JP2012511639A - 模様を備えた編み製品を製造する編み機および編み機用の針床 - Google Patents

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Abstract

模様を備えた編み製品を製造するための編み機が開示されている。この丸編み機は、少なくとも1つの針床(40)と、針床(40)上を移動可能に装着された編みツール(7)と、針床(40)に対して移動可能であって、編みツール(7)用の少なくとも2つの異なる通路を規定している少なくとも1つの編みセクションと、順次の選択ステップにおいて編みツール(7)を模様に従って少なくとも2つの通路に沿って移動させる少なくとも1つの模様デバイスと、を備えている。本発明によれば、模様デバイスは、各選択ステップにおいて、針床(40)上に隣接して置かれた少なくとも2つの編みツール(7)が同時に選択され、少なくとも2つの通路のうち全く同じ通路において制御されるように設計されている。

Description

本発明は、請求項1の前文に明示したタイプの編み機、すなわち、溝を備えた少なくとも1つの針床と、溝内を移動可能に装着された編みツールと、針床に対して移動可能であって、編みツール用の2つの異なる通路を規定している少なくとも1つのカムセクションと、編みツールを模様に応じて少なくとも2つの通路に連続する選択ステップに分割するのを可能にする少なくとも1つの模様デバイスと、を含む編み機および請求項16の前文に記載の針床、すなわち、編みツールとセレクタを受け入れる複数の溝を備えた編み機用の針床に関する。
丸編み機(circular knitting machine)または平形横編み機(flat knitting machine)として構成できる上記タイプの編み機は、ニードルシリンダ、ダイヤル、平床(flat bed)などとして構成された針床(bed)を有し、この針床は複数の並列溝を備えている。バットを備え、主にラッチ針または複合針(compound needles)として構成された編みツールは、溝内に移動可能に装着されている。模様付きの編み製品の製造は、カムのカム部品によって事前に決められた少なくとも2つの通路の一方の上に選択的に分配される編みツールのバットによって少なくとも1つの作業域において達成されている。これらの通路の一方は、例えば、糸(thread)、スライバ(sliver)などを受け入れることを目的とした位置にまで編みツールを案内するのに対して、他方の通路はいわゆる非編成通路(no-knit path)または通り抜け通路(through path)とも呼ばれ、この他方の通路によって案内された編みツールはそれぞれの作業域においてどの糸なども取り上げないようになっている(2方向手法)。このような構成は、主にカラー模様の製造に適している。しかし、ニットまたは構造化模様(structured patterns)も製造したり、ニットまたは構造化模様だけを製造したりする必要がある場合には、そのために選択した編みツールを掴み位置にまで案内する第3の通路がカムによって与えられている。
模様に従って編みツールを異なる通路上に分配するために、模様または選択デバイスが使用されているが、これらのデバイスは多数の変形が知られ、編みツールまたはジャックセレクタ、シンカ、制御スプリング、曲げオシレータ(bending oscillator)などに作用する働きをしており、これらのデバイスは個別的に前記編みツールに関連付けられ、編みツール自体にまたは編みツールと同じ針床(bed)の溝に配列され、機械的に、空圧的に、電気的に、磁気的にまたは電磁的に働く要素によって2または3つの位置の1つに個別的にまたは連続的に移動可能になっている(特許文献1、特許文献2、特許文献3、特許文献4、特許文献5、特許文献6、特許文献7)。
ハイパワーな編み機の場合には、編みツールの各選択ステップは、例えば、0.5秒−1.0秒に相当する非常に短い時間内に行なう必要があるので、相互に隣り合うように配列された編みツール、制御シンカなどに異なる高さレベルで配置されたバットを設けること、および個別的に制御可能な選択ブレード(blade)などの形体をした要素を前記レベルの各々で選択手段に設けることも知られている(特許文献8)。その結果、選択ステップで利用可能な時間期間を倍増することができ、選択プロセスがより高い信頼度で実施されることが可能である。
模様に応じた編みツールの選択に関する問題は、分割(division)が小さく、繊度(fitness)の高い編み機が適用されるときは未解決になっている。分割は、針床内に相互に隣り合うように置かれた2つの編みツールの平均的間隔を意味するものとして理解されているのに対し、繊度は針床内に相互に隣り合うように置かれたインチ当たりの編み針の数を示している。従って、60の繊度は、例えば、インチ当たり60本の編み針が配列されていること、つまり、直径が30インチのニードルシリンダの周囲に5655個の編みツールが配列されていることを意味し、この結果、分割は0.4mmである。このような場合のウェブ(web)および編みツールの厚さは、0.4mmmまたはそれ以上ではなく、わずか約0.2mmに相当し、繊度はE30である。このような精細な編みツールの確実な選択は、必要ならば、比較的低速の機械速度でおよび/または純粋に機械的に作動する選択手段で行なうことができる。しかし、より高速の機械速度では、わずか約0.2ms−0.5msに相当する時間期間が各選択ステップのために使用可能である場合には、確実な選択が可能であるのは、編みツール、制御シンカなどが、上述した例の場合におけるように、異なる高さレベルで配置されたバットを備えている場合だけである。しかし、このことは、複雑な機械構成が必要になるので望ましくない。
しかし、ファッション傾向の結果として、編み製品の製造は、例えば、E60までの非常に高い繊度をもつ編み機だけではなく、これらの編み機用に適した選択手段の場合も要求条件が増加している。このような理由のため、この要求条件に合致することがこれまでに可能であったのは、編み機が比較的高価でありおよび/または作業速度が低速である場合だけである。
編みツールがカム部品だけによって制御され、従って模様手段または選択手段のない編み機は、確かに知られている。この場合の編みツールの制御はそのバットがカムの領域内を通過することによって達成されている(特許文献9)。具体的には、この意味では、一方の上に他方が配置された複数のカム通路(cam track)をもつカムが知られており、そこでは編みツールのそれぞれのバットが案内されている。バットがどの高さで編みツール上に配置されているかに応じて、これらの各々は選択したカム通路に関連付けることができる。例えば、編みツールのバットをいわゆる斜めまたは対角インサートを使用して分配することも、複数の高さレベルでシングルまたはダブル配置に分配することも知られている(非特許文献1)。しかし、比較的小さな模様だけがこのタイプのカム構成で製造可能であり、さらに、これらのカム構成はカム部品の交換または切り替えによってのみ交換可能になっている。各個別編みツールを個別的に単独で選択ができないために、従来から前記の模様デバイスを使用してのみ可能であったように、この方法では、自由に選択可能な望ましい模様を生成することができなかった。
DE1585243A1明細書 DE-PS1173609明細書 DE2115332C3明細書 DE2164632A1明細書 DE3712673C1明細書 DE1635844C3明細書 EP0319007B1明細書 DE2117713C3明細書 DE−PS535173明細書 DE10321737A1明細書 DE2164632A1明細書
大型台丸編み機−模様編みの可能性 (Large plain circular knitting machine-patterning possibilities(Part 1) in ITB Strickerei/Wirkerei/Strickerei/Konferktion 1976, vol 2, pages 55 to 60)
上記の従来技術を出発点として、本発明の基礎を構成する技術的課題は、上述したタイプの編み機および針床(needle bed)を提供することであり、これにより、高繊度が望まれているときに構造とコスト支出を大幅に増加することなく、自由に選択可能な望ましい模様をもつ編み製品を製造することを可能にしている。
上記課題は、本発明によれば、各選択ステップにおいて、針床内に相互に隣り合うように置かれた少なくとも2つのそれぞれの編みツールが同じように同時に選択され、少なくとも2つの通路のうち全く同じ通路内に送り込まれるように模様デバイスが構成されることにより解決されている。
本発明は、例えば、E50またはE60の高繊度で製造される編み製品において、編み目から編み目に変化する模様が、例えば、E30またはそれ以下の低繊度の製品の場合におけるのと同じように気づかれないというテストによって確認された知識に基づいている。従って、本発明によれば、2つまたはそれ以上の直接に隣り合う編みツールが各選択ステップにおいて同じように同時に選択される場合には、結果的には、各選択ステップにおいて使用可能な時間期間がそれに応じて増加され、また編みツールの選択が従来では低繊度で編みツール用に一般に使用されていたのと同じ構造要素で編みツールの選択が行なえるという大幅な利点が得られる。従って、高繊度をもつ編み製品に模様を付けても、構造およびコスト支出が増加することがない。つまり、その増加は少なくとも大幅ではない。各2番目ごとの編み目またはそれ以上の編み目の後にだけ模様が変化するという状況が光学的に目立つことは稀である。
本発明のその他の利点のある特徴は従属請求項に記載されている通りである。
以下では、添付図面と関連付けて例示の実施形態を通して本発明について詳しく説明する。
ニードルシリンダおよび公知設計の関連カムを示す半径方向の概略断面図である。 図3に示すカムの展開図を内側から見た図である。 本発明による丸編み機のニードルシリンダを示す斜視図である。 図3に示すニードルシリンダの拡大詳細図である。 図5乃至図8は、本発明によるさらに2つの例示の実施形態を示す概略断面図である。 本発明の別の例示の実施形態を示す半径方向の概略断面図である。 図9のX−X線上の断面図である。
以下には、直径が30インチである回転可能ニードルシリンダを備えた丸編み機に基づいて本発明が詳しく説明されている。理解を容易にするために、公知の丸編み機の構造と動作方法が最初に説明され、これに続いて本発明に従って構成された丸編み機の基本的部分が説明されている。
図1は、通常のニードルシリンダの形体をしていて支持リング2に固定された針床(bed)1を備えた丸編み機を示している。この針床は機械フレーム(図示せず)に回転可能に取り付けられており、駆動モータによって駆動可能である駆動ギア(図示せず)に接続された外側ギアリングリム3を備えている。機械フレーム(図示せず)上に固定的に取り付けられたカムプレート4にカムが固着され、このカムは針床1を取り巻いて、その内側に複数のカムセクションを支えているカム支持体5を有しており、これらのカムセクションは針床1の周辺方向に相互に隣り合うように配置され、作業域(work area)または編成システム(knitting system)を形成している。図2は内側から見たカムセクション5aを示している。
針床1には、ウェブ(web)6で形成された複数の溝があり、ここでは、これらの溝は針床1またはニードルシリンダの回転軸に平行に配置され、ここでは、例えば、通常のラッチ針として構成された編みツール7を受け入れている。各編みツール7の下におよび編みツールと同じ針床1の溝にセレクタ8が配置されている。例示の実施形態では、編みツール7は回転軸に平行に移動できるように溝内に配置されているのに対し、セレクタ8は回転軸に平行に移動できるように溝内に配置されると共に回転軸に対し半径方向にピボット回転可能になっている。
編みツール7とセレクタ8は、それぞれが特にその後退(withdrawal)を目的としたバット7aと8aを有しており、これらのバットは、特に下述するようにカムの後退部品が関連付けられている。セレクタ8はさらにプリテンション付与スプリング(pretensioning spring)9を備えており、このスプリングはセレクタに半径方向のプリテンションを付与するためにセレクタに固着されているか、あるいはセレクタと一部品で作られている。
特に図2に示すように、丸編み機の作業域または編成システムを表している各カムセクション5aは関連の選択手段10を有し、この選択手段は、純粋にカムベースの制御システムとは異なる方法で針床1とカム支持体5の間の相対的動きを行なうとき、編みツール7が異なる通路、具体的には、編み通路(knitting path)、掴み通路(catch path)または非編成通路(no-knit path)または通り抜け通路(through path)を選択的に走行するのを可能にすることを目的としている。選択手段10はセレクタ8と一緒になって通常の模様デバイスを形成し、このデバイスによってカラー模様および/またはニット模様付きの編み製品が製造されるのを可能にしている。例示の実施形態では、模様デバイスはいわゆる3方向手法(3-way technique)を実行するのに役立っている。
図1および図2に示すように、セレクタ8は、第1のレバーアーム11と第2のレバーアーム12をもつダブルアームレバー(double-armed lever)から構成されている。これによってセレクタ8が針床1の溝の底15(図1)に支持されている丸いベアリングポイント(rounded bearing point)14がレバーアーム11と12の間に設けられている。このケースでは、図示の実施形態における構成は、第1のレバーアーム11が半径方向に突出したアンカ面(anchor face)16(図2)を備え、バット8aがほぼベアリングポイント(bearing point)14のレベルに位置し、第2のレバーアーム12が2つの持ち上げバット(raising butt)17と18をもつように構成され、これらのバットは一方が他方の上に置かれて、バット8aと同じように半径方向外側に向いている。さらに、セレクタ8aの上端には、好ましくは支持バット19として構成された面が設けられ、この面はその上に置かれた編みツール7と協働している。プリテンション付与スプリング9は関連の溝の底に面するセレクタ8の裏側に配置され、プリテンション付与スプリングがほぼ弛緩されたときセレクタ8がベアリングポイント14の周りをピボット回転し、その上部の第1のレバーアーム11が関連の溝の底15に突き当たることによってアンカ面16が溝内に後退し、これと同時に下部の第2のレバーアーム12が溝の底15に対して支持されたプリテンション付与スプリング9によって半径方向外側にプリテンションが付与され、その結果として持ち上げバット17、18が溝から半径方向外側に突出するようになっている。しかし、プリテンション付与スプリング9が図1に示すようにテンション下にある場合は、第1のレバーアーム11が外側にピボット回転し、第2のレバーアーム12が内側にピボット回転するので、アンカ面16が溝から半径方向外側に突出し、持ち上げバット17、18がそれぞれの溝内に後退するようになっている。
図2に示すように、一方が他方の上に置かれ、中央領域に分離カム部品(separating cam part)23を備えたくぼみ(recess)22をその間に残している2つのカム部品20、21は、各カムセクション5aにおいて編みツール7のバット7に関連付けられている。それぞれのカムセクション5aへの入り口に配置された選択手段10の1つがカム部品21の下に位置する領域にそれぞれが設けられている。このケースでは、「入り口(entrance)」とは、編みツール7とセレクタ8がカムに対して矢印の方向に移動するとき編みツール7とセレクタ8が最初に出会うそれぞれのカムセクション5aの始まりを意味するものとして理解される。さらに、選択手段10の下のカムセクション5aはカム部品24を有し、これはセレクタ8のバット8aに関連付けられ、カム部品20、21と同様にくぼみ25と分離カム部品26を備えている。最後に、セレクタ8の持ち上げバット17、17と関連付けられ、それぞれがセレクタ8用の編みカム28と掴みカム29を規定しているカム部品27は、それぞれカム部品24の下に存在している。編みカム(knitting cam)28は下部持ち上げバット17と協働して、その上を走行する持ち上げバット17を編み位置に相当する高さに持ち上げる働きをする。これに対して、掴みカム29は、上部持ち上げバット18と協働して、その上を走行する持ち上げバット18を掴み位置に相当する高さに持ち上げる働きをする。
セレクタ8の同じピボット回転位置がカムセクション5aへの入り口で得られることを保証するために、図1にだけ示すように、押圧部品(pressure part)30がそれぞれ各カムセクション5aへの入り口の前に設けられており、この押圧部品は外側から内側に上部持ち上げバット18に作用し、通過するすべてのセレクタ8をピボット回転させ、下部レバーアーム12がピボット回転して針床1のそれぞれの溝に戻る位置にしている(図1)。
図2に示すように、例示の実施形態では、選択手段10は編みツール7とセレクタ8の走行方向(矢印)に一方が他方の後に置かれた2つの制御マグネット31、32と、これらの制御マグネット31、32の間に置かれてその磁極面を同一面に結合する保持マグネット33と、を含んでいる。
次に、上述した丸編み機の動作方法について以下に説明する。
セレクタ8がシステムセクション5a内を走行するとき、このセレクタは最初に押圧カム30の作用領域内を通過し、この押圧カムは図1に示すようにその上部持ち上げバット18を押し付けるので、これは半径方向にピボット回転して針床1の関連の溝内に入り込み、それと同時にアンカ面16が選択手段10のマグネット構成に押し付けられる(図1も参照)。
制御マグネット31がアンカ面16を吸引しないで、セレクタ8を解放しまたは離すように制御される場合は、これはプリテンション付与スプリング9の影響を受けてベアリングポイント14の周りをピボット回転するので、第2のレバーアーム12に取り付けられたその持ち上げバット17、18が半径方向外側に移動され、針床1のそれぞれの溝から半径方向に通過する。矢印vの方向にさらに移動すると、これらは編みカム28の作用領域内を通過する。その結果、下部持ち上げバット17は編みカム28を形成するカム部品上を走行するので、関連セレクタ8が矢印vに直交しておよび針床1の回転軸に平行して(図2の矢印)持ち上げられる。編みカム28は、矢印vの方向に長くなるように構成されているので、選択されたセレクタ8の支持バット9が関連の編みツール7の下端に突き当たり、そのバット7aが分離カム部品23の上方に持ち上げられる。従って、これらの編みツール7は、編み位置に対応する最高位置にまでさらに持ち上げられるので、編み通路28a内を通り抜ける。これは、黒の矩形で表われたバット位置によって図2に示されている。
しかし、第1の制御マグネット31がアンカ面も吸引するように制御される場合は、これは後続の保持マグネット33上を通過するので、関連のセレクタ8は図1に示すようにピボット回転位置に残っていて、このピボット回転位置にある第2の制御マグネット32上に移動される。
この時点で、第2の制御マグネット32がアンカ面16を吸引するのではなくセレクタ8を解放するように制御される場合は、これはプリテンション付与スプリング9の影響を受けてベアリングポイント14の周りをピボット回転するので第2のレバーアーム12に取り付けられたその持ち上げバット17、18が半径方向外側にピボット回転する。しかし、この位置にあるとき、その持ち上げバット17は編みカム38の前部下降部分を通過したばかりであるので、この持ち上げバット17は、編みカム28に届くことなく、それに面するカム部品27の内面に当接している。その代わりに、さらに進むと、このセレクタ8の持ち上げバット18が掴みカム29の作用領域内を通過し、この掴みカムは掴み位置に対応する高さに持ち上げバット18を持ち上げるので、それぞれのセレクタ8の支持リング19が関連の編みツール7を掴み通路29aにまで持ち上げることになる。
しかし、第2の制御マグネットがアンカ面16を吸引し続けるように制御される場合は、これは後続の保持マグネット34上を通過するので、セレクタ8は図1に示すようにピボット回転位置のままにあり、掴みカム29によって持ち上げられることなく掴みカム29を通過して移動される。そのあと、関連の編みツール8のバット7aは分離カム部品23の下の通り抜け通路35を走行する。
編みツール7を編み通路、掴み通路、非編成通路または通り抜け通路28a、29aに分けることを完了したあと、すべてのセレクタ8は後退カム36がそのバット8aに作用することにより後退され、すべての編みツール7は後退カム37がそのバット7aに作用することによって再び図1に示すように開始位置まで後退されるので、新しい選択プロセスを後続のカムセクションまたはシステムで開始することできる。
このタイプの丸編み機および模様デバイスはこれらの詳細な説明と共に、例えば、特許文献10から公知であり、この文献は引用により本明細書の開示事項の主題の一部になっている。
図3および図4は、現在最良であると考えられる例示の実施形態に基づいて針床領域および丸編み機の模様デバイスにおける本発明の基本的変更を示す概略図である。特に図3から明らかであるように、本発明による丸編み機は、例えば、ニードルシリンダの形状をした針床(bed)40を含み、この針床は中心軸の方向に一方が他方の上に配置した2つのセクション40aと40bを有している。半径方向に突出した第1のウェブ(web)42は、中心軸に平行に配置され、その間に第1の溝43を有していて、セクション40aの周辺に構成されている。半径方向に突出した第2のウェブ44は、中心軸1に平行に配置され、その間に第2の溝45を有していて、セクション40bの周辺に構成されている。ウェブ42、44から離れていて、好ましくはシリンダ周辺全体に沿って延びている空隙、つまり、空きスペース40がセクション40aと40bの間に設けられている。
第1の溝は図4に一部だけが示されている編みツール7を受け入れる働きをし、この編みツールは図1と図2に示すように、例えば、通常のラッチ針であり、バット7aを有している。他方では、第2の溝はセレクタ8を受け入れる働きをし、このセレクタは図示の実施形態では、図1と図2に示すセレクタ8と全く同じように構成されている。従って、図3と図4の編みツール7とセレクタ8には図1と図2におけるのと同じ参照符号が使用されている。
しかし、図1と図2に示す公知の丸編み機との基本的な違いは、好ましくは編みツール7のダイヤルのサイズの半分である異なる繊度でセレクタ8が構成され、配置されていることと、およびその幅が2つの第1の溝43と1つの第1ウェブ42の和にほぼ相当するように第2の溝5が構成されていることである。例えば、編みツール7の繊度がE60であれば、セレクタ8の繊度はE30である。例えば、編みツール7の繊度がE50であれば、セレクタ8はE25の繊度で構成され、配置されることになる。さらに、第1と第2のウェブ42、44および溝43、45は、例えば、2つの第1の溝43とその間に置かれた第1のウェブ42が図3と図4に示すように第2の溝の上に配置されるように相互に対して配置されている。このことは、溝43、45の幅にほぼ相当する厚さをもつ編みツール7とセレクタ8を挿入したあと、2つの関連の編みツール(例:7x、7y)が図4に示すように各セレクタ(例:8x)の上に位置することを意味している。さらに、この構成は、一方では、編みツール7がその下端と共に空きスペース46内に突入し、他方では、各セレクタ8が持ち上げられたとき、針床40内で直接に相互に隣り合うように置かれた2つの隣接編みツール(例:7xと7y)の下端が、ここでは図4に示すように、好ましくは支持バット19として構成されている関連のセレクタ8xの上端に置かれるようになっている。
さらに、この例では編みツール7x、7yの間に支持バット19の上面によって前記支持ポイントが形成され、セレクタ8xが、例えば、ウェブ42、44およびその他の妨害物から離れたスペースの下に近接して配置されることが保証されている必要がある。これにより、厚いセレクタ8の上端を第2の溝の上端を越えて上方に移動させ、関連の薄い編みツール(例:7x、7y)の下端にペアで当接するように置き、そのあと、さらに上方に移動させて、図2を参照して説明したように編みツール7を持ち上げて編みツール7を掴み通路29aまたは編み通路28aに移動させることが可能になる。空きスペース46がなければ、この例示の実施形態では、セレクタ8をその上昇運動の期間に編みツール7の下面に当接して置くことが不可能になり、これは、そのようにすると、セレクタ8が第1のウェブ42に衝撃を与えるからである。
図5に示す本発明の別の例示の実施形態によれば、上述したダブル選択は、2番目ごとの第1のウェブ42(例:42r、)42s)が針床40の下方セクション40bまでウェブ44に面する下方の側で軸方向に延長され、図3および図4に示す空隙または空きスペース46にまたがる(bridge)ことによって達成される。これとは対照的に、間に置かれたそれぞれの第1のウェブ(例:42t、42u)の長さは未変更のままであるので、延長された第1のウェブ(42r、42s)の下端(図5)の間にそれぞれの空きスペース46aが形成され、その空きスペースは、図4の空きスペース46と同じように、延長されない第1のウェブ(例:42t、42u)の下端まで、従って針床40の2セクション40a、40b間の空隙にわたって第2のウェブ44の上端から延長される。従って、図3および図4に示す空きスペース46はこの例では横方向にほぼ閉じた複数の空きスペース46aに分割されている。これらの空きスペース40aの各々は、2つの第2のウェブ44間の間隔または2つの延長した第1のウェブ(例:42r、42s)間の間隔にほぼ相当する幅になっている。さらに、セレクタ8の上端は、延長された第1のウェブ42の上端間の前記空きスペース46a内に収まるように構成されている。全体的に、空きスペース46aの軸方向の寸法は、セレクタ8が最大のストロークで邪魔されずに編み位置まで進むのに十分は大きさになっている。
その他の面では、図3乃至図5の構成は、好ましくは、図2を参照して上述したものと同じになっている。このことは、セレクタ8のバット17、18が図示のように編みツール7のバット7aの厚さの2倍であることから明らかである。さらに、編みツール7のバット7の異なる位置が示すように、これらの選択は、常に直接に隣接する編みツール7でペアにかつ同時に行なわれる。例えば、2ペアのバット7ai、7ajと7ak、7alは持ち上げバットa7iまたは17kをもつセレクタ8に対応している。すなわち、バット17iまたは17jをもつセレクタ8は、それぞれバット7ai、7ajまたは7ak、7aiをもつ2つの編みツールを編み通路28aにまで持ち上げている。他方、選択手段10によって通り抜け通路に残されているバット18mまたは17oをもつセレクタ8は、バット7am、7anまたは7ao、7aoのペアでこれらに関連付けられた編みツール7が非編成通路35も通過することを可能にしている。最後に、バット18rをもつセレクタ8が示すようにバット7ar、7asをもつ2つの関連の編みツール7は同時に掴み通路29aに移動される。
図6は、図3および図4に示す例示の実施形態にほぼ対応する例示の実施形態を示している。しかし、これとは対照的に、編みツール48には第1と第2のセクション48a、48bがあり、これらは空きスペース46に配置された移行領域48cによって相互に接続されている。第1のセクション48aは主に第1のウェブ42によって形成された針床40の溝内に配置されている。移行領域48cは編みツール46のブレード(blade)の屈曲域によって得られるセクションを9含み、第1のウェブ42によって事前に決めた編みルール48の通常の分割t1によるよりも編みツール48の下端48dをペアで相互に近接して配置することを目的としている。下端48bの間隔を縮小すると、針床40の下方セクション40b内の第2のウェブ44の選択した厚さを若干大きくすることが可能になり、下端48d上に構成された編みツール48の表面の全面が持ち上げ操作時にセレクタ8の上部表面側に置かれるリスクがなくなる。図3乃至図5に示す例示の実施形態におけるのと同じように、編みツール48は、セレクタの分割t2のサイズのほぼ半分である分割t1で配置されている。
図7に示す例示の実施形態では、同じ部品に図6と同じ参照符号が付けられているが、この実施形態が図6の実施形態と異なっているのは、セレクタ8が第2のウェブ44によって形成された溝45内に完全に配置されている点である。これを可能にするために、編みツール48の移行領域48cがこの場合も編みスペース46内に配置されているのに対して、編みツール7の第2のセクション48bは、ウェブ44によって形成された第2の溝45内に突入し、その溝内でセレクタ8の上面を押し付ける量だけ針床40のセクション40bの方向に延長されている。このようにすると、編みツール48の持ち上げと後退運動の全期間に渡って、下部セクション48bが、すでに持ち上げ状態に位置しているセレクタ8zによって図6に示すように溝45内に案内されるという利点がある。その結果として、編み機の動作期間にもっと激しい振動が起った場合、編みツール48の下端48dが不本意にセレクタ8の上面からスリップすることがない。
本発明の別の例示の実施形態が図8に示されている。この実施形態は特に2つの側面で図7に示す実施形態とは異なっている。
最初に、各編みツール48はその下部領域をもつ第1の溝43内に常時配置されるのに十分な長さになっているだけである。他方、図7において第2のセクション48a、48bと移行領域48cをもつ部品は、ペアで相互の方向に屈曲した移行領域50aをもつ個別の中間ジャックセレクタ(補助シンカ)50として構成されている。これらの中間ジャックセレクタ50は上端と共に第1の溝43内に突入し、下端と共に第2の溝44内に突入するのに十分な長さになっており、第2の溝の幅は、好ましくは下端50cの幅の2倍よりもわずかだけ大きくなっている。中間ジャックセレクタ50は、一方の側では編みツール48の下端と接触し、他方の側ではセレクタ8の上端と接触している概略図で示した接触面51または52に沿って位置し、これらがその動きを編みツール48に(またはその逆に)伝えるようにしている。
第2に、図5と同じように、2番目ごとの第1のウェブ(例:42r、42s)は針床40のセクション40bまで延長されている。このケースでは、選択した構成は編みツール48の下方領域が全ストローク期間第1の溝内に配置され、その下側の軸方向の長さが非延長のウェブ(例:42t、42u)で決まるのに対して、セレクタ8はその全ストローク期間第2の溝内に配置されるようになっている。さらに、異なる運動ストローク期間、中間ジャックセレクタ50は、その移行領域50aが図5にも示すように空きスペース46a内に残っているために、非延長の第1のウェブ42(例:42t、42u)に衝突しないように移動される。しかし、中間ジャックセレクタ50の上端と下端50b、50cは第1と第2の溝43または45内に永続的に案内される。
最後に、図8は、中間ジャックセレクタ50の移行領域50aが第2の溝45内に完全にまたは部分的に配置されることも可能であることを示しているが、これはこれらの幅が十分に大きいためである。
上述した中間ジャックセレクタ50は図6と図7に示す例示の実施形態におけるものと同じように設けることも可能である。
編みツール48の下部領域の案内をより良好にするために各第1のウェブ(例:42r、42s)の対応する延長部を、図6と図7に示す例示の実施形態において設けることも可能である。
これまでに説明してきた例示の実施形態のすべては、模様デバイスがセレクタ8と共に働き、セレクタ8が編みツール7、48に比べて厚さが大きくなっているため、通常の選択手段を使用して模様に従って選択できるという原理に基づいている。しかし、厚さがサイズの半分だけである編みツールはセレクタ8によってペアで持ち上げられている。すなわち、電磁石などによって実行される各選択ステップのあと、各持ち上げられたセレクタ8は、例えば、上述したカム部品によって2つの隣接編みツール7を同時に掴み通路または編み通路にまで持ち上げている。従って、カラーまたはニット模様では、編み製品において相互に隣り合うように置かれた2つの編み目は常時同じになっている。すなわち、同じカラーまたは編み構造で構成されている。その結果、特にセレクタ8の電磁的選択の場合には、選択プロセスでは2倍の時間が利用可能になり、編みツールの高繊度に相当する繊度でセレクタを構成して選択する必要がある場合よりも2倍の厚さに構成できるという別の利点が得られる。
セレクタ8が編みツール7または8と同じ分割で製造され、これらと同じ溝内に配置される場合も同じ利点が得られる。このケースでは、選択手段は針床40内で相互に隣り合うように置かれた2つのセレクタ8を、同時にかつ一回の選択ステップであらかじめ決めた位置になるようにピボット回転または移動するように構成されることもできる。これを詳しく示したのが図9と図10の概略図であり、そこには特許文献7による模様デバイスが示されている。この例示の実施形態では、編みツール53は受け入れ手段54を備え、そこにはセレクタ55がピボット回転可能に取り付けられている。この例では、この選択は電磁的選択手段56によって行なわれており、この電磁的選択手段はセレクタ55の方向に移動可能であるフロントニードルの形体になった制御要素57を有している。フロントニードルの先端57aによって、弾性的衝撃をセレクタ55に与えることができる。例えば、この衝撃は、セレクタがピボット回転して図9に実線で示す位置から出て図9に破線で示す位置に入り、その結果、下部バット55aが受け入れ手段54内に後退され、他方ではバット55bがピボット回転して受け入れ手段54から出るようになっている。これに対して、本発明によれば、制御要素57は、少なくとも2つのセレクタ55およびこれらの2つのセレクタ55の間に置かれたウェブ58の厚さの和とほぼ正確に同じサイズである厚さを備えている(図10)。代替的に、先端57aにこのような厚さを設けるだけで十分な場合もある。この両方の方法によると、各選択ステップにおける従来の一つの選択の代わりに、針床内に一方が他方に隣り合うように置かれた2つの編みツールが同時に選択されて、選択した通路に送り込まれることができる。従って、制御要素57を移動させるときの頻度は、1つのセレクタ55だけがそれぞれ各衝撃のつどピボット回転させる必要のある場合の半分になる。
同じような模様デバイスは純粋に機械的手段で構成することもできる。例えば、特許文献11による模様デバイスから発想すると、通常の模様ドラムに挿入されたピン、カムなどの形体をした各制御要素を、針床内で2つの隣接編みツールの分割のほぼ2倍の幅にすることが可能になる。このケースでは、対応する繊度をもつセレクタおよびより高い繊度をもつ関連の制御要素を使用すると、模様デバイスが各選択ステップにおいて精細な分割をもつ2つの編みツールを選択することも可能になる。
本発明は、上述してきた丸編み機および針床の例示の実施形態に限定されず、これらの例示の実施形態は、様々な方法で幅広く変更することができる。このことは、特に選択ステップごとに選択可能な編みツールの数にも当てはまる。上述した二重選択とは対照的に、2つ以上、例えば、3または4つの編みツールを各選択ステップにおいて同時に選択し、これらを全く同じの通路、例えば、編み通路内に送り込むことが可能になる。以上から明らかであるように、本発明は特に高繊度の編み機用に適用すると好都合であり、約E40からの繊度の場合に特に利点がある。さらに、本発明は、他のセレクタおよび選択要素が代わりに使用できるので、上述したセレクタに限定されない。セレクタを完全に省き、選択要素またはその制御要素がピボット回転可能な編みツールに直接に作用することも可能である。上記とは別に、以上から明らかであるように、本発明による編みツールの選択は、プラッシュ(plush)および/またはハイパイル(high-pile)編み機だけでなく平形横編み機での模様の製造にも応用可能であり、本発明は、針床がダイヤルとして構成することも可能である丸編み機で実施すると特に利点がある。さらに、他の選択手段または模様デバイスを使用することもできる。特に、選択手段はどのような望ましい方法でも構成することが可能で、例えば、曲げオシレータ(bending oscillator)、空圧的または電磁的手段を使用した機械的手段、純粋に電気的手段でもって、セレクタまたは制御要素の選択を行なうことができる。最後に、以上から理解されるように、上述し、図示したものとは異なる組み合わせで異なる特徴を適用することもできる。
1 針床
2 支持リング
3 外側ギアリム
4 カムプレート
5 カム支持体
5a カムセクション
7 編みツール
7a、8a バット
8 セレクタ
9 プリテンショニングスプリング
10 関連の選択手段
11 第1のレバーアーム
12 第2のレバーアーム
14 ベアリングポイント
15 底
16 アンカ面
17、18 持ち上げバット
19 支持バット
20、21 カム部品
22、25 くぼみ
23、26 分離カム部品
24、27 カム部品
28 編みカム
28a 編み通路
29 掴みカム
29a 掴み通路
30 押圧カム
31、32 制御マグネット
33 保持マグネット
37 後退カム
40 針床
40a、40b セクション
41 中央軸
42、44 ウェブ
43 第1の溝
44 第2のウェブ
45 第2の溝
46 空きスペース
48 編みツール
48a、48b 第1と第2のセクション
48c 移行領域
48d 下端
50 中間ジャックセレクタ(補助シンカ)
50c 下端
51、52 接触面
53 編みツール
54 受け入れ手段
55 セレクタ
55a 下方バット
56 電磁的選択手段
57 制御要素
57a 先端
58 ウェブ

Claims (19)

  1. 模様を備えた編み製品を製造する編み機であって、溝(43)を備えた少なくとも1つの針床(40)と、溝(43)内を移動可能に装着された編みツール(7、48、53)と、針床(40)に対して移動可能であって、編みツール(7、48、53)用の2つの異なる通路(28a、29a、35)を規定している少なくとも1つのカムセクション(5a)と、連続する選択ステップにおいて編みツール(7、48、53)を模様に応じて少なくとも2つの通路(28a、29a、35)に分割するのを可能にする少なくとも1つの模様デバイス(8、10と54、56)と、を含む編み機において、模様デバイス(8、10と54、56)は、各選択ステップにおいて針床(40)内で相互に隣り合うように置かれた少なくとも2つのそれぞれの編みツール(7、48、53)が同じように同時に選択され、少なくとも2つの通路(28a、29a、35)のうち全く同じ通路に送られるように構成されていることを特徴とする編み機。
  2. 模様デバイスは、選択手段(10)と、針床(40)内で相互に隣り合うように置かれた少なくとも2つ編みツール(7、48)に関連していて、各選択ステップにおいて少なくとも2つの位置の一方に選択手段(10)によって移動可能であるセレクタ(8)と、を有していることを特徴とする請求項1に記載の編み機。
  3. 模様デバイスが複数の前記セレクタ(8)を有しているものにおいて、針床(40)内で相互に隣り合うように置かれた少なくとも2つのそれぞれの編みツール(7、48)は各セレクタ(8)に関連しており、セレクタ(8)の一方は、各選択ステップにおいて選択手段(10)によって少なくとも2つの位置の一方に移動可能であることを特徴とする請求項2に記載の編み機。
  4. 各々が1つの編みツール(48)を受け入れる第1の溝(43)をもつ第1のセクション(40a)と、各々が1つのセレクタ(8)を受け入れる第2の溝(45)をもつ第2のセクション(40b)と、を含み、第1の溝(43)は第1の分割で配列され、第2の溝(45)は第1の分割の少なくとも2倍に相当する第2の分割で配列されており、針床(40)の2つのセクション(40a、40b)は少なくとも1つの空きスペース(46、46a)だけ相互から分離されていることを特徴とする請求項3に記載の編み機。
  5. 空きスペース(46)において、セレクタ(8)の上端は、少なくとも2つのそれぞれが関連の編みツール(48)の下端(48d)に作用してこれらの編みツールを少なくとも2つの通路(28a、29a、35)上に分配することが可能であることを特徴とする請求項4に記載の編み機。
  6. 編みツール(48)は第1のセクションと第2のセクション(48a、48b)を有していて、これらのセクション(48a、48b)は移行領域(48c)によって接続されており、移行領域(48c)は空きスペース(46)内に配置され、第2のセクション(48b)はセレクタ(8)に関連していることを特徴とする請求項4または請求項5に記載の編み機。
  7. 編みツール(48)とセレクタ(8)の間に中間ジャックセレクタ(50)が配置されていることを特徴とする請求項4または請求項5に記載の編み機。
  8. 編みツール(48)の下端(48d)または中間ジャックセレクタ(50No下端は第2の溝(45)内に突入していることを特徴とする請求項6または請求項7に記載の編み機。
  9. 針床(40)はニードルシリンダであって、そこでは2つのセクション(40a、40b)が少なくとも1つの空きスペース(46、46a)だけ相互から軸方向に間隔が置かれており、第1のセクション(40a)は上部領域に配置され、第2のセクション(40b)はその下に位置するニードルシリンダの領域に配置されていることを特徴とする請求項4乃至請求項8のいずれかに記載の編み機。
  10. セレクタ(8)は、編みツール(7、48)の下端(48d)からの厚さの少なくとも2倍に相当する厚さを全体にわたって有していることを特徴とする請求項4乃至請求項9のいずれかに記載の編み機。
  11. 模様デバイスは、個別的に編みツール(53)に関連付けられていて、ピボット回転可能におよび/または移動可能に装着されて前記少なくとも2つの位置に移動可能であるセレクタ(5)を含み、模様デバイスは制御要素(57)を持つ選択手段(56)を有し、各選択ステップにおいて、針床(40)内で相互に隣り合うように置かれた少なくとも2つのセレクタ(55)が少なくとも2つの位置のうち全く同じ位置にまで同時に移動可能であることを特徴とする請求項1に記載の編み機。
  12. セレクタ(53)は編みツール(53)の受け入れ手段(54)においてピボット回転可能に装着されていることを特徴とする請求項11に記載の編み機。
  13. 制御要素(53)はフロントニードルであることを特徴とする請求項11または請求項12に記載の編み機。
  14. 制御要素は制御ドラム内に挿入されたカムであることを特徴とする請求項11または請求項12に記載の編み機。
  15. 編みツール(7、48、49)は少なくともE40の繊度で針床(40)内に配列されていることを特徴とする請求項1乃至請求項14のいずれかに記載の編み機。
  16. 編みツールとセレクタを受け入れる複数の溝を備えた編み機用の針床であって、針床は、編みツール(7、48)を受け入れることを目的とした第1の溝(43)をもつ第1のセクション(40a)およびセレクタ(8)を受け入れることを目的とした第2の溝(45)をもつ第2のセクションを含み、第1の溝(43)は第1の分割で配列され、第2の溝(45)は第1の分割を少なくとも2倍したものに相当する第2の分割で配列されており、2つのセクション(40a、40b)は少なくとも1つの空きスペース(46、46a)だけ相互から分離されていることを特徴とする針床。
  17. 第1の溝(43)は第1のウェブ(42)によって形成され、第2の溝(45)は第2のウェブ(44)によって形成されていて、第1のウェブ(42)の一部は第1のセクション(40a)を越えて突出した延長部をもつ長いウェブ(42r、42s)から構成され、第1のウェブ(42)の残り部分は第1のセクション(40a)を越えて延長していない短いウェブ(42t、42u)であり、第1のセクション(40a)を越えて突出した第1の長いウェブ(42r、42s)の各々の2つの延長部の間に別の空きスペース(46a)がそれぞれ形成されていることを特徴とする請求項16に記載の針床。
  18. 針床がニードルシリンダであって、そこでは少なくとも1つの空きスペースだけ相互から2つのセクション(40a、40b)が分離されており、第1のセクション(40a)は上部領域に配置され、第2のセクション(40b)はその下に位置するニードルシリンダの領域に配置されていることを特徴とする請求項16または請求項17に記載の針床。
  19. 第1の溝(43)は少なくともE40の繊度に応じて構成され、第2の溝(45)は最大でもE20の繊度に応じて構成されていることを特徴とする請求項16乃至請求項18のいずれかに記載の針床。
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