JP2012255695A - 情報提供装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】将来の走行の経路選択性の判断向上を支援可能な走行情報を提供する。
【解決手段】取得し亜自車両の出発地と目的地の2地点間の1または2以上の経路に関する走行情報を取得する走行情報取得部と、上記2地点間の経路に関する走行情報の取得を開始する開始時刻を取得する開始時刻取得部と、上記2地点間の経路のうちの特定経路を自車両が走行した場合の走行結果情報を提示する走行情報提示部と、を備える。そして、上記走行情報提示部は、上記2地点間の経路のうち、自車両が実際に走行していない経路である非走行経路を仮想的に走行したとした場合の仮想走行結果情報を提示する。
【選択図】 図2

Description

本発明は、車両の走行に関する情報を提供する技術に関する。
車両の走行情報を提供する技術としては、例えば特許文献1に記載される装置がある。この特許文献1では、目的地までの複数の経路を提示し、運転者がその提示された複数の経路の中から1つを選択すると、選択された経路に対する経路誘導を行う。
特開2010−32537号公報
特許文献1の技術では、運転者が選択した経路に対する経路情報(経路誘導)を提供する。このため、運転者は、自分が選択しなかった経路についての情報を知ることはできない。この結果、自分が選択した経路が正しかったかどうかに関して、確信が持てない可能性がある。
本発明は、上記のような点について着目したもので、実際には走行していない経路を走行したとした場合の判断情報を提供することを目的としている。
上記課題を解決するために、本発明は、本発明は、自車両の出発地と目的地間の経路に関する走行情報と、これらの走行情報の取得を開始する開始時刻とに基づき、自車両が走行した走行結果情報と、出発地と目的地間の経路のうち、自車両が走行していない経路である非走行経路を仮想的に走行した場合の仮想走行結果情報とを提示するようにした。
本発明によれば、運転者が実際に走行していない非走行経路を走行した場合の走行情報(仮想走行結果情報)を提示する。このため、運転者は、実際には走行していない経路を走行した場合に、例えば仮想走行結果情報として、自車両がどの位置に達しているかについて知ることができる。
このように、本発明によれば、運転者は、実際には走行していない経路を走行したとした場合の判断情報を得ることが出来る。この結果、運転者は、自分が選択した経路が正しかったかどうかに関して判断することが可能となる。
本発明に基づく第1実施形態に係るシステム構成を示す図である。 本発明に基づく第1実施形態に係る情報提供装置の処理を説明するフローチャート図である。 本発明に基づく第1実施形態に係るプローブサーバの処理を説明するフローチャート図である。 プローブサーバの処理における概念図である。 本発明に基づく第1実施形態に係る情報提供例を示す図である。 本発明に基づく第2実施形態に係るシステム構成を示す図である。 本発明に基づく第2実施形態に係る情報提供装置の処理を説明するフローチャート図である。 本発明に基づく第2実施形態に係るプローブサーバの処理を説明するフローチャート図である。 本発明に基づく第2実施形態に係る情報提供例を示す図である。 本発明に基づく第3実施形態に係る、実施の走行情報を利用した、最速経路探索のためのリンクコスト更新の処理を説明する図である。
「第1実施形態」
次に本発明の実施形態について図面を参照して説明する。
(構成)
まず、図1を用いて、本実施形態の情報提供装置を含む情報提供システムの構成について説明をする。
本実施形態の情報提供装置100は、出発地と、運転者が入力デバイス120を操作して指定した目的地との2地点の情報を取得すると、上記2地点間の経路のうち、実際には自車両が走行しない経路(非走行経路)の少なくとも1一つの非走行経路に関する走行情報を仮想走行結果情報として提供する装置である。本実施形態では、上記出発地は経路探索したときの自車両位置とする。
ここで、本実施形態の情報提供装置100では、情報を提供する経路は、複数経路の探索結果を出力デバイス140を通じて提供して運転者に経路の選択を促し、その促しに応じて運転者が入力デバイスを介して選択した経路とする。
また、提供する情報は、当該時刻に、自車両が走行していない非走行経路上を走行する他車両から得られる走行情報を元に作成する。ただし、走行する車両が存在しない場合は、非走行経路上を過去に走行した車両のプローブ情報からこれを補間する。当該時刻とは、上記2地点間の経路のいずれかを自車両が実際に走行している時刻である。
本実施形態の情報提供装置100を含む情報提供システムは、図1に示すように、情報提供装置100と、プローブ収集提供装置200と、プローブサーバ300とを備える。上記情報提供装置100、及びプローブ収集提供装置200は、車両に搭載されている。ここで、情報提供装置100が搭載される車両を、情報提供車両とも呼び、プローブ収集提供装置200が搭載される車両をプローブ収集車両とも呼ぶ。情報提供車両とプローブ収集車両とは一致していなくても良い。情報提供装置100、及びプローブ収集提供装置200は、例えばナビゲーション装置で構成されて、車両に対して着脱可能となっていても良い。
情報提供装置100は、運転者の指示に応じて情報を呈示する装置である。プローブ収集提供装置200は、プローブ収集車両の位置情報や速度情報などの車両情報(プローブ情報)、特に車両の走行情報を、無線通信によってプローブサーバ300にアップロードする装置である。プローブサーバ300は、各プローブ収集車両のプローブ収集提供装置200からアップロードされるプローブ情報を受信して、そのプローブ情報をプローブデータベース301に蓄積する処理を行う。
情報提供装置100は、図1に示すように、主制御装置110、スイッチや音声入力マイクなどの運転者が入力操作を行う入力デバイス群120、車両信号取得センサやGPS受信機などのセンサ類130、ディスプレイやスピーカなどの出力デバイス群140を備える。入力デバイス群120は、運転者が目的地を指定(選択)する装置である。センサ類130は、出発地や時刻を取得する装置である。出力デバイス群140が情報呈示の出力部となる。
主制御装置110は、経路探索部112と、経路案内部113と、通信部111と、出力制御部114とを備える。
経路探索部112は、入力デバイス120によって指示された目的地と、GPSセンサ132によって得られる車両の現在位置との間の経路を探索する。上記現在位置が出発地となる。経路探索は、公知のナビゲーション装置で採用されているシステムの処理で実施すれが良い。
経路案内部113は、経路探索部112で探索された経路のうち、運転者によって入力デバイス120を介して案内を指示された経路に従って経路案内情報を生成する。
通信部111は、経路探索部112によって探索された複数経路のうち、走行情報を取得する経路として指示された経路とその目的地と出発地、情報取得開始時刻などを含む要求情報(要求信号)をプローブサーバ300上にアップロードしたり、プローブサーバ300が送信した非走行経路である情報取得経路上の走行情報をダウンロードする。
出力制御部114は、プローブサーバ300からダウンロードした情報取得経路上の走行情報と、経路案内部113が生成した経路案内情報などの呈示情報を出力デバイス140で呈示する際の出力を制御する。
またプローブ収集提供装置200a、200b、200cは、センサ類130、データロガー212、通信部211を備える。プローブ収集提供装置200a、200b、200cは、以下プローブ収集提供装置200と記載する。
センサ類130は、車両信号取得センサやGPS受信機などからなり、プローブ収集車両の位置情報その他の走行情報を取得する。データロガー212は、センサ類130が取得した走行情報を通信に適した形式に加工して蓄積する。通信部211は、データロガー212が加工した情報をプローブ情報としてプローブサーバ300にアップロードする。
プローブサーバ300は、プローブデータベース301と情報取得経路情報生成部302とを備える。プローブデータベース301は、プローブ収集提供装置200からアップロードされるプローブ情報を逐次保持する。情報取得経路情報生成部302は、情報提供装置100からアップロードされた要求情報に基づき、経路に関する走行情報をプローブデータベース301を参照して生成する。
次に、情報提供装置100の処理動作の一例を、図2を参照して説明する。
情報提供装置100は、ステップS100にて、運転者が入力デバイス120を操作することで、目的地を設定したことを検出すると情報提供のための作動を開始して、ステップS101に移行する。一方、目的地の設定を検出しない場合には、目的地の設定を検出するまで、予め設定した時間間隔で上記ステップS100の処理を繰り返す。若しくは、情報提供装置100は、目的地の設定の検出を契機として作動する。
ステップS101では、経路探索部112が、自車両の現在位置(出発地)から検出した目的地までの経路を探索する。自車両の現在位置(出発地)がGPSで取得する。
次に、ステップS102では、経路探索の結果、複数の経路が見つかったかどうかを判定する。複数の経路を探索した場合には、ステップS103に移行する。一方、経路が複数ない場合は、ステップS110に移行する。
ステップS110では、経路案内部113が通常の経路案内の処理を開始し、出力デバイスを使用して運転者の経路情報(走行情報)を提示する。そして、目的地まで経路案内が終了すると、処理を終了する。経路案内の処理は、公知の処理を採用すれば良い。
一方、複数の経路が見つかってステップS103に移行すると、運転者に対し、実際に走行する経路の入力を促し、その促しに応じて運転者が入力(選択)した経路を実走行経路として取得する。その後、ステップS104に移行する。
ステップS104では、運転者に対し、実際には走行しないが情報を取得する経路の入力を促し、その促しに応じて運転者が入力(選択)した非走行経路(以下、情報取得経路とも呼ぶ)を取得する。その後、ステップS105に移行する。
ステップS105では、S103で選択された実走行経路に従って経路案内を開始する。
またステップS106では、S100で設定された目的地と、経路探索をした際の出発地、S104で選択された情報取得経路、実際に走行を開始した開始時刻を通信部111を使ってプローブサーバ300にアップロードする。
ここで、選択された選択経路の情報は、道路のリンク列として表現される。このため、情報提供装置100は、通信部111から、例えば、情報取得経路の情報としてリンク列をアップロードする。または、プローブサーバ300と情報提供車両との双方に対し同じ道路地図情報と経路探索部を用意する。そして、選択経路を特定可能な検索条件や経由地の情報のみをアップロードして、プローブサーバ300上で経路を再計算してもよい。
ステップS107では、出力制御部114が、通信部111を通じて、プローブサーバ300が提供(送信)する、指定した情報取得経路に関する走行情報を取得する。
ステップS108では、出力制御部114が、出力デバイス140を通して、取得した走行情報を運転者に提示する。
次に、ステップS109では、指定した経路全てに関する情報取得が完了したか否かを判定する。完了したと判定すると、処理を終了する。一方、完了していないと判定した場合には、ステップS107に移行する。これによって、ステップS107,S108の処理を繰り返すことで、指定した経路全てに関する情報を提供する。
次に、プローブサーバ300の処理動作の一例について、図3及び図4を参照して説明する。
プローブサーバ300は、ステップS201において、情報提供装置100から、目的地、出発地、情報取得経路、情報取得開始時刻として実際の走行開始時刻を含む要求信号を入力すると、処理を開始してステップS202に移行する。
ここでは、経路の情報を道路のリンク列として持ち、リンクの接続点をノードと呼ぶ。そして、リンク毎に、リンク通過予測時間tnmを計算することで、経路全体の各リンク端における通過時刻を予測していく。
ステップS202では、最初に着目すべきリンクとして、出発地から、当該出発地が存在するリンクの進行方向側の終端までを選択する。また、出発地を出発する時刻Tmとして、S201で受け取った情報取得開始時刻を設定する。その後ステップS203に移行する。
ここで、最初に着目するリンクは、出発地が存在するリンクLnである。通常、道路リンクは、交差点などで区切られた道路の一区間として地図データベース上に保存されている。出発地は、これらの道路リンクのうち、いずれかのリンク上にマッピングされる。そして、最初に着目すべきリンクは、出発地から、出発地の存在するリンクの進行方向に向かって終端までのリンクある。また、この出発地を出発する時刻Tmは、S201で受け取った情報取得開始時刻となる。
次に、ステップS203では、現在時刻がTm+tlになるまでは待機する。そして、現在時刻がTm+tlを越えるとステップS204に移行する。
ステップS204では、時刻Tm−tkから時刻Tm+tlの間に、リンクLn上のいずれかの地点にあるプローブ情報を、プローブデータベース301から検索する。検索条件を満足するプローブ情報がある場合にはステップS205に移行する。検索条件を満足するプローブ情報が無い場合にはステップS206に移行する。
ここで、あるタイミング(Tm)に完全に一致してノード(リンクLnの始端)を通過する車両が存在するとは限らない。このため、ここでは時間と位置の条件が近い車両から得られる情報を使用する。ここでは、時間の幅を、過去tk秒前から未来tl秒後の範囲にとり、位置の幅を、現在のリンクLn上のいずれかの地点に広げる。このために、ステップS204では、時刻Tm−tkから時刻Tm+tlの間にリンクLn上のいずれかの地点にあるプローブ情報を、プローブデータベース301から検索している。
ステップS205では、S204で検索条件に一致するとして探索されたプローブ情報の車速度の平均値を算出する。そして、算出した車速度の平均値を、時刻TmにおけるリンクLnの平均車速Vnmとする。その後ステップS207に移行する。
一方、S204で条件に該当するプローブ情報が得られないと判定されてステップS206に移行すると、同じ条件の過去の日付のデータを検索(日付以外の条件を同じにして検索)し、検出したプローブ情報(過去データ)の車速度の平均値を算出する。そして、算出した車速度の平均値を、時刻TmにおけるリンクLnの平均車速Vnmとする。その後ステップS207に移行する。上記検索の際、曜日や天候、時間帯等の条件を現在の条件に合わせて、近い条件下でのデータから車速度の平均値を求めることが好ましい。
次に、ステップS207に移行すると、現在のリンクLn上に到着地があるかどうかを判定する。到着値がある場合にはステップS211に移行する。一方、現在のリンクLn上に到着地が無い場合にはステップS208に移行する。
ステップS208では、下記式に基づき、現在のリンクLnの通過に掛かると予想される予想通過時間tnmを算出する。次に、ステップS209に移行する。
tnm =len(Ln)/Vnm
ここで、Lnのリンク長をlen(Ln)とする。
ステップS209では、時刻TmにおけるリンクLnの走行情報を出力する。その後、ステップS210に移行する。
ステップS210では、下記式のように、時刻を予想通過時間tnmだけ進めると共に、次のリンクLn+1に変更して、ステップS203に移行する。
Tm =Tm +tnm
Ln =Ln+1
また、ステップS211では、リンクLn上に到着地があるとして、現在のリンクの終端を到着地に変更する。その後、ステップS212に移行する。
ステップS212では、下記式に基づき、現在のリンクLnの通過に掛かると予想される予想通過時間tnmを算出する。次にステップS213に移行する。
ステップS213では、時刻TmにおけるリンクLnの走行情報を出力する。このとき、リンクLn上に到着地があるので、走行情報取得の処理を終了する。
以上の処理によって、上記ステップS209,S213では、時刻TmにおけるリンクLnの走行情報として以下の情報が得られる。
リンクLnの始点通過時刻 Tm
リンクLnの終端通過時刻 Tm+tnm
リンクLnの時刻Tmにおける平均車速 Vnm
また、S204でリンク上にプローブ情報が見つかった場合は、走行情報として、これらプローブ情報として収集している情報に含まれる、プローブ収集車両の燃費や車載カメラからの映像情報なども、時刻TmにおけるリンクLnの走行情報として得ることができる。
そして、ステップS209,S213では、これらの走行情報は、要求信号を送信した情報提供装置100に、無線通信を介して送信する。
(動作その他について)
図5に情報提供装置100による情報提供の表示例を示す。
図4の左図は、経路探索時に、2つの経路S401とS402が探索され、それぞれの通過時間が20分と15分と予測された状況を示している。図4の右図は、図4の左図の状態となっている時点で、運転者が経路S402を走行すると選択し、実際に走行を開始した場合における情報提供の例を示す。
運転者が経路S402の走行を選択した場合とする。このとき、走行した自車位置がS403であるときに、もし経路S401を選択していた場合の現在位置を仮想車両位置(S404)としてリアルタイムに表示する。この場合には、現在走行している経路S403での実際の車両位置が、仮想車両位置(S404)よりも合流ポイントに近いことから、運転者は経路S402の選択が正しかったことを知ることができる。
(本実施形態の効果)
第1実施形態による効果について記載する。
(1)情報提供装置100は、自車両の出発地と目的地の2地点を取得する。情報提供装置100は、上記取得した2地点間の1または2以上の経路に関する走行情報を取得する。情報提供装置100は、上記2地点間の経路に関する走行情報取得を開始する開始時刻を取得する。情報提供装置100は、上記取得した走行情報及び開始時刻取得部が取得した開始時刻に基づき、上記2地点間の経路のうち自車両が走行した場合の走行結果情報を提示する。また情報提供装置100は、上記2地点間の経路のうち、自車両が走行していない経路である非走行経路を仮想的に走行した場合の仮想走行結果情報を提示する。
なお、仮想走行結果情報は、目的地まで走行が完了した走行情報に限定されない。非走行経路の途中の情報であっても良い。
上記構成によれば、運転者が実際に走行していない非走行経路を走行した場合の走行情報(仮想走行結果情報)を提示する。このため、運転者は、実際には走行していない経路を走行した場合に、例えば仮想走行結果情報として、自車両がどの位置に達しているかについて知ることができる。
このように、本発明によれば、運転者は、実際には走行していない経路を走行したとした場合の判断情報を得ることが出来る。この結果、運転者は、自分が選択した経路が正しかったかどうかに関して判断することが可能となる。
(2)走行情報提示部100は、取得した2地点間における1又は2以上の経路を探索する。走行情報提示部100は、探索した経路のうちから指定された1つ以上の経路の指定情報を取得する。上記走行情報提示部100は、指定情報を取得した経路を非走行経路として仮想走行結果情報を提示する。
これによって、目的地までに複数経路が存在し、そのうちのひとつの経路を運転者が指定(選択)した場合には、その指定した経路を走行した場合の仮想走行結果情報が提示される。このため、特定の必要な経路の走行情報のみを知ることができる。
(3)走行情報提示部100は、上記2地点間の1の経路を自車両が実際に走行しているときに、非走行経路上を走行する他車両から得られる走行情報に基づき作成する。
これよって、実際には走行していない経路の走行情報は、その時刻に当該経路上に実際に存在する他車両から得られる情報を元に作成されるため、より正確な走行情報が得られる。
(4)走行情報提示部100は、上記2地点間の1の経路を自車両が実際に走行しているときに、非走行経路上を走行する他車両が存在しないと判定した場合には、他の時刻において、上記非走行経路上を走行する他車両から得られる走行情報によって補完する。
これによって、該当時刻の当該経路上に他車両が存在しない場合は、その前後の時刻に当該経路に存在した車両から得られる情報を元に、実際には走行していない経路を走行した場合の走行情報が作成される。このため、当該時刻に当該経路上に車両が存在しなくても、当該経路上を走行した場合の走行情報を得ることができる。
(5)走行情報提示部100は、上記出発地から自車両が実際に走行開始した時刻を取得し、その取得した時刻を開始時刻とする。
これによって、走行情報取得の開始時刻は運転者が実際に走行を開始した時刻となる。このため、運転者が走行を開始した時刻と同じ時刻に他の経路を走行した場合の走行情報を得ることができる。
(6)走行情報提示部100は、仮想走行結果情報を、実走行結果と共に提示する。
これによって、実際には走行していない非走行経路を走行した場合の結果が、実際に走行した結果と一緒に提示することで両者を容易に比較可能となる。この結果、運転者は実際に選択した経路が正しかったかどうかを知ることができる。
(7)走行情報提示部100は、自車両が目的地まで走行したと判定したときに、仮想走行結果情報を提示する。
自車両の実際の走行が完了したタイミングで、実際には走行していない非走行経路を走行した場合の走行情報(仮想走行結果情報)が提示される。このため、実走行結果と比較して、他経路を走行した場合の結果を確認することができる。
(8)走行情報提示部100は、非走行経路上を仮想的に走行したとした場合の仮想走行結果情報を、非走行経路上の仮想的な移動に応じて逐次的に、つまりリアルタイムに提示する。
実際には走行していない経路を走行した結果がリアルタイムに提示される。このため、随時、この経路を走行した場合の結果を確認することができる。
(9)走行情報提示部100は、仮想走行結果情報として、非走行経路を走行した場合に見ることができる経路上の景色を提示する。
実際には走行していない経路を走行した場合に見ることができる非走行経路上の景色が映像または画像として提示される。このため、運転者は実際には走行していない非走行経路を走行した場合にしか見られない景色を見ることができる。
「第2実施形態」
次に、第2実施形態について図面を参照して説明する。なお、上記第1実施形態と同様な構成には同一の符号を付して説明する。
(構成)
図5は、第2実施形態におけるシステム構成を示す図である。
図5に示すように、本実施形態の情報提供システムの基本構成は、上記第1実施形態と同様である。すなわち、情報提供装置100、プローブ収集提供装置200は第1実施形態と同じ構成である。ただし、プローブサーバ300は情報経路情報生成部と経路探索部303とを備える。経路探索部303は、プローブサーバ300上で経路探索する処理部である。
本実施形態では、運転者が事前に目的地や情報を取得したい経路を明示的に指定せず、実際に到着した地点を目的地とし、且つ通過した経路を実走行経路とし、それ以外を実際には走行しなかった非走行経路とする場合の例である。そして、この第2実施形態では、目的地到着時に情報提供する場合の例である。
もっとも、目的地到着時に情報提供をする本実施形態においても、第1実施形態のように、目的地や経路を出発時に事前に運転者が指定して作動する場合も備えていても良い。
次に、本実施形態における情報提供装置100の処理動作の一例を、図7を参照して説明する。
本実施形態では、ステップS300にて、運転者が車両の走行を開始したことを検出すると、ステップS301に移行する。この走行開始の検出位置を出発値及び開始時刻とする。
ステップS301では、現在の走行情報を取得して記録し、ステップS302に移行する。
ステップS302では、目的地に到着したか否かを判定し、到着していない場合には、ステップS301に戻る。一方目的地に到着したと判定した場合には、ステップS303に移行する。これによって、目的地到着と判定するまで(S302)、予め設定したサンプリング周期で、逐次、走行経路を取得して記録し続ける(S301)。
目的地到着は、例えば、エンジンオフや、目的地到着を指示するスイッチの操作情報に基づき、目的地到着を判定する。
ステップS303では、目的地到着時に、経路探索部112は出発地点、到着地(現在地)、出発地点の出発時刻を含む要求情報(要求信号)を、プローブサーバ300にアップロード(送信)する。
次に、ステップS304では、ステップS303の処理による要求情報(要求信号)のアップロードに対して、プローブサーバ300から、上記アップロードした出発地と到着地を結ぶ複数の経路に関する走行情報を取得する。
次に、ステップS305では、ステップS304で取得した経路のうち、S301で記録した実走行経路とは異なる非走行経路の情報について、出力デバイス140を通して運転者に提示する。
次に、本実施形態におけるプローブサーバ300の処理動作の一例について、図8を参照して説明する。
プローブサーバ300は、ステップS401にて、情報提供装置100から出発地、到着地、情報取得開始時刻を含む要求情報(要求信号)を取得すると、ステップS402に移行する。
ステップS402では、経路探索部303が、高速道路優先や、一般道優先、速度優先等の複数の優先条件に基づき経路探索を行う。そして、その経路探索された経路情報を保持すると共に、一番最初の経路を設定する。優先条件は、上記要求情報の一部として運転者が指定した情報でも良いし、予め設定されている条件であっても良い。
そして、ステップS403以降の処理によって、ステップS402で得られた複数の経路の全てについて、順次走行情報取得を行う。
まず、ステップS403にて、ステップS402で得られた複数の経路について、未計算の経路があるか判定する。未計算の経路がある場合にはステップS404に移行する。一方、未計算の経路が無い場合には、全ての情報の収集が終了したので、ステップS417に移行する。
ステップS404では、出発地を通過する時刻Tmとして、S401で受け取った情報取得開始時刻とする。また、出発地の存在するリンクのうち今回経路計算を行うルートに沿った進行方向に向かうリンクを、現在のリンクLnとする。その後ステップS405に移行する。
ここで、最初に着目するリンクは、出発地が存在するリンクLnである。通常、道路リンクは、交差点などで区切られた道路の一区間として地図データベース上に保存されている。出発地はこれらの道路リンクのうち、いずれかのリンク上にマッピングされる。最初に着目すべきリンクは、出発地から、出発地の存在するリンクの進行方向に向かって終端までである。この出発地を通過する時刻Tmは、S401で受け取った情報取得開始時刻となる。
ステップS405では、現在時刻がTm+tlになるまでは待機する。そして、現在時刻がTm+tlを越えるとステップS406に移行する。
ステップS406では、時刻Tm−tkから時刻Tm+tlの間に、リンクLn上のいずれかの地点にあるプローブ情報を、プローブデータベース301から検索する。検索条件を満足するプローブ情報がある場合にはステップS407に移行する。検索条件を満足するプローブ情報が無い場合にはステップS408に移行する。
ここで、あるタイミング(Tm)に完全に一致してノード(リンクLnの始端)を通過する車両が存在するとは限らない。このため、ここでは時間と位置の条件が近い車両から得られる情報を使用する。ここでは、時間の幅を過去tk秒または未来tl秒とり、位置の幅をリンクLn上のいずれかの地点に広げる。このために、時刻Tm−tkから時刻Tm+tlの間にリンクLn上のいずれかの地点にあるプローブ情報を、プローブデータベース301から検索している。
ステップS407では、S406で検索条件に一致するとして探索されたプローブ情報の車速度の平均値を算出する。そして、算出した車速度の平均値を、時刻TmにおけるリンクLnの平均車速Vnmとする。その後ステップS409に移行する。
一方、S406で条件に該当するデータが得られないと判定されてステップS408に移行すると、同じ条件の過去の日付のデータを検索し、検出したプローブ情報(過去データ)の車速度の平均値を算出する。そして、算出した車速度の平均値を、時刻TmにおけるリンクLnの平均車速Vnmとする。その後ステップS409に移行する。その際、曜日や天候、時間帯等の条件を合わせて、近い条件下でのデータから平均値を得ることが好ましい。
次に、ステップS409に移行すると、現在のリンクLn上に到着地があるかどうかを判定する。到着点がある場合にはステップS413に移行する。一方、現在のリンクLn上に到着地が無い場合にはステップS410に移行する。
ステップS410では、下記式に基づき、現在のリンクLnの通過に掛かると予想される予想通過時間tnmを算出する。次に、ステップS411に移行する。
tnm =len(Ln)/Vnm
ここで、Lnのリンク長をlen(Ln)とする。
ステップS411では、時刻TmにおけるリンクLnの走行情報を保持する。その後、ステップS412に移行する。
ステップS412では、下記式のように、時刻を予想通過時間tnmだけ進めると共に、次のリンクLn+1に変更して、ステップS405に移行する。
Tm =Tm +tnm
Ln =Ln+1
また、ステップS413では、リンクLn上に到着地があるとして、現在のリンクの終端を到着地に変更する。その後、ステップS414に移行する。
ステップS414では、下記式に基づき、現在のリンクLnの通過に掛かると予想される予想通過時間tnmを算出する。次にステップS415に移行する。
ステップS415では、時刻TmにおけるリンクLnの走行情報を保持する。このとき、リンクLn上に到着地があるので、今回の経路の計算が終了下として、ステップS416に移行する。
ステップS416では、ステップS402で保持した経路情報を次の走行経路に変更してステップS403に移行する。次の経路情報が無い場合には、例えば、その旨のフラグを立てる。
ステップS417では、ステップS402で探索された全ての経路について情報の取得が終了したので、経路に関する保持情報をまとめて要求情報(要求信号)を受信した車両の情報提供装置100に送信する。
(動作その他)
図9に、本実施形態の情報提供装置100による情報提示の例を示す。
図9中、S801は実際に走行した実走行経路の経路軌跡を示し、S802、S803は実際には走行していないが探索された非走行経路を示している。
情報提供装置100が、車両がS801を走行した後、目的地(S811)に到着したと判定すると、出発地及び開始時刻の情報、経路S801を実走行中に収集した走行情報などの走行情報を含む要求情報を、プローブサーバ300に送信する。プローブサーバ300では、受信した要求情報から出発地点から到着地点(目的地)までの経路としてS801〜S803の経路を探索し、その各経路の走行情報を求める。そして、プローブサーバ300は、求めた走行情報を、要求情報を受信した情報提供装置100(情報提供車両である自車両)に送信する。
そして、情報提供装置100では、プローブサーバ300から受信した各非走行経路毎の仮想走行結果情報を加味して、図9に示すような、実走行経路と、他の非走行経路の情報とを比較可能な状態で一緒に、走行結果情報として表示する。図9に示す例では、経路S801を走行して目的地S811に自車両が到着した時刻と同時刻を現在位置と呼んだ場合、経路S803を走行した場合の現在位置はS813、経路S812を走行した場合の現在位置はS823となり、その位置情報を表示することで、比較し易い提示とする。
なお、プローブ情報として、非走行経路上の景色が映像または画像の情報が存在して、その情報を情報提供装置100が取得した場合には、その情報も提示しても良い。また提示情報として運転負荷を演算して表示しても良い。
この図9に示す提示例の場合、経路S801とS803を走行した場合、情報提示を要求したタイミングでは目的地(=現在位置)に到着しているが、経路S812を選択した場合は目的地(S811)に到着していないことがわかる。
また、それぞれの経路を選択した場合の、走行時間や距離、平均速度や燃料消費量等の走行情報(S821、S822、S823)も経路ごとに表示することで、実際には走行していない非走行経路を走行した場合の仮想走行結果を実際の走行結果と比較出来る形式で運転者が知ることができる。
なお、目的地への到達は、必ずしも車両の停止を要件とすることはなく、車両走行中に運転者のスイッチ操作を検出した場合、その検出時刻での車両位置を目的地としても良い。
(本実施形態の効果)
本実施形態の効果は、上記第1実施形態の効果に加え、次の効果を奏する。
(1)走行情報提示部100は、非走行経路上を仮想的に走行した場合の仮想走行結果情報として、非走行経路上における現時点で位置するであろう仮想位置を提示する。
これによって、実際には走行していない非走行経路を走行した場合に想定される現在位置が提示される。このため、この経路を走行した場合の現在位置を知ることができる。
(2)走行情報提示部100は、非走行経路上を仮想的に走行した場合の仮想走行結果情報として、非走行経路上における現時点での仮想の速度を提示する。
これによって、実際には走行していない経路を走行した場合に想定される現在の速度が提示される。このため、この経路を走行した場合の現在の速度を知ることができる。
(3)走行情報提示部100は、仮想走行結果情報として、非走行経路を走行したとした場合の総走行時間を提示する。
実際には走行していない非走行経路を走行した場合の総走行時間が提示される。このため、実際に走行した場合の総走行時間と比較して、この経路を走行した場合の総走行時間がどうであったかを知ることができる。
(4)走行情報提示部100は、仮想走行結果情報として、非走行経路を走行したとした場合の燃費を提示する。
実際には走行していない経路を走行した場合の、想定される燃費が提示される。このため、運転者は、自分が実際に走行した経路における燃費に比べて、この経路を走行した場合の燃費がどうであったかを知ることができる。
(5)走行情報提示部100は、仮想走行結果情報として運転負荷を提示する。
実際には走行していない非走行経路を走行した場合の、想定される運転負荷が提示される。このため、運転者は、自分が実際に走行した経路における運転負荷に比べて指定経路を走行した場合の運転負荷がどうであったかを知ることができる。
「第3実施形態」
次に、第3実施形態について図面を参照して説明する。上記各実施形態と同様な構成については、同一の符号を付して説明する。
本実施形態は、走行完了後に特定の条件に最も一致する経路を探索し、その結果を示す場合の例である。
本実施形態の基本構成は、上記第2実施形態と同様である。
本実施形態では、優先条件として最速ルートを指定可能な場合を例にして説明する。
この場合、運転者が入力デバイス120を通じて、優先条件として最短ルートを選択する。そして、情報提供装置が出力する要求情報に、優先条件として最短ルートを要求する旨の情報を付加する。そして、プローブサーバ300は、最短ルートの情報を情報提供装置に送信する。情報提供装置は、最短ルートに関する情報を提示する。
次に、実際の走行結果を利用して最速ルートを計算する経路探索法について説明する。
本実施形態ではダイクストラ法を元に最速ルートの計算を行う。ダイクストラ法については、例えば下記参考文献に詳しい。
参考文献:Dijkstra, E.W. (1959). A note on two problems in connexion with graphs. In Numerische Mathematik, 1 (1959), S. 269 〜 271.
この最速ルートを計算する経路探索の処理は、プローブサーバ300で実施される。
以下の説明では、道路の情報をリンクとノードのネットワークとみなし、各ノードまでの最小コスト(最短到達時刻)を求めことを繰り返す。ここで、対象とするノードまでの最小コストが確定しているノードを確定ノード、最小コストが未確定のノードを未確定ノードと呼ぶ。
本実施形態では、ダイクストラ法によって確定ノードまでの最小コストが確定した時点で、そのノードから延びる全てのリンクに対してリンクコストを計算する。
すなわち、プローブサーバ300は、ダイクストラ法によって確定ノードを求めると共に、その確定ノードまでの最小コストを求める。更に、プローブサーバ300は、確定ノードから延びる全てのリンクに対してリンクコストを計算する。
そのノードの値が更新された際における、リンクコスト計算について、図9を参照して説明する。
ステップS901で、ノードの最短到達時刻Tmが更新されたと判定すると、ステップS902に移行する。
ステップS902では、ステップS901で更新されたと判定されたノードから延びているリンクを対象として、リンクコストの更新が完了していないリンクがあるか判定する。コスト未更新のリンクがあると判定するとステップS903に移行する。コスト未更新のリンクが無いと判定した場合にはステップS908に移行する。
ステップS903では、未更新リンクのうちの一つのリンクLnを選択して、ステップS904に移行する。
ステップS904では、時刻Tm−tkから時刻Tm+tlの間に、リンクLn上のいずれかの地点にあるプローブ情報をプローブデータベース301から検索する。上記プローブ情報が存在する場合にはステップS905に移行する。一方、上記プローブ情報が存在しない場合にはステップS906に移行する。
ここで、ノードの最短到達時刻Tmに完全に一致してそのポイント(リンクLnの始端)を通過する車両が存在するとは限らない。このため、ここでは時間と位置に幅を持たせて、時間と位置の条件が近い車両から得られるプローブ情報を使用する。ここでは、時間の幅を過去tk秒または未来tl秒とり、位置の幅をリンクLn上のいずれかの地点に広げる。このために、時刻Tm−tkから時刻Tm+tlの間に、リンクLn上のいずれかの地点にあるプローブ情報をプローブデータベース301から検索する。
ステップS905では、ステップS904で見つかった、条件に一致するプローブ情報の車速度の平均値を算出する。そして、算出した車速度の平均値を、時刻TmにおけるリンクLnの平均車速Vnmとする。その後ステップS907に移行する。
また、ステップS906では、同じ条件の過去の日付のプローブ情報をプローブデータベース301から検索する。そして、その条件を満足する過去のプローブ情報の車速度の平均値を算出する。そして、算出した車速度の平均値を、時刻TmにおけるリンクLnの平均車速Vnmとする。その後ステップS907に移行する。
次に、ステップS907では、現在のリンクLnの通過にかかると予想される予想通過時間tnmを算出する。予想通過時間tnmは、Lnのリンク長をlen(Ln)とすると、下記式によって求めることが出来る。
tnm =len(Ln)/Vnm
この予想通過時間tnmをリンクLnのリンクコストとして、上記ステップS902に戻って、次のリンクのリンクコストを計算する。
コスト未更新リンクが無くなると、ステップS908に移行し、更新された確定ノードから延びる全てのリンクについてリンクコストの計算をしなおして、処理を終了する(S908)。
本実施形態では、移動時間をリンクコストとしてコストの最も少ない経路を探索しているが、同様の方法で、燃費や、道幅等をコストとみなして、これらが最適になる経路を探索することもできる。
ここで、情報提供装置100は、上記経路探索のための条件との一致度合いを、実際に当該道路を走行した車両から得られる情報を用いて計算する。
(本実施形態の効果)
本第3実施形態の効果は、上記第1実施形態の効果に加え、次の効果を奏する。
(1)走行情報提示部100は、経路探索のための優先条件の指定情報を取得する。走行情報提示部100は、上記2地点間における経路のうち、指定された優先条件に適合する経路を探索する。なお、上記経路探索のための条件との一致度合いを、実際に当該道路を走行した車両から得られる情報を用いて計算する。そして、走行情報提示部100は、優先経路探索部が探索した経路の情報を提示する。
これによって、上記優先条件に最も適合する経路が計算される。そして、この経路に関する情報が提供される。このため、最も条件に合う経路が、実際に走行した経路であったのか、もしくは走行していなかった経路のうちいづれかの経路であったのかを知ることができる。
(構成の対応について)
ここで上述の各実施形態において、入力デバイス120及びセンサ類130は、地点取得部を構成する。入力デバイス120は、優先条件指定処理部を構成する。センサ類130は、開始時刻取得部を構成する。主制御装置110は、走行情報取得部、走行情報提示部、優先経路探索部を構成する。出力デバイス140は、情報提示の提示部を構成する。経路探索部112は、経路探索部を構成する。入力デバイス120は、経理指定取得部を構成する。
100 情報提供装置
110 主制御装置
111 通信部
112 経路探索部
113 経路案内部
114 出力制御部
120 入力デバイス
130 センサ類
132 センサ
140 出力デバイス
200 プローブ収集提供装置
211 通信部
212 データロガー
300 プローブサーバ
301 プローブデータベース
302 情報取得経路情報生成部
303 経路探索部

Claims (15)

  1. 自車両の出発地と目的地の2地点を取得する地点取得部と、
    上記地点取得部が取得した2地点間の1または2以上の経路に関する走行情報を取得する走行情報取得部と、
    上記2地点間の経路に関する走行情報取得を開始する開始時刻を取得する開始時刻取得部と、
    上記走行情報取得部が取得した走行情報及び開始時刻取得部が取得した開始時刻に基づき、上記2地点間の経路のうち、自車両が走行した場合の走行結果情報を提示する走行情報提示部と、を備え、
    上記走行情報提示部は、上記2地点間の経路のうち、自車両が走行していない経路である非走行経路を仮想的に走行した場合の仮想走行結果情報を提示することを特徴とする情報提供装置。
  2. 上記地点取得部が取得した2地点間における1又は2以上の経路を探索する経路探索部と、
    上記経路探索部が探索した経路のうちから指定された1つ以上の経路の指定情報を取得する経路指定取得部と、を備え、
    上記走行情報提示部は、上記経路指定取得部が指定情報を取得した経路を非走行経路として仮想走行結果情報を提示することを特徴とする請求項1に記載の情報提供装置。
  3. 上記仮想走行結果情報は、上記2地点間の1の経路を自車両が実際に走行しているときに、非走行経路上を走行する他車両から得られる走行情報に基づき作成することを特徴とする請求項1または請求項2に記載の情報提供装置。
  4. 上記仮想走行結果情報は、上記2地点間の1の経路を自車両が走行しているときに、非走行経路上を走行する他車両が存在しないと判定した場合には、他の時刻において、上記非走行経路上を走行する他車両から得られる走行情報によって補完することを特徴とする請求項3に記載した情報提供装置。
  5. 経路探索のために指定された優先条件の指定情報を取得する優先条件指定取得部と、
    上記2地点間における経路のうち、上記優先条件指定取得部が指定情報を取得した条件に適合する経路を探索する優先経路探索部と、を備え、
    上記走行情報提示部は、優先経路探索部が探索した経路の情報を提示することを特徴とする請求項3に記載の情報提供装置。
  6. 上記開始時刻取得部は、自車両が上記出発地から走行開始した時刻を取得し、その取得した時刻を開始時刻とすることを特徴とする請求項1〜請求項5のいずれか1項に記載の情報提供装置。
  7. 上記走行情報提示部は、仮想走行結果情報を、実走行結果の走行結果情報と共に提示することを特徴とする請求項1〜請求項6のいずれか1項に記載の情報提供装置。
  8. 上記走行情報提示部は、自車両が目的地まで走行したと判定したときに、仮想走行結果情報を提示することを特徴とする請求項1〜請求項6のいずれか1項に記載の情報提供装置。
  9. 上記走行情報提示部は、非走行経路上を仮想的に走行した場合の仮想走行結果情報を、非走行経路上の仮想的な移動に応じて逐次的に提示することを特徴とする請求項1〜請求項6のいずれか1項に記載の情報提供装置。
  10. 上記走行情報提示部は、非走行経路上を仮想的に走行した場合の仮想走行結果情報として、非走行経路上における現時点で位置するであろう仮想位置を提示することを特徴とする請求項9に記載の情報提供装置。
  11. 上記走行情報提示部は、非走行経路上を仮想的に走行した場合の仮想走行結果情報として、非走行経路上における現時点での仮想の速度を提示することを特徴とする請求項9又は請求項10に記載の情報提供装置。
  12. 上記走行情報提示部は、仮想走行結果情報として、非走行経路を走行した場合の総走行時間を提示することを特徴とする請求項1〜請求項11のいずれか1項に記載の情報提供装置。
  13. 上記走行情報提示部は、仮想走行結果情報として、非走行経路を走行した場合の燃費を提示することを特徴とする請求項1〜請求項11のいずれか1項に記載の情報提供装置。
  14. 上記走行情報提示部は、仮想走行結果情報として、非走行経路を走行した場合に見ることができる経路上の景色を提示することを特徴とする請求項1〜請求項11のいずれか1項に記載の情報提供装置。
  15. 上記走行情報提示部は、仮想走行結果情報として運転負荷を提示することを特徴とする請求項1〜請求項11のいずれか1項に記載の情報提供装置。
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