JP2012254395A - 水流式洗浄装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】車両支持用ベアリングやベアリング周辺部品などの形状が複雑な部品についても、表面に付着する油類を機械的に且つ高効率に除去できる洗浄装置を提供する。
【解決手段】洗浄液50を収容し、筒状容器からなり周壁に油流入部が設けられた油回収部11を中心部に有する洗浄槽10と、洗浄液50の通過が自在な材料からなり、洗浄すべき部品を収容して洗浄槽10内の油回収部周囲に挿入される籠状の部品容器20とを備え、洗浄槽10内の洗浄液50を槽内に循環させると共に、槽内の洗浄液50が油回収部11回りの両方向の旋回流を形成するように、吐出ノズル10A,19Aから洗浄槽内面の接線に沿って両方向へ洗浄液50を吐出し、洗浄槽10内の洗浄液50を槽内に循環させると共に、槽内の洗浄液50が上下方向の旋回流を形成するように、槽底部10Bの2つの吐出ノズルから上方へ洗浄液を吐出する。
【選択図】図1

Description

本発明は、鉄道用輪軸における車両支持用ベアリングやベアリング固定用の外蓋、内蓋といったベアリング周辺部品などの形状が複雑な部品の洗浄に適した洗浄装置に関し、より詳しくは、洗浄液の水流を利用した水流式洗浄装置に関する。
鉄道用輪軸においては、車軸の両端部に車輪が圧入されると共に、両側の車輪の両端側に位置して車両との連結支持のためのベアリングが圧入されている。車軸の両端部に圧入されたベアリングは、外蓋と内蓋とにより定位置に固定されている。このような鉄道用輪軸の定期点検の際には、車軸からベアリングをその周辺部品と共に取り外して、これらについても検査を行うが、大量に付着するグリースが検査の障害になるため、検査に先立ってグリースを除去する必要がある。
鉄道用輪軸における車両支持用ベアリング及びベアリング周辺部品の洗浄は、従来は洗浄槽内の洗浄液中に、カゴに入れた被洗浄物を浸漬し、カゴと共に被洗浄物を洗浄液中で揺動させることにより行われていた。洗浄液中で被洗浄物を揺動させるのは、複雑な形状の部品の隅々まで洗浄液を行き渡らせるためである。同様の目的から、スプレーを使用したシャワー洗浄も行われている(特許文献1参照)。
しかしながら、ベアリング及びその周辺部品は形状が複雑であり、前述したような洗浄法でも部品表面からグリース等の油類を完全に除去することが困難であった。このため、検査が不正確になるおそれがあり、これを防止するために手作業で仕上げ洗浄を行うようなこともあった。このような事情から、車両支持用ベアリングやベアリング周辺部品などの形状が複雑な部品についても機械的に高効率な洗浄を行うことができる洗浄装置の開発が待望されていた。
特開2002−285364号公報
本発明の目的は、車両支持用ベアリングやベアリング周辺部品などの形状が複雑な部品についても、表面に付着する油類を機械的に且つ高効率に除去できる水流式洗浄装置を提供することにある。
上記目的を達成するために、本発明の水流式洗浄装置は、洗浄液を収容し、筒状容器からなり周壁に油流入部が設けられた油回収部を中心部に有する洗浄槽と、洗浄槽内の洗浄液を洗浄槽内に循環させると共に、洗浄槽内の洗浄液が油回収部回りの両方向の旋回流を形成するように洗浄槽内面の接線に沿って両方向に洗浄槽内への洗浄液の吐出を行う第1の旋回流用循環系と、洗浄槽内の洗浄液を洗浄槽内に循環させると共に、洗浄槽内の洗浄液が上下方向の旋回流を形成するように洗浄液の上向き吐出又は下向き吐出を行う第2の旋回流用循環系と、洗浄槽内の油回収部を下方に吸引し油類を分離除去したあとの洗浄液を洗浄槽内に戻す油排出用循環系と、洗浄液の通過が自在な材料からなり、洗浄すべき部品を収容して洗浄槽内の油回収部周囲に挿入される籠状の部品容器とを具備している。
本発明の水流式洗浄装置においては、洗浄槽内の油回収部周囲に形成される環状空間を洗浄液が周囲一方向に旋回すると共に、周囲他方向に旋回し、更には上下方向にも旋回する。これら複数方向の旋回流の切り替えにより、その環状空間に配置される被洗浄部品の隅々にまで洗浄液が衝突し、被洗浄部品の全面がクリアに洗浄される。しかも、被洗浄部品から除去された油類は洗浄液より軽く、液面近くに集まり、洗浄槽内中心部の油回収部を経由して排出される。このため、洗浄液の清浄度の低下が抑制され、これも被洗浄部品の効率的洗浄に寄与する。
油回収部は、垂直な油排出管の周囲に、上面及び下面が閉塞され周壁部に油流入孔が形成された円筒状の油溜めを設けた2筒構造のものが好ましい。油回収部の外側に組み合わされる部品容器についても、油回収部を包囲し油流入孔を形成された円筒状の油溜めを中心部に有するものが好ましい。洗浄液から油類を効率的に分離するためには油流入孔付きの円筒状油溜めを2重、3重と多く重ねるのがよい。部品容器における油溜めは、洗浄槽内における洗浄液のガイドを兼ねており、当該部品容器の吊り下げ支持部を兼ねることもできる。
本発明の水流式洗浄装置は、周囲両方向の旋回流と上下方向の旋回流との組合せ、並びに洗浄槽内中心部の油回収部の組合せにより、車両支持用ベアリングやベアリング周辺部品などの形状が複雑な部品についても、表面に付着する油類を機械的に且つ高効率に除去することができ、洗浄品質の向上、洗浄に要する手数の低減、ひいては洗浄コストの低減に大きく貢献するものである。
本発明の一実施形態を示す水流式洗浄装置の縦断面図である。 同水流式洗浄装置の洗浄槽と部品容器とを分離した状態を示す縦断面図である。 同水流式洗浄装置の中心部の詳細構造を示す縦断面図である。 同水流式洗浄装置の概念図で(a)は平面図、(b)立面図である。 同水流式洗浄装置の流体流通系を示す系統図である。
以下に本発明の水流式洗浄装置を、実施形態について詳細に説明する。
本実施形態の水流式洗浄装置は、鉄道用輪軸における車両支持用ベアリングやベアリング固定用の外蓋、内蓋といったベアリング周辺部品の洗浄に使用される。この水流式洗浄装置は、図1及び図2に示すように、洗浄液50を収容する円形の洗浄槽10と、車両支持用ベアリングやベアリング周辺部品といった被洗浄部品30(図4参照)を収容し、当該被洗浄部品30を洗浄槽10内の洗浄液50中に浸漬するべく洗浄槽10内に挿入される部品容器20とを備えている。
洗浄槽10は、上面が開放した円形容器であり、円筒形状の本体部10Aと、下方へ凸の方向へドーム状に膨出した槽底部10Bとからなる。本体部10Aと槽底部10Bとの間には、部品容器20を支持する水平な枠状の支持体10Cが設けられている。
本体部10Aの中心部分には、図3に詳示するように、垂直な円筒形状の油回収部11が設けられている。油回収部11は、垂直な丸パイプからなる油排出管12の周囲に、円筒形状の油溜め13を同心状に設けた2筒構造である。油溜め13の上面は天板により、下面は底板により油排出管12の部分を除いてそれぞれ閉塞されている。油排出管12は、両端が開放した直管であり、油溜め13の天板を貫通してその上に突出している。油溜め13の周壁部の上端近傍には、複数の油流入孔14が周方向に等間隔で設けられている。油排出管12の上端部近傍には、前記油流入孔14より直径が小さい複数の油流入孔15が周方向に等間隔で設けられている。
槽底部10Bの中心部分には、槽内の洗浄液50を外部へ吸引排出する排液管16が接続されている。本体部10A内の中心部に設けられた油排出管12の下端部には、排油管17が接続されている。排油管17は、底部10B内を貫通して洗浄槽10外へ導出されている。槽底部10B内には又、槽内の洗浄液50を加熱するヒータ18が配置されている。ヒータ18は、ここでは蒸気流通により加熱を行うが、電気式ヒータでもよく、特にその種類を問うものではない。
一方、本体部10Aの周壁には、2種類の吐出ノズル19A,19A′が、中心線を挟んだ対称位置に設けられている(図4参照)。一方の種類の吐出ノズル19Aは、前記周壁内周面の接線に沿った一方の方向に洗浄液を吐出し、他方の種類の吐出ノズル19Aは、前記周壁内周面の接線に沿った他方の方向に洗浄液を吐出する。2種類の吐出ノズル19A,19A′は図では各1個とされているが、複数個ずつ設けることもできる。他方、洗浄槽10の槽底部10Bには、洗浄液50を上方へ吐出する2つの吐出ノズル19B,19Bが、中心線を挟んだ対称位置に設けられている(図4参照)。
洗浄槽10に組み合わされる流体流通系は、図4及び図5に示すように、ポンプ40Aにより構成される旋回流用循環系と、ポンプ40Bにより構成される油排出用循環系とからなる。前者の旋回流用循環系は、洗浄槽10内の洗浄液50をポンプ40Aにより排液管16を通して槽外へ排出し、フィルタ41Aを通して本体部10Aの周壁に設けられた2種類の吐出ノズル19A,19A′の何れか一方から槽内へ選択的に切り替え吐出する第1の旋回流用循環系と、排液管16、ポンプ40A及びフィルタ41Aを第1の旋回流用循環系と共用して、洗浄槽10内の洗浄液50を槽底部10Bに設けられた2つの吐出ノズル19B,19Bから槽内へ吐出する第2の旋回流用循環系とからなる。図4及び図5中の46,46′及び47は切り替え吐出のための自動操作弁である。
後者の油排出用循環系は、油回収部11内、特に油排出管12内の油類(厳密には洗浄液50との混合物)を、ポンプ40Bにより、油排出管12に接続された排油管17を介して槽外へ抜き出し、フィルタ41Bにより油類を分離除去したあとに洗浄槽10内へ戻す。図5中の42は油回収タンクである。
洗浄槽10内には、給水系43を介して洗浄液調製のための水が供給される。槽底部10B内のヒータ18には、工場蒸気が蒸気供給系44を介して流通される。図5中の45は洗浄槽10内の洗浄液を槽外へ排出するためのドレン系である。
洗浄槽10に組み合わされる部品容器20は、図1及び図2に示すように、棒材を網目状に組み合わせて構成された有底筒状の籠体からなる。網目の大きさは、洗浄槽10内の洗浄液50が自由に通過する一方、被洗浄部品30を確実に支持できるように設定されている。上面が開放したこの部品容器20は、洗浄槽10の本体部10Aと槽底部10Bとの間の支持体10C上に載置され、その高さは本体部10Aの中心部に設けられた油回収部11とほぼ同じ高さで、本体部10Aの高さのほぼ1/2とされている。部品容器20の外径は、本体部10Aの内径より若干小さく設定されている。
部品容器20の中心部には、上面が閉止された無底の円筒体からなる油溜め21が設けられている。油溜め21は、前記本体部10Aの中心部に設けられた円筒形状の油溜め11に隙間をあけて外嵌する大きさであり、前記本体部10A内における洗浄液50の液流ガイドを兼ねている。油溜め21の天板には、複数の油流入孔22が中心回りに等間隔で設けられている。天板の中心部には、部品容器20を操作するためのフック23が設けられている。
次に、本実施形態の水流式洗浄装置を使用して鉄道用輪軸における各種部品の洗浄を行う方法及びその機能について説明する。
まず、洗浄槽10内に所定量の水を注入し、アルカリ洗浄剤等の洗浄用薬剤を添加して洗浄液50を調製する。次いでヒータ18に蒸気を通して、その洗浄液50を70〜90℃程度に加熱保持する。この状態で、車両支持用ベアリングやベアリング固定用の外蓋、内蓋といったベアリング周辺部品からなる被洗洗浄部品30を籠状の部品容器20に収容して、その部品容器20を洗浄槽10の本体部10A内にセットする。
洗浄槽10内における洗浄液50のレベルは、部品容器20が完全に漬かる程度であり、厳密には、本体部10Aの中心に設けられた油回収部11内の油排出管12の上端と同一レベルである。このため、液面レベルは、油回収部11内の油溜め12の上面より高く、部品容器20における油溜め22の上面より低くなる。これにより、本体部10A内に挿入された部品容器20内の被洗洗浄部品30は、本体部10Aの周壁内周面と部品容器20の中心部に設けられた油溜め21の外周面との間の環状空間において、洗浄容器10内の洗浄液50中に完全に浸漬した状態となる。
そして、この状態で第1の旋回流用循環系及び第2の旋回流用循環系におけるポンプ40A、及び油排出用循環系におけるポンプ40Bを自動操作弁46,46′及び47と共に選択的に作動させる。具体的には、ポンプ40Aを作動させ、自動操作弁46を開、自動操作弁46′及び47を閉とする。これにより、洗浄槽10内の洗浄液50が一旦、槽底部10Bの中心部から槽外へ吸引排出され、洗浄槽10の本体部10Aに設けられた一方の吐出ノズル19Aから本体部10内へ吐出される。すなわち、洗浄槽10内の洗浄液50が槽底部10Bから吐出ノズル19Aへ経て槽内へ循環する。
所定時間経過後、自動操作弁46′を開、自動操作弁46及び47を閉とする。これにより、洗浄槽10内の洗浄液50が槽底部10Bから他方の吐出ノズル19A′へ経て槽内へ循環する。
ここで、本体部10Aにおける2種類の吐出ノズル19A,19A′は、洗浄槽10の中心線を挟んだ対称位置に設けられており、且つ本体部10Aの周壁内周面に沿った相反する方向に洗浄液50を吐出する。その結果、本体部10Aの周壁内周面がガイド面となり、且つ部品容器20の中心部に設けられた油溜め21の外周面がガイド面となることにより、両周面間の環状空間に一方向の水平旋回流及び他方向の水平旋回流が選択的に形成される。
更に所定時間が経過すると、再度、自動操作弁47を開、自動操作弁46及び46′を閉とする。これにより、槽底部10Bの中心部から槽外へ吸引排出された洗浄液50が、洗浄槽10の槽底部10Bに設けられた吐出ノズル19B,19Bから槽底部10B内へ吐出される。すなわち、洗浄槽10内の洗浄液50が槽底部10Bから吐出ノズル19B,19Bへ経て槽内へ循環する。槽底部10Bにおける吐出ノズル19B,19Bは、槽底部10Bの中心を挟んだ対称位置おいて上方へ洗浄液50を吐出することにより、前記両周面間の環状空間に上下方向の垂直旋回流を形成する。
これらの結果、部品容器20内の被洗浄部品30は、前記両周面間の環状空間において、一方向の水平旋回流、他方向の水平旋回流、及び上下方向の垂直旋回流に順番に曝され、多方向から洗浄液50を受ける。
かくして、車両支持用ベアリングやベアリング周辺部品といった複雑な形状の被洗浄部品30についても、表面に付着する油類がほぼ完全に洗浄除去される。
また、この洗浄の全期間を通じて、被洗浄部品30の表面から除去された油類は、洗浄槽10内の洗浄液50の表層部に浮上する。このとき、洗浄槽10の中心部に設けられた油回収部11の油排出管12内がポンプ40Bにより吸引されている。この吸引と洗浄液50の流動により、洗浄液50の表層部に浮上した油類は、部品容器20の油溜め21内へ油流入孔22から流入して集められ、一部は油排出管12から排油管17を経て槽外へ直接排出される。残りは、油回収部11の油溜め13内へ油流入孔14から流入して集められた後、油排出管12の上端開口部及び上端部の油流入孔15から管内へ吸引され、排油管17を経て槽外へ排出される。
洗浄槽10の外へ排出された油類(厳密には油類と洗浄液の混合物)は、フィルタ41Bにより洗浄液から分離除去されタンク42内へ排出される。油類を除去された洗浄液50は洗浄槽10に戻って洗浄に再使用される。このため、洗浄中に洗浄液50を補給する必要もない。
本実施形態の水流式洗浄装置では、上下方向の垂直旋回流を形成するために、槽底部10Bに設けた垂直な上向きの吐出ノズル19B,19Bを用いたが、旋回流形成に都合のよいように傾斜させた上向きノズルを使用してもよい。また、洗浄槽10内へ上方または斜め上方から挿入された下向きノズルを使用してもよい。
本実施形態の水流式洗浄装置を使用して、使用後の鉄道輪軸用円筒コロ軸受を実際に洗浄した。
洗浄槽10の第1旋回流用循環系における一方の吐出ノズル19Aは2個、他方の吐出ノズル19A′も2個とした。吐出ノズル19B,19Bは2個のままである。洗浄槽10の容量は830リットルであり、洗浄液量は、流通経路内の洗浄液を含めて600リットルとした。洗浄液はアルカリ洗浄液であり、液温は90℃とした。2個の吐出ノズル19Aからの合計吐出量は850リットル/分、2個の吐出ノズル19A′からの合計吐出量も850リットル/分、第2の旋回流用循環系における2個の吐出ノズル19B,19Bからの吐出量も850リットル/分とした。油排出用循環系におけるポンプ40Bによる油類抜き出し量は180リットル/時間とした。洗浄モードとしては、2個の吐出ノズル19Aから8分間吐出−2個の吐出ノズル19A′から8分間吐出−2個の吐出ノズル19B,19Bから4分間吐出(合計20分間吐出)を採用した。
そして本例では洗浄槽10を2基用意すると共に濯ぎ槽を1基用意し、第1の洗浄槽10で20分間の薬液洗浄を行った後、第2の洗浄槽20で20分間の薬液洗浄を行い、しかる後に濯ぎ槽で5分間の濯ぎ処理を行った。
被洗浄部品30である鉄道輪軸用円筒コロ軸受は複雑な形状をしており、大量の汚れたグリースにまみれた状態であったが、洗浄後は表面に油類の付着は認められなかった。
10 洗浄槽
10A 本体部
10B 槽底部
10C 支持体
11 油回収部
12 油排出管
13 油溜め
14,15 油流入孔
16 排液管
17 排油管
18 ヒータ
19A,19B 吐出ノズル
20 部品容器
21 油溜め
22 油流入孔
23 フック
30 洗浄液
40A,40B 吸引ポンプ
41A,41B フィルタ
42 油回収タンク
43 給水系
44 蒸気供給系
45 ドレン系
46,46′,47 自動操作弁
50 被洗浄部品

Claims (3)

  1. 洗浄液を収容し、筒状容器からなり周壁に油流入部が設けられた油回収部を中心部に有する洗浄槽と、洗浄槽内の洗浄液を洗浄槽内に循環させると共に、洗浄槽内の洗浄液が油回収部回りの両方向の旋回流を形成するように洗浄槽内面の接線に沿って両方向に洗浄槽内への洗浄液の吐出を行う第1の旋回流用循環系と、洗浄槽内の洗浄液を洗浄槽内に循環させると共に、洗浄槽内の洗浄液が上下方向の旋回流を形成するように洗浄液の上向き吐出又は下向き吐出を行う第2の旋回流用循環系と、洗浄槽内の油回収部を下方に吸引し油類を分離除去したあとの洗浄液を洗浄槽内に戻す油排出用循環系と、洗浄液の通過が自在な材料からなり、洗浄すべき部品を収容して洗浄槽内の油回収部周囲に挿入される籠状の部品容器とを具備する水流式洗浄装置。
  2. 請求項1に記載の水流式洗浄装置において、油回収部は、垂直な油排出管の周囲に、上面及び下面が閉塞され、周壁部に油流入孔が形成された円筒状の油溜めを設けた2筒構造である水流式洗浄装置。
  3. 請求項1又は2に記載の水流式洗浄装置において、油回収部の外側に組み合わされる部品容器は、前記油回収部を包囲し油流入孔を形成された円筒状の油溜めを中心部に有する水洗式洗浄装置。
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