JP2012529581A - 自動車の開閉部のためのノブ - Google Patents

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Abstract

【課題】 最適製造コストおよび最適空間要求を満たす、自動車の開閉部のためのノブを提供する。
【解決手段】 このノブは、基準位置と、開閉部の施錠装置を開錠するための制御位置との間で変位可能であるグリップレバー(3)と、ノブのベース(5)に取り付けられており、かつグリップレバーによって作動させられて、基準位置と、施錠装置を開錠するための作動位置との間で回動するように構成されている伝達レバー(11)と、ベース(5)に取り付けられており、かつ基準位置と、衝撃による加速度を受けたときに、伝達レバーまたはグリップレバーの回転を阻止する作動位置との間で回動する少なくとも1つの慣性質量体を有している安全システム(17、117)と、慣性質量体を、その作動位置に保持するために、一方は慣性質量体に支持され、かつ他方はベース(5)に支持されている相補的な第1および第2の保持手段(24、25)とを備えている。
【選択図】図2

Description

本発明は、自動車のドアなどの開閉部のためのノブ、特に慣性安全システムを備えるサイドドアのためのノブに関する。
種々の安全基準、特に横衝撃を受けた際の安全基準を満たすために、現在の代表的な自動車の側面ノブには、慣性安全システムが設けられている。この慣性安全システムは、サイドドアが横衝撃を受けた際に起動して、自動車からの乗客の放出を引き起こす可能性のある、サイドドアの偶発的な開放を阻止するために、グリップレバーをロックする。
この公知のノブは、基準位置と制御位置との間で、開閉部に相対的に回転可動であるグリップレバーを備えている。このグリップレバーは、ロッドアセンブリまたはボーデンケーブルを介して、開閉部の施錠装置の開錠を行うように作られている伝達レバーに作用を及ぼすことができる。
慣性安全システムは、公知のように、慣性質量体、および横衝撃を受けた際に施錠装置を開錠するように作用することができない位置に、伝達レバーをロックするために、伝達レバーのショルダーと組み合う、慣性質量体に固定されたロッキングピンを備えている。
このようなノブは、例えば、本出願と同じ出願人による特許文献1に開示されている。このノブは、ドアに固定されるように作られたフレーム、すなわちベース内で、第1の回転軸のまわりに回転することができるノブレバーを有している。このノブレバーは、ドアを開けるためにこのノブレバーが引かれたときに、フレーム内で、第2の回転軸のまわりに回転することができるスイベルホイールに機械的に接続されている。スイベルホイールは、ロッカーアームタイプのレバーを有するロッキング要素の一部をなすストップ片によって押さえることができるショルダーを有し、このロッカーアームタイプのレバーは、慣性質量体を有し、第3の回転軸のまわりに回動するように、フレーム、またはフレームに固定された物体にヒンジ止めされており、ロッカーアームタイプのレバーが急激に回動すると、ストップ片がショルダーに突き当たって、スイベルホイールの回転を阻止する。ロッカーアームタイプのレバーのこの第3の回転軸は、ノブレバーの第1の回転軸に実質的に平行であり、また慣性質量体は、これらの2つの回転軸の間に配置されている。
このような構成は、比較的満足な結果を与えるが、それでもなお、次のような技術的問題を有していることが、これまでに明らかになっている。
すなわち、サイドドアに対して激しい横衝撃が加わった際に、ノブを支持しているフレームが受ける応力には、非常に様々な性質がある。さらに、車両の車体構造が、重要な役割を果たす。例えば実質的にドアの中央と一致するノブレバーのヒンジ領域は、ほとんど剛性のない場所である。対照的に、ノブレバーの他方の端は、車両において強化されている硬い構造体の近傍にある。さらに、その結果としてドアパネルの振動が生じ、この振動は、ノブ、したがってロッカーアームタイプのレバーに作用する。
そのため、ロッカーアームタイプのレバーは、他の部位よりも、より急速な変位を受ける場合がある。したがって、ロッカーアームタイプのレバーは、ノブレバーによって引っ張られることによって生じる、スイベルホイールの回転の開始時に、スイベルホイールのショルダーを押さえて、ロックする前に、逆応力の作用によって、その基準位置に戻るおそれがあり、その結果、安全機能は発揮されない。
さらに、上記のような横衝撃の際に、衝撃を受けた物体の動きが衝撃後に止まると、その物体と、慣性の作用によって動き続ける車両との分離が生じる。その要素が、ロッカーアームタイプのレバーによって及ぼされる力よりも大きな、相当の力で、ノブレバーと係合すると、ノブレバーが引っ張られて、ドアが開くおそれがある。
本出願と同じ出願人による特許文献2は、この問題に対して著しい改善を示している。より詳細には、この特許文献2は、慣性安全システムがその作動位置にあるときに、慣性安全システムを作動位置に保持するための部材を、さらに有している慣性安全システムを備えるドアノブを提案している。
しかしながら、この解決方法における空間的要求、および製造コストには、改善の余地がある。
国際公開第WO04/042177号公報 国際公開第WO06/003197号公報
本発明は、作動位置への慣性安全システムの保持を、最適製造コストおよび最適空間要求で実現することができるノブを提供することによって、従来技術の上述の欠点を緩和することを目的としている。
この目的を達成するために、本発明は、自動車の開閉部のための、次のものを備えているノブを提供する。
− 基準位置と、開閉部の施錠装置を開錠するための制御位置との間で変位可能であるグリップレバーと、
− ノブのベースに取り付けられ、かつグリップレバーによって作動させられて、基準位置と、施錠装置を開錠するための作動位置との間で回動するように構成されている伝達レバーと、
− ベースに取り付けられ、かつ衝撃を受けたときに、伝達レバーまたはグリップレバーの回転を阻止するように構成されている安全システムであって、基準位置と、衝撃による加速度を受けたときに、伝達レバーまたはグリップレバーの回転を阻止する作動位置との間で回動する少なくとも1つの慣性質量体を有している安全システムとを備え、
このノブは、慣性質量体を、その作動位置に保持するために、一方では慣性質量体に支持されており、他方ではベースに支持されている、互いに相補的な第1および第2の保持手段を、さらに備えている。
したがって、慣性質量体のための、これらの互いに相補的な保持手段を、慣性質量体の変位のために設けられている、ノブのベースの自由空間内に収容することができる。
ノブは、さらに、次の特徴の1つ以上を、個別に、または組み合わせて備えている場合がある。
− 慣性質量体に支持されている保持手段は、慣性質量体への固定用のリングを有している。
− 慣性質量体に支持されている保持手段は、慣性質量体への固定用のクリップ留め手段を有している。
− 固定用のクリップ留め手段を有して、慣性質量体に支持されている保持手段は、慣性質量体に取り付けられているクリップ部を有する形状に作られている。
− 慣性質量体に支持されている保持手段は、プラスチック材料から成っている。
− 慣性質量体に支持されている保持手段は、ベースに支持されている相補的な保持手段と組み合う、弾性的に変形可能な少なくとも1つの保持突起を有している。
− 慣性質量体に支持されている保持手段は、慣性質量体の相対する側面に対向するように配置されており、かつベースに支持されている相補的な保持手段と組み合う、弾性的に変形可能な2つの保持突起を有している。
− 上述の少なくとも1つの保持突起は、鉤の形状を呈している。
− 上述の少なくとも1つの保持突起は、衝撃を受けた際の、慣性質量体の最大変位振幅端の近傍に配置されている。
− ベースに支持されている保持手段は、ベースと同じ材料から成っている。
− ベースに支持されている保持手段は、慣性質量体に支持されている相補的な保持手段と組み合う、1つ以上の鉤部分を有する形状に作られている。
ノブは、次のものを備えている場合がある。
− 第1の加速度を受けたときに、作動位置において、伝達レバーまたはグリップレバーの回転を、可逆的に阻止するように構成されている第1の慣性質量体と、
− 第1の加速度を超過する第2の加速度を受けたときに、作動位置において、伝達レバーまたはグリップレバーの回転を阻止するように構成されている第2の慣性質量体。
互いに相補的な第1および第2の保持手段は、第2の慣性質量体に、その作動位置において作用を及ぼすように構成されている。
自動車の開閉部であるサイドドアのためのノブの斜視図である。 第1の実施形態によるノブの内部の斜視図である。 慣性安全システムが基準位置にあるときの、図2のIII−III線に沿う断面図である。 慣性安全システムが作動位置にあるときの、図2のIII−III線に沿う断面図である。 第2の実施形態によるノブの内部の斜視図である。 図4の部分Vの拡大斜視図である。 慣性安全システムが基準位置にあるときの、図4のVI−VI線に沿う断面図である。 慣性安全システムが作動位置にあるときの、図4のVI−VI線に沿う断面図である。
添付図面を参照して、非限定的な例として示す以下の説明を読むことによって、本発明のさらなる特徴および利点が明らかになると思う。
図1は、自動車のドアなどの開閉部、特にサイドドアのためのノブ1の斜視図である。
開閉部のためのこのノブ1は、車両の外部から接触可能であり、かつユーザがドアを開けるときに外側に向かって引くグリップレバー3を備えている。
このグリップレバー3は、ベース、フレーム、またはノブ支持部とも呼ばれる固定部5(以後、ベース5と呼ぶ)に連結されている。このベース5は、ドアの内部、より具体的にはドアの外壁面の背後に据え付けられるようになっており、したがって、車両に据え付けられると見えなくなる。
ノブ1は、この場合には「冷蔵庫」タイプのノブであり、グリップレバー3は、ベース5に相対的に回転可動である。
より具体的には、グリップレバー3は、基準位置と、ユーザがグリップレバー3を引いたときに開閉部の施錠装置が開錠される制御位置との間で、第1の回転軸Zのまわりに回動可能である。この第1の回転軸Zは、ドアの回転軸と実質的に平行である。
ベース5の第1の実施形態が、図2に示されている。図2は、ノブ1の背面部、具体的には、第1の実施形態によるベース5の斜視図である。
ベース5は、例えばプラスチック材料または金属を加圧下で鋳型に流し込んで、射出成形することによって製造される。
ベース5は、グリップレバー3と、ドアを開けるためのメカニズムとを結合させるための伝達メカニズム7、および衝撃を受けた際に、開閉部が偶発的に開くことを阻止するための慣性安全システム9を備えている。
伝達メカニズム7は、ベース5のハウジング内に据え付けられた、カウンターウェイトを有する伝達レバー11を備えている。
この伝達レバー11は、基準位置と、伝達レバー11によって施錠装置の解錠が行われる作動位置との間で、第2の回転軸Aのまわりに回動可能に取り付けられている。
さらに、伝達メカニズム7は、具体的には施錠装置である、ドアのメカニズム(図示せず)に接続されている駆動ケーブルに接続されている。したがって、伝達レバー11が作動位置に変位すると、駆動ケーブルが、施錠装置を解錠する。
さらに、慣性安全システム9は、ベース5、またはベース5に固定されている物体にヒンジ止めされている慣性質量体17を備えている。図2に示すように、慣性質量体17は、水平軸、この場合には、グリップレバー3の長手方向軸に沿って延在している。
慣性質量体17は、基準位置と、伝達レバー11の回転がロックされる作動位置との間で、第3の回転軸Bのまわりに、ベース5に相対的に回動可能に据え付けられている。
それに替えて、慣性質量体により、グリップレバー3を直接ロックする場合もある。
この第1の実施形態によれば、第3の回転軸Bは、第2の回転軸Aと実質的に直交しており、かつ第1の回転軸Zと実質的に平行である。
さらに、例えば螺旋タイプの復帰ばね19(図3Aを参照)によって、慣性質量体17を基準位置に戻すことが可能である。
慣性質量体17は、例えば約80〜100G(1Gは9.80665m・sec-2に等しい)の範囲の高加速度を受けたときに、回動するようになっている。
慣性質量体17の一端には、慣性質量体17が回動したときに伝達レバー11のショルダー23と組み合うロッキングピン21が保持されている。
ドアを通常通りに開ける際には、慣性質量体17は、基準位置に静止したままであり(図3A)、ロッキングピン21がショルダー23と触れることなく、伝達レバー11は回転駆動される。
対照的に、衝撃を受けた際に、ドアが開くほどの力を、グリップレバー3が受けると、第1の慣性質量体17も同じ力を受ける。その結果、慣性質量体17は、復帰スプリングの力に打ち勝って回動する。これによって、ロッキングピン21は、伝達レバー11の回転の開始時にショルダー23を押さえ付けて、伝達レバー11をロックするように変位する(図3B)。
慣性質量体17を作動位置に留めておくために、ノブは、さらに、慣性質量体17を作動位置に保持するための互いに相補的な第1および第2の保持手段24、25を備えている。一方の保持手段25は、慣性質量体17に支持されており、他方の保持手段24は、ベース5に支持されている。
動作効率を高めるために、保持手段24、25は、衝撃を受けた際の慣性質量体の最大変位振幅端の近傍、すなわちロッキングピン21の反対側の自由端の近傍に配置されている。
図2、図3Aおよび図3Bの実施形態においては、慣性質量体17に支持されている保持手段25は、慣性質量体17への固定用のリングまたはスリーブ26、および弾性的に変形可能であり、ベース5に支持されている相補的な保持手段24と組み合う、翼状または鉤状の少なくとも2つの保持突起28(図2、図3A、図3B)を備えている。これらの保持突起28は、慣性質量体17の相対する側面に向き合って配置されている。
一態様によれば、慣性質量体17に支持されている保持手段25は、プラスチック材料から、例えば射出成形によって作られている。したがって、この保持手段25は、慣性質量体17上を滑らせることによって容易に据え付けることができる、低コストの部品である。
ベースに支持されている保持手段24は、ベースと同じ材料で作られており、慣性質量体に支持されている相補的な保持手段25と組み合う1つ以上の鉤部分30を有する形状に作られていることが好ましい。
図3Aは、基準位置における慣性質量体17および保持手段24、25を示している。
ノブが、上述のような相当の加速度(図3Bの矢印Fa)を受けると、慣性質量体17の、保持手段25を支持している部分は、ノブに相対的に、矢印Fdの向きに変位する。
この場合に、翼状の保持突起28は弾性変形して、最終的に鉤部分30の背後に受容される。これによって、慣性質量体のいかなる振動も阻止される。したがって、慣性質量体17は、その作用位置に効果的にロックされ続け、それによって、伝達レバー11をロックして、ドアが偶発的に開くことのないように保護する。
次に、図4、図5、図6A、図6Bの実施形態について説明する。同一の要素には、同一の符号を付してある。
図4のノブ1は、第1の慣性質量体17と第2の慣性質量体117との2つの慣性質量体を備えているという点で、図2のノブ1とは異なっている。
この実施形態においては、第1の慣性質量体17は、図2、図3A、図3Bを参照して説明した動作と同様の動作を行うが、例えば約15〜20G(1Gは9.80665m・sec-2に等しい)の範囲の低加速度を受けたときに回動するように、異なっている。
さらに、第1の実施形態とは対照的に、この実施形態においては、第1の慣性質量体17は、作動位置にロックされず、したがって、伝達レバー11は、可逆的にロックされる。
第2の慣性質量体117は、第1の実施形態のカウンターウェイトの位置の近傍に配置されている。
この第2の慣性質量体は、例えば約80〜100Gの範囲の高加速度に対して応答するようになっている。したがって、第2の慣性質量体117は、第1の実施形態の慣性質量体17と同様の働きを行う。
図6Aおよび図6Bに示すように、慣性質量体117は、実質的に三角形の自由端部120を有する、細長い形状の断面を呈している。この自由端部120の反対側で、慣性質量体117は、回転軸Aに実質的に平行な回転軸122にヒンジ止めされている。慣性質量体117は、例えば螺旋ばねであるばね133によって基準位置に保持されている。
レバー124が、慣性質量体117に固定されている。両者は、伝達レバー11をロックしていない基準位置(図6A)をとることもできるし、衝撃を受けた場合には、レバー124が伝達レバーに固定されているカム126に当接して、それによって伝達レバーをロックしている作動位置(図6B)をとることもできる。
この実施形態においては、第1および第2の互いに相補的な保持手段24および25が、第2の慣性質量体117の作動位置において、第2の慣性質量体117に作用を及ぼすように構成されている。
より詳細には、慣性質量体117に支持されている保持手段25は、例えば慣性質量体117に取り付けられたクリップ部128を有するものとされている慣性質量体117への固定用のクリップ手段を備えている。
クリップ部128は、さらに、ベース5に固定されており、ベース5と同じ材料で作られている鉤部分132と、作動位置において組み合う鉤部分130を有している。
この実施形態においては、クリップ部128は、慣性質量体117上に据え付けられている個別の部品として、または例えば慣性質量体117へのオーバーモールディングによって形成された部分として、プラスチック材料から成っている場合がある。
鉤部分130は、弾性的に変形可能な保持突起であり、図に示すように、衝撃を受けた際の、慣性質量体117の最大変位振幅端(すなわち自由端部120)に隣接している。
したがって、強い衝撃を受けたときに、第2の慣性質量体117は、ばね123の力に打ち勝って回動する。その結果、レバー124は、カム126に向き合って接するようになり、それによって、伝達レバーをロックする。さらに、鉤部分130は鉤部分132の背後に移り、それによって、慣性質量体117を、その作動位置にロックする。
当然のことながら、例えば事故の後に消防士が消火活動を行う場合には、ドアを開けることを許すために、衝撃を受けたノブの慣性安全システムの動作を停止させることができる。
1 ノブ
3 グリップレバー
5 ベース
7 伝達メカニズム
9 慣性安全システム
11 伝達レバー
17、117 慣性質量体
19 復帰ばね
21 ロッキングピン
23 ショルダー
24、25 保持手段
26 リング
28 保持突起
30、130、132 鉤部分
120 自由端部
122、A、B、Z 回転軸
124 レバー
126 カム
128 クリップ部

Claims (12)

  1. 自動車の開閉部のためのノブ(1)であって、
    − 基準位置と、前記開閉部の施錠装置を開錠するための制御位置との間で変位可能であるグリップレバー(3)と、
    − 前記ノブのベース(5)に取り付けられており、かつ前記グリップレバーによって作動させられて、基準位置と、前記施錠装置を開錠するための作動位置との間で回動するように構成されている伝達レバー(11)と、
    − 前記ベース(5)に取り付けられており、かつ衝撃を受けたときに、前記伝達レバー(11)または前記グリップレバー(3)の回転を阻止するように構成されている安全システム(17、117)であって、基準位置と、衝撃による加速度を受けたときに、前記伝達レバーまたは前記グリップレバーの回転を阻止する作動位置との間で回動する少なくとも1つの第1の慣性質量体を有している安全システム(17、117)
    とを備えているノブ(1)において、
    前記慣性質量体を、その作動位置に保持するために、一方は前記慣性質量体に支持されており、他方は前記ベース(5)に支持されている、互いに相補的な第1および第2の保持手段(24、25)を、さらに備えていることを特徴とするノブ。
  2. 前記慣性質量体(17)に支持されている保持手段(25)は、前記慣性質量体(17)への固定用のリング(26)を有していることを特徴とする、請求項1に記載のノブ。
  3. 前記慣性質量体(117)に支持されている保持手段(25)は、前記慣性質量体(117)への固定用のクリップ留め手段(128)を有していることを特徴とする、請求項1に記載のノブ。
  4. 固定用の前記クリップ留め手段(128)を有し、前記慣性質量体(117)に支持されている保持手段(25)は、前記慣性質量体(117)に取り付けられているクリップ部(128)を有する形状とされていることを特徴とする、請求項3に記載のノブ。
  5. 前記慣性質量体に支持されている保持手段(25)は、プラスチック材料から成っていることを特徴とする、請求項1〜4のいずれか1つに記載のノブ。
  6. 前記慣性質量体(17、117)に支持されている保持手段(25)は、前記ベース(5)に支持されている相補的な保持手段(24)と組み合う、弾性的に変形可能な少なくとも1つの保持突起(28、130)を有していることを特徴とする、請求項1〜5のいずれか1つに記載のノブ。
  7. 前記慣性質量体(17)に支持されている保持手段(25)は、前記慣性質量体の相対する側面に対向するように配置されており、かつ前記ベース(5)に支持されている相補的な保持手段(24)と組み合う、弾性的に変形可能な2つの保持突起(28)を有していることを特徴とする、請求項6に記載のノブ。
  8. 前記少なくとも1つの保持突起(28、130)は、鉤の形状を呈していることを特徴とする、請求項6または7に記載のノブ。
  9. 前記少なくとも1つの保持突起(28、130)は、衝撃を受けた際の、前記慣性質量体の最大変位振幅端の近傍に配置されていることを特徴とする、請求項6〜8のいずれか1つに記載のノブ。
  10. 前記ベースに支持されている保持手段(24)は、前記ベースと同じ材料から成っていることを特徴とする、請求項1〜9のいずれか1つに記載のノブ。
  11. 前記ベースに支持されている保持手段は、前記慣性質量体(17、117)に支持されている相補的な保持手段(25)と組み合う、1つ以上の鉤部分(30、132)を有していることを特徴とする、請求項1〜10のいずれか1つに記載のノブ。
  12. 前記ノブは、
    − 第1の加速度を受けたときに、作動位置において、前記伝達レバー(11)または前記グリップレバー(3)の回転を、可逆的に阻止するように構成されている第1の慣性質量体(17)と、
    − 前記第1の加速度を超過する第2の加速度を受けたときに、作動位置において、前記伝達レバー(11)または前記グリップレバー(3)の回転を阻止するように構成されている第2の慣性質量体(117)とを備えており、
    互いに相補的な前記第1および第2の保持手段(24、25)は、前記第2の慣性質量体(117)に、その作動位置において作用を及ぼすように構成されていることを特徴とする、請求項1〜11のいずれか1つに記載のノブ。
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