JP2012254165A - 調理システム - Google Patents

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Abstract

【課題】円滑に調理を行うことができる調理システムを提供すること。
【解決手段】本発明では、具入り麺食品を調理するための調理システムにおいて、鍋(1)で具と麺とを加熱調理するための加熱調理装置(2)と、具を炒めるための炒め装置(3)と、鍋(1)を洗浄するための鍋洗浄装置(4)とを有し、加熱調理装置(2)は、複数台の加熱器(7〜10)を並設するとともに、前記複数の加熱器(7〜10)に鍋(1)を順に移動させる鍋移動機構(6)を設け、鍋移動機構(6)で鍋(1)を各加熱器(7〜10)の稼働時間毎に移動させ、しかも、各加熱器(7〜10)の稼働時間を前記炒め装置(3)及び鍋洗浄装置(4)の稼働時間よりも長く設定することにした。
【選択図】図1

Description

本発明は、具入り麺食品を調理するための調理システムに関するものである。
従来より、飲食物を提供する店舗においては、具材を炒める炒め装置や麺を茹でる加熱装置や調理用具を洗浄する洗浄装置などからなる調理システムを厨房に配置している(たとえば、特許文献1参照。)。
この従来の調理システムでは、調理人が各装置をそれぞれ別個独立に使用して、調理を行うとともに、調理で使用した調理用具を洗浄するようにしている。
特開2003−259926号公報
ところが、上記従来の調理システムでは、各装置の稼働時間(鍋1個分の調理に要する時間や1個の鍋を洗浄するのに要する時間)がそれぞれ異なっているために、調理と洗浄とを順番に連続して行うことができなかった。
そのため、複数個の鍋を使用して調理した後に、調理で使用した複数個の鍋をまとめて洗浄するといった作業を行っており、作業に多大な無駄が生じてしまうばかりでなく、大量の鍋をストックしておかなければならず、そのために多大な収容スペースが厨房に必要となっていた。
そこで、請求項1に係る本発明では、具入り麺食品を調理するための調理システムにおいて、鍋で具と麺とを加熱調理するための加熱調理装置と、具を炒めるための炒め装置と、鍋を洗浄するための鍋洗浄装置とを有し、加熱調理装置は、複数台の加熱器を並設するとともに、前記複数の加熱器に鍋を順に移動させる鍋移動機構を設け、鍋移動機構で鍋を各加熱器の稼働時間毎に移動させ、しかも、各加熱器の稼働時間を前記炒め装置及び鍋洗浄装置の稼働時間よりも長く設定することにした。
また、請求項2に係る本発明では、前記請求項1に係る本発明において、前記並列する複数の加熱器の両端に調理台を並設することにした。
また、請求項3に係る本発明では、前記請求項1又は請求項2に係る本発明において、前記稼働時間を使用する加熱器の台数に応じて変更可能とすることにした。
そして、本発明では、以下に記載する効果を奏する。
すなわち、本発明では、具入り麺食品を調理するための調理システムにおいて、鍋で具と麺とを加熱調理するための加熱調理装置と、具を炒めるための炒め装置と、鍋を洗浄するための鍋洗浄装置とを有し、加熱調理装置は、複数台の加熱器を並設するとともに、前記複数の加熱器に鍋を順に移動させる鍋移動機構を設け、鍋移動機構で鍋を各加熱器の稼働時間毎に移動させ、しかも、各加熱器の稼働時間を前記炒め装置及び鍋洗浄装置の稼働時間よりも長く設定しているために、各装置を連続して使用することができるようになり、複数個の鍋を順番に連続して常に使い続けることができるので、円滑に調理を行うことができるとともに、大量の鍋をストックする必要がなく、厨房の省スペース化を図ることができる。
特に、並列する複数の加熱器の両端に調理台を並設した場合には、両端の調理台を利用して炒めた具と麺とを鍋に投入する準備作業や出来上がった具入り麺食品を皿に盛り付ける盛付作業を円滑に行うことができる。
また、稼働時間を使用する加熱器の台数に応じて変更可能とした場合には、調理する具入り麺食品の種類や調理人の人数などに応じて最適化を図ることができる。
本発明に係る調理システムを示す説明図。 加熱調理装置を示す平面図(a)、正面図(b)、側面図(c)。 同拡大平面断面図。 同拡大側面断面図。 炒め装置を示す平面図(a)、正面図(b)、側面図(c)。 同拡大正面図。 同拡大側面図。 同拡大平面図。 使用状態を示す拡大正面図(a)、側面図(b)。 鍋洗浄装置を示す平面図(a)、側面図(b)、正面図(c)。 同拡大正面図。 同拡大側面図。 同拡大平面図。
以下に、本発明に係る調理システムの具体的な構成について図面を参照しながら説明する。
本発明に係る調理システムは、ちゃんぽんやラーメンなどの具入り麺食品を調理するのに適した調理システムであり、図1に示すように、鍋1で具と麺とを加熱調理するための加熱調理装置2と、具を炒めるための炒め装置3と、鍋1を洗浄するための鍋洗浄装置4とで構成している。
まず、加熱調理装置2の具体的な構成について説明すると、図2〜図4に示すように、加熱調理装置2は、横長矩形箱型状の調理装置本体5の上部に鍋1を長手方向に移動させるための鍋移動機構6を着脱自在に取付けている。
調理装置本体5は、複数台(ここでは、4台。)の同一構造の加熱器7〜10を並設するとともに、右側端部及び左側端部に調理台11,12を並設し、各加熱器7〜10及び調理台11,12の上面(作業面)を同一面としている。
各加熱器7〜10は、上面を加熱面とした電磁誘導加熱型の加熱機構13と、この加熱機構13を制御するための制御機構14とを有しており、それぞれ独立して制御機構14で加熱機構13を制御できるようになっている。
鍋移動機構6は、調理装置本体5の上面に前後一対の横長矩形板状のベース15,16を着脱自在に取付け、各ベース15,16の上部にレール17,18を介して前後一対の断面コ字状の移動体19,20を左右に伸延するレール17,18に沿って摺動自在に取付け、前後の移動体19,20の右端部同士を連結体21で連結して、前後の移動体19,20が一体となって左右に移動するようにしている。
また、鍋移動機構6は、前後の移動体19,20に前後一対の押圧体22,23を水平回動自在に軸支するとともに、移動体19,20と押圧体22,23との間に付勢スプリング24,25を介設している。この前後の押圧体22,23は、移動体19,20を左方向に移動させた際に鍋1の外周面に当接して、鍋1を左方向に押し出す機能を有している。なお、連結体21も、移動体19,20を左方向に移動させた際に鍋1の外周面に当接して、鍋1を左方向に押し出す機能を有している。
また、鍋移動機構6は、前側の移動体19において押圧体22の左側方に係止片26を取付けている。この係止片26は、移動体19,20を左方向に移動させた際に鍋1の外周面を係止して、鍋1が回転してしまうのを防止する回転防止手段としての機能を有している。
また、鍋移動機構6は、後側の移動体20の後側壁にラックギヤ27を取付ける一方、後側のベース16にケース28を取付け、ケース28に駆動モーター29を取付け、駆動モーター29の駆動軸30にピニオンギヤ31を取付けて、ピニオンギヤ31をラックギヤ27に噛合させている。
さらに、鍋移動機構6は、後側のベース16に制御機構32を取付け、この制御機構32で移動体19,20の移動を制御している。
すなわち、鍋移動機構6は、制御機構32によって駆動モーター29を定期的に駆動制御することによって、移動体19,20を加熱器7〜10の1台分の左右幅だけ左右に繰り返し往復運動させ、右端の調理台11の上部に載置した鍋1を1台目の加熱器7の加熱機構13の上部まで移動させ、1〜3台目の加熱器7,8,9の加熱機構13の上部に載置した鍋1をそれぞれ2〜4台目の加熱器8,9,10の加熱機構13の上部まで移動させ、4台目の加熱器10の加熱機構13の上部に載置した鍋1を左端の調理台12の上部まで移動させるようにしている。その際に、各加熱器7〜10の制御機構14は、調理する内容に応じて各加熱機構13を適宜制御するようにしている。
これにより、例えば、右端の調理台11に鍋1を載置するとともに鍋1に具や麺や汁を投入し、60秒間隔で移動体19,20を繰り返し左右に往復運動させて各加熱器7〜10で異なる温度条件で加熱していき、左端の調理台12で丼に盛り付けることができる。
以上に説明したように、上記加熱調理装置2は、各加熱器7〜10の加熱面を同一面上に形成するとともに、並設した複数の加熱器7〜10に鍋1を順に移動させる鍋移動機構6を設けた構成となっているために、上記構成の加熱調理装置2では、鍋移動機構6で鍋1だけを移動させればよく、加熱調理装置2の小型化を図ることができ、それに伴って厨房の省スペース化を図ることができる。
また、上記加熱調理装置2は、加熱器7〜10の1台分の幅で往復運動して鍋1を移動させるように鍋移動機構6を構成しているために、上記構成の加熱調理装置2では、鍋移動機構6の移動範囲を少なくすることができ、より一層厨房の省スペース化を図ることができる。
また、上記加熱調理装置2は、鍋1の移動時に鍋1が回転するのを防止する回転防止手段を鍋移動機構6に設けた構成となっているために、上記構成の加熱調理装置2では、移動する鍋1の姿勢を常に所望の姿勢に保持することができ、加熱調理装置2の使い勝手を向上させることができる。
次に、炒め装置3の具体的な構成について説明すると、図5〜図9に示すように、炒め装置3は、ケーシング33にドラム34を収容するとともに、ケーシング33にドラム34を加熱するための加熱機構35とドラム34を回転させるための回転機構36とを収容し、さらに、ケーシング33にドラム34の開口を塞ぐカバー機構37を設けた構成となっている。
ケーシング33は、矩形箱型状の基台38の内部に制御機構39を収容するとともに、基台38の上面部に加熱機構35を配設して、基台38の上面にドラム34を載置するようにしている。
また、ケーシング33は、基台38の下面四隅に伸縮自在の脚体40を取付け、脚体40を伸長又は短縮させることで、基台38を水平状態や前傾状態(図9参照。)に保持できるようにしている。
さらに、ケーシング33は、基台38の上部にドラム34を覆うフード41を取付け、フード41の前方に形成した開口42からドラム34を着脱できるようにしている。
ドラム34は、前方に開口43を形成した円筒形状となっており、底にドラムギヤ49を取付け、ドラムギヤ49にドラムギヤ49よりも拡径した円板状のガイド板44を取付けるとともに、内部に食材を撹拌するための撹拌板45を取付けている。
加熱機構35は、基台38の上面部に電磁誘導加熱方式の加熱器46を取付け、この加熱器46で金属製のドラム34を加熱し、ドラム34の内部に投入した食材を炒めるようにしている。
回転機構36は、基台38の上面左右前端部に支持ローラ47,48を回動自在に取付けるとともに、基台38の上面右後部に駆動モータ50を取付け、駆動モータ50の回転軸51にガイド円板52を取付け、ガイド円板52の前方に駆動ギヤ53を一定の隙間(ガイド溝54)を介して取付けている。
そして、回転機構36は、支持ローラ47,48と駆動ギヤ53でドラム34を当接支持するとともに、駆動モータ50を駆動させて駆動ギヤ53を回転させることで駆動ギヤ53と噛合させたドラムギヤ49及びドラム34を回転させるようにしている。
また、回転機構36は、ドラム34の底のガイド板44をガイド溝54に挿入することで、ガイド板44がガイド円板52と駆動ギヤ53との間で前後の移動が規制され、これにより、基台38を前傾状態にしてもドラム34が基台38から前方に滑落してしまうのを防止することができる。
カバー機構37は、フード41の右側上部に支持軸55を取付け、支持軸55に開口カバー56を左右回動自在に取付けている。
また、カバー機構37は、開口カバー56にハンドル57を前後進退自在に取付け、ハンドル57に係止キー58を取付けており、この係止キー58をフード41に形成した係止孔59,60に係入することで、開口カバー56を開いた状態と閉じた状態とに開閉できるようにしている。
この開口カバー56は、水平状態又は前傾状態にしたドラム34の開口43から食材が溢れ出るのを阻止するためのもので、ドラム34の開口43の全体を覆うようにしてもよいが、ドラム34の下側で回転方向側(ここでは、正面視でドラム34を反時計回り(右側回転)に回転させているために、右側)だけを覆うようにしている。これは、ドラム34の回転に伴って食材がドラム34の内部で回転方向側に片寄って存在するため、ドラム34の下側で回転方向側だけを覆えば食材が溢れ出るのを阻止することができ、しかも、ドラム34の開口43から内部の食材を目視することができるからである。
炒め装置3は、以上に説明したように構成しており、回転機構36でドラム34を回転させるとともに、回転するドラム34を加熱機構35で加熱して、ドラム34の内部で食材を撹拌板45で撹拌しながら炒めるようにしている。
この炒め装置3は、ドラム34を加熱するための加熱機構35とドラム34を回転させるための回転機構36とを基台38に収容するとともに、基台38を水平状態又は前傾状態に保持するための脚体40を設け、ドラム34の開口43から食材が溢れ出るのを阻止する開口カバー56を設けた構成となっているために、上記構成の炒め装置3では、脚体40で基台38を水平状態又は前傾状態とすることによって、ドラム34を水平状態又は前傾状態にして食材を炒めることができる。これにより、炒め装置3では、炒め終わった食材をドラム34の内部から簡単に取出すことができるので、使い勝手を向上させることができるとともに、全ての食材をむらなく炒めることができる。なお、ドラム34を前傾状態とした場合には、開口カバー56を開くだけで回転するドラム34の開口43から炒め終わった食材を自動的に排出させることもできる。
また、上記炒め装置3は、ドラム34の下側で回転方向側だけに開口カバー56を設けた構成となっているために、上記構成の炒め装置3では、ドラム34の開口43から内部を視認しながら食材を炒めることができ、炒め装置3の使い勝手を向上させることができる。
さらに、上記炒め装置3は、ドラム34と回転機構36との間にドラム34が前方に滑落するのを防止する滑落防止手段(ガイド板44とガイド溝54)を設けた構成となっているために、上記構成の炒め装置3では、基台38とともにドラム34を前傾状態にして使用しても、誤ってドラム34が前方に滑落してしまうのを未然に防止することができ、炒め装置3の安全性を向上させることができる。
次に、鍋洗浄装置4の具体的な構成について説明すると、図10〜図13に示すように、鍋洗浄装置4は、ケーシング61の内部に、鍋1を伏せた状態で載置するための鍋載置台62と、鍋1に向けて洗浄液63を噴射するための洗浄液噴射機構64と、洗浄液63を補充するための洗浄液補充機構65と、これら洗浄液噴射機構64や洗浄液補充機構65を制御するための制御機構66とを収容している。
ケーシング61は、中空箱型状のケース本体67の後側上部にフード68を形成し、ケース本体67の前側上端部とフード68の前側部を開口するとともに、フード68の前側部に扉69を開閉自在に取付けている。
また、ケーシング61は、ケース本体67の内部に仕切壁70を取付けて、ケース本体67の内部を仕切壁70で前後に区画し、仕切壁70より後方側上部に洗浄液63を貯留するための貯留槽71を形成している。
鍋載置台62は、貯留槽71の開口部に左右一対の支持フレーム72,73を高さ調節可能に取付け、左右の支持フレーム72,73の上部に矩形枠状の枠フレーム74を取付け、枠フレーム74の上部に前後一対の門型の上部フレーム75,76を取付けるとともに、枠フレーム74の後側上部に左右一対のサイドフレーム77,78を取付けている。
そして、鍋載置台62は、支持フレーム72,73と枠フレーム74で鍋1を伏せた状態(上下反転させた状態)で保持するとともに、上部フレーム75,76とサイドフレーム77,78で鍋1の外方を覆うようにしている。
洗浄液噴射機構64は、ケーシング61の底部中央に貯留槽71に連通連結した循環ポンプ79を収容し、循環ポンプ79に上下に伸延する噴射ノズル80を連通連結し、噴射ノズル80の先端部を鍋載置台62の左右の支持フレーム72,73の間から上方へ向けて突出させている。
また、洗浄液噴射機構64は、ケーシング61の底部後方に排水口81を形成し、排水口81に貯留槽71の内部に収容したオーバーフロー管82を接続し、さらに、貯留槽71の内部に多孔板状の塵取り網83を水平に着脱可能に取付け、塵取り網83よりも上方にオーバーフロー管82の上端(吸入口)を位置させている。
そして、洗浄液噴射機構64は、貯留槽71の内部の洗浄液63を循環ポンプ79で循環させながら噴射ノズル80から鍋載置台62に伏せた状態で載置した鍋1の内面へ向けて噴射して洗浄液63で鍋1の内面を洗浄するとともに、余剰の洗浄液63をオーバーフロー管82から廃棄し、また、鍋1から剥がれ落ちた塵を塵取り網83で捕捉するようにしている。
洗浄液補充機構65は、ケーシング61の前側下部に吸水口84を形成し、吸水口84に上下に伸延する吸水管85の下端部を接続し、吸水管85の上端部に前後に伸延する下側吐出管86の前端部を接続し、下側吐出管86の後端部に上下に伸延する連結管87の下端部を接続し、連結管87の上端部に上側吐出管88を接続している。
また、洗浄液補充機構65は、吸水管85の中途部に開閉弁89を介設し、下側吐出管86の中途部に上方へ向けて噴射する下側噴射ノズル90,91を前後に間隔をあけて接続するとともに、上側吐出管88の中途部に下方へ向けて噴射する上側噴射ノズル92,93を前後に間隔をあけて接続している。
そして、洗浄液補充機構65は、吸水源から供給される新規の洗浄液63を下側噴射ノズル90,91及び上側噴射ノズル92,93から噴射し、鍋載置台62に伏せた状態で載置した鍋1の内面へ向けて下側噴射ノズル90,91から洗浄液63を噴射するとともに、鍋1の外面へ向けて上側噴射ノズル92,93から洗浄液63を噴射し、洗浄液63を貯留槽71に補充するようにしている。
制御機構66は、洗浄液噴射機構64の循環ポンプ79や洗浄液補充機構65の開閉弁89を制御するとともに、ケーシング61に設けた扉69の開閉状態を検出する開閉検出センサー94や貯留槽71に設けた洗浄液63の水位を検出する水位検出センサー95や貯留槽71に設けた洗浄液63を温めるヒーター96が接続されている。
そして、制御機構66では、鍋載置台62に鍋1が伏せられた状態で載置されて扉69が閉じられたことを開閉検出センサー94で検出すると、洗浄液噴射機構64の循環ポンプ79を駆動して洗浄液63を噴射ノズル80から鍋1の内面へ向けて噴射し、これにより、鍋1の内面の洗浄を行う。
また、制御機構66では、貯留槽71の水位が予め設定した水位よりも下がったことを水位検出センサー95で検出すると、洗浄液噴射機構64の循環ポンプ79の駆動を停止するとともに、洗浄液補充機構65の開閉弁89を予め設定した時間だけ開弁して新規の洗浄液63を下側噴射ノズル90,91及び上側噴射ノズル92,93から噴射し、これにより、鍋1の内面へ向けて下側噴射ノズル90,91から洗浄液63を噴射するとともに、鍋1の外面へ向けて上側噴射ノズル92,93から洗浄液63を噴射して、洗浄液63の補充を行う。
以上に説明したように、上記鍋洗浄装置4は、鍋1を伏せた状態で載置する鍋載置台62と、鍋載置台62に載置された鍋1の内面へ向けて洗浄液63を噴射する洗浄液噴射機構64とを有し、洗浄液噴射機構64は、洗浄液63を貯留する貯留槽71に循環ポンプ79を収容して洗浄液63を循環させて鍋1の洗浄を行うとともに、貯留槽71にオーバーフロー管82を配設して、洗浄済みの洗浄液63をオーバーフロー管82から排出するように構成しているために、上記構成の鍋洗浄装置4では、伏せた状態の鍋1の内面へ向けて洗浄液63を噴射することで鍋1の内面をむらなく洗浄することができる。また、上記構成の鍋洗浄装置4では、洗浄液63を循環して利用することで洗浄液63の使用量を少なくして鍋洗浄装置4のランニングコストを低減することができる。
また、上記鍋洗浄装置4は、貯留槽71に新規の洗浄液63を補充する洗浄液補充機構65を設け、洗浄液補充機構65は、鍋載置台62に載置された鍋1の内面及び外面へ向けて補充する新規の洗浄液63を噴射するように構成しているために、上記構成の鍋洗浄装置4では、鍋1の内面及び外面を新規の洗浄液63で良好に洗浄することができる。
さらに、上記鍋洗浄装置4は、貯留槽71の水位が所定水位以下となった場合に新規の洗浄液63を補充するように洗浄液補充機構65を構成しているために、上記構成の鍋洗浄装置4では、貯留槽71に貯留した洗浄液63で鍋1の内面を洗浄した後に続けて新規の洗浄液63で鍋1の内面及び外面をすすぐことができ、鍋1の全体を良好に洗浄することができる。
本発明に係る調理システムは、以上に説明した加熱調理装置2と炒め装置3と鍋洗浄装置4とで構成しており、以下に説明するようにして具入り麺食品を調理するようにしている。
まず、加熱調理装置2の鍋移動機構6による鍋1の移動を所定時間(たとえば、60秒)毎に行うように設定するとともに、加熱器7〜10の加熱機構13による加熱温度をそれぞれ異なる温度(たとえば、100℃、60℃、80℃、40℃)に設定しておく。
そして、炒め装置3で所定時間(たとえば、45秒)かけて炒めた具を鍋1に移すとともに、鍋1に麺及び汁を投入し、その鍋1を加熱調理装置2の調理台11の上部に載置する。
加熱調理装置2の調理台11の上部に載置された鍋1は、鍋移動機構6によって調理台11から1台目の加熱器7へと移動し、100℃に設定した1台目の加熱器7で麺及び汁が一気に加熱される。その後、鍋1は、鍋移動機構6によって1台目の加熱器7から2台目の加熱器8へと移動し、60℃に設定した2台目の加熱器8で加熱しながら麺をほぐしていく。その後、鍋1は、鍋移動機構6によって2台目の加熱器8から3台目の加熱器9へと移動し、80℃に設定した3台目の加熱器9で加熱しながら麺及び具を反転させる。その後、鍋1は、鍋移動機構6によって3台目の加熱器9から4台目の加熱器10へと移動し、40℃に設定した4台目の加熱器10で保温しながら麺を汁になじませる。その後、鍋1は、鍋移動機構6によって4台目の加熱器10から左端の調理台12へと移動し、調理台12の上部で丼に盛り付けられる。
その後、鍋1は、鍋洗浄装置4で所定時間(たとえば、40秒)かけて洗浄され、再び調理に用いられる。
なお、連続して調理する場合には、加熱調理装置2の鍋移動機構6の移動間隔(すなわち、1個の鍋1に対する各加熱器7〜10の加熱時間(稼働時間))毎に、炒め装置3で具を炒めて鍋1に移すとともに調理台11に載置する準備作業と、調理台12で盛り付け終わった鍋1を鍋洗浄装置4で洗浄する洗浄作業とを繰返し行えばよく、各加熱器7〜10、調理台11,12、鍋洗浄装置4で使われる7個の鍋1を循環して利用することができる。
このように、具入り麺食品を調理するための上記調理システムでは、鍋1で具と麺とを加熱調理するための加熱調理装置2と、具を炒めるための炒め装置3と、鍋1を洗浄するための鍋洗浄装置4とで構成するとともに、加熱調理装置2は、複数台の加熱器7〜10を並設するとともに、複数の加熱器7〜10に鍋1を順に移動させる鍋移動機構6を設けた構成としている。
そして、上記調理システムでは、鍋移動機構6で鍋1を各加熱器7〜10の稼働時間(上記具体例では60秒)毎に移動させている。この各加熱器7〜10の稼働時間(上記具体例では60秒)は、炒め装置3の稼働時間(調理時間:上記具体例では45秒)や鍋洗浄装置4の稼働時間(洗浄時間:上記具体例では40秒)よりも長くなるように設定している。なお、各加熱器7〜10の稼働時間は、加熱調理装置2による加熱に必要な時間(上記具体例では、4分)を使用する加熱器7〜10の台数で均等に割った時間としており、各加熱器7〜10の稼働時間を使用する加熱器7〜10の台数に応じて変更するようにしている。
そのため、上記構成の調理システムでは、各装置を連続して使用することができるようになり、複数個の鍋1を順番に連続して常に使い続けることができるので、円滑に調理を行うことができるとともに、大量の鍋1をストックする必要がなく、厨房の省スペース化を図ることができる。
また、上記調理システムでは、並列する複数の加熱器7〜10の両端に調理台11,12を並設した構成となっている。
そのため、上記構成の調理システムでは、両端の調理台11,12を利用して炒めた具と麺とを鍋1に投入する準備作業や出来上がった具入り麺食品を皿に盛り付ける盛付作業を円滑に行うことができる。
さらに、上記調理システムでは、稼働時間を使用する加熱器7〜10の台数に応じて変更できるように構成している。
そのため、上記構成の調理システムでは、調理する具入り麺食品の種類や調理人の人数などに応じて最適化を図ることができる。
1 鍋 2 加熱調理装置
3 炒め装置 4 鍋洗浄装置
5 調理装置本体 6 鍋移動機構
7〜10 加熱器 11,12 調理台
13 加熱機構 14 制御機構
15,16 ベース 17,18 レール
19,20 移動体 21 連結体
22,23 押圧体 24,25 付勢スプリング
26 係止片 27 ラックギヤ
28 ケース 29 駆動モーター
30 駆動軸 31 ピニオンギヤ
32 制御機構 33 ケーシング
34 ドラム 35 加熱機構
36 回転機構 37 カバー機構
38 基台 39 制御機構
40 脚体 41 フード
42 開口 43 開口
44 ガイド板 45 撹拌板
46 加熱器 47 支持ローラ
48 支持ローラ 49 ドラムギヤ
50 駆動モータ 51 回転軸
52 ガイド円板 53 駆動ギヤ
54 ガイド溝 55 支持軸
56 開口カバー 57 ハンドル
58 係止キー 59,60 係止孔
61 ケーシング 62 鍋載置台
63 洗浄液 64 洗浄液噴射機構
65 洗浄液補充機構 66 制御機構
67 ケース本体 68 フード
69 扉 70 仕切壁
71 貯留槽 72,73 支持フレーム
74 枠フレーム 75,76 上部フレーム
77,78 サイドフレーム 79 循環ポンプ
80 噴射ノズル 81 排水口
82 オーバーフロー管 83 塵取り網
84 吸水口 85 吸水管
86 下側吐出管 87 連結管
88 上側吐出管 89 開閉弁
90,91 下側噴射ノズル 92,93 上側噴射ノズル
94 開閉検出センサー 95 水位検出センサー
96 ヒーター

Claims (3)

  1. 具入り麺食品を調理するための調理システムにおいて、
    鍋で具と麺とを加熱調理するための加熱調理装置と、具を炒めるための炒め装置と、鍋を洗浄するための鍋洗浄装置とを有し、加熱調理装置は、複数台の加熱器を並設するとともに、前記複数の加熱器に鍋を順に移動させる鍋移動機構を設け、鍋移動機構で鍋を各加熱器の稼働時間毎に移動させ、しかも、各加熱器の稼働時間を前記炒め装置及び鍋洗浄装置の稼働時間よりも長く設定したことを特徴とする調理システム。
  2. 前記並列する複数の加熱器の両端に調理台を並設したことを特徴とする請求項1に記載の調理システム。
  3. 前記稼働時間を使用する加熱器の台数に応じて変更可能としたことを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の調理システム。
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