JP2012526368A - 浸液蒸発作用の低い光学結像 - Google Patents

浸液蒸発作用の低い光学結像 Download PDF

Info

Publication number
JP2012526368A
JP2012526368A JP2012507786A JP2012507786A JP2012526368A JP 2012526368 A JP2012526368 A JP 2012526368A JP 2012507786 A JP2012507786 A JP 2012507786A JP 2012507786 A JP2012507786 A JP 2012507786A JP 2012526368 A JP2012526368 A JP 2012526368A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
optical
surface region
electric field
immersion liquid
conductive element
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2012507786A
Other languages
English (en)
Other versions
JP5486082B2 (ja
Inventor
ジクス ステファン
Original Assignee
カール・ツァイス・エスエムティー・ゲーエムベーハー
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by カール・ツァイス・エスエムティー・ゲーエムベーハー filed Critical カール・ツァイス・エスエムティー・ゲーエムベーハー
Publication of JP2012526368A publication Critical patent/JP2012526368A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5486082B2 publication Critical patent/JP5486082B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • GPHYSICS
    • G02OPTICS
    • G02BOPTICAL ELEMENTS, SYSTEMS OR APPARATUS
    • G02B1/00Optical elements characterised by the material of which they are made; Optical coatings for optical elements
    • G02B1/10Optical coatings produced by application to, or surface treatment of, optical elements
    • G02B1/18Coatings for keeping optical surfaces clean, e.g. hydrophobic or photo-catalytic films
    • GPHYSICS
    • G02OPTICS
    • G02BOPTICAL ELEMENTS, SYSTEMS OR APPARATUS
    • G02B27/00Optical systems or apparatus not provided for by any of the groups G02B1/00 - G02B26/00, G02B30/00
    • G02B27/0006Optical systems or apparatus not provided for by any of the groups G02B1/00 - G02B26/00, G02B30/00 with means to keep optical surfaces clean, e.g. by preventing or removing dirt, stains, contamination, condensation
    • GPHYSICS
    • G03PHOTOGRAPHY; CINEMATOGRAPHY; ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ELECTROGRAPHY; HOLOGRAPHY
    • G03FPHOTOMECHANICAL PRODUCTION OF TEXTURED OR PATTERNED SURFACES, e.g. FOR PRINTING, FOR PROCESSING OF SEMICONDUCTOR DEVICES; MATERIALS THEREFOR; ORIGINALS THEREFOR; APPARATUS SPECIALLY ADAPTED THEREFOR
    • G03F7/00Photomechanical, e.g. photolithographic, production of textured or patterned surfaces, e.g. printing surfaces; Materials therefor, e.g. comprising photoresists; Apparatus specially adapted therefor
    • G03F7/70Microphotolithographic exposure; Apparatus therefor
    • G03F7/70058Mask illumination systems
    • G03F7/7015Details of optical elements
    • GPHYSICS
    • G03PHOTOGRAPHY; CINEMATOGRAPHY; ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ELECTROGRAPHY; HOLOGRAPHY
    • G03FPHOTOMECHANICAL PRODUCTION OF TEXTURED OR PATTERNED SURFACES, e.g. FOR PRINTING, FOR PROCESSING OF SEMICONDUCTOR DEVICES; MATERIALS THEREFOR; ORIGINALS THEREFOR; APPARATUS SPECIALLY ADAPTED THEREFOR
    • G03F7/00Photomechanical, e.g. photolithographic, production of textured or patterned surfaces, e.g. printing surfaces; Materials therefor, e.g. comprising photoresists; Apparatus specially adapted therefor
    • G03F7/70Microphotolithographic exposure; Apparatus therefor
    • G03F7/70216Mask projection systems
    • G03F7/70341Details of immersion lithography aspects, e.g. exposure media or control of immersion liquid supply
    • GPHYSICS
    • G03PHOTOGRAPHY; CINEMATOGRAPHY; ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ELECTROGRAPHY; HOLOGRAPHY
    • G03FPHOTOMECHANICAL PRODUCTION OF TEXTURED OR PATTERNED SURFACES, e.g. FOR PRINTING, FOR PROCESSING OF SEMICONDUCTOR DEVICES; MATERIALS THEREFOR; ORIGINALS THEREFOR; APPARATUS SPECIALLY ADAPTED THEREFOR
    • G03F7/00Photomechanical, e.g. photolithographic, production of textured or patterned surfaces, e.g. printing surfaces; Materials therefor, e.g. comprising photoresists; Apparatus specially adapted therefor
    • G03F7/70Microphotolithographic exposure; Apparatus therefor
    • G03F7/708Construction of apparatus, e.g. environment aspects, hygiene aspects or materials
    • G03F7/70858Environment aspects, e.g. pressure of beam-path gas, temperature
    • GPHYSICS
    • G03PHOTOGRAPHY; CINEMATOGRAPHY; ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ELECTROGRAPHY; HOLOGRAPHY
    • G03FPHOTOMECHANICAL PRODUCTION OF TEXTURED OR PATTERNED SURFACES, e.g. FOR PRINTING, FOR PROCESSING OF SEMICONDUCTOR DEVICES; MATERIALS THEREFOR; ORIGINALS THEREFOR; APPARATUS SPECIALLY ADAPTED THEREFOR
    • G03F7/00Photomechanical, e.g. photolithographic, production of textured or patterned surfaces, e.g. printing surfaces; Materials therefor, e.g. comprising photoresists; Apparatus specially adapted therefor
    • G03F7/70Microphotolithographic exposure; Apparatus therefor
    • G03F7/708Construction of apparatus, e.g. environment aspects, hygiene aspects or materials
    • G03F7/70858Environment aspects, e.g. pressure of beam-path gas, temperature
    • G03F7/70883Environment aspects, e.g. pressure of beam-path gas, temperature of optical system

Abstract

本発明は、光学結像プロセスで使用するための光学構成体であって、光学素子(108)と、液浸区域(109)と、撥液装置(111)とを備える、光学構成体に関する。光学結像プロセス中、液浸区域は、光学素子に隣接して位置し、浸液(109.1)を満たされている。光学素子は、第1表面領域(108.1)及び第2表面領域(108.2)を有し、第1表面領域は、光学結像プロセス中に浸液で濡れている。撥液装置は、光学結像プロセス中に少なくとも一時的に、第2表面領域で電場を発生させ、電場は、浸液のうち第2表面領域に偶発的に接触しており電場に反応する部分に対して反発力を引き起こすようにした。反発力は、浸液の上記部分を第2表面領域から取り払う方向を有する。
【選択図】図2

Description

本発明は、光学結像構成体(arrangement)に関する。本発明は、超小型電子回路の作製に使用するマイクロリソグラフィに関連して使用することができる。したがって、本発明はさらに、特にかかる光学結像構成体を使用して実施することができる光学結像装置に関する。
特にマイクロリソグラフィの分野では、高精度を有するコンポーネントの使用だけでなく、結像装置のコンポーネント、例えばレンズ、ミラー、及び回折格子等の光学素子の幾位置及び何学的形状を動作中に可及的に不変に保つことで、それに対応して高い結像品質を得るようにする必要がある。精度に関する厳しい要件(数ナノメートル以下の大きさとする)は、それでもなお、製造する超小型電子回路の小型化を推進するために超小型電子回路の作製で使用する光学系の分解能を小さくすることが必要であり続ける結果として生じる。
高分解能を得るためには、5nm〜20nm近傍(通常は約13nm)の作動波長で極UV(EUV)範囲において作動する系の場合のように、使用する光の波長を減らしてもよく、又は使用する投影系の開口数を増やしてもよい。開口数の値を著しく大きくして1を超えるようにする1つの可能性は、いわゆる液浸系で実現され、1よりも大きな屈折率を有する液浸媒体を、通常は投影系の最終光学素子と被露光基板との間に配置する。開口数をさらに大きくすることは、特に高い屈折率を有する光学素子で可能である。
いわゆる単一(single)液浸系では、液浸素子(すなわち、少なくとも一部が浸漬状態で液浸媒体に接触する光学素子)は、通常は被露光基板の最も近くに位置する最終光学素子であることが理解されよう。ここで、液浸媒体は、通常はこの最終光学素子及び基板に接触する。いわゆる二重(double)液浸系では、液浸素子は、必ずしも最終光学素子、すなわち基板の最も近くに位置する光学素子である必要はない。こうした二重又は多重(multiple)液浸系では、液浸素子を1つ又は複数のさらに他の光学素子により基板から分離することもできる。この場合、液浸素子を少なくとも部分的に浸漬させる液浸媒体を、例えば光学系の2つの光学素子間に配置することができる。
作動波長を減らすとともに開口数を大きくすると、使用する光学素子の位置決め精度及び寸法精度に関する要件が動作全体にわたってより厳しくなるだけではない。当然ながら、光学構成体全体の結像誤差の最小化に関する要件も増す。
各光学素子の変形及びそれにより生じる結像誤差は、こうした状況で特に重要である。より詳細には、光学素子に接触する浸液の蒸発作用が大きな熱擾乱を光学素子に導入することで、光学素子内の比較的大きな局所温度勾配につながり得ることが判明した。これらの大きな局所温度勾配は、光学素子にかなりの応力を導入させることとなり、これがさらに結像誤差の増加につながる。
これらの蒸発作用が特に望ましくないのは、理想的条件下では液浸媒体で濡らすべきではない液浸素子の(理想的)乾燥領域である。しかしながら、現実の動作条件下では、被露光基板がある時点で液浸素子に対して比較的高速の相対移動を行わなければならないため、運動エネルギーが液浸媒体に伝達されることで、浸漬浴の特定のスロッシング運動が生じる。このスロッシング運動は、これらの乾燥領域を、浸液膜又は浸液飛散等の液浸媒体の一部で偶発的に濡らしてしまう。これらの通常は無作為に分布しほとんど予測不可能な膜又は飛散は、蒸発し易いことで上述のような結像誤差に対する望ましくない結果をもたらす傾向がある。
この問題を解決するために、液浸素子のこれらの乾燥領域に疎水性コーティングを設けて、蒸発するほど、したがって液浸素子著しい熱擾乱を導入するほど長く液浸素子に接触し得る浸液の量を減らすことが提案されている。しかしながら、疎水性があるにもかかわらず、こうしたコーティングの使用は、乾燥領域から液浸媒体を急速に除去させるために、浸液飛散又は浸液膜に作用する重力に依存しなければならない。したがって、特に好ましくない幾何学的条件下では、これらの疎水性コーティングは、著しく蒸発する前に液浸媒体を急速に除去させるのに十分でない場合がある。
したがって、本発明の目的は、上述の欠点を全く又は少なくともあまり示さない光学構成体及び光学結像装置それぞれを提供することである。本発明のさらに別の目的は、こうした浸液蒸発作用を少なくとも減らし、結果として結像品質を改善することである。
本発明は、浸液のうち少なくとも液浸素子の(理想的)乾燥領域に偶発的に接触した部分に反発力を加えるように浸液が反応する電場を使用することにより、浸液蒸発作用の低減の改善を達成することができるという所見に基づく。電場を使用して、浸液の望ましくない部分を乾燥領域から素早く取り払うように反発力を容易に調整することができる。特に、この反発力は、乾燥領域の空間的向きに関係なく得ることができる。したがって、水平方向に向いた乾燥領域でさえも、こうした浸液膜又は浸液飛散から容易に引き離すことができる。換言すれば、本発明を使用して、重力に基づく解決手段で通常は望ましい結果が得られない条件下で、こうした浸液膜又は浸液飛散の排除を達成することさえできる。
重力は、本発明に従って使用した電場が与える反発力を支援できることが理解されよう。換言すれば、乾燥領域からの望ましくない浸液部分のさらなる移動が重力により少なくとも支援されるか、又はある点を越えると重力により大部分が若しくは完全に行われる程度に、電場から得られる反発力が浸液部分の移動を誘発又は誘導すれば十分である。
したがって、本発明の目的は、光学素子、液浸区域、及び撥液装置(liquid repelling device)を備える、光学結像プロセスで使用するための光学構成体である。液浸区域は、光学結像プロセス中に光学素子に隣接して位置しており浸液を充填されている。光学素子は、第1表面領域及び第2表面領域を有し、第1表面領域は、光学結像プロセス中に浸液で濡れている。撥液装置は、光学結像プロセス中に少なくとも一時的に第2表面領域で電場を発生させ、電場は、浸液のうち第2表面領域に偶発的に接触しており電場に反応する部分に対して反発力を引き起こすようにした。反発力は、浸液の上記部分を第2表面領域から取り払う方向を有する。これにより、第2表面領域と浸液の上記部分との接触時間を少なくとも短縮することで、上述のような望ましくない蒸発作用の低減をもたらす。
本発明のさらに別の目的は、光学素子本体、第1表面領域、及び第2表面領域を備える、光学結像プロセスで使用するための光学素子であり、第1表面領域を光学結像プロセス中に電場に反応する浸液で濡れるよう構成する。少なくとも1つの導電素子を、第1表面領域及び第2表面領域の少なくとも一方の領域で光学素子本体に機械的に接続し、少なくとも1つの導電素子を、電場の発生に関与するよう構成する。
本発明のさらに別の目的は、照明装置、投影パターンを備えるマスクを収容するマスク装置、光学素子群を備える光学投影装置、及び基板を収容する基板装置を備える、特にマイクロリソグラフィ用の光学結像装置である。照明装置は投影パターンを照明し、その一方で光学素子群は投影パターンを基板に投影する。光学投影装置は、本発明による光学構成体をさらに備える。
本発明のさらに別の目的は、光学素子及び浸液を提供することを含む、光学結像プロセス中の光学素子の表面における液体蒸発作用を低減する方法であり、光学素子は第1表面領域及び第2表面領域を有し、第1表面領域は光学結像プロセス中に浸液で濡れている。光学結像プロセス中に少なくとも一時的に第2表面領域で電場を発生させ、電場は、浸液のうち第2表面領域に偶発的に接触しており電場に反応する部分に対して反発力を引き起こすようにした。反発力は、浸液の上記部分を第2表面領域から取り払う方向を有する。
本発明のさらに他の目的及び好適な実施形態は、従属請求項と添付図面を参照して与える以下の好適な実施形態の説明とからそれぞれ明らかとなる。開示する特徴の全ての組み合わせが、特許請求の範囲に明記されているか否かに関係なく本発明の範囲内にある。
本発明による光学素子の表面における液体蒸発作用を低減する方法の好適な実施形態を実行するのに使用することができる、本発明による光学結像装置の好適な実施形態の概略図である。 図1の結像装置の一部の部分概略図である。 図1の光学結像装置で実行することができる、本発明による光学素子の表面における液体蒸発作用を低減する方法の好適な実施形態のブロック図である。 本発明による光学結像装置のさらに別の好適な実施形態の部分概略図である。
第1実施形態
以下において、本発明による光学構成体の好適な実施形態を備える本発明による光学結像装置の好適な第1実施形態を、図1〜図3を参照して説明する。
図1は、193nmの波長を有するUV範囲の光で動作するマイクロリソグラフィ装置101の形態の、本発明による光学結像装置の好適な実施形態の概略図である。
マイクロリソグラフィ装置101は、照明系102、マスクテーブル103を有するマスク装置、光軸104.1を有する対物レンズ104の形態の光学投影系、及び基板装置105を備える。マイクロリソグラフィ装置101で実施する露光又は光学結像プロセスでは、照明系102が、マスクテーブル103上に配置したマスク103.1を193nmの波長を有する投影光ビーム(より詳細には図示せず)で照明する。投影パターンをマスク104.3に形成し、これを、投影光ビームにより対物レンズ104内に配置した光学素子を介して、基板装置105のウェーハテーブル105.2上に配置したウェーハ105.1の形態の基板に投影する。
対物レンズ104は、一連の光学素子107、108により形成した光学素子群106を備える。光学素子107、108は、対物レンズ104のハウジング104.2内に保持される。作動波長が193nmであるため、光学素子107、108は、レンズ等の屈折光学素子である。光学結像プロセス中にウェーハ105.1の最も近くに位置する最終光学素子108は、いわゆる閉鎖素子又は最終レンズ素子である。
マイクロリソグラフィ装置101は液浸系である。したがって、液浸区域109において、液浸媒体109.1、例えば高純度浄水等を、ウェーハ105.1と最終レンズ素子109との間に配置する。液浸区域109内には、液浸媒体109.1の液浸浴を設け、この液浸浴は、一方では少なくともウェーハ105.1のうち実際に露光させる部分により下方限度が定められる。液浸浴の側方限度は、液浸フレーム109.2(通常は液浸フードとも称する)により少なくとも部分的に設けられる。少なくとも最終レンズ素子108のうち露光中に光学的に使用されて対物レンズ104の外側にある部分を、液浸浴に浸漬させるため、最終レンズ素子108は、本発明において液浸素子となる。したがって、最終レンズ素子108から最終レンズ素子108とウェーハ105.1との間に出る光の経路は、液浸媒体109.1内にのみ位置する。
液浸媒体109.1の屈折率の値が1を超えることにより、開口数NA>1が得られ、最終レンズ素子とウェーハとの間にガス雰囲気を有する従来の系に比べて分解能が高まる。
図2は、液浸素子108の領域におけるマイクロリソグラフィ装置101の一部の概略部分断面図で、本発明による光学構成体110の好適な実施形態を示す。図2から最もよく分かるように、液浸素子108(光学構成体110の一部を形成する)は、光学結像プロセス中に浸液109.1(同じく光学構成体110の一部を形成する)に接触してこれで濡れている第1表面領域108.1を有する。したがって、以下において、この第1表面領域108.1を液浸素子108の湿潤表面領域とも称する。
さらに、液浸素子108は第2表面領域108.2を有し、これは、第1表面領域108.1に隣接して位置し、光学結像プロセス中の理想的又は静的条件下では液浸浴に接触させてはならない。したがって、この第2表面領域108.2を液浸素子の(理想的)乾燥表面領域とも称する。
しかしながら、マイクロリソグラフィ装置101の現実の動作条件下では、被露光ウェーハ105.1がある時点で液浸素子108に対して(x方向及びy方向に)比較的高速の相対移動を行わなければならないため、運動エネルギーが液浸媒体109.1に伝達されることで、浸漬浴のある程度のスロッシング運動が生じる。このスロッシング運動は、図2に浸液滴109.3で例示的に示すように、乾燥領域108.2を、浸液薄膜、浸液飛散、又は浸液滴等の浸液の一部で偶発的に濡らしてしまう。詳細に上述したように、これらの通常は無作為に分布しほとんど予測不可能な膜又は飛散は、蒸発し易いことで液浸素子108内に高い局所温度勾配をもたらし、その結果として液浸素子108を介して結像プロセスに導入される結像誤差を増やすという望ましくない作用をもたらす。
これらの蒸発作用を少なくとも低減するために、光学構成体111は、撥液装置111を含む。撥液装置111は、浸液109.1のうち乾燥表面領域108.2に偶発的に接触した部分、例えば浸液滴109.3等に対して、反発力Fを加える役割を果たす。図2から分かるように、この反発力Fは、乾燥表面領域108.2に偶発的に接触した滴109.3を乾燥表面領域108.2から素早く取り払うのに役立つ方向を有する。このようにして、乾燥表面領域108.2と滴109.3との接触時間を少なくとも短縮することで、液浸素子108の局所冷却(滴109.3の一部又はさらには滴109.3全体の蒸発により生じる)の低減をもたらす。
撥液装置111は、図2に示す実施形態では、湿潤表面領域108.1に位置付けた導電素子111.1の形態の場発生素子を介してこの反発力Fを得る。導電素子111.1は、液浸素子108の光学素子本体108.4の外表面108.3に形成した1層のコーティングにより形成する。コーティング111.1は、クロム(Cr)、アルミニウム(Al)、チタン(Ti)、ハフニウム(Hf)、ニッケル(Ni)を(単独で又は任意の組み合わせで)含む導電性材料、又は装置101で実施する特定の光学結像用途での使用に承認されている他の導電性材料(すなわち、ここでは、マイクロリソグラフィ用途での使用に承認されている任意の他の導電性材料)でできている。
導電素子111.1は、第1電場E1を発生させ、これに浸液109.1が反応することで、滴109.3に作用する反発力Fが生じる。図示の実施形態では、電場E1は、導電素子111.1を帯電させることにより発生させる。これは、導電素子111.1に静電荷を与えるために導電素子111.1に一時的に電気的に接触する第1場発生装置111.2を介して行う。
導電素子111.1における静電荷の極性は、浸液と滴109.3に加わる反発力とに応じて変わる。図2に示す実施形態では、導電素子111.1を湿潤表面領域108.1に配置することで、導電素子111.1の静電荷により誘起され滴109.3と導電素子111.1との間に作用する引力により、反発力Fを与える。
図2に示す実施形態では、導電素子111.1に負(又は正)の電荷を与えて、帯電した素子111.1により生成された不均一静電場(100V/m〜10000V/m、好ましくは500V/m〜5000V/mの場の勾配を示す)と帯電した素子111.1の静電場により電気的に分極された浸液109.1(すなわち、帯電した素子111.1により生成された場の結果として浸液109.1として使用する高純度浄水中で電気双極子の向きを示す)との間の相互作用で、所望の反発力Fを得るようにする。
これに関連して、以下の基本事項を適用する。次式に従い、乾燥表面領域108.2上にある半径r=2mmの浸液滴109.3は、1mNのオーダにある引力A(その表面張力及び表面領域108.2の表面との相互作用からそこに生じる約80・10−3N/mの表面エネルギーSEによる)を受ける。
Figure 2012526368
克服すべき静摩擦力は、1mN〜1・10−3mNのオーダである。
次式に従い、点電荷Qが距離dで電場Eを発生させる。
Figure 2012526368
式中、ε=8.85・10−12C/(V・m)は電気定数である(真空の誘電率とも称する)。したがって、電場勾配dΕ/drを次式に従い計算する。
Figure 2012526368
概算では、次式に従い、電場Eにおける水滴が電気分極Pを受ける。
Figure 2012526368
式中、εは比誘電率である(誘電定数とも称する)。したがって、水滴について比誘電率ε=80として、式(2)〜(4)を用いて、こうした電気的に分極された水滴に対する力を次式に従い計算する。
Figure 2012526368
したがって、Q=1nC(=1.9・1010e、eは素電荷)の点電荷が、距離d=0.1mで、電場E=900V/m及び電場勾配dE/dr=1.8・10V/mを誘起する。したがって、水滴は、第一近似で、6.3・10−7Cmの双極子モーメントを受ける。したがって、結果として水滴に加わる力はF=11・10−3Nである。したがって、100V/m〜10000V/m、好ましくは500V/m〜5000V/mの場の勾配があることが好ましい。
しかしながら、本発明の他の実施形態では、所望の反発力Fを得るために、液浸媒体自体に対応の電荷を(適当な手段により)供給することができることが理解されよう。明らかに、その場合、導電素子の電荷は、液浸媒体の電荷に応じて選択される(逆もまた同様)。
これに関連して、以下の基本事項を適用する。荷電液浸媒体中で、電場Eにおいて電荷Qを有する滴に作用する力Fを、次式に従い計算する。
Figure 2012526368
したがって、電場E=1・10V/mにおいて力F1・10−3Nを得るためには、Q=1・10−6Cの電荷が必要である。
導電素子111.1の電荷は、システムの寿命にわたってその電荷に実質的な損失が予想されなければ、一度しか供給しなくてもよいことが理解されよう。しかしながら、図2に示すように、場発生装置111.2は、導電素子111.1において静電荷を所望のレベルに維持するために、導電素子111.1に時々(例えば、露光するウェーハ105.1を変えるごとに)電気的に接触させるよう構成する。
導電素子111.1の放電を防止するために、電気絶縁素子111.3を、導電素子111.1の浸液109.1に面した第3表面領域111.4に設ける。電気絶縁素子111.3は、装置101で実施する特定の光学結像用途での使用に承認されている任意の適当な電気絶縁材料(すなわち、ここでは、マイクロリソグラフィ用途での使用に承認されている任意の他の電気絶縁材料)から形成することができる。
電気絶縁素子111.3は、導電素子111.1の外表面111.4に形成した1層のコーティングにより形成する。コーティング111.3は、二酸化ケイ素(SiO)、酸化アルミニウム(Al)、酸化ハフニウム(HfO)、五酸化タンタル(Ta)を(単独で又は任意の組み合わせで)含む電気絶縁材料、又は任意の他の適当な電気絶縁材料でできている。
二酸化ケイ素(SiO)には、湿潤表面領域108.1に優れた湿潤特性をもたらす親水性材料であるという利点もあることが理解されよう。しかしながら、本発明の他の実施形態では、少なくとも1つの電気絶縁層及び少なくとも1つの親水性層の組み合わせを、電気絶縁素子に選択することができることが理解されよう。
本発明の他の実施形態では、放電を可及的に防止するために、導電素子をこうした電気絶縁素子に完全に埋め込むこともできることがさらに理解されよう。
導電素子111.1は、液浸浴の自由表面109.4が理想的に位置する領域で、すなわち湿潤表面領域108.1と乾燥表面領域108.2との間の移行部で終端する。したがって、乾燥表面領域108.2からの浸液部分の除去が反発力Fにより十分に補助される。
図2から分かるように、図示の実施形態では、光学素子本体108.4の乾燥表面領域108.2に疎水性コーティング112をさらに設け、乾燥表面領域108.2からの偶発的な浸液部分の除去をさらに促す。しかしながら、本発明の他の実施形態では、こうした疎水性コーティングを省くこともできる。
本発明の他の実施形態では、導電素子111.1の代わりに又はこれに加えて、図2に破線輪郭113で示すように、導電素子(反発力Fを誘起する電場を発生させるか又はこのような電場に寄与する)を液浸素子以外の場所に、例えば液浸フレーム109.2に設けることもできることが理解されよう。こうした導電素子113の動作の実施及び原理は、導電素子111.1の動作の実施及び原理と同一であるため、ここでは上述の説明を単に参照されたい。
本発明の他の実施形態では、単一の導電素子111.1の代わりに、複数の導電素子を撥液装置で使用することができることが理解されよう。さらに、特に発生させる電場に応じて、(事実上任意の組み合わせの)異なるサイズ及び/又は形状及び/又は材料をこれらの導電素子に選択することができる。
反発力Fを、乾燥表面領域108.2の空間的向きに関係なく得ることができることがさらに理解されよう。したがって、水平の向きの乾燥表面領域でさえも、こうした浸液滴109.3から容易に引き離すことができる。換言すれば、本発明を使用して、重力に基づく解決手段で通常は望ましい結果が得られない条件下で、こうした浸液膜、浸液飛散、又は浸液滴の排除を達成することさえできる。
重力は、本発明による撥液装置110が与える反発力Fを支援できることが理解されよう。換言すれば、乾燥表面領域108.2からの望ましくない浸液部分109.3のさらなる移動が重力により少なくとも支援されるか、又はある点を越えると重力により大部分が若しくは完全に行われる程度に、反発力Fが浸液部分109.3の移動を誘発又は誘導すれば十分である。
乾燥表面からの滴109.3の除去を促すことに加えて、撥液装置111は、発生した反発力Fにより、浸液のスロッシング運動の結果としての乾燥表面領域におけるこうした浸液部分の形成を防止するのにも役立つことが理解されよう。
図3は、マイクロリソグラフィ装置101で実行することができ、本発明による光学結像プロセス中の光学素子の表面における液体蒸発作用を低減する方法を含む、光学結像法の好適な実施形態のブロック図を示す。
最初に、ステップ114.1において、方法の実行を開始する。ステップ114.2において、マイクロリソグラフィ装置101のコンポーネントを、上述の構成を得るように互いに対して位置決めする。
ステップ114.3において、マスク103.1上の投影パターンの少なくとも一部を上述したようにウェーハ105.1に投影する。ステップ114.3において、この投影と並行して、液体反発力Fを上述したように撥液装置111により発生させる。
ステップ114.5において、方法の実行を停止させるか否かをチェックする。停止させる場合、ステップ114.6において、方法の実行を停止させる。そうでない場合はステップ114.3に戻る。
第2実施形態
以下において、本発明による光学構成体210の好適な第2実施形態を、図1、図3、及び図4を参照して説明する。光学構成体210は、図1のマイクロリソグラフィ装置101における光学構成体110の代わりとすることができる。光学構成体210は、その基本的な設計及び機能性が光学構成体110と概ね対応するため、相違点のみに主に言及する。特に、同様のコンポーネントには、100を足して同じ参照符号を付けてある。こうしたコンポーネントの特性に関して以下で別段の記載のない場合、上述の説明を参照されたい。
図4は、図2と同様の概略部分断面図で光学構成体210を示す。図4から最もよく分かるように、液浸素子108(光学構成体210の一部を形成する)は、この場合も光学結像プロセス中に浸液109.1(同じく光学構成体210の一部を形成する)に接触してこれで濡れている湿潤第1表面領域108.1を有する。さらに、液浸素子108は、この場合も乾燥第2表面領域108.2を有し、これは、第1表面領域108.1に隣接して位置し、光学結像プロセス中の理想的又は静的条件下では液浸浴に接触させてはならない。
浸液膜、浸液飛散、又は浸液滴109.3の蒸発作用を少なくとも低減するために、光学構成体211は、撥液装置211を含む。撥液装置211は、浸液109.1のうち乾燥表面領域108.2に偶発的に接触した部分、例えば浸液滴109.3等に対して、反発力Fを加える役割を果たす。図3から分かるように、この反発力Fは、乾燥表面領域108.2に偶発的に接触した滴109.3を乾燥表面領域108.2から素早く取り払うのに役立つ方向を有する。このようにして、乾燥表面領域108.2と滴109.3との接触時間を少なくとも短縮することで、液浸素子108の局所冷却(滴109.3の一部又はさらには滴109.3全体の蒸発により生じる)の低減をもたらす。
撥液装置211は、図4に示す実施形態では、乾燥表面領域108.2に位置付けた導電素子211.1の形態の場発生素子を介してこの反発力Fを得る。導電素子211.1は、液浸素子108の光学素子本体108.4の外表面108.3に形成した1層のコーティングにより形成する。コーティング211.1は、クロム(Cr)、アルミニウム(Al)、ハフニウム(Hf)、チタン(Ti)、ニッケル(Ni)を(単独で又は任意の組み合わせで)含む導電性材料、又は装置101で実施する特定の光学結像用途での使用に承認されている他の導電性材料(すなわち、ここでは、マイクロリソグラフィ用途での使用に承認されている任意の他の導電性材料)でできている。
導電素子211.1は、第1電場E1を発生させ、これに浸液109.1が反応することで、滴109.3に作用する反発力Fが生じる。図示の実施形態では、電場E1は、導電素子211.1を帯電させることにより発生させる。これは、導電素子211.1に静電荷を与えるために導電素子211.1に一時的に電気的に接触する第1場発生装置211.2を介して行う。
導電素子211.1における静電荷の極性は、浸液と滴109.3に加わる反発力Fとに応じて変わる。図4に示す実施形態では、導電素子211.1を乾燥表面領域108.2に配置することで、導電素子211.1の静電荷により誘起され滴109.3と導電素子211.1との間に作用する斥力により、反発力Fを与える。
図4に示す実施形態では、導電素子211.1に負(又は正)の電荷を与えて、浸液109.1として使用する高純度浄水中での電気双極子の向きにより形成される浸液109.1の電気極性との相互作用で、所望の反発力Fを得るようにする。浸液109.1におけるこの極性は、撥液装置211のさらに別の第2場発生装置211.5により発生させた第2電場E2を介して得られる。
しかしながら、本発明の他の実施形態では、所望の反発力Fを得るために、液浸媒体自体に対応の電荷を(適当な手段により)供給することができることが理解されよう。明らかに、その場合、導電素子の電荷は、液浸媒体の電荷に応じて選択される(逆もまた同様)。
導電素子211.1の電荷は、システムの寿命にわたってその電荷に実質的な損失が予想されなければ、一度しか供給しなくてもよいことが理解されよう。しかしながら、図3に示すように、場発生装置211.2は、導電素子211.1において静電荷を所望のレベルに維持するために、導電素子211.1に時々(例えば、露光するウェーハ105.1を変えるごとに)電気的に接触させるよう構成する。
導電素子211.1の放電を防止するために、電気絶縁素子211.3を、導電素子211.1の浸液109.1に面した第3表面領域211.4に設ける。電気絶縁素子211.3は、装置101で実施する特定の光学結像用途での使用に承認されている任意の適当な電気絶縁材料(すなわち、ここでは、マイクロリソグラフィ用途での使用に承認されている任意の他の電気絶縁材料)から形成することができる。
電気絶縁素子211.3は、導電素子211.1の外表面211.4に形成した1層のコーティングにより形成する。コーティング211.3は、ダイヤモンド状炭素(DLC)又はテフロン(登録商標)状材料のような疎水性材料を(単独で又は任意の組み合わせで)含む電気絶縁材料でできているか、又は付加的な疎水性材料で最終的に被覆したSiO、Al3、若しくはTaのような親水性材料又は任意の他の適当な電気絶縁材料でできている。
電気絶縁材料は、乾燥表面領域108.2に優れた湿潤特性をもたらす疎水性材料であることが好ましいことが理解されよう。しかしながら、本発明の他の実施形態では、少なくとも1つの電気絶縁層及び少なくとも1つの疎水性層の組み合わせを、電気絶縁素子に選択することができることが理解されよう。
本発明の他の実施形態では、放電を可及的に防止するために、導電素子をこうした電気絶縁素子に完全に埋め込むこともできることがさらに理解されよう。
導電素子211.1は、液浸浴の自由表面109.4が理想的に位置する領域で、すなわち湿潤表面領域108.1と乾燥表面領域108.2との間の移行部で終端する。したがって、乾燥表面領域108.2からの浸液部分の除去が反発力Fにより十分に補助される。
図4から分かるように、図示の実施形態では、光学素子本体108.4の湿潤表面領域108.1に親水性コーティング212をさらに設け、湿潤表面108.1の十分な湿潤を促す。しかしながら、本発明の他の実施形態では、こうした親水性コーティングを省くこともできる。
本発明の他の実施形態では、導電素子211.1の代わりに又はこれに加えて、図4に破線輪郭214で示すように、第1実施形態に関連して説明したような導電素子(反発力Fを誘起する電場を発生させるか又はこのような電場に寄与する)を設けることもできることが理解されよう。こうした導電素子214の動作の実施及び原理は、導電素子111.1の動作の実施及び原理と同一であるため、ここでは上述の説明を単に参照されたい。
本発明の他の実施形態では、単一の導電素子211.1の代わりに、複数の導電素子を撥液装置で使用することができることが理解されよう。さらに、特に発生させる電場に応じて、(事実上任意の組み合わせの)異なるサイズ及び/又は形状及び/又は材料をこれらの導電素子に選択することができる。
反発力Fを、乾燥表面領域108.2の空間的向きに関係なく得ることができることがさらに理解されよう。したがって、水平の向きの乾燥表面領域でさえも、こうした浸液滴109.3から容易に引き離すことができる。換言すれば、本発明を使用して、重力に基づく解決手段で通常は望ましい結果が得られない条件下で、こうした浸液膜、浸液飛散、又は浸液滴の排除を達成することさえできる。
重力は、本発明による撥液装置210が与える反発力Fを支援できることが理解されよう。換言すれば、乾燥表面領域108.2からの望ましくない浸液部分109.3のさらなる移動が重力により少なくとも支援されるか、又はある点を越えると重力により大部分が若しくは完全に行われる程度に、反発力Fが浸液部分109.3の移動を誘発又は誘導すれば十分である。
図3を参照して上述した方法を第2実施形態でも実行することができるため、ここでは上述の説明を単に参照されたいことが理解されるであろう。
上記では、反発力を誘起する電場が静電場である例により本発明を説明した。しかしながら、浸液が反応して所望の反発力Fを発生させる電気力場(electrodynamic fields)を使用して本発明を実施することもできることが理解されよう。
上記では、光学素子群が屈折光学素子のみからなる例により本発明を説明した。しかしながら、特に種々の波長で結像プロセスを実施する場合、屈折光学素子、反射光学素子、又は回折光学素子を単独で又は任意の組み合わせで含む光学素子群と共に、本発明を当然ながら使用することができることに、ここで言及しておく。
さらに、上記では、マイクロリソグラフィの分野での例により本発明を説明したことに言及しておく。しかしながら、本発明を任意の他の用途及び結像プロセスに使用することもできることが理解されよう。

Claims (28)

  1. 光学結像プロセスで使用するための光学構成体であって、
    光学素子と、
    液浸区域と、
    撥液装置と、
    を備え、前記液浸区域は、前記光学結像プロセス中に前記光学素子に隣接して位置して浸液を充填されており、
    前記光学素子は、第1表面領域及び第2表面領域を有し、
    前記第1表面領域は、前記光学結像プロセス中に前記浸液で濡れており、
    前記撥液装置は、前記光学結像プロセス中に少なくとも一時的に前記第2表面領域で電場を発生させ、
    前記電場は、前記浸液のうち前記第2表面領域に偶発的に接触しており前記電場に反応する部分に対して反発力を引き起こすようになっており、
    前記反発力は、前記浸液の前記部分を前記第2表面領域から取り払う方向を有する、光学構成体。
  2. 請求項1に記載の光学構成体において、前記電場は静電場である、光学構成体。
  3. 請求項1又は2に記載の光学構成体において、
    前記撥液装置は、少なくとも1つの導電素子を備え、
    該少なくとも1つの導電素子を、前記光学素子に隣接して位置付けた、光学構成体。
  4. 請求項3に記載の光学構成体において、前記少なくとも1つの導電素子を、前記光学素子に機械的に接続するか、又は該光学素子以外のさらに別のコンポーネントに機械的に接続した、光学構成体。
  5. 請求項4に記載の光学構成体において、
    前記少なくとも1つの導電素子を、前記第1表面領域に位置付け、
    前記電場を、前記反発力が前記浸液のうち前記第2表面領域に偶発的に接触した前記部分と前記少なくとも1つの導電素子との間で引力として作用するよう構成した、光学構成体。
  6. 請求項5に記載の光学構成体において、
    前記少なくとも1つの導電素子は、第3表面領域を有し、
    該第3表面領域は、前記結像プロセス中に前記浸液に面し、
    少なくとも1つのカバー素子が、少なくとも前記第3表面領域を覆い、
    前記少なくとも1つのカバー素子は、電気絶縁性及び親水性の少なくとも一方である、光学構成体。
  7. 請求項6に記載の光学構成体において、前記少なくとも1つのカバー素子は、二酸化ケイ素(SiO)、酸化アルミニウム(Al)、酸化ハフニウム(HfO)、五酸化タンタル(Ta)からなる材料群から選択される少なくとも1つの材料を含む、光学構成体。
  8. 請求項4〜7のいずれか1項に記載の光学構成体において、
    前記少なくとも1つの導電素子を、前記第2表面領域の領域に位置付け、
    前記電場を、前記反発力が前記浸液のうち前記第2表面領域に偶発的に接触した前記部分と前記少なくとも1つの導電素子との間で斥力として作用するよう構成した、光学構成体。
  9. 請求項8に記載の光学構成体において、
    前記少なくとも1つの導電素子は、第3表面領域を有し、
    該第3表面領域は、前記結像プロセス中に前記浸液に面し、
    少なくとも1つのカバー素子が、少なくとも前記第3表面領域を覆い、
    前記少なくとも1つのカバー素子は、電気絶縁性及び疎水性の少なくとも一方である、光学構成体。
  10. 請求項3〜9のいずれか1項に記載の光学構成体において、前記少なくとも1つの導電素子は、クロム(Cr)、アルミニウム(Al)、ハフニウム(Hf)、チタン(Ti)、ニッケル(Ni)からなる材料群から選択される少なくとも1つの材料を含む、光学構成体。
  11. 請求項3〜10のいずれか1項に記載の光学構成体において、
    前記撥液装置は、少なくとも1つの電場発生装置を含み、
    該電場発生装置を、前記少なくとも1つの導電素子に少なくとも一時的に電気的に接触させる、光学構成体。
  12. 請求項1〜11のいずれか1項に記載の光学構成体において、
    前記電場は、第1電場であり、
    前記撥液装置は、少なくとも1つの電場発生装置を含み、
    該電場発生装置は、前記光学結像プロセス中に少なくとも一時的に第2電場を発生させ、
    該第2電場は、前記第1電場に対する前記浸液の反応性を少なくとも高めるために、第1作用及び第2作用の少なくとも一方を提供し、
    前記第1作用は、少なくとも前記浸液のうち前記第2表面領域に偶発的に接触した前記部分の電気分極であり、
    前記第2作用は、少なくとも前記浸液のうち前記第2表面領域に偶発的に接触した前記部分の帯電である、光学構成体。
  13. 光学結像プロセスで使用するための光学素子であって、
    光学素子本体と、
    第1表面領域と、
    第2表面領域と、
    を備え、
    前記第1表面領域は、前記光学結像プロセス中に電場に反応する浸液で濡れるようになっており、
    少なくとも1つの導電素子を、前記第1表面領域及び前記第2表面領域の少なくとも一方の領域で前記光学素子本体に機械的に接続し、
    前記少なくとも1つの導電素子を、前記電場の発生に関与するよう構成する、光学素子。
  14. 請求項13に記載の光学素子において、前記少なくとも1つの導電素子を帯電させて前記電場として静電場を発生させる、光学素子。
  15. 請求項13又は14に記載の光学素子において、
    前記少なくとも1つの導電素子を、前記第1表面領域の領域に位置付け、
    前記電場を、前記反発力が前記浸液のうち前記第2表面領域に偶発的に接触した前記部分と前記少なくとも1つの導電素子との間で引力として作用するよう構成した、光学素子。
  16. 請求項15に記載の光学素子において、
    前記少なくとも1つの導電素子は、第3表面領域を有し、
    該第3表面領域は、前記結像プロセス中に前記浸液に面し、
    少なくとも1つのカバー素子が、少なくとも前記第3表面領域を覆い、
    前記少なくとも1つのカバー素子は、電気絶縁性及び親水性の少なくとも一方である、光学素子。
  17. 請求項16に記載の光学素子において、前記少なくとも1つのカバー素子は、二酸化ケイ素(SiO)、酸化アルミニウム(Al)、酸化ハフニウム(HfO)、五酸化タンタル(Ta)からなる材料群から選択される少なくとも1つの材料を含む、光学素子。
  18. 請求項13〜17のいずれか1項に記載の光学素子において、
    前記少なくとも1つの導電素子を、前記第2表面領域の領域に位置付け、
    前記電場を、前記反発力が前記浸液のうち前記第2表面領域に偶発的に接触した前記部分と前記少なくとも1つの導電素子との間で斥力として作用するよう構成した、光学素子。
  19. 請求項18に記載の光学素子において、
    前記少なくとも1つの導電素子は、第3表面領域を有し、
    該第3表面領域は、前記結像プロセス中に前記浸液に面し、
    少なくとも1つのカバー素子が、少なくとも前記第3表面領域を覆い、
    前記少なくとも1つのカバー素子は、電気絶縁性及び疎水性の一方である、光学素子。
  20. 請求項13〜19のいずれか1項に記載の光学素子において、前記少なくとも1つの導電素子は、クロム(Cr)、アルミニウム(Al)、ハフニウム(Hf)、チタン(Ti)、ニッケル(Ni)からなる材料群から選択される少なくとも1つの材料を含む、光学素子。
  21. 特にマイクロリソグラフィ用の光学結像装置であって、
    照明装置と、
    投影パターンを備えるマスクを収容するマスク装置と、
    光学素子群を備える光学投影装置と、
    基板を収容する基板装置と、
    を備え、前記照明装置は、前記投影パターンを照明し、
    前記光学素子群は、前記投影パターンを前記基板に投影し、
    前記光学投影装置は、請求項1〜12のいずれか1項に記載の光学構成体をさらに備える、光学結像装置。
  22. 光学結像プロセス中の光学素子の表面における液体蒸発作用を低減する方法であって、
    前記光学素子及び浸液を設けることを含み、
    前記光学素子は、第1表面領域及び第2表面領域を有し、
    前記第1表面領域は、前記光学結像プロセス中に前記浸液で濡れており、
    前記光学結像プロセス中に少なくとも一時的に、前記第2表面領域で電場を発生させ、
    前記電場は、前記浸液のうち前記第2表面領域に偶発的に接触しており前記電場に反応する部分に対して反発力を引き起こすようになっており、
    前記反発力は、前記浸液の前記部分を前記第2表面領域から取り払う方向を有する、方法。
  23. 請求項22に記載の方法において、前記電場は静電場である、方法。
  24. 請求項22又は23に記載の方法において、
    前記電場を、少なくとも1つの導電素子を使用して発生させ、
    該少なくとも1つの導電素子を、前記光学素子に隣接して位置付ける、方法。
  25. 請求項24に記載の方法において、
    前記少なくとも1つの導電素子を、前記第1表面領域の領域に位置付け、
    前記電場を、前記反発力が前記浸液のうち前記第2表面領域に偶発的に接触した前記部分と前記少なくとも1つの導電素子との間で引力として作用するよう発生させる、方法。
  26. 請求項24又は25に記載の方法において、
    前記少なくとも1つの導電素子を、前記第2表面領域の領域に位置付け、
    前記電場を、前記反発力が前記浸液のうち前記第2表面領域に偶発的に接触した前記部分と前記少なくとも1つの導電素子との間で引力として作用するよう発生させる、方法。
  27. 請求項24〜26のいずれか1項に記載の方法において、少なくとも一時的に、前記少なくとも1つの導電素子を電気的に接触させて前記電場を発生させる、方法。
  28. 請求項22〜27のいずれか1項に記載の方法において、
    前記電場は第1電場であり、
    前記光学結像プロセス中に少なくとも一時的に、第2電場を発生させ、
    該第2電場は、前記第1電場に対する前記浸液の反応性を少なくとも高めるために、第1作用及び第2作用の少なくとも一方を提供し、
    前記第1作用は、少なくとも前記浸液のうち前記第2表面領域に偶発的に接触した前記部分の電気分極であり、
    前記第2作用は、少なくとも前記浸液のうち前記第2表面領域に偶発的に接触した前記部分の帯電である、方法。
JP2012507786A 2009-05-04 2010-05-04 浸液蒸発作用の低い光学結像 Expired - Fee Related JP5486082B2 (ja)

Applications Claiming Priority (5)

Application Number Priority Date Filing Date Title
US17507209P 2009-05-04 2009-05-04
US61/175,072 2009-05-04
GB0907864.3 2009-05-07
GB0907864A GB2470049B (en) 2009-05-07 2009-05-07 Optical imaging with reduced immersion liquid evaporation effects
PCT/EP2010/056000 WO2010128027A1 (en) 2009-05-04 2010-05-04 Optical imaging with reduced immersion liquid evaporation effects

Related Child Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2014036054A Division JP5883465B2 (ja) 2009-05-04 2014-02-26 浸液蒸発作用の低い光学結像

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2012526368A true JP2012526368A (ja) 2012-10-25
JP5486082B2 JP5486082B2 (ja) 2014-05-07

Family

ID=40833628

Family Applications (4)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2012507786A Expired - Fee Related JP5486082B2 (ja) 2009-05-04 2010-05-04 浸液蒸発作用の低い光学結像
JP2014036054A Expired - Fee Related JP5883465B2 (ja) 2009-05-04 2014-02-26 浸液蒸発作用の低い光学結像
JP2016020343A Expired - Fee Related JP6242925B2 (ja) 2009-05-04 2016-02-05 浸液蒸発作用の低い光学結像
JP2017215906A Pending JP2018041098A (ja) 2009-05-04 2017-11-08 浸液蒸発作用の低い光学結像

Family Applications After (3)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2014036054A Expired - Fee Related JP5883465B2 (ja) 2009-05-04 2014-02-26 浸液蒸発作用の低い光学結像
JP2016020343A Expired - Fee Related JP6242925B2 (ja) 2009-05-04 2016-02-05 浸液蒸発作用の低い光学結像
JP2017215906A Pending JP2018041098A (ja) 2009-05-04 2017-11-08 浸液蒸発作用の低い光学結像

Country Status (7)

Country Link
US (4) US8934079B2 (ja)
EP (1) EP2427802B8 (ja)
JP (4) JP5486082B2 (ja)
CN (1) CN102804071B (ja)
GB (1) GB2470049B (ja)
TW (1) TWI375132B (ja)
WO (1) WO2010128027A1 (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2020183660A1 (ja) * 2019-03-13 2020-09-17 株式会社ニコン 液浸部材、液浸露光装置、成膜方法および液浸部材の製造方法

Families Citing this family (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
GB2470049B (en) 2009-05-07 2011-03-23 Zeiss Carl Smt Ag Optical imaging with reduced immersion liquid evaporation effects
DE102011077784A1 (de) * 2011-06-20 2012-12-20 Carl Zeiss Smt Gmbh Projektionsanordnung
DE102011088846A1 (de) 2011-12-16 2013-06-20 Carl Zeiss Smt Gmbh Optische Anordnung und optisches Element für die Immersionslithographie
US9392678B2 (en) 2012-10-16 2016-07-12 Asml Netherlands B.V. Target material supply apparatus for an extreme ultraviolet light source
CN104238274B (zh) * 2013-06-19 2016-12-28 上海微电子装备有限公司 浸没式光刻机浸没流场维持装置及方法
TWI606529B (zh) * 2016-11-02 2017-11-21 Lens housing assembly for wafer inspection equipment
CN112255135B (zh) * 2020-09-30 2022-01-18 华中科技大学 一种液膜蒸发功率的测试装置及方法

Citations (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007194613A (ja) * 2005-12-28 2007-08-02 Asml Netherlands Bv リソグラフィ装置、デバイス製造方法および制御システム
JP2007522508A (ja) * 2004-02-13 2007-08-09 カール・ツアイス・エスエムテイ・アーゲー マイクロリソグラフィック投影露光装置のための投影対物レンズ
JP2007227580A (ja) * 2006-02-23 2007-09-06 Sony Corp 液浸型露光装置および液浸型露光方法
WO2008053918A1 (fr) * 2006-10-31 2008-05-08 Nikon Corporation Appareil de maintien de liquide, procédé de maintien de liquide, appareil d'exposition, procédé d'exposition et procédé de fabrication du dispositif
JP2009038301A (ja) * 2007-08-03 2009-02-19 Canon Inc 露光装置及びデバイス製造方法

Family Cites Families (20)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002114538A (ja) * 2000-10-02 2002-04-16 Sentan Kagaku Gijutsu Incubation Center:Kk 液滴除去機能を有する機能性部材および液滴除去方法
JP4595320B2 (ja) * 2002-12-10 2010-12-08 株式会社ニコン 露光装置、及びデバイス製造方法
KR20110104084A (ko) 2003-04-09 2011-09-21 가부시키가이샤 니콘 액침 리소그래피 유체 제어 시스템
WO2004090633A2 (en) * 2003-04-10 2004-10-21 Nikon Corporation An electro-osmotic element for an immersion lithography apparatus
DE60308161T2 (de) * 2003-06-27 2007-08-09 Asml Netherlands B.V. Lithographischer Apparat und Verfahren zur Herstellung eines Artikels
SG133589A1 (en) 2003-08-26 2007-07-30 Nikon Corp Optical element and exposure device
JP2005175176A (ja) * 2003-12-11 2005-06-30 Nikon Corp 露光方法及びデバイス製造方法
US7050146B2 (en) 2004-02-09 2006-05-23 Asml Netherlands B.V. Lithographic apparatus and device manufacturing method
US20060029106A1 (en) * 2004-06-14 2006-02-09 Semandex Networks, Inc. System and method for providing content-based instant messaging
JP2006065045A (ja) * 2004-08-27 2006-03-09 Fuji Photo Film Co Ltd 光学素子、レンズユニット、および撮像装置
EP1895571A4 (en) * 2005-06-21 2011-04-27 Nikon Corp EXPOSURE DEVICE, EXPOSURE METHOD, MAINTENANCE METHOD AND COMPONENT MANUFACTURING METHOD
JP4984747B2 (ja) * 2005-08-31 2012-07-25 株式会社ニコン 光学素子、それを用いた露光装置及びマイクロデバイスの製造方法
US7812926B2 (en) * 2005-08-31 2010-10-12 Nikon Corporation Optical element, exposure apparatus based on the use of the same, exposure method, and method for producing microdevice
DE102006021797A1 (de) * 2006-05-09 2007-11-15 Carl Zeiss Smt Ag Optische Abbildungseinrichtung mit thermischer Dämpfung
US20070273856A1 (en) * 2006-05-25 2007-11-29 Nikon Corporation Apparatus and methods for inhibiting immersion liquid from flowing below a substrate
JP5645406B2 (ja) * 2006-09-12 2014-12-24 カール・ツァイス・エスエムティー・ゲーエムベーハー 浸漬リソグラフィーのための疎水性被膜を有する光学的配置、ならびにそれを具える投影露光器機
JP5055549B2 (ja) * 2007-03-22 2012-10-24 国立大学法人宇都宮大学 液浸露光装置
NL1036187A1 (nl) * 2007-12-03 2009-06-04 Asml Netherlands Bv Lithographic apparatus and device manufacturing method.
JP4922322B2 (ja) * 2008-02-14 2012-04-25 エーエスエムエル ネザーランズ ビー.ブイ. コーティング
GB2470049B (en) 2009-05-07 2011-03-23 Zeiss Carl Smt Ag Optical imaging with reduced immersion liquid evaporation effects

Patent Citations (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007522508A (ja) * 2004-02-13 2007-08-09 カール・ツアイス・エスエムテイ・アーゲー マイクロリソグラフィック投影露光装置のための投影対物レンズ
JP2007194613A (ja) * 2005-12-28 2007-08-02 Asml Netherlands Bv リソグラフィ装置、デバイス製造方法および制御システム
JP2007227580A (ja) * 2006-02-23 2007-09-06 Sony Corp 液浸型露光装置および液浸型露光方法
WO2008053918A1 (fr) * 2006-10-31 2008-05-08 Nikon Corporation Appareil de maintien de liquide, procédé de maintien de liquide, appareil d'exposition, procédé d'exposition et procédé de fabrication du dispositif
JP2009038301A (ja) * 2007-08-03 2009-02-19 Canon Inc 露光装置及びデバイス製造方法

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2020183660A1 (ja) * 2019-03-13 2020-09-17 株式会社ニコン 液浸部材、液浸露光装置、成膜方法および液浸部材の製造方法

Also Published As

Publication number Publication date
CN102804071A (zh) 2012-11-28
JP2014140051A (ja) 2014-07-31
US20120062865A1 (en) 2012-03-15
GB2470049A (en) 2010-11-10
US20170329055A1 (en) 2017-11-16
EP2427802B8 (en) 2015-05-27
US9645513B2 (en) 2017-05-09
CN102804071B (zh) 2016-06-15
WO2010128027A1 (en) 2010-11-11
US20190146122A1 (en) 2019-05-16
JP2018041098A (ja) 2018-03-15
EP2427802B1 (en) 2015-04-01
TWI375132B (en) 2012-10-21
GB0907864D0 (en) 2009-06-24
EP2427802A1 (en) 2012-03-14
TW201109850A (en) 2011-03-16
JP5883465B2 (ja) 2016-03-15
GB2470049B (en) 2011-03-23
US10107943B2 (en) 2018-10-23
US8934079B2 (en) 2015-01-13
US20150009565A1 (en) 2015-01-08
JP2016128920A (ja) 2016-07-14
JP6242925B2 (ja) 2017-12-06
JP5486082B2 (ja) 2014-05-07

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP6242925B2 (ja) 浸液蒸発作用の低い光学結像
US20080304035A1 (en) Optical element, projection lens and associated projection exposure apparatus
TWI467340B (zh) An exposure method and an element manufacturing method, and a substrate and a manufacturing method thereof
EP1549984B1 (en) Optical apparatus, exposure apparatus, and semiconductor device fabrication method
JP2010263230A (ja) 露光装置及びデバイス製造方法
KR100883810B1 (ko) 노광장치
KR20070119547A (ko) 액침노광장치
KR102598729B1 (ko) 특히 마이크로리소그래픽 투영 노광 시스템용 거울
KR20110044178A (ko) 리소그래피 장치 및 디바이스 제조 방법
JP2005140999A (ja) 光学系、光学系の調整方法、露光装置、および露光方法
US20070177119A1 (en) Exposure apparatus and device manufacturing method
US20170131638A1 (en) Reticle and exposure apparatus including the same
US20140118709A1 (en) Holding apparatus, lithography apparatus, and method of manufacturing article
Shields et al. Electron-beam lithography for thick refractive optical elements in SU-8
TW200931189A (en) Exposure apparatus, exposure method, and device manufacturing method
JP2007012954A (ja) 露光装置
TW200804996A (en) Exposure apparatus and method, and device manufacturing method
US20200033735A1 (en) Wavefront correction element for use in an optical system
US20090061214A1 (en) Optical element and exposure apparatus
JP2013125791A (ja) 保持装置、描画装置、および、物品の製造方法
JP2008205310A (ja) 露光装置

Legal Events

Date Code Title Description
A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20130522

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20130528

A601 Written request for extension of time

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A601

Effective date: 20130820

A602 Written permission of extension of time

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A602

Effective date: 20130827

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20131126

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20140128

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20140220

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 5486082

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees