JP2007012954A - 露光装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】 高解像度で高品位な露光を行う露光装置を提供する。
【解決手段】 液体を供給するための供給ノズルによって被露光体の表面と当該被露光体の表面に最も近い投影光学系の最終面との間に前記液体を満たし、前記液体を回収するための回収ノズルによって前記液体を回収し、前記投影光学系及び前記液体を介して前記被露光体を露光する露光装置であって、前記回収ノズルの前記被露光体側の面と前記液体との接触角は、前記最終面と前記液体との接触角以下、かつ、前記供給ノズルの前記被露光体側の面と前記液体との接触角以下であることを特徴とする露光装置を提供する。
【選択図】 図1

Description

本発明は、一般には露光装置に係り、特に、投影光学系の最終面と被露光体の表面とを液体に浸漬し、投影光学系及び液体を介して被露光体に露光するいわゆる液浸露光装置に関する。
レチクル(マスク)に描画された回路パターンを投影光学系によってウェハ等に露光する投影露光装置は従来から使用されており、近年では、高解像度で高品位な露光装置がますます要求されている。高解像度の要請に応えるための一手段として液浸露光が注目されている(例えば、特許文献1を参照のこと)。液浸露光は、投影光学系のウェハ側の媒質を液体にすることによって投影光学系の開口数(NA)の増加を更に進めるものである。投影光学系のNAは媒質の屈折率をnとすると、NA=n・sinθであるので、空気の屈折率よりも高い屈折率(n>1)の媒質を満たすことでNAをnまで大きくすることができる。この結果、プロセス定数kと光源の波長λによって表される露光装置の解像度R(R=k(λ/NA))を小さくしようとするものである。
液浸露光では、投影光学系の最終面とウェハの表面との間に局所的に液体を充填するローカルフィル方式が提案されている(例えば、特許文献2及び3を参照のこと)。ローカルフィル方式の露光装置では、液体供給装置が供給ノズルを介して投影光学系の最終面とウェハの表面との間に液体を供給し、液体回収装置が回収ノズルを介して供給された液体を回収する。この場合、ローカルフィル方式で投影光学系に対してウェハを移動させながら露光すると、投影光学系に液体が残って気泡や乱流が発生するおそれがある。気泡は、露光光の進行を妨げ、乱流は投影光学系の最終面に圧力を加えて微小変形させて収差をもたらす。このため、転写性能の劣化を防止するために、投影光学系の液体と接触する部分に、液体との親水性を調整する表面処理が施された露光装置が提案されている(例えば、特許文献4を参照のこと)。
米国特許第5121256号明細書 特開平06−124876号公報 国際公開第WO99/49504号パンフレット 特開2004−207711号公報
しかしながら、特許文献4のように親水加工を施された最終レンズであると、液体が最終レンズの最終面で維持されやすくなる。しかし、液浸液に対する接触角が、最終レンズ最終面とその保持部よりもノズル表面が大きい場合(特に10°以上差がある場合)、液体回収ノズルに液体が行きにくくなり、液体回収が滞る恐れがある。この場合、レジスト等からの溶出した不純物を含む液体が最終レンズの最終面に残存してしまう。また、投影光学系に対して基板を移動しながら露光する場合、最終レンズとその保持部よりも接触角が大きい(特に10°以上差がある)ノズル表面に液浸液が接触する際に、気泡を生じたり、乱流を生じるという事態も発生した。その結果、転写性能が劣化して高品位な露光を提供できなくなるという問題が発生する。
従って、高解像度で高品位な露光を行う露光装置の需要が存在する。
本発明の一側面としての露光装置は、液体を供給するための供給ノズルによって被露光体の表面と当該被露光体の表面に最も近い投影光学系の最終面との間に前記液体を満たし、前記液体を回収するための回収ノズルによって前記液体を回収し、前記投影光学系及び前記液体を介して前記被露光体を露光する露光装置であって、前記回収ノズルの前記被露光体側の面と前記液体との接触角は、前記最終面と前記液体との接触角以下、かつ、前記供給ノズルの前記被露光体側の面と前記液体との接触角以下であることを特徴とする。
本発明の別の側面としての露光装置は、液体を供給するための供給ノズルによって被露光体の表面と当該被露光体の表面に最も近い投影光学系の最終面との間に前記液体を満たし、前記液体を回収するための回収ノズルによって前記液体を回収し、前記投影光学系及び前記液体を介して前記被露光体を露光する露光装置であって、前記回収ノズルの前記被露光体側の面と前記液体との接触角は、前記最終面と前記液体との接触角に10°を加えた角度以下であることを特徴とする。
本発明の別の側面としてのデバイス製造方法は、上記露光装置を用いて被露光体を露光するステップと、当該露光された被露光体を現像するステップとを有することを特徴とする。
本発明によれば、高品位に露光することができる露光装置を提供することができる。
以下、添付図面を参照して、本発明の一側面としての露光装置について説明する。ここで、図1は、本発明の露光装置1の構成を示す概略断面図である。
露光装置1は、投影光学系30のウェハ40側にある最終面(最終光学素子)30aとウェハ40との間に供給される液体(液浸液)LWを介して、レチクル20に形成された回路パターンをステップ・アンド・スキャン方式又はステップ・アンド・リピート方式でウェハ40に露光する液浸型の投影露光装置である。かかる露光装置は、サブミクロンやクオーターミクロン以下のリソグラフィー工程に好適であり、以下、本実施形態では、ステップ・アンド・スキャン方式の露光装置(「スキャナー」とも呼ばれる。)を例に説明する。ここで、「ステップ・アンド・スキャン方式」とは、レチクルに対してウェハを連続的にスキャン(走査)してレチクルパターンをウェハに露光すると共に、1ショットの露光終了後ウェハをステップ移動して、次の露光領域に移動する露光方法である。また、「ステップ・アンド・リピート方式」とは、ウェハの一括露光ごとにウェハをステップ移動して次の露光領域に移動する露光方法である。
露光装置1は、図1に示すように、照明装置10と、レチクル20を載置する図示しないレチクルステージと、投影光学系30と、ウェハ40を載置するウェハステージ45と、図示しない測距装置と、図示しないステージ制御部と、液体保持部50と、液体制御部100とを有する。
照明装置10は、転写用の回路パターンが形成されたレチクル20を照明し、光源部12と、照明光学系14とを有する。
光源部12は、本実施形態では、光源として、波長193nmのArFエキシマレーザーを使用する。但し、光源部12は、ArFエキシマレーザーに限定されず、例えば、波長約248nmのKrFエキシマレーザー、波長約157nmのFレーザーを使用してもよいし、光源の個数も限定されない。また、光源部12に使用可能な光源はレーザーに限定されるものではなく、一又は複数の水銀ランプやキセノンランプなどのランプも使用可能である。
照明光学系14は、レチクル20を照明する光学系であり、レンズ、ミラー、オプティカルインテグレーター、絞り等を含む。例えば、コンデンサーレンズ、開口絞り、コンデンサーレンズ、スリット、結像光学系の順で整列する等である。オプティカルインテグレーターは、ハエの目レンズや2組のシリンドリカルレンズアレイ(又はレンチキュラーレンズ)板を重ねることによって構成されるインテグレーターを含むが、光学ロッドや回折素子に置換される場合もある。
レチクル20は、図示しないレチクル搬送系により露光装置1の外部から搬送され、図示しないレチクルステージに支持及び駆動される。レチクル20は、例えば、石英製で、その上には転写されるべき回路パターンが形成されている。レチクル20から発せられた回折光は、投影光学系30を通り、ウェハ40上に投影される。レチクル20とウェハ40とは、光学的に共役の関係に配置される。露光装置1は、スキャナーであるため、レチクル20とウェハ40を縮小倍率比の速度比で走査することにより、レチクル20のパターンをウェハ40上に転写する。なお、ステップ・アンド・リピート方式の露光装置(「ステッパー」とも呼ばれる。)の場合は、レチクル20とウェハ40を静止させた状態で露光が行われる。
レチクルステージは、レチクルステージを固定するための図示しない定盤に取り付けられている。レチクルステージは、レチクルチャックを介してレチクル20を支持し、図示しない移動機構及びステージ制御部によって移動制御される。図示しない移動機構は、リニアモーターなどで構成され、X軸方向にレチクルステージを駆動することでレチクル20を移動することができる。
投影光学系30は、レチクル20に形成されたパターンを経た回折光をウェハ40上に結像する機能を有する。投影光学系30は、複数のレンズ素子のみからなる光学系、複数のレンズ素子と少なくとも一枚の凹面鏡とを有する光学系(カタディオプトリック光学系)とを有する光学系等を使用することができる。色収差の補正が必要な場合には、互いに分散値(アッベ値)の異なるガラス材からなる複数のレンズ素子を使用したり、回折光学素子をレンズ素子と逆方向の分散が生じるように構成したりする。また、投影光学系30の最終面30aとウェハ40との間隔は、液体LWが安定に形成かつ除去できる程度に小さいことが望ましく、例えば、1.0mmとすれば良い。更に、投影光学系30の最終面30aは、後述する回収ノズル121の回収面122の接触角以上の接触角を有する。尚、接触角については後述する。
ウェハ40は、図示しないウェハ搬送系により露光装置1の外部から搬送され、ウェハステージ45に支持及び駆動される。ウェハ40は、本実施形態ではウェハであるが、液晶基板、その他の被処理体を広く含む。ウェハ40にはフォトレジストが塗布されている。
ウェハステージ45は、ウェハステージ45を固定するための定盤47に取り付けられて、ウェハチャック46を介してウェハ40を支持する。ウェハステージ45は、ウェハ40の上下方向(鉛直方向)の位置や回転方向、傾きを調整する機能を有し、ステージ制御部によって制御される。露光時は、ステージ制御部により投影光学系30の焦点面にウェハ40の表面が常に高精度に合致するようにウェハステージ45が制御される。
測距装置は、レチクルステージの位置及びウェハステージ45の二次元的な位置を、図示しない参照ミラー、レーザー干渉計を介してリアルタイムに計測する。測距装置による測距結果は、ステージ制御部に伝達され、レチクルステージ及びウェハステージ45は、位置決めや同期制御のために、ステージ制御部の制御の下で一定の速度比率で駆動される。
ステージ制御部は、レチクルステージ及びウェハステージ45の駆動制御を行う。
液体保持部50は、ウェハ40との面を同一面にするための板であり、ウェハステージ45上に配置され、ウェハ40と略同一な高さである。
液体制御部100は、液体LWを供給するための後述する供給ノズル111によってウェハ(被露光体)40の表面と投影光学系の最終面30aとの間に液体LWを満たし、液体LWを回収するための後述する回収ノズル121によって液体LWを回収する。液体制御部100は、図示しない生成装置、温度制御装置及び制御部と、脱気装置105と、液体供給部110と、液体回収部120とを有する。
生成装置は、図示しない原料水供給源から供給される原料水中に含まれる金属イオン、微粒子及び有機物などの不純物を低減し、液体LWを生成する。生成装置により生成された液体LWは、脱気装置に供給される。
温度制御装置は、液体LWを所定の温度に制御する機能を有する。
制御部は、ウェハステージ45の現在位置、速度、加速度、目標位置、移動方向といった情報をステージ制御部から取得して、これらの情報に基づいて、液浸露光に係る制御を行う。制御部は、液体LWの供給及び回収の切り換え、停止、供給及び回収する液体LWの量の制御等の制御指令を、後述する液体供給部110や液体回収部120に与える。
脱気装置105は、液体LWに脱気処理を施し、液体LW中の溶存ガスを低減する。脱気装置105は、例えば、膜モジュールと真空ポンプによって構成される。脱気装置105としては、例えば、ガス透過性の膜を隔てて、一方に液体を流し、他方を真空にして液体中の溶存ガスをその膜を介して真空中に追い出す装置が好適である。
液体LWは、露光光の吸収が少ないものの中から選択され、更に、出来るだけ高い屈折率を有することが好ましい。具体的には、液体LWは、純水、機能水、フッ化液(例えば、フルオロカーボン)、有機系液体などが使用される。また、液体LWは、予め、後述する脱気装置105を用いて溶存ガスが十分に取り除かれたものが好ましい。また、液体LWは、微量の添加物を加えた水を含む液体や炭化水素系の有機液体でも良い。
液体供給部110は、投影光学系30とウェハ40との間の空間或いは間隙に液体LWを供給する機能を有し、供給ノズル111を有する。換言すれば、液体供給部110は、投影光学系30の最終面30aの周囲に配置された供給ノズル111を介して液体LWを供給し、投影光学系30とウェハ40との間の空間に液体LWの液膜を形成する。
尚、液体供給部110は、例えば、液体又は気体を貯めるタンク、液体又は気体を送り出す圧送装置、液体又は気体の供給流量の制御を行う流量制御装置を含みうる。
供給ノズル111は、脱気装置105及び温度制御装置によって脱気処理及び温度制御が施された液体LWを投影光学系30とウェハ40との間の空間に供給するために使用される。供給ノズル111は、図2に示すように、投影光学系30の最終面30aの周りを囲むように供給面112を形成している。また、供給ノズル111は、複数のノズルや可動式のノズルであっても良い。この場合、ノズルを複数にすることで、ウェハ40の移動方向に合わせて、液浸液の供給方向を変えることができる。それにより、ウェハステージ45による移動にあわせて、投影光学系30の下面でウェハ40の上面に液体LWを保持することが可能となる。ここで、図2は、液体制御部100の構成図であり、図2(a)は、供給ノズル111、回収ノズル121及び最終面30aの底面図であり、図2(b)は、供給ノズル111、回収ノズル121及び最終面30aの断面図である。
供給面112は、供給ノズル111の接液部分であり、リング形状を有する。供給面112は、本実施形態では、SiCの多孔質体が用いられる。また、供給面112には、AlO、SiNなどの他のセラミックス材料、石英他ガラス材、電解研磨したステンレスなどの金属が用いられてもよい。更に、供給面112は、後述する回収ノズル121の回収面122の接触角以上の接触角を有する。また、供給面112と液体LWとの接触角は、最終面30aと液体LWとの接触角に10°を加えた角度以下であることが望ましい。尚、接触角については後述する。
尚、供給面112及び後述する回収面122が汚れてくると、汚れが液浸液に溶け込み影響を与えたり、接触角の値が変化したりする。そのため、機械的洗浄(ブラシなどでこする)、化学的洗浄(UV/03洗浄、薬品による洗浄)等、汚れに適した洗浄を定期的に行うことが好ましい。
液体回収部120は、液体供給部110によって供給された液体LWを回収する機能を有し、本実施形態では、回収ノズル121を有する。液体回収部120は、例えば、回収した液体LWを一時的に貯めるタンク、液体LWを吸い取る吸引部、液体LWの回収流量を制御するための流量制御装置などから構成される。
回収ノズル121は、液体供給部110によって供給された液体LWを回収するために使用される。回収ノズル121は、図2に示すように、投影光学系30の最終面30aの周りを囲むように回収面122を形成している。また、回収ノズル121は、複数のノズルや可動式のノズルであっても良い。この場合、ノズルを複数にすることで、ウェハ40の移動方向に合わせて、液浸液の回収方向を変えることができる。それにより、ウェハステージ45による移動にあわせて、投影光学系30の下面でウェハ40の上面に液体LWを保持することが可能となる。
回収面122は、回収ノズル121の接液部分であり、リング形状を有する。回収面122は、本実施形態では、SiCの多孔質体が用いられる。また、回収面122には、AlO、SiNなどの他のセラミックス材料、石英他ガラス材、電解研磨したステンレスなどの金属が用いられてもよい。
また、回収面122の接触角Aは、最終面30aと液体LWとの接触角C以下、かつ、供給面112と液体LWとの接触角B以下である。これにより、回収面122に液体LWが保持され易くなるので、液体LWの回収が滞ることがなく、レジスト等からの溶出した不純物を含む液体LWが投影光学系30の最終面30aに残存することを防止できる。その結果、転写性能が劣化せず高品位な露光を提供することができる。また、上記条件でなくとも、液体LWが回収面122に保持され易くなるには、回収面122と液体LWとの接触角Aが最終面30aと液体LWとの接触角Cに10°を加えた角度以下であればよいということが、実験により分った。
上記条件を満たすために、回収面122に使用される部材の変更及び表面処理が行われる。本実施形態では、最終面30aの接触角Cは、約10°であった。そのため、回収面122の接触角Aは、約20°以下であれば、円滑に液体LWを回収することができる。そのため、回収面122は、表面処理が施され、表面にSiCOまたはSiOが使用されている。SiOの製法としては、SiOを蒸着やスパッタを用いて成膜する。その場合、ノズル表面の接触角は、同等の約10°であった。また、SiCをOプラズマ処理するなど酸化処理を施して、SiCOとしてもよい。その場合の接触角Aは、約15°であった。
回収面122に、微小な凹凸を設けることにより、表面積を増加させ、最終面30aと同一材料(例えば、SiO)を用いても、接触角をより小さくすることができる。この場合、接触角Aは、約5°であった。また、SiCOを使用した場合は、接触角が10°となり、最終面30aの接触角Cと同等の接触角となった。また、回収面122に、アルミナまたは、SiN、SiCなどのセラミックスに表面が酸化処理されたものが用いられた場合、いずれも、10乃至15°の接触角をもつことができる。更に、回収面122に微小凹凸形成をおこなうことによって更に接触角を低くすることができる。
これにより、回収面122に液体LWが保持され易くなるので、液体LWの回収が滞ることがなく、レジスト等からの溶出した不純物を含む液体LWが投影光学系30の最終面30aに残存することを防止できる。その結果、転写性能が劣化せず高品位な露光を提供することができる。
尚、供給面112と液体LWとの接触角Bは、最終面30aと液体LWとの接触角に10°を加えた角度以下であってもよい。
以下、図3を参照して、液体制御部100の別の実施形態である液体制御部100Aについて説明する。ここで、図3は、液体制御部100Aの構成図であり、図3(a)は、供給ノズル111A、回収ノズル121A及び最終面30aの底面図であり、図3(b)は、供給ノズル111A、回収ノズル121A及び最終面30aの断面図である。
液体制御部100Aは、一体型のノズルで構成されている点が液体制御部100と異なる。
液体制御部100Aは、液体LWを供給するための後述する供給ノズル110Aによってウェハ(被露光体)40の表面と投影光学系の最終面30aとの間に液体LWを満たし、液体LWを回収するための後述する回収ノズル121Aによって液体LWを回収する。液体制御部100Aは、液体供給部110Aと、液体回収部120Aとを有する。
液体供給部110Aは、投影光学系30とウェハ40との間の空間或いは間隙に液体LWを供給する機能を有し、供給ノズル111Aを有する。換言すれば、液体供給部110Aは、投影光学系30の最終面30aの周囲に配置された供給ノズル111Aを介して液体LWを供給し、投影光学系30とウェハ40との間の空間に液体LWの液膜を形成する。
尚、液体供給部110Aは、例えば、液体又は気体を貯めるタンク、液体又は気体を送り出す圧送装置、液体又は気体の供給流量の制御を行う流量制御装置を含みうる。
供給ノズル111Aは、脱気装置105及び温度制御装置によって脱気処理及び温度制御が施された液体LWを投影光学系30とウェハ40との間の空間に供給するために使用される。供給ノズル111Aは、図3に示すように、投影光学系30の最終面30aの周りを囲むように供給面112Aを形成している。また、供給ノズル111Aは、複数のノズルや可動式のノズルであっても良い。この場合、ノズルを複数にすることで、ウェハ40の移動方向に合わせて、液浸液の供給方向を変えることができる。それにより、ウェハステージ45による移動にあわせて、投影光学系30の下面でウェハ40の上面に液体LWを保持することが可能となる。
供給面112Aは、供給ノズル111Aの接液部分であり、リング形状を有する。供給面112Aは、本実施形態では、SiCの多孔質体が用いられる。また、供給面112Aには、AlO、SiNなどの他のセラミックス材料、石英他ガラス材、電解研磨したステンレスなどの金属が用いられてもよい。更に、供給面112Aは、後述する回収ノズル121Aの回収面122Aの接触角以上の接触角を有する。また、供給面112Aと液体LWとの接触角は、最終面30aと液体LWとの接触角に10°を加えた角度以下であってもよい。尚、接触角については後述する。
尚、供給面112A及び後述する回収面122Aが汚れてくると、汚れが液浸液に溶け込み影響を与えたり、接触角の値が変化したりする。そのため、機械的洗浄(ブラシなどでこする)、化学的洗浄(UV/03洗浄、薬品による洗浄)等、汚れに適した洗浄を定期的に行うことが好ましい。
液体回収部120Aは、液体供給部110Aによって供給された液体LWを回収する機能を有し、本実施形態では、回収ノズル121Aを有する。液体回収部120Aは、例えば、回収した液体LWを一時的に貯めるタンク、液体LWを吸い取る吸引部、液体LWの回収流量を制御するための流量制御装置などから構成される。
回収ノズル121Aは、液体供給部110Aによって供給された液体LWを回収するために使用される。回収ノズル121Aは、図3に示すように、投影光学系30の最終面30aの周りを囲むように回収面122Aを形成している。また、回収ノズル121Aは、複数のノズルや可動式のノズルであっても良い。この場合、ノズルを複数にすることで、ウェハ40の移動方向に合わせて、液浸液の回収方向を変えることができる。それにより、ウェハステージ45による移動にあわせて、投影光学系30の下面でウェハ40の上面に液体LWを保持することが可能となる。
回収面122Aは、回収ノズル121Aの接液部分であり、リング形状を有する。回収面122Aは、本実施形態では、SiCの多孔質体が用いられる。また、回収面122Aには、AlO、SiNなどの他のセラミックス材料、石英他ガラス材、電解研磨したステンレスなどの金属が用いられてもよい。
また、回収面122Aの接触角Aは、最終面30aと液体LWとの接触角C以下、かつ、供給面112Aと液体LWとの接触角B以下である。ここで、本実施形態では、供給ノズル111Aと回収ノズル121Aが一体的に形成されているため、回収面122Aは、最外周から供給ノズル111Aと回収ノズル121Aとの間までの面と定義される。また、供給面112Aは、供給ノズル111Aと回収ノズル121Aとの間から投影光学系30の最終面30aまでの面と定義される。これにより、回収面122Aに液体LWが保持され易くなるので、液体LWの回収が滞ることがなく、レジスト等からの溶出した不純物を含む液体LWが投影光学系30の最終面30aに残存することを防止できる。その結果、転写性能が劣化せず高品位な露光を提供することができる。また、上記条件でなくとも、液体LWが回収面122Aに保持され易くなるには、回収面122Aと液体LWとの接触角Aが、最終面30aと液体LWとの接触角Cに10°を加えた角度以下であればよいということが、実験により分った。
上記条件を満たすために、回収面122Aに使用される部材の変更及び表面処理が行われる。本実施形態では、最終面30aの接触角Cは、約10°であった。そのため、回収面122Aの接触角Aは、約20°以下であれば、円滑に液体LWを回収することができる。そのため、回収面122Aは、表面処理が施され、表面にSiCOまたはSiOが使用されている。SiOの製法としては、SiOを蒸着やスパッタを用いて成膜する。その場合、ノズル表面の接触角は、同等の約10°であった。また、SiCをOプラズマ処理するなど酸化処理を施して、SiCOとしてもよい。その場合の接触角Aは、約15°であった。
回収面122Aに、微小な凹凸を設けることにより、表面積を増加させ、最終面30aと同一材料(例えば、SiO)を用いても、接触角をより小さくすることができる。この場合、接触角Aは、約5°であった。また、SiCOを使用した場合は、接触角が10°となり、最終面30aの接触角Cと同等の接触角となった。また、回収面122Aに、アルミナまたは、SiN、SiCなどのセラミックスに表面が酸化処理されたものが用いられた場合、いずれも、10乃至15°の接触角をもつことができる。更に、回収面122Aに微小凹凸形成をおこなうことによって更に接触角を低くすることができる。
これにより、回収面122Aに液体LWが保持され易くなるので、液体LWの回収が滞ることがなく、レジスト等からの溶出した不純物を含む液体LWが投影光学系30の最終面30aに残存することを防止できる。その結果、転写性能が劣化せず高品位な露光を提供することができる。
尚、供給面112Aと液体LWとの接触角Bは、最終面30aと液体LWとの接触角Cに10°を加えた角度以下であってもよい。また、本実施形態では、回収面122Aが最外周に構成されているので、最外周の面だけ接触角を高くしても良い。つまり、回収面122Aの接触角A´を、最終面30aの接触角Cに30°加えた角度よりも大きくしても良い。この場合、接触角A´を有する回収面以外の回収面だけ、接触角Cに10°を加えた角度以下の接触角とする。
接触角A´をもつ回収面122Aの部分は、回収面122Aに使用される部材(例えば、セラミクス)が高い接触角をもつものであれば、そのままでも構わないが、より接触角を大きくするために、樹脂を形成(塗布、蒸着、貼付)してもよい。SiCなどのセラミックスを用いると、洗浄状態にもよるが、接触角50°程度、フッ素系の塗布型の樹脂を用いると、100°などの疎水表面を得ることもできる。
以下、図4を参照して、液体制御部100の別の実施形態である液体制御部100Bについて説明する。ここで、図4は、液体制御部100Bの構成図であり、図4(a)は、供給ノズル111B、回収ノズル121B及び最終面30aの底面図であり、図4(b)は、供給ノズル111B、回収ノズル121B及び最終面30aの断面図である。
液体制御部100Bは、一体型のノズルで構成されている点と2つの回収ノズル121aB及び121bBを有する点が液体制御部100と異なる。
液体制御部100Bは、液体LWを供給するための後述する供給ノズル110Bによってウェハ(被露光体)40の表面と投影光学系の最終面30aとの間に液体LWを満たし、液体LWを回収するための後述する回収ノズル121Bによって液体LWを回収する。液体制御部100Bは、液体供給部110Bと、液体回収部120Bとを有する。
液体供給部110Bは、投影光学系30とウェハ40との間の空間或いは間隙に液体LWを供給する機能を有し、供給ノズル111Bを有する。換言すれば、液体供給部110Bは、投影光学系30の最終面30aの周囲に配置された供給ノズル111Bを介して液体LWを供給し、投影光学系30とウェハ40との間の空間に液体LWの液膜を形成する。
尚、液体供給部110Bは、例えば、液体又は気体を貯めるタンク、液体又は気体を送り出す圧送装置、液体又は気体の供給流量の制御を行う流量制御装置を含みうる。
供給ノズル111Bは、脱気装置105及び温度制御装置によって脱気処理及び温度制御が施された液体LWを投影光学系30とウェハ40との間の空間に供給するために使用される。供給ノズル111Bは、図4に示すように、投影光学系30の最終面30aの周りを囲むように供給面112Bを形成している。また、供給ノズル111Bは、複数のノズルや可動式のノズルであっても良い。この場合、ノズルを複数にすることで、ウェハ40の移動方向に合わせて、液浸液の供給方向を変えることができる。それにより、ウェハステージ45による移動にあわせて、投影光学系30の下面でウェハ40の上面に液体LWを保持することが可能となる。
供給面112Bは、供給ノズル111Bの接液部分であり、リング形状を有する。供給面112Bは、本実施形態では、SiCの多孔質体が用いられる。また、供給面112Bには、AlO、SiNなどの他のセラミックス材料、石英他ガラス材、電解研磨したステンレスなどの金属が用いられてもよい。更に、供給面112Bは、後述する回収ノズル121Bの回収面122Bの接触角以上の接触角を有する。また、供給面112Bと液体LWとの接触角は、最終面30aと液体LWとの接触角に10°を加えた角度以下であってもよい。尚、接触角については後述する。
尚、供給面112B及び後述する回収面122Bが汚れてくると、汚れが液浸液に溶け込み影響を与えたり、接触角の値が変化したりする。そのため、機械的洗浄(ブラシなどでこする)、化学的洗浄(UV/03洗浄、薬品による洗浄)等、汚れに適した洗浄を定期的に行うことが好ましい。
液体回収部120Bは、液体供給部110Bによって供給された液体LWを回収する機能を有し、本実施形態では、回収ノズル121Bを有する。液体回収部120Bは、例えば、回収した液体LWを一時的に貯めるタンク、液体LWを吸い取る吸引部、液体LWの回収流量を制御するための流量制御装置などから構成される。
回収ノズル121Bは、液体供給部110Bによって供給された液体LWを回収するために使用される。回収ノズル121Bは、図4に示すように、2つの回収ノズル121aB及び121bBにより構成され、投影光学系30の最終面30aの周りを囲むように回収面122Bを形成している。
回収面122Bは、回収ノズル121Bの接液部分であり、2つの回収面121aB及び121bBから構成され、リング形状を有する。回収面122Bは、本実施形態では、SiCの多孔質体が用いられる。また、回収面122Bには、AlO、SiNなどの他のセラミックス材料、石英他ガラス材、電解研磨したステンレスなどの金属が用いられてもよい。
また、回収面122Bの接触角A1及びA2は、最終面30aと液体LWとの接触角C以下、かつ、供給面112Bと液体LWとの接触角B以下である。ここで、本実施形態では、供給ノズル111Bと2つの回収ノズル121Bが一体的に形成されているため、回収面122aBは、投影光学系30の最終面30aから供給ノズル111Bと回収ノズル121aBとの間までの面と定義される。また、供給面112Bは、供給ノズル111Bと回収ノズル121aBとの間から回収ノズル121bBと供給ノズル111Bとの間の面と定義される。更に、回収面122bBは、回収ノズル121bBと供給ノズル111Bとの間から最外周までの面と定義される。
これにより、回収面122Bに液体LWが保持され易くなるので、液体LWの回収が滞ることがなく、レジスト等からの溶出した不純物を含む液体LWが投影光学系30の最終面30aに残存することを防止できる。その結果、転写性能が劣化せず高品位な露光を提供することができる。また、上記条件でなくとも、液体LWが回収面122Bに保持され易くなるには、回収面122Bと液体LWとの接触角Aが最終面30aと液体LWとの接触角Cに10°を加えた角度以下であればよいということが、実験により分った。
上記条件を満たすために、回収面122Bに使用される部材の変更及び表面処理が行われる。本実施形態では、最終面30aの接触角Cは、約10°であった。そのため、回収面122Bの接触角Aは、約20°以下であれば、円滑に液体LWを回収することができる。そのため、回収面122Bは、表面処理が施され、表面にSiCOまたはSiOが使用されている。SiOの製法としては、SiOを蒸着やスパッタを用いて成膜する。その場合、ノズル表面の接触角は、同等の約10°であった。また、SiCをOプラズマ処理するなど酸化処理を施して、SiCOとしてもよい。その場合の接触角A1及びA2は、約15°であった。
回収面122Bに、微小な凹凸を設けることにより、表面積を増加させ、最終面30aと同一材料(例えば、SiO)を用いても、接触角をより小さくすることができる。この場合、接触角A1及びA2は、約5°であった。また、SiCOを使用した場合は、接触角が10°となり、最終面30aの接触角Cと同等の接触角となった。また、回収面122Bに、アルミナまたは、SiN、SiCなどのセラミックスに表面が酸化処理されたものが用いられた場合、いずれも、10乃至15°の接触角をもつことができる。更に、回収面122Bに微小凹凸形成をおこなうことによって更に接触角を低くすることができる。
これにより、回収面122Bに液体LWが保持され易くなるので、液体LWの回収が滞ることがなく、液体LWの不足を防止することができる。そのため、液体回収ノズルから液体の代わりに気体が流入することを防止するので、液体での発泡や乱流を防止することができる。また、レジスト等からの溶出した不純物を含む液体LWが投影光学系30の最終面30aに残存することを防止できる。その結果、転写性能が劣化せず高品位な露光を提供することができる。
尚、供給面112Bと液体LWとの接触角Bは、最終面30aと液体LWとの接触角Cに10°を加えた角度以下であってもよい。また、本実施形態では、回収面122bBが最外周に構成されているので、最外周の面だけ接触角を高くしても良い。つまり、回収面122bBの接触角A2´を、最終面30aの接触角Cに30°加えた角度よりも大きくしても良い。この場合、接触角A2´を有する回収面以外の回収面だけ、接触角Cに10°を加えた角度以下の接触角とする。
接触角A2´をもつ回収面122bBの部分は、回収面122bBに使用される部材(例えば、セラミクス)が高い接触角をもつものであれば、そのままでも構わないが、より接触角を大きくするために、樹脂を形成(塗布、蒸着、貼付)してもよい。SiCなどのセラミックスを用いると、洗浄状態にもよるが、接触角50°程度、フッ素系の塗布型の樹脂を用いると、100°などの疎水表面を得ることもできる。更に、投影光学系30の側面30b及び回収ノズルの投影光学系側の側面123cBの接触角も最終面30aの接触角Cに30°加えた角度よりも大きい方が好ましい。
次に、図5及び図6を参照して、上述の液浸露光装置1を利用したデバイスの製造方法の実施例を説明する。図5は、デバイス(ICやLSIなどの半導体チップ、LCD、CCD等)の製造を説明するためのフローチャートである。ここでは、半導体チップの製造を例に説明する。ステップ1(回路設計)では、デバイスの回路設計を行う。ステップ2(レチクル製作)では、設計した回路パターンを形成したマスクを製作する。ステップ3(ウェハ製造)では、シリコンなどの材料を用いてウェハを製造する。ステップ4(ウェハプロセス)は、前工程と呼ばれ、マスクとウェハを用いて本発明のリソグラフィー技術によってウェハ上に実際の回路を形成する。ステップ5(組み立て)は、後工程と呼ばれ、ステップ4によって作成されたウェハを用いて半導体チップ化する工程であり、アッセンブリ工程(ダイシング、ボンディング)、パッケージング工程(チップ封入)等の工程を含む。ステップ6(検査)では、ステップ5で作成された半導体デバイスの動作確認テスト、耐久性テストなどの検査を行う。こうした工程を経て半導体デバイスが完成し、これが出荷(ステップ7)される。
図6は、ステップ4のウェハプロセスの詳細なフローチャートである。ステップ11(酸化)では、ウェハの表面を酸化させる。ステップ12(CVD)では、ウェハの表面に絶縁膜を形成する。ステップ13(電極形成)では、ウェハ上に電極を蒸着などによって形成する。ステップ14(イオン打ち込み)では、ウェハにイオンを打ち込む。ステップ15(レジスト処理)では、ウェハに感光剤を塗布する。ステップ16(露光)では、上述の液浸露光装置1によってマスクの回路パターンをウェハに露光する。ステップ17(現像)では、露光したウェハを現像する。ステップ18(エッチング)では、現像したレジスト像以外の部分を削り取る。ステップ19(レジスト剥離)では、エッチングが済んで不要となったレジストを取り除く。これらのステップを繰り返し行うことによってウェハ上に多重に回路パターンが形成される。かかるデバイス製造方法によれば、従来よりも高品位のデバイスを製造することができる。このように、液浸露光装置1を使用するデバイス製造方法、並びに結果物としてのデバイスも本発明の一側面を構成する。
以上、本発明の好ましい実施例について説明したが、本発明はこれらの実施例に限定されないことはいうまでもなく、その要旨の範囲内で種々の変形及び変更が可能である。
本発明の露光装置を示す概略断面図である。 図1に示す露光装置の液体制御部を示す概略部分構成図である。 図2に示す別の実施形態としての液体制御部を示す概略部分構成図である。 図2に示す別の実施形態としての液体制御部を示す概略部分構成図である。 図1に示す本発明の液浸露光装置を使用したデバイス(ICやLSIなどの半導体チップ、LCD、CCD等)の製造を説明するためのフローチャートである。 図5に示すフローチャートのステップ4のウェハプロセスの詳細なフローチャートである。
符号の説明
1 露光装置
10 照明装置
20 レチクル
30 投影光学系
40 ウェハ
45 ウェハステージ
50 液体保持部
100 液体制御部
105 脱気装置
110 液体供給部
111 供給ノズル
112 供給面
120 液体回収部
121 回収ノズル
122 回収面

Claims (6)

  1. 液体を供給するための供給ノズルによって被露光体と当該被露光体に最も近い投影光学系の最終面との間に前記液体を満たし、前記液体を回収するための回収ノズルによって前記液体を回収し、前記投影光学系及び前記液体を介して前記被露光体を露光する露光装置であって、
    前記回収ノズルの前記被露光体側の面と前記液体との接触角は、前記最終面と前記液体との接触角以下、かつ、前記供給ノズルの前記被露光体側の面と前記液体との接触角以下であることを特徴とする露光装置。
  2. 液体を供給するための供給ノズルによって被露光体と当該被露光体に最も近い投影光学系の最終面との間に前記液体を満たし、前記液体を回収するための回収ノズルによって前記液体を回収し、前記投影光学系及び前記液体を介して前記被露光体を露光する露光装置であって、
    前記回収ノズルの前記被露光体側の面と前記液体との接触角は、前記最終面と前記液体との接触角に10°を加えた角度以下であることを特徴とする露光装置。
  3. 前記供給ノズルの前記被露光体側の面と前記液体との接触角は、前記最終面と前記液体との接触角に10°を加えた角度以下であることを特徴とする請求項2記載の露光装置。
  4. 前記回収ノズルの前記被露光体側の面と前記液体との接触角は、前記供給ノズルの前記被露光体側の面と前記液体との接触角以下であることを特徴とする請求項2記載の露光装置。
  5. 前記回収ノズルの前記被露光体側の面は、SiO、SiCO及びAlO等の酸化物から構成されることを特徴とする請求項1乃至4のうちいずれか一項記載の露光装置。
  6. 請求項1乃至5のうちいずれか一項記載の露光装置を用いて被露光体を露光するステップと、
    当該露光された被露光体を現像するステップとを有することを特徴とするデバイス製造方法。
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