JP2012532604A - ミミズの生殖巣再生能力を利用した形質転換ミミズの作製方法、これにより作製された形質転換ミミズ、及び形質転換ミミズの体液から組換たんぱく質の生産方法 - Google Patents

ミミズの生殖巣再生能力を利用した形質転換ミミズの作製方法、これにより作製された形質転換ミミズ、及び形質転換ミミズの体液から組換たんぱく質の生産方法 Download PDF

Info

Publication number
JP2012532604A
JP2012532604A JP2012519484A JP2012519484A JP2012532604A JP 2012532604 A JP2012532604 A JP 2012532604A JP 2012519484 A JP2012519484 A JP 2012519484A JP 2012519484 A JP2012519484 A JP 2012519484A JP 2012532604 A JP2012532604 A JP 2012532604A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
earthworm
transformed
producing
recombinant protein
body fluid
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2012519484A
Other languages
English (en)
Other versions
JP5542928B2 (ja
Inventor
フェギョン キム
チヒョン アン
オンシク タク
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Ecogenecraft Inc
Original Assignee
Ecogenecraft Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Ecogenecraft Inc filed Critical Ecogenecraft Inc
Publication of JP2012532604A publication Critical patent/JP2012532604A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5542928B2 publication Critical patent/JP5542928B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Classifications

    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C12BIOCHEMISTRY; BEER; SPIRITS; WINE; VINEGAR; MICROBIOLOGY; ENZYMOLOGY; MUTATION OR GENETIC ENGINEERING
    • C12NMICROORGANISMS OR ENZYMES; COMPOSITIONS THEREOF; PROPAGATING, PRESERVING, OR MAINTAINING MICROORGANISMS; MUTATION OR GENETIC ENGINEERING; CULTURE MEDIA
    • C12N15/00Mutation or genetic engineering; DNA or RNA concerning genetic engineering, vectors, e.g. plasmids, or their isolation, preparation or purification; Use of hosts therefor
    • C12N15/09Recombinant DNA-technology
    • C12N15/63Introduction of foreign genetic material using vectors; Vectors; Use of hosts therefor; Regulation of expression
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A01AGRICULTURE; FORESTRY; ANIMAL HUSBANDRY; HUNTING; TRAPPING; FISHING
    • A01KANIMAL HUSBANDRY; AVICULTURE; APICULTURE; PISCICULTURE; FISHING; REARING OR BREEDING ANIMALS, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR; NEW BREEDS OF ANIMALS
    • A01K67/00Rearing or breeding animals, not otherwise provided for; New or modified breeds of animals
    • A01K67/033Rearing or breeding invertebrates; New breeds of invertebrates
    • A01K67/0333Genetically modified invertebrates, e.g. transgenic, polyploid
    • A01K67/0335Genetically modified worms
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A01AGRICULTURE; FORESTRY; ANIMAL HUSBANDRY; HUNTING; TRAPPING; FISHING
    • A01KANIMAL HUSBANDRY; AVICULTURE; APICULTURE; PISCICULTURE; FISHING; REARING OR BREEDING ANIMALS, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR; NEW BREEDS OF ANIMALS
    • A01K67/00Rearing or breeding animals, not otherwise provided for; New or modified breeds of animals
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C12BIOCHEMISTRY; BEER; SPIRITS; WINE; VINEGAR; MICROBIOLOGY; ENZYMOLOGY; MUTATION OR GENETIC ENGINEERING
    • C12NMICROORGANISMS OR ENZYMES; COMPOSITIONS THEREOF; PROPAGATING, PRESERVING, OR MAINTAINING MICROORGANISMS; MUTATION OR GENETIC ENGINEERING; CULTURE MEDIA
    • C12N5/00Undifferentiated human, animal or plant cells, e.g. cell lines; Tissues; Cultivation or maintenance thereof; Culture media therefor
    • C12N5/10Cells modified by introduction of foreign genetic material
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A01AGRICULTURE; FORESTRY; ANIMAL HUSBANDRY; HUNTING; TRAPPING; FISHING
    • A01KANIMAL HUSBANDRY; AVICULTURE; APICULTURE; PISCICULTURE; FISHING; REARING OR BREEDING ANIMALS, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR; NEW BREEDS OF ANIMALS
    • A01K2227/00Animals characterised by species
    • A01K2227/70Invertebrates
    • A01K2227/703Worms, e.g. Caenorhabdities elegans

Landscapes

  • Life Sciences & Earth Sciences (AREA)
  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Biotechnology (AREA)
  • Health & Medical Sciences (AREA)
  • Zoology (AREA)
  • Genetics & Genomics (AREA)
  • Environmental Sciences (AREA)
  • Bioinformatics & Cheminformatics (AREA)
  • Organic Chemistry (AREA)
  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Biomedical Technology (AREA)
  • Wood Science & Technology (AREA)
  • Biodiversity & Conservation Biology (AREA)
  • General Engineering & Computer Science (AREA)
  • Animal Behavior & Ethology (AREA)
  • Animal Husbandry (AREA)
  • Biochemistry (AREA)
  • Microbiology (AREA)
  • General Health & Medical Sciences (AREA)
  • Cell Biology (AREA)
  • Physics & Mathematics (AREA)
  • Biophysics (AREA)
  • Molecular Biology (AREA)
  • Plant Pathology (AREA)
  • Micro-Organisms Or Cultivation Processes Thereof (AREA)
  • Preparation Of Compounds By Using Micro-Organisms (AREA)

Abstract

本発明は、ミミズの生殖巣再生能力を利用した形質転換ミミズの作製方法、これにより作製された形質転換ミミズ、及び形質転換ミミズの体液からの組換たんぱく質の生産方法に関する。本発明による形質転換ミミズの作製方法は、従来の形質転換技術の短所を補完する形態の新しい生命工学的技法で高い注入効率性を有し、胚性幹細胞のような全能性を有する再生芽細胞を使用することで、形質転換体の全ての部位に組換遺伝子を挿入することができるため、形質転換体の体液を通じて組換たんぱく質を生産することができ、生殖巣に標的遺伝子を直接投入することで、代理母(動物)が必要とされず、生殖可能な形質転換体を利用するため、持続的に多数の形質転換体を生産することができ、既存の形質転換技術より簡単で、且つ、高価の装備及び熟練した技術を必要としない。

Description

本発明は、ミミズの生殖巣再生能力を利用した形質転換ミミズの作製方法、これにより作製された形質転換ミミズ、及び形質転換ミミズの体液からの組換たんぱく質の生産方法に関する。
従来の形質転換法(transgenesis)には、大きく体細胞形質転換と生殖細胞形質転換とがある。体細胞形質転換は、新しい遺伝形質が処置動物では現れるが次の世代には伝達されない方法であり、生殖細胞形質転換は、新しい遺伝子を生殖細胞に直接或いは形質転換細胞が生殖細胞に転移されるように誘導して新しい遺伝形質が持続的に発現するようにする方法である。
生殖細胞形質転換法としては、前核注入法、ウイルスベクター利用法、胚性幹細胞利用法、核移植法、体外受精法などがある。
前記前核注入法は、受精卵の核に新しい遺伝子を入れてこれを着床させて形質転換体を構築する方法であって、この際に、着床した受精卵の細胞分裂時期に、染色体に遺伝子がランダムに挿入され、その形質を現すこととなる。この方法は、最も簡単で比較的に高い効率を示すため、現在、最も産業的に多く使われている(Gordon JW,Ruddle FH,1981.Science 214:1244246;Hammer RE,Pursel VG,Rexroad CE,Jr., Wall RJ,Bolt DJ,Ebert KM,et al.1985.Nature 315:68083)。しかし、新しい遺伝子の発現により新しい形質を得る反面、ランダムな挿入で発現度を調節することが難しく、正確な結果が得られないという短所がある。
前記ウイルスベクター利用法は、前核注入方法とは非常に類似であるが、新しい遺伝子を直接注入するのではなく、非毒性処理ウイルスベクターを利用して組換遺伝子を作り、強力なウイルスの感染方法を通じて形質転換体を構築する方法である。この方法は、非常に高い遺伝子注入効率のために、人間において遺伝子治療法として使用されているが、前核注入法と同様に、ランダムな挿入による発現調節が難しいという短所がある(Jaenisch R,Fan H,Croker B,1975.Proc Natl Acad Sci USA 72:4008012;Robertson E,Bradley A,Kuehn M,Evans M,1986.Nature 323:44548)。
前記胚性幹細胞利用法は、全能性をもつ胚性幹細胞の未分化細胞に新しい遺伝子を導入して形質転換させた胚性幹細胞を新しい受精卵に移植すると、胎児発達過程中に移植された胚性幹細胞が生殖細胞に分化して形質転換動物が生まれるという方法である。この方法は、新しい遺伝子を固体の特定の部位に注入できるという特徴を有するため、一般的に研究用の形質転換動物を作製することに使用されている。また、この方法により作られる形質転換動物は、特定の遺伝部位を調節するため、産業的、かつ医学的に、その利用範囲が非常に広いという長所を有するが、その反面、他の方法に比べて時間とコストがかかり、現在、齧歯類を除いた他の動物では構築方法が確立していない(Martin GR,1981.Proc Natl Acad Sci USA 78:7634638;Thomas KR,Capecchi MR,1987.Cell 51:50312;Nagano M,Brinster CJ,Orwig KE,Ryu BY,Avarbock MR,Brinster RL,2001.Proc Natl Acad Sci USA 98:130903095)。
前記核移植法は、クローン羊ドリーを通じて広く知られた方法で、未受精卵の核を除去して供与細胞の核を移植して、代理母(動物)の体内で個体として発達させる方法である。この方法は、核供与細胞として、受精卵由来未分化細胞から体細胞まで殆ど制限無く使用することができ、一気に多くの数の形質転換動物を複製生産できるという長所がある反面、まだ非常に低い生産効率と死産及び奇形出産など、解決すべき課題を抱えている(Willadsen SM, 1986.Nature 320:635;Schnieke AE,Kind AJ,Ritchie WA,Mycock K,Scott AR,Ritchie M,Wilmut I,et al.,1997.Science 278:2130133;Cibelli JB,Stice SL,Golueke PJ, Kane JJ,Jerry J,Blackwell C, et al.,1998.Science 280:1256258)。
前記体外受精法は、試験管ベビーとして親しまれた方法であり、精子と卵子の受精を体外で行った後、母体に移植して妊娠できるようにする方法である。この過程を活用して形質転換動物を生産し、体外受精の実施前に精子の頭部分に新しい遺伝子を取り付けて卵子と受精させると、流入された新しい遺伝子により形質を発現することとなり、形質転換動物の生産が可能となる。この方法は、既存の形質転換動物生産技法のうち最も簡単で、高価の装備を必要としないが、まだ成功した例が少なく、且つ、ランダムな遺伝子変形のみ可能という限界がある(Brackett BG,Baranska W,Sawicki W,Koprowski H,1971.Proc Natl Acad Sci USA 68:35357;Maione B,Lavitrano M,Spadafora C,Kiessling AA,1998. Mol Reprod Dev 50:40609;Rieth A,Pothier F,Sirard MA,2000.Molecular Reproduction and Development 57:33845; Celebi C,Guillaudeux T,Auvray P,Vallet−Erdtmann V,Jegou B,2003.Biol Reprod 68:1477483)。
しかし、前記に述べた全ての方法は、形質転換体を構築するのに時間とコストが非常にかかり、高価の装備と熟練した研究人力が必要とされる。
一方、ミミズは、いわゆる、土龍、地龍或いは白頸蚯蚓と呼ばれる貧毛類の環形動物であって、一体に雌性器官と雄性器官とを有している雌雄同体でありながら、各地の豊かな湿地帯の土壌の中で有機物を摂取しながら生きる。このようなミミズは、世界的におよそ2,700種余りが分布しているものと知られており、韓国にはおよそ60種類ほど生息するものと報告されている。東醫寶鑑や本草綱目などの韓国の医学書によると、ミミズは、薬用成分が含まれており、溶血、解熱などの効果があるだけでなく、腸内の寄生虫の殺虫、解熱作用、発狂、黄疸、季節性伝染病、咽喉炎などに効果があると知られている。またミミズは、一部種で再生能力を有していることが知られている。ミミズの再生は、主要器官が含まれない環帯以後に限られて現れると知られており、種によって非常に多様な再生能力を示している。しかし、一部の研究者は、環帯以前の器官も再生できるという学説を主張しているが、その生物学的なメカニズムと方法については知られていない。また、ミミズの再生能力を利用した形質転換技術に関する研究についても未だ無い状態である。
従って、ミミズの再生能力を利用した形質転換方法に関する開発の必要性が求められている。
本発明者等は、従来の形質転換技術の短所を補完して時間とコストが少なくかかり、簡単に形質転換体を構築することができる方法について研究していたところ、ミミズの生殖巣を含む前半部を切断した後、再生を誘導して再生芽細胞を形成させ、再生初期にミミズの再生芽細胞部位に組換遺伝子発現ベクターを注入して形質転換されたミミズを作製し、前記形質転換されたミミズの体液から組換たんぱく質を生産することができることを確認し、本発明を完成した。
本発明は、ミミズの生殖巣再生能力を利用した形質転換ミミズの作製方法を提供しようとする。
また、本発明は、前記方法により作製された形質転換ミミズを提供しようとする。
また、本発明は、前記形質転換ミミズの体液から組換たんぱく質の生産方法を提供しようとする。
図1は山ミミズ(Perionyx excavatus)の生殖巣が含まれる前半部を切断した後、6時間後に生成された再生芽細胞(矢印の部分)を光学顕微鏡で観察した結果を示した図である。 図2は山ミミズの生殖巣が含まれる前半部を切断した後、約30日が過ぎた後、再生部位に精巣と卵巣が再生されたことを光学顕微鏡で観察した結果を示した図である。 図3は本発明の組換遺伝子発現ベクター(pCMV−hEPO,pCMV−hGH)の導入模式図を示した図である。 図4は形質転換されたミミズのgenomic DNA PCRを通じたhEPO遺伝子の検出を示した図である。 図5は形質転換されたミミズのgenomic DNA PCRを通じたhGH遺伝子の検出を示した図である。 図6は形質転換されたミミズの体液から分離した人組換たんぱく質(hEPO)が発現したかどうかを免疫ブロッティングにて分析した結果を示した図である。 図7は形質転換されたミミズの体液から分離した人組換たんぱく質(hGH)が発現したかどうかを免疫ブロッティングにて分析した結果を示した図である。 図8はミミズの体液から抽出したhEPOを皮下及び腹腔注射したマウスの血色素の含量変化を示した図である。 図9はミミズの体液から抽出したhEPOを経口投与したマウスの血色素の含量変化と血液でhEPOが存在するか否かを免疫ブロッティングにて検査した結果を示した図である。
本発明は、
1)ミミズの生殖巣を含む前半部を切断した後、再生を誘導して再生芽細胞を形成する段階、
2)pCMV_EGFP−C1ベクターに標的遺伝子を導入して組換遺伝子発現ベクターを作製する段階、及び
3)前記1)段階で切断した後、24時間以内に再生が始まったミミズの再生芽細胞部位に、前記2)段階で作製した組換遺伝子発現ベクターを注入し、代を次いで培養して形質転換されたミミズを作製する段階を含む、ミミズの生殖巣再生能力を利用した形質転換ミミズの作製方法を提供する。
また、本発明は、前記方法により作製された形質転換ミミズを提供する。
また、本発明は、
1)前記形質転換ミミズからミミズの体液を得る段階、
2)前記1)段階から得たミミズの体液に溶解緩衝液(lysis buffer)を入れて攪拌機で均質粉砕して均質液を得る段階、
3)前記均質液を遠心分離し沈殿を通じて組換たんぱく質を収得する段階、及び
4)前記収得された組換たんぱく質を精製及び分離する段階を含む、組換たんぱく質の生産方法を提供しようとする。
以下、本発明について詳しく説明する。
本発明によるミミズの生殖巣再生能力を利用した形質転換ミミズの作製方法は、ミミズの生殖巣を含む前半部を切断した後、再生を誘導して再生芽細胞を形成させ、再生初期にミミズの再生芽細胞部位に組換遺伝子発現ベクターを注入して形質転換されたミミズを作製することを特徴とする。
前記ミミズは、前半部に生殖巣を含むミミズはいずれも可能で、前記前半部とは、一般的に環帯部位まで含むことを意味する。前記ミミズは、環形動物(Annelids)のうち多毛類(Polychaeta)と貧毛類(Oligochaeta)に属するミミズを全て含むことができ、本発明では、特に山ミミズ(Perionyx excavatus)或いはヤマトヒメミミズ(Enchytraeus japonensis)が好ましい。
前記標的遺伝子としては、成長ホルモン、成長ホルモン分泌誘導ホルモン、性腺ホルモン、性ホルモン分泌誘導ホルモン、インターフェロン類及びインターフェロン受容体類、コロニー刺激因子、インターロイキン類、エリスロポエチン、インシュリン、アンジオテンシン、トロンボポエチン、レプチン、レチノール結合因子、アディポネクチン、骨形成成長因子、B細胞因子、T細胞因子、神経成長因子類、細胞表面抗原、単一クローン抗体、ウイルス由来ワクチン抗原、血液凝固調節因子、プロラクチン、肥満抑制調節因子、抗酸化酵素(SOD)、たんぱく質分解酵素などを含むが、これに限られない。本発明では、人間エリスロポエチン(human erythropoietin,hEPO)と人間成長ホルモン(hGH)が好ましい。
また、本発明は、前記方法で形質転換されたミミズの体液から組換たんぱく質を大量生産することができる。具体的には、前記形質転換ミミズからミミズの体液を得た後、これに溶解緩衝液を入れて攪拌機で均質粉砕して均質液を得た後、前記均質液を遠心分離し沈殿を通じて組換たんぱく質を収得し、収得された組換たんぱく質を精製及び分離する。
前記ミミズの体液は、1)アルコールを利用して抽出する方法、2)冷温水を含む温度調節装置の温度偏差を利用して抽出する方法、3)しおを含む塩を利用して抽出する方法、4)体液抽出緩衝液(body fluid extraction buffer)を利用して抽出する方法、及び5)電気衝撃を利用して抽出する方法のうち選ばれた方法を利用してミミズから抽出して得ることができる。
前記組換たんぱく質は、一般的に生理活性ポリペプチドを含む概念であって、ホルモン、サイトカイン、インターロイキン、インターロイキン結合たんぱく質、酵素、抗体、成長因子、転写調節因子、血液因子、ワクチン、構造たんぱく質、リガンドたんぱく質或いは受容体、細胞表面抗原、受容体拮抗物質のような多様なたんぱく質及びこれらの誘導体及び類似体が挙げられる。具体的には、成長ホルモン、成長ホルモン分泌誘導ホルモン、性腺ホルモン、性ホルモン分泌誘導ホルモン、インターフェロン類及びインターフェロン受容体類、コロニー刺激因子、インターロイキン類、エリスロポエチン、インシュリン、アンジオテンシン、トロンボポエチン、レプチン、レチノール結合因子、アディポネクチン、骨形成成長因子、B細胞因子、T細胞因子、神経成長因子類、細胞表面抗原、単一クローン抗体、ウイルス由来ワクチン抗原、血液凝固調節因子、プロラクチン、肥満抑制調節因子、抗酸化酵素(SOD)、たんぱく質分解酵素などを含むが、これに限定されない。本発明では、人間エリスロポエチン(hEPO)と人間成長ホルモン(hGH)が好ましい。
本発明によるミミズの生殖巣再生能力を利用した形質転換ミミズの作製方法は、従来の形質転換技術の短所を補完する形態の新しい生命工学的技法により高い注入効率性を有し、胚性幹細胞のような全能性をもつ再生芽細胞を使用することで、形質転換体の全ての部位に組換遺伝子を挿入することができ、形質転換体の体液を通じて組換たんぱく質を生産することができ、生殖巣に標的遺伝子を直接投入することで、代理母(動物)が必要とされず、生殖可能な形質転換体を利用するため、持続的に多数の形質転換体を生産することができ、既存の形質転換技術より簡単で、高価の装備及び熟練した技術を必要としない。
以下、本発明の理解のため、好ましい実施例を提示する。しかし、下記の実施例は、本発明をより容易に理解するため提供されるものであり、実施例により本発明の内容が限定されるのではない。
実施例1:山ミミズの生殖巣の再生誘導
山ミミズ(Perionyx excavatus)の生殖巣を含む前半部再生を誘導するため、山ミミズの生殖巣が含まれる環帯部位の後ろから5〜15節から頭部分を切断した。切断されたミミズを水に浸した紙のタオルを引いて70%の湿度が保たれる蓋のある試験皿に入れて、23±2℃に調節される恒温槽で飼育した。ミミズの切断部位から再生芽細胞が生成されるか確認するため、再生時期別に凍結切片組織を作り、光学顕微鏡で観察した。また、前半部が完全に再生されたミミズが生殖活動を通じて卵袋(3−4個の受精卵を含む袋)を生産することを光学顕微鏡で観察した。
山ミミズの生殖巣が含まれる前半部を切断した後、6時間後に生成された再生芽細胞(矢印の部分)を光学顕微鏡で観察した結果は図1に示し、山ミミズの生殖巣が含まれる前半部を切断した後、再生部位に精巣と卵巣が再生されたことを光学顕微鏡で観察した結果は図2に示した。
図1に示したとおり、山ミミズの再生芽細胞(矢印の部分)は、頭部分切断後、6時間以内に形成され始め、12〜18時間内に活発に分裂した。
また図2に示したとおり、山ミミズの再生芽細胞は、頭部分切断後、およそ30日が過ぎた後、ミミズの切断された前半部が完全に再生され、再生部位に新しい精巣と卵巣が形成されたことを確認した。
実施例2:標的遺伝子のクローニング、及び組換遺伝子発現ベクターの作製
既存に、NCBI(National Center of Biotechnology Information,米国国立生命工学情報センター)に報告され知られた人間エリスロポエチン(hEPO)と人間成長ホルモン(hGH)の遺伝子を確保するため、既存の塩基序列を基に標的遺伝子の特異的センス−プライマーとアンチセンス−プライマーをそれぞれ設計した(EPO: 5'−NNN CTC GAG ATG GGG GTG CAC GAA TGT CCT GCC TGG CTG−3', 5'−NNN GTC GAC TCT GTC CCC TGT CCT GCA GGC CTC CCC TGT−3'; GH: 5'−NNN GCT AGC ATG GCT ACA GGC TCC CGG ACG TCC−3', 5'−NNN GTC GAC CTA GAA GCC ACA GCT GCC CTC CAC−3';制限酵素部位を含む)。市販中の人細胞mRNA(Invitrogen)を利用して製作されたcDNAを鋳型としてPCRを行い(条件:94℃ 、5分、35回への94℃ 30秒、60℃ 30秒、72℃ 1分)、PCRの生成物を1%アガロースゲル電気泳動を利用して確認した。HiYield gel/PCR DNA Extraction Kit(Real Genomics)を利用してPCR生成物を精製し、精製されたPCR生成物の全長cDNAをpGEM T−easy cloning vector (Promega)に挿入した。標的遺伝子が挿入されたベクターをE.coli DH5α細胞に形質転換した後、形成れた白い コロニーを5mlのLB培地で16時間培養した。Plasmid spin kit(Gnemed)を利用して培養された細胞からプラスミドを抽出し、分離されたプラスミドは制限酵素 EcoRIを利用して切断した。切断後、アガロースゲル電気泳動を行いhEPOとhGH遺伝子の挿入を確認し、挿入が確認されたベクターは、Sp6逆方向プライマーとT7正方向プライマーを利用して塩基序列を最終決定した。
標的遺伝子を導入し発現するため'CMV promotor' gene expression systemを利用しようと、pCMV_EGFP−C1ベクター(Clontech)を選んで組換遺伝子を製作した。まず、ベクターに含まれている緑色蛍光たんぱく質(EGFP)標識遺伝子を制限酵素NheIとBamHIで切断して除去した。また標的遺伝子が含まれたクローンも前記と同様の制限酵素で切断して標的遺伝子を分別抽出した。前記ベクターと標的遺伝子を混ぜた後、T4 DNA ligaseで4℃で16時間組換遺伝子を製作した(pCMV−hEPO,pCMV−hGH)。これを大腸菌宿主に再度形質転換させ大量増幅し、その組換遺伝子を精製して形質転換ベクターとして使用した。
前記製作された組換遺伝子発現ベクター(pCMV−hEPO,pCMV−hGH)の導入模式図を図3に示した。
実施例3:形質転換されたミミズ(Pex−hEPO,Pex−hGH)の作製及び発現確認
山ミミズの生殖巣を含む前半部を切断した後、24時間以内に、再生が始まったミミズの再生芽細胞部位に前記実施例2で製作した組換遺伝子発現ベクター(pCMV−hEPO,pCMV−hGH)を0.3〜0.5μg/μlの濃度で注入し、初期再生期間である2週間十分に水分を供給し続け、代を次いで培養した。ある程度初期再生が完了したミミズは、再び餌の供給を再開するため、一定の方法で組成された土壌に投入して湿度70%、温度23±2℃に自動調節される恒温槽で飼育した。前記形質転換されたミミズをそれぞれPex−hEPOとPex−hGHと命名した。
3−1.形質転換されたミミズのgenomic DNAで標的遺伝子の検出
形質転換されたミミズのgenomic DNAに標的遺伝子が成功的に挿入されたかを確認するため、下記のような実験を行った。
再生が完成した形質転換ミミズを2日間濡れた紙のタオルが敷かれた試験ボックスに入れて内臓を空にさせた後、再生された前半部を再び切断してEl Adlouniなど(1995, Mole and Cell Biochem 142: 19−23)の方法に従ってミミズのgenomic DNAを抽出した。抽出したgenomic DNAを鋳型としてPCRを行い(条件;94℃ 5分、35回への94℃ 30秒、60℃ 30秒、72℃ 1分)、PCRの生成物を1%アガロースゲル電気泳動を利用してhEPOとhGH遺伝子の挿入を確認した。
形質転換されたミミズのgenomic DNA PCRを通じたhEPOとhGH遺伝子の検出は、それぞれ図4及び図5に示した。
図4及び図5に示したとおり、PCR生成物のhEPO遺伝子は、582bpであらわれ、hGH遺伝子は654bpであらわれることを確認した。
3-2.形質転換されたミミズに挿入された標的遺伝子から人組換たんぱく質(hEPO,hGH)の発現検証
形質転換されたミミズに挿入された標的遺伝子から人組換たんぱく質(hEPO,hGH)が発現するか否かを確認するため、免疫ブロッティング(immunoblotting)分析を行った。形質転換されたミミズから100%エチルアルコール(Merck)を使用してミミズの体液を抽出し、抽出液に溶解緩衝液(lysis buffer)を入れて攪拌機で300〜500rpmの速度で均質粉砕した。均質液を13,000rpmで10分間遠心分離し、アセトン沈殿法を通じて水溶性たんぱく質を収得した。得られたたんぱく質をpuredown Protein A/G agarose kit(GenDepot)に精製して10%ポリアクリルアミドゲルでたんぱく質を電気泳動して分離し、電気泳動したゲルをPVDF membraneでMini−gel transfer kit(Bio−Rad)を使用して70Vで1時間伝達した。分別されたたんぱく質が伝達されたmembraneを1×TBSTで洗った後、標的たんぱく質に対する1次抗体が1:2000の割合で希釈された遮断溶液(blocking solution)に入れて1時間攪拌させた。再度TBSTで15分ずつ4回洗浄し、2次抗体が1:5000の割合で希釈された遮断溶液に十分反応させTBSTで15分ずつ4回洗浄した。標的たんぱく質の存在の有無を観察するため、ECL(enhanced chemiluminescence)で染色し、ECL kit(Santa Cruz)のSolution A(Luminolとenhancer含む)とSolution B(Hydrogen peroxide含む)を同量混ぜた後、1分間振った後、membraneに混合したECL溶液を加えて1分間満遍なく攪拌させGel Document System(Bio−Rad)で撮影して標的たんぱく質の反応を検出した。
形質転換されたミミズの体液で分離した人組換たんぱく質(hEPO,hGH)が発現するか否かを免疫ブロッティングで分析した結果はそれぞれ図6及び図7に示した。
図6及び図7に示したとおり、形質転換されたミミズの体液で分離した人組換たんぱく質(hEPO)は、約39KDaで発現され、人組換たんぱく質(hGH)は約37KDaで発現された。
実施例4:発現された組換たんぱく質(EPO)の生物活性の検証
発現された組換たんぱく質の生理活性を測定するため、ミミズの体液から抽出したhEPOをマウスに投与し、その活性を測定した。具体的には、抽出したミミズの体液を凍結乾燥した後、再び生理食塩水に乾燥粉末が50%の濃度になるよう溶解させ、これをマウスに口腔投与、腹腔注射及び皮下注射の方法で注入した。注入後、EPOによる血色素含量の変化をマウスの目から採血した血液の赤血球容積率(hematocrit)を測定して確認した。また、口腔投与したマウスから抽出した血液のhEPOが存在するか否かを前記実施例3−2と同様に免疫ブロッティング方法で確認した。
ミミズの体液から抽出したhEPOを皮下及び腹腔注射したマウスの血色素含量変化は図8に示し、ミミズの体液から抽出したhEPOを経口投与したマウスの血色素含量変化と血液でhEPOが存在するか否かを免疫ブロッティングで検査した結果は図9に示した。
図8に示したとおり、ミミズの体液から抽出したhEPOを皮下及び腹腔注射したマウスの血色素含量は、それぞれ59.7%と67.0%を示し、hEPOを処理しないマウスの血色素含量は、52.8%を示した。
また、図9に示したとおり、ミミズの体液から抽出したhEPOを経口投与したマウスの血色素含量は、投与1日目に55.8%、2日目に58.3%、1週目に56.6%を示し、人組換たんぱく質(hEPO)が発現されることを確認した。また、hEPOを処理しないマウスの血色素含量は、55.1%〜55.5%と殆ど変化が無かった。
本発明によるミミズの生殖巣再生能力を利用した形質転換ミミズの作製方法は、従来の形質転換技術の短所を補完する形態の新しい生命工学的技法で高い注入効率性を有し、胚性幹細胞のような全能性を有する再生芽細胞を使用することで、形質転換体の全ての部位に組換遺伝子を挿入することができるため、形質転換体の体液を通じて組換たんぱく質を生産することができ、生殖巣に標的遺伝子を直接投入することで、代理母(動物)が必要とされず、生殖可能な形質転換体を利用するため、持続的に多数の形質転換体を生産することができ、既存の形質転換技術より簡単で、且つ、高価の装備及び熟練した技術を必要としない。

Claims (10)

  1. 1)ミミズの生殖巣を含む前半部を切断した後、再生を誘導して再生芽細胞を形成する段階、2)pCMV_EGFP−C1ベクターに標的遺伝子を導入して組換遺伝子発現ベクターを作製する段階、3)前記1)段階で切断した後、24時間以内に再生が始まったミミズの再生芽細胞部位に前記2)段階で作製した組換遺伝子発現ベクターを注入し、代を次いで培養して形質転換されたミミズを作製する段階、を含む、ミミズの生殖巣再生能力を利用した形質転換ミミズの作製方法。
  2. 前記ミミズは、前半部に生殖巣を含むミミズであることを特徴とする請求項1に記載の形質転換ミミズの作製方法。
  3. 前記ミミズは、環形動物(Annelids)多毛類(Polychaeta)或いは環形動物(Annelids)貧毛類(Oligochaeta)に属するミミズであることを特徴とする請求項2に記載の形質転換ミミズの作製方法。
  4. 前記ミミズは、山ミミズ(Perionyx excavatus)或いはヤマトヒメミミズ(Enchytraeus japonensis)であることを特徴とする請求項3に記載の形質転換ミミズの作製方法。
  5. 前記標的遺伝子は、成長ホルモン、成長ホルモン分泌誘導ホルモン、性腺ホルモン、性ホルモン分泌誘導ホルモン、インターフェロン類及びインターフェロン受容体類、コロニー刺激因子、インターロイキン類、エリスロポエチン、インシュリン、アンジオテンシン、トロンボポエチン、レプチン、レチノール結合因子、アディポネクチン、骨形成成長因子、B細胞因子、T細胞因子、神経成長因子類、細胞表面抗原、単一クローン抗体、ウイルス由来ワクチン抗原、血液凝固調節因子、プロラクチン、肥満抑制調節因子、抗酸化酵素(SOD)及びたんぱく質分解酵素からなる群から選ばれた1種以上であることを特徴とする請求項1に記載の形質転換ミミズの作製方法。
  6. 請求項1から5のいずれか一項の方法により作製された形質転換ミミズ。
  7. 前記形質転換ミミズは、Pex−hEPO或いはPex−hGHであることを特徴とする請求項6に記載の形質転換ミミズ。
  8. 1)請求項6の形質転換ミミズからミミズの体液を得る段階、2)前記1)段階から得たミミズの体液に溶解緩衝液(lysis buffer)を入れて攪拌機で均質粉砕して均質液を得る段階、3)前記均質液を遠心分離し沈殿を通じて組換たんぱく質を収得する段階、4)前記収得された組換たんぱく質を精製及び分離する段階、を含む、組換たんぱく質の生産方法。
  9. 前記1)段階でミミズの体液は、アルコールを利用して抽出する方法、冷温水を含む温度調節装置の温度偏差を利用して抽出する方法、塩化ナトリウムを含む塩を利用して抽出する方法、体液抽出緩衝液(body fluid extraction buffer)を利用して抽出する方法、及び電気衝撃を利用して抽出する方法のうち選ばれた方法を利用してミミズから抽出して得られたことを特徴とする請求項8に記載の組換たんぱく質の生産方法。
  10. 前記組換たんぱく質は、成長ホルモン、成長ホルモン分泌誘導ホルモン、性腺ホルモン、性ホルモン分泌誘導ホルモン、インターフェロン類及びインターフェロン受容体類、コロニー刺激因子、インターロイキン類、エリスロポエチン、インシュリン、アンジオテンシン、トロンボポエチン、レプチン、レチノール結合因子、アディポネクチン、骨形成成長因子、B細胞因子、T細胞因子、神経成長因子類、細胞表面抗原、単一クローン抗体、ウイルス由来ワクチン抗原、血液凝固調節因子、プロラクチン、肥満抑制調節因子、抗酸化酵素(SOD)及びたんぱく質分解酵素からなる群から選ばれた1種以上であることを特徴とする請求項8に記載の組換たんぱく質の生産方法。
JP2012519484A 2009-10-22 2010-10-15 ミミズの生殖巣再生能力を利用した形質転換ミミズの作製方法、これにより作製された形質転換ミミズ、及び形質転換ミミズの体液から組換たんぱく質の生産方法 Expired - Fee Related JP5542928B2 (ja)

Applications Claiming Priority (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
KR10-2009-0100907 2009-10-22
KR1020090100907A KR101235297B1 (ko) 2009-10-22 2009-10-22 지렁이의 생식소 재생능력을 이용한 형질전환 지렁이의 제조방법, 이에 의해 제조된 형질전환 지렁이, 및 형질전환 지렁이의 체액으로부터 재조합 단백질의 생산방법
PCT/KR2010/007078 WO2011049329A2 (ko) 2009-10-22 2010-10-15 지렁이의 생식소 재생능력을 이용한 형질전환 지렁이의 제조방법, 이에 의해 제조된 형질전환 지렁이, 및 형질전환 지렁이의 체액으로부터 재조합 단백질의 생산방법

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2012532604A true JP2012532604A (ja) 2012-12-20
JP5542928B2 JP5542928B2 (ja) 2014-07-09

Family

ID=43900795

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2012519484A Expired - Fee Related JP5542928B2 (ja) 2009-10-22 2010-10-15 ミミズの生殖巣再生能力を利用した形質転換ミミズの作製方法、これにより作製された形質転換ミミズ、及び形質転換ミミズの体液から組換たんぱく質の生産方法

Country Status (5)

Country Link
US (1) US8592207B2 (ja)
JP (1) JP5542928B2 (ja)
KR (1) KR101235297B1 (ja)
CN (1) CN102482678B (ja)
WO (1) WO2011049329A2 (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2016077225A (ja) * 2014-10-17 2016-05-16 独立行政法人国立高等専門学校機構 形質転換ミミズの作成方法及び組み換えタンパク質の生産方法及び組み換えタンパク質の回収方法
JP2019050827A (ja) * 2018-11-30 2019-04-04 独立行政法人国立高等専門学校機構 形質転換ミミズの作成方法及び組み換えタンパク質の生産方法
JP2020108361A (ja) * 2019-01-07 2020-07-16 独立行政法人国立高等専門学校機構 ミミズ細胞の保存方法及びミミズ細胞の形質転換方法

Families Citing this family (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN102288467B (zh) * 2011-07-20 2013-04-24 浙江工业大学 一种用于蛋白质组学分析的动物蛋白质样品的制备方法
CN112679573A (zh) * 2021-01-21 2021-04-20 广东莞垄农业生态科技有限公司 一种地龙抗菌肽的制备方法及其应用
CN113087787B (zh) * 2021-05-19 2023-03-21 广西医科大学第二附属医院(广西医科大学第二临床医学院) 一种蚯蚓血红蛋白分离及纯化方法

Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2001513987A (ja) * 1997-08-22 2001-09-11 ワシントン大学 誘導性制御システムおよびその使用
JP2003526364A (ja) * 2000-03-15 2003-09-09 プロルーム・リミテッド Renillareniformis蛍光タンパク質、その蛍光タンパク質をコードする核酸、および診断、ハイスループットスクリーニングおよび新規アイテムにおけるその使用

Family Cites Families (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
GB9914373D0 (en) * 1999-06-18 1999-08-18 Isis Innovation Process for oxidising aromatic compounds

Patent Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2001513987A (ja) * 1997-08-22 2001-09-11 ワシントン大学 誘導性制御システムおよびその使用
JP2003526364A (ja) * 2000-03-15 2003-09-09 プロルーム・リミテッド Renillareniformis蛍光タンパク質、その蛍光タンパク質をコードする核酸、および診断、ハイスループットスクリーニングおよび新規アイテムにおけるその使用

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2016077225A (ja) * 2014-10-17 2016-05-16 独立行政法人国立高等専門学校機構 形質転換ミミズの作成方法及び組み換えタンパク質の生産方法及び組み換えタンパク質の回収方法
JP2019050827A (ja) * 2018-11-30 2019-04-04 独立行政法人国立高等専門学校機構 形質転換ミミズの作成方法及び組み換えタンパク質の生産方法
JP2020108361A (ja) * 2019-01-07 2020-07-16 独立行政法人国立高等専門学校機構 ミミズ細胞の保存方法及びミミズ細胞の形質転換方法
JP7333930B2 (ja) 2019-01-07 2023-08-28 独立行政法人国立高等専門学校機構 ミミズ細胞の保存方法及びミミズ培養細胞の形質転換方法

Also Published As

Publication number Publication date
JP5542928B2 (ja) 2014-07-09
WO2011049329A9 (ko) 2011-07-21
WO2011049329A2 (ko) 2011-04-28
CN102482678B (zh) 2013-07-17
WO2011049329A3 (ko) 2011-10-13
KR20110044087A (ko) 2011-04-28
US8592207B2 (en) 2013-11-26
CN102482678A (zh) 2012-05-30
KR101235297B1 (ko) 2013-02-20
US20120123100A1 (en) 2012-05-17

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5542928B2 (ja) ミミズの生殖巣再生能力を利用した形質転換ミミズの作製方法、これにより作製された形質転換ミミズ、及び形質転換ミミズの体液から組換たんぱく質の生産方法
Houdebine Transgenic animals
CN110951787A (zh) 一种免疫缺陷小鼠、其制备方法及应用
Collares et al. Transgenic animals: The melding of molecular biology and animal reproduction
AU763326B2 (en) Genetic manipulation of spermatogonia
JP2004000179A (ja) C型慢性肝炎、肝硬変、肝癌病態を呈するモデル動物及びその作製方法
Sasaki Creating genetically modified marmosets
KR102680060B1 (ko) 바이러스에 의한 감염으로부터 돼지 태아를 보호하는 방법
CN107937439B (zh) 基因的应用及动物模型的构建方法
JP2003204796A (ja) 非ヒト遺伝子改変動物およびその利用
KR101250991B1 (ko) 초음파 영상 기반의 유전자 전달 기술 및 아데노바이러스 벡터를 이용한 형질전환 동물의 제조방법
JP4033390B2 (ja) 不死化ナチュラルキラー細胞株
KR100479704B1 (ko) 녹색 형광단백질을 발현하는 형질전환 돼지의 제조 방법
RU2778405C2 (ru) Способы защиты плодов свиней от инфицирования вирусом
JP4219789B2 (ja) 骨髄由来の不死化樹状細胞株
Aksenova et al. Influence of sexual season on implantation of microinjected embryos and birth rate of new born-transplant in experiments on creating transgenic goats carrying human lactoferrin gene
Tariq MODERN APPROACH OF TRANSGENIC ANIMALSAND THEIR APPLICATIONS IN PROSPECT OF BIOTECHNOLOGY-A REVIEW
Daniel et al. THE USE OF TRANSGENIC ANIMALS IN CLINICAL RESEARCH; THE PROS AND CONS
KR20240026435A (ko) 엑소좀을 이용한 생식세포 내 물질 전달 및 유전자 편집 시스템
WO2005090561A1 (ja) マクロファージ系細胞の活性化制御物質のスクリーニング方法
CN108085339A (zh) Mics1心脏特异表达转基因动物的制备方法及应用
Datta et al. Applications of Transgenic Animal Production for Enhancement of Human Welfare-A Critical Review
Michalska Production and characterization of transgenic mice and pigs carrying the porcine growth hormone gene
Churchman TRANSGENIC ANIMALS
CN101448937A (zh) 产生转基因动物的组合物和方法

Legal Events

Date Code Title Description
A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20130402

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20130924

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20131218

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20140408

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20140507

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 5542928

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees