で構成された導体パターン116が1群レンズL1の駆動方向(前後方向)に変化するように貼られている。また、プリント基板114には、各導体パターン116に電圧がかかっているか否かを検出するための電圧検出部118が設けられている。摺動ブラシ112が導体パターン116上を移動することで、電圧検出部118で得られる出力(H(High)又はL(Low)(図4で導体パターン116の幅が広い位置に摺動ブラシ112がある場合に信号Hが出力される)が異なるようになっている。したがって、各電圧検出部118で得られる信号が鏡筒制御部110のズーム系制御部120Aに入力されると、ズーム系制御部120Aでは、各出力信号の組み合わせに基づいて、摺動ブラシ112の絶対位置(1群レンズL1の絶対位置)を検出することが可能となる。例えば、図7のエッジ対応テーブル122の「絶対位置センサ」の列に示すように、出力値が「HLLL」の組み合わせであれば、ポジション「0」、出力値が「LLHH」の組み合わせであれば、ポジション「5」となる。
なお、第1回転量検出センサ(GMRセンサ)102の分解能は、絶対位置センサ152の分解能よりも高く設定されているものとする。
図2に戻り、2群レンズ摺動筒12は、2群レンズL2を保持する保持筒24と、保持筒24に固定された押さえ環26と、を有する。保持筒24と押さえ環26とは、ネジ止め等により固定され、2群レンズL2の外縁部を挟持する。
保持筒24は、2本のガイドバー30A,30Bを片持ち支持する。このガイドバー30A、30Bは、光軸AXを挟んで上下対称な位置に配置されている。ガイドバー30Aは、図2、図3に示すように、固定筒10の突起部10c,10dに形成された貫通孔10g,10hに挿入され、貫通孔10g,10hに対してスライド自在な状態となっている。また、ガイドバー30Bは、固定筒10の突起部10e,10fに形成されたU字溝10i,10jに係合しており、ガイドバー30Bは、U字溝10i,10jに沿ってスライド自在な状態となっている。
ガイドバー30Bの材料としては、強度が高く、軽量な材料、例えばステンレスなどを採用することができる。これに対し、ガイドバー30Aは、円柱状の多極磁石を有している。多極磁石とは、図5に示すように、円柱状の永久磁石を、同極同士つき合わせた状態で複数連結(例えば接着)したものであり、正弦波状磁束を発生する。ガイドバー30Aは、永久磁石を円柱状のパイプに詰めて多極磁石を構成してもよい。ただし、パイプは永久磁石から生じる磁場を遮ることのない材質を用いる必要がある。また、多極磁石はガイドバー30A、30Bの両方に有してもよい。なお、保持筒28とガイドバー30A,30Bとの間は、接着又は圧入などの処理を経て固定されている。
ガイドバー30Aの前側端部(2群レンズL2側端部)近傍には、内部に円筒状に巻かれた3相コイルを有する固定子40が設けられている。3相コイルは、ガイドバー30Aを構成する永久磁石31の2つ分の同極間ピッチをλとした場合に、各相コイル間のピッチ(光軸AX方向)がλ/6になるようにコイルを配列したコイルユニットを3相結線したものである。
この固定子40は、固定筒10の一部(図2、図3では、突起部10c)に固定されている。固定子40には、鏡筒制御部110(ズーム系制御部120A又はフォーカス系制御部120B)の指示の下、電流が供給され、固定子40を流れる電流と、ガイドバー30Aの発生する磁界との間の電磁相互作用により、ガイドバー30Aには、光軸AXに沿った方向(前後方向)の力が作用する。したがって、本実施形態では、固定子40とガイドバー30Aとにより、2群レンズL2を光軸AX方向に駆動するリニアモータLMが実現されている(図6参照)。ここで、2群レンズL2及びこれを保持する部材(24,26)は、ガイドバー30Aが突起部10c,10dの貫通孔10g,10hによりガイドされることで、光軸AX方向に沿って移動する。また、突起部10e,10fのU字溝10i,10jによって、ガイドバー30Bの動きが規制されることで、2群レンズL2及びこれを保持する部材(24,26)の、ガイドバー30Aを中心とする回転動作が抑制される(振れ止めされる)。
なお、2群レンズL2の位置は、ガイドバー30Aの位置を磁気的に検出するセンサ(例えばホールセンサなど)を含む位置検出センサ132(図6参照)の検出値に基づいて、ズーム系制御部120A又はフォーカス系制御部120Bにより算出される。
固定筒10の外周部には、図2、図3に示すように、ピントリング37が設けられている。ピントリング37近傍には、ピントリング37の回転量を検出するための第2回転量検出センサ184が設けられている。この第2回転量検出センサ184の検出結果は、鏡筒制御部110(フォーカス系制御部120B)に送信され、フォーカス系制御部120Bでは、当該検出結果に基づいて、リニアモータLMを駆動する。
次に、本実施形態のレンズ鏡筒100においてズーム動作を行うとき(ズーミング)の1群レンズL1〜5群レンズL5の移動動作、及びピントを合わせるとき(フォーカシング)の2群レンズL2の移動動作について説明する。
まず、ズーミングのときの各レンズの移動動作について、説明する。ここでは、レンズ鏡筒100が広角端にある状態(図2)から、望遠端にズームされるまで(図3)の動作について説明する。
図2の状態から、ユーザによりズーム操作環18が回転されると、前述したように、1群レンズL1が前方向に移動する。また、ズーム操作環18の回転量は第1回転量検出センサ102によって検出され、鏡筒制御部110に送信される。鏡筒制御部110では、ズーム系制御部120Aにて第1回転量検出センサ102を検出し、その結果(回転量信号情報)をフォーカス系制御部120Bに送信し、その情報に基づいて、リニアモータLMを動作させ、2群レンズL2を回転量信号情報に応じた量だけ前後方向に移動させる。なお、3〜5群レンズL3〜L5は、1群レンズL1の移動に連動して前方向に所定量移動する。
このように、ズーミングのときには、ズーム操作環18の回転動作に伴って、ズーム系制御部120Aの制御に伴い、1群レンズL1および3〜5群レンズL3〜L5のそれぞれが前後方向に、別々の距離(同一距離の場合もある)だけ移動し、ズーム系制御部120Aから与えられた情報を元としたフォーカス系制御部120Bの制御に伴い、2群レンズL2が前後方向に移動し、各レンズの間隔が変化するようになっている。すなわち、1〜5群レンズL1〜L5はズーム光学系であるといえる。2群レンズはズーム光学系の一部をなしているが、後述するようにフォーカス光学系でもあるために、制御はすべてフォーカス系制御部120Bで行っている。
一方、フォーカシングのときには、ピントリング37がユーザにより回転されると、第2回転量検出センサ184の検出結果(回転量信号)が鏡筒制御部110に送信される。そして、鏡筒制御部110は、当該回転信号に応じた量だけリニアモータLMを動作させ、2群レンズL2を前後方向に移動させる。なお、オートフォーカスを採用する場合には、撮像部200の焦点検出装置230の検出結果を鏡筒制御部110が取得する。そして、鏡筒制御部110は、取得した検出結果に基づいて、リニアモータLMを動作させる。このように、本実施形態では、フォーカス時に2群レンズL2が移動するようになっているので、2群レンズL2はフォーカス光学系であるといえる。
図6には、レンズ鏡筒100の制御系がブロック図にて示されている。この図6に示すように、鏡筒制御部110は、ズーム系制御部120A,フォーカス系制御部120Bを含む。ズーム系制御部120Aは、ズーミングの際に、フォーカス光学系(レンズL2)を除くズーム光学系(レンズL1、L3〜L5)の位置制御を行う。フォーカス系制御部120Bは、ズーミングおよびフォーカシングの際に、ズーム光学系かつフォーカス光学系(L2)の位置制御を行う。
次に、撮像装置300に電源が投入された直後に行われる、ズーム光学系(L1〜L5)の位置の検出値の初期化動作について、図7〜図9に基づいて詳細に説明する。
ここで、絶対位置センサ152の各導体パターン116の位置は設計的に決まっており、特に導体パターン116の変化点(図4のポジションの切り替わり点)においては1群レンズL1(ズームレンズ群)の位置を一意的に求めることができる。しかるに、パターンの幅が存在するため、絶対位置センサ152のみでは、大まかな位置しか認識することができない。
一方、第1回転量検出センサ(GMRセンサ)102の検出精度は、磁気テープ104の着磁ピッチとセンサの性能により決まる。このため、1群レンズL1(ズームレンズ群)の位置を知るために十分な精度を得ることができる。しかるに、第1回転量検出センサ(GMRセンサ)102は、パルスカウントによる位置の変化(すなわち相対位置)と、得られる2出力の位相差比較による移動方向の算出にとどまるのみである。
すなわち、本実施形態では、ズームレンズ群の絶対座標を決め、原点に対して絶対位置センサ152の検出位置が明確な場所と第1回転量検出センサ(GMRセンサ)102の絶対位置センサ152の検出位置が明確な各場所における相対カウントを対応させることで、ズームレンズ群の座標系に対する絶対位置センサ152の位置関係を定める(これを初期化と呼ぶ)。より具体的には、初期化動作では、絶対位置センサ152の各導体パターン116の変化点(ポジションの切り替わり点)に対する第1回転量検出センサ(GMRセンサ)102を用いたパルス出力値の対応付けをズーム系制御部120Aが行い、当該対応付け結果を保持するとともに、フォーカス系制御部120Bに送信するようにする。
以下、初期化動作の具体的方法について説明する。なお、前提として、ズーム系制御部120Aは、図7に示すような絶対位置センサ152のエッジ対応テーブル122を参照できるものとする。このエッジ対応テーブル122は、絶対位置センサ152の各導体パターン116の変化点(ポジションの切り替わり点)に対する第1回転量検出センサ(GMRセンサ)102を用いたパルス出力値の設計値が定義されているテーブルである。具体的には、図8に模式的に示すように、絶対位置センサ152の各導体パターン116の変化点(ポジションの切り替わり点)と、第1回転量検出センサ(GMRセンサ)102を用いたパルス出力値とが、破線で結ぶ関係にて対応づいていることが、図7のテーブルにおいて定義されている。
電源投入直後の初期化動作においては、ズーム系制御部120Aは、図9に示すフローチャートに沿った処理を行う。具体的には、図9の処理では、ステップS10において、ズーム系制御部120Aが、絶対位置センサ152の出力に基づいて、現在(電源投入直後)のポジション(例えば図4の「0」〜「10」のいずれかのポジション)を確認する。次いで、ステップS12では、現在のポジションが広角端以上広角側であるか否かを判断する。ここでの判断が肯定された場合、すなわち、現在のポジションが広角端以上広角側にある場合には、ステップS14に移行し、ズーム系制御部120Aは、モータ130を制御して望遠方向へ1群レンズL1を移動する。
そして、ステップS16では、ズーム系制御部120Aが、絶対位置センサ152のエッジ切り替わり点(ポジションの変更点)に到達したか否かを判断する。ここでの判断が否定されている間は、ズーム系制御部120Aは、モータ130を制御して望遠方向へ1群レンズL1を移動し続ける。その後、ステップS16の判断が肯定されると、ステップS12に戻る。
一方、ステップS12において、判断が否定されると、ステップS18に移行し、ズーム系制御部120Aは、モータ130を介して広角方向へ1群レンズL1を移動する。次いで、ステップS20では、ズーム系制御部120Aは、絶対位置センサ152のエッジ切り替わり点(ポジションの変更点)に到達したか否かを判断する。ここでの判断が否定されている間は、ズーム系制御部120Aは、モータ130を制御して広角方向へ1群レンズL1を移動し続ける。その後、ステップS20の判断が肯定されると、ステップS22に移行し、ズーム系制御部120Aは、エッジ対応テーブル122を用いて、現在の絶対位置センサ152のエッジ切り替わり点(ポジションの変更点)に対応する第1回転量検出センサ(GMRセンサ)102を用いたパルス出力値をGMRカウンタにセットする。例えば、図8に示すように、ポジション「8」の位置から、広角方向に1群レンズL1を移動した場合には、ポジション「8」と「7」の間のエッジにおいて、GMRカウンタを「792」にセットする。
なお、1群レンズL1の移動速度は、絶対位置センサ152が導体パターン116の変化点を正確に検出できる程度の速度とする必要がある。
上記図9の処理では、電源投入直後に1群レンズL1が広角端以上に広角側に無ければ、1群レンズL1を広角方向(通常、レンズ鏡筒100の全長が短くなる方向(縮筒方向))に移動させ、絶対位置センサ152のエッジ切り替わり点(ポジションの変更点)を見つける。そして、そのエッジ切り替わり点に対応するGMRカウント値を図7のエッジ対応テーブル122から取得し、このGMRカウント値を、現在のGMRカウンタにセットすることで、以降の処理では、当該セットされたGMRカウンタを用いた制御を行うこととする。
一方、電源投入直後に1群レンズL1が広角端以上に広角側にある場合には、それ以上広角側に1群レンズL1を移動させられない(移動させても初期化はできない)ので、一旦、望遠方向に1群レンズL1を移動させた後、再度、広角方向に1群レンズを移動させるようにする。
以上のようにして初期化が完了した後は、ズーム系制御部120Aはフォーカス系制御部120Bにも、GMRカウンタを送信する。そして、以降の処理では、ズーム系制御部120A及びフォーカス系制御部120Bは、初期化で得られたGMRカウンタを用いて各レンズの制御を行う。
なお、上述した初期化動作においては、1群レンズL1をレンズ鏡筒100の全長が短くなる方向(縮筒方向)に移動させることから、ズーム系制御部120Aは、フォーカス系制御部120Bを介して、予め2群レンズL2の位置を1群レンズL1と干渉しない位置に駆動させておく。
以上、詳細に説明したように、本第1の実施形態によると、レンズ鏡筒100が1群レンズL1の絶対位置を検出する絶対位置センサ152と、1群レンズL1の相対位置を検出する、絶対位置センサ152よりも高い分解能を有する第1回転量検出センサ102とを有しており、ズーム系制御部120Aは、モータ130を介して1群レンズL1を駆動する際に、絶対位置センサ152による検出を実行し、当該検出値を用いて、第1回転量検出センサ102の検出値の初期化を行う。これにより、本実施形態では、例えば、電源投入直後に第1回転量検出センサ102のみでは絶対位置を検出できないような場合でも、初期化をおこなうことにより、第1回転量検出センサ102を用いて、1群レンズL1を含むズーム光学系の絶対位置を高精度に検出することができる。また、当該高精度に検出されたズーム光学系の絶対位置を用いることで、ズーム光学系の位置制御を高精度に行うことができる。
また、本第1の実施形態では、絶対位置センサ152の検出値(ポジション)が変動するときに第1回転量検出センサ102で検出されるべき検出値のテーブル(エッジ対応テーブル122)を用いて初期化動作を行う。これにより、本実施形態では、ポジションの切り替わり点に1群レンズL1を移動させ、かつエッジ対応テーブル122を参照することで、簡易に初期化動作を行うことが可能である。
また、本第1の実施形態では、初期化動作の際に、1群レンズL1をレンズ鏡筒100の全長が短くなる方向(縮筒方向)に移動させることとしている。これにより、初期化動作時における1群レンズL1の飛び出しによる1群レンズL1と他の物体との衝突やこれに伴う破損等の発生を抑制することができる。また、初期化動作時には、1群レンズL1を最大で絶対位置センサ152の分解能分の距離だけ移動させればよいので、初期化動作を短時間で行うことが可能である。
また、本第1の実施形態では、ズーム系制御部120Aが、電源投入直後に初期化動作を行うこととしているので、撮影にとって適切なタイミングで初期化動作を行うことができる。
なお、上記第1の実施形態では、1群レンズL1が広角端以上広角側になければ、1群レンズL1を広角方向に移動して初期化を行う場合について説明したが、これに限られるものではない。たとえば、1群レンズL1を望遠方向に移動することで初期化を行うこととしても良い。また、1群レンズL1の移動方向は、必ずレンズ鏡筒100が縮筒するように(1群レンズL1の位置によって広角方向、望遠方向のいずれかとなる)決定しても良い。
《第2の実施形態》
次に、第2の実施形態について、図10、図11に基づいて、詳細に説明する。
ここで、上記第1の実施形態では、導体パターン116の誤差については、考慮していないが、実際には、導体パターン116において、種々の誤差(製造誤差や取り付け誤差など)を考慮しなければならない場合も存在する。このような場合に対応するための実施形態が、本第2の実施形態である。なお、本第2の実施形態の撮像装置300やレンズ鏡筒100の構成等は、上記第1の実施形態と同一又は同等であるので、その説明を省略するものとする。
本第2の実施形態では、各レンズ鏡筒のズーム系制御部120Aは、初期化動作の際に、上記第1の実施形態で説明したエッジ対応テーブル122に代えて、図10や図11に示す補正後エッジ対応テーブル124を参照する。
以下、図10や図11の補正後エッジ対応テーブル124の生成方法について説明する。本第2の実施形態において、絶対位置センサ152の導体パターン116には2種の誤差があると考えられる。その1つは導体パターン116を固定筒10に貼付する際の位置と摺動ブラシ112の取り付け位置の誤差であり、もう1つは各導体パターン116の幅の製造誤差である。
これらの誤差は、第1回転量検出センサ(GMRセンサ)102からのパルス出力に対して無視できないほど大きい値になる可能性がある。
補正後エッジ対応テーブル124の生成においては、はじめに、ズーム光学系(1群レンズL1)を絶対位置が読み取れる位置に固定して、その位置にて適切な導体パターン116を検出するような位置に摺動ブラシ112を固定する。この固定した位置における出力が、図10の補正後エッジ対応テーブル124の出力値「−5」や、図11のテーブル124の出力値「4」である。これらの値は、「(原点の)オフセット値」と呼ばれる。そして、ズーム系制御部120Aは、固定した位置から摺動ブラシ112を導体パターン116の変化点までのパルスカウント値を読み取る。このときのパルスカウント値が、図10,図11における「センサ端面を基準としたポジション切り替わり点の出力値」である。ズーム系制御部120Aは、この「センサ端面を基準としたポジション切り替わり点の出力値」とエッジ対応テーブル122のポジションの切り替わり点での出力値(設計値)との差分を求め、補正後エッジ対応テーブル124の「設計値に対する差分」に格納する。なお、「設計値に対する差分」は、製造誤差のオフセット値、すなわち、リニアリティのオフセット値であるといえる。
次いで、ズーム系制御部120Aは、図10、図11の補正後エッジ対応テーブル124の「オフセット修正」の欄に、「センサ端面を基準としたポジション切り替わり点の出力値」からオフセット値を差し引いた値を演算し、格納する。そそて、ズーム系制御部120Aは、「オフセット修正」の欄と「設計値に対する差分」との和を演算し、これを「リニアリティ補正(保存)」に格納する。このようにして、補正後エッジ対応テーブル124の生成が完了する。
なお、ズーム系制御部120Aでは、電源投入直後の初期化動作においては、エッジ対応テーブル122の「ポジションの切り替わり点での出力値(設計値)」に代えて、補正後エッジ対応テーブル124の「リニアリティ補正(保存)」の値を用いる。
以上、詳細に説明したように、本実施形態によると、補正後エッジ対応テーブル124は、絶対位置センサ152の検出値が変動するときに原点のオフセット値及びリニアリティのオフセット値と、エッジ対応テーブル122の設計値とを加味した「リニアリティ修正(保存)」を用いて、初期化を行うので、磁気テープ102の貼付時の誤差や、リニアリティの誤差を考慮した初期化が可能である。これにより、高精度なズーム光学系の位置検出及び位置制御が可能となる。
なお、上記第2の実施形態では、補正後エッジ対応テーブル124において、原点のオフセット値及びリニアリティのオフセット値の両方を考慮した場合について説明したが、これに限らず、いずれか一方のオフセット値のみを考慮してもよい。
なお、上記各実施形態では、第1回転量センサ102を固定筒10に設け、磁気テープ104をズーム操作環18に設ける場合、及び摺動ブラシ112を固定筒10に設け、プリント基板114をズーム操作環18に設ける場合について説明したが、これに限られるものではない。すなわち、第1回転量センサ102、摺動ブラシ112をズーム操作環18に設け、磁気テープ104、プリント基板114を固定筒10に設けることとしてもよい。また、上記各実施形態では磁気テープ104が円周方向に延びるように固定筒10に貼付され、導体パターン116が光軸AX方向に延びるように固定筒10に設けられる場合について説明したがこれに限らず、例えば、導体パターン116が円周方向に延びるように固定筒10に設けられることとしてもよい。
なお、上記実施形態のレンズ鏡筒の構成は一例であって、その他種々のレンズ鏡筒に本発明を適用することが可能である。
上述した実施形態は本発明の好適な実施の例である。但し、これに限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲内において種々変形実施可能である。
100 レンズ鏡筒
102 第1回転量検出センサ
120A ズ―ム系制御部
120B フォーカス系制御部
122 エッジ対応テーブル
130 モータ
152 絶対位置センサ
238 撮像素子
L1 1群レンズ
L2 2群レンズ
LM リニアモータ

Claims (9)

  1. ズーム光学系と、
    前記ズーム光学系を駆動するズーム光学系駆動部と、
    前記ズーム光学系の絶対位置を検出する第1検出部と、
    前記ズーム光学系の相対位置を検出する、前記第1検出部よりも高い分解能を有する第2検出部と、
    前記ズーム光学系駆動部を介して前記ズーム光学系を駆動する際に、前記第1検出部による検出を実行し、当該第1検出部の検出値を用いて、前記第2検出部の検出値の初期化を行うズーム光学系制御部と、を備える光学装置。
  2. 前記第1検出部の検出値が変動するときに前記第2検出部で検出されるべき検出値のテーブルを格納する格納部を備え、
    前記ズーム光学系制御部は、前記ズーム光学系駆動部を介して前記ズーム光学系を駆動し、前記第1検出部の検出値が変動したときに前記第2検出部で検出されるべき検出値を前記テーブルから取得し、当該取得した値で前記第2検出部の検出値の初期化を行うことを特徴とする請求項1に記載の光学装置。
  3. 前記テーブルは、前記第1検出部の検出値が変動するときに前記第2検出部で検出されるべき検出値を光学装置の種別毎に定めた基準テーブルと、光学装置毎に予め測定された、前記基準テーブルに対する原点のオフセット値及びリニアリティのオフセット値の少なくとも一方と、を含むことを特徴とする請求項2に記載の光学装置。
  4. 前記ズーム光学系制御部は、前記ズーム光学系の駆動後、前記第1検出部の検出値が最初に変動したときに、前記第2検出部の検出値の初期化を行うことを特徴とする請求項2又は3に記載の光学装置。
  5. 前記ズーム光学系制御部は、前記第2検出部の検出値の初期化を行う際に、前記ズーム光学系を収容する鏡筒の全長が縮まる方向に、前記ズーム光学系を前記ズーム光学系駆動部を介して駆動することを特徴とする請求項1〜4のいずれか一項に記載の光学装置。
  6. フォーカス光学系と、
    前記フォーカス光学系を駆動するフォーカス光学系駆動部と、
    前記フォーカス光学系駆動部を制御するフォーカス光学系制御部と、を更に備え、
    前記フォーカス光学系制御部は、前記第2検出部の検出値の初期化を行う前に、当該初期化において前記ズーム光学系が移動しても干渉しない位置まで、前記フォーカス光学系を前記フォーカス光学系駆動部を介して駆動することを特徴とする請求項1〜5のいずれか一項に記載の光学装置。
  7. 前記ズーム光学系制御部は、前記初期化後の前記第2検出部の検出値を前記フォーカス光学系制御部に送信し、
    前記フォーカス光学系制御部は、前記ズーム光学系制御部から送信されてきた前記第2検出部の検出値に基づいて前記フォーカス光学系駆動部を制御することを特徴とする請求項6に記載の光学装置。
  8. 前記フォーカス光学系制御部は、当該フォーカス光学系制御部に電源が投入された直後に、前記第2検出部の検出値の初期化を実行することを特徴とする請求項1〜7のいずれか一項に記載の光学装置。
  9. 請求項1〜8のいずれか一項に記載の光学装置と、
    前記光学装置を介して受光した光を電気信号に変換する撮像素子と、を備える撮像装置。

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2016014771A (ja) * 2014-07-02 2016-01-28 キヤノン株式会社 レンズシステム及びそれを有する撮像システム

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