JP2012514029A - 植物中の昆虫の防除方法 - Google Patents
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Abstract
本発明は、リンゴワタムシ昆虫または該昆虫の防除が望まれる場所を少なくとも1つのネオニコチノイド化合物及び少なくとも1つのベンゾイルフェニル尿素化合物の組合せと接触させることを含むリンゴワタムシ昆虫を防除するための方法に関する。
Description
発明の分野
本発明は、植物、特に果樹中の昆虫を防除するための殺虫組成物の分野に関する。
本発明は、植物、特に果樹中の昆虫を防除するための殺虫組成物の分野に関する。
発明の背景
害虫防除、特に昆虫防除の実施において、処理の有効性を決定する主な因子は2つ、すなわち1)害虫に対する即時作用(当業者において「ノックダウン作用」として公知)及び2)長期間作用(「残留作用」としても公知)ある。有効なノックダウン殺虫剤にはピレスロイド、有機リン酸エステル、ネオニコチノイド、例えばイミダクロプリド、アセタミプリド及びフェニルピラゾール(フイプロニル)が含まれる。有効な長期間殺虫剤には各種タイプの昆虫成長制御剤(IGR)、例えばキチン合成阻害剤が含まれる。所望効果を達成するための現在の方法は効果的なノックダウン作用を有する殺虫剤を用いて長い年月の間に繰り返し処理することを含む。繰り返し処理の欠点は、a)長い年月の間に比較的大量の殺虫剤を使用し、これが環境破壊を引き起こす恐れがあること、及びb)有効なノックダウン殺虫剤は作物に吸収されたり及び/または作物に被害を与える恐れがあるのでこれらの殺虫剤での処理が禁止されているときには作物の生活環内に特定期間があることである。一方、長期間活性な殺虫剤を使用すると繰り返し処理しなくてすむが、その生活環中の特定発育段階に達した特定昆虫に対して有効でないことがある。例えば、通常効果的な長期間作用を有する昆虫成長制御剤(IGR)として公知の殺虫剤群は、そのノックダウン効果が低いために成虫に対しては殆ど無効である。
害虫防除、特に昆虫防除の実施において、処理の有効性を決定する主な因子は2つ、すなわち1)害虫に対する即時作用(当業者において「ノックダウン作用」として公知)及び2)長期間作用(「残留作用」としても公知)ある。有効なノックダウン殺虫剤にはピレスロイド、有機リン酸エステル、ネオニコチノイド、例えばイミダクロプリド、アセタミプリド及びフェニルピラゾール(フイプロニル)が含まれる。有効な長期間殺虫剤には各種タイプの昆虫成長制御剤(IGR)、例えばキチン合成阻害剤が含まれる。所望効果を達成するための現在の方法は効果的なノックダウン作用を有する殺虫剤を用いて長い年月の間に繰り返し処理することを含む。繰り返し処理の欠点は、a)長い年月の間に比較的大量の殺虫剤を使用し、これが環境破壊を引き起こす恐れがあること、及びb)有効なノックダウン殺虫剤は作物に吸収されたり及び/または作物に被害を与える恐れがあるのでこれらの殺虫剤での処理が禁止されているときには作物の生活環内に特定期間があることである。一方、長期間活性な殺虫剤を使用すると繰り返し処理しなくてすむが、その生活環中の特定発育段階に達した特定昆虫に対して有効でないことがある。例えば、通常効果的な長期間作用を有する昆虫成長制御剤(IGR)として公知の殺虫剤群は、そのノックダウン効果が低いために成虫に対しては殆ど無効である。
ノックダウン殺虫剤及び長期間殺虫剤の組合せ処理は既に報告されている。U.S.6,685,954は、哺乳動物中の外部寄生虫の処理におけるフィプロニルと幼若ホルモン模擬物群のIGRの組合せの有効性を報告している。
殺虫剤の組合せは、WO2006/048868、WO99/18796及びWO95/33380にも記載されている。
リンゴワタムシ(Eriosoma lanigerum)は、リンゴの木に発生し得る幾つかの種のアブラムシの1つである。リンゴの木で見られる他のアブラムシの種はバラ色リンゴアブラムシ及び青色リンゴアブラムシである。このようなアブラムシは商業果樹園でも家庭菜園でも見られ得る。リンゴワタムシは主にリンゴを食べるが、ニレ、セイヨウナシ、マルメロ、サンザシ、ナナカマド及びコトネアスターにも見られ得る。
リンゴワタムシは、樹皮及び根を食べることにより木を弱らせ、これにより木の健康を弱め、傷の治癒を妨げ、多年生リンゴ枯病を媒介する間接害虫(昆虫)である。
リンゴワタムシが木の地上部分に被害レベルで検出されたなら、殺虫剤が施用され得る。殺虫剤は、アブラムシが活発に這い回っている段階にあり、ちょうど木に昇ろうとしているときに施用したときに最も有効である。これは、晩春から盛夏前に起こり得る。殺虫剤が有効であるためには林冠を完璧に覆うことが必要である。アブラムシのワックス状外皮のために、完璧な噴霧被覆を得るためには高容量の施用が必要である。アブラムシがまだ検出されたなら第1回施用から2週間後に第2回施用が必要なことがある。
リンゴワタムシを防除するために使用される殺虫剤はジメトアート(Cygon)、エンドスルファン(Thiodan)、クロルピリホス(Lorsban)またはメチルパラチオン(Penncap−M)である。これらは、毒性プロフィールのために推奨されておらず、その幾つかは既に禁止されている化学物質群に由来する接触殺虫剤である。時間と共に、有効性も低下した。
リンゴワタムシを防除するための幾つかの処理が当業界で公知であるが、これらの処理は不十分であり及び/または毒性があると見られている。
リンゴアブラムシを防除するためのイミダクロプリド及びクロルピリホスを含む殺虫剤組成物はCN1299596Aに報告されている。
リンゴワタムシを防除するための新しい有効な方法が非常に好都合である。
環境、毒性及び環境毒性の問題が少ないリンゴワタムシを処理するための有効な方法が長い間要望されている。
従って、本発明の目的は、植物保護のために有用なリンゴワタムシ昆虫を効果的に防除するため、特に昆虫が発生している果樹(例えば、リンゴの木)を防除するための方法及び組成物を提供することである。
発明の要旨
本発明は、リンゴワタムシ昆虫または該昆虫の防除が望まれる場所を少なくとも1つのネオニコチノイド化合物及び少なくとも1つのベンゾイルフェニル尿素(BPU)化合物の組合せと接触させることを含む前記昆虫を防除するための方法に関する。
本発明は、リンゴワタムシ昆虫または該昆虫の防除が望まれる場所を少なくとも1つのネオニコチノイド化合物及び少なくとも1つのベンゾイルフェニル尿素(BPU)化合物の組合せと接触させることを含む前記昆虫を防除するための方法に関する。
更に、本発明は、植物及び/またはその環境を少なくとも1つのネオニコチノイド化合物及び少なくとも1つのベンゾイルフェニル尿素(BPU)の組合せと接触させることを含む植物の昆虫発生の防除方法に関し、前記昆虫はリンゴワタムシである。
加えて、本発明は、リンゴワタムシを防除するための少なくとも1つのネオニコチノイド化合物及び少なくとも1つのベンゾイルフェニル尿素(BPU)化合物の組合せを含む組成物に関する。
更に、本発明は、リンゴワタムシを防除するための少なくとも1つのネオニコチノイド化合物及び少なくとも1つのベンゾイルフェニル尿素(BPU)化合物の組合せの使用に関する。
加えて、本発明は、(a)少なくとも1つのネオニコチノイド化合物を収容している少なくとも1つの容器、(b)少なくとも1つのベンゾイルフェニル尿素化合物を収容している少なくとも1つの容器、及びネオニコチノイド化合物及びベンゾイルフェニル尿素化合物の組合せをリンゴワタムシ昆虫または該昆虫の防除が望まれる場所に施用するための使用説明書を含むキットに関する。
更に、本発明は、少なくとも1つのネオニコチノイド化合物及び少なくとも1つのベンゾイルフェニル尿素化合物の組合せを収容している少なくとも1つの容器及び前記組合せをリンゴワタムシ昆虫または該昆虫の防除が望まれる場所に施用するための使用説明書を含むキットに関する。
発明の詳細な記述
本発明の各種態様を以下に記載する。説明の目的で、本発明を十分に理解するために具体的構成及び詳細を以下に述べる。しかしながら、本明細書に提示されている具体的詳細なしで本発明を実施し得ることは当業者には明らかである。更に、本発明を曖昧としないように公知の要件は省略または簡素化され得る。
本発明の各種態様を以下に記載する。説明の目的で、本発明を十分に理解するために具体的構成及び詳細を以下に述べる。しかしながら、本明細書に提示されている具体的詳細なしで本発明を実施し得ることは当業者には明らかである。更に、本発明を曖昧としないように公知の要件は省略または簡素化され得る。
本発明は、リンゴワタムシ昆虫または該昆虫の防除が望まれる場所を少なくとも1つのネオニコチノイド化合物及び少なくとも1つのベンゾイルフェニル尿素(BPU)化合物の組合せと接触させることを含む前記昆虫を防除するための方法に関する。
本明細書中で使用されている用語「防除する」は処理及び予防の両方に及ぶ。
本明細書中で使用されている用語「昆虫を防除する」、「リンゴワタムシを防除する」、「昆虫防除剤」及び類似の用語は、例えば昆虫を予防する、戦う、根絶させる、殺す、忌避することにより、死亡率を上昇させることにより、昆虫の成長及び/または発生を抑制または低下させることにより本発明の化合物の組合せが昆虫に対して有害な影響を有する能力を指す。
本明細書中で使用されている用語「昆虫を防除する」、「リンゴワタムシを防除する」、「昆虫防除剤」及び類似の用語は、例えば昆虫に対して有害な影響を引き起こすことにより昆虫の挙動、生理学または生化学的部位またはプロセスをコントロールする化合物の組合せの能力をも指し、前記影響の例には非限定的に昆虫に対する生理学的被害、昆虫成長の抑制または調節、昆虫繁殖の抑制または調節、昆虫の場所への移動の抑制または完全阻害、昆虫の場所からの移動の開始または促進、昆虫給餌活動の抑制または完全抑止、または昆虫の死が含まれる。昆虫防除剤が昆虫集団中の少なくとも1つの個体を殺したならその昆虫防除剤は「殺虫剤」とみなされ得る。加えて、昆虫防除剤は特定の濃度または量で非致死性(例えば、昆虫の阻害物質)であり得、異なる濃度または量で殺虫剤であり得る。
当該化合物または組成物の有効性は、(例えば、昆虫の挙動、生理学または生化学的部位またはプロセスに影響を与えることによる)昆虫集団に対するその影響から調べられ得、前記影響には非限定的に昆虫に対する生理学的被害、昆虫成長の抑制または調節、増殖を遅らしたり抑えることによる昆虫繁殖の抑制または調節、昆虫の場所への移動の抑制または完全阻害、昆虫の場所からの移動の開始または促進、昆虫給餌活動の抑制または排除、または昆虫の死が含まれ、これらすべてが用語「防除する」により包含される。よって、昆虫を防除する化合物または組成物(すなわち、昆虫防除剤)は場所でのその存在、発生、挙動及び/または生理学的状態に影響を与える。
本明細書中で使用されている用語「リンゴワタムシ昆虫」または「リンゴワタムシ」は、卵、若虫、幼虫、成虫またはその生活環中の他の形を含めた任意の発育段階のリンゴワタムシを指す。本発明の化合物及び組成物は、羽のある及び羽のない個体を含めたあらゆるリンゴワタムシ昆虫発育段階に対して所望の場所及び1年の任意の季節に使用され得る。
化合物の有効性は、植物及び/または環境場所を本明細書中に記載されている化合物または組成物で処理し、発生昆虫集団及び/または宿主植物に対する影響を観察することにより評価され得る。化合物または組成物の有効性は、化合物または組成物の施用の前後に昆虫発生により引き起こされる植物宿主に対する生理学的被害にてらして、発生宿主及び/または昆虫集団による環境場所発生の状態を調べることによりモニターされ得る。有効性は、特定の植物器官でのリンゴワタムシのコロニーの存在、状態及び/または大きさを調べることによっても評価され得る。
用語「植物に対する生理学的被害」は、木に対して引き起こされる被害を指す。リンゴワタムシは木の根及び萌芽を吸収して、膨潤し、こぶを形成するので、リンゴ、特に幼木の重大な害虫である。リンゴワタムシ集団が増殖するにつれて、アブラムシは木の中心の萌芽の周りに普通に見られる。その木は食べた部位で膨潤し、こぶを形成し始める。木の地上部分のアブラムシの数が増えるにつれて、アブラムシは根及び地表の下の幹へと下方に移動する。根が食べられると、特に幼木に対して最大の被害が生ずる。根系が被害を受ける恐れがあり、よって木が枯れることがある。そのような木はしばしば短いひげ根を有し、よって抜根が生じることがある。更に、菌類が害されている根を攻撃する恐れがある。アブラムシが根茎を食べると根組織の栄養バランスが崩れ、よって木の他の部分の成長に影響を与える恐れがある。
特定の実施形態によれば、化合物の組合せは相乗効果を有する。化合物の組合せの相乗効果は、活性化合物の組合せの活性が個別に施用したときの活性化合物の活性の合計を超えるときに存在する。活性化合物の所与組合せの予期される活性をコルビーの式(S.R.Colby,Weeds 15(1967),20−22)により計算し、観察された有効性と比較することができる。組合せの観察された応答が予期(または予測)される応答よりも大きいならば、その組合せは相乗効果を有すると言える。
本明細書中で使用されている用語「接触させる」は、本発明の化合物及び組成物を昆虫、昆虫が発生している部位、発生からの保護を必要とし得る昆虫が発生する可能性がある部位、或いは昆虫の生息場所または潜在的生息場所の周りの環境に対して施用することを指す。施用は噴霧、浸漬等のような本明細書中に記載されている方法によりなされ得る。
本明細書中で使用されている用語「植物」は、全植物、植物器官(例えば、葉、茎、小枝、根、幹、大枝、徒長枝、実等)または植物細胞への言及を含む。この用語は果実のような植物作物も包含する。好ましくは、植物は高木または低木、より好ましくは果樹(例えば、リンゴの木、ニレの木、セイヨウナシの木、マルメロの木、サンザシの木、ナナカマドの木及びコトネアスターの木)である。
明細書を通じて、成分のパーセンテージは別段の記載がない限り重量に基づく。明細書を通じて使用されている用語「ベンゾイル尿素」、「ベンゾイルフェニル尿素」及び「BPU」は同義語である。
驚くことに、異なる立地のリンゴの木で実施した実験で、少なくとも1つのネオニコチノイド化合物及び少なくとも1つのベンゾイルフェニル尿素(BPU)化合物の組合せがリンゴワタムシを効果的に防除することが知見された。
BPUは殺虫剤の長期間IGR群に属し、その例にはノバルロン、ルフェヌロン、ヘキサフルムロン、トリフルムロン、ジフルベンズロン、クロルフルアズロン、フルフェノクスロン、ノビフルムロン、テフルベンズロン、フルシクロクスロンまたはその混合物が含まれるが、これらに限定されない。
ネオニコチノイドは「ノックダウン」殺虫剤の例であり、その例にはイミダクロプリド、アセタミプリド、チアメトキサム、チアクロプリド、ニテンピラム、ジノテフラン、クロチアニジンまたはその混合物が含まれるが、これらに限定されない。
本発明の具体的実施形態によれば、場所は植物及び/またはその環境である。
本発明の実施形態によれば、植物は果樹である。
本発明の実施形態によれば、果樹はリンゴの木、ニレの木、セイヨウナシの木、マルメロの木、サンザシの木、ナナカマドの木及びコトネアスターの木から選択され得る。果樹は当該昆虫により攻撃される他の作物であり得る。
具体的実施形態によれば、果樹はリンゴの木である。
本発明の実施形態では、リンゴワタムシ昆虫を防除するための組合せはノバルロン及びアセタミプリドからなる。
幾つかの実施形態では、BPU化合物はノバルロン、ルフェヌロン、ヘキサフルムロン、トリフルムロン、ジフルベンズロン、クロルフルアズロン、フルフェノクスロン、ノビフルムロン、テフルベンズロン、フルシクロクスロン及びその組合せから選択される。
幾つかの実施形態では、ネオニコチノイド化合物はイミダクロプリド、アセタミプリド、チアメトキサム、チアクロプリド、ニテンピラム、ジノテフラン、クロチアニジン及びその組合せから選択される。
特定実施形態によれば、BPU化合物はルフェヌロンである。
特定実施形態によれば、BPU化合物はノバルロンである。
特定実施形態によれば、BPU化合物はフルフェノクスロンである。
特定実施形態によれば、BPU化合物はノバルロン、ルフェヌロン、フルフェノクスロン及びその混合物から選択される。
特定実施形態によれば、BPU化合物はノバルロン、ルフェヌロン及びその混合物から選択される。
特定実施形態によれば、BPU化合物はノバルロン、フルフェノクスロン及びその混合物から選択される。
特定実施形態によれば、BPU化合物はルフェヌロン、フルフェノクスロン及びその混合物から選択される。
特定実施形態によれば、ネオニコチノイド化合物はイミダクロプリド、アセタミプリド、チアメトキサム、チアクロプリド及びその混合物から選択される。
特定実施形態によれば、ネオニコチノイド化合物はイミダクロプリドである。
特定実施形態によれば、ネオニコチノイド化合物はアセタミプリドである。
特定実施形態によれば、ネオニコチノイド化合物はチアメトキサムである。
特定実施形態によれば、ネオニコチノイド化合物はチアクロプリドである。
特定実施形態によれば、ネオニコチノイド化合物はイミダクロプリド、アセタミプリド及びその混合物から選択される。
特定実施形態によれば、ネオニコチノイド化合物はイミダクロプリド、チアメトキサム及びその混合物から選択される。
特定実施形態によれば、ネオニコチノイド化合物はイミダクロプリド、チアクロプリド及びその混合物から選択される。
特定実施形態によれば、ネオニコチノイド化合物はアセタミプリド、チアメトキサム及びその混合物から選択される。
特定実施形態によれば、ネオニコチノイド化合物はアセタミプリド、チアクロプリド及びその混合物から選択される。
特定実施形態によれば、ネオニコチノイド化合物はチアメトキサム、チアクロプリド及びその混合物から選択される。
特定実施形態によれば、ネオニコチノイド化合物はイミダクロプリド、アセタミプリド、チアメトキサム及びその混合物から選択される。
特定実施形態によれば、ネオニコチノイド化合物はイミダクロプリド、チアメトキサム、チアクロプリド及びその混合物から選択される。
特定実施形態によれば、ネオニコチノイド化合物はイミダクロプリド、アセタミプリド、チアクロプリド及びその混合物から選択される。
特定実施形態によれば、ネオニコチノイド化合物はアセタミプリド、チアメトキサム、チアクロプリド及びその混合物から選択される。
組合せは上記ネオニコチノイド化合物及びBPU化合物、すなわち個々の化合物及び亜群の組合せの組合せを含み得る。例えば、多数の各種ネオニコチノイド化合物及びBPU化合物が開示され、検討されているが、ネオニコチノイド化合物及びBPU化合物の各々及びすべての組合せが具体的に意図される。よって、(a)ネオニコチノイド化合物、例えばA、B、Cまたはその混合物;及び(b)BPU化合物、例えばD、E、Fまたはその混合物の組合せが開示されているならば、たとえ各々が個々に記載されていなくとも各化合物が個々に、総合的に意図される。よって(a)A、B、Cまたはその混合物;及び(b)D、E、Fまたはその混合物の開示内容から、組合せA−D、A−E、A−F、B−D、B−E、B−F、C−D、C−E及びC−Fの各々が具体的に意図され、開示されているとみなされるべきである。同様に、これらの亜群または組合せも具体的に意図され、開示されている。よって、(a)A、B、Cまたはその混合物;及び(b)D、E、Fまたはその混合物の組合せの開示内容から、例えば(a)A;及び(b)D、E、Fまたはその混合物の亜群が具体的に意図され、開示されていると見なされるべきである。
幾つかの実施形態では、ネオニコチノイド化合物及びベンゾイルフェニル尿素(BPU)化合物を逐次または同時に(付随して)投与する。
用語「逐次的に投与する」は、本発明の実施形態によれば本発明の第1化合物(すなわち、ネオニコチノイド及びベンゾイルフェニル尿素の1つ)を含む剤形を投与した後、第1化合物とは異なる第2化合物の剤形を投与する連続投与を意味する。逐次投与する場合、ネオニコチノイド化合物及びベンゾイルフェニル尿素化合物を別々の組成物中に配合する。
ネオニコチノイド化合物及びベンゾイルフェニル尿素(BPU)化合物を逐次投与する場合、その投与順序は入れ替え可能であり得る。
用語「付随して投与する」または「同時に投与する」は、化合物を実質的に同時に投与することを意味する。これらの用語は、2つの化合物を単一の製剤で投与することだけでなく、各化合物をそれぞれ別々の製剤で投与することを包含する。別々の製剤を使用する場合、化合物は本質的に同時に、すなわち付随して投与され得る。
本発明の1つの実施形態では、ネオニコチノイド化合物及びベンゾイルフェニル尿素(BPU)化合物を14日以内の時間差で投与する。
本発明の別の実施形態では、投与間の時間差は10日以内である。
本発明の別の実施形態では、投与間の時間差は5日以内である。
本発明の別の実施形態では、投与間の時間差は約1日である。
本発明の実施形態では、ネオニコチノイド化合物及びベンゾイルフェニル尿素(BPU)化合物をこれらを含む単一の組成物で施用する。
本発明の別の実施形態では、ネオニコチノイド化合物及びベンゾイルフェニル尿素(BPU)化合物をこれらを含む別々の組成物で施用する。
特記されていない限り、ネオニコチノイド化合物及びベンゾイルフェニル尿素(BPU)化合物の比、濃度、施用量等が示されているときはいつも、前記化合物が単一の剤形中に配合されている場合も前記化合物が別々の剤形中に配合されている場合も包含される。
本発明の実施形態では、ネオニコチノイド化合物及びベンゾイルフェニル尿素(BPU)化合物の重量比は1:0.01から1:100である。
本発明の実施形態では、ネオニコチノイド化合物及びベンゾイルフェニル尿素(BPU)化合物の重量比は1:0.02から1:50である。
本発明の実施形態では、ネオニコチノイド化合物及びベンゾイルフェニル尿素(BPU)化合物の重量比は1:0.1から1:10である。
本発明の実施形態では、ネオニコチノイド化合物及びベンゾイルフェニル尿素(BPU)化合物の重量比は1:1から1:6である。
本発明の実施形態では、ネオニコチノイド化合物及びベンゾイルフェニル尿素(BPU)化合物の重量比は1:1.5から1:5である。
本発明の実施形態では、ネオニコチノイド化合物及びベンゾイルフェニル尿素(BPU)化合物の重量比は1:1.5から1:4である。
本発明の実施形態では、ネオニコチノイド化合物及びベンゾイルフェニル尿素(BPU)化合物の重量比は1:1.5から1:3である。
本発明の実施形態では、ネオニコチノイド化合物及びベンゾイルフェニル尿素(BPU)化合物の重量比は1:1.5から1:2である。
本発明の実施形態では、ネオニコチノイド化合物及びベンゾイルフェニル尿素(BPU)化合物の重量比は1:1.8から1:3である。
本発明の別の実施形態では、ネオニコチノイド化合物及びベンゾイルフェニル尿素(BPU)化合物の重量比は約1:2である。
本発明の別の実施形態では、ネオニコチノイド化合物及びベンゾイルフェニル尿素(BPU)化合物の重量比は約1:2.5である。
本発明の別の実施形態では、ネオニコチノイド化合物及びベンゾイルフェニル尿素(BPU)化合物の重量比は1:1.875である。
用語「約」は±20%を意味する。
本発明の実施形態では、ネオニコチノイド化合物及びベンゾイルフェニル尿素(BPU)化合物の量は100リットル中それぞれ1から6g及び2から15gに等しいように計算される。
本発明の実施形態では、ネオニコチノイド化合物及びベンゾイルフェニル尿素(BPU)化合物の量は100リットル中それぞれ2から6g及び5から10gに等しいように計算される。
本発明の実施形態では、ネオニコチノイド化合物及びベンゾイルフェニル尿素(BPU)化合物の量は100リットル中それぞれ2.5g及び5から10gに等しいように計算される。
本発明の実施形態では、ネオニコチノイド化合物及びベンゾイルフェニル尿素(BPU)化合物の量は100リットル中それぞれ2.5g及び10gに等しいように計算される。
本発明の別の実施形態では、ネオニコチノイド化合物及びベンゾイルフェニル尿素(BPU)化合物の量は100リットル中それぞれ2.5g及び7.5gに等しいように計算される。
本発明の別の実施形態では、ネオニコチノイド化合物及びベンゾイルフェニル尿素(BPU)化合物の量は100リットル中それぞれ2.5g及び5.0gに等しいように計算される。
本発明の別の実施形態では、ネオニコチノイド化合物の量は100リットル中3から6g、ベンゾイルフェニル尿素(BPU)化合物は100リットル中1から15gに等しいように計算される。
本発明の別の実施形態では、ネオニコチノイド化合物の量は100リットル中4g、ベンゾイルフェニル尿素(BPU)化合物は100リットル中5から10gに等しいように計算される。
本発明の別の実施形態では、ネオニコチノイド化合物及びベンゾイルフェニル尿素(BPU)化合物の量は100リットル中それぞれ4g及び5gに等しいように計算される。
本発明の別の実施形態では、ネオニコチノイド化合物及びベンゾイルフェニル尿素(BPU)化合物の量は100リットル中それぞれ4g及び7.5gに等しいように計算される。
本発明の別の実施形態では、ネオニコチノイド化合物及びベンゾイルフェニル尿素(BPU)化合物の量は100リットル中それぞれ4g及び10gに等しいように計算される。
用語「等しい」は、例えば100L中それぞれXg及びYgのネオニコチノイド化合物及びBPU化合物の量は2000L中それぞれ20Xg及び20Ygのネオニコチノイド化合物及びBPU化合物の量に等しいことを意味する。
よって、例えば100リットル中それぞれ4g及び10gのネオニコチノイド化合物及びBPU化合物の量は2000リットル中それぞれ80g及び200gのネオニコチノイド化合物及びBPU化合物に等しい。
容量/ヘクタールで表示される施用量は本明細書中以下に記載されている通りであり得る。
植物に施用する場合、施用量は果樹に対して以下に示す通りであり得る。
本発明の実施形態では、果樹に施用する場合、ネオニコチノイド化合物は20g/ヘクタールから500g/ヘクタールの量で施用し、ベンゾイルフェニル尿素(BPU)化合物は20g/ヘクタールから500g/ヘクタールの量で施用する。
本発明の実施形態では、果樹に施用する場合、ネオニコチノイド化合物は20g/ヘクタールから100g/ヘクタールの量で施用し、ベンゾイルフェニル尿素(BPU)化合物は50g/ヘクタールから250g/ヘクタールの量で施用する。
本発明の実施形態では、果樹に施用する場合、ネオニコチノイド化合物は50g/ヘクタールから80g/ヘクタールの量で施用し、ベンゾイルフェニル尿素(BPU)化合物は100g/ヘクタールから220g/ヘクタールの量で施用する。
本発明の実施形態では、果樹に施用する場合、ネオニコチノイド化合物は20g/ヘクタールから120g/ヘクタールの量で施用し、ベンゾイルフェニル尿素(BPU)化合物は40g/ヘクタールから300g/ヘクタールの量で施用する。
本発明の実施形態では、果樹に施用する場合、ネオニコチノイド化合物は40g/ヘクタールから80g/ヘクタールの量で施用し、ベンゾイルフェニル尿素(BPU)化合物は100g/ヘクタールから200g/ヘクタールの量で施用する。
本発明の実施形態では、果樹に施用する場合、ネオニコチノイド化合物は80g/ヘクタールから100g/ヘクタールの量で施用し、ベンゾイルフェニル尿素(BPU)化合物は100g/ヘクタールから200g/ヘクタールの量で施用する。
本発明の実施形態では、果樹に施用する場合、ネオニコチノイド化合物は60g/ヘクタールから100g/ヘクタールの量で施用し、ベンゾイルフェニル尿素(BPU)化合物は120g/ヘクタールから250g/ヘクタールの量で施用する。
本発明の実施形態では、果樹に施用する場合、ネオニコチノイド化合物は60g/ヘクタールから100g/ヘクタールの量で施用し、ベンゾイルフェニル尿素(BPU)化合物は140g/ヘクタールから220g/ヘクタールの量で施用する。
本発明の実施形態では、果樹に施用する場合、ネオニコチノイド化合物は60g/ヘクタールから100g/ヘクタールの量で施用し、ベンゾイルフェニル尿素(BPU)化合物は150g/ヘクタールから200g/ヘクタールの量で施用する。
本発明の実施形態では、果樹に施用する場合、ネオニコチノイド化合物は約80g/ヘクタールの量で施用し、ベンゾイルフェニル尿素(BPU)化合物は120g/ヘクタールから250g/ヘクタールの量で施用する。
本発明の実施形態では、果樹に施用する場合、ネオニコチノイド化合物は約80g/ヘクタールの量で施用し、ベンゾイルフェニル尿素(BPU)化合物は140g/ヘクタールから220g/ヘクタールの量で施用する。
本発明の実施形態では、果樹に施用する場合、ネオニコチノイド化合物は約80g/ヘクタールの量で施用し、ベンゾイルフェニル尿素(BPU)化合物は150g/ヘクタールから200g/ヘクタールの量で施用する。
本発明の別の実施形態では、ネオニコチノイド化合物は100g/ヘクタールから350g/ヘクタールの量で施用し、ベンゾイルフェニル尿素(BPU)化合物は30g/ヘクタールから100g/ヘクタールの量で施用する。
BPU化合物は、20g/ヘクタールから500g/ヘクタール、30g/ヘクタールから500g/ヘクタール、50g/ヘクタールから500g/ヘクタール、80g/ヘクタールから500g/ヘクタール、100g/ヘクタールから500g/ヘクタール、120g/ヘクタールから500g/ヘクタール、120g/ヘクタールから350g/ヘクタール、120g/ヘクタールから250g/ヘクタール、または140g/ヘクタールから250g/ヘクタールの量で施用され得る。
ネオニコチノイド化合物は、20g/ヘクタールから500g/ヘクタール、30g/ヘクタールから500g/ヘクタール、30g/ヘクタールから350g/ヘクタール、60g/ヘクタールから500g/ヘクタール、60g/ヘクタールから350g/ヘクタール、60g/ヘクタールから250g/ヘクタール、60g/ヘクタールから200g/ヘクタール、60g/ヘクタールから150g/ヘクタール、60g/ヘクタールから120g/ヘクタール、または60g/ヘクタールから100g/ヘクタールの量で施用され得る。
BPU化合物及びネオニコチノイド化合物は上記した施用量の組合せに従って施用され得る。
本発明の実施形態では、容量/haで表示される施用量は200から3000リットル/haの範囲であり得る。具体的実施形態では、容量/haで表示される施用量は800から2500リットル/haの範囲であり得る。より具体的実施形態では、容量/haで表示される施用量は800から2000リットル/haの範囲であり得る。
好ましくは、容量/haで表示される施用量は約2000リットル/haである。
本明細書中で使用されている「ha」はヘクタールを指す。
施用容量は希釈組成物の容量(例えば、水で希釈した組成物の噴霧容量)を指す。
好ましくは、本発明の化合物をこれらを含む組成物を用いて施用または投与する。
本発明の化合物の組合せを昆虫または昆虫の場所(例えば、昆虫による攻撃を受けやすい植物、土壌または他の栽培培地)に対して施用するために、化合物は通常不活性希釈剤または担体を用いて製剤化される。
典型的には、化合物を固体担体、液体担体または気体担体、及び場合により界面活性剤または前記製剤のために有用な他の添加剤と一緒に混合する。
本発明の実施形態では、組成物は0.0001から99重量%の化合物を含む。本発明の実施形態では、組成物は0.0001から95重量%の化合物を含む。組成物は、例えば1から85重量%の化合物を含み得る。本発明の具体的実施形態では、組成物は5から60%の化合物を含む。所要により、組成物を使用前に適当な希釈剤を用いて希釈してもよい。上記濃度は、化合物が単一のまたは別々の組成物中に配合されている場合を指す。
本発明の実施形態では、化合物は具体的用途に適合する方法で製剤化される組成物中に配合され得る。適当な製剤の非限定例は、乳剤(EC)、水中油型エマルション製剤(EW)、フロアブル製剤(SC)、サスポエマルション製剤(SE)、顆粒水和剤(WG)、カプセルサスペンジョン剤(CS)、水溶剤(SP)及び水和剤(WP)である。
本発明の組成物は当業者に周知の方法により、例えば慣用の混合、溶解、粉砕、顆粒化、圧縮、乳化等の方法により製造され得る。概略的には、Alan Knowles,Agrow Reports,New Developments in Crop Protection Product Formulation,2005を参照されたい。
具体的実施形態では、組成物を使用前に液体希釈剤、好ましくは水性希釈剤、好ましくは水で希釈してもよい。具体的実施形態では、希釈組成物(使用前に希釈した組成物)中の活性成分(ネオニコチノイド化合物、BPU化合物またはその組合せ)の濃度は0.0005から0.10%w/v、0.001から0.10%w/v、0.001から0.05%w/v、0.001から0.03%w/v、0.001から0.02%w/v、または0.001から0.015%w/vの範囲であり得る。
具体的実施形態では、希釈組成物中のネオニコチノイド化合物の濃度は0.001から0.012%w/vの範囲である。
具体的実施形態では、希釈組成物中のネオニコチノイド化合物の濃度は0.001から0.006%w/vの範囲である。
具体的実施形態では、希釈組成物中のネオニコチノイド化合物の濃度は0.002から0.006%w/vの範囲である。具体的実施形態では、希釈組成物中のネオニコチノイド化合物の濃度は0.003から0.005%w/vの範囲である。
具体的実施形態では、希釈組成物中のBPU化合物の濃度は0.002から0.03%w/vの範囲である。
具体的実施形態では、希釈組成物中のBPU化合物の濃度は0.002から0.015%w/vの範囲である。
具体的実施形態では、希釈組成物中のBPU化合物の濃度は0.004から0.012%w/vの範囲である。具体的実施形態では、希釈組成物中のBPU化合物の濃度は0.006から0.012%w/vの範囲である。具体的実施形態では、希釈組成物中のBPU化合物の濃度は0.007から0.011%w/vの範囲である。
化合物は殺虫化合物を施用する公知方法により施用され得る。例えば、製剤化してまたは製剤化せずに化合物を昆虫に対して、昆虫がいる場所(例えば、昆虫の生息場所または昆虫が発生しやすい栽培中の植物)に対して、例えば葉、茎、枝または根を含めた植物の部分に対して、植え付け前の種子に対して、または植物を栽培しているかまたは植物を植え付けようとする他の培地(例えば、通常根の周囲の土壌または土壌)に対して直接施用しても、或いは噴霧、ダストオン、浸漬により施用しても、または土壌または水性環境中に組成物を分配または混入させることにより施用してもよい。
本発明の化合物は植物に注入しても、電気力学的噴霧技術を用いて植物に噴霧しても、土地または空中潅漑システムにより施用してもよい。
本発明の実施形態では、組合せを木の生物季節的段階中に、または生物季節的段階前の予防ステップとして施用する。本発明の実施形態では、施用タイミングは昆虫の生活環に依存する。
本発明の実施形態では、組成物は担体または希釈剤(例えば、液体、固体または半固体担体)を含み得る。組成物は賦形剤及び/または添加剤(例えば、表面活性剤、油またはその組合せ)を配合し得る。
本発明の具体的実施形態によれば、担体または希釈剤は水性担体である。
本発明の実施形態では、化合物の組合せを更に賦形剤及び/または添加剤を含む組成物の形態で投与する。
本発明の実施形態では、添加剤は油からなる。特定実施形態では、添加剤は油である。油は鉱油、植物油及びその混合物から選択され得る。
希釈組成物(すなわち、すぐ使用できる組成物)中の添加剤の濃度は、例えば0.001%w/v以上、0.01%w/v以上、0.02%w/v以上、0.05%w/v以上、0.1%w/v以上であり得る。
希釈組成物中の添加剤の濃度は、例えば3%w/v以下、2%w/v以下、1%w/v以下、0.8%w/v以下、0.6%w/v以下、0.4%w/v以下、0.3%w/v以下であり得る。
濃度は上記濃度を組み合わせることにより形成される中間濃度であり得、例えば添加剤の濃度は0.001から3%w/v、0.01から3%w/v、0.01から2%w/v、0.02から2%w/v、0.05から2%w/v等の範囲であり得る。
添加剤に対するネオニコチノイド化合物及びBPU化合物の組合せの重量比は、例えば1000:1から1:1000、400:1から1:400、100:1から1:400、20:1から1:400、15:1から1:300、10:1から1:100、5:1から1:50、または1:1から1:40の範囲であり得る。
本明細書中で使用されている用語「添加剤に対するネオニコチノイド化合物及びBPU化合物の組合せの重量比」は、添加剤の重量に対する化合物の組合せ(すなわち、ネオニコチノイド化合物及びBPU化合物)の総重量の重量比を指す。
上記比はすぐ使用できる組成物に当てはまる。
油(例えば、鉱油または植物油)は昆虫防除活性を有し得、及び/または施用部位での化合物の展着を促進し得る。
加えて、本発明は、昆虫防除剤として使用するための少なくとも1つのネオニコチノイド化合物及び少なくとも1つのベンゾイルフェニル尿素(BPU)化合物の組合せを含む組成物に関し、前記昆虫はリンゴワタムシである。
加えて、本発明は、リンゴワタムシを防除するための少なくとも1つのネオニコチノイド化合物及び少なくとも1つのベンゾイルフェニル尿素(BPU)化合物の組合せを含む組成物に関する。
更に、本発明は、昆虫防除剤としての少なくとも1つのネオニコチノイド化合物及び少なくとも1つのベンゾイルフェニル尿素(BPU)化合物の組合せの使用に関し、前記昆虫はリンゴワタムシである。
更に、本発明は、リンゴワタムシを防除するための少なくとも1つのネオニコチノイド化合物及び少なくとも1つのベンゾイルフェニル尿素(BPU)化合物の組合せの使用に関する。
具体的実施形態によれば、昆虫防除は植物保護に使用するためである。
加えて、本発明は、(a)少なくとも1つのネオニコチノイド化合物を収容している少なくとも1つの容器、(b)少なくとも1つのベンゾイルフェニル尿素化合物を収容している少なくとも1つの容器、及びネオニコチノイド化合物及びベンゾイルフェニル尿素化合物の組合せをリンゴワタムシ昆虫または該昆虫の防除が望まれる場所に施用するための使用説明書を含むキットに関する。
本発明の実施形態では、ネオニコチノイド化合物及びベンゾイルフェニル尿素化合物を付随してまたは逐次施用する。
更に、本発明は、少なくとも1つのネオニコチノイド化合物及び少なくとも1つのベンゾイルフェニル尿素化合物の組合せを収容している少なくとも1つの容器、及び前記組合せをリンゴワタムシ昆虫または該昆虫の防除が望まれる場所に施用するための使用説明書を含むキットに関する。
使用説明書は印刷物の形、例えばインサートまたはラベルとしてであり得る。
本発明の1つ以上の要件、態様または実施形態を本発明の1つ以上の他の要件、態様または実施形態と組み合わせてもよいことが理解される。
本発明の各種態様について具体的に記載されているものを含めて本発明のすべての実施形態が適切ならば本発明の他の実施形態と組み合わせてもよいことが認識される。
特定態様で本明細書中に記載されているネオニコチノイド化合物及びベンゾイルフェニル尿素化合物は他の態様で本明細書中に記載されている各種要件、組成物、施用量等により特徴付けられ得ると理解される。
本発明の実施形態を例として記載してきたが、本発明の趣旨を逸脱したり特許請求の範囲を超えることなく多くの修飾、変化及び改変を加えて本発明を実施し得ることは明らかである。
本発明を理解し、実際にどのように実施するかを明らかとするために、リンゴの木中のリンゴワタムシの防除におけるノバルロンまたはアセタミプリド、或いはその組合せの各種濃度の効果を示す下記実施例を提示する。
実験手順
目的
実験の目的は、異なる立地にあるリンゴの木のリンゴワタムシ(Eriosoma lanigerum)の防除における殺虫剤の各種濃度の混合物の有効性を評価することであった。
目的
実験の目的は、異なる立地にあるリンゴの木のリンゴワタムシ(Eriosoma lanigerum)の防除における殺虫剤の各種濃度の混合物の有効性を評価することであった。
材料
Rimon 10 EC(ノバルロン 100g/1,商標:Rimon 10 EC,イスラエルのMakhteshim Chemical Works製)、Ac 20 SP(アセタミプリド20%,水溶剤,社内実験室規模製剤)及びSeizer 10 EC(ビフェントリン 100g/1,商標:Seizer 10 EC,イスラエルのMakhteshim Chemical Works製)。EOS(鉱油99%,商標:EOS,イスラエルのMakhteshim Chemical Works製)。アセタミプリドの水溶剤は、例えば日本のNippon Soda Co.Ltd.より商標Mospilan 20 SPで市販されている。
Rimon 10 EC(ノバルロン 100g/1,商標:Rimon 10 EC,イスラエルのMakhteshim Chemical Works製)、Ac 20 SP(アセタミプリド20%,水溶剤,社内実験室規模製剤)及びSeizer 10 EC(ビフェントリン 100g/1,商標:Seizer 10 EC,イスラエルのMakhteshim Chemical Works製)。EOS(鉱油99%,商標:EOS,イスラエルのMakhteshim Chemical Works製)。アセタミプリドの水溶剤は、例えば日本のNippon Soda Co.Ltd.より商標Mospilan 20 SPで市販されている。
方法
試験は、チリの次の立地、すなわち1)サンティアゴのラ・ピンタナ、2)オイギンス州ランカグアのコデグア及び3)マウレ州クリコのロス・ニーチェにおけるリンゴワタムシ(Eriosoma lanigerum)昆虫に悩まされている果樹園で実施した。
試験は、チリの次の立地、すなわち1)サンティアゴのラ・ピンタナ、2)オイギンス州ランカグアのコデグア及び3)マウレ州クリコのロス・ニーチェにおけるリンゴワタムシ(Eriosoma lanigerum)昆虫に悩まされている果樹園で実施した。
適当な季節の間、各果樹園で2000L/haの水容量を施用して22日間隔で3回の施用を実施した。
試験計画
無作為フルブロック計画を使用し、2本の木だけ相互に離して4回反復した。サンプル単位は10本の木に相当する。評価のために、サンプル数はn=100に等しく、すなわち各単位25本の小枝を使用した。
無作為フルブロック計画を使用し、2本の木だけ相互に離して4回反復した。サンプル単位は10本の木に相当する。評価のために、サンプル数はn=100に等しく、すなわち各単位25本の小枝を使用した。
試験に使用した処理を下表1に示す。
調製
トライアルでの処理はバレル手動ガンスプレーを用いて施用した。バレルの半分まで水を充填した後、攪拌しながら所要量の製品を添加し、追加の水を添加し、所要量の油(EOS)を加えることによりスプレー希釈物を作成した。各処理で同一量のEOSを使用した。
トライアルでの処理はバレル手動ガンスプレーを用いて施用した。バレルの半分まで水を充填した後、攪拌しながら所要量の製品を添加し、追加の水を添加し、所要量の油(EOS)を加えることによりスプレー希釈物を作成した。各処理で同一量のEOSを使用した。
評価
以下は、3つの立地における施用日及び評価日である。
以下は、3つの立地における施用日及び評価日である。
リンゴワタムシの評価を10から15cmの小枝で実施し、アブラムシが発生していることを示しただけの小枝を処分するために存在する個体の状態を立体顕微鏡を用いて調べた。
統計分析
必要なときにのみ統計的変換を使用したために、等分散性の検定をANOVAの前に実施した。その後、統計ソフトウェアSSPS 14.0 for Windows(登録商標)を用いて処理の結果の差(p=0.05)を確立させるためにTukey比較検定を実施した。
必要なときにのみ統計的変換を使用したために、等分散性の検定をANOVAの前に実施した。その後、統計ソフトウェアSSPS 14.0 for Windows(登録商標)を用いて処理の結果の差(p=0.05)を確立させるためにTukey比較検定を実施した。
実験結果
以下は、上に特定した立地の各々における各処理毎の反復の平均及びリンゴワタムシ(Eriosoma lanigerum)が発生している小枝の数を示す表である。
以下は、上に特定した立地の各々における各処理毎の反復の平均及びリンゴワタムシ(Eriosoma lanigerum)が発生している小枝の数を示す表である。
結論
表3、4及び5から明らかに分かるように、Rimon 10 EC(ノバルロン)及びAc 20 SP(アセタミプリド)(+鉱油)の組合せがリンゴワタムシを防除するのに最も有効であった。特に、処理5及び6(表1)がリンゴワタムシを防除するのに最も効率的であった。対照的に、アセタミプリド(+鉱油)単独の処理またはノバルロン(+鉱油)単独の処理はリンゴワタムシを防除するのに効果的でなかった。
表3、4及び5から明らかに分かるように、Rimon 10 EC(ノバルロン)及びAc 20 SP(アセタミプリド)(+鉱油)の組合せがリンゴワタムシを防除するのに最も有効であった。特に、処理5及び6(表1)がリンゴワタムシを防除するのに最も効率的であった。対照的に、アセタミプリド(+鉱油)単独の処理またはノバルロン(+鉱油)単独の処理はリンゴワタムシを防除するのに効果的でなかった。
本発明をその好ましい実施形態を参照して示し、記載してきたが、当業者は本発明の趣旨及び範囲を逸脱することなく多くの代替、修飾及び変化をこれらに加え得ることを理解している。従って、本発明の特許請求の範囲の趣旨及び広い範囲に入る代替、修飾及び変化のすべてを包含すると意図される。
本明細書中に挙げられている刊行物、特許及び特許明細書のすべてが、各個々の刊行物、特許または特許明細書が参照により本明細書に含まれると具体的且つ個別に組み入れると示されていたのと同程度に全文を参照により本明細書に組み入れる。
Claims (20)
- リンゴワタムシ昆虫または該昆虫の防除が望まれる場所を少なくとも1つのネオニコチノイド化合物及び少なくとも1つのベンゾイルフェニル尿素(BPU)化合物の組合せと接触させることを含むリンゴワタムシ昆虫を防除するための方法。
- 前記ネオニコチノイド化合物がイミダクロプリド、アセタミプリド、チアメトキサム、チアクロプリド、ニテンピラム、ジノテフラン、クロチアニジン及びその組合せから選択される請求項1の方法。
- 前記ベンゾイルフェニル尿素(BPU)化合物がノバルロン、ルフェヌロン、ヘキサフルムロン、トリフルムロン、ジフルベンズロン、クロルフルアズロン、フルフェノクスロン、ノビフルムロン、テフルベンズロン、フルシクロクスロン及びその組合せから選択される請求項1の方法。
- 前記場所が植物及び/またはその環境である請求項1の方法。
- 前記植物は果樹である請求項4の方法。
- 前記果樹がリンゴの木、ニレの木、セイヨウナシの木、マルメロの木、サンザシの木、ナナカマドの木及びコトネアスターの木から選択される請求項5の方法、。
- 組合せはノバルロン及びアセタミプリドを含む請求項1の方法。
- 前記ネオニコチノイド化合物及び前記ベンゾイルフェニル尿素(BPU)化合物が逐次的にまたは同時に投与される請求項1の方法。
- 前記ネオニコチノイド化合物及び前記ベンゾイルフェニル尿素(BPU)化合物が14日以内の時間差で投与される請求項1の方法。
- 前記ネオニコチノイド化合物及び前記ベンゾイルフェニル尿素(BPU)化合物をこれらを含む単一の組成物または別々の組成物で施用する請求項1の方法。
- 前記ネオニコチノイド化合物及び前記ベンゾイルフェニル尿素(BPU)化合物の重量比は1:0.1から1:10である請求項1の方法。
- 前記ネオニコチノイド化合物及び前記ベンゾイルフェニル尿素(BPU)化合物の重量比は約1:2である請求項1の方法。
- 前記組合せが更に賦形剤及び/または添加剤を含む組成物で投与される請求項1の方法。
- 添加剤は鉱油、植物油及びその混合物から選択される油を含む請求項13の方法。
- 果樹に施用する場合、ネオニコチノイド化合物が20g/ヘクタールから500g/ヘクタールの量で施用され、ならびにベンゾイルフェニル尿素(BPU)化合物が20g/ヘクタールから500g/ヘクタールの量で施用される請求項5の方法。
- 少なくとも1つのネオニコチノイド化合物及び少なくとも1つのベンゾイルフェニル尿素(BPU)化合物の組合せを含むリンゴワタムシを防除するための組成物。
- 少なくとも1つのネオニコチノイド化合物及び少なくとも1つのベンゾイルフェニル尿素(BPU)化合物の組合せのリンゴワタムシを防除するための使用。
- (a)少なくとも1つのネオニコチノイド化合物を収容している少なくとも1つの容器、(b)少なくとも1つのベンゾイルフェニル尿素化合物を収容している少なくとも1つの容器、及び前記ネオニコチノイド化合物及び前記ベンゾイルフェニル尿素化合物の組合せをリンゴワタムシ昆虫または該昆虫の防除が望まれる場所に施用するための使用説明書を含むキット。
- 前記ネオニコチノイド化合物及び前記ベンゾイルフェニル尿素化合物が同時にまたは逐次的に施用される請求項18のキット。
- 少なくとも1つのネオニコチノイド化合物及び少なくとも1つのベンゾイルフェニル尿素化合物の組合せを収容している少なくとも1つの容器及び前記組合せをリンゴワタムシ昆虫または該昆虫の防除が望まれる場所に施用するための使用説明書を含むキット。
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