JP2012527260A - ボール及びその製造方法 - Google Patents

ボール及びその製造方法 Download PDF

Info

Publication number
JP2012527260A
JP2012527260A JP2012511170A JP2012511170A JP2012527260A JP 2012527260 A JP2012527260 A JP 2012527260A JP 2012511170 A JP2012511170 A JP 2012511170A JP 2012511170 A JP2012511170 A JP 2012511170A JP 2012527260 A JP2012527260 A JP 2012527260A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
panel
ball
layer
substrate
layers
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2012511170A
Other languages
English (en)
Inventor
バルフィン、ロイ、ウィリアム
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Puma SE
Original Assignee
Puma SE
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Puma SE filed Critical Puma SE
Publication of JP2012527260A publication Critical patent/JP2012527260A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Classifications

    • AHUMAN NECESSITIES
    • A63SPORTS; GAMES; AMUSEMENTS
    • A63BAPPARATUS FOR PHYSICAL TRAINING, GYMNASTICS, SWIMMING, CLIMBING, OR FENCING; BALL GAMES; TRAINING EQUIPMENT
    • A63B45/00Apparatus or methods for manufacturing balls
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A63SPORTS; GAMES; AMUSEMENTS
    • A63BAPPARATUS FOR PHYSICAL TRAINING, GYMNASTICS, SWIMMING, CLIMBING, OR FENCING; BALL GAMES; TRAINING EQUIPMENT
    • A63B41/00Hollow inflatable balls
    • A63B41/08Ball covers; Closures therefor
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A63SPORTS; GAMES; AMUSEMENTS
    • A63BAPPARATUS FOR PHYSICAL TRAINING, GYMNASTICS, SWIMMING, CLIMBING, OR FENCING; BALL GAMES; TRAINING EQUIPMENT
    • A63B2243/00Specific ball sports not provided for in A63B2102/00 - A63B2102/38
    • A63B2243/0025Football
    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y10TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC
    • Y10TTECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER US CLASSIFICATION
    • Y10T156/00Adhesive bonding and miscellaneous chemical manufacture
    • Y10T156/10Methods of surface bonding and/or assembly therefor
    • Y10T156/1002Methods of surface bonding and/or assembly therefor with permanent bending or reshaping or surface deformation of self sustaining lamina
    • Y10T156/1039Surface deformation only of sandwich or lamina [e.g., embossed panels]
    • Y10T156/1041Subsequent to lamination
    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y10TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC
    • Y10TTECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER US CLASSIFICATION
    • Y10T156/00Adhesive bonding and miscellaneous chemical manufacture
    • Y10T156/10Methods of surface bonding and/or assembly therefor
    • Y10T156/1002Methods of surface bonding and/or assembly therefor with permanent bending or reshaping or surface deformation of self sustaining lamina
    • Y10T156/1043Subsequent to assembly

Abstract

本発明は、ボール(1)、特にサッカーボールと、その製造方法に関する。a)被覆層(3)と、その被覆層(3)下に少なくとも1材料層(4、5、6、7)を備え、少なくとも2層(3、4、5、6、7)で構成した平坦で水平な基材(2)を製造するステップ、b)基材(2)から所望の形のパネル(8)を切り取るステップ、c)担持体(9)、特にボール空気袋にパネル(8)を貼り付けるステップを含む。より均一な硬度をボールに対して全周囲に亘り付与するために、ステップb)の前、最中、または後に、少なくともパネル(8)の縁領域(10)を加熱し、被覆層(3)で被覆するパネル(8)の側面が凸形部(11)となるように、縁域(10)の変形を行う。
【選択図】図5

Description

本発明は、ボール、特にサッカーボールと、その製造する方法に関する。その製造方法としては、a)被覆層と、その被覆層下に少なくとも1材料層を含む、少なくとも2層で構成した平坦で水平な基材を製造するステップと、b)基材から所望する形のパネルを切り取るステップと、c)担持体、特にボール空気袋にパネルを貼り付けるステップを有する方法に関する。
特許文献1では、この種の方法を技術水準として記述している。平面から成り、場合によっては多層材料とするパネルを、球表面を被覆するのに必要なように切り取る。大抵は、これらのパネルを五角形または六角形にして、所謂オイラーの公式に従い、ボールの表面を寄せ木張り状にする。
単一パネルを製造するために、特許文献1では、単一パネルをボールの球形に応じて予め形成して、より大きなパネルを有する多層ボールを設計することが提案されている。そのために、特に、各パネルを断面が深絞り加工でカップ形になるよう設計し、カップ形構造の側面領域を互いに結合させるようにしている。それにより、パネルの境界面、従って接合領域の境界面が明確になり、またパネルも縁領域で剛性が高くなる。しかしながら、この方法では、そうした効果があるだけで、ボール面に垂直に作用する力がボールにかかると、全周囲に亘り(すなわち、例えば、ボール表面に沿って走る大円に沿った)硬度やバネ定数がそれぞれ全く均等ではなくなるという弊害がある。
ドイツ特許第10255092A1号
そこで、本発明は、前述の製造方法を提供すること、また、ボール表面に垂直に作用する力が(例えば、サッカー試合のシュートでの標準的な力状況の場合のように)ボールにかかった際に、ボール表面に沿って出来る限り安定したバネ定数と硬度が得られるボールを作製すること、そして、ボールを簡単に、従って経済的に製造可能にすることを課題とする。
本発明の製造方法は、基材から所望する形のパネルを切り取る前、最中、または後に、少なくともパネルの縁領域を加熱し、被覆層で被覆するパネルの側面が縁領域で凸形、すなわちR形状となるように、縁域の変形を行うことを特徴とする。
必須ではないが好適には、パネルの切り取ると同時に、パネルの加熱と変形を行う。
パネルの加熱は、好適には、高周波の電磁放射を基材に付与して行なう。
パネルの変形は、好適には、型押工具を基材の表面に押圧して、型押することで行う。
担持体(ボール空気袋)上へのパネルの貼り付けを、隣接するパネルの縁域が当接するように、接着結合させて行ってもよい。
好適には、担持体上に来るパネルは、パネル同士縫合しない。その結果、ボールはシームレスになる。
熱可塑性プラスチック材料を、基材の少なくとも1層に使用してもよい。熱可塑性ウレタン材料を、基材の少なくとも1層に使用してもよい。
本発明によるボール、特にサッカーボールは、複数のパネルから成る外側被覆部を含み、そのパネルは担持体に貼り付けられる。パネルは、少なくとも2層で構成した平坦で水平な基材から成り、その少なくとも2層は、被覆層と、その被覆層下に少なくとも1材料層を含み、被覆層で被覆するパネルの側面が、パネルの縁域で凸形部を有することを特徴とする。
パネルの凸形部は、好適には縁部の延伸部分に沿って延伸し、その延伸部分を、パネル幅の3〜20%、好適にはパネル幅の5〜15%とする。パネル厚さを、パネルの凸形部によってパネル縁部で、パネル厚さの80〜20%、好適にはパネル厚さの70〜35%とする値だけ減少させることができる。パネル表面に対するパネルの勾配角度を、好適には20〜60°、特に好適には25〜35°とする。
好適には、パネルを基体上、特にボール空気袋上に接着する。好適には、基材の少なくとも1層を熱可塑性プラスチック材料とする。それにより、好適には、基材の少なくとも1層を熱可塑性ポリウレタン材料とする。
そのために、好適には、基材を少なくとも3層の複合体とし、その複合体は、脂肪族ポリウレタン製の上皮層と、その上皮層下の非発泡ポリウレタン製層と、その層下の発泡ポリウレタン製の少なくとも1層を含む。また、発泡ポリウレタン製の少なくとも2層を、互いに上下に配置することもでき、その少なくとも2層を異なる程度に発泡させる。その層の少なくとも1層を水性ポリウレタンフォームから構成してもよい。
本発明方法で製造したサッカーボールの正面図 多層複合体を基材とし、その基材を、平坦で水平なシートとするパネルの主要材料することを概略的に示した説明図 基材を、型押工具を含む製造装置内に置き、型押工具がまだ基材に接触していないところを概略的に示した説明図 製造装置内で型押工具によって型押している最中の基材を概略的に示した説明図 完成したパネルの断面側面図 図1のボールの大円に沿った断面図
本発明の実施形態を図面で示す。
図1は、伝統的なデザインのサッカーボール1を示す。パネル8が、ボール空気袋(単独では図1で図示しない)の形で担持体(参照番号9を参照)上に貼り付けられている。これらのパネルには、五角形(五角形15)または六角形(六角形16)が有り、既知の方法で互いに組合せて配置されている。各パネル8は他のパネルと当接し、そこで接合部13を成している。ここでは、パネルは担持体9に接着されることが不可欠であり、パネル同士は縫合されていない。従って、サッカーボールはシームレスとなる。
単一のパネル8を平坦な基材2から切り取るが、それについては図2で示している。ここでは、基材2は5層を有し、すなわち互いに上下に配置する5層3、4、5、6、7を有し、最上層3を薄肉被覆層としている。単層を別々に作製して、別の層に接着する必要が無くなるように、製造段階で多層複合体として、基材を作製することもできる。
基材の5層複合体の実施例として、以下のものを挙げられる。すなわち、ポリウレタン製の5層を使用し、その中3層を発泡構造とする。
最上層(被覆層)3を、脂肪族ポリウレタンから構成し、良好な耐光性を得るために採用する、すなわち、特に白色が太陽光で黄色くなるのを防ぐ。2種類の脂肪族ポリウレタンを使用できる。すなわち、第1の種類として、ポリカーボネート構造を有するポリオールが挙げられる。これにより高耐加水分解性と、良好な耐光性も提供する。もう一方の種類を、良好な耐摩耗性を確保する高弾性率のものとする。両種類を組み合わせて、良好な物性のボール表面を作製する。第1層3を、比較的薄くし、厚さを0.01〜0.05mm、好適には0.03mmとすることができる。この層の密度を、1.1〜1.3g/cm、好適には1.2g/cmとする。
第2層4は、より高密度の脂肪族ポリウレタンから構成する。またここでも、耐光性を高くし、耐加水分解性能及び耐摩耗性能を良好とする。このポリウレタンは、上述した層3の構成要素として、第2層4の材料がより軟質になるように低弾性率にする。これによりボールの「保持性」を高めるが、ボールの反発性には悪影響を及ぼさない。第2層の厚さを、0.1〜0.3mm、好適には0.2mmとすることができる。密度を、第1層より低くし、1.0〜1.2g/cm、好適には1.1g/cmとする。
第3層5を、ポリエステルとポリエーテル系ポリウレタンとの混合物を使用する層とする。更に、化学発泡剤を添加して製造する発泡構造を採用する。発泡体は、均一に形成された微細気泡を有する、分散性が良好で均等に負圧された気泡構造をもつ。ここでもまた、2種類の固体状ポリウレタンを使用する。その一方を、極めて良好な弾性特性と、ここでもまた有利な加水分解性を有するポリエーテル型とする。しかしながら、もう一方の型を極めて柔軟な弾性率を有するポリエステルとする。これらの型を組み合わせることで、ボールを良好に把持できるだけでなく、有利な反発性も維持できる。
第4層6では、脂肪族の水性ポリウレタンフォームを採用する。ここでもまた、材料は、極めて有利な物性、特に高耐加水分解性を有する。ここでは、発泡体は、化学発泡剤を添加して得るのではなく、発泡フィルムを製造するために添加物を更に添加して機械的処理を施して得る。
第5層及び最下層7を、第4層6と同様とする、すなわち、ここでもまた水性ポリウレタンフォーム層とする。第4層6との相違点は、発泡程度である。両層は機械的に発泡させるため、発泡体の密度に影響を与えることができる。発泡体の密度はボールの把持を左右するので、ボールの反発性を変えない範囲で、ボールの特性に影響を与えることができる。シュート中のエネルギ伝達を左右できるが、ボールの確認性を保てるように、異なるエネルギ吸収作用を調節するよう発泡体の密度を構成可能にすることが重要である。
発泡層の厚さを、0.6mm〜3.0mm、好適には0.8mm(層6)及び2.7mm(層7)とする。密度を、0.15〜0.8g/cm、好適には0.6g/cm(層6)及び0.3g/cm(層7)とする。
基材の全層が熱可塑性を備えた場合、次に説明するパネルの製造が、高周波溶接で使用され、公知の高周波の電磁放射を使用した特定の有利な方法で可能となる。
単一のパネル8を、型押工具12で基材2を型抜きし、図3及び4で図式的に表したのと同様に形成する。型押工具12には、成形面17を有し、その面を、少なくとも熱塑性変形させられる程度に、パネル製造中に基材2の表面に押圧し、基材に複写する。
型押工具12には側周域に刃状縁部18も備え、その縁部で、所望するパネルの形(すなわち、特に五角形または六角形とするが、他のあらゆるパネル形状も可能である)に応じて、平坦な基材2から片体を切り取り、型抜きできる。
特に型押工具12の縁領域は(製造するパネル8の縁域10に対応していて)、図3及び4で極めて概略的ではあるが示したように、高周波励起器19を備えている。例えば、高周波励起器を約2,500Wの高周波出力にして約2秒間基材2に入れながら、約50バールの圧力を型押工具12によって基材に印加することができる。図3及び4で表した方法で、力Fを印加して圧力を発生させる。それにより、熱塑性変形処理を開始できるように、基材を加熱する。
それにより、高周波を印加する強度と期間に関するパラメーターが、基材への損傷を起こさないように生じる。
成形面17は、縁領域が断面で凹形をしていて、従って合同な凸形部11がパネルの表面14に形成される。図4で示したように、この熱塑性変形処理と同時に、縁部18による基材から所望するパネル形状の切り取り(型抜き)が行われる。
得られたパネル8について、図5で断面を側面から見ることができるが、明瞭化するために、パネルを構成する材料を2層だけとして示している。
当該領域に沿って略一定の厚さを有する材料が、凸形部11の結果として、縁域10で厚みが減少することが重要である。図に示すように、パネル8は、パネル8の全幅Bに沿って一定の厚みを有するが、凸形部11によりパネルの厚さが減少する縁部の延伸部分Bについては無視している。具体的には、縁域10のパネル厚さDを、縁部が厚さΔDだけ減少するまで減少させる。パネルの表面14は、凸形部11の領域で接線が成す測定勾配角度αだけ下がり、盛り上がっている。
こうして製造したパネルを、図6のように、パネル8同士が接合部13で当接するようにボール空気袋9(その下にカーカスもあるものと見なす)上で接着して製造する。
縁部の延伸部分Bのパラメーターの選択、厚さ減少分ΔD、及び勾配角度αによって、それぞれ外周に沿ったバネ定数や硬度の推移に関して、最終的に得られるボールの特徴に影響を与えることができる。パネルの縁部を接着するだけ(特許文献1による技術水準で知られるような)の場合に、または本明細書でのパネルのカップ形領域で当接した場合でも、剛性や硬度が、それぞれ該当位置で増大する。しかしながら、厚さを減少し過ぎた選択をすると、残りのパネル部分と比べて、縁域で剛性や硬度が落ちる可能性がある。従って、当業者は、パラメーターを適切に選択することで、所望する剛性及び硬度それぞれの推移を決定できる。
ボール空気袋は既知の方法で製造する。カーカスは、ポリエステルまたは綿織物から形成し、縫合する。次に空気袋をカーカスに挿入する。膨張させた後に、ラテックス接着剤の層を表面に塗布してもよい。次に、パネルを、各パネル用凹部を有する鋳型に挿入でき、その後準備済みカーカスを鋳型に挿入して、鋳型を閉じ、空気袋を膨張させる。この処理後にボールを点検できる。
こうして製造したボールは、十分な防水性を備えている。
1 ボール
2 基材
3 層(被覆層)
4 層
5 層(発泡)
6 層(発泡)
7 層(発泡)
8 パネル
9 担持体(ボール空気袋)
10 縁域
11 凸形部
12 型押工具
13 接合部
14 表面
15 五角形
16 六角形
17 成形面
18 縁部
19 高周波励起器
縁部の延伸部分
パネルの幅
パネルの厚さ
ΔD 縁域でのパネル厚の減少
α 勾配角度
F 力
本発明は、ボール、特にサッカーボールと、その製造する方法に関する。その製造方法としては、a)被覆層と、その被覆層下に少なくとも1材料層を含む、少なくとも2層で構成した平坦で水平な基材を製造するステップと、b)基材から所望する形のパネルを切り取るステップと、c)担持体、特にボール空気袋にパネルを貼り付けるステップを有する方法に関する。
特許文献1では、この種の方法を技術水準として記述している。平面から成り、場合によっては多層材料とするパネルを、球表面を被覆するのに必要なように切り取る。大抵は、これらのパネルを五角形または六角形にして、所謂オイラーの公式に従い、ボールの表面を寄せ木張り状にする。
単一パネルを製造するために、特許文献1では、単一パネルをボールの球形に応じて予め形成して、より大きなパネルを有する多層ボールを設計することが提案されている。そのために、特に、各パネルを断面が深絞り加工でカップ形になるよう設計し、カップ形構造の側面領域を互いに結合させるようにしている。それにより、パネルの境界面、従って接合領域の境界面が明確になり、またパネルも縁領域で剛性が高くなる。しかしながら、この方法では、そうした効果があるだけで、ボール面に垂直に作用する力がボールにかかると、全周囲に亘り(すなわち、例えば、ボール表面に沿って走る大円に沿った)硬度やバネ定数がそれぞれ全く均等ではなくなるという弊害がある。
特許文献2でも、表面をパネルで被覆したボールについて開示している。しかしながら、そのパネルは、パネルの縁域で凹構造を有して形成されている。また、特許文献3及び4でも、表面を複数の接着したパネルで形成したボールについて示されている。
欧州特許第EP1424105A1号 日本国特許第JP58215335A号 米国特許第2006/0068951A1号 仏国特許第4443850A1号
そこで、本発明は、前述の製造方法を提供すること、また、ボール表面に垂直に作用する力が(例えば、サッカー試合のシュートでの標準的な力状況の場合のように)ボールにかかった際に、ボール表面に沿って出来る限り安定したバネ定数と硬度が得られるボールを作製すること、そして、ボールを簡単に、従って経済的に製造可能にすることを課題とする。
本発明の製造方法は、基材から所望する形のパネルを切り取る前、最中、または後に、少なくともパネルの縁領域を加熱し、被覆層で被覆するパネルの側面が縁領域で凸形、すなわちR形状となるように、縁域の変形を行い、凸形部を、縁域間で連続的にパネル表面に接合し、パネル表面に対するパネルの勾配角度を、20〜60°とすることを特徴とする。
必須ではないが好適には、パネルの切り取ると同時に、パネルの加熱と変形を行う。
パネルの加熱は、好適には、高周波の電磁放射を基材に付与して行なう。
パネルの変形は、好適には、型押工具を基材の表面に押圧して、型押することで行う。
担持体(ボール空気袋)上へのパネルの貼り付けを、隣接するパネルの縁域が当接するように、接着結合させて行ってもよい。
好適には、担持体上に来るパネルは、パネル同士縫合しない。その結果、ボールはシームレスになる。
熱可塑性プラスチック材料を、基材の少なくとも1層に使用してもよい。熱可塑性ウレタン材料を、基材の少なくとも1層に使用してもよい。
本発明によるボール、特にサッカーボールは、複数のパネルから成る外側被覆部を含み、そのパネルは担持体に貼り付けられる。パネルは、少なくとも2層で構成した平坦で水平な基材から成り、その少なくとも2層は、被覆層と、その被覆層下に少なくとも1材料層を含み、被覆層で被覆するパネルの側面が、パネルの縁域で凸形部を有し、凸形部を、縁域間で連続的にパネル表面に接合し、パネル表面に対するパネルの勾配角度を、20〜60°とすることを特徴とする。
パネルの凸形部は、好適には縁部の延伸部分に沿って延伸し、その延伸部分を、パネル幅の3〜20%、好適にはパネル幅の5〜15%とする。パネル厚さを、パネルの凸形部によってパネル縁部で、パネル厚さの80〜20%、好適にはパネル厚さの70〜35%とする値だけ減少させることができる。パネル表面に対するパネルの勾配角度を、好適には20〜60°、特に好適には25〜35°とする。
好適には、パネルを基体上、特にボール空気袋上に接着する。好適には、基材の少なくとも1層を熱可塑性プラスチック材料とする。それにより、好適には、基材の少なくとも1層を熱可塑性ポリウレタン材料とする。
そのために、好適には、基材を少なくとも3層の複合体とし、その複合体は、脂肪族ポリウレタン製の上皮層と、その上皮層下の非発泡ポリウレタン製層と、その層下の発泡ポリウレタン製の少なくとも1層を含む。また、発泡ポリウレタン製の少なくとも2層を、互いに上下に配置することもでき、その少なくとも2層を異なる程度に発泡させる。その層の少なくとも1層を水性ポリウレタンフォームから構成してもよい。
本発明方法で製造したサッカーボールの正面図 多層複合体を基材とし、その基材を、平坦で水平なシートとするパネルの主要材料することを概略的に示した説明図 基材を、型押工具を含む製造装置内に置き、型押工具がまだ基材に接触していないところを概略的に示した説明図 製造装置内で型押工具によって型押している最中の基材を概略的に示した説明図 完成したパネルの断面側面図 図1のボールの大円に沿った断面図
本発明の実施形態を図面で示す。
図1は、伝統的なデザインのサッカーボール1を示す。パネル8が、ボール空気袋(単独では図1で図示しない)の形で担持体(参照番号9を参照)上に貼り付けられている。これらのパネルには、五角形(五角形15)または六角形(六角形16)が有り、既知の方法で互いに組合せて配置されている。各パネル8は他のパネルと当接し、そこで接合部13を成している。ここでは、パネルは担持体9に接着されることが不可欠であり、パネル同士は縫合されていない。従って、サッカーボールはシームレスとなる。
単一のパネル8を平坦な基材2から切り取るが、それについては図2で示している。ここでは、基材2は5層を有し、すなわち互いに上下に配置する5層3、4、5、6、7を有し、最上層3を薄肉被覆層としている。単層を別々に作製して、別の層に接着する必要が無くなるように、製造段階で多層複合体として、基材を作製することもできる。
基材の5層複合体の実施例として、以下のものを挙げられる。すなわち、ポリウレタン製の5層を使用し、その中3層を発泡構造とする。
最上層(被覆層)3を、脂肪族ポリウレタンから構成し、良好な耐光性を得るために採用する、すなわち、特に白色が太陽光で黄色くなるのを防ぐ。2種類の脂肪族ポリウレタンを使用できる。すなわち、第1の種類として、ポリカーボネート構造を有するポリオールが挙げられる。これにより高耐加水分解性と、良好な耐光性も提供する。もう一方の種類を、良好な耐摩耗性を確保する高弾性率のものとする。両種類を組み合わせて、良好な物性のボール表面を作製する。第1層3を、比較的薄くし、厚さを0.01〜0.05mm、好適には0.03mmとすることができる。この層の密度を、1.1〜1.3g/cm、好適には1.2g/cmとする。
第2層4は、より高密度の脂肪族ポリウレタンから構成する。またここでも、耐光性を高くし、耐加水分解性能及び耐摩耗性能を良好とする。このポリウレタンは、上述した層3の構成要素として、第2層4の材料がより軟質になるように低弾性率にする。これによりボールの「保持性」を高めるが、ボールの反発性には悪影響を及ぼさない。第2層の厚さを、0.1〜0.3mm、好適には0.2mmとすることができる。密度を、第1層より低くし、1.0〜1.2g/cm、好適には1.1g/cmとする。
第3層5を、ポリエステルとポリエーテル系ポリウレタンとの混合物を使用する層とする。更に、化学発泡剤を添加して製造する発泡構造を採用する。発泡体は、均一に形成された微細気泡を有する、分散性が良好で均等に負圧された気泡構造をもつ。ここでもまた、2種類の固体状ポリウレタンを使用する。その一方を、極めて良好な弾性特性と、ここでもまた有利な加水分解性を有するポリエーテル型とする。しかしながら、もう一方の型を極めて柔軟な弾性率を有するポリエステルとする。これらの型を組み合わせることで、ボールを良好に把持できるだけでなく、有利な反発性も維持できる。
第4層6では、脂肪族の水性ポリウレタンフォームを採用する。ここでもまた、材料は、極めて有利な物性、特に高耐加水分解性を有する。ここでは、発泡体は、化学発泡剤を添加して得るのではなく、発泡フィルムを製造するために添加物を更に添加して機械的処理を施して得る。
第5層及び最下層7を、第4層6と同様とする、すなわち、ここでもまた水性ポリウレタンフォーム層とする。第4層6との相違点は、発泡程度である。両層は機械的に発泡させるため、発泡体の密度に影響を与えることができる。発泡体の密度はボールの把持を左右するので、ボールの反発性を変えない範囲で、ボールの特性に影響を与えることができる。シュート中のエネルギ伝達を左右できるが、ボールの確認性を保てるように、異なるエネルギ吸収作用を調節するよう発泡体の密度を構成可能にすることが重要である。
発泡層の厚さを、0.6mm〜3.0mm、好適には0.8mm(層6)及び2.7mm(層7)とする。密度を、0.15〜0.8g/cm、好適には0.6g/cm(層6)及び0.3g/cm(層7)とする。
基材の全層が熱可塑性を備えた場合、次に説明するパネルの製造が、高周波溶接で使用され、公知の高周波の電磁放射を使用した特定の有利な方法で可能となる。
単一のパネル8を、型押工具12で基材2を型抜きし、図3及び4で図式的に表したのと同様に形成する。型押工具12には、成形面17を有し、その面を、少なくとも熱塑性変形させられる程度に、パネル製造中に基材2の表面に押圧し、基材に複写する。
型押工具12には側周域に刃状縁部18も備え、その縁部で、所望するパネルの形(すなわち、特に五角形または六角形とするが、他のあらゆるパネル形状も可能である)に応じて、平坦な基材2から片体を切り取り、型抜きできる。
特に型押工具12の縁領域は(製造するパネル8の縁域10に対応していて)、図3及び4で極めて概略的ではあるが示したように、高周波励起器19を備えている。例えば、高周波励起器を約2,500Wの高周波出力にして約2秒間基材2に入れながら、約50バールの圧力を型押工具12によって基材に印加することができる。図3及び4で表した方法で、力Fを印加して圧力を発生させる。それにより、熱塑性変形処理を開始できるように、基材を加熱する。
それにより、高周波を印加する強度と期間に関するパラメーターが、基材への損傷を起こさないように生じる。
成形面17は、縁領域が断面で凹形をしていて、従って合同な凸形部11がパネルの表面14に形成される。図4で示したように、この熱塑性変形処理と同時に、縁部18による基材から所望するパネル形状の切り取り(型抜き)が行われる。
得られたパネル8について、図5で断面を側面から見ることができるが、明瞭化するために、パネルを構成する材料を2層だけとして示している。
当該領域に沿って略一定の厚さを有する材料が、凸形部11の結果として、縁域10で厚みが減少することが重要である。図に示すように、パネル8は、パネル8の全幅Bに沿って一定の厚みを有するが、凸形部11によりパネルの厚さが減少する縁部の延伸部分Bについては無視している。具体的には、縁域10のパネル厚さDを、縁部が厚さΔDだけ減少するまで減少させる。パネルの表面14は、凸形部11の領域で接線が成す測定勾配角度αだけ下がり、盛り上がっている。
こうして製造したパネルを、図6のように、パネル8同士が接合部13で当接するようにボール空気袋9(その下にカーカスもあるものと見なす)上で接着して製造する。
縁部の延伸部分Bのパラメーターの選択、厚さ減少分ΔD、及び勾配角度αによって、それぞれ外周に沿ったバネ定数や硬度の推移に関して、最終的に得られるボールの特徴に影響を与えることができる。パネルの縁部を接着するだけ(特許文献1による技術水準で知られるような)の場合に、または本明細書でのパネルのカップ形領域で当接した場合でも、剛性や硬度が、それぞれ該当位置で増大する。しかしながら、厚さを減少し過ぎた選択をすると、残りのパネル部分と比べて、縁域で剛性や硬度が落ちる可能性がある。従って、当業者は、パラメーターを適切に選択することで、所望する剛性及び硬度それぞれの推移を決定できる。
ボール空気袋は既知の方法で製造する。カーカスは、ポリエステルまたは綿織物から形成し、縫合する。次に空気袋をカーカスに挿入する。膨張させた後に、ラテックス接着剤の層を表面に塗布してもよい。次に、パネルを、各パネル用凹部を有する鋳型に挿入でき、その後準備済みカーカスを鋳型に挿入して、鋳型を閉じ、空気袋を膨張させる。この処理後にボールを点検できる。
こうして製造したボールは、十分な防水性を備えている。
1 ボール
2 基材
3 層(被覆層)
4 層
5 層(発泡)
6 層(発泡)
7 層(発泡)
8 パネル
9 担持体(ボール空気袋)
10 縁域
11 凸形部
12 型押工具
13 接合部
14 表面
15 五角形
16 六角形
17 成形面
18 縁部
19 高周波励起器
縁部の延伸部分
パネルの幅
パネルの厚さ
ΔD 縁域でのパネル厚の減少
α 勾配角度
F 力

Claims (18)

  1. ボール(1)、サッカーボールを製造する方法であって、
    被覆層(3)と、その被覆層(3)下に少なくとも1材料層(4、5、6、7)を備え、少なくとも2層(3、4、5、6、7)で構成した平坦で水平な基材(2)を製造するステップaと、
    その基材(2)から所望の形のパネル(8)を切り取るステップbと、
    担持体(9)、ボール空気袋にパネル(8)を貼り付けるステップcとを有し、
    ステップbの前、最中、または後に、少なくともパネル(8)の縁域(10)を加熱し、被覆層(3)で被覆したパネル(8)の側面を凸形部(11)に変形する
    ことを特徴とするボール製造方法。
  2. ステップbによるパネル(8)の切り取りを、パネル(8)の加熱及び変形と同時に行う
    請求項1に記載のボール製造方法。
  3. パネル(8)の加熱を、基材(2)に高周波の電磁放射を付与して行う
    請求項1または2に記載のボール製造方法。
  4. パネル(8)の変形を、型押工具(12)を基材(2)の表面に押圧する型押によって行う
    請求項1ないし3のいずれかに記載のボール製造方法。
  5. 担持体(9)、ボール空気袋へのパネル(8)の貼り付けを、隣接するパネル(8)の縁域(10)が当接するように接着結合させて行う
    請求項1ないし4のいずれかに記載のボール製造方法。
  6. 担持体(9)上に来るパネル(8)を、パネル同士縫合しない
    請求項1ないし5のいずれかに記載のボール製造方法。
  7. 熱可塑性プラスチック材料を、基材(2)の少なくとも1層(3、4、5、6、7)に用いる
    請求項1ないし6のいずれかに記載のボール製造方法。
  8. 熱可塑性ウレタン材料を、基材(2)の少なくとも1層(3、4、5、6、7)に用いる
    請求項7に記載のボール製造方法。
  9. 複数のパネル(8)から成る外側被覆部を備え、パネル(8)を、担持体(9)、ボール空気袋に貼り付けたボール(1)、サッカーボールであって、
    パネル(8)が、少なくとも2層で構成した平坦で水平な基材(2)から成り、その少なくとも2層が、被覆層(3)と、その被覆層(3)下に少なくとも1材料層(4、5、6、7)を備え、被覆層(3)で被覆するパネル(8)の側面が、パネル(8)の縁域(10)に凸形部(11)を有する
    ことを特徴とするボール。
  10. パネル(8)の凸形部(11)が、縁部の延伸部分(B)に沿って延伸し、その延伸部分が、パネル(8)の幅(B)の3〜20%、好適にはパネル(8)の幅(B)の5〜15%である
    請求項9に記載のボール。
  11. パネル(8)の厚さ(D)が、パネル(8)の縁部で値(ΔD)だけ、パネル(8)の凸形部(11)によって減少し、値(ΔD)が、パネル(8)の厚さ(D)の80〜20%である
    請求項9または10に記載のボール。
  12. パネル(8)の表面(14)に対するパネル(8)の勾配角度(α)が、20〜60°、好適には25〜35°である
    請求項9ないし11のいずれかに記載のボール。
  13. パネル(8)が、基体(9)上、ボール空気袋上に接着された
    請求項9ないし12のいずれかに記載のボール。
  14. 基材(2)の少なくとも1層(3、4、5、6、7)が、熱可塑性プラスチック材料である
    請求項9ないし13のいずれかに記載のボール。
  15. 基材(2)の少なくとも1層(3、4、5、6、7)が、熱可塑性ポリウレタン材料である
    請求項14に記載のボール。
  16. 基材(2)が、少なくとも3層の複合体であり、その複合体が、脂肪族ポリウレタン製の上皮層(3)と、その上皮層下の非発泡ポリウレタン製層(4)と、その層下の発泡ポリウレタン製の少なくとも1層(5、6、7)を備える
    請求項9ないし15のいずれかに記載のボール。
  17. 発泡ポリウレタン製の少なくとも2層(5、6、7)が、互いに上下に配置し、その少なくとも2層を異なる程度に発泡された
    請求項16に記載のボール。
  18. 層(6、7)の少なくとも1層が、水性ポリウレタンフォームで構成される
    請求項16または17に記載のボール。
JP2012511170A 2009-05-20 2010-05-10 ボール及びその製造方法 Pending JP2012527260A (ja)

Applications Claiming Priority (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
DE102009022252.9A DE102009022252B4 (de) 2009-05-20 2009-05-20 Verfahren zum Herstellen eines Balls und Ball
DE102009022252.9 2009-05-20
PCT/EP2010/002850 WO2010133305A1 (de) 2009-05-20 2010-05-10 Verfahren zum herstellen eines balls und ball

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2012527260A true JP2012527260A (ja) 2012-11-08

Family

ID=42537983

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2012511170A Pending JP2012527260A (ja) 2009-05-20 2010-05-10 ボール及びその製造方法

Country Status (6)

Country Link
US (1) US8382619B2 (ja)
EP (1) EP2432570B1 (ja)
JP (1) JP2012527260A (ja)
CN (1) CN102427856B (ja)
DE (1) DE102009022252B4 (ja)
WO (1) WO2010133305A1 (ja)

Families Citing this family (30)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US20120329587A1 (en) * 2006-12-11 2012-12-27 Tsung Ming Ou Sports ball
US8974330B2 (en) 2009-03-20 2015-03-10 Nike, Inc. Sport ball casing and methods of manufacturing the casing
US8608599B2 (en) 2009-03-20 2013-12-17 Nike, Inc. Sport ball casing and methods of manufacturing the casing
US8617011B2 (en) * 2010-12-03 2013-12-31 Nike, Inc. Sport ball with indented casing
JP5689339B2 (ja) * 2011-03-09 2015-03-25 株式会社ミカサ 運動用ボール
WO2013148946A1 (en) * 2012-03-30 2013-10-03 Nike International Ltd. Sport ball casing and methods of manufacturing the casing
US9084918B2 (en) 2012-05-31 2015-07-21 Nike, Inc. Football with segmented cover panels
US9011621B1 (en) * 2013-11-04 2015-04-21 Ali Hasnain Hussain Systems and methods for producing a ball
ES2832323T3 (es) * 2013-12-27 2021-06-10 Molten Corp Pelota
US8991033B1 (en) * 2014-10-16 2015-03-31 Ali Hasnain Hussain Methods for producing a soccer ball
DE102015209795B4 (de) * 2015-05-28 2024-03-21 Adidas Ag Ball und Verfahren zu dessen Herstellung
DE102015209811B3 (de) * 2015-05-28 2016-12-01 Adidas Ag Nicht-aufblasbare Sportbälle
DE102015209797B3 (de) * 2015-05-28 2016-07-14 Adidas Ag Paneel für einen Ball
US20170050089A1 (en) * 2015-08-17 2017-02-23 2nd Skull, LLC Impact dissipating ball
WO2017067564A1 (de) * 2015-10-19 2017-04-27 Puma SE Ball, insbesondere fussball, und verfahren zu seiner herstellung
US20170120497A1 (en) * 2015-10-28 2017-05-04 Dingzing Advanced Materials Inc. Method for producing a thermoplastic polyurethane ball texture
DE102015223885B4 (de) * 2015-12-01 2024-03-21 Adidas Ag Ball
US10207437B2 (en) * 2015-12-18 2019-02-19 Troy Lewis Closed cell foam article and manufacturing method
US9586098B1 (en) 2016-01-12 2017-03-07 Zain-Ul-Abideen Ahsan Sports ball and method of manufacturing sports ball
US20170304685A1 (en) * 2016-04-22 2017-10-26 Silver Star Enterprises (Pvt.) Ltd. DPS Sport Ball
US10112082B2 (en) * 2016-12-14 2018-10-30 Mohammed Ejaz Ahmed Ball with increased flexure
US20180296881A1 (en) * 2017-04-17 2018-10-18 Kjuir, LTD d/b/a KJÜIR Ball formed from panels with compressed edges
WO2019067773A1 (en) * 2017-09-27 2019-04-04 Dhirmalani Anand A BALLOON THAT CAN BE DRAWN
US10653923B2 (en) * 2017-10-24 2020-05-19 Tsung Ming Ou Channelless basketball and manufacturing method thereof
TWI651117B (zh) * 2017-11-27 2019-02-21 三芳化學工業股份有限公司 球體結構及其製造方法
TWI650159B (zh) * 2017-11-27 2019-02-11 三芳化學工業股份有限公司 球體結構及其製造方法
CN109925683A (zh) * 2017-12-15 2019-06-25 三芳化学工业股份有限公司 球体结构及其制造方法
WO2019195421A1 (en) * 2018-04-04 2019-10-10 Power Systems (Ps), Llc. Leak-free exercise devices
US10583332B1 (en) * 2018-10-29 2020-03-10 Christopher J. Calandro Method of making textured sports ball
TWI754267B (zh) * 2020-04-24 2022-02-01 三芳化學工業股份有限公司 熱塑性聚氨酯球結構及其製造方法

Citations (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5591368A (en) * 1978-12-30 1980-07-10 Molten Rubber Ind Preparation of leather ball
JPS58215335A (ja) * 1982-06-10 1983-12-14 Multi Giken Kk ボ−ルの製造方法
JPS60113068A (ja) * 1983-11-23 1985-06-19 Nippon Denso Co Ltd 内燃機関用負圧式点火時期制御装置
JPH01212578A (ja) * 1987-10-23 1989-08-25 Molten Corp 球技用ボールのための表面パネル
US20060068951A1 (en) * 2004-09-30 2006-03-30 Yen-Li Chang Method for manufacturing an inflatable ball and a ball made with the method
JP2009006052A (ja) * 2007-06-29 2009-01-15 Molten Corp ボール

Family Cites Families (25)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US1187029A (en) * 1916-02-07 1916-06-13 James L Beebout Basket-ball and similar playing-ball.
US2280314A (en) * 1938-02-12 1942-04-21 Rawlings Mfg Co Method of making inflatable balls
US2214179A (en) * 1938-04-23 1940-09-10 Milton B Reach Method of making play or game balls
US2149465A (en) * 1938-08-17 1939-03-07 John T Riddell Method of making playing balls
US3506265A (en) * 1967-04-19 1970-04-14 Molten Rubber Ind Multiple-ply,inflated ball for games
FR2443850A1 (fr) 1978-12-15 1980-07-11 Piraud Robert Ballon de sport
FR2643823B1 (fr) * 1989-03-03 1992-05-15 Adidas Chaussures Ballons de sports ou de loisirs, comprenant une couche externe en mousse a peau integrale et leur obtention
US5306001A (en) * 1992-10-16 1994-04-26 Molten Corporation Game ball
JP2717927B2 (ja) * 1993-12-28 1998-02-25 タチカラ株式会社 運動用ボールとその製造方法
DE19738891A1 (de) * 1997-09-05 1999-03-11 Saga Sports Pvt Ltd Obermaterial für die Hülle eines Balles
WO1999015242A1 (en) * 1997-09-22 1999-04-01 Molten Corporation Ball for game
US6206795B1 (en) * 1999-07-28 2001-03-27 Tsung Ming Ou Basketball with cushion layers
DE10255092B4 (de) * 2002-11-26 2010-11-11 Molten Corp. Verfahren zur Herstellung von Teilstücken eines Balls
US6726583B1 (en) * 2003-02-13 2004-04-27 Ye Gin Enterprise, Co., Ltd. Game ball
WO2005070179A2 (en) * 2004-01-09 2005-08-04 Sgg Patents Llc Sportsball and method of manufacturing same
CN2707318Y (zh) * 2004-05-11 2005-07-06 姚文中 一种新颖的胶粘运动球
CN1739826B (zh) * 2004-08-25 2014-11-19 唐雅芳 一种皮革球片的制造方法
US20060199685A1 (en) * 2005-03-03 2006-09-07 Ou Tsung M Machine laminated basketball
US20070037642A1 (en) * 2005-08-11 2007-02-15 Yen-Li Chang Ball with an improved bladder carcass securely engaging with multiple cover panels
US7837581B2 (en) * 2006-12-11 2010-11-23 Tsing Ming Ou Sports ball
CN200995038Y (zh) * 2007-01-18 2007-12-26 汪久全 无缝热粘合比赛足球
US8900077B2 (en) * 2008-02-19 2014-12-02 Topball Sports Inc. Sportsball with integral ball casing and bladder body
CN201211417Y (zh) * 2008-06-03 2009-03-25 中外运动器材(泰国)股份有限公司 球体表面层的贴合片
CN201216842Y (zh) * 2008-06-28 2009-04-08 川越运动工业(肇庆)有限公司 一种胶粘运动球
US20090325747A1 (en) * 2008-06-30 2009-12-31 Tsung Ming Ou Stitchless seam arrangement of sportsball and manufacturing method thereof

Patent Citations (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5591368A (en) * 1978-12-30 1980-07-10 Molten Rubber Ind Preparation of leather ball
JPS58215335A (ja) * 1982-06-10 1983-12-14 Multi Giken Kk ボ−ルの製造方法
JPS60113068A (ja) * 1983-11-23 1985-06-19 Nippon Denso Co Ltd 内燃機関用負圧式点火時期制御装置
JPH01212578A (ja) * 1987-10-23 1989-08-25 Molten Corp 球技用ボールのための表面パネル
US20060068951A1 (en) * 2004-09-30 2006-03-30 Yen-Li Chang Method for manufacturing an inflatable ball and a ball made with the method
JP2009006052A (ja) * 2007-06-29 2009-01-15 Molten Corp ボール

Also Published As

Publication number Publication date
DE102009022252B4 (de) 2014-12-18
DE102009022252A1 (de) 2010-12-16
WO2010133305A1 (de) 2010-11-25
US20120088614A1 (en) 2012-04-12
CN102427856A (zh) 2012-04-25
EP2432570B1 (de) 2013-08-28
US8382619B2 (en) 2013-02-26
EP2432570A1 (de) 2012-03-28
CN102427856B (zh) 2014-08-13

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2012527260A (ja) ボール及びその製造方法
EP1680194B1 (en) Panel of a ball for a ball game, a ball, and methods of making the same
JP5771595B2 (ja) スポーツボールケーシングおよびケーシング製造方法
JP4157023B2 (ja) ボールの構成片を製造する方法およびボールを製造する方法
US8777787B2 (en) Sport ball
US8033936B2 (en) Sports ball
US8900077B2 (en) Sportsball with integral ball casing and bladder body
EP2726163B1 (en) Sport ball casing and methods of manufacturing the casing
US7648434B2 (en) Ball for ball game
US20060199685A1 (en) Machine laminated basketball
US20140106912A1 (en) Sport Balls And Methods Of Manufacturing The Sport Balls
CN1741834A (zh) 球类运动用球及其制造方法
US8388476B2 (en) Sports ball
JP5002164B2 (ja) 外皮パネル、球技用ボール及びこれらの製造方法
US20150265883A1 (en) Game Ball and Method for Making Game Ball
US20040177916A1 (en) Method for manufacturing a basketball
US20060286339A1 (en) Sport cushion
AU3434602A (en) Game balls
JP2003061703A (ja) 靴底及びその製造方法
JPH11346806A (ja) 靴底の製造方法

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20130305

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20140425

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20140430

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20140729

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20150407

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20150925