JP2012518591A - アルカリ含有ガラス板をフュージョン成形するためのスピネル製アイソパイプ - Google Patents

アルカリ含有ガラス板をフュージョン成形するためのスピネル製アイソパイプ Download PDF

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Abstract

アルカリ含有ガラス板を形成するために使用したときに、化学的に安定であり適合性である耐火材料であるアルミン酸マグネシウムスピネル材料から製造されたかまたは少なくともそれに被覆された成形装置(アイソパイプ)を使用するガラス製造システムおよび方法がここに記載されている。

Description

関連出願の説明
本出願は、2009年2月23日に出願された米国特許第12/390663号の優先権の恩恵を主張するものである。
本発明は、広く、ガラス製造分野に関し、特に、アルカリ含有ガラス板を形成するために使用できる化学的に安定で適合性である耐火材料から製造された成形装置(「アイソパイプ」としても知られている)に関する。
フュージョン法やスロット・ドロー法などのダウンドロー法が、フラットパネルディスプレイ、窓および携帯型電子通信装置やエンターテイメント装置のためのカバープレートなどの様々な装置に使用できる高品質の薄いガラス板を形成するために使用されてきており、現在も使用されている。フュージョン法は、他の方法により製造されたガラス板と比べて、平滑性と平坦性の優れた表面を有するガラス板が製造されるので、フラットパネルディスプレイに使用されるガラス板を製造するための好ましい技法である。
フュージョン法では、溶融ガラスが両側を流れ落ち、底部で合流して1枚のガラス板を形成するアイソパイプ(すなわち、成形装置)と称される、特別に造形された耐火ブロックが使用される。ジルコンとして知られた耐火材料から製造されたそのようなアイソパイプの1つは、ディスプレイ用のガラス板を製造するために長年に亘り使用されてきた。しかしながら、ジルコンは、アルカリ金属を含むガラス(ここでは「アルカリ含有ガラス」)の板を製造するための最適な材料ではないようである。特に、ジルコン製アイソパイプを使用してアルカリ含有ガラスを製造する試みにより、望ましくないジルコニア欠陥が形成された。このジルコニア欠陥は、アルカリ含有ガラス中のアルカリ金属のために、アイソパイプの表面上のジルコンがシリカガラスおよびジルコニア中に解離するときに形成される。このシリカガラスおよびジルコニアの存在により、結果として得られたガラス板が、望ましくない脈理または節(knots)を有する傾向にある。
ある態様において、本発明は、アルカリ含有溶融ガラスを提供するための少なくとも1つの容器、およびその容器の内の1つからアルカリ含有溶融ガラスを受け取り、アルカリ含有ガラス板を形成するための成形装置を有する、ガラス製造システムを提供する。アルカリ含有溶融ガラスと接触する成形装置の少なくとも曝露部分は、アルミン酸マグネシウムスピネルから製造されている。アルミン酸マグネシウムスピネル製の成形装置は、アルカリ含有ガラス板を形成するときに、アルカリ含有溶融ガラスと不利に反応しない。
別の態様において、本発明は、アルカリ含有ガラス板を製造する方法であって、(a)アルカリ含有バッチ材料を溶融して、アルカリ含有溶融ガラスを形成する工程、および(b)アルカリ含有溶融ガラスを成形装置に供給し、アルカリ含有ガラス板を形成する工程、を有してなる方法を提供する。アルカリ含有溶融ガラスと接触する成形装置の少なくとも曝露部分は、アルミン酸マグネシウムスピネルから製造されている。アルミン酸マグネシウムスピネル製の成形装置は、アルカリ含有ガラス板を形成するときに、アルカリ含有溶融ガラスと不利に反応しない。
さらにまた別の態様において、本発明は、アルカリ含有ガラス板を形成するための成形装置を提供する。この成形装置は、アルカリ含有溶融ガラスを受け入れる入口を有する本体を含み、この溶融ガラスは、本体内に形成されたトラフに流入し、次いで、トラフの2つの上面から溢れ出し、一緒に融合する前に本体の両側を流れ落ち、ここで、本体の両側が一緒になってアルカリ含有ガラス板を形成する。入口、トラフ、2つの上面、および両側は、アルミン酸マグネシウムスピネルから製造されている。成形装置のアルミン酸マグネシウムスピネルは、アルカリ含有ガラス板を形成するときに、アルカリ含有溶融ガラスと不利に反応しない。
本発明の追加の態様は、一部は、詳細な説明、図面および以下の任意の請求項に述べられ、一部は、詳細な説明から導かれ、または本発明の実施により分かるであろう。先の一般的な説明および以下の詳細な説明は、単に例示と説明であり、開示された本発明を制限するものではないことが理解されよう。
本発明は、添付の図面と共に解釈したときに、以下の詳細な説明を参照することにより、完全に理解されるであろう。
アルカリ含有ガラスがジルコン耐火物試験片を横切って流れたときに形成された望ましくないジルコニア欠陥を示すSEM画像 アルカリ含有ガラスがジルコン耐火物試験片を横切って流れたときに形成された望ましくないジルコニア欠陥を示すEDXスペクトル アルカリ含有ガラスがジルコン耐火物試験片を横切って流れたときに形成された望ましくないジルコニア欠陥を示すEDXスペクトル アルカリ含有ガラス板を製造するためのアルミン酸マグネシウムスピネル製アイソパイプを使用する例示のガラス製造システムの説明図 図2に示されたアルミン酸マグネシウムスピネル製アイソパイプをより詳しく示す斜視図 アルミナ耐火物試験片およびアルカリ含有ガラスについて行った耐火物片勾配試験の結果を示す画像 アルミナ耐火物試験片およびアルカリ含有ガラスについて行った耐火物片勾配試験の結果を示す画像 アルミナ耐火物試験片およびアルカリ含有ガラスについて行った耐火物片勾配試験の結果を示す画像 アルミナ耐火物試験片およびアルカリ含有ガラスについて行った耐火物片勾配試験の結果を示すグラフ アルミナ耐火物試験片およびアルカリ含有ガラスについて行った耐火物片勾配試験の結果を示すグラフ アルミナ耐火物試験片およびアルカリ含有ガラスについて行った耐火物片勾配試験の結果を示すグラフ 耐火物片勾配試験を受けたアルミン酸マグネシウムスピネル(Frimax 7)耐火レンガおよびアルカリ含有ガラスの画像 アルミン酸マグネシウムスピネル(Frimax 7)耐火レンガおよびアルカリ含有ガラスについて行った耐火物片勾配試験の結果を示す画像 アルミン酸マグネシウムスピネル(Frimax 7)耐火レンガおよびアルカリ含有ガラスについて行った耐火物片勾配試験の結果を示す画像 アルミン酸マグネシウムスピネル(Frimax 7)耐火レンガおよびアルカリ含有ガラスについて行った耐火物片勾配試験の結果を示すグラフ アルミン酸マグネシウムスピネル(Frimax 7)耐火レンガおよびアルカリ含有ガラスについて行った耐火物片勾配試験の結果を示すグラフ アルミン酸マグネシウムスピネル(Frimax 7)耐火レンガおよびアルカリ含有ガラスについて行った耐火物片勾配試験の結果を示すグラフ MgO−Al23相図
本解決策を開示する前に、ジルコンとアルカリ含有ガラスとの間の不利な相互作用を強調するために行った2つの試験を説明する。第1に、ジルコン耐火物片試験を、ナトリウム(Na)およびカリウム(K)のアルカリ含有ガラス(ガラスの組成は表2に与えられている)を使用して行った。その際中に、図1A〜1Cに示された走査型電子顕微鏡(SEM)画像およびそのSEM画像に基づく2つのエネルギー分散型X線(EDX)スペクトルを得た。図1Aにおいて、SEM画像は、ジルコン片102およびアルカリ含有ガラス106との耐火物界面に沿って見られた問題の解離したジルコン104(ジルコニアおよびシリカ)を示している。問題の解離したジルコン104は、シリカに加えてジルコニア104を含み、ここで、シリカはアルカリ含有ガラス106中に溶け込んでいる。図1Bに、ジルコン片102の元素組成を特定するEDXスペクトルが示されている(注記:ここに示されたEDXスペクトルグラフは全て、サンプル中の様々な元素により放出されたX線のエネルギーを表すx軸および検出器により記録または登録されたカウント数を表すy軸を有する)。図1Cにおいて、ジルコニア104の元素組成を特定するEDXスペクトルが示されている。ジルコン片102のシリカに加えたジルコニア104への解離は、ナトリウムとカリウムがジルコン片102中に移動するときのそれらの腐食作用のために、試験中に比較的低温(1099℃)で生じた。この小片試験は、「Standard Practices for Measurement of Liquidus Temperature of Glass by the Gradient Furnace Method」と題する米国材料試験協会(ASTM)C829−81(2005)に基づく液相線試験の改良型であった。この文献の内容をここに引用する。
それに加え、ナトリウム(Na)およびリチウム(Li)含有ガラスをジルコンアイソパイプ材料と接触させて流した第2の試験を行った。この試験も問題のジルコニア欠陥を示した。この特定のタイプのアルカリ含有ガラス中のナトリウムとリチウムにより、アイソパイプ材料の表面上のジルコンがシリカガラスとジルコニア中に解離した。実際に、ジルコンの解離は、この特定のタイプのアルカリ含有ガラスに一般的であるナトリウムおよび/またはリチウムの存在下で、1100℃ほど低い温度で生じるのが見られた。アルカリ金属がジルコンの解離を促進させる機構は知られていないが、図1A〜1Cに見られるように、その現象は十分に文献に記載されている。ジルコンとアルカリ含有ガラスとの間の先に記載した解離などの不利な相互作用のない、アルカリ含有ガラスの製造に使用できる様式を見つけることが有益であろう。本解決策は、図2〜6に関して以下に論じるようにこの問題に対処するものである。
ここに用いたように、「アルミン酸マグネシウムスピネル」および「MgAl24」という用語は、二成分マグネシア−アルミナ(MgO−Al23)系に生じる結晶質スピネル相を称する。アルミン酸マグネシウムスピネル結晶構造において、酸素イオンは、面心立方(fcc)格子を形成し、アルミナが八面体格子間部位の半分を占め、マグネシウムイオンが四面体部位の1/8を占める。図7は、B. Hallstedt (J. Am. Ceram. Soc. 75(6) pp. 1497-1507 (1992))により報告されたマグネシア−アルミナ相図である。その内容を全てここに引用する。相図700は、E. F. Osborn (J. Am. Ceram. Soc., 36(5) pp. 147-151 (1953)) and A. M. Alperet al. (J. Am. Ceram. Soc., 45(6) pp. 263-268 (1962))により報告された以前の研究に一部基づく、熱力学モデル化およびコンピュータ最適化と組み合わされた、この系における以前の相研究の評価を表している。この内容も全てここに引用する。アルミン酸マグネシウムスピネル相710の組成範囲は温度依存性である。約1000℃未満では、アルミン酸マグネシウムスピネル相710は、実質的に化学量論的MgAl24(すなわち、(MgO)0.5(Al230.5)組成を有する。温度を上昇させると、アルミン酸マグネシウムスピネル相710の組成範囲は、アルミナ(Al23)が豊富な組成を含むように広がり、より高温では、マグネシア(MgO)が豊富な組成を含むように広がる。ほとんどのアイソパイプは、約1250℃までの温度で動作する。この温度では(図7の等温線として示されている)、アルミン酸マグネシウムスピネル相710は、アルミナがわずかに豊富な組成を含む。
図2を参照すると、アルカリ含有ガラス板204を製造するためにアルミン酸マグネシウムスピネル(MgAl24)製アイソパイプ202を使用する例示のガラス製造システム200の説明図が示されている。図2に示されるように、例示のガラス製造システム200は、溶融容器210、清澄容器215、混合容器220(すなわち、撹拌室220)、供給容器225(すなわち、ボウル225)、MgAl24製アイソパイプ202(MgAl24製成形装置202)、および牽引ロールアセンブリ230(すなわち、フュージョン・ドロー装置230)を備えている。溶融容器210は、アルカリ含有ガラスバッチ材料が、矢印212により示されるように、導入され、溶融されて、アルカリ含有溶融ガラス226を形成するところである。清澄容器215(すなわち、清澄管215)は、溶融容器210から耐火管213を通じてアルカリ含有溶融ガラス226(この時点では示されていない)を受け入れる高温処理区域を有し、その中で、アルカリ含有溶融ガラス226から気泡が除去される。清澄容器215は、清澄器を撹拌室に接続する管222により混合容器220(すなわち、撹拌室220)に接続されている。そして、混合容器220は、撹拌室をボウルに接続する管227により、供給容器225に接続されている。供給容器225は、アルカリ含有溶融ガラス226を、下降管229を通じて入口232に、そしてMgAl24製アイソパイプ202中に供給する。MgAl24製アイソパイプ202は、アルカリ含有溶融ガラス226を受け入れる入口236を備えており、このアルカリ含有溶融ガラス226はトラフ237に流入し、次いで、そこから溢れ出し、基部239として知られているところで互いに融合する前に、2つの側面238’および238”を流れ落ちる(図3参照)。基部239は、2つの側面238’および238”が一緒になるところであり、そこで、アルカリ含有溶融ガラス226の2つのオーバーフロー壁が、牽引ロールアセンブリ230内の2つのロール間で下方に引っ張られてアルカリ含有ガラス板204(アルカリ含有ガラス基板204)を形成する前に、再接合(すなわち、再融合)する。MgAl24製アイソパイプ202の例示の構造についてのより詳しく議論が、図3を参照して次に与えられている。
図3を参照すると、アルカリ含有ガラス226と不利に反応しない例示のMgAl24製アイソパイプ202の斜視図が示されている。MgAl24製アイソパイプ202は、アルカリ含有溶融ガラス226を、入口236を通じてトラフ237に提供する供給管302を備えている。トラフ237は、底面306に対して実質的に垂直な関係を有するのが示されているが、どのようなタイプの関係を有していても差し支えない内側壁304’および304”により境界が形成されている。この実例において、MgAl24製アイソパイプ202は、入口236から最も遠い端部308の近くで急減する高さの輪郭を有する底面306を有する。所望であれば、MgAl24製アイソパイプ202は、入口236から最も遠い端部308の近くに埋込物体(埋込プラウ(plow))が配置された底面306を有しても差し支えない。
例示のMgAl24製アイソパイプ202は、反対に配置された収束する側壁238’および238”を備えた楔形/V字形本体310を有する。底面306、およびことによると埋込物体(図示せず)を有するトラフ237が、V字形本体310の上面に長手方向に位置している。底面306および埋込物体(使用される場合)の両方とも、端部308で浅くなる数学的に記載されるパターンを有する、この端部は、入口236から最も遠い端部である。図示したように、底面306とトラフの上面312’および312”との間の高さは、入口236から端部308に向かって移動するに連れて減少する。しかしながら、その高さは、底面306と上面312’および312”との間で、任意の様式で変動しても差し支えないことが理解されよう。楔形/V字形本体310は、平行な上面312’および312”の水平面からの角度の変動である、θとして示されている所望の傾斜角を提供するために、調節可能なローラ、楔、カムまたは他の装置(図示せず)などの装置によって、旋回調節されてもよいことも認識すべきである。
動作において、アルカリ含有溶融ガラス226が、供給管302および入口236を通じてトラフ237に進入する。次いで、アルカリ含有溶融ガラス226は、トラフ237の平行な上面312’および312”を越えて溢れ出し、分かれ、V字形本体310の反対に配置された収束する側壁238’および238”の各側面を流れ落ちる。V字部分の底部、または基部239で、分かれた溶融ガラス226は、再接合して、非常に平坦で平滑な表面を有するアルカリ含有ガラス板204を形成する。アルカリ含有ガラス板204の高い表面品質は、分かれて、反対に配置された収束する側壁238’および238”を流れ落ち、MgAl24製アイソパイプ202の外側と接触せずにアルカリ含有ガラス板204の外面を形成する、アルカリ含有溶融ガラス226の自由表面からもたらされる。MgAl24製アイソパイプ202は、アルカリ含有ガラス板204のフュージョン成形中にアルカリ含有溶融ガラス226と不利に反応しない、MgAl24により製造される(または少なくとも部分的に被覆される)ので、望ましい。このことは、アルカリ含有溶融ガラスと接触したときに、アルカリ含有ガラス板の品質に悪影響を及ぼすであろう望ましくないジルコニア欠陥を結果として形成するであろう従来のジルコン製アイソパイプより優れた著しい改善点である。MgAl24製アイソパイプ202(MgAl24製成形装置202)を使用することによりこの問題をどのように解決するかについて、いくつかの実験を参照して次に議論する。
アルカリ含有ガラス板をフュージョン成形するために従来のジルコン製アイソパイプを使用することにより生じる問題を解決する目的で、代替材料、すなわち、緻密なアルミナ耐火物片およびアルカリ含有ガラスについて勾配試験(gradient test)を行った(表1参照)。この勾配試験は、このアルカリ含有ガラスによる変化特性に基づいて、ジルコンよりも適合する材料であるか否か調べるために、1250℃の高温端温度で行った。図4Aは、耐火物片勾配試験後のアルミナ耐火物片402およびアルカリ含有ガラス404の偏光顕微鏡(PLM)画像(20倍の対物レンズ)である。PLM画像は、アルミナ耐火物片402とアルカリ含有ガラス404との間に位置する耐火物界面406を示している。このサンプルにおいて、耐火物界面406は、副結晶相406または失透相406として特定された。図4Bおよび4Cは、それぞれ、アルミナ耐火物片402とアルカリ含有ガラス404のSEM画像(300倍)(図4B)および失透相406のSEM画像(750倍)(図4C)を示している。図4Dおよび4Eは、それぞれ、図4BのSEM画像において特定されたアルカリ含有ガラス404およびアルミナ耐火物片402の元素組成を特定するEDXスペクトルを示している。図4Fは、図4CのSEM画像において特定された失透相406の元素組成を特定するEDXスペクトルを示している。PLM画像に示された副失透相406は、SEM/EDX分析により、アルミン酸マグネシウムスピネル406であることが実証された(図4F)。実際に、この試験により、アルミナ耐火物片402とアルカリ含有ガラス404との間の耐火物界面406に多量のMgAl24スピネル406が生成された。この試験は、少なくともこの特定のアルカリ含有ガラス404に関して、アルミナと比べた場合、MgAl24スピネル406がより安定な結晶相であるという考えを支持した。この特定のアルカリ含有ガラス404は、表1に列記された、質量パーセントで表された組成を有する
Figure 2012518591
Li、Ba、SbおよびAsを実質的に含んでいないので、表1の組成が特に望ましい。このタイプのアルカリ含有ガラスについてのより詳しい議論が、2008年11月20日発行された、「Down-Drawable, Chemically Strengthened Glass for Cover Plate」と題する同一出願人による米国特許出願公開第2008/0286548号に見られる。この文献の内容がここに引用される。米国特許出願公開第2008/0286548号に記載されたガラスは、60〜70モル%のSiO2;6〜14モル%のAl23;0〜15モル%のB23;0〜15モル%のLi2O;0〜20モル%のNa2O;0〜10モル%のK2O;0〜8モル%のMgO;0〜10モル%のCaO;0〜5モル%のZrO2;0〜1モル%のSnO2;0〜1モル%のCeO2;50ppm未満のAs23;および50ppm未満のSb23;ここで、12モル%≦Li2O+Na2O+K2O≦20モル%および0モル%≦MgO+CaO≦10モル%である組成を有する。
アルミナ(酸化アルミナ)製アイソパイプは望ましくない特徴を有し、それゆえ、アルカリまたは非アルカリ含有ガラス板を形成するために好ましくないので、別の試験を行った。例えば、ジルコン製アイソパイプと比べると、アルミナ製アイソパイプは、高い熱膨張係数を有し、これより、加熱時に熱応力が生じ、アルミナ製アイソパイプに亀裂が生じ易くなる。それに加え、ほとんどのガラス中に溶解するアルミナはガラスをより粘性にする。これは、転じて、ガラスを、脈理または節を有し易くする。これらは、基礎ガラス内にゆっくりと溶解するアルミナの豊富なガラスの線状または球状の欠陥である。
次の実験において、本発明者等は、2種類のアルカリ含有ガラスに対して、MgAl24スピネルから製造された耐火レンガを試験した。試験したMgAl24スピネル製耐火レンガは、名称Frimax 7で販売されており、英国に拠点を置くDSF Refractories and Minerals Ltd.社により製造されている。第1のアルカリ含有ガラスは表1の組成を有し、第2のアルカリ含有ガラスは表2に列記された組成を有する。
Figure 2012518591
これらの材料を、「Standard Practices for Measurement of Liquidus Temperature of Glass by the Gradient Furnace Method」と題する米国材料試験協会(ASTM)C829−81(2005)に関連する試験の改良型である上述した耐火物片勾配試験を使用して評価した。試験したMgAl24スピネル(Frimax 7)は、アイソパイプグレードの材料ではなく、アイソパイプ用途に適するようにするためにかなりの工業技術が必要であろうが、それでも、以下に論じるこれらの試験は、界面相の形成の傾向を示した。この試験結果は、図5および6A〜6Fに関して次に記載されている。
図5は、耐火物片勾配試験を行った後のMgAl24スピネル(Frimax 7)耐火レンガ502およびアルカリ含有ガラス504(表1)のPLM画像である。図示されているように、PLM画像は、MgAl24スピネル(Frimax 7)耐火レンガ502とアルカリ含有ガラス504との間に位置する耐火物界面506を示している。この試験において、耐火物界面506は、ここでフォルステライト(ケイ酸マグネシウム)と称される副結晶相506と特定された。
図6Aは、耐火物片勾配試験を行った後のMgAl24スピネル(Frimax 7)耐火レンガ602およびアルカリ含有ガラス604(表2)のPLM画像である。PLM画像は、MgAl24スピネル(Frimax 7)耐火レンガ602とアルカリ含有ガラス604との間に位置する耐火物界面606を示している。この試験において、耐火物界面606は副結晶相606と特定され、これはフォルステライト(ケイ酸マグネシウム)であった。図6Bは、MgAl24スピネル(Frimax 7)耐火レンガ602、アルカリ含有ガラス604、および副結晶相606(フォルステライト)のSEM画像(400倍)である。図6Cおよび6Dは、それぞれ、図6BのSEM画像において特定された、MgAl24スピネル(Frimax 7)耐火レンガ602、およびアルカリ含有ガラス604の元素組成を特定するEDXスペクトルを示している。図6Eは、図6BのSEM画像において特定された副結晶相606(フォルステライト)の元素組成を特定するEDXスペクトルを示している。副結晶相606(フォルステライト)のSEM/EDX分析により、これは、耐火物界面ではなく、アルカリ含有ガラス604の通常の失透相であることが示された。
上述した顕微分析により、アルカリ含有ガラス板を形成するのに使用できる、化学的に安定な適合性MgAl24耐火材料から製造された、または少なくともそれに被覆された成形装置(アイソパイプ)の使用がもたらされる。MgAl24耐火材料は、アルカリ含有ガラスの作用により解離されるジルコン製アイソパイプ材料を置き換えることができる。MgAl24耐火材料は、多くのアルカリ含有ガラスの製造に既に使用されている酸化物からなる天然に生じる等軸晶系鉱物である。それゆえ、MgAl24耐火材料を使用すれば、アルカリ含有ガラスと非適合性または組成的に異なる材料を使用せずに済む。このことは、アルカリ含有ガラスは、少なくとも一部には、溶融の容易さ、安価な原材料および豊富な供給のために、多くの異なる製品に使用されているので望ましい。別の利点は、ここに記載されたMgAl24製成形装置を製造するのに必要とされる原材料は、それほど高価ではなく、ジルコンよりも豊富にある。
ここに記載してきたガラス製造システム200では、アルカリ含有ガラス板204を形成するためにフュージョン法が使用される。フュージョン法は、その内容をここに引用する米国特許第3338696号および同第3682609号の各明細書に詳しく記載されている。それに加え、ガラス製造システム200ではアルカリ含有ガラス板204をフュージョン成形するために特別に構成されたMgAl24製アイソパイプ202が使用されるが、違う様式で構成されたMgAl24製成形装置が、アルカリ含有ガラス板204を形成するための異なるタイプのガラス製造システムに含まれ、使用して差し支えないことが理解されよう。例えば、特別に構成されたMgAl24製成形装置は、スロット・ドロー法、リドロー法、フロート法、および個別長さのアルカリ含有ガラス板204を製造するために完全に連続的または半連続的のいずれかである他のガラス板成形法に使用して差し支えない。最後に、ジルコン製アイソパイプを使用する従来のガラス製造システムではしばしば、非常に低濃度のアルカリ金属を有するガラス板が製造され、それゆえ、感知されるほどのジルコン解離を被らないことを認識すべきである。しかしながら、非常に低いアルカリ金属濃度を有するガラス板でも、副ジルコンと呼ばれる欠陥を有し、ここでは、上部の高温部分でアイソパイプから溶解したジルコンが、低温の基部端で針晶として析出する。これらの針晶は、剥がれて、ジルコン欠陥を形成する。これらのジルコン欠陥は、アルカリ含有ガラス板を形成するためにジルコン製アイソパイプを使用することによって生じるジルコニア欠陥と決して同様ではない。
実施の形態が、添付の図面に示され、先の詳細な説明に記載されてきたが、本開示は、開示された実施の形態に制限されず、以下の特許請求の範囲に述べられ、定義されるような、本開示の精神から逸脱せずに、様々な再構成、改変および置換が可能であることが理解されよう。
200 ガラス製造システム
202 アイソパイプ
204 ガラス板
210 溶融容器
215 清澄容器
220 混合容器または撹拌室
225 供給容器またはボウル
230 牽引ロールアセンブリ
237 トラフ
238’,238” 側壁
239 基部
302 供給管
306 下面
310 楔形またはV字形本体
402 アルミナ耐火物片
404,504,604 アルカリ含有ガラス
406 副結晶相または失透相
502,602 MgAl24スピネル耐火レンガ
506,606 副結晶相または耐火物界面

Claims (10)

  1. ガラス製造システムにおいて、
    アルカリ含有溶融ガラスを提供するための少なくとも1つの容器であって、溶融容器、清澄容器、混合容器または供給容器を含む容器、および
    前記少なくとも1つの容器の内の1つから前記アルカリ含有溶融ガラスを受け取り、アルカリ含有ガラス板を形成するための成形装置であって、前記アルカリ含有溶融ガラスと接触する該成形装置の少なくとも曝露部分がアルミン酸マグネシウムスピネルを含むものである成形装置、
    を有してなるガラス製造システム。
  2. 前記成形装置は、前記容器から前記アルカリ含有溶融ガラスを受け取る入口を有する本体を含み、該溶融ガラスは、該本体内に形成されたトラフ中に流れ込み、次いで、該トラフの2つの上面を溢れ出て、前記本体の側面が合流する場所で互いに融合して、アルカリ含有ガラス板を形成する前に、本体の2つの側面を流れ落ち、前記本体の前記入口、前記トラフ、前記2つの上面、および前記2つの側面がアルミン酸マグネシウムスピネルを含むことを特徴とする請求項1記載のガラス製造システム。
  3. 前記成形装置が、前記曝露部分と前記アルカリ含有溶融ガラスとの間の界面に位置するケイ酸マグネシウム副相を有することを特徴とする請求項1または2記載のガラス製造システム。
  4. 前記成形装置の少なくとも一部分が前記アルミン酸マグネシウムスピネルにより被覆されることを特徴とする請求項1または2記載のガラス製造システム。
  5. アルカリ含有ガラス板を製造する方法において、
    アルカリ含有バッチ材料を溶融して、アルカリ含有溶融ガラスを形成する工程、および
    前記アルカリ含有溶融ガラスを成形装置に供給して、アルカリ含有ガラス板を形成する工程であって、前記アルカリ含有溶融ガラスと接触する前記成形装置の少なくとも曝露部分がアルミン酸マグネシウムスピネルを含むものである工程、
    を有してなる方法。
  6. 前記成形装置は、前記アルカリ含有溶融ガラスを受け取る入口を有する本体を含み、該溶融ガラスは、該本体内に形成されたトラフ中に流れ込み、次いで、該トラフの2つの上面を溢れ出て、互いに融合して、アルカリ含有ガラス板を形成する前に、本体の2つの側面を流れ落ち、前記本体の前記入口、前記トラフ、前記2つの上面、および前記2つの側面がアルミン酸マグネシウムスピネルを含むことを特徴とする請求項5記載の方法。
  7. 前記成形装置が、前記曝露部分と前記アルカリ含有溶融ガラスとの間の界面に位置するケイ酸マグネシウム副相を有することを特徴とする請求項5または6記載の方法。
  8. 前記成形装置が前記アルミン酸マグネシウムスピネルにより被覆されることを特徴とする請求項5または6記載の方法。
  9. 前記成形装置が前記アルミン酸マグネシウムスピネルから製造されていることを特徴とする請求項5または6記載の方法。
  10. 前記アルカリ含有ガラス板が、60〜70モル%のSiO2;6〜14モル%のAl23;0〜15モル%のB23;0〜15モル%のLi2O;0〜20モル%のNa2O;0〜10モル%のK2O;0〜8モル%のMgO;0〜10モル%のCaO;0〜5モル%のZrO2;0〜1モル%のSnO2;0〜1モル%のCeO2;50ppm未満のAs23;および50ppm未満のSb23;ここで、12モル%≦Li2O+Na2O+K2O≦20モル%および0モル%≦MgO+CaO≦10モル%である組成を有することを特徴とする請求項5から9いずれか1項記載の方法。
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