JP5002164B2 - 外皮パネル、球技用ボール及びこれらの製造方法 - Google Patents

外皮パネル、球技用ボール及びこれらの製造方法 Download PDF

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Description

本発明は、外皮パネル、球技用ボール及びこれらの製造方法に関するものである。
一般に球技用ボールは、圧搾空気が封入される中空体形状のチューブと、ボールとしての品質(真球性、形状維持性、大きさ、耐久性等)を安定させるための補強層と、補強層を覆う人工皮革等からなる外皮パネルとを備えている。ここで、球技用ボールは、その製法から主に3つのカテゴリーに分類される。すなわち貼りボール、縫いボール及びミシン縫いボールである。貼りボールでは、補強層に複数の外皮パネルが接着され、これらの外皮パネルによって補強層が覆われている。縫いボールでは、裏面にライナーや緩衝材が接着された複合パネルを複数縫い合わせて裏面が外になるように袋状に形成し、これを最後に裏返してチューブを挿入して作られる。ミシン縫いボールでは、複数の外皮パネルをミシンで縫い合わせて袋状に形成し、これを裏返して外皮層としている。
貼りボールにおいて、外皮パネルを補強層に接着するには、下記特許文献1〜4に開示されているようにまず外皮パネルの端部の裏側を斜めに剥ぐ(コバ削ぎ)。具体的には、図12(a)に示すように、外皮パネル4の外周部の裏側を傾斜状にカットする。この加工は、円板状の刃物を回転させてそれを外皮パネル4の外周部に当てることによってなされる。したがって、コバ削ぎによって外皮パネル4の外周部は、先端ほど薄くなり(図12(b))、この外周部を裏側に向かって折り曲げて接着剤5によって補強層3に接着することにより(図12(b)、(c))、隣り合う外皮パネル4間にV字状の溝6を形成することができる(図12(d))。外皮パネル4間にV字溝6が形成されることで、貼りボールの飛行性能を向上させるとともにグリップ性(手に持ったときのつかみ易さ)を向上させることができる。
実公昭30−10612号公報 実開昭51−157253号公報 実開昭60−25648号公報 実開昭61−127764号公報
しかしながら、貼りボールでは、外皮パネル4の外周部(端部)を斜めにコバ削ぎしてその端部を補強層3に接着する構成なので、外皮パネル4間にできる溝6が浅くて広いものにならざるを得ず(例えば溝幅が5〜10mmで、深さが0.5〜1.2mm)、ボールの飛行特性が良くないという問題がある。すなわち、コバ削ぎの傾斜を急な角度にすると端部を曲げ難くなるために、コバ削ぎの傾斜をある程度緩やかにせざるを得ない。この結果、外皮パネル4間のV字溝6が浅くて広いものになってしまう。そして、V字溝6が浅くて広いとボールが回転しても揚力が発生し難くなるので飛行性能の悪化につながる。さらに、パネル4間のV字溝6が浅くて広いと指のひっかかりが悪くなりグリップ性が悪くなる。
しかも、外皮パネル4の厚みが厚くなれば、それだけ溝が広くなってしまう。すなわち、外皮パネル4が厚い場合には、外皮パネル4の端部を折り曲げるのに大きな力が必要となるため、外皮パネル4の端部が補強層3から剥れやすくなってしまう。このため、外皮パネル4の厚みは約2mm程度と自ずと限界があり、また外皮パネル4が厚くなるとそれに応じてコバ削ぎの角度を緩やかにすることで対処する必要が生じ、この結果、パネル4間の溝幅が広くなってしまう。一方、外観上からも溝幅は広過ぎないのが好ましい。このため、外皮パネル4の厚みには必然的に限界があり、貼りボールは固い感触のボールになってしまう。
そこで、本発明は、かかる点に鑑みてなされたものであり、その目的とするところは、貼りボールの飛行性能及びグリップ性を向上するとともに感触を良くすることにある。
前記の目的を達成するため、本発明は、球技用ボールの基体に接着される外皮パネルを製造する方法を前提として、素材パネルの裏側周縁部に凹部を形成することによって、前記素材パネルに主部とこの主部の側面における表側周縁部から延出される副部とを形成し、前記凹部が内側になるように前記副部を折り曲げて当該副部の裏側面を前記主部の側面に固着させる。
本発明では、素材パネルの裏側周縁部に凹部を形成することによって主部の側面における表側周縁部から延出される副部を形成するようにしているので、簡単に曲げることができる副部を形成することができる。そして、凹部が内側になるように副部を折り曲げて当該副部の裏側面を主部の側面に固着させるので、従来のように端部を斜めにコバ削ぎして折り曲げる場合に比べ、副部の折り曲げ量を大きくでき、外皮パネルの外周面の傾斜をきつくすることができる。この結果、外皮パネルを基体に接着して球技用ボールにしたときには、外皮パネル間に形成される溝を狭くすることができる。しかも、素材パネルが厚いほど副部と主部側面との接合面積を大きくできるので、素材パネルが厚いほど副部と主部側面とを接合し易くすることができる。したがって、外皮パネルが厚みの制限を受けないようにできるので、貼りボールの外皮パネルとして厚いものを使用できるようになる。それ故に、貼りボールの感触を向上することができるとともに、外皮パネル間の溝部を深くすることができるので、ボールの飛行性能及びグリップ性を向上することができる。
素材パネルを一定の角度でコバ削ぎするのは容易ではない。材料による硬さ、厚さのばらつき、温度による切れ味の変化、加工時間経過による切れ味の変化等があるため、削ぎ角度を均一にすることは困難である。そして、コバ削ぎでは、その削ぎ角度が急になったときには外皮パネル間に隙間が生じ易くなって基体が露出し、外観が悪くなる一方、削ぎ角度が緩やかになったときには外皮パネルの端部同士が重なり合って端部が剥れ易くなる。すなわち、コバ削ぎでは削ぎ角度のばらつきが品質の低下に直結するので、品質を安定させるのが困難である。これに対して、本発明のように副部を折り曲げて主部に接合する場合には、外周面の傾斜角度がばらついたとしても、互いの端面で押圧接合された外皮パネルの弾性により、従来法(コバ削ぎ)のように開きや重なりが生じることはない。
ここで、前記製造方法において、金型で前記素材パネルの裏側周縁部を圧縮して前記凹部を形成するのが好ましい。
この態様では、金型で素材パネルを押圧して凹部を形成するので、凹部の形状を安定化させることができる。
前記製造方法において、表面が溶ける温度以上に前記素材パネルの裏側周縁部が昇温して前記凹部が形成され、前記凹部の溶けた状態にある表面を内側にして前記副部を折り曲げて前記主部の側面に溶着させるようにしてもよい。
この態様では、凹部の溶けた部分が冷えて固化すると、この凹部を形成する表面を挟んで主部の側面と副部とが強固に結合する。このとき、互いにくっ付き合う主部と副部とは同じ素材なので、副部を主部に強固に固着させることができる。しかも、同じ素材の主部と副部とを融解させるので、凹部を形成するときの条件が制限的なものにならない。すなわち、主部と副部とは互いに同じ素材なので両者が溶ける条件を設定しやすく、凹部の形状が調整しやすい。また、素材パネルの側面にその全周に亘って接着剤等を塗布するというような煩わしい作業を回避することができる。
一方、前記凹部に接着剤を塗布して前記副部を前記主部の側面に接着してもよい。
この態様によれば、副部を主部の側面に簡単に結合させることができる。特に、本発明では、接着剤によって、互いに同じ素材である主部と副部とを接着するので、接着強度が強く、副部が主部の側面から剥れ難いものとなる。
また、前記製造方法において、少なくとも前記副部を折り曲げる前に、前記副部の表側面に凹凸を形成してもよい。
この態様によれば、副部を折り曲げたときに、前記凹凸が外皮パネルの外周面における凹凸となって現れる。したがって、隣接する外皮パネル間の境界を縫いボールのようにジグザグ状に形成することが可能となり、球技用ボールを縫いボールの外観に近づけることができるとともに空力特性を更に向上させることができる。
本発明は、前記製造方法によって製造された複数の外皮パネルを基体に接着して球技用ボールを製造する球技用ボールの製造方法である。
この製造方法においては、隣接する外皮パネル間の溝が狭くて深いボールに仕上げることができる。
また、前記球技用ボールの製造方法において、互いに隣り合う外皮パネル同士を接着するようにしてもよい。
この態様では、副部を折り曲げて主部に固着してなる外皮パネルが用いられているため、隣り合う外皮パネルを外周面で面接合できるようになっている。このため隣接する外皮パネルを確実に接着することができる。そして、外皮パネル間を塞ぐことができるので、水分が浸入し難い球技用ボールに仕上げることができる。従来のようにコバ削ぎした貼りボールでは外皮パネル同士を接着できなかったのに対し、本発明によれば貼りボールにおいて外皮パネル同士を接着することができるため、貼りボールにおいて外皮パネル内に水分が浸入するのを防止できるという従来にはない効果を得ることができる。
本発明は、球技用ボールの基体に接着される外皮パネルを前提として、主部と、この主部の側面における表側周縁部から延出される副部とを有し、前記副部は、裏側面に向かって折り曲げられ、当該副部の前記裏側面が前記主部の側面に固着されている。
本発明では、主部の側面における表側周縁部から延出される副部を形成するようにしているので、簡単に曲げることができる副部を形成できる。そして、副部が裏側面に向かって折り曲げられ、当該副部の裏側面が主部の側面に固着されているので、従来のように端部を斜めにコバ削ぎして折り曲げる場合に比べ、副部の折り曲げ量を大きくでき、外皮パネルの外周面の傾斜をきつくすることができる。この結果、外皮パネルを基体に接着して球技用ボールにしたときには、外皮パネル間に形成される溝を狭くすることができる。しかも、素材パネルが厚いほど副部と主部側面との接合面積を大きくできるので、素材パネルが厚いほど副部と主部側面とを接合し易くすることができる。したがって、外皮パネルが厚みの制限を受けないようにできるので、貼りボールの外皮パネルとして厚いものを使用できるようになる。それ故に、貼りボールの感触を向上することができるとともに、外皮パネル間の溝部を深くすることができるので、ボールの飛行性能及びグリップ性を向上することができる。
ここで、前記外皮パネルにおいて、前記副部は、前記主部の側面に溶着されていてもよい。
この態様では、互いに同じ材料からなる主部と副部とが溶着されているので、主部と副部との固着強度を向上することができる。また、これらを溶着させる条件が制限的なものにならないため、副部を容易にかつ安定して主部に溶着させることができる。
また、前記副部は、接着剤によって前記主部の側面に接着されていてもよい。
この態様では、互いに同じ材料からなる主部と副部とが接着されているので、接着強度が強く、副部が主部の側面から剥れ難いものとなる。
外周面が凹凸状に形成されていてもよい。この態様では、隣接する外皮パネル間の境界を縫いボールのようにジグザグ状に形成することが可能となり、球技用ボールを縫いボールの外観に近づけることができるとともに空力特性を更に向上させることができる。
本発明は、基体に複数の前記外皮パネルが接着されている構成の球技用ボールである。
本発明では、外皮パネルと基体との接着面には、副部の折り曲げによって生ずる応力が作用しないので、外皮パネルが基体から剥れ難くすることができる。そして、外皮パネルが厚みの制限を受けないようにできるので、貼りボールの外皮パネルとして厚いものを使用できる。それ故に、貼りボールの感触を向上することができるとともに、外皮パネル間の溝部を深くすることができるので、ボールの飛行性能及びグリップ性を向上することができる。
この球技用ボールにおいて、互いに隣り合う前記外皮パネル同士が接着されているのが好ましい。
この態様では、外皮パネル間から水分が浸入するのを防止することができるので、例えば雨中で使用される場合等に球技用ボールの重量が増加するのを抑制することができる。このため、球技用ボールの飛行性能や衝撃性が変化するのを抑制でき、プレーし易いボールにすることができる。しかも、本球技用ボールでは、副部を折り曲げて主部に固着してなる外皮パネルが用いられるため、隣り合う外皮パネルを外周面で面接合できるようになっており、これにより隣接する外皮パネル同士を確実に接着することができる。従来のようにコバ削ぎした貼りボールでは外皮パネル同士を接着できなかったのに対し、本発明によれば貼りボールにおいて外皮パネル同士を接着することができるため、貼りボールにおいて外皮パネル内に水分が浸入するのを防止できるという従来にはない効果を得ることができる。
以上説明したように、本発明によれば、貼りボールの飛行性能及びグリップ性を向上するとともに感触を良くすることができる。
以下、本発明を実施するための最良の形態について図面を参照しながら詳細に説明する。
図1は、本発明の一実施形態に係る球技用ボールの外観を示すものであり、同図に示すように、本実施形態では球技用ボールの一例であるサッカーボールとして構成されている。本サッカーボールは、複数の外皮パネル4,4,‥を備えており、これら外皮パネル4,4,‥で覆われている。外皮パネル4,4,‥は、五角形のもの(12枚)と、六角形のもの(20枚)とが用いられている。そして、その一つの外皮パネル4には、空気を注入するために使用されるバルブ1が設けられている。
本サッカーボールは、図2に示すように、中空形状の基体8を備えており、この基体8上に複数(例えば32枚)の外皮パネル4が接着剤11で接着された構成とされている。基体8は、チューブ2と、このチューブ2の上に形成された補強層3とを備えている。チューブ2は、ブチルゴム等の空気非透過性のゴムによって構成されるものであり、圧搾空気が封入されている。補強層3は、ボールとしての品質の安定化を目的として設けられる層であり、ナイロンフィラメント等の繊維を数千m分あらゆる方向に巻き付けることによって形成されている。補強層3を設けることで、真球度、耐久性、外径、形態維持性等を向上できる。
なお、補強層3は、前記構成に限られるものではない。例えば綿布等の織布を貼り合わせることによって補強層3を構成してもよく、あるいは複数枚の織布を球形に縫い合わせたものによって補強層3を形成してもよい。
基体8は、補強層3の上にカバーゴム層(図示省略)を備えていてもよい。基体8にカバーゴム層を設けることで、外皮パネル4をより強く基体8に接着できるようになる。また基体8は、チューブ2のみによって構成することも可能である。すなわち、ポリウレタン、ポリエステル、ナイロン、ポリオレフィン等のエラストマーを球形に成形したもの、強化繊維を配合したゴムで形成されたものをチューブ2として使用する場合には、このチューブ2自体が補強機能を有するので、補強層3を省略することが可能となる。
外皮パネル4は、外皮4cと、この外皮4cの裏側に貼り合わされた外皮パネル裏面材4dとによって構成されている。外皮4cは、外皮パネル4の表側の面とこの表側面の外端部に沿って延びる側面4fとに亘って設けられ、外皮パネル裏面材4dと一体的になっている。これにより、外皮パネル4の表側面及び側面4fは外皮4cによって構成され、外皮パネル4の裏側面には外皮パネル裏面材4dが表出している。そして、この裏側面が補強層3と接着されている。
外皮4cは、耐磨耗性を有する合成樹脂や外皮材料によって構成されている。合成樹脂としては、例えばウレタン樹脂(PU)、熱可塑性ウレタン樹脂(TPU)等が挙げられる。また外皮材料としては人工皮革、合成皮革等が挙げられる。外皮パネル裏面材4dは、EVA、SBA、EPDM、PE、ネオプレン等の発泡材、織布、不織布等の緩衝性のある部材によって構成されている。
前記外皮パネル裏面材4dは、外皮4cで囲まれる内側に設けられている。言い換えると、この外皮パネル裏面材4dによって外皮パネル4の厚みが調整されている。各外皮パネル4は、1.0mm以上でかつ8mm以下、好ましくは1.5mm以上でかつ5mm以下の厚みに構成されている。
外皮パネル4,4,‥は、補強層3の全面を覆うように並べられており、接着剤11によって補強層3上に接着されている(図2参照)。そして互いに隣り合う外皮パネル4,4の外周面4f,4f同士が接着剤17で接着されるとともに、これら外皮パネル4,4間に、V字上の溝(V字溝)6が形成されている。このV字溝6は、幅が例えば約2〜3mmであり、深さが例えば約3mmとなっている。
ここで、図3〜図8を参照しつつ、外皮パネル4の作製手順について説明する。外皮パネル4を作製するには、外皮4cと外皮パネル裏面材4dとが貼り合わされて一体化された構造の素材パネルを使用する。
外皮パネル4の作製工程では、まず素材パネルを五角形、六角形等の所定形状に裁断する(裁断工程)。これにより素材パネルの側面4eは裁断面となる。このとき素材パネルは図3に示すように縦断面が矩形状となる。ただし、側面4eが垂直になるように裁断するが、素材パネルの柔軟さによって裁断面が傾斜することもしばしばある。しかしながら、裁断面が傾斜したとしても後述するように周縁部に凹部10を形成するので、問題が生ずることはない。
続いて、前記裁断工程で所定の形状に裁断された素材パネルに、図4及び図5に示すように、凹部10を形成する(凹部形成工程)。この凹部10は、素材パネルの裏側面における外周部(周縁部)に形成されるものである。
素材パネルに凹部10を形成するには、図6に示す凹部形成装置20が使用される。この凹部形成装置20は、第1金型21と、第2金型22と、素材パネルの外周部を昇温させるための昇温手段24とを備えている。第1金型21は、素材パネルの表側面を押える平面部21aを有している。一方、第2金型22には、素材パネルに凹部10を形成するための環状凸部22aが設けられている。この環状凸部22aは、縦断面が例えば矩形状に形成されており、この環状凸部22aで囲まれる凹部が前記外皮パネル4の主部4aに対応した大きさ、形状となっている。
昇温手段24は、高周波発生装置によって構成することができる。この場合、昇温手段24は、第1金型21及び第2金型22を電極として、両電極間に高周波電圧(例えば、10kHz、数千ボルトの電圧)をかけるように構成される。そして、第1金型21と、第2金型22の環状凸部22aとで外皮パネル4の周縁部を圧縮し、凹部10の表面が溶ける温度以上になるまで両電極間に高周波電圧を印加できるようになっている。
昇温手段24は、高周波電圧で素材パネルの周縁部が昇温する構成に限られるものではない。例えば、第2金型22に図略のヒータが埋設された構成とし、環状凸部22aが昇温することによって、素材パネルが加熱されるものとしてもよい。これにより、図4及び図5に示すように、外皮パネル裏面材4dの裏側面における外周部に凹部10が形成され、素材パネルは、主部4aと、その周囲に鍔状に配置された副部4bとを備えた構造となる。ここで、主部4aは、外皮パネル4の外周部を除く部分であり、縦断面が略矩形状に形成された部分である。副部4bは、前記主部4aの外周部の全周に亘って形成されるものであり、主部4aの側面における表側の部位(表側周縁部)から延出されている。
環状凸部22aの断面形状は矩形状であるが、高周波電圧の印加時間により、形成される凹部10の断面形状が異なってくる。またヒータで加熱する場合には環状凸部22aの温度及び押し付け時間によって形成される凹部10の断面形状が異なってくる。したがって、印加時間等を適宜調整することによって、凹部10の形状及び大きさを素材に応じて容易に調整することができる。例えば図4及び図5に示すように、副部4bの下側面12(副部4bを折り曲げたときには内側面となる裏側面12)が、主部4aの側面15(主部4aの外周面15)の延長線上よりも外側に位置するような断面形状に形成される。そして、主部4aは、裏側(図4及び図5における下側)で幅が狭くなる傾斜状に形成され、かつ副部4bは、外側ほど薄くなる形状に形成される。
素材パネルの外周部が昇温したときには、環状凸部22aに接触している部分、すなわち主部4aの側面15と副部4bの下側面12が0.1mm〜1mmの厚みで溶解する。この溶けた部分は、後述するように副部4bを折り曲げたときに主部4aと副部4bとを固着させる固着部14を構成するものである。すなわち、本実施形態では、凹部形成工程において凹部10が形成されるとともに、後に固着部14となる溶解部が形成される。
次に、凹部10が形成された外皮パネル4を所定の形状に成形する(パネル成形工程)。このパネル成形工程では、図7に示すように、外皮パネル4の形状に対応したキャビティ30を有する金型31が使用される。そして、このキャビティ30内に外皮パネル4を押し込み、副部4bを裏側に向かって折り曲げた状態で保持する。加熱されて溶けた部分が冷やされて固化するまでには、ある程度の時間を要するので、この時間よりも長い時間の間、副部4bの内側面12を主部4aの側面15に接合して固定しておくと、副部4bが主部4aに溶着される。すなわち、固化した部分が外皮パネル4の固着部14として構成される。これにより、副部4bが折り曲げられた状態で固着部14を介して主部4aに固定され、外皮パネル4が所定の形状に成形される。そして、裁断面となっている副部4bの外端面(素材パネルの側面)4eは、外皮パネル4の裏側面となる。このとき副部4bの外端面4eが主部4aの裏側面と略面一の状態となることで、外皮パネル4の裏側面が平面状に形成される。
そして、キャビティ30から外皮パネル4を取り出せば、図8に示すように、縦断面が略矩形状又は台形状の板状に形成された外皮パネル4が完成する。この外皮パネル4を所定数だけ基体8に接着剤11で接着するとサッカーボールが完成する。このとき、互いに隣り合う外皮パネル4,4同士を接着剤17で接着する。これにより外皮パネル4,4間を塞ぐことができる。
以上説明したように、本実施形態によれば、素材パネルの裏側周縁部に凹部10を形成することによって主部4aの表側周縁部から延出される副部4bを形成するようにしているので、簡単に曲げることができる副部4bを形成できる。そして、従来のように端部を斜めにコバ削ぎして折り曲げる場合に比べ、副部4bの折り曲げ量を大きくできるので、外皮パネル4の外周面4fの傾斜をきつくすることができる。この結果、外皮パネル4を基体8に接着してサッカーボールにしたときには、外皮パネル4間に形成されるV字溝6を狭くすることができる。しかも、素材パネルが厚いほど副部4bと主部4a側面15との接合面積を大きくできるので、素材パネルが厚いほど副部4bと主部4a側面15とを接合し易くすることができる。したがって、外皮パネル4が厚みの制限を受けないようにできるので、サッカーボール(貼りボール)の外皮パネル4として厚いものを使用できるようになる。それ故に、サッカーボールの感触を向上することができるとともに、外皮パネル4間のV字溝6を深くすることができるので、ボールの飛行性能及びグリップ性(手に持ったときのつかみ易さ)を向上することができる。
また本実施形態では、副部4bを折り曲げて主部4aに接合するので、外周面4fの傾斜角度がばらついたとしても、互いの端面4fで押圧接合された外皮パネル4の弾性により、従来法(コバ削ぎ)のように開きや重なりが生じることはない。この結果、品質を安定させ易くすることができる。
本実施形態では、素材パネルの裏側周縁部を圧縮することによって凹部10を形成し、この凹部10が内側になるように副部4bを折り曲げて主部4aに溶着させるようにしているので、凹部10の溶けた部分が冷えて固化すると、この凹部10を挟んで主部4aの側面15と副部4bの内側面12とが強固に結合する。このとき、互いにくっ付き合う主部4aと副部4bとは同じ素材なので、副部4bを主部4aに強固に固着させることができる。しかも、同じ素材の主部4aと副部4bとを融解させるので、凹部10を形成するときの条件が制限的なものにならない。すなわち、主部4aと副部4bとは互いに同じ素材なので両者が溶ける条件を設定しやすく、凹部10の形状が調整しやすい。また、素材パネルの側面にその全周に亘って接着剤等を塗布するというような煩わしい作業を回避することができ、工程数を低減できる。すなわち、本実施形態では、金型21,22を押し付けるだけで、裏側周縁部の全体に亘って凹部10を形成することができるので、コバ削ぎのような手間がかからない。
また、本実施形態では、高周波電圧の印加時間あるいは加熱金型の押し当て時間を調整することによって、材料の硬度、厚み等の特性に応じた適正な形状の凹部10を形成することができる。しかもそれを安定して均一に形成できるので、外皮パネル4の形状を容易に安定化させることができる。
また、本実施形態では、互いに隣り合う外皮パネル4,4同士を接着しているので、外皮パネル4,4間から水分が浸入するのを防止することができる。この結果、例えば雨中で使用される場合等にサッカーボールの重量が増加するのを抑制することができる。このため、サッカーボールの飛行性能や衝撃性が変化するのを抑制でき、プレーし易いボールにすることができる。しかも、本サッカーボールでは、副部4bを折り曲げて主部4aに接合してなる外皮パネル4が用いられるため、隣り合う外皮パネル4,4の外周面4f,4f同士を面接合できるようになっており、これにより隣接する外皮パネル4,4同士を確実に接着することができる。したがって、貼りボールにおいて外皮パネル内に水分が浸入するのを防止できるという従来にはない効果を得ることができる。
なお、本発明は、前記実施形態に限られるものではなく、その趣旨を逸脱しない範囲で種々変更、改良等が可能である。例えば、バレーボールあるいはラグビーボールに構成してもよい。さらに図示省略するがハンドボール、バスケットボール、ドッジボール等の球技用ボールとしてもよい。
また、前記実施形態では、副部4bが段差状に形成された構成について示したが、これに限られるものではない。例えば副部4bは、主部4aの側面15から繋がる裏側面12が湾曲した形状に形成されていてもよい。
また、前記実施形態では、外皮パネル4の外周面が傾斜した平面状に形成された例について示したが、これに限られるものではない。例えば、外周面4fが直立した平面状に形成されていてもよく、あるいは外周面4fが折れ曲がった平面状に形成されていてもよい。さらに外周面4fが湾曲面状に形成されていてもよい。外皮パネル4の外周面4fは、凹部10の形状、金型の形状によって適宜調整することができる。すなわち、金型の形状等によって外周面4fの形状を任意に設定することが可能なので、ボールの用途に応じて、V字溝6の形状を容易に調整でき、これによって飛行特性、グリップ性等を容易に調整することができる。
また、前記実施形態では、素材パネルの外周部を圧縮することによって凹部10を形成し、副部4bを主部4aに溶着するようにしたが、これに限られるものではない。例えば、素材パネルの外周部を圧縮して凹部10を形成し、この凹部10に接着剤を塗布して副部4bを主部4aに接着し、これによって副部4bが主部4aに固着されるようにしてもよい。つまりこの態様では、固着部14は、接着剤が固化したものとなる。この場合には、副部4bを主部4aの側面15に簡単に結合させることができる。そして、接着剤によって、互いに同じ素材である主部4aと副部4bとを接着するので、接着強度が強く、副部4bが主部4aの側面から剥れ難いものとなる。また、凹部10を形成する方法は、素材パネルの外周部を加熱する方法に限られるものではなく、例えば素材パネルの外周部をナイフ等で剥いでもよく、あるいは研磨等によって削り取ってもよい。また、加熱することなく高圧をかけることによって凹部10を形成してもよい。この場合の圧力は、10〜100kg/cm程度の圧力となるため、設備が大型化しないようにするには、前述したように素材パネルを昇温させて圧縮するのが好ましい。
また、本実施形態では、環状凸部22aの断面形状が矩形状に形成されている第2金型22を用いたが、これに限られるものではない。すなわち、高周波電圧の印加時間等によって凹部10の形状を調整できるため、環状凸部22aの断面形状が例えば台形状に形成されたものを用いることも可能である。
また前記実施形態では、副部4bを折り曲げる際に素材パネルの表側面が平面状に形成されている例について示したが、これに代え、図9に示すように副部4bを折り曲げる際に素材パネルの表側面が凹凸状に形成されていてもよい。具体的に、素材パネルの表側面における外周部、即ち前記凹部10に対向する位置に凹凸35が形成されている。素材パネルに凹凸35を形成するには、第1金型21にこの凹凸35に対応した形状の凹凸21bを形成すればよい。すなわち、第1金型21には、図9及び図10に示すように、例えば六角形状のキャビティ21cが形成されていて、このキャビティ21cには、その外周部に沿って凹凸21bが形成されている。一方第2金型22は、前記実施形態と同じものである。そして、これら第1金型21及び第2金型22によって素材パネルの表側面における外周部に凹凸35を形成する一方、裏側面における外周部に凹部10を形成することができる。このようにして得られた素材パネルから、図11に示すように、外周面が凹凸状(ジグザグ状)に形成される外皮パネル4を得ることができる。この態様によれば、副部4bを折り曲げたときに、表側面の凹凸35が外皮パネル4の外周面における凹凸となって現れるので、隣接する外皮パネル4間の境界を縫いボールのようにジグザグ状に形成することが可能となり、球技用ボールを縫いボールの外観に近づけることができるとともに空力特性を更に向上させることができる。
本発明の実施形態に係る球技用ボールの外観を示す正面図である。 前記球技用ボールの構造を部分的に示す断面図である。 外皮パネルの製造工程を説明するための図であり、素材パネルの断面を示している。 外皮パネルの製造工程を説明するための図であり、素材パネルに凹部が形成された状態を示している。 外皮パネルの製造工程を説明するための図であり、素材パネルに凹部と溶解部分とが形成された状態を示している。 凹部形成装置の主要部を概略的に示す図である。 金型で外皮パネルを成形する様子を概略的に示す図である。 成形された外皮パネルを概略的に示す断面図である。 本発明の別の実施形態に係る外皮パネル及び金型を示す図である。 図9の第1金型のキャビティの構成を示す図である。 図9の金型で素材パネルに凹凸及び凹部を形成し、その素材パネルから成形された外皮パネルの一例を示す平面図である。 (a)〜(d)補強層への従来の外皮パネルの接着方法を説明するための図である。
符号の説明
1 バルブ
2 チューブ
3 補強層
4 外皮パネル
4a 主部
4b 副部
4c 外皮
4d 外皮パネル裏面材
4e 側面
4f 外周面
6 溝
8 基体
10 凹部
11 接着剤
12 下側面
14 固着部
15 側面
20 凹部形成装置
21 第1金型
21a 平面部
21b 凹凸
21c キャビティ
22 第2金型
22a 環状凸部
24 昇温手段
30 キャビティ
31 金型
35 凹凸

Claims (13)

  1. 球技用ボールの基体に接着される外皮パネルを製造する方法であって、
    素材パネルの裏側周縁部に凹部を形成することによって、前記素材パネルに主部とこの主部の側面における表側周縁部から延出される副部とを形成し、
    前記凹部が内側になるように前記副部を折り曲げて当該副部の裏側面を前記主部の側面に固着させる外皮パネルの製造方法。
  2. 金型で前記素材パネルの裏側周縁部を圧縮して前記凹部を形成する請求項1に記載の外皮パネルの製造方法。
  3. 表面が溶ける温度以上に前記素材パネルの裏側周縁部が昇温して前記凹部が形成され、
    前記凹部の溶けた状態にある表面を内側にして前記副部を折り曲げて前記主部の側面に溶着させる請求項1又は2に記載の外皮パネルの製造方法。
  4. 前記凹部に接着剤を塗布して前記副部を前記主部の側面に接着する請求項1又は2に記載の外皮パネルの製造方法。
  5. 少なくとも前記副部を折り曲げる前に、前記副部の表側面に凹凸を形成する請求項1から4の何れか1項に記載の外皮パネルの製造方法。
  6. 請求項1から5の何れか1項に記載の製造方法によって製造された複数の外皮パネルを
    基体に接着して球技用ボールを製造する球技用ボールの製造方法。
  7. 互いに隣り合う外皮パネル同士を接着する請求項6に記載の球技用ボールの製造方法。
  8. 球技用ボールの基体に接着される外皮パネルであって、
    主部と、この主部の側面における表側周縁部から延出される副部とを有し、
    前記副部は、裏側面に向かって折り曲げられ、当該副部の前記裏側面が前記主部の側面に固着されている外皮パネル。
  9. 前記副部は、前記主部の側面に溶着されている請求項8に記載の外皮パネル。
  10. 前記副部は、接着剤によって前記主部の側面に接着されている請求項8に記載の外皮パネル。
  11. 外周面が凹凸状に形成されている請求項8から10の何れか1項に記載の外皮パネル。
  12. 基体に請求項8から11の何れか1項に記載の複数の外皮パネルが接着されている構成の球技用ボール。
  13. 互いに隣り合う前記外皮パネル同士が接着されている請求項12に記載の球技用ボール。
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