JP6562311B2 - レンズ鏡筒及び撮像装置 - Google Patents

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Description

本開示は、レンズ鏡筒及びレンズ鏡筒を用いた撮像装置に関する。
従来、群移動枠(レンズ枠体の一例)を光軸方向に移動可能に支持するガイドバー(ガイドポール)と、群レンズを保持する群移動枠(駆動レンズ枠の一例)と、ガイドバーを保持する群鏡筒(ベース枠の一例)とを備えるレンズ鏡筒が知られている(例えば特許文献1)。
特開2015−191123号公報
上記従来のレンズ鏡筒では、より大きな群レンズを用いた撮像装置を提供したいという要望がある。しかし、ガイドポールを保持するベース枠の突出部が大きいと、レンズ枠体の大きさが制限されるため、群レンズの大きさが制限されてしまう。そこで、ベース枠の突出部を細くすれば、群レンズの大きさの制限が緩和されるが、ガイドポールを保持するベース枠の突出部の強度を確保することができない。また、突出部の強度が確保されないと、撮像時の振動により異音が生じてしまう。このため、この異音を撮像時に集音してしまう恐れがある。
本開示は、このような課題を解決するためになされたものであり、ガイドカバーの強度を確保するとともに、ベース枠に対するガイドカバーのブレを抑制することができるレンズ鏡筒及び撮像装置を提供する。
上記課題を解決するために、本発明に係るレンズ鏡筒の一態様は、光軸方向に移動可能なレンズ枠体と、前記レンズ枠体の前記光軸に沿って移動するように前記レンズ枠体をガイドするガイドポールと、前記ガイドポールの一端側を保持するベース枠と、前記ベース枠に保持されるガイドカバーと、前記ガイドカバーを前記ベース枠に固定する締結部材とを備え、前記ガイドカバーは、前記ガイドポールの他端側を保持し、前記光軸方向に突出する突出部を有し、前記締結部材は、前記突出部を介して前記ガイドカバーを前記ベース枠に締結している。
本開示によれば、ガイドカバーの強度を確保するとともに、ベース枠に対するガイドカバーのブレを抑制することができる。
図1は、実施の形態に係る撮像装置を示す斜視図である。 図2は、実施の形態に係る撮像装置におけるレンズ鏡筒の分解斜視図である。 図3は、図1のA−A線における実施の形態に係るレンズ鏡筒の断面図である。 図4は、実施の形態に係るレンズ鏡筒の第1の群鏡筒を示す斜視図である。 図5は、実施の形態に係るレンズ鏡筒の第1の群鏡筒を示す正面図である。 図6は、図5のB−B線における実施の形態に係るレンズ鏡筒の第1の群鏡筒を示す断面図である。 図7は、図5のC−C線における実施の形態に係るレンズ鏡筒の第1の群鏡筒を示す断面図である。 図8は、実施の形態に係るレンズ鏡筒における第1の群鏡筒の一部を示す部分拡大斜視図である。 図9は、比較例に係るレンズ鏡筒の群鏡筒の一部を示す部分拡大斜視図である。 図10は、実施の形態の変形例に係る撮像装置の第1の群鏡筒を示す断面図である。
以下、適宜図面を参照しながら、実施の形態を詳細に説明する。但し、必要以上に詳細な説明は省略する場合がある。例えば、既によく知られた事項の詳細説明や実質的に同一の構成に対する重複説明を省略する場合がある。これは、以下の説明が不必要に冗長になるのを避け、当業者の理解を容易にするためである。
なお、発明者らは、当業者が本開示を十分に理解するために添付図面および以下の説明を提供するのであって、これらによって特許請求の範囲に記載の主題を限定することを意図するものではない。
また、「略**」との記載は、「略同一」を例に挙げて説明すると、全く同一はもとより、実質的に同一と認められるものを含む意図である。また、「**近傍」、「約**」との記載においても同様である。
なお、各図は、必ずしも厳密に図示されたものではない。また、各図において、実質的に同一の構成に対しては同一の符号を付しており、重複する説明は省略又は簡略化する。
(実施の形態)
次に、実施の形態に係る撮像装置1の構成について、図1〜図8を用いて説明する。
図1は、実施の形態に係る撮像装置1を示す斜視図である。図2は、実施の形態に係る撮像装置1におけるレンズ鏡筒10の分解斜視図である。図3は、図1のA−A線における実施の形態に係るレンズ鏡筒10の断面図である。図4は、実施の形態に係るレンズ鏡筒10の第1の群鏡筒50を示す斜視図である。図5は、実施の形態に係るレンズ鏡筒10の第1の群鏡筒50を示す正面図である。図6は、図5のB−B線における実施の形態に係るレンズ鏡筒10の第1の群鏡筒50を示す断面図である。図7は、図5のC−C線における実施の形態に係るレンズ鏡筒10の第1の群鏡筒50を示す断面図である。図8は、実施の形態に係るレンズ鏡筒10における第1の群鏡筒50の一部を示す部分拡大斜視図である。
図1では、撮像装置1の光軸Jと平行な方向をX軸方向と規定し、水平方向をY軸方向と規定し、鉛直上側をZ軸方向と規定する。また、被写体側をX軸プラス方向側と規定し、撮像素子14側をX軸マイナス方向側と規定する。なお、光軸J方向の一例としてX軸プラス方向である。なお、図1では、X軸方向と、Y軸方向とZ軸方向とは、使用態様によって変化するため、これには限定されない。図1以降の各図においても、同様である。
図1に示されるように、撮像装置1は、例えばデジタルスチルカメラである。撮像装置1は、撮像装置本体2と、レンズ鏡筒10とを備える。
撮像装置本体2は、画像処理部、システム制御部、測距部、メモリ部、カメラ表示部、カメラ操作部等を有する。
図1及び図3に示されるように、画像処理部は、後述する撮像素子14からの信号を画像信号に変換する。システム制御部は、撮像装置1全体の撮影動作や記録等の制御を行う。測距部は、被写体と撮像装置1との距離を測距する。メモリ部には、撮像装置本体2のメインメモリと外部から装着される記憶媒体を含むメモリ部である。カメラ表示部は、撮影時における被写体のエイミングや、設定変更の確認、撮影画像のプレビュー確認を行うための表示部である。カメラ操作部は、撮影動作や設定変更を行うための操作部である。
図1及び図2に示されるように、レンズ鏡筒10は、ズーム機構を有し、非撮影時では撮像装置本体2からX軸プラス方向に突出しており、撮影時及びズーム機構稼働時にはX軸プラス方向に繰り出される。レンズ鏡筒10は、撮像装置本体2部から脱着可能であってもよい。レンズ鏡筒10は、固定鏡筒11と、移動鏡筒12とを備えている。
図1及び図3に示されるように、固定鏡筒11には、一端側(X軸マイナス方向側)が撮像装置本体2に固定される。固定鏡筒11には、カム筒30と、直進枠40と、第1の群鏡筒50と、第2の群鏡筒60と、シャッターユニット70とが収容された状態となっている。固定鏡筒11は、その底部に形成された保持ベース13が撮像素子14を保持する。撮像素子14は、第1乃至第5のレンズ群L1〜L5、手ぶれ補正レンズ群63を介して撮像する素子であり、例えば、CMOSユニット等である。撮像素子14は、被写体からの光を光電変換して画像処理部に信号を出力する。撮像装置本体2の保持ベース13は、撮像素子14を保持する。保持ベース13は、略円板状に形成され、光軸Jに対して撮像素子14の撮像面14aが直交する状態で撮像素子14を保持する。
図2及び図3に示されるように、カム筒30は、固定鏡筒11の内側に配置され、光軸Jを軸心として回転する。カム筒30は、例えば、ギア部及びDCモータ等のアクチュエータ15を有する。例えば、DCモータの回転により、DCモータの出力ギアと噛み合うギア部等を介して、DCモータの回転がカム筒30の回転へと伝達される。
カム筒30には、フランジ部、カム筒30の内面側にカム突起、カム筒30の内面側にカム溝等が形成されている。フランジ部は、外周面のX軸マイナス方向側の端部において周方向に沿って立設している。
直進枠40は、円筒状に形成され、カム筒30の内側に配置されている。直進枠40には、カムフォロア、カム溝等が形成されている。直進枠40のカムフォロア、カム溝等は、直進枠40の内面側に形成され、カム筒30に形成されているカムフォロア、カム突起等と係合し、カム筒30の回転に応じて直進枠40を直進させるためのカム機構を構成している。直進枠40は、レンズ鏡筒10内に光を取り込むための第1乃至第3のレンズ群L1〜L3等を保持する。
図3及び図4に示されるように、第1の群鏡筒50は、第1のレンズ枠51(ベース枠の一例)と、第1のレンズ群L1と、レンズ枠体52と、ガイドポール53と、ガイドカバー150と、2つのネジ55、56(他の締結部材の一例)と、締結部材160とを有する。なお、ベース枠の一例として第1のレンズ群L1を含んでいてもよい。
第1のレンズ枠51は、例えば略円筒状に形成された樹脂部材であり、X軸プラス方向側で開いている。第1のレンズ枠51は、第1のレンズ群L1を内部に保持する。第1のレンズ群L1は、第1のレンズ枠51により位置決めされる。第1のレンズ群L1は、第1のレンズ群L1の光軸が撮像素子14の光軸Jと略一致するように配置されている。第1のレンズ群L1は、撮像素子14よりもX軸プラス方向側で、撮像素子14の撮像面14aと対面するように設けられる。また、第1のレンズ枠51には、後述する平板部151における第1の挿通孔151a及び第2の挿通孔151bと対応する2つのネジ穴と、後述する突出部153における突出側挿通孔153cと対応する雌ネジ穴51d(締結穴の一例)とが形成されている。
図6に示されるように、第1のレンズ枠51の内部には、ヨーク21と、コイル22と、駆動用マグネット23(位置検出部材の一例)とを有する磁気回路から構成された駆動機構を収容する収容空間51bが形成されている。
ヨーク21は、断面が略U字状をなし、第1のレンズ枠51の内周面に沿うように配置している。ヨーク21は、第1のレンズ枠51におけるX軸方向の厚みと略同等の長さを有する。ヨーク21には、ヨーク21のX軸プラス方向側の端面からX軸マイナス方向に向かって凹む収容空間21aが形成されている。
コイル22は、第2のレンズ枠52aに設けられ、ヨーク21の収容空間21a内に配置されている。コイル22には電源部からの電力が供給される。電力の供給は、フレキシブル配線を介して伝達してもよい。
駆動用マグネット23は、コイル22の外周側で、ヨーク21の内周面に沿うように設けられている。駆動用マグネット23の内周側の面がN極であり、駆動用マグネット23の外周側の面がS極である。このとき、駆動用マグネット23は、コイル22に通電させる方向と直交する方向に磁束が発生するように配置される。これにより、コイル22は、ローレンツ力を受けてX軸方向に力が働く。その結果、レンズ枠体52をX軸方向に沿って移動させることができる。
なお、本実施の形態では、位置検出部材の一例として駆動用マグネット23を用いているが、例えば位置検出部材を反射ミラーとしてもよい。
図4及び図5に示されるように、レンズ枠体52は、X軸方向に沿って移動可能である。レンズ枠体52は、第2のレンズ枠52aと、第2のレンズ群L2と、マグネット58(位置検出部材の一例)と、MR(Magneto Resistive)素子59(位置検出センサの一例)とを有する。第2のレンズ枠52aは、略円筒状に形成され、第1のレンズ枠51よりもX軸プラス方向側で第2のレンズ群L2を内部に保持する。第2のレンズ群L2は、第2のレンズ群L2の光軸が撮像素子の光軸Jと略一致するように、第1のレンズ群L1よりもX軸プラス方向側で、第1のレンズ群L1と対面するように設けられる。第2のレンズ枠52aには、ガイドポール53を挿通するポール挿通孔52cが形成されている。また、第1のレンズ枠51には、レンズ枠体52がX軸方向に直動するように、第2のレンズ枠52aを案内するレールが形成されている。なお、本実施の形態では、位置検出センサの一例としてMR素子59を用いているが、MR素子59の代わりに位置検出センサの一例としてホール素子を用いてもよい。
図5に示されるように、マグネット58は、MR素子59の近傍で第2のレンズ枠52aに設けられている。マグネット58が設けられた第2のレンズ枠52aが移動することで、マグネット58に生じる磁界の変化をMR素子59で検出する。
MR素子59は、レンズ枠体52の位置を検出するためのセンサであり、第2のレンズ枠52aに設けられる。MR素子59は、例えば撮影時に、レンズ枠体52を移動させると、MR素子59に対するマグネット58の位置が変化する。このとき、MR素子59の位置における磁束が変化し、MR素子59の出力が変化する。こうして、MR素子59の出力を検出すれば、レンズ枠体52のシフト位置を検出することができる。なお、位置検出センサの一例として、磁気式であるMR素子59又はホール素子を用いてもよく、反射式のフォトインタラプタを用いてもよい。電力の供給は、フレキシブル配線を介して伝達してもよい。
図4に示されるように、ガイドポール53は、例えば円柱状をなした金属製の部材であり、X軸方向と略平行に延びている。ガイドポール53は、第2のレンズ枠52aをX軸方向に移動可能に支持する。言い換えれば、ガイドポール53は、光軸Jに沿って移動するようにレンズ枠体52をガイドする。ガイドポール53の一端側(X軸マイナス方向側)は第1の群鏡筒50の第1のレンズ枠51に固定(保持)され、ガイドポール53の他端側(X軸プラス方向側)はガイドカバー150に固定(保持)されている。ガイドポール53の一部は突出部153の配置空間150aに配置される。
なお、本実施の形態では1本のガイドポール53を用いているが、本数は特に限定されない。第2のレンズ枠52aがガイドポール53を摺動することで、第2のレンズ群L2を所定の位置で位置決め固定することができる。
ガイドカバー150は、樹脂製のカバー部材であり、第1の群鏡筒50のX軸プラス方向側の端部に設けられる。具体的には、ガイドカバー150は、第1のレンズ枠51のX軸プラス方向側(被写体側)の端部に固定(保持)されている。ガイドカバー150は、平板部151と、突出部153とを有する。平板部151及び突出部153は、例えば、インサート成型などで一体成型に形成されている。
平板部151は、平面視で略円弧状をなした平板であり、略円筒状をなした第1のレンズ枠51のX軸プラス方向側の端縁の一部を沿うように設けられている。平板部151には、2つのネジ55、56をそれぞれ挿通することが可能な第1の挿通孔151a及び第2の挿通孔151bが形成されている。本実施の形態では第1の挿通孔151a及び第2の挿通孔151bが形成されているが、他にも挿通孔が形成されていてもよい。また、第1の挿通孔151a及び第2の挿通孔151bの箇所も特に限定されない。第1の挿通孔151aは、平面視で略円弧状をなした平板部151の一端側に形成されている。第2の挿通孔151bは、平面視で略円弧状をなした平板部151の中央近傍に形成されている。
ガイドカバー150を第1のレンズ枠51のX軸プラス方向側の端縁に設けた場合に、平板部151における第1の挿通孔151a及び第2の挿通孔151bは、第1のレンズ枠51における複数のネジ穴と対応している。
2つのネジ55、56は、金属製をなしている。一方のネジ55は、第1の挿通孔151aを挿通し、第1のレンズ枠51における第1の挿通孔151aと対応するネジ穴と螺合する。また、他方のネジ55は、第2の挿通孔151bを挿通し、第1のレンズ枠51における第2の挿通孔151bと対応するネジ穴と螺合する。これにより、平板部151は、この2つのネジ55、56により、第1のレンズ枠51のX軸プラス方向の端部に固定される。
図7及び図8に示されるように、突出部153は、平板部151の被写体側の面(X軸プラス方向側の面)からX軸プラス方向に突出する部材である。突出部153の長さDは、第1の群鏡筒50におけるX軸方向の長さの約1/3以上に設定していてもよい。突出部153の先端部(X軸プラス方向の端部)には、段部156が形成されている。突出部153の先端面は、第1の平面156aと、第2の平面156bと、側面156cとを有する。第1の平面156aは、第2の平面156bに対してX軸マイナス方向に凹む面である。言い換えれば、段部156は、第2の平面156bが第1の平面156aに対してX軸プラス方向に突出して形成された部位である。側面156cは、第1の平面156aの壁面であり、第1の平面156aから第2の平面156bまでの段部156の壁面である。
平板部151のX軸プラス方向側の面を基準とした場合に、第2の平面156bは、第1の平面156aよりも被写体側に位置している。
突出部153は、第1の突出本体部154aと、第2の突出本体部154bと、リブ155bとを有する。
第1の突出本体部154aは、X軸方向に長尺な略角柱状をなした部材である。第1の突出本体部154aの先端面が第1の平面156aである。第1の突出本体部154aには、光軸J方向の一端側から他端側まで貫通する突出側挿通孔153cが形成されている。言い換えれば、突出側挿通孔153cは、第1の平面156aから第1の突出本体部154aのX軸マイナス方向側(被写体側)の面まで延びている。突出側挿通孔153cは、ガイドカバー150を第1のレンズ枠51のX軸プラス方向側の端縁に設けた場合に、第1のレンズ枠51における雌ネジ穴51dと対応している。
締結部材160は、突出部153よりも強固な金属製をなす長ビスであり、X軸方向と略平行に設けられる。締結部材160は、突出部153を介してガイドカバー150を第1のレンズ枠51に締結している。
具体的には、締結部材160は、頭部161と、円柱部162と、雄ネジ部163とを有する。頭部161は、締結の際に第1の平面156aから突出する部分である。円柱部162は、頭部161からX軸マイナス方向に延びている。円柱部162の呼び長さは、突出側挿通孔153cの長さに相当していてもよい。雄ネジ部163は、円柱部162のX軸マイナス方向の端部から、さらにX軸マイナス方向に延びている。雄ネジ部163の外周面には、ネジ山とネジ溝とが螺旋状に形成されている。雄ネジ部163は、第1のレンズ枠51における雌ネジ穴51dに螺合する。こうして、締結部材160は、突出側挿通孔153cを挿通して雌ネジ穴51dに締結することで、突出部153を第1のレンズ枠51に固定する。つまり、締結部材160及び2つのネジ55、56がガイドカバー150を第1のレンズ枠51に固定する。
締結部材160がガイドカバー150を第1のレンズ枠51に固定した際に、締結部材160の頭部161における撮像面14a側の面と第1の平面156aとが密着し、ガイドカバー150の撮像面14a側と第1のレンズ枠51の被写体側の面とが密着して、ガイドカバー150が第1のレンズ枠51に押さえつけられる。これにより、ガイドカバー150の突出部153は、第1のレンズ枠51の被写体側に固定される。
なお、締結部材160は、長ビスに限定されず、ネジ、ボルト等であってもよい。また、ガイドカバー150は、2つのネジ55、56によって第1のレンズ枠51に固定されているが、ネジにより3箇所以上で第1のレンズ枠51に固定されていてもよい。
締結部材160の締結側とは反対側(被写体側)の一端は、突出部153の先端(第2の平面156bの仮想の延長面)から、突出部153の長さの1/2までの範囲に設けられる。締結部材160は、第1の突出本体部154aに設けられているため、2つのネジ55、56と異なる高さに設けられている。
また、X軸方向における締結部材160の長さは、第1のレンズ枠51の雌ネジ穴51dと締結できる長さであり、突出部153の長さDの1/2以上よりも長い。本実施の形態では、締結部材160の長さは、突出部153の長さよりも長い。
締結部材160の頭部161は、平板部151を固定する2つのネジ55、56の頭部と同一の高さに設けられていないことが好ましい。本実施の形態では、締結部材160の頭部161は、2つのネジ55、56の頭部よりもX軸プラス方向側に位置している。なお、ガイドカバー150を第1のレンズ枠51に固定した際に、締結部材160の頭部161は、第2の平面156bにおける仮想の延長面よりもX軸プラス方向に飛び出ていないことが好ましい。言い換えれば、締結部材160によってガイドカバー150を第1のレンズ枠51に締結した際に、締結部材160の頭部161は、第2の平面156bにおける仮想の延長面の高さ以下である。
第2の突出本体部154bは、X軸方向に長尺な部材であり、第1の突出本体部154aのZ軸マイナス方向側(ガイドポール53側)で隣接し、第1の突出本体部154aと一体化されている。第2の突出本体部154bの一部には、X軸方向に長尺に切り欠かれた配置空間150aが形成されている。第2の突出本体部154bの先端面が第2の平面156bである。
第2の突出本体部154bは、抑え部155aを有している。抑え部155aは、第2の突出本体部154bの先端側に設けられ、この先端側から光軸Jと略直交する方向に張り出す部位である。抑え部155aにおけるX軸マイナス方向側の端面は、第2の平面156bの一部を構成している。抑え部155aのX軸マイナス方向側では、ガイドポール53の他端側(X軸プラス方向側の端部)を固定している。
リブ155bは、平板部151及び突出部153に対して略垂直に形成されている。具体的には、リブ155bは、平板部151のX軸プラス方向側の面と、第1の突出本体部154aの外周面との間に形成されている。リブ155bは、平板部151と突出部153との間の強度を高めている。本実施の形態では、リブ155bは、略三角形状をなしている。
図3に示されるように、第2の群鏡筒60は、手ぶれ防止ユニット(OIS:optical image stabilization)61と、第3のレンズ枠65と、第3のレンズ群L3とを有する。
手ぶれ防止ユニット61は、手ぶれ防止レンズ枠62と、手ぶれ補正用の手ぶれ補正レンズ群63とを保持する。手ぶれ補正レンズ群63は、手ぶれ防止レンズ枠62により位置決めされる。手ぶれ補正レンズ群63は、手ぶれ補正レンズ群63の光軸が撮像素子14の光軸Jと略一致するように配置されている。手ぶれ補正レンズ群63は、第2のレンズ群L2よりもX軸プラス方向側で、第2のレンズ群L2と対面するように設けられる。
第3のレンズ枠65は、像ぶれ補正用の第3のレンズ群L3を内部に保持する。第3のレンズ群L3は、第3のレンズ枠65により位置決めされる。手ぶれ補正レンズ群63は、手ぶれ補正レンズ群63の光軸が撮像素子14の光軸Jと略一致するように配置されている。第3のレンズ群L3は、手ぶれ補正レンズ群63よりもX軸プラス方向側で、手ぶれ補正レンズ群63と対面するように設けられる。
図2及び図3に示されるように、シャッターユニット70は、直進枠40に設けられた状態で、第3のレンズ枠65と第4のレンズ枠80との間に保持されている。シャッターユニット70は、アクチュエータ15で回転駆動されるカム筒30に形成されているカムフォロア及びカム溝と嵌合してもよい。アクチュエータ15によりカム筒30が回転すると、シャッターユニット70がX軸方向に移動してもよい。
シャッターユニット70は、ズーム用の第1のレンズ群L1のシャッターを開閉し、手ぶれ補正ユニットによって手ぶれ補正を行い、絞り機構によって絞りの調整をする。このシャッターユニット70や手ぶれ防止ユニット61や絞り機構等を制御する電気信号は、信号伝達用のフレキシブル配線を介して伝達する。
移動鏡筒12は、固定鏡筒11に対して外側に繰り出されたり(X軸プラス方向(光軸J方向)に直進)、固定鏡筒11の内部に収納されたりする(X軸マイナス方向に直進)。移動鏡筒12は、その一部が固定鏡筒11の内側に保持されている。
移動鏡筒12は、化粧枠17と、第4のレンズ枠80と、第5のレンズ枠90と、第4のレンズ群L4と、第5のレンズ群L5と、フィルター枠18とを有している。
化粧枠17は、筒状をなした筐体であり、固定鏡筒11に対して前方に繰り出される。レンズ群枠は、アクチュエータ15によりX軸方向に移動する。
化粧枠17のX軸プラス方向の端面には、第4のレンズ枠80と、第5のレンズ枠90とが固定されている。第4のレンズ枠80は、第4のレンズ群L4を保持する。
第4のレンズ枠80は、化粧枠17の内部でX軸方向に直進可能に設けられている。第4のレンズ枠80も、化粧枠17を移動させるアクチュエータ15によりX軸方向に移動させてもよい。第4のレンズ枠80は、第4のレンズ群L4を内部に保持する。第4のレンズ枠80は、ズームのために用いるレンズである。第4のレンズ群L4は、第4のレンズ枠80により位置決めされる。第4のレンズ群L4は、第4のレンズ群L4の光軸が撮像素子14の光軸Jと略一致するように配置されている。第4のレンズ群L4は、シャッターユニット70よりもX軸プラス方向側で、シャッターユニット70を介して手ぶれ補正レンズ群63と対面するように設けられる。
フィルター枠18は、第5のレンズ枠90よりも被写体側で化粧枠17と係合することで、第5のレンズ枠90が化粧枠17の内部に保持される。フィルター枠18は、環状をなし、光学部材と係合するように、内部にネジ切り加工が施されている。
第5のレンズ群L5は、ズームのために用いるレンズであり、撮影レンズとなる対物レンズである。第5のレンズ群L5は、第5のレンズ枠90により位置決めされる。第5のレンズ群L5は、第5のレンズ群L5の光軸が撮像素子14の光軸Jと略一致するように配置されている。第5のレンズ枠90は、第5のレンズ群L5を内部に保持する。第5のレンズ群L5は、第5のレンズ枠90により位置決めされ、撮像素子14の光軸Jと略一致するように配置されている。第5のレンズ群L5は、第4のレンズ群L4よりもX軸プラス方向側で、第4のレンズ群L4と対面するように設けられる。
[比較例]
次に、比較例に係るレンズ鏡筒の構成について、図9を用いて説明する。
図9は、比較例に係るレンズ鏡筒の群鏡筒200の一部を示す部分拡大斜視図である。
比較例に係るレンズ鏡筒では、ガイドカバー250の突出部253に実施の形態の締結部材160が設けられていない点、突出部253に実施の形態の段部156が形成されていない点等で、実施の形態と相違する。
本比較例における他の構成は、実施の形態と同様であり、同一の構成については同一の符号を付して構成に関する詳細な説明を省略する。
図9で示されるように、平板部251には、実施の形態と同様の第1の挿通孔及び第2の挿通孔の他に、第3の挿通孔251cが形成されている。第3の挿通孔251cは、突出部253の近傍における平板部251の他端側に形成されている。突出部253は、実施の形態の第2の突出本体部154bに相当する。
第1のレンズ枠51には、ガイドカバー250を第1のレンズ枠51のX軸プラス方向側の端縁に設けた場合に、第3の挿通孔251cに対応するネジ穴が形成されている。
ガイドカバー250は、第1の挿通孔、第2の挿通孔及び第3の挿通孔251cをそれぞれ挿通するネジ261が第1のレンズ枠51のネジ穴に螺合することで、第1のレンズ枠51に固定される。
ガイドカバー250は、平板部251及び突出部253の他にリブ256を有している。リブ256は、平板部251及び突出部253に対して略垂直に形成されている。リブ256は、平板部251と突出部253との間の強度を高めている。
比較例の群鏡筒200では、突出部253の近傍で第1のレンズ枠51とネジ止めし、リブ256で平板部251及び突出部253の強度を高めているが、群鏡筒200を備えた撮像装置の振動などにより、突出部253が光軸Jと略交差する方向に向かってブレてしまう場合がある。つまり、リブ256を設けても、突出部253のブレを十分に抑制することができていない。振動などにより突出部253がブレれば、突出部253近傍で異音が生じてしまい、撮像時にその異音を集音するという不具合が生じる恐れがある。
[作用効果]
次に、本実施の形態に係るレンズ鏡筒10及び撮像装置1の作用効果について説明する。
上述したように、本実施の形態に係るレンズ鏡筒10は、光軸J方向に移動可能なレンズ枠体52と、レンズ枠体52の光軸Jに沿って移動するようにレンズ枠体52をガイドするガイドポール53と、ガイドポール53の一端側を保持する第1のレンズ枠51と、第1のレンズ枠51に保持されるガイドカバー150と、ガイドカバー150を第1のレンズ枠51に固定する締結部材160とを備える。また、ガイドカバー150は、ガイドポール53の他端側を保持し、光軸J方向に突出する突出部153を有する。そして、締結部材160は、突出部153を介してガイドカバー150を第1のレンズ枠51に締結している。
これにより、締結部材160が突出部153を介してガイドカバー150を第1のレンズ枠51の被写体側に締結している。このため、比較例に比べて、締結部材160が光軸Jと略交差する方向への突出部153のブレを抑制することができる。このため、突出部153が大型化し難く、第2のレンズ群L2の大きさを制限し難い。
また、このレンズ鏡筒10では、締結部材160が突出部153の強度を確保するため、突出部153のブレによる異音が発生し難い。
したがって、このレンズ鏡筒10では、ガイドカバー150の強度を確保するとともに、第1のレンズ枠51に対するガイドカバー150のブレを抑制することができる。
特に、締結部材160が金属材料から形成されているため、樹脂材料から形成される突出部153の強度を確保することができる。
また、本実施の形態に係る撮像装置1は、レンズ鏡筒10を備える。
これによれば、突出部153が光軸Jと略交差する方向にブレ難いため、異音が発生し難い。このため、この撮像装置1では、撮像時に振動による異音を集音し難い。
また、本実施の形態に係るレンズ鏡筒10において、突出部153には、光軸J方向の一端側から他端側まで貫通する突出側挿通孔153cが形成される。第1のレンズ枠51には、雌ネジ穴51dが形成される。そして、締結部材160は、突出側挿通孔153cを挿通して雌ネジ穴51dに締結する。
これによれば、突出部153の突出側挿通孔153cを挿通した締結部材160が第1のレンズ枠51の雌ネジ穴51dに螺合するため、ガイドカバー150が第1のレンズ枠51の被写体側に固定することができる。このため、締結部材160は、振動による突出部153のブレを抑制することができる。
また、本実施の形態に係るレンズ鏡筒10において、締結部材160の締結側とは反対側の一端は、突出部153の先端から、突出部153の長さDの1/2までの範囲に設けられる。
これによれば、比較例の突出部253に比べて突出部153の強度を確保することができるため、突出部153が光軸Jと交差する方向へのブレを抑制することができる。
また、本実施の形態に係るレンズ鏡筒10において、ガイドカバー150は、締結部材160が第1のレンズ枠51に締結した箇所以外に、少なくとも2箇所が他の締結部材160によって第1のレンズ枠51に固定される。そして、締結部材160は、2つのネジ55、56と異なる高さに設けられている。
これによれば、2つのネジ55、56が平板部151を固定し、締結部材160が突出部153を固定することができるため、ガイドカバー150全体を第1のレンズ枠51に固定することができる。
また、本実施の形態に係るレンズ鏡筒10において、レンズ枠体52は、レンズ枠体52を移動させるコイル22と、位置検出部材とを有する。第1のレンズ枠51は、レンズ枠体52の位置を検出するMR素子59と、駆動用マグネット23とを有する。また、本実施の形態に係るレンズ鏡筒10において、位置検出部材は、マグネット58又は反射ミラーである。そして、位置検出センサは、磁気式又は反射式である。
これらによれば、レンズ枠体52のシフト位置を検知することができる。
(実施の形態の変形例)
以下、実施の形態の本変形例に係る第1の群鏡筒350について、図10を用いて説明する。
図10は、実施の形態の変形例に係る撮像装置の第1の群鏡筒350を示す断面図である。
実施の形態の本変形例では、締結部材360の先端(X軸プラス方向)が、突出部353の長さDの約D/2に位置している点で実施の形態と相違する。
実施の形態の本変形例において、撮像装置における他の構成は、実施の形態の撮像装置1と同様であり、同一の構成については同一の符号を付して構成に関する詳細な説明を省略する。
図10に示すように、実施の形態の本変形例における締結部材360の長さは、実施の形態の締結部材360の長さよりも約D/2短い。具体的には、締結部材360の円柱部362の長さが実施の形態の円柱部162よりも短い。
また、突出部353の突出側挿通孔353cの長さにおいても、実施の形態の締結部材160の長さよりも約D/2短い。つまり、実施の形態の本変形例における第1の平面356aは、実施の形態の第1の平面156aよりも約D/2低い位置に位置している。
また、第2の突出本体部354bにおいては、実施の形態と同様の長さであるが、実施の形態の本変形例における第1の突出本体部354aの長さは、実施の形態の第1の突出本体部154aより約D/2短い。リブ355bは、第1の突出本体部354aの長さに合わせて設けられている。
本実施の形態では、締結部材360における被写体側の一端は、第2の突出本体部354bの先端(第2の平面356bの仮想の延長面)から、突出部353の長さDの約D/2の位置までに設けられる。
このような第1の群鏡筒350においても、比較例の突出部253に比べて突出部353の強度を確保することができるため、突出部353が光軸Jと交差する方向へのブレを抑制することができる。
特に、締結部材360の長さが、突出部353の長さDの1/2以上であればよいため、長尺な締結部材を用いる場合に比べ、製造コストの高騰化を抑制することができる。
実施の形態の本変形例においても、他の作用効果については、実施の形態と同様の作用効果を奏する。
(その他変形例等)
以上、実施の形態及び実施の形態の変形例に係るレンズ鏡筒及び撮像装置について、実施の形態及び実施の形態の変形例に基づいて説明したが、本開示は、上記実施の形態及び実施の形態の変形例に限定されるものではない。
例えば、上記実施の形態においては、移動鏡筒は、複数あってもよい。例えば、第1の移動鏡筒に対して第2の移動鏡筒が繰り出され、第2の移動鏡筒に対して第3の移動鏡筒が繰り出されてもよい。なお、3つの移動鏡筒を例に挙げたが、移動鏡筒の数は特に限定されない。また、第1の移動鏡筒に第2の移動鏡筒が収納され、第2の移動鏡筒に第3の移動鏡筒が収納される。
また、上記実施の形態における第1の群鏡筒は、例えば、手ぶれ防止用、フォーカシング用、ズーミング用等に用いてもよい。
なお、上記実施の形態では、ヨーク、駆動用マグネット等がレンズ枠体に設けられていてもよく、マグネット、MR素子等が第1のレンズ枠に設けられていてもよい。
以上のように、本開示における技術の例示として、実施の形態及び実施の形態の変形例を説明した。そのために、添付図面および詳細な説明を提供した。
したがって、添付図面および詳細な説明に記載された構成要素の中には、課題解決のために必須な構成要素だけでなく、上記技術を例示するために、課題解決のためには必須でない構成要素も含まれ得る。そのため、それらの必須ではない構成要素が添付図面や詳細な説明に記載されていることをもって、直ちに、それらの必須ではない構成要素が必須であるとの認定をするべきではない。
また、上述の実施の形態は、本開示における技術を例示するためのものであるから、特許請求の範囲またはその均等の範囲において種々の変更、置き換え、付加、省略などを行うことができる。
本開示は、被写体を撮像する撮像装置に適用可能である。
1 撮像装置
10 レンズ鏡筒
22 コイル
23 駆動用マグネット
51 第1のレンズ枠(ベース枠)
51d 雌ネジ穴(締結穴)
52 レンズ枠体
53 ガイドポール
55、56 ネジ(他の締結部材)
58 マグネット(位置検出部材)
59 MR素子(位置検出センサ)
150 ガイドカバー
151 平板部
153c、353c 突出側挿通孔
153、353 突出部
160、360 締結部材

Claims (7)

  1. 光軸方向に移動可能なレンズ枠体と、
    前記レンズ枠体の前記光軸に沿って移動するように前記レンズ枠体をガイドするガイドポールと、
    前記ガイドポールの一端側を保持するベース枠と、
    前記ベース枠に保持されるガイドカバーと、
    前記ガイドカバーを前記ベース枠に固定する締結部材とを備え、
    前記ガイドカバーは、前記ガイドポールの他端側を保持し、かつ、前記ベース枠から離れるように前記ガイドポールに沿って前記光軸方向に突出する突出部を有し、
    前記締結部材は、前記突出部を介して前記ガイドカバーを前記ベース枠に締結している
    レンズ鏡筒。
  2. 前記突出部には、前記光軸方向の一端側から他端側まで貫通する突出側挿通孔が形成され、
    前記ベース枠には、締結穴が形成され、
    前記締結部材は、前記突出側挿通孔を挿通して前記締結穴に締結する
    請求項1記載のレンズ鏡筒。
  3. 前記締結部材の締結側とは反対側の一端は、前記突出部の先端から、前記突出部の長さの1/2までの範囲に設けられる
    請求項1又は2記載のレンズ鏡筒。
  4. 前記ガイドカバーは、前記締結部材が前記ベース枠に締結した箇所以外に、少なくとも2箇所が他の締結部材によって前記ベース枠に固定され、
    前記締結部材は、前記他の締結部材と異なる高さに設けられている
    請求項1〜3のいずれか1項に記載のレンズ鏡筒。
  5. 前記レンズ枠体は、前記レンズ枠体を移動させるコイルと、位置検出部材とを有し、
    前記ベース枠は、前記レンズ枠体の位置を検出する位置検出センサと、駆動用マグネットとを有する
    請求項1〜4のいずれか1項に記載のレンズ鏡筒。
  6. 前記位置検出部材は、マグネット又は反射ミラーであり、
    前記位置検出センサは、磁気式又は反射式である
    請求項5記載のレンズ鏡筒。
  7. 請求項1〜6のいずれか1項に記載のレンズ鏡筒を備えた
    撮像装置。
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