JP2012521844A - 切断要素および毛持ち上げ要素のペアを有するシェービング装置用担体 - Google Patents

切断要素および毛持ち上げ要素のペアを有するシェービング装置用担体 Download PDF

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Abstract

担体がシェービング装置用に適合され、切断要素(8)および毛持ち上げ要素(14)のペア(15)を少なくとも1つ有する。ペア(15)の要素(8、14)の少なくとも一方は湾曲形状を有し、湾曲要素(8、14)は少なくとも2つの屈曲線(17、18)を備える。要素(8、14)の少なくとも一方の湾曲形状は、互いに対する要素(8、14)の機能的配置であり、要素(8、14)のエッジ部(11、16)が互いに対して離れて配置されるようになる。したがって、スペース(22)が要素(8、14)の間であってそれらのエッジ部(11、16)の側に存在し、そうでなければ毛持ち上げ要素(14)の動作を妨げるかもしれない切断した毛を受け入れるために使用することができる。

Description

本発明は、少なくとも1つの要素のペアを有し、ペアの要素のひとつは切断要素として機能するよう適合され、切断要素のエッジ部は毛に対して移動された場合に毛に接触するとともに毛を切断する動きを実行するように適合され、ペアの要素のもうひとつは担体の動作中に切断要素に先行することが意図される毛持ち上げ要素として機能するよう適合され、毛持ち上げ要素のエッジ部は毛に切断要素が到達する前に毛を捕らえる(engage)とともに毛を持ち上げ、毛持ち上げ要素は切断要素に対して移動可能に配置される、シェービング装置用に適合された担体に関する。
さらに、本発明は、少なくとも1つの前述のような担体と、少なくとも一つの要素のペアの切断要素が同じペアの一部分である毛持ち上げ要素に先行される方向への移動を実行するよう担体を駆動する手段と、を有する、シェービング装置に関する。
上述のように少なくとも1つの担体を有するシェービング装置の例は特許文献1から知られる。シェービング装置はいわゆるロータリーシェービング装置、すなわち多くの切断要素を備える少なくとも1つのリング形状の担体を有するシェービング装置であり、担体はシェービング装置の動作中に回転するように駆動される。特許文献1から知られる例では、シェービング装置は3つの担体を備える。それぞれの担体はキャップにより覆われる。このキャップはシェービング動作にさらされる皮膚の一部に接触するために使用されることが意図されるとともに、毛を皮膚の一部から切断要素に通過させるための開口を備える。キャップの重要な機能が担体の切断要素と皮膚の一部との間の直接の接触を避けて、皮膚の損傷が防がれることであること理解される。
シェービング装置は担体を駆動するためのモータを有する。シェービング装置の適切な使用は、キャップが皮膚の一部の上を滑るような方法でのシェービング装置の移動を伴う。このプロセス中、皮膚から突出する毛は、キャップ開口に連続的に捕まえられるとともに移動する担体の切断要素に直面するとすぐに切断され、キャップ開口のエッジは対切断エッジ(counter cutting edge)としての機能を果たす。
皮膚にできるだけ近いレベルで毛の切断のプロセスが行われる場合に最上のシェービングの結果が得られる。これを考慮すると、毛が切断要素により切断される前に毛を捕らえるとともに毛を持ち上げるよう要素を適合することは有利である。特許文献1は、エッジを有する厚くなった端部を備えるブレード型の毛持ち上げ要素を開示し、このエッジは、シェービング装置の動作中に毛と接触するのに役立つとともに毛をさらにキャップ開口を通って引き寄せる。毛持ち上げ要素は、切断要素に近い位置で、切断要素に対して弾性的に配置される。このようにして、毛が最初に毛持ち上げ要素により捕まえられ、毛持ち上げ要素の切断要素に対する弾性的な動きの影響の下でキャップ開口を通ってさらに引き寄せられ、切断要素との続いて起こる接触の影響の下で切断されるというプロセスを実現することが可能となる。毛持ち上げ要素の毛を引き寄せる動きは、これらの要素が切断層祖にスライド可能に支持される場合であるとともに、これらの要素および切断要素の支持表面がキャップ開口を通って伸びる際の毛の通常の方向に対して傾いた方向を有する場合に、自動的に得ることができる。
特許文献1で知られるシェービング装置の使用は良好なシェービング結果を生み出すが、さらなる改良が必要である。要素の毛持ち上げ動作と関連する後退位置から、要素の毛を捕らえる動作に関連するより伸張した位置への途中で要素が切断した毛にぶつかる場合に、毛持ち上げ要素の機能が無効になることが明らかである。この結果、実際の切断プロセスが行われる前に剃り落とされる必要のある全ての毛が持ち上げられるとは限らず、あまり近接していない剃りが行われるということが生じる。この失敗のメカニズムは担体の汚れとしても示される。
さらに、切断要素および毛持ち上げ要素のペアの軽量構造が必要である。要素のペアの構造が比較的重い場合、シェービングプロセス中に毛持ち上げ要素が毛を持ち上げる代わりに切断する恐れがあり、これは毛を持ち上げるプロセスの低下した有効性に基づいてあまり近接していない髭剃りの原因となる他の要因である。また、毛持ち上げ要素の質量が大きくなればなるほど、これらの要素の後退位置と伸張位置との間の動きに時間がかかるので、毛を持ち上げる有効性がさらに低下する。
欧州特許1 212 176号
本発明の目的は、担体の上述のプロセスの汚れを防ぐとともに切断要素および毛持ち上げ要素のペアの軽量構造を同時に実現するための手段を提供することによりシェービング結果を改善する方法を提供することである。
この目的は、シェービング装置用に適合された担体を提供することにより達成される。この担体は、上述のように少なくとも1つの切断要素および毛持ち上げ要素のペアを備え、切断要素および毛持ち上げ要素の少なくとも一方は、湾曲要素の幅にわたって延びる少なくとも2つの屈曲線を持つ湾曲した外観を有する湾曲要素であり、切断要素のエッジ部および毛持ち上げ要素のエッジ部は、切断要素および毛持ち上げ要素の互いに対する機能的配置となる少なくとも2つの屈曲線の結果として、互いに対して離れて配置される。
明確にするために、切断要素および毛持ち上げ要素の互いに対する機能的配置が、要素が上述の方法で使用されるのに適している配置であり、すなわち、毛を持ち上げるプロセスおよび毛を切断するプロセスを実行するような方法であり、皮膚にできる限り近くで実行される毛を切断するプロセスを確実にするために、または、毛を持ち上げるプロセスの間に毛が実際に皮膚から少し引っ張られる場合に毛が皮膚のレベルの下で切断されることをさらに達成するように、毛を持ち上げるプロセスが最初に実行される、ことが挙げられる。
本発明によれば、切断要素および毛持ち上げ要素の少なくとも一方は湾曲形状を有し、少なくとも一つの湾曲要素は、要素の幅にわたって延びる少なくとも2つの屈曲線を有する。少なくとも2つの屈曲線は湾曲要素のエッジ部と略平行にし得ることに注意する。完全性のために、要素の幅が、例えば、要素の長さ、すなわち、要素の自由端部分から要素が取り付けられる側の接続部分へ向かう場合に測定される要素の寸法、および、要素の厚さ、すなわち、要素が一部である担体の意図された動きの方向に測定された要素の寸法、の両方と異なる要素の寸法になるように理解されるべきであることが挙げられる。
少なくとも一つの湾曲要素の形状は、毛持ち上げ要素のエッジ部および切断要素のエッジ部が互いに対して離れて配置されるように選択される。このような形状では、シェービングプロセス中に毛が接触する位置において要素の間にスペースが存在し、このスペースは切断された毛の排出を可能にする。上述のようにスペースが重量の追加を伴う必要が無い方法で得られることは、本発明の成果である。それどころか、本発明によれば、切断された毛の排出を実現することは、少なくとも1つの要素の湾曲形状を超えるものを必要としない。さらに、それらのエッジ部の位置における要素間に距離があることは、良好なシェービング結果を達成するために十分長い毛を持ち上げる経路を実現するのに貢献する。
従って、本発明が適用された場合、切断要素および毛持ち上げ要素の少なくとも一方は湾曲形状を有し、要素のエッジ部が互いに対して離れて配置されることが重要である。要素の形状は、毛持ち上げプロセスが非常に効果的になるようにすることが可能であり、要素の全ての所望の機能が上述の湾曲形状に基づいて実現され得るように、要素はブレード形状であってもよく、余分な重量を追加する必要が無い。
本発明による担体の製造プロセス中、切断要素および/または毛持ち上げ要素の湾曲形状は、すなわち、金属要素であり得る要素を、既知の方法で曲げることによって、容易に実現されることができる。1つの要素のペアの切断要素のエッジ部と毛持ち上げ要素のエッジ部との間の距離は自由に選択することができ、この距離は毛持ち上げプロセスを最適化するための重要なパラメータであるので、これは本発明の別の利点である。
要素の幅にわたって延びる少なくとも2つの屈曲線を有するので、湾曲要素は階段状の外観を有する。具体的には、湾曲要素は、背もたれ部、座部、および前面支持部を備える椅子の形状に相当する形状を有してもよい。このような場合、要素の1つが湾曲要素であれば十分であり、切断された毛を排出することを可能にするスペースは椅子形状の湾曲要素の前面支持部と他の要素との間に存在し、椅子形状の背もたれは他の要素に置かれ得る。
前段落で用いられた椅子の用語に関連して、湾曲要素は、屈曲線を通って接続される3つの部分、すなわち、椅子形状の前面支持部である自由端部分、椅子形状の背もたれ部である要素が取り付けられる側の接続部分、および、椅子形状の座部である中間部分、を有してもよく、中間部分は2つの他の部分に比べて別の向きになることが挙げられる。他の部分に関して、湾曲要素の自由端部分の向きは、要素の接続部分の向きと略同じであっても良いが、これは湾曲要素の椅子形状の実施形態において必須ではない。
湾曲要素の接続部分の向きは、少なくとも他の要素の1つの部分の向きと略同じであってもよい。この場合、湾曲要素の接続部分が他の要素と滑り接触(gliding contact)することは非常に可能性が高い。
本発明による担体の多くの可能な実際的な実施形態の1つでは、毛持ち上げ要素は、少なくとも2つの屈曲線を有する湾曲した外観を有する湾曲要素であり、屈曲線のそれぞれは毛持ち上げ要素の幅にわたって延びる。このような実施形態では、毛持ち上げ要素は、少なくとも1つの屈曲線の位置において、切断要素と滑り接触をしてもよく、毛持ち上げ要素が担体の他の要素に取り付けられる側から毛持ち上げ要素のエッジ部に見て、隣にある屈曲線は切断要素から離れて配置され、後者の屈曲線から毛持ち上げ要素のエッジ部に向かって延びる毛持ち上げ要素の全ての自由端部分は切断要素から離れて配置される。この形状において、切断要素と毛持ち上げ要素との間のスペースは切断された毛を収容するのに十分大きくすることが可能であるので、このような切断された毛は毛持ち上げ要素の邪魔になる代わりに排出され得る。
毛持ち上げ要素が湾曲要素である実施形態では、切断要素は直線状要素であってもよい。さらに、毛持ち上げ要素の自由端部分も同様に直線状の外観を有することができる。この場合、毛持ち上げ要素および切断要素の最適な作動を実現するためには、毛持ち上げ要素の自由端部分が切断要素と略平行に延びるならば有利である。毛持ち上げ要素の自由端部分の直線状の外観の一般的な利点は、毛持ち上げ要素の作動中の磨耗の影響を最小限に保つことである。
実際には、シェービング装置で用いる担体は前述のように切断要素および毛持ち上げ要素の複数のペアを備える。このような場合、それぞれのペアにおいて少なくとも要素の1つが、切断要素のエッジ部および毛持ち上げ要素のエッジ部が互いに対して離れて配置されるように、毛持ち上げ要素の幅にわたって延びる少なくとも2つの屈曲線を有する湾曲した外観を有するならば好ましい。
本発明の上述のおよび他の態様は、シェービング装置、シェービング装置で用いる担体、並びに本発明による担体の切断要素および毛持ち上げ要素のペアの以下の詳細な説明から明らかになるとともに以下の詳細な説明を参照して説明される。
本発明は今や図面を参照してより詳細に説明される。図面中、同一または類似の部分は同一の参照記号によって表示される。
図1は、シェービング装置の斜視図を示す。 図2は、いくつかの切断要素および毛持ち上げ要素のペアを備える、技術水準に基づいた担体の斜視図を示す。 図3は、本発明による切断要素および毛持ち上げ要素のペアの第1実施形態を図式的に示す。 図4は、図3に示された切断要素および毛持ち上げ要素が使用される方法を説明するのに役立ち、毛持ち上げるおよび切断するプロセスの3つのステージが図式的に示される。 図5は、本発明による切断要素および毛持ち上げ要素のペアの第2実施形態を図式的に示す。 図6は、本発明による切断要素および毛持ち上げ要素のペアの第3実施形態を図式的に示す。 図7は、本発明による切断要素および毛持ち上げ要素のペアの第4実施形態を図式的に示す。 図8は、本発明による切断要素および毛持ち上げ要素のペアの第5実施形態を図式的に示す。 図9は、切断要素および毛持ち上げ要素のペアの第1の代替実施形態を図式的に示す。 図10は、切断要素および毛持ち上げ要素のペアの第2の代替実施形態を図式的に示す。
図1は、シェービング装置1の一般的な例を示す。図示されたシェービング装置1は、シェービング動作が回転要素を用いることにより実現される回転式シェービング装置である。別の良く知られたタイプのシェービング装置は、シェービング動作が往復運動する要素を用いることにより実現される装置である。完全を期すために、本発明は様々なタイプのシェービング装置に適用可能であることが挙げられる。
シェービング装置1は、ハウジング2およびシェービングヘッドホルダ3を有する。ハウジング2は、シェービング装置1の使用者によりつかまれることが意図され、一方、シェービングヘッドホルダ3はシェービング動作にさらされる皮膚に接触して置かれることが意図される。シェービング動作を実際に実行するために、いくつかのユニット4がシェービングホルダ3内に存在する。このユニットは通常シェービングヘッド4と称される。図示された例では、シェービング装置1は3つのシェービングヘッド4を有する。
それぞれのシェービングヘッド4は、毛をシェービングヘッド4の内部に通過させる開口6を有するキャップ5と、シェービングヘッド4の内部に配置されるとともに、毛を切断するように適合された、いくつかの切断要素(図1には示されていない)とを有する。回転式シェービング装置1の場合、切断要素は担体(図1には示されていない)に配置される。この担体はシェービング装置1の動作中に回転するように駆動される。この目的を達成するために、シェービング装置1は例えば小型の電気モータなど、どのような適切な駆動手段を備えていてもよい。
既知のタイプの担体7およびその上に配置された切断要素8の例が図2に示される。具体的には、担体7は、その外周に配置された幾つかのアーム10を有するリング形状要素9を含む、いくつかの要素から構成され、アーム10の端部は切断要素8を構成するように成形されるとともに、アーム10の外側端部は切断要素8の切断エッジ11を構成するように成形される。
上述の記載のようにアーム10および切断要素8を有する要素9のほかに、担体7は幾つかのアーム13が配置された別のリング形状要素12を有する。これらのアーム13の端部は、シェービング装置1の動作中に毛持ち上げ要素14として用いられることが意図される。これを考慮して、担体7が組み立てられた状態では、切断要素8および毛持ち上げ要素14は混合されたペアを形成する、すなわち、1つの切断要素8は1つの毛持ち上げ要素14に結合される。この構成では、毛持ち上げ要素14は切断要素8に接触して置かれる。さらに、毛持ち上げ要素14は、毛持ち上げ要素14のアーム13の弾性特性により、切断要素8に対してスライド可能である。完全を期すために、毛持ち上げ要素14は、担体7が動かされることが意図される方向に見て、切断要素8の前に配置されることが挙げられる。さらに、金属が切断要素8および毛持ち上げ要素14を有するリング形状要素9、12それぞれに適切な材料であることが挙げられる。
図2に示されるように担体7が配置される1つまたは複数のシェービングヘッド4を有するシェービング装置1の動作は以下のように取り決められる。シェービング装置1がシェービング動作を実行するために使用される場合、シェービングヘッド4のキャップ5はシェービング装置1の使用者によるシェービング動作にさらされる皮膚の一部を横切って動かされ、担体7はキャップ5のすぐ後ろの位置において回転するように駆動される。皮膚に対するシェービングヘッド4の動きにより、毛がキャップ開口6の中に捕捉されるとともに切断要素8および毛持ち上げ要素14のペア15に接触する連続的なプロセスが生じる。このプロセスでは、毛は毛持ち上げ要素14に最初に接触し、毛持ち上げ要素14の外側エッジ16は毛にある程度入り込む。この場合、毛持ち上げ要素14の外側エッジ16は毛を切断するように適合されるのではなく、毛の直径より小さい僅かな距離毛に入り込むだけである。
いったん毛が毛持ち上げ要素14によりつかまれると、担体7およびそこに配置された要素の進行中の回転動作は、毛持ち上げ要素14に切断要素8に沿ってスライドさせるとともにある距離を越える後退動作を実行させる。この目的を達成するために、切断要素8および毛持ち上げ要素14は、図2に示すように規定された傾斜した向きを有する。関連する切断要素8が回転動作中に毛持ち上げ要素14を押す間、つかまれた毛は毛持ち上げ要素14を一時的に一定の場所に保持する。毛持ち上げ要素14のアーム13の弾性特性により、これは毛持ち上げ要素14に後退動作を実行させ、毛持ち上げ要素14が毛を捕らえることにより、この後退動作は大体毛が伸びる方向である。このプロセスでは、とりわけ肌の自然の弾性のおかげで、毛がある程度持ち上げられ、いったん毛持ち上げ要素14が、切断要素8の切断エッジ11が毛に到達する程度後退されると、毛が切断される。
原理上、シェービング動作は切断要素8のみしか備えない担体7を使って実行することもでき、毛持ち上げ要素14が省かれる。しかし、毛持ち上げ要素14の適用は、毛を皮膚により近いレベルで切断することができるので、はるかに良いシェービング結果につながる。本発明は、特に、切断要素8および毛持ち上げ要素14のペア15を少なくとも1つ有する担体7の分野に適用可能であり、これから図3−8に基づいて説明される。図3では、本発明による切断要素8および毛持ち上げ要素14のペア15の第1実施形態が図式的に示される。この実施形態では、毛持ち上げ要素14は湾曲形状を有し、2つの屈曲線17、18が毛持ち上げ要素14に存在する。この2つの屈曲線17、18は、毛持ち上げ要素14の幅にわたって延び、外側エッジ16と略平行である。2つの屈曲線17、18の存在に基づいて、3つの部分19、20、21、すなわち、自由端部分19、毛持ち上げ要素14が取り付けられる側の接続部分20、および、中間部分21を、毛持ち上げ要素14に識別することができる。
毛持ち上げ要素14の湾曲形状の重要かつ有利な結果は、毛持ち上げ要素14の外側エッジ16が切断要素8の切断エッジ11からある距離を置いて配置されることであり、この距離は中間部分21の長さに関係する。第1実施形態では、切断要素8と毛持ち上げ要素14との間の滑り接触が、毛持ち上げ要素14の接続部分20と中間部分21との間の屈曲線17を通じて確立される。
図3において、切断要素8の切断エッジ11および毛持ち上げ要素14の切断エッジ16は、略同じ高さに示される。要素8、14のこの配置は、シェービングプロセスにおいて切断される毛が接触するための開始位置に対応する。この位置において、毛受入スペース22は、毛持ち上げ要素14の中間部分21の下であるとともに、毛持ち上げ要素14の自由端部分19と切断要素8の自由端部分23との間に存在する。
図4では、本発明の第1実施形態による切断要素8および毛持ち上げ要素14のペアにより実行され得る、毛を持ち上げるおよび毛を切断するプロセスが説明される。具体的にはプロセスの3つのステージが示される。
第1のステージでは、図の左側に示されるように、要素8、14は開始位置にあり、要素8、14が一部である担体7を覆うためのキャップ5の開口6を通って延びる毛24は、毛持ち上げ要素14の外側エッジ16に接触する。要素8、14の進行中の動作では、毛持ち上げ要素14の外側エッジ16は毛24にある程度入り込むとともに、毛24は持ち上げられ、毛持ち上げ要素14は切断要素8に沿って滑る。
第2のステージでは、図4の中央に示されるように、切断要素8の切断エッジ11が毛24に到達する。続いて、毛24は切断動作にさらされ、一方、毛24は持ち上げられた位置に保持される。毛24が切断されると、切断された毛25は毛持ち上げ要素14の外側端部16から落ち、毛持ち上げ要素14は開始位置に後退する。
第3のステージでは、図4の右側に示されるように、要素8、14は再び開始位置にある。切断された毛25が切断要素8の切断エッジ11の近くに残ること起こり得る。しかし、これは、図4に示すように、切った毛25が毛受入スペース22に収容され得るので、毛持ち上げ要素14が開始位置に戻るための障害を構成しない。毛持ち上げ要素14の階段状の形状により、毛を持ち上げるプロセスは一定の有効性を持って実効されることができ、優れたシェービング結果が生じる。
上記から、本発明が適用された場合、毛を持ち上げるプロセスの有効性の減少が妨げられるということになる。この点に関して、本発明の有利な面は、この結果を得るために追加的な要素が必要とされないという事実である。切断要素8および毛持ち上げ要素14の少なくとも一方が適切な湾曲形状を備えることで十分である。したがって、本発明による担体7の軽量構造が可能となる。この軽量構造は、有利な動的挙動および他の利点を含む。さらに、担体7の製造プロセス中の要素8、14の少なくとも一方の屈曲の追加的なステップは、この製造プロセスに特筆すべき複雑さを構成することがない。
本発明による切断要素8および毛持ち上げ要素14のペア15の代替実施形態が図5−8に図式的に示される。
毛持ち上げ要素14は、必ずしも屈曲線17、18を備える要素8、14である必要は無い。図5に示される第2実施形態では、切断要素8が湾曲した外観を有し、毛持ち上げ要素14は直線状の外観を有する。両方の要素8、14が2つの屈曲線17、18、26、27を備えることも可能であり、一般的に、要素8、14の一方の形状は要素8、14の別の形状の鏡像である。この実現性は図6に示される。
図5に示される第2実施形態では、切断要素8の接続部分28が、毛持ち上げ要素14の向きと略同じ向きを持つ。このようにして、毛持ち上げ要素14の切断要素8への滑り接触が比較的広い領域で実現されることが達成される。それにもかかわらず、図7から導かれ得るように、この構成の代替も本発明の範囲内で可能である。さらに、図5−7に示されるように、2つの屈曲線17、18、26、27が要素8、14に存在する場合には要素8、14の接続部分20、28および要素8、14の自由端部分19、23が同じ向きを有してもよいことが挙げられるが、これは必須ではない。
図8は本発明による切断要素8および毛持ち上げ要素14のペア15の代替実施形態を示し、毛持ち上げ要素14は3つもの屈曲線17、18、29を備える。具体的には、このようにして、V形状部30が毛持ち上げ要素14に得られる。このV形状部30は、自由端部分19を含む、毛持ち上げ要素14の他の部分を、切断要素8から離れて保持することに役立つので、少なくとも毛受入スペース22がこの実施形態において実現される。
原理的に、要素8、14の屈曲線17、18、26、27の数は、必ずしも少なくとも2つである必要はなく、1つでもよいことが挙げられる。図9および10は、要素8、14の一方のみが曲げられた実施形態を説明し、湾曲要素8、14は1つの屈曲線18、27のみを有する。図9に示された例では、毛持ち上げ要素14が湾曲要素であり、一方で図10に示された例では、切断要素8が湾曲要素である。いずれの実施形態も、要素8、14の自由端部分19、23の向きは、要素8、14が互いに接触する位置から要素8、14の外側端部11、16に向かう方向に見て、これらの部分19、23の広がる形状(diverging configuration)が得られるように選択される。この広がる形状に基づいて、毛を持ち上げプロセスの有効性の減少を防ぐ役割を果たす毛受入スペース22が、要素8、14の端部19、23の間に存在する。
当業者には、本発明の範囲が上述の例に限定されるものではなく、これらの複数の修正および変更が添付の特許請求の範囲に規定された本発明の範囲から逸脱することなく可能であることが明らかであろう。本発明は、図面および説明に詳細に示されるとともに説明された一方で、このような図示および説明は、例示および単なる例であり、限定するものではないとみなされるべきである。本発明は開示された実施形態に限定されるものではない。
開示された実施形態の変形形態は、図面、説明及び添付の特許請求の範囲の検討から、特許請求の範囲に記載された発明を実施する際に、当業者により、理解され実行され得る。特許請求の範囲において、「有する、含む」の用語は、他のステップ又は要素を除外するものではなく、単数表記は、複数を除外するものではなく、不定冠詞「1つ(a)」又は「1つ(an)」は、複数性を除外しない。或る手段が相互に異なる従属請求項に記載されるという単なる事実は、これらの組み合わせが有利に使用されることができないことを示すものではない。請求項中の如何なる参照符号も、本発明の範囲を限定するものとして考慮されるべきではない。
本発明は以下のように要約することができる。担体7がシェービング装置1用に適合され、少なくとも1つの要素8、14のペア15を有する。ペア15の要素8、14の一方は切断要素8として機能するように適合され、切断要素8のエッジ部11は毛24と接触するとともに毛24に対して移動された場合に毛24の切断動作を行うように適合され、ペア15の要素8、14の他方は、担体7の動作中に切断要素8に先行することを目的とする毛持ち上げ要素14として機能するように適合され、毛持ち上げ要素14のエッジ部16は毛24を捕らえるとともに毛24に切断要素8が到達する前に毛24を持ち上げるように適合される。さらに、毛持ち上げ要素14は切断要素8に対して移動可能に配置されるので、毛持ち上げ要素14は切断要素8の前で実際に毛24を持ち上げることが可能である。
本発明によれば、切断要素8および毛持ち上げ要素14の少なくとも一方は湾曲形状を有し、湾曲要素8、14は、湾曲要素8、14の幅にわたって延びる少なくとも2つの屈曲線17、18、26、27、29を備える。要素8、14の少なくとも一方の湾曲形状は、互いに対する要素8、14の機能的な配置であり、エッジ部11、16が互いに対して離れて配置されるようになる。したがって、スペース22が要素8、14の間であって、それらのエッジ部11、16の側に存在する。このスペース22は、そうでなければ毛持ち上げ要素14の動作を妨げるかもしれない切断した毛25を受け入れるために使用することができる。
本発明は、少なくとも1つの要素のペアを有し、ペアの要素のひとつは切断要素として機能するよう適合され、切断要素のエッジ部は毛に対して移動された場合に毛に接触するとともに毛を切断する動きを実行するように適合され、ペアの要素のもうひとつは担体の動作中に切断要素に先行することが意図される毛持ち上げ要素として機能するよう適合され、毛持ち上げ要素のエッジ部は毛に切断要素が到達する前に毛を捕らえる(engage)とともに毛を持ち上げ、毛持ち上げ要素は切断要素に対して移動可能に配置され、切断要素および毛持ち上げ要素の少なくとも一方は、前記担体の別の要素に取り付けられる側において接続部分を有する湾曲要素であり、湾曲要素の接続部分の向きが他の要素の少なくとも1つの部分の向きと略同じであり、湾曲要素の接続部分が他の要素と滑り接触する、シェービング装置用に適合された担体に関する。
さらに、本発明は、少なくとも1つの前述のような担体と、少なくとも一つの要素のペアの切断要素が同じペアの一部分である毛持ち上げ要素に先行される方向への移動を実行するよう担体を駆動する手段と、を有する、シェービング装置に関する。
上述のように少なくとも1つの担体を有するシェービング装置の例は特許文献1から知られる。シェービング装置はいわゆるロータリーシェービング装置、すなわち多くの切断要素を備える少なくとも1つのリング形状の担体を有するシェービング装置であり、担体はシェービング装置の動作中に回転するように駆動される。特許文献1から知られる例では、シェービング装置は3つの担体を備える。それぞれの担体はキャップにより覆われる。このキャップはシェービング動作にさらされる皮膚の一部に接触するために使用されることが意図されるとともに、毛を皮膚の一部から切断要素に通過させるための開口を備える。キャップの重要な機能が担体の切断要素と皮膚の一部との間の直接の接触を避けて、皮膚の損傷が防がれることであること理解される。
シェービング装置は担体を駆動するためのモータを有する。シェービング装置の適切な使用は、キャップが皮膚の一部の上を滑るような方法でのシェービング装置の移動を伴う。このプロセス中、皮膚から突出する毛は、キャップ開口に連続的に捕まえられるとともに移動する担体の切断要素に直面するとすぐに切断され、キャップ開口のエッジは対切断エッジ(counter cutting edge)としての機能を果たす。
皮膚にできるだけ近いレベルで毛の切断のプロセスが行われる場合に最上のシェービングの結果が得られる。これを考慮すると、毛が切断要素により切断される前に毛を捕らえるとともに毛を持ち上げるよう要素を適合することは有利である。特許文献1は、エッジを有する厚くなった端部を備えるブレード型の毛持ち上げ要素を開示し、このエッジは、シェービング装置の動作中に毛と接触するのに役立つとともに毛をさらにキャップ開口を通って引き寄せる。毛持ち上げ要素は、切断要素に近い位置で、切断要素に対して弾性的に配置される。このようにして、毛が最初に毛持ち上げ要素により捕まえられ、毛持ち上げ要素の切断要素に対する弾性的な動きの影響の下でキャップ開口を通ってさらに引き寄せられ、切断要素との続いて起こる接触の影響の下で切断されるというプロセスを実現することが可能となる。毛持ち上げ要素の毛を引き寄せる動きは、これらの要素が切断層祖にスライド可能に支持される場合であるとともに、これらの要素および切断要素の支持表面がキャップ開口を通って伸びる際の毛の通常の方向に対して傾いた方向を有する場合に、自動的に得ることができる。
特許文献1で知られるシェービング装置の使用は良好なシェービング結果を生み出すが、さらなる改良が必要である。要素の毛持ち上げ動作と関連する後退位置から、要素の毛を捕らえる動作に関連するより伸張した位置への途中で要素が切断した毛にぶつかる場合に、毛持ち上げ要素の機能が無効になることが明らかである。この結果、実際の切断プロセスが行われる前に剃り落とされる必要のある全ての毛が持ち上げられるとは限らず、あまり近接していない剃りが行われるということが生じる。この失敗のメカニズムは担体の汚れとしても示される。
さらに、切断要素および毛持ち上げ要素のペアの軽量構造が必要である。要素のペアの構造が比較的重い場合、シェービングプロセス中に毛持ち上げ要素が毛を持ち上げる代わりに切断する恐れがあり、これは毛を持ち上げるプロセスの低下した有効性に基づいてあまり近接していない髭剃りの原因となる他の要因である。また、毛持ち上げ要素の質量が大きくなればなるほど、これらの要素の後退位置と伸張位置との間の動きに時間がかかるので、毛を持ち上げる有効性がさらに低下する。
特許文献2は、開口を持つせん断プレートとせん断プレートに対して駆動可能であるとともに切断要素を備える中心体を有する切断ユニットとを有するシェービング装置を開示する。それぞれの切断要素は付随する毛引っ張り要素を有する。この付随する毛引っ張り要素は駆動方向に切断要素に先行する。切断要素および付随する毛引っ張り要素のそれぞれの組み合わせは、独立した部品として製造され得る板金の略U形状の部材のリブにより形成される。それぞれの毛引っ張り要素は、付随する切断要素に対して、U形状部材のリブの1つの曲げ動作により、移動可能である。
特許文献3は、毛侵入開口を持つせん断プレートとせん断プレートに結合されるともにせん断プレートに対して駆動可能である切断ユニットとを有するシェービング装置を開示する。切断ユニットは、せん断プレートに向かって延びるカッターと、せん断プレートから離れるおよびせん断プレートに向かうカッターに対して移動可能であるそれぞれに付随するリードカッターとを有する。この配置は、それぞれのリードカッターが、その付随するカッターから、それらの相対位置にかかわらずそれぞれの長さにわたって、常に間隔が空けられて保持されるようになる。実施形態では、それぞれのリードカッターは、動作方向に見て先行する付随するカッターに旋回可能に接続される。
欧州特許第1 212 176号 欧州特許第0 094 128 A1号 米国特許第4,275,497号
本発明の目的は、担体の上述のプロセスの汚れを防ぐとともに切断要素および毛持ち上げ要素のペアの軽量構造を同時に実現するための手段を提供することによりシェービング結果を改善する方法を提供することである。
この目的は、シェービング装置用に適合された担体を提供することにより達成される。この担体は、上述のように少なくとも1つの切断要素および毛持ち上げ要素のペアを備え、
湾曲要素が、それぞれ湾曲要素の幅にわたって延びる少なくとも2つの屈曲線を持つ湾曲した外観を有し、湾曲要素は、屈曲線を通って接続される3つの部分、すなわち、自由端部分、前記接続部分、および、2つの他の部分に比べて別の向きになる中間部分、を有し、切断要素のエッジ部および毛持ち上げ要素のエッジ部は、切断要素および毛持ち上げ要素の互いに対する機能的配置となる少なくとも2つの屈曲線の結果として、互いに対して離れて配置される、ことを特徴とする
明確にするために、切断要素および毛持ち上げ要素の互いに対する機能的配置が、要素が上述の方法で使用されるのに適している配置であり、すなわち、毛を持ち上げるプロセスおよび毛を切断するプロセスを実行するような方法であり、皮膚にできる限り近くで実行される毛を切断するプロセスを確実にするために、または、毛を持ち上げるプロセスの間に毛が実際に皮膚から少し引っ張られる場合に毛が皮膚のレベルの下で切断されることをさらに達成するように、毛を持ち上げるプロセスが最初に実行される、ことが挙げられる。
本発明によれば、切断要素および毛持ち上げ要素の少なくとも一方は湾曲形状を有し、少なくとも一つの湾曲要素は、要素の幅にわたって延びる少なくとも2つの屈曲線を有する。少なくとも2つの屈曲線は湾曲要素のエッジ部と略平行にし得ることに注意する。完全性のために、要素の幅が、例えば、要素の長さ、すなわち、要素の自由端部分から要素が取り付けられる側の接続部分へ向かう場合に測定される要素の寸法、および、要素の厚さ、すなわち、要素が一部である担体の意図された動きの方向に測定された要素の寸法、の両方と異なる要素の寸法になるように理解されるべきであることが挙げられる。
少なくとも一つの湾曲要素の形状は、湾曲要素が、屈曲線を通って接続される3つの部分、すなわち、自由端部分、前記接続部分、および、2つの他の部分に比べて別の向きになる中間部分、を有し、毛持ち上げ要素のエッジ部および切断要素のエッジ部が互いに対して離れて配置されるように選択される。このような形状では、シェービングプロセス中に毛が接触する位置において要素の間にスペースが存在し、このスペースは切断された毛の排出を可能にする。上述のようにスペースが重量の追加を伴う必要が無い方法で得られることは、本発明の成果である。それどころか、本発明によれば、切断された毛の排出を実現することは、少なくとも1つの要素の湾曲形状を超えるものを必要としない。さらに、それらのエッジ部の位置における要素間に距離があることは、良好なシェービング結果を達成するために十分長い毛を持ち上げる経路を実現するのに貢献する。
従って、本発明が適用された場合、切断要素および毛持ち上げ要素の少なくとも一方は湾曲形状を有し、要素のエッジ部が互いに対して離れて配置されることが重要である。要素の形状は、毛持ち上げプロセスが非常に効果的になるようにすることが可能であり、要素の全ての所望の機能が上述の湾曲形状に基づいて実現され得るように、要素はブレード形状であってもよく、余分な重量を追加する必要が無い。
本発明による担体の製造プロセス中、切断要素および/または毛持ち上げ要素の湾曲形状は、すなわち、金属要素であり得る要素を、既知の方法で曲げることによって、容易に実現されることができる。1つの要素のペアの切断要素のエッジ部と毛持ち上げ要素のエッジ部との間の距離は自由に選択することができ、この距離は毛持ち上げプロセスを最適化するための重要なパラメータであるので、これは本発明の別の利点である。
要素の幅にわたって延びる少なくとも2つの屈曲線を有するので、湾曲要素は階段状の外観を有する。具体的には、湾曲要素は、背もたれ部、座部、および前面支持部を備える椅子の形状に相当する形状を有してもよい。このような場合、要素の1つが湾曲要素であれば十分であり、切断された毛を排出することを可能にするスペースは椅子形状の湾曲要素の前面支持部と他の要素との間に存在し、椅子形状の背もたれは他の要素に置かれ得る。
曲要素の自由端部分の向きは、要素の接続部分の向きと略同じであっても良いが、これは湾曲要素の椅子形状の実施形態において必須ではない
発明による担体の多くの可能な実際的な実施形態の1つでは、毛持ち上げ要素は、少なくとも2つの屈曲線を有する湾曲した外観を有する湾曲要素であり、屈曲線のそれぞれは毛持ち上げ要素の幅にわたって延びる。このような実施形態では、毛持ち上げ要素は、少なくとも1つの屈曲線の位置において、切断要素と滑り接触(gliding contact)をしてもよく、毛持ち上げ要素が担体の他の要素に取り付けられる側から毛持ち上げ要素のエッジ部に見て、隣にある屈曲線は切断要素から離れて配置され、後者の屈曲線から毛持ち上げ要素のエッジ部に向かって延びる毛持ち上げ要素の全ての自由端部分は切断要素から離れて配置される。この形状において、切断要素と毛持ち上げ要素との間のスペースは切断された毛を収容するのに十分大きくすることが可能であるので、このような切断された毛は毛持ち上げ要素の邪魔になる代わりに排出され得る。
毛持ち上げ要素が湾曲要素である実施形態では、切断要素は直線状要素であってもよい。さらに、毛持ち上げ要素の自由端部分も同様に直線状の外観を有することができる。この場合、毛持ち上げ要素および切断要素の最適な作動を実現するためには、毛持ち上げ要素の自由端部分が切断要素と略平行に延びるならば有利である。毛持ち上げ要素の自由端部分の直線状の外観の一般的な利点は、毛持ち上げ要素の作動中の磨耗の影響を最小限に保つことである。
実際には、シェービング装置で用いる担体は前述のように切断要素および毛持ち上げ要素の複数のペアを備える。このような場合、それぞれのペアにおいて少なくとも要素の1つが、切断要素のエッジ部および毛持ち上げ要素のエッジ部が互いに対して離れて配置されるように、毛持ち上げ要素の幅にわたって延びる少なくとも2つの屈曲線を有する湾曲した外観を有するならば好ましい。
本発明の上述のおよび他の態様は、シェービング装置、シェービング装置で用いる担体、並びに本発明による担体の切断要素および毛持ち上げ要素のペアの以下の詳細な説明から明らかになるとともに以下の詳細な説明を参照して説明される。
本発明は今や図面を参照してより詳細に説明される。図面中、同一または類似の部分は同一の参照記号によって表示される。
図1は、シェービング装置の斜視図を示す。 図2は、いくつかの切断要素および毛持ち上げ要素のペアを備える、技術水準に基づいた担体の斜視図を示す。 図3は、本発明による切断要素および毛持ち上げ要素のペアの第1実施形態を図式的に示す。 図4は、図3に示された切断要素および毛持ち上げ要素が使用される方法を説明するのに役立ち、毛持ち上げるおよび切断するプロセスの3つのステージが図式的に示される。 図5は、本発明による切断要素および毛持ち上げ要素のペアの第2実施形態を図式的に示す。 図6は、本発明による切断要素および毛持ち上げ要素のペアの第3実施形態を図式的に示す。 図7は、本発明による切断要素および毛持ち上げ要素のペアの第4実施形態を図式的に示す。 図8は、本発明による切断要素および毛持ち上げ要素のペアの第5実施形態を図式的に示す
図1は、シェービング装置1の一般的な例を示す。図示されたシェービング装置1は、シェービング動作が回転要素を用いることにより実現される回転式シェービング装置である。別の良く知られたタイプのシェービング装置は、シェービング動作が往復運動する要素を用いることにより実現される装置である。完全を期すために、本発明は様々なタイプのシェービング装置に適用可能であることが挙げられる。
シェービング装置1は、ハウジング2およびシェービングヘッドホルダ3を有する。ハウジング2は、シェービング装置1の使用者によりつかまれることが意図され、一方、シェービングヘッドホルダ3はシェービング動作にさらされる皮膚に接触して置かれることが意図される。シェービング動作を実際に実行するために、いくつかのユニット4がシェービングホルダ3内に存在する。このユニットは通常シェービングヘッド4と称される。図示された例では、シェービング装置1は3つのシェービングヘッド4を有する。
それぞれのシェービングヘッド4は、毛をシェービングヘッド4の内部に通過させる開口6を有するキャップ5と、シェービングヘッド4の内部に配置されるとともに、毛を切断するように適合された、いくつかの切断要素(図1には示されていない)とを有する。回転式シェービング装置1の場合、切断要素は担体(図1には示されていない)に配置される。この担体はシェービング装置1の動作中に回転するように駆動される。この目的を達成するために、シェービング装置1は例えば小型の電気モータなど、どのような適切な駆動手段を備えていてもよい。
既知のタイプの担体7およびその上に配置された切断要素8の例が図2に示される。具体的には、担体7は、その外周に配置された幾つかのアーム10を有するリング形状要素9を含む、いくつかの要素から構成され、アーム10の端部は切断要素8を構成するように成形されるとともに、アーム10の外側端部は切断要素8の切断エッジ11を構成するように成形される。
上述の記載のようにアーム10および切断要素8を有する要素9のほかに、担体7は幾つかのアーム13が配置された別のリング形状要素12を有する。これらのアーム13の端部は、シェービング装置1の動作中に毛持ち上げ要素14として用いられることが意図される。これを考慮して、担体7が組み立てられた状態では、切断要素8および毛持ち上げ要素14は混合されたペアを形成する、すなわち、1つの切断要素8は1つの毛持ち上げ要素14に結合される。この構成では、毛持ち上げ要素14は切断要素8に接触して置かれる。さらに、毛持ち上げ要素14は、毛持ち上げ要素14のアーム13の弾性特性により、切断要素8に対してスライド可能である。完全を期すために、毛持ち上げ要素14は、担体7が動かされることが意図される方向に見て、切断要素8の前に配置されることが挙げられる。さらに、金属が切断要素8および毛持ち上げ要素14を有するリング形状要素9、12それぞれに適切な材料であることが挙げられる。
図2に示されるように担体7が配置される1つまたは複数のシェービングヘッド4を有するシェービング装置1の動作は以下のように取り決められる。シェービング装置1がシェービング動作を実行するために使用される場合、シェービングヘッド4のキャップ5はシェービング装置1の使用者によるシェービング動作にさらされる皮膚の一部を横切って動かされ、担体7はキャップ5のすぐ後ろの位置において回転するように駆動される。皮膚に対するシェービングヘッド4の動きにより、毛がキャップ開口6の中に捕捉されるとともに切断要素8および毛持ち上げ要素14のペア15に接触する連続的なプロセスが生じる。このプロセスでは、毛は毛持ち上げ要素14に最初に接触し、毛持ち上げ要素14の外側エッジ16は毛にある程度入り込む。この場合、毛持ち上げ要素14の外側エッジ16は毛を切断するように適合されるのではなく、毛の直径より小さい僅かな距離毛に入り込むだけである。
いったん毛が毛持ち上げ要素14によりつかまれると、担体7およびそこに配置された要素の進行中の回転動作は、毛持ち上げ要素14を切断要素8に沿ってスライドさせるとともにある距離を越える後退動作を実行させる。この目的を達成するために、切断要素8および毛持ち上げ要素14は、図2に示すように規定された傾斜した向きを有する。関連する切断要素8が回転動作中に毛持ち上げ要素14を押す間、つかまれた毛は毛持ち上げ要素14を一時的に一定の場所に保持する。毛持ち上げ要素14のアーム13の弾性特性により、これは毛持ち上げ要素14に後退動作を実行させ、毛持ち上げ要素14が毛を捕らえることにより、この後退動作は大体毛が伸びる方向である。このプロセスでは、とりわけ肌の自然の弾性のおかげで、毛がある程度持ち上げられ、いったん毛持ち上げ要素14が、切断要素8の切断エッジ11が毛に到達する程度後退されると、毛が切断される。
原理上、シェービング動作は切断要素8のみしか備えない担体7を使って実行することもでき、毛持ち上げ要素14が省かれる。しかし、毛持ち上げ要素14の適用は、毛を皮膚により近いレベルで切断することができるので、はるかに良好なシェービング結果につながる。本発明は、特に、切断要素8および毛持ち上げ要素14のペア15を少なくとも1つ有する担体7の分野に適用可能であり、これから図3−8に基づいて説明される。図3では、本発明による切断要素8および毛持ち上げ要素14のペア15の第1実施形態が図式的に示される。この実施形態では、毛持ち上げ要素14は湾曲形状を有し、2つの屈曲線17、18が毛持ち上げ要素14に存在する。この2つの屈曲線17、18は、毛持ち上げ要素14の幅にわたって延び、外側エッジ16と略平行である。2つの屈曲線17、18の存在に基づいて、3つの部分19、20、21、すなわち、自由端部分19、毛持ち上げ要素14が取り付けられる側の接続部分20、および、中間部分21を、毛持ち上げ要素14に識別することができる。
毛持ち上げ要素14の湾曲形状の重要かつ有利な結果は、毛持ち上げ要素14の外側エッジ16が切断要素8の切断エッジ11からある距離を置いて配置されることであり、この距離は中間部分21の長さに関係する。第1実施形態では、切断要素8と毛持ち上げ要素14との間の滑り接触が、毛持ち上げ要素14の接続部分20と中間部分21との間の屈曲線17を通じて確立される。
図3において、切断要素8の切断エッジ11および毛持ち上げ要素14の切断エッジ16は、略同じ高さに示される。要素8、14のこの配置は、シェービングプロセスにおいて切断される毛が接触するための開始位置に対応する。この位置において、毛受入スペース22は、毛持ち上げ要素14の中間部分21の下であるとともに、毛持ち上げ要素14の自由端部分19と切断要素8の自由端部分23との間に存在する。
図4では、本発明の第1実施形態による切断要素8および毛持ち上げ要素14のペアにより実行され得る、毛を持ち上げるおよび毛を切断するプロセスが説明される。具体的にはプロセスの3つのステージが示される。
第1のステージでは、図の左側に示されるように、要素8、14は開始位置にあり、要素8、14が一部である担体7を覆うためのキャップ5の開口6を通って延びる毛24は、毛持ち上げ要素14の外側エッジ16に接触する。要素8、14の進行中の動作では、毛持ち上げ要素14の外側エッジ16は毛24にある程度入り込むとともに、毛24は持ち上げられ、毛持ち上げ要素14は切断要素8に沿って滑る。
第2のステージでは、図4の中央に示されるように、切断要素8の切断エッジ11が毛24に到達する。続いて、毛24は切断動作にさらされ、一方、毛24は持ち上げられた位置に保持される。毛24が切断されると、切断された毛25は毛持ち上げ要素14の外側端部16から落ち、毛持ち上げ要素14は開始位置に後退する。
第3のステージでは、図4の右側に示されるように、要素8、14は再び開始位置にある。切断された毛25が切断要素8の切断エッジ11の近くに残ること起こり得る。しかし、これは、図4に示すように、切った毛25が毛受入スペース22に収容され得るので、毛持ち上げ要素14が開始位置に戻るための障害を構成しない。毛持ち上げ要素14の階段状の形状により、毛を持ち上げるプロセスは一定の有効性を持って実効されることができ、優れたシェービング結果が生じる。
上記から、本発明が適用された場合、毛を持ち上げるプロセスの有効性の減少が妨げられるということになる。この点に関して、本発明の有利な面は、この結果を得るために追加的な要素が必要とされないという事実である。切断要素8および毛持ち上げ要素14の少なくとも一方が適切な湾曲形状を備えることで十分である。したがって、本発明による担体7の軽量構造が可能となる。この軽量構造は、有利な動的挙動および他の利点を含む。さらに、担体7の製造プロセス中の要素8、14の少なくとも一方の屈曲の追加的なステップは、この製造プロセスに特筆すべき複雑さを構成することがない。
本発明による切断要素8および毛持ち上げ要素14のペア15の代替実施形態が図5−8に図式的に示される。
毛持ち上げ要素14は、必ずしも屈曲線17、18を備える要素8、14である必要は無い。図5に示される第2実施形態では、切断要素8が湾曲した外観を有し、毛持ち上げ要素14は直線状の外観を有する。両方の要素8、14が2つの屈曲線17、18、26、27を備えることも可能であり、一般的に、要素8、14の一方の形状は要素8、14の別の形状の鏡像である。この実現性は図6に示される。
図5に示される第2実施形態では、切断要素8の接続部分28が、毛持ち上げ要素14の向きと略同じ向きを持つ。このようにして、毛持ち上げ要素14の切断要素8への滑り接触が比較的広い領域で実現されることが達成される。それにもかかわらず、図7から導かれ得るように、この構成の代替も本発明の範囲内で可能である。さらに、図5−7に示されるように、2つの屈曲線17、18、26、27が要素8、14に存在する場合には要素8、14の接続部分20、28および要素8、14の自由端部分19、23が同じ向きを有してもよいことが挙げられるが、これは必須ではない。
図8は本発明による切断要素8および毛持ち上げ要素14のペア15の代替実施形態を示し、毛持ち上げ要素14は3つもの屈曲線17、18、29を備える。具体的には、このようにして、V形状部30が毛持ち上げ要素14に得られる。このV形状部30は、自由端部分19を含む、毛持ち上げ要素14の他の部分を、切断要素8から離れて保持することに役立つので、少なくとも毛受入スペース22がこの実施形態において実現される
業者には、本発明の範囲が上述の例に限定されるものではなく、これらの複数の修正および変更が添付の特許請求の範囲に規定された本発明の範囲から逸脱することなく可能であることが明らかであろう。本発明は、図面および説明に詳細に示されるとともに説明された一方で、このような図示および説明は、例示および単なる例であり、限定するものではないとみなされるべきである。本発明は開示された実施形態に限定されるものではない。
開示された実施形態の変形形態は、図面、説明及び添付の特許請求の範囲の検討から、特許請求の範囲に記載された発明を実施する際に、当業者により、理解され実行され得る。特許請求の範囲において、「有する、含む」の用語は、他のステップ又は要素を除外するものではなく、単数表記は、複数を除外するものではなく、不定冠詞「1つ(a)」又は「1つ(an)」は、複数性を除外しない。或る手段が相互に異なる従属請求項に記載されるという単なる事実は、これらの組み合わせが有利に使用されることができないことを示すものではない。請求項中の如何なる参照符号も、本発明の範囲を限定するものとして考慮されるべきではない。
本発明は以下のように要約することができる。担体7がシェービング装置1用に適合され、少なくとも1つの要素8、14のペア15を有する。ペア15の要素8、14の一方は切断要素8として機能するように適合され、切断要素8のエッジ部11は毛24と接触するとともに毛24に対して移動された場合に毛24の切断動作を行うように適合され、ペア15の要素8、14の他方は、担体7の動作中に切断要素8に先行することを目的とする毛持ち上げ要素14として機能するように適合され、毛持ち上げ要素14のエッジ部16は毛24を捕らえるとともに毛24に切断要素8が到達する前に毛24を持ち上げるように適合される。さらに、毛持ち上げ要素14は切断要素8に対して移動可能に配置されるので、毛持ち上げ要素14は切断要素8の前で実際に毛24を持ち上げることが可能である。
本発明によれば、切断要素8および毛持ち上げ要素14の少なくとも一方は湾曲形状を有し、湾曲要素8、14は、湾曲要素8、14の幅にわたって延びる少なくとも2つの屈曲線17、18、26、27、29を備える。要素8、14の少なくとも一方の湾曲形状は、互いに対する要素8、14の機能的な配置であり、エッジ部11、16が互いに対して離れて配置されるようになる。したがって、スペース22が要素8、14の間であって、それらのエッジ部11、16の側に存在する。このスペース22は、そうでなければ毛持ち上げ要素14の動作を妨げるかもしれない切断した毛25を受け入れるために使用することができる。

Claims (12)

  1. 少なくとも1つの要素のペアを有し、前記ペアの前記要素の一方は切断要素として機能するように適合され、前記切断要素のエッジ部は毛と接触するとともに前記毛に対して移動された場合に前記毛の切断動作を行うように適合され、前記ペアの前記要素の他方は、前記担体の動作中に前記切断要素に先行することが意図される毛持ち上げ要素として機能するように適合され、前記毛持ち上げ要素のエッジ部は前記毛を捕らえるとともに前記毛に前記切断要素が到達する前に前記毛を持ち上げるように適合され、前記毛持ち上げ要素は前記切断要素に対して移動可能に配置され、前記切断要素および前記毛持ち上げ要素の少なくとも一方は、少なくとも2つの屈曲線を持つ湾曲した外観を有する湾曲要素であり、それぞれの前記屈曲線は前記湾曲要素の幅にわたって延び、前記切断要素の前記エッジ部および前記毛持ち上げ要素の前記エッジ部は、前記切断要素および前記毛持ち上げ要素の互いに対する機能的配置となる前記少なくとも2つの屈曲線の結果として、互いに対して離れて配置される、
    シェービング装置用に適合された担体。
  2. 前記湾曲要素は、前記屈曲線を通って接続される3つの部分、すなわち、自由端部分、前記湾曲要素が前記担体の別の要素に取り付けられる側の接続部分、および、中間部分、を有し、前記中間部分は前記2つの他の部分に比べて別の向きになること、
    請求項1に記載の担体。
  3. 前記湾曲要素の前記接続部分の向きが、他の前記要素の少なくとも1つの前記部分の向きと略同じである、
    請求項2に記載の担体。
  4. 前記湾曲要素の前記接続部分が他の前記要素と滑り接触する、
    請求項3に記載の担体。
  5. 前記湾曲要素の前記自由端部分の向きが、前記湾曲要素の前記接続部分の向きと略同じである、
    請求項2に記載の担体。
  6. 前記湾曲要素の前記少なくとも2つの屈曲線が、前記湾曲要素の前記エッジ部と略平行である、
    請求項1に記載の担体。
  7. 前記毛持ち上げ要素は、少なくとも2つの屈曲線を有する湾曲した外観を有する湾曲要素であり、前記屈曲線のそれぞれは前記毛持ち上げ要素の幅にわたって延びる、
    請求項1に記載の担体。
  8. 前記毛持ち上げ要素は、少なくとも1つの前記屈曲線の位置において、前記切断要素と滑り接触し、前記毛持ち上げ要素が前記担体の他の要素に取り付けられる側から前記毛持ち上げ要素の前記エッジ部に見て、隣にある前記屈曲線は、前記切断要素から離れて配置され、後者の前記屈曲線から前記毛持ち上げ要素の前記エッジ部に向かって延びる前記毛持ち上げ要素の全ての自由端部分は前記切断要素から離れて配置される、
    請求項7に記載の担体。
  9. 前記切断要素は直線状要素である、
    請求項8に記載の担体。
  10. 前記毛持ち上げ要素の前記自由端部分は直線状の外観を有する、
    請求項9に記載の担体。
  11. 前記毛持ち上げ要素の前記自由端部分が前記切断要素と略平行に延びる、
    請求項10に記載の担体。
  12. 少なくとも1つのシェービングヘッドを有し、前記シェービングヘッドは、シェービング動作中に皮膚に接触することが意図されるとともに、毛が通過することを可能にする開口により断続される表面を有する、外部切断部材を有し、前記シェービングヘッドは少なくとも1つの請求項1に記載の担体をさらに有し、前記シェービング装置は、前記担体の前記要素の前記少なくとも1つのペアの前記切断要素が同じ前記ペアの部分である前記毛持ち上げ要素により先行される方向への動作を実行するように、前記担体を駆動するための手段をさらに有する、
    前記毛を切ることにより皮膚から前記毛を除去するためのシェービング装置。
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