JP2012512713A - 鰓部付きの水晶体超音波乳化吸引術用灌流スリーブ - Google Patents

鰓部付きの水晶体超音波乳化吸引術用灌流スリーブ Download PDF

Info

Publication number
JP2012512713A
JP2012512713A JP2011542306A JP2011542306A JP2012512713A JP 2012512713 A JP2012512713 A JP 2012512713A JP 2011542306 A JP2011542306 A JP 2011542306A JP 2011542306 A JP2011542306 A JP 2011542306A JP 2012512713 A JP2012512713 A JP 2012512713A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
perfusion
slit
phacoemulsification
sleeve
tubular body
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2011542306A
Other languages
English (en)
Other versions
JP5336605B2 (ja
Inventor
カルソラ ディマランタ,ジュニア ラモン
チュアン リャオ グレース
Original Assignee
アルコン リサーチ, リミテッド
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by アルコン リサーチ, リミテッド filed Critical アルコン リサーチ, リミテッド
Publication of JP2012512713A publication Critical patent/JP2012512713A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5336605B2 publication Critical patent/JP5336605B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61FFILTERS IMPLANTABLE INTO BLOOD VESSELS; PROSTHESES; DEVICES PROVIDING PATENCY TO, OR PREVENTING COLLAPSING OF, TUBULAR STRUCTURES OF THE BODY, e.g. STENTS; ORTHOPAEDIC, NURSING OR CONTRACEPTIVE DEVICES; FOMENTATION; TREATMENT OR PROTECTION OF EYES OR EARS; BANDAGES, DRESSINGS OR ABSORBENT PADS; FIRST-AID KITS
    • A61F9/00Methods or devices for treatment of the eyes; Devices for putting-in contact lenses; Devices to correct squinting; Apparatus to guide the blind; Protective devices for the eyes, carried on the body or in the hand
    • A61F9/007Methods or devices for eye surgery
    • A61F9/00736Instruments for removal of intra-ocular material or intra-ocular injection, e.g. cataract instruments
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61MDEVICES FOR INTRODUCING MEDIA INTO, OR ONTO, THE BODY; DEVICES FOR TRANSDUCING BODY MEDIA OR FOR TAKING MEDIA FROM THE BODY; DEVICES FOR PRODUCING OR ENDING SLEEP OR STUPOR
    • A61M1/00Suction or pumping devices for medical purposes; Devices for carrying-off, for treatment of, or for carrying-over, body-liquids; Drainage systems
    • A61M1/84Drainage tubes; Aspiration tips

Landscapes

  • Health & Medical Sciences (AREA)
  • Heart & Thoracic Surgery (AREA)
  • Life Sciences & Earth Sciences (AREA)
  • Animal Behavior & Ethology (AREA)
  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Ophthalmology & Optometry (AREA)
  • Biomedical Technology (AREA)
  • Veterinary Medicine (AREA)
  • Surgery (AREA)
  • Vascular Medicine (AREA)
  • General Health & Medical Sciences (AREA)
  • Public Health (AREA)
  • Hematology (AREA)
  • Nuclear Medicine, Radiotherapy & Molecular Imaging (AREA)
  • Anesthesiology (AREA)
  • Infusion, Injection, And Reservoir Apparatuses (AREA)
  • Agricultural Chemicals And Associated Chemicals (AREA)

Abstract

水晶体超音波乳化吸引術用灌流スリーブが、水晶体超音波乳化吸引術用ニードルのシャフトの一部を囲むように構成された、細長い弾性のチューブ状本体区域であって、遠位端部及び近位端部並びに内面及び外面を有する、細長い弾性のチューブ状本体区域を含む。チューブ状本体区域の近位端部に形成された、拡大された区域が、水晶体超音波乳化吸引術用ニードルのハブを囲み且つ灌流スリーブを水晶体超音波乳化吸引術用ハンドピースに接続する。灌流スリーブは、チューブ状本体区域の遠位端部に近接して形成された少なくとも一つのスリット状灌流ポートであって、内面と外面との間における圧力降下に反応して広がるように構成された少なくとも一つのスリット状灌流ポートを更に具備する。

Description

本発明は、概して、眼科手術において使用される水晶体超音波乳化吸引術用装置に関し、より具体的には水晶体超音波乳化吸引術用灌流スリーブに関する。
人間の眼は、角膜と呼ばれる透明な外側部分を通して光を透過させ且つ水晶体によって網膜上に画像を結像することによって視力を提供するように機能する。結像される画像の質は、眼の大きさ及び形状、並びに角膜及び水晶体の透明度を含む多くの要因に依存する。加齢又は病気によって水晶体の透明度が低下すると、網膜に透過されうる光が減少するので、視力が悪化する。眼の水晶体におけるこの欠陥は、医学的には白内障として知られている。この状態について認容された治療法は、外科的に水晶体を取り除いてその水晶体の機能を人工的な眼内レンズ(IOL)に置き換えることである。
米国では、白内障水晶体の大部分は、水晶体超音波乳化吸引術と呼ばれる外科技術によって取り除かれる。水晶体超音波乳化吸引術の手術に適切な典型的な外科用ハンドピースが、超音波駆動される水晶体超音波乳化吸引術用ハンドピースと、灌流スリーブによって囲まれた付属の中空の切断用ニードルと、電気制御コンソールとから成る。ハンドピース組立体は電気ケーブル及び可撓チューブによって制御コンソールに取り付けられる。コンソールは、電気ケーブルを通して、ハンドピースによって付属の切断用ニードルに伝えられる出力レベルを変化させる。可撓チューブは手術部位に灌流流体を供給し且つハンドピース組立体を通して眼から吸引流体を引き出す。
典型的なハンドピースにおける作動部分には、一組の圧電結晶体に直接取り付けられた中空の共鳴棒(resonating bar)又は中空のホーン(horn)が中央に配設される。結晶体は、水晶体超音波乳化吸引術の間、ホーン及び付属の切断用ニードルの両方を駆動するのに必要とされる所要の超音波振動を供給し、且つコンソールによって制御される。結晶体/ホーン組立体は、柔軟な設置(flexible mounting)によって、ハンドピースの中空の本体またはハンドピースの外郭(shell)において遊動状態で支持される。ハンドピースの本体は、本体の末端部の小径部分または円錐状頭部(nosecone)で終端する。典型的には、円錐状頭部には、切断用ニードルの長さのほとんどを囲む中空の灌流スリーブを受け入れるために雄ネジが切られる。同様に、ホーンのボアには切断用先端部の雄ネジを受容すべくホーンの末端部において雌ネジが切られる。灌流スリーブは、円錐状頭部の雄ネジに螺入される雌ネジが切られたボアも有する。切断用ニードルは、その先端部が、灌流スリーブの開いた端部を越えて、予め定められた量だけ突出するように調整される。
水晶体超音波乳化吸引術の手術の間、切断用ニードルの先端部及び灌流スリーブの端部は、眼の外側の組織における小さな切開創を通して眼の前嚢内に挿入される。外科医は、振動する先端部が水晶体を砕くように、切断用ニードルの先端部を眼の水晶体に接触させる。結果として生じる破片は、手術中に眼に提供された灌流溶液と共に切断用ニードルの内部ボアを通して眼の外側に吸引されて廃棄容器内に吸引される。
手術を通して、灌流流体は、灌流スリーブと切断用ニードルとの間を通過して眼内に送り込まれ、灌流スリーブの先端部において、及び/又は、灌流スリーブの端部の近くの灌流スリーブ内において切断された一つ以上のポート又は開口から眼内に抜け出す。この灌流流体は、乳化された水晶体を取り除く間、眼の虚脱(collapse)を防ぐので、非常に重要である。また、灌流流体は、切断用ニードルの超音波振動によって発せられた熱から眼の組織を保護する。さらに、灌流流体は、眼からの吸引のために、乳化された水晶体の破片を遊動状態で支持する。
水晶体超音波乳化吸引術の処置の間、よく見られる合併症が吸引ニードルの封鎖(blockage)又は閉塞から生じる。灌流流体及び乳化された組織が中空の切断用ニードルを通して眼の内部から離れるように吸引されるとき、ニードルのボアの直径よりも大きい組織の片はニードルの先端部において詰まることがある。先端部が詰まっている間、真空圧が先端部において徐々に高まる。詰まりが取り除かれるときに結果として生じる、眼内の前房における圧力降下は閉塞後サージ(post-occlusion surge)として知られている。場合によっては、この閉塞後サージは、比較的大きな量の流体及び組織が眼の外側に過剰な速さで吸引されることを引き起こし、このことは、眼が虚脱すること及び/又は水晶体嚢が裂かれることを引き起こす可能性がある。
このサージを減少させるべく、様々な技術、例えば吸引ラインに排気口を付けること、又は吸引システムにおける負圧の増加を制限することが試されてきた。しかしながら、閉塞後サージを減少させる灌流スリーブを含む、改良された水晶体超音波乳化吸引術用装置についての要求が依然として存在する。
本発明の実施形態には、水晶体超音波乳化吸引術用灌流スリーブが含まれ、水晶体超音波乳化吸引術用灌流スリーブは、穴以外の付加的なスリット若しくは「鰓部(gill)」、又は灌流が眼の前房内に流れることを可能とするのに一般的に使用される他の出口を有する。これらスリット状灌流ポートの一つの効果は、閉塞後サージによって引き起こされる眼の前房における圧力損失に反応して灌流の最大流れを瞬時に増加させることである。スリット状灌流ポートによって与えられた、一時的に増加せしめられた灌流流れが圧力損失を相殺して前房における流体容量の損失を最小にする。眼の前房における急な圧力降下によって最大量の流体が灌流スリーブにおける普通の灌流ポートから引き出されると、鰓部は、更なる流れを可能とすべく、広がり、すなわち広がって開くであろう。この追加の流れは、一時的に高まった要求に応じて急速に供給され且つ追加の流れが必要とされるときにのみ供給され、このことによって、前房内における過剰な容量及び過剰な圧力が防がれる。
したがって、本発明のいくつかの実施形態に係る例示的な超音波乳化吸引術用灌流スリーブが、水晶体超音波乳化吸引術用ニードルのシャフトの一部を囲むように構成された、細長い弾性のチューブ状本体区域であって、遠位端部及び近位端部並びに内面及び外面を有する、細長い弾性のチューブ状本体区域を含む。チューブ状本体区域の近位端部に形成された、拡大された区域が前記水晶体超音波乳化吸引術用ニードルのハブを囲むように構成され且つ水晶体超音波乳化吸引術用ハンドピースへの接続のために構成される。灌流スリーブは、チューブ状本体区域の遠位端部に近接して形成された少なくとも一つのスリット状灌流ポートであって、内面と外面との間における圧力降下に反応して広がるように構成された少なくとも一つのスリット状灌流ポートを更に具備する。
様々な実施形態において、スリット状灌流ポートは、チューブ状本体区域上において長手方向に向けられた直線状のスリット、チューブ状本体区域の長手方向の軸線に対して約45°に向けられた直線状のスリット、円弧形状のスリット、又はV字形状の(chevron-shaped)スリットでありうる。他の形状及び配置も可能である。いくつかの実施形態では、少なくとも一つのスリット状灌流ポートは、水晶体超音波乳化吸引術の手術中に灌流流体の第1の流れを可能とするように構成された開口部分と、チューブ状本体区域の内面と外面との間における圧力降下に反応して、第1の流れに対して灌流流体の増加せしめられた流れを可能とするように構成されたスリット状部分とを具備する。更に他の実施形態では、少なくとも一つのスリット状灌流ポートは、チューブ状本体区域の外面の一部と重なるフラップ(flap)であって、チューブ状本体区域の内面と外面との間における圧力降下に反応して開口するように構成されたフラップを具備する。また、前述された実施形態のうちのいくつかの実施形態では、少なくとも一つのスリット状灌流部分に近接した少なくとも一つの薄い領域が具備されてもよい。
当然のことながら、当業者は、本発明が、上記の特徴、利点、内容、又は例に限定されるものではないことを理解するであろうし、以下の詳細な説明を読み且つ添付の図面を見ることによって追加の特徴及び利点に気付くであろう。
図1は、本発明のいくつかの実施形態に係る、水晶体超音波乳化吸引術用灌流スリーブ内に挿入された水晶体超音波乳化吸引術用ニードルの側面図である。 図2は、線2−2に沿った、図1の断面側面図である。 図3は、本発明に係る水晶体超音波乳化吸引術用灌流スリーブの一つの実施形態の先端部の詳細図である。 図4は、広げられた形態におけるスリット状灌流ポートを備えた、図3の水晶体超音波乳化吸引術用灌流スリーブを示す。 図5は、本発明に係る水晶体超音波乳化吸引術用灌流スリーブの別の実施形態の先端部の詳細図である。 図6は、別の例示的な水晶体超音波乳化吸引術用灌流スリーブの拡大図である。 図7は、広げられた形態におけるスリット状灌流ポートを備えた、図6の水晶体超音波乳化吸引術用灌流スリーブを示す。 図8は、線8−8に沿った、図3の水晶体超音波乳化吸引術用灌流スリーブの断面図を示す。 図9Aは、水晶体超音波乳化吸引術用灌流スリーブの別の実施形態の側面斜視図を示す。 図9Bは、線9B−9Bに沿った断面図を示す。
要約されて上述されたように、本発明の実施形態には水晶体超音波乳化吸引術用灌流スリーブが含まれ、水晶体超音波乳化吸引術用灌流スリーブは、穴以外の付加的なスリット若しくは「鰓部」、又は灌流が眼の前房内に流れることを可能とするのに一般的に使用される他の出口を有する。これらスリット状灌流ポートの一つの効果は、閉塞後サージによって引き起こされる眼の前房における圧力損失に反応して灌流の最大流れを瞬時に増加させることである。スリット状灌流ポートによって与えられた、一時的に増加せしめられた灌流流れが圧力損失を相殺して前房における流体容量の損失を最小にする。
適切に設計されたスリット又は鰓部では、眼の前房内における急な圧力降下によって灌流スリーブ内における普通の灌流ポートから最大量の流体が引き出されると、鰓部は、更なる流れを可能とすべく、広がり、すなわち広がって開くであろう。この追加の流れは、一時的に高まった要求に応じて急速に供給され且つ追加の流れが必要とされる短い時間にのみ供給され、このことによって、前房内における過剰な容量及び過剰な圧力が防がれる。
スリット状灌流ポートは数及び形状が異なっていてもよい。例えば、スリットは、灌流スリーブの長手方向の軸線に沿って向けられた直線を具備することができ、又は角度が付いていてもよい。他の実施形態では、スリットは、円弧、角、V字等として形成されてもよい。いくつかの実施形態では、これらタイプのいくつかの組合せが含まれてもよく、このことによって、灌流スリーブの必要な構造的完全性が維持されつつ、設計者が、圧力の変化に対するスリット状灌流ポートの反応性を細かく調整することが可能となる。いくつかの実施形態では、スリット状灌流ポートは、スリットの場所において灌流スリーブを薄くすること、及び/又は、スリット状灌流ポートにおいて、材料の重なるフラップ又は「カーテン(curtain)」を提供することによって追加の流れを可能とするように設計されてもよい。
本明細書において開示される独創的な技術及び構造によってもたらされる便益が、小さな(例えば2.4mmよりも小さい)切開創における使用を対象とする、小さなスリーブの設計(例えばアルコンラボラトリーズのウルトラスリーブ製品及びナノスリーブ製品)についてより顕著でありうることが当業者によって理解されるであろう。これら小さなサイズのせいで、これらスリーブは、すでに、これらスリーブの以前のものと比較して、低下した灌流の許容量を有する。したがって、閉塞後サージを調節することがこれら小さな装置についてより困難である。
灌流スリーブの大きな直径、大きな穴、又は複数の穴の設計は、灌流流れを増加させるための一般的に認容された解決策である。更に小さな切開創サイズに向かっている現在の趨勢では、当然のことながら、大きな灌流スリーブは選択肢ではない。したがって、閉塞後サージの間に必要とされる灌流の最大流れを調節するために、小さなスリーブの設計は、より高い灌流流れを可能とすべく追加の灌流通路を必要とする。しかしながら、灌流スリーブにおける従来の灌流ポートについての穴の寸法はスリーブ自体の全体サイズによって制限される。さらに、大きな穴が構造的な問題を引き起こすことがあるので、スリーブは、穴が過剰に大きい場合、挿入中又は作動中にその形態を失う可能性がある。また、灌流流体の最大流れを常に調節するための追加の穴は、渦流(turbulence)を増加させて、眼の前房内における無秩序な流れパターン(flow pattern)を引き起こす。
閉塞後サージの間の灌流流体について高まった要求に対する別の可能な手法は、必要に応じて更なる流れを可能とすべく灌流の供給圧力を増加させることである。しかしながら、この手法は、増加した流れについての要求が終了するとき、眼に対する最大圧力を増加させるリスクを伴う。
したがって、本明細書において記述される水晶体超音波乳化吸引術用灌流スリーブの一つの利点が、単純な複数の穴の形態を有する場合と異なり、スリット状灌流ポートが、高い流量が要求されるとき、すなわち、概して、閉塞が解除され且つ結果として生じる閉塞後サージが起きるときにのみ追加の灌流流れを可能とすることであるということが当業者によって理解されるであろう。閉塞後サージの間に必要とされる最大流れのためにこれら従来のポートを特定の大きさにすることよりもむしろ、通常の状況の間に必要とされる灌流流れに従来の灌流ポートの数及び大きさを適合させることによって、灌流のベースラインの流れは、より予測可能であり且つ眼内においてより少ない渦流を発生させるように設計されることができる。また、スリット状灌流ポートが、従来の灌流ポートよりも少ないスリーブ材料の除去を必要とするので、灌流スリーブの構造的な完全性を維持することが簡易化される。
前述を考慮すると、図1〜図9が本発明の限定するものではない例を示すことが当業者によって理解されるであろう。したがって、これら例示は、本明細書において考えられる独創的な水晶体超音波乳化吸引術用灌流スリーブのいくつかの変形例のみを描写し、且つ本発明の理解を助けることのみを目的として示される。
図1と図2とは、それぞれ、例示的な水晶体超音波乳化吸引術用灌流スリーブ100内に設置された水晶体超音波乳化吸引術用ニードル110の側面図と断面図とを提供する。灌流スリーブ100は、細長い弾性のチューブ状本体部分102を含み、細長い弾性のチューブ状本体部分102は、ニードル110の中空のシャフトの僅かな部分を除いた全体を囲むように構成される。したがって、ニードル110の先端部は灌流スリーブ110の遠位端部を越えて延在する。灌流スリーブは、拡大された区域104を更に具備し、拡大された区域104はチューブ状本体部分102の近位端部から延在し且つ水晶体超音波乳化吸引術用ニードル110のハブ112を囲むように構成される。従来の灌流スリーブと同様に、灌流スリーブ100は、シリコーン、又は眼科手術における使用に適切な他のしなやかな弾性材料から形成されうる。さらに、灌流スリーブ110の一般的な寸法は、実在の水晶体超音波乳化吸引術用ニードルに適合するように従来の灌流スリーブに概して対応することができる。したがって、従来の灌流スリーブと同様に、灌流スリーブ100は、患者の眼における小さい切開創(例えば長さが2mmよりも小さい切開創)を通した挿入に概して適切であり、且つ、振動する水晶体超音波乳化吸引術用ニードル110を眼の組織から隔離し且つ水晶体超音波乳化吸引術の手術中に切開創を効果的にシールするように働く。
使用中、水晶体超音波乳化吸引術用ニードル110のハブ112は、ネジ部114を使用して水晶体超音波乳化吸引術用ハンドピース(図示せず)内に螺入される。灌流スリーブの拡大された区域104も、従来技術に従って水晶体超音波乳化吸引術用ハンドピースに取り付けられ、場合によっては、灌流スリーブ100の拡大された区域104の内側に形成された雌ネジ部(図示せず)が使用される。したがって、灌流スリーブ100とニードル110との間の空間がチャネルを形成し、灌流流体は、チャネルを通って、矢印130によって示された方向に流れる。灌流流体は、灌流スリーブ100の遠位端部に向かってチャネルを通って流れ、様々な実施形態では、灌流スリーブ100の遠位端部と水晶体超音波乳化吸引術用ニードル110との間の空間若しくは従来の一つ以上の灌流ポート(図示せず)又はこれら両方を通って器具から眼内に抜け出す。灌流流体及び乳化された水晶体組織は、水晶体超音波乳化吸引術用ハンドピースを通して適用された吸引力を使用して中空のニードル110を通して眼から離れるように吸引される。
水晶体超音波乳化吸引術用灌流スリーブ110はいくつかのスリット状灌流ポート150を含む。二つの斯かるスリット状灌流ポート150は、図1、及び図1と対応する図3の詳細図において示される実施形態において可視化され、スリット状灌流ポート150の数、位置、及び詳細設計が実施形態毎に異なってもよいことが当業者によって理解されるであろう。本明細書において記述される灌流スリーブの様々な実施形態が、一つ以上のスリット状灌流ポート150に加えて、一つ以上の従来の灌流ポート(すなわち穴)を更に具備してもよいことが当業者によって更に理解されるであろう。これら実施形態では、従来の灌流ポートは、手術の通常の要求を満たすのに十分な灌流流体の「ベースライン」の流れを提供するように寸法が決められ且つ位置決めされ、一方、スリット状灌流ポートは、必要に応じて、例えば閉塞後サージに反応して追加の流れを提供する。
図3の詳細図では、灌流流体は、矢印130によって示される方向において灌流スリーブ100の内側を流れて、灌流スリーブ100とニードル110との間の空間から灌流スリーブ100の遠位端部に出てくる。(わかりやすくするために、ニードル110は図3〜図7から省略される。)他の実施形態では、灌流流体は、スリーブの端部から抜け出す代わりに、又はスリーブの端部から抜け出すことに加えて、灌流スリーブ100のチューブ状区域に沿って配置された従来の一つ以上の灌流ポートから眼内に抜け出してもよい。
図3では、相当な量の灌流流体がスリット状灌流ポート150から抜け出すことはない。このことは器具についての「通常の」状態を表し、この状態では、スリーブの内面310と外面320との間の圧力差が低いので、灌流流体の十分な流れが手術部位に供給される。一方、図4は、眼の前房内における圧力降下、例えば、閉塞が吸引用先端部から解除されて開放され又はニードル110の吸引用先端部から取り除かれたときに起きる急な圧力降下に対するスリット状灌流ポート150の反応を示す。このことが起きると、スリット状灌流ポートは、圧力降下に反応して広がり、すなわち開き、矢印430によって示されるような灌流流体の付加的な流れを可能とする。スリット状灌流ポート150の広がりの程度が灌流流体についての要求によって概して異なるであろうから、スリット状灌流ポート150が眼の前房内における圧力を調節するように働くことができることが当業者によって賛同されるであろう。
上述したように、スリット状灌流ポート150の数、位置、及び詳細設計は実施形態毎に異なってもよい。図3及び図4において描かれた実施形態には、灌流スリーブ100の長手方向の軸線に沿って方向付けられた直線状のスリットの形状の一つのスリット状灌流部分150だけでなくV字形状のスリット状灌流ポート150も含まれる。図5は、灌流スリーブ100の長手方向の軸線に対して所定の角度に向けられた直線状のスリットの使用を示す。図5に描かれた実施形態には、スリーブの軸線に対して約30°に向けられた二つのスリット状灌流ポート150が含まれ、他の実施形態には、他の角度、例えば約45°に向けられたスリットが含まれてもよい。更に他の実施形態には、湾曲したスリット状灌流ポート150、例えば半円又は他の円弧を形成するスリット状灌流ポート150が含まれてもよい。
いくつかの実施形態では、スリット状灌流ポート150は、通常の作動の間、流れのベースラインレベルを提供し、且つ、灌流スリーブの内面と外面との間における圧力降下に反応して追加の流れを提供すべく広がって開口するように、スリット状部分及び開口部分を含んでもよい。この方法の例が図6において描かれ、図6は、開いた「穴」の両側に二つのスリット状部分を含むスリット状灌流ポート150を示す。他の描かれた実施形態と同様に、灌流の流れは矢印130によって示される進路の方に進む。しかしながら、この実施形態では、灌流流れのベースラインの流れが、矢印630によって示されるようにスリット状灌流ポート150の開口部分を通した流れも含む。図7において見られるように、スリット状灌流ポート150は圧力降下に反応して広がり、このため、開口が拡大され、矢印630によって示される方向における灌流流体のより大きな流れが可能となる。
いくつかの実施形態では、スリーブの可撓性を高め且つ所望の広がりの程度を実現すべく、スリット状灌流ポート150の近くにおいて灌流スリーブ150の壁を薄くすることが必要であり又は有益でありうる。例示的な手法が図8において示され、図8は、スリット状灌流ポート150に近接した灌流スリーブ100の薄い領域を示す。描かれた実施形態では、薄くすることは、灌流スリーブ100の内面310をテーパー形状にすることによって実現される。しかしながら、他の手法、例えば外面320をテーパー形状にすること又は両方の面をテーパー形状にすることも可能であることが当業者によって理解されるであろう。
更に他の実施形態では、スリット状灌流ポート150はフラップ又は「カーテン」を含んでもよく、フラップ又は「カーテン」は、灌流スリーブの外面の一部と重なり、且つスリーブの内面と外面との間における圧力降下に反応して広がって開く。この手法の一つの例が図9A及び図9Bにおいて示される。フラップ950が、通常の作動の間、概して閉じられ、このことによって、ポートを通した灌流流体の流れがほとんど妨げられる。圧力降下に反応して、フラップ950は開き、このことによって、矢印930によって示される方向における灌流流体の追加の流れが可能となる。
水晶体超音波乳化吸引術用灌流スリーブの様々な実施形態の前述は例示及び例の目的で提供された。当然のことながら、本発明が、本発明の本質的特徴から逸脱することなく、本明細書において具体的に説明されたものとは異なる他の態様で実施されうることが当業者によって理解されるであろう。例えば、異なる実施形態に関連して上述された二つ以上の特徴が単一の実施形態において組み合わせられてもよい。したがって、本実施形態は、全ての点において例示的であって限定されるものではないとみなされるべきであり、添付の特許請求の範囲の意味及び均等範囲内においてなされる全ての変更が本明細書において包含されることが意図されている。
様々な実施形態において、スリット状灌流ポートは、チューブ状本体区域上において長手方向に向けられた直線状のスリット、チューブ状本体区域の長手方向の軸線に対して約45°に向けられた直線状のスリット、円弧形状のスリット、又はV字形状の(chevron-shaped)スリットでありうる。他の形状及び配置も可能である。いくつかの実施形態では、少なくとも一つのスリット状灌流ポートは、水晶体超音波乳化吸引術の手術中に灌流流体の第1の流れを可能とするように構成された開口部分と、チューブ状本体区域の内面と外面との間における圧力降下に反応して、第1の流れに対して灌流流体の増加せしめられた流れを可能とするように構成されたスリット状部分とを具備する。更に他の実施形態では、少なくとも一つのスリット状灌流ポートは、チューブ状本体区域の外面の一部と重なるフラップ(flap)であって、チューブ状本体区域の内面と外面との間における圧力降下に反応して開口するように構成されたフラップを具備する。また、前述された実施形態のうちのいくつかの実施形態では、少なくとも一つのスリット状灌流ポートに近接した少なくとも一つの薄い領域が具備されてもよい。
上述したように、スリット状灌流ポート150の数、位置、及び詳細設計は実施形態毎に異なってもよい。図3及び図4において描かれた実施形態には、灌流スリーブ100の長手方向の軸線に沿って方向付けられた直線状のスリットの形状の一つのスリット状灌流ポート150だけでなくV字形状のスリット状灌流ポート150も含まれる。図5は、灌流スリーブ100の長手方向の軸線に対して所定の角度に向けられた直線状のスリットの使用を示す。図5に描かれた実施形態には、スリーブの軸線に対して約30°に向けられた二つのスリット状灌流ポート150が含まれ、他の実施形態には、他の角度、例えば約45°に向けられたスリットが含まれてもよい。更に他の実施形態には、湾曲したスリット状灌流ポート150、例えば半円又は他の円弧を形成するスリット状灌流ポート150が含まれてもよい。

Claims (5)

  1. 水晶体超音波乳化吸引術用灌流スリーブであって、
    水晶体超音波乳化吸引術用ニードルのシャフトの一部を囲むように構成された、細長い弾性のチューブ状本体区域であって、遠位端部及び近位端部並びに内面及び外面を有する、細長い弾性のチューブ状本体区域と、
    該チューブ状本体区域の近位端部に形成された、拡大された区域であって、前記水晶体超音波乳化吸引術用ニードルのハブを囲むように構成され且つ水晶体超音波乳化吸引術用ハンドピースへの接続のために構成された、拡大された区域と、
    前記チューブ状本体区域の遠位端部に近接して形成された少なくとも一つのスリット状灌流ポートであって、前記内面と前記外面との間における圧力降下に反応して広がるように構成された少なくとも一つのスリット状灌流ポートと
    を具備する、水晶体超音波乳化吸引術用灌流スリーブ。
  2. 前記少なくとも一つのスリット状灌流ポートが、
    前記チューブ状本体区域上において長手方向に向けられた直線状のスリットと、
    前記チューブ状本体区域の長手方向の軸線に対して約45°に向けられた直線状のスリットと、
    円弧形状のスリットと、
    V字形状のスリットと
    のうちの少なくとも一つを具備する、請求項1に記載の水晶体超音波乳化吸引術用灌流スリーブ。
  3. 前記少なくとも一つのスリット状灌流ポートが、水晶体超音波乳化吸引術の手術中に灌流流体の第1の流れを可能とするように構成された開口部分と、前記チューブ状本体区域の内面と外面との間における圧力降下に反応して、前記第1の流れに対して灌流流体の増加せしめられた流れを可能とするように構成されたスリット状部分とを具備する、請求項1に記載の水晶体超音波乳化吸引術用灌流スリーブ。
  4. 前記少なくとも一つのスリット状灌流ポートが、前記チューブ状本体区域の外面の一部と重なるフラップであって、前記内面と前記外面との間における圧力降下に反応して開口するように構成された、請求項1に記載の水晶体超音波乳化吸引術用灌流スリーブ。
  5. 前記チューブ状本体区域が、前記少なくとも一つのスリット状灌流部分に近接した少なくとも一つの薄い領域を更に具備する、請求項1に記載の水晶体超音波乳化吸引術用灌流スリーブ。
JP2011542306A 2008-12-18 2009-12-14 鰓部付きの水晶体超音波乳化吸引術用灌流スリーブ Active JP5336605B2 (ja)

Applications Claiming Priority (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
US12/338,305 US8267891B2 (en) 2008-12-18 2008-12-18 Gilled phacoemulsification irrigation sleeve
US12/338,305 2008-12-18
PCT/US2009/067860 WO2010080356A1 (en) 2008-12-18 2009-12-14 Gilled phacoemulsification irrigation sleeve

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2012512713A true JP2012512713A (ja) 2012-06-07
JP5336605B2 JP5336605B2 (ja) 2013-11-06

Family

ID=41720536

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2011542306A Active JP5336605B2 (ja) 2008-12-18 2009-12-14 鰓部付きの水晶体超音波乳化吸引術用灌流スリーブ

Country Status (7)

Country Link
US (2) US8267891B2 (ja)
EP (1) EP2379030A1 (ja)
JP (1) JP5336605B2 (ja)
CN (1) CN102281841B (ja)
AU (1) AU2009335954B2 (ja)
CA (1) CA2747425C (ja)
WO (1) WO2010080356A1 (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2017196196A (ja) * 2016-04-27 2017-11-02 株式会社ニデック 手術器具

Families Citing this family (26)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7846134B1 (en) * 2006-06-23 2010-12-07 Timothy Nadolski Flexible walled cannula
US8864710B2 (en) * 2010-01-08 2014-10-21 Art, Limited Infusion sleeve with distendable port
CA2860511C (en) * 2012-01-05 2020-06-09 Becton, Dickinson And Company Split and side-ported catheter devices
US8852091B2 (en) 2012-04-04 2014-10-07 Alcon Research, Ltd. Devices, systems, and methods for pupil expansion
US20140107565A1 (en) * 2012-10-05 2014-04-17 Microsurgical Technology, Inc. Intraocular irrigator-aspirator tip component
AU2014209548B2 (en) * 2013-01-22 2018-08-23 Anuncia, Inc Systems and methods for shunting fluid
US11684511B2 (en) * 2013-03-15 2023-06-27 Johnson & Johnson Surgical Vision, Inc. Irrigation and aspiration sleeve for phacoemulsification
US9610193B2 (en) 2013-12-05 2017-04-04 Novartis Ag Forward flow impeding infusion sleeve and associated systems and methods
US9731065B2 (en) 2013-12-05 2017-08-15 Novartis Ag Devices, systems, and methods for tip vacuum control during aspiration
US10398813B2 (en) * 2015-02-27 2019-09-03 Marcos Sforza Harvesting cannula
US10561440B2 (en) 2015-09-03 2020-02-18 Vesatek, Llc Systems and methods for manipulating medical devices
JP2019502473A (ja) * 2016-01-04 2019-01-31 アルキオーネ・ライフサイエンシズ・インコーポレイテッドAlcyone Lifesciences, Inc. 脳卒中を治療するための方法および装置
US11357912B2 (en) * 2016-01-19 2022-06-14 Unomedical A/S Cannula and infusion devices
USD817483S1 (en) * 2016-04-07 2018-05-08 Coloplast A/S Anal irrigation catheter adapted for use in an anal irrigation system
USD828550S1 (en) 2016-04-07 2018-09-11 Coloplast A/S Connector of an anal irrigation system
USD837977S1 (en) 2016-04-07 2019-01-08 Coloplast A/S Replacement tubing with connectors adapted for use in anal irrigation system
US11179147B2 (en) 2016-10-14 2021-11-23 Michael Jerome Designs, LLC Devices for intraocular surgery
US20180207397A1 (en) * 2017-01-23 2018-07-26 Walk Vascular, Llc Systems and methods for removal of blood and thrombotic material
US20190060040A1 (en) * 2017-08-23 2019-02-28 William L. Barham High Volume Dental Suction Tip with Lower Volume Suction Port
US11678905B2 (en) 2018-07-19 2023-06-20 Walk Vascular, Llc Systems and methods for removal of blood and thrombotic material
CN209422040U (zh) * 2018-08-24 2019-09-24 北京水木天蓬医疗技术有限公司 一种金属液流套管
JP7013350B2 (ja) * 2018-09-21 2022-01-31 マニー株式会社 眼科用手術器具
CN114615958A (zh) * 2019-11-04 2022-06-10 爱尔康公司 用于眼科手术的冲洗套管
US20220257268A1 (en) * 2021-02-15 2022-08-18 Walk Vascular, Llc Systems and methods for removal of blood and thrombotic material
USD1013864S1 (en) 2021-08-26 2024-02-06 Deka Products Limited Partnership Fluid administration apparatus assembly
WO2023223145A1 (en) * 2022-05-20 2023-11-23 Johnson & Johnson Surgical Vision, Inc. Phacoemulsification and i/a sleeves

Citations (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH10243957A (ja) * 1997-03-06 1998-09-14 Japan Focus Kk 高吸引圧による手術に利用できる角膜虚脱防止装置
WO2000074615A2 (en) * 1999-06-04 2000-12-14 Alcon Universal Ltd. Phaco-emulsification needle
JP2001505800A (ja) * 1996-12-09 2001-05-08 スター・サージカル・カンパニー,インコーポレイテッド 水晶体乳化装置のための改良された灌注スリーブ
JP2002525173A (ja) * 1998-09-30 2002-08-13 アラーガン・セイルズ・インコーポレイテッド 水晶体超音波吸引装置のための灌注スリーブ
JP2008523959A (ja) * 2004-12-20 2008-07-10 ボシュ・アンド・ロム・インコーポレイテッド サージ抑制灌注/吸引管
JP2010540195A (ja) * 2007-10-05 2010-12-24 ハーマン、ウェスリー・ケイ 眼科手術に用いるプローブチップ及び注入スリーブ

Family Cites Families (69)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US645530A (en) 1900-01-06 1900-03-13 Amesbury Pneumatic Gear Company Vehicle-reach coupling.
US3805787A (en) 1972-06-16 1974-04-23 Surgical Design Corp Ultrasonic surgical instrument
US4808154A (en) 1983-10-26 1989-02-28 Freeman Jerre M Phacoemulsification/irrigation and aspiration sleeve apparatus
US4643717A (en) 1985-09-16 1987-02-17 Site Microsurgical Systems, Inc. Aspiration fitting adaptor
US4983160A (en) 1985-09-27 1991-01-08 Nestle S.A. Rigid transparent fluid conduit for ophthalmic surgical irrigation
US4787889A (en) 1985-09-27 1988-11-29 Coopervision, Inc. Rigid, transparent fluid conduit for surgical irrigation
US4681561A (en) 1986-01-24 1987-07-21 Coopervision, Inc. Ultrasonic decoupling sleeve
US4867141A (en) 1986-06-18 1989-09-19 Olympus Optical Co., Ltd. Medical treatment apparatus utilizing ultrasonic wave
US4867747A (en) 1987-03-23 1989-09-19 Yarger Richard J Surgical aspirator sleeve
US5030210A (en) * 1988-02-08 1991-07-09 Becton, Dickinson And Company Catheter valve assembly
US4897079A (en) 1988-07-22 1990-01-30 Allergan, Inc. Polymeric sleeve for surgical instruments
US4973321A (en) 1989-03-17 1990-11-27 Michelson Gary K Cannula for an arthroscope
US5255669A (en) 1989-04-12 1993-10-26 Olympus Optical Co., Ltd. Ultrasonic treatment apparatus
US4973319A (en) * 1989-05-10 1990-11-27 Therex Corp. Slit valve medical catheter
US5123903A (en) 1989-08-10 1992-06-23 Medical Products Development, Inc. Disposable aspiration sleeve for ultrasonic lipectomy
US5038756A (en) 1989-10-30 1991-08-13 Storz Instrument Company Needle interface boot for ultrasonic surgical instrument
US5084009A (en) 1990-04-18 1992-01-28 Mackool Richard J Fluid infusion sleeve for use during eye surgery
CA2071760A1 (en) 1991-09-23 1993-03-24 Alexander Ureche Infusion sleeve for surgical ultrasonic apparatus
US5188589A (en) 1991-10-10 1993-02-23 Alcon Surgical, Inc. Textured irrigating sleeve
US5199943A (en) 1991-12-12 1993-04-06 Alcon Surgical, Inc. Ultrasonic surgical handpiece
EP0625037A4 (en) 1992-02-05 1995-06-14 Inventive Systems Inc IMPROVED HANDPIECE FOR PHACOEMULSIFICATION.
US5397293A (en) 1992-11-25 1995-03-14 Misonix, Inc. Ultrasonic device with sheath and transverse motion damping
US5354265A (en) 1992-12-30 1994-10-11 Mackool Richard J Fluid infusion sleeve
US5286256A (en) 1992-12-30 1994-02-15 Mackool Richard J Fluid infusion sleeve
US5346502A (en) 1993-04-15 1994-09-13 Ultracision, Inc. Laparoscopic ultrasonic surgical instrument and methods for manufacturing the instruments
US5562609A (en) 1994-10-07 1996-10-08 Fibrasonics, Inc. Ultrasonic surgical probe
US5505693A (en) 1994-12-30 1996-04-09 Mackool; Richard J. Method and apparatus for reducing friction and heat generation by an ultrasonic device during surgery
US5486162A (en) 1995-01-11 1996-01-23 Fibrasonics, Inc. Bubble control device for an ultrasonic surgical probe
US6056735A (en) 1996-04-04 2000-05-02 Olympus Optical Co., Ltd. Ultrasound treatment system
EP0778750B1 (en) 1995-06-02 2003-10-01 Surgical Design Corporation Phacoemulsification handpiece, sleeve, and tip
US5645530A (en) 1995-08-28 1997-07-08 Alcon Laboratories, Inc. Phacoemulsification sleeve
US5634912A (en) 1996-02-12 1997-06-03 Alcon Laboratories, Inc. Infusion sleeve
US5984904A (en) 1996-08-22 1999-11-16 Bausch & Lomb Surgical, Inc. Sleeve for a surgical instrument
US5873851A (en) 1996-08-28 1999-02-23 Microsurgical Technology, Inc. Ophthalmic irrigator-aspirator having a flexible outer cannula
JPH1071166A (ja) 1996-08-30 1998-03-17 Nidek Co Ltd 超音波手術装置
US5941887A (en) 1996-09-03 1999-08-24 Bausch & Lomb Surgical, Inc. Sleeve for a surgical instrument
US6013046A (en) 1996-10-16 2000-01-11 Surgin Surgical Instrumentation, Inc. Sleeve shielded needles for phaco-emulsification devices
US5807310A (en) 1997-05-13 1998-09-15 Nexus Medical System, Inc. Llc Irrigation sleeve for an ultrasonic tip
US5928203A (en) * 1997-10-01 1999-07-27 Boston Scientific Corporation Medical fluid infusion and aspiration
US5919157A (en) 1998-04-28 1999-07-06 Strukel; Igor Shaped flexible infusion sleeve
AU4076099A (en) 1998-06-01 1999-12-20 Staar Surgical Company, Inc. Improved irrigation sleeve for phacoemulsification apparatus
US6132448A (en) 1998-06-19 2000-10-17 Stryker Corporation Endoscopic irrigated bur
JP2000033097A (ja) 1998-07-16 2000-02-02 Akira Shibata 外径1.6mmの灌流スリーブ
US6132436A (en) 1998-07-17 2000-10-17 Allergan Self-regulating phaco sleeve to reduce tissue burn
US6605054B2 (en) 1998-09-30 2003-08-12 Advanced Medical Optics Multiple bypass port phaco tip
US6398754B1 (en) 1998-09-30 2002-06-04 Allergan, Inc. Phaco tip with fluid bypass port
US6117151A (en) 1998-11-05 2000-09-12 Circuit Tree Medical, Inc. Eye incision temperature protecting sleeve
US6224565B1 (en) 1998-11-13 2001-05-01 Sound Surgical Technologies, Llc Protective sheath and method for ultrasonic probes
US6613056B1 (en) 1999-02-17 2003-09-02 Misonix, Inc. Ultrasonic probe with low-friction bushings
US20050283122A1 (en) * 2000-04-03 2005-12-22 Greg Nordgren Slit valves bridging between the tip and distal side wall of catheter tubes and methods
US6520929B2 (en) 2000-04-20 2003-02-18 Advanced Medical Optics Infusion sleeve for ophthalmic surgery
US6428501B1 (en) 2000-09-19 2002-08-06 K2 Limited Partnership U/A/D Surgical instrument sleeve
US20020156430A1 (en) * 2001-04-19 2002-10-24 Haarala Brett T. Catheter slit valves
US7014629B2 (en) 2002-12-13 2006-03-21 Alcon, Inc Tapered infusion sleeve portal
US7500947B2 (en) 2004-01-29 2009-03-10 Cannonflow, Inc. Atraumatic arthroscopic instrument sheath
US7435214B2 (en) 2004-01-29 2008-10-14 Cannuflow, Inc. Atraumatic arthroscopic instrument sheath
US7445596B2 (en) 2004-01-29 2008-11-04 Cannuflow, Inc. Atraumatic arthroscopic instrument sheath
US7276060B2 (en) 2004-02-26 2007-10-02 Alcon, Inc. Surgical handpiece tip
CA2576497A1 (en) 2004-04-15 2006-11-24 Richard J. Mackool Tapered infusion sleeve portal
US20050245886A1 (en) 2004-04-29 2005-11-03 Devine Terence M Anti-ocular chamber collapse sleeve
US7094229B2 (en) 2004-06-25 2006-08-22 Alcon, Inc. Surgical method and apparatus
US7066923B2 (en) 2004-06-25 2006-06-27 Alcon, Inc. Surgical method and apparatus using dual irrigation paths
US7601136B2 (en) 2004-07-20 2009-10-13 Takayuki Akahoshi Infusion sleeve
US7704244B2 (en) 2004-09-09 2010-04-27 Alcon, Inc. Surgical method
US7063680B2 (en) 2004-09-09 2006-06-20 Alcon, Inc. Surgical apparatus
US20080300531A1 (en) 2007-05-30 2008-12-04 Gills Jr James Pitzer Single infusion port apparatus and method for phacoemulsification
US7867190B2 (en) 2007-06-21 2011-01-11 Sage Products, Inc. Covered suction device
US10292861B2 (en) 2008-11-07 2019-05-21 Johnson & Johnson Surgical Vision, Inc. Rotational alignment of fluid delivery device
US20110319810A1 (en) 2010-06-23 2011-12-29 Alcon Research, Ltd. Curved Infusion Sleeve

Patent Citations (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2001505800A (ja) * 1996-12-09 2001-05-08 スター・サージカル・カンパニー,インコーポレイテッド 水晶体乳化装置のための改良された灌注スリーブ
JPH10243957A (ja) * 1997-03-06 1998-09-14 Japan Focus Kk 高吸引圧による手術に利用できる角膜虚脱防止装置
JP2002525173A (ja) * 1998-09-30 2002-08-13 アラーガン・セイルズ・インコーポレイテッド 水晶体超音波吸引装置のための灌注スリーブ
WO2000074615A2 (en) * 1999-06-04 2000-12-14 Alcon Universal Ltd. Phaco-emulsification needle
JP2008523959A (ja) * 2004-12-20 2008-07-10 ボシュ・アンド・ロム・インコーポレイテッド サージ抑制灌注/吸引管
JP2010540195A (ja) * 2007-10-05 2010-12-24 ハーマン、ウェスリー・ケイ 眼科手術に用いるプローブチップ及び注入スリーブ

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2017196196A (ja) * 2016-04-27 2017-11-02 株式会社ニデック 手術器具

Also Published As

Publication number Publication date
CA2747425A1 (en) 2010-07-15
EP2379030A1 (en) 2011-10-26
US20120116290A1 (en) 2012-05-10
WO2010080356A1 (en) 2010-07-15
CA2747425C (en) 2014-01-28
AU2009335954A1 (en) 2011-07-07
JP5336605B2 (ja) 2013-11-06
US8267891B2 (en) 2012-09-18
AU2009335954B2 (en) 2013-05-09
CN102281841B (zh) 2013-10-02
CN102281841A (zh) 2011-12-14
US20100160851A1 (en) 2010-06-24

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5336605B2 (ja) 鰓部付きの水晶体超音波乳化吸引術用灌流スリーブ
JP6334787B2 (ja) 一体型吸引ポンプを備えた水晶体乳化用ハンドピース
JP4664325B2 (ja) 洗浄/吸引チップ
US7967799B2 (en) Liquefaction handpiece tip
US9308127B2 (en) Probe tip and infusion sleeve for use in ophthalmological surgery
JP4473181B2 (ja) 外科方法および外科装置
US20060100653A1 (en) Infusion sleeve
JP2013513455A (ja) 一体型の吸引ポンプ及びカートリッジを備えた水晶体乳化用ハンドピース
US7704244B2 (en) Surgical method
US9889247B2 (en) Infusion sleeve with distendable port
US8864710B2 (en) Infusion sleeve with distendable port
EP1767173A1 (en) Surgical apparatus
US7601135B2 (en) Multi-port infusion sleeve
US20060206050A1 (en) Phacoemulsification tip
JP2007296364A (ja) 水晶体超音波乳化吸引手術用チップ
US20110046541A1 (en) Phacoemulsification Needle Tip with Interior Step
MXPA00010393A (en) Angulated phacoemulsification needle whose outer surface converges and inner channel narrows

Legal Events

Date Code Title Description
A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20130129

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20130131

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20130424

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20130702

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20130801

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 5336605

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

S111 Request for change of ownership or part of ownership

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313113

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313111

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250