JP2012252090A - 画像形成装置、画像形成装置の制御方法及び制御プログラム - Google Patents

画像形成装置、画像形成装置の制御方法及び制御プログラム Download PDF

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Abstract

【課題】トナー容器から現像ユニットにトナーを補給する構成の画像形成装置において、現像ユニットのトナー補給タイミングを正確に判断すること。
【解決手段】静電潜像を現像する現像ユニット及び現像部に顕色剤を供給するトナーカートリッジを含む画像形成装置であって、装置内温度検知部202と、装置内部の温度に基づき、現像ユニットへの顕色剤の補給が必要であることを判断するため閾値を決定する閾値補正部203と、光学センサの検知信号に基づいて取得した顕色剤の残量と決定された閾値との比較結果に基づき、顕色剤の供給要否を判断するトナー残量検知部204と、トナーカートリッジから現像ユニットへの顕色剤の供給を制御するトナー補給部205とを含むことを特徴とする。
【選択図】図4

Description

本発明は、画像形成装置、画像形成装置の制御方法及び制御プログラムに関し、特に、電子写真方式の画像形成装置における顕色剤の補給に関する。
近年、情報の電子化が推進される傾向にあり、電子化された情報の出力に用いられるプリンタやファクシミリ及び書類の電子化に用いるスキャナ等の画像処理装置は欠かせない機器となっている。このような画像処理装置は、撮像機能、画像形成機能及び通信機能等を備えることにより、プリンタ、ファクシミリ、スキャナ、複写機として利用可能な複合機として構成されることが多い。
このような画像処理装置のうち、電子化された書類の出力に用いられる画像形成装置においては、電子写真方式の画像形成装置が広く用いられている。電子写真方式の画像形成装置においては、感光体を露光することにより静電潜像を形成し、トナー等の顕色剤を用いてその静電潜像を現像してトナー画像を形成し、そのトナー画像を用紙に転写することによって紙出力を行う。
そして、感光体を露光することにより形成された静電潜像を現像する現像器においては、トナー容器から現像ユニットにトナーを補給する構成や、トナー容器と現像ユニットとが一体となったプロセスカートリッジ構成がある。ここで、トナー容器から現像ユニットにトナーを補給する構成の場合、現像ユニットに補給されたトナーは時間の経過に伴って劣化するため、現像ユニットに補給されてから時間の経過したトナーと、新たにトナー容器から補給されるトナーとは、その性質が異なる。その結果、トナー容器から新たにトナーを補給した直後は、現像のプロセスが不安定になり、画像品質に影響が表れる。
そこで、出来るだけ現像のプロセスを安定化させるために、現像ユニット内部の残留トナーの量を検知し、所定量を下回ると所定量の補給トナーを補給することで、補給直後の残留トナーと補給トナーの比率を一定にするように補給量を制御する技術が考えられ既に知られている(例えば、特許文献1参照)。
ここで、画像形成装置の内部は、感光体を露光する光源や定着ユニットが発する熱により、温度が変動する。そして、異なる温度環境においては、光の波長が変化する。そのため、特許文献1に開示されるような残留トナーの量の検知において、光学式のセンサを用いる場合、装置内部の温度変化により、センサの光源が発する光の波長も変化し、トナー量の検知結果が変動する。その結果、正しく残留トナー量を検知することができず、補給直後の残留トナーと補給トナーの比率を一定にするという目的を達成することができない。
本発明は、上記実情を考慮してなされたものであり、トナー容器から現像ユニットにトナーを補給する構成の画像形成装置において、現像ユニットのトナー補給タイミングを正確に判断することを目的とする。
上記課題を解決するために、本発明の一態様は、感光体上に形成された静電潜像を現像する現像部及び前記現像部に対して顕色剤を供給する顕色剤供給部とを含む画像形成装置であって、装置内部の温度の検知信号に基づいて装置内部の温度を取得する温度検知部と、前記取得された装置内部の温度に基づき、前記現像部への顕色剤の補給が必要であることを判断するための前記現像部内の顕色剤の残量についての閾値を決定する閾値決定部と、光学センサの検知信号に基づいて取得した前記現像部内の顕色剤の残量と前記決定された閾値との比較結果に基づき、前記顕色剤供給部から前記現像部への顕色剤の供給要否を判断する顕色剤供給判断部と、前記顕色剤の供給が必要であると判断された場合に、前記前記顕色剤供給部から前記現像部への顕色剤の供給を制御する顕色剤供給制御部とを含むことを特徴とする。
本発明の他の態様は、感光体上に形成された静電潜像を現像する現像部及び前記現像部に対して顕色剤を供給する顕色剤供給部とを含む画像形成装置の制御方法であって、装置内部の温度の検知信号に基づいて装置内部の温度を取得し、前記取得された装置内部の温度に基づき、前記現像部への顕色剤の補給が必要であることを判断するための前記現像部内の顕色剤の残量についての閾値を決定し、光学センサの検知信号に基づいて取得した前記現像部内の顕色剤の残量と前記決定された閾値との比較結果に基づき、前記顕色剤供給部から前記現像部への顕色剤の供給要否を判断し、前記顕色剤の供給が必要であると判断された場合に、前記前記顕色剤供給部から前記現像部への顕色剤の供給を制御することを特徴とする。
本発明の更に他の態様は、感光体上に形成された静電潜像を現像する現像部及び前記現像部に対して顕色剤を供給する顕色剤供給部とを含む画像形成装置の制御プログラムであって、装置内部の温度の検知信号に基づいて装置内部の温度を取得するステップと、前記取得された装置内部の温度に基づき、前記現像部への顕色剤の補給が必要であることを判断するための前記現像部内の顕色剤の残量についての閾値を決定するステップと、光学センサの検知信号に基づいて取得した前記現像部内の顕色剤の残量と前記決定された閾値との比較結果に基づき、前記顕色剤供給部から前記現像部への顕色剤の供給要否を判断するステップと、前記顕色剤の供給が必要であると判断された場合に、前記前記顕色剤供給部から前記現像部への顕色剤の供給を制御するステップとを画像形成装置に実行させることを特徴とする。
本発明によれば、トナー容器から現像ユニットにトナーを補給する構成の画像形成装置において、現像ユニットのトナー補給タイミングを正確に判断することができる。
本発明の実施形態に係る画像形成装置の全体構成を示すブロック図である。 本発明の実施形態に係る画像形成装置の機能構成を示す図である。 本発明の実施形態に係る現像ユニット周辺の機能構成を模式的に示す図である。 本発明の実施形態に係るエンジン制御部の機能構成を示す図である。 本発明の実施形態に係る閾値テーブルの例を示す図である。 本発明の実施形態に係るトナー残量センサの検知信号の例を示す図である。 本発明の実施形態に係るトナー補給動作を示すフローチャートである。
以下、図面を参照して、本発明の実施形態を詳細に説明する。本実施形態においては、電子写真方式の画像形成装置であって、感光体を露光することにより形成された静電潜像を現像する現像器において、トナー容器から現像ユニットにトナーを補給する構成を有するものを例とし、現像ユニット内のトナー量の検知態様に特徴を有するものを例として説明する。
図1は、本実施形態に係る画像形成装置1の全体構成を示す側断面図である。図1に示すように、本実施形態に係る画像形成装置1は、転写ベルト12に沿って各色の現像ユニット(画像形成部)2A、2B、2C、2D(以降、総じて現像ユニット2とする)とトナーカートリッジ22A、22B、22C、22D(以降、総じてトナーカートリッジ22とする)が並べられ設置されている。これら複数の現像ユニット2A、2B、2C、2D及びトナーカートリッジ22A、22B、22C、22Dは、形成するトナー画像の色が異なるだけで内部構成は共通である。
転写ベルト12は回転駆動される2次転写駆動ローラ3と転写ベルトテンションローラ4とに巻回されたエンドレスのベルトである。現像ユニット2Aは感光体5Aと、この感光体5Aの周囲に配置された帯電器6A、露光器7、現像器8A、クリーナーブレード9Aを含み、現像部として機能する。
露光器7は、各現像ユニット2A、2B、2C、2Dが形成する画像色に対応する露光光であるレーザ光を照射するように構成されている。図1においては、レーザ光を破線により示している。
更に、図1に示すように、画像形成装置1は、用紙15を積載するための給紙トレイ14、用紙15を搬送するために給紙ローラ16、レジストローラ17、排紙ローラ19、両面ローラ20、転写ベルト12に形成された画像を用紙に転写するための二次転写ローラ13、トナーが転写された用紙にトナーを定着させる定着器18を含む。
排紙ローラ19の近傍には、用紙15が通紙したことを検知する排紙センサ21が設けられている。また、転写ベルト12の下方には、転写ベルトに形成された画像調整用のパターンや、用紙に転写されずに残ったトナーを回収する廃トナーボックス23が設けられている。
次に、このように構成された画像形成装置1における一般的な動作について説明する。画像形成出力に際し、感光体5Aの外周面は、暗中にて帯電器6Aにより一様に帯電された後、露光器7からのレーザ光により露光される。これにより、感光体5Aの外周面に静電潜像が形成される。現像器8Aは、この静電潜像をトナーにより可視像化し、このことにより感光体5A上にトナー画像が形成される。
このトナー画像は感光体5Aと転写ベルト12とが接する位置(一次転写位置)で、一次転写ローラ11Aの働きにより転写ベルト12上に転写される。この転写により、転写ベルト12上にトナー画像が形成される。トナー画像の転写が終了した感光体5Aは、外周面に残留した不要なトナーをクリーニングブレード9Aにより払拭された後次の画像形成のために待機する。
以上のようにして、現像ユニット2Aでトナー画像を転写された転写ベルト1は、次の現像ユニット2Bに搬送される。現像ユニット2Bでは、現像ユニット2Aでの画像形成プロセスと同様のプロセスにより転写ベルト12上に形成された画像に重畳されて転写される。転写ベルト1はさらに次の現像ユニット2C、2Dに搬送され、同様の動作により転写ベルト12上に重畳されて転写される。こうして、転写ベルト12上にフルカラーの画像が形成される。このフルカラーの重ね画像が形成された転写ベルト12は、二次転写ローラ13の位置まで搬送される。
画像形成出力時の用紙搬送動作に際して、給紙トレイ14に収納された用紙15は、最も上のものから給紙ローラ16を時計回りに回転駆動することにより順に送り出される。レジストローラ17は、前記の転写ベルト1により搬送されたトナー画像と二次転写ローラ13上で、トナー画像と用紙15の位置が重なり合うようなタイミングで駆動開始する。この時、レジストローラ17は反時計方向に回転駆動することで用紙15を送り出す。
レジストローラ17にて送り出された用紙15は、二次転写ローラ13にて転写ベルト1上のトナー画像がその紙面上に転写され、定着器18にて紙面上のトナー画像が熱および圧力にて定着され、反時計回りに回転駆動された排紙ローラ19にて画像形成装置の外部に排紙される。
両面印刷の場合、用紙15が排紙ローラ19を通過する手前で、排紙ローラ19が時計回りに回転し、用紙15を両面搬送経路に搬送する。両面搬送経路に搬送された用紙15は、両面ローラ20を経由し、再びレジストローラ17まで搬送される。レジストローラ17に到達した用紙15は、再びレジストローラ17から再給紙され、二次転写ローラ13にて先ほどと逆側の用紙面にトナー画像が転写され、定着器18にて紙面上のトナー画像が熱および圧力にて定着され、反時計回りに回転駆動された排紙ローラ19にて画像形成装置の外部に排紙される。
そして、本実施形態に係る画像形成装置1においては、各現像ユニット2A、2B、2C、2D内にトナー残量を検知するセンサが設けられており(図1において図示せず)、このセンサが現像ユニット内のトナー残量を検知し、その検知結果に基づいてトナーカートリッジ22から現像ユニット2にトナーが供給される。即ち、トナーカートリッジ22が顕色剤であるトナーを供給する顕色剤供給部として機能する。このトナーカートリッジ22から現像ユニット2へのトナーの供給はエンジン制御部24によって制御される。この制御が本実施形態に係る要旨である。
次に、本実施形態の要旨に係る機能構成について、図2を参照して説明する。図2は、本実施形態に係るエンジン制御部24のハードウェア構成と、トナーカートリッジ22及び現像ユニット2に含まれる構成との接続関係を示すブロック図である。
図2に示すように、エンジン制御部24は、外部I/F101、CPU(Central Proccesing Unit)102、ROM(Read Only Memory)103、RAM(Random Access Memory)104、操作パネルI/F105、NVRAM(K)106、NVRAM(C)107、NVRAM(M)108、NVRAM(Y)109及びI/O110がシステムバス111に接続されて構成されている。
CPU102は、画像形成装置1において実際に画像形成出力を実行するエンジン側の演算装置であり、ROM103に記憶された制御プログラム等に基づいてシステムバス111に接続される各種デバイスとのアクセスを総括的に制御し、I/O110を介して接続されるセンサやモータ、クラッチ、ヒーター、温度センサなどの電装品の入出力を制御する。
ROM103は、図4〜8のフローチャートで示されるような処理をCPU102が実行するための制御プログラム等を記憶する。CPU102はROM103に記憶されている制御プログラムに従って演算を行う他、外部I/F101を介してホストコンピュータなどの外部装置(図示せず)との通信処理を行う。
RAM104はCPU102の主メモリ、ワークエリア等として機能する揮発性の記憶媒体で、図示しない増設ポートに接続されるオプションRAMによってメモリ容量を拡張することができるように構成されている。なお、RAM104は、記録データ展開領域、環境データ格納領域等に用いられる。
NVRAM(K)106、NVRAM(C)107、NVRAM(M)108、NVRAM(Y)109は、各トナーカートリッジ22A、22B、22C、22Dに搭載され、各トナーカートリッジの消費量などの情報が格納される。操作パネルI/F105を介して接続される操作パネル112を接続するためのインタフェースである。ユーザは、操作パネル112を操作することにより、プリンタモードなどを設定することができる。
各トナーカートリッジ22から現像ユニット2へのトナーの供給は、各色毎に設けられたトナー供給モータ(K)113A、トナー供給モータ(C)113B、トナー供給モータ(M)113C、トナー供給モータ(Y)113D(以降、総じてトナー供給モータ113とする)を駆動させ、トナー供給クラッチ(K)114A、トナー供給クラッチ(C)114B、トナー供給クラッチ(M)114C、トナー供給クラッチ(Y)114D(以降、総じてトナー供給クラッチ114とする)、をONすることによって実行される。
各現像ユニット2内には、トナー残量を検知するためにトナー残量センサ(K)115A、トナー残量センサ(C)115B、トナー残量センサ(M)115C、トナー残量センサ(Y)115D(以降、総じてトナー残量センサ115とする)が設置される。また、装置内温度センサ116により、装置内の温度が測定される。
ここで、トナーカートリッジ22から現像ユニット22へのトナー供給の構成について図3を参照して説明する。図3は、トナーカートリッジ22と現像ユニット2との接続関係及び現像ユニット2の構造を模式的に示す図である。図3に示すように、トナーカートリッジ22と現像ユニット2とはトナー供給口25を解して接続されている。現像ユニット26内にはトナーを搬送するためのスクリュー26が設けられている。
トナー供給モータ113の回転はトナー供給クラッチ114を介してスクリュー26に伝えられ、これにより、スクリュー26が回転駆動される。スクリュー26が駆動されると、トナーカートリッジ22から現像ユニット2に供給されたトナーは、スクリュー26によってトナー供給口25から遠ざかる方向に搬送され、これにより、トナー供給口25から新たなトナーが供給される。
トナー残量センサ115は、スクリュー26の一部を照射し、その反射光の受光強度に応じた電圧値の信号を出力する。トナー残量センサ115の機能の詳細については、後に詳述する。
次に、図4を参照して、エンジン制御部24においてCPU102が制御プログラムに従って演算を行うことにより構成されるコントローラの制御構成について説明する。図4は、CPU102がRAM104にロードされた制御プログラムに従って演算を行うことにより構成されるソフトウェア制御部と、NVRAM(K)106、NVRAM(C)107、NVRAM(M)108、NVRAM(Y)109によって構成される記憶媒体との機能構成を示すブロック図である。換言すると、図4は、エンジン制御部24の機能構成を示すブロック図である。
図4に示すように、本実施形態に係るコントローラは、記憶部201、装置内温度検知部202、閾値補正部203、トナー残量検知部204及びトナー補正部205を含む。記憶部201は、各色の現像ユニット毎に閾値テーブル206を記憶している記憶媒体であり、NVRAM(K)106、NVRAM(C)107、NVRAM(M)108、NVRAM(Y)109によって実現される。
図5は、記憶部201が記憶している閾値テーブルの例を示す図である。図5に示すように、閾値テーブルにおいては、温度の範囲とトナーの補給タイミングを判断するための閾値が関連付けられている。記憶部201は、図5に示すような閾値テーブルを、夫々の色毎に記憶している。図5に示すように、本実施形態に係る閾値はパーセンテージによって表現されている。これについては後に詳述する。
装置内温度検知部202は、装置内温度センサ116のセンサ出力に基づき、画像形成装置1内の温度を検知して閾値補正部203に入力する装置内温度検知部である。閾値補正部203は、層内温度センサ116から画像形成装置1内の温度の検知結果を取得し、図4に示す閾値テーブルに格納されている閾値のうち、取得した装置内温度に対応した閾値を選択してトナー残量検知部204に出力する式位置決定部である。
トナー残量検知部204は、トナー残量センサ115のセンサ出力に基づき、現像ユニット2内のトナー残量を検知すると共に、現像ユニット2内のトナー残量と閾値補正部203から取得した閾値とを比較し、その比較結果に基づいてトナーカートリッジ22から現像ユニット2へのトナーの補給の要否を判断する顕色剤供給判断部である。
図6(a)〜(c)は、トナー残量センサ115の検知信号の例を示す図である。図6(a)〜(c)に示すように、トナー残量センサ115は、トナー供給モータ113が駆動するスクリューの一部を照射し、その反射光の受光強度に応じた電圧値の信号を出力する。そして、トナー残量検知部204は、トナー残量センサ115が出力する信号を所定期間にわたって取得する。尚、本実施形態においてトナー残量センサ115が反射光を取得する期間は1秒間である。
上述したように、現像ユニット2内部においては、スクリューによってトナーが搬送される。現像ユニット2内部にトナーが潤沢にある状態では、スクリューはトナーによって覆われており、トナー残量センサ115が照射した光はトナーによって反射され、受光部によって検知される。そして、現像ユニット2内部のトナーが少なくなるに従い、スクリューの回転に応じてスクリューが露出する期間が増える。本実施形態に係るスクリューは黒色等の反射率の低い色で構成されているため、スクリューが露出した期間については、図6(a)〜(c)に示すように検知光量が低下する。
トナー残量検知部204は、図6(a)〜(c)に示すように、トナー残量センサ115の検知信号である電圧値に対して予め定められた閾値を記憶しており、その閾値よりも高い電圧値を“High”、閾値よりも低い電圧値を“Low”と判断する。そして、トナー残量検知部204は、上述した所定期間において電圧値が“Low”であった期間の割合(%)を算出する。図5にパーセンテージで示す閾値は、この期間の割合に対応した閾値である。
図6(a)は、トナーの消費が進んでおり、スクリューを回転させながらトナー残量センサ115の出力信号を取得した場合に、スクリューが露出する期間が長く、1秒間の検知期間のうち50%程度“Low”と判定される場合を示す。図6(b)は、少しだけトナーが消費されており、1秒間の検知期間のうち30%程度“Low”と判定される場合を示す。図6(c)は、ほとんどトナーが消費されておらず、1秒間の検知期間のうち“Low”と判定される期間がない場合を示す。
例えば、図6(a)の場合、電圧値が“Low”である期間の割合は“50%”である。この場合、図5において“15℃以下”に対応して設定されている閾値である“50%”に達している。換言すると、電圧値が“Low”である期間の割合が閾値以上である。このため、トナー残量検知部204は、トナーの補給は不要であると判断する。
他方、電圧値が“Low”である期間の割合が“50%”である場合、その値は、図5において“15〜20℃”に対応して設定されている閾値である“53%”未満であるため、トナー残量検知部204は、トナーの補給が必要であると判断する。このように、本実施形態に係るトナー残量検知部204は、電圧値が“Low”である期間の割合が、温度に応じて選択される閾値未満であれば、トナーの補給が必要であると判断する。
図5に示すように、本実施形態に係る閾値テーブルにおいては、温度が高いほど高い閾値が関連付けられている。これは、温度が高いほど光の反射率が高く、結果的にトナー残量センサ115が受光する光量が多くなって出力する電圧値が高くなることに対応したものである。
即ち、温度に関わらず一定の閾値を適用すると、補給が必要な程度にトナーの消費が進んでいる場合であっても、装置内の温度が高くなっているとトナー残量センサ115のセンサ出力値が高くなり、センサ出力値が“Low”と判定される閾値を越えてしまい、結果的にトナーの補給が不要であると判断される。図5に示すように、温度に応じた閾値を設定しておくことにより、このような問題を解決することができる。
尚、本実施形態においては、上述したように、温度が高いほどトナー残量センサ115の出力電圧値が高くなることに対応する例を示すが、これは一例である。即ち、本実施形態の要旨は、温度変化に応じたトナー残量センサ115のセンサ出力値の変化に対応することであり、閾値テーブルにおいては、温度変化に応じたトナー残量センサ115のセンサ出力値の変化に対応して、温度に応じた閾値が設定されていれば目的を達成することができる。
トナー残量検知部204は、トナーの補給が必要であると判断すると、その判断結果に基づき、トナー補給の実行命令をトナー補給部205に送信する。この際、トナー残量検知部204は、トナー補給を実行するべき色も通知する。トナー補給部205は、トナー残量検知部204から送信されるトナー補給の実行命令に基づき、通知された色に対応するトナー供給モータ113及びトナー供給クラッチ114を制御してトナーカートリッジ22から現像ユニット2にトナーを補給する顕色剤供給制御部である。
次に、本実施形態に係るトナー補給動作について、図7を参照して説明する。図7に示すように、まずは、装置内温度検知部202が、装置内温度センサ116のセンサ出力に基づき、装置内温度を検知し、検知結果を閾値補正部203に入力する(S701)。装置内温度の検知結果を取得した閾値補正部203は、記憶部201に記憶されている閾値テーブルに基づいて閾値を選択し、トナー残量検知部204に入力する(S702)。
選択された閾値を取得したトナー残量検知部204は、各色のトナー残量センサ115のセンサ出力を取得し、図6(a)〜(c)において説明したように、所定期間において出力電圧値が“Low”である期間の割合を算出する(S703)。そして、トナー残量検知部204は、所定期間において出力電圧値が“Low”である期間の割合と閾値補正部203から取得した閾値とを比較し、トナーの補給が必要か否か判断する(S704)。
S704の判断の結果、トナーの補給が不要であれば(S704/NO)、トナー残量検知部204は、そのまま処理を終了する。他方、トナーの補給が必要であれば(S704/YES)、トナー残量検知部204は、トナー補給部205に対してトナーの補給命令を出力する。これにより、トナー補給部205が、トナー補給モータ113及びトナー供給クラッチ114を制御してトナー補給を実行する(S705)。このような動作により、本実施形態に係るトナー補給動作が完了する。
以上説明したように、本実施形態に係る画像形成装置1においては、トナーカートリッジから現像ユニットにトナーを補給するタイミングであることを判断するための閾値が、装置内の温度に応じて設定されている。そのため、装置内の温度変化に伴って現像ユニット内のトナー残量を検知するセンサの出力信号強度が変化しても、トナーの補給タイミングを正確に判断することができる。
尚、上記実施形態においては、現像ユニット内でトナーを搬送するスクリューの一部を照射することによって受光される反射光の強度に応じた電気信号を検知し、所定期間において電気信号の強度が一定以下になった期間、即ち、トナー残量が少なくなることによってスクリューが露出して反射光の強度が低くなった期間の割合に基づいてトナー残量を判断する場合を例として説明した。そのため、装置内の温度に応じて設定される閾値は、上記電気信号の強度が一定以下になった期間に対して設定される閾値である。
しかしながら、これは一例である。すなわち、光学的にトナー残量を検知するセンサを用いる場合、装置内の温度変化に応じて検知信号が変化するという問題が同様に生じ得るため、トナー残量の判断を上述した期間の割合に基づいて判断する場合以外であっても、装置内の温度に応じて閾値を設定するという構成を用いることにより課題を解決することができる。
また、上記実施形態においては、図5において説明したように、温度の範囲と閾値とを関連付けた閾値テーブルを設けて記憶媒体に記憶しておくことにより、装置内の温度に応じて閾値を設定する場合を例として説明した。この他、例えば、閾値補正部203が、装置内の温度をパラメータとして閾値を算出するようにしても良い。これによっても、装置内の温度に応じて閾値を設定することができ、上記と同様の効果を実現することができる。
1 画像形成装置
2、2A、2B、2C、2D 現像ユニット
3 2次転写駆動ローラ
4 転写ベルトテンションローラ
5A、5B、5C、5D 感光体
6A、6B、6C、6D 帯電器
7 露光機
8A、8B、8C、8D 現像器
9A、9B、9C、9D クリーナーブレード
11A、11B、11C、11D 一次転写ローラ
12 転写ベルト
13 二次転写ローラ
14 給紙トレイ
15 用紙
16 給紙ローラ
17 レジストローラ
18 定着器
19 排紙ローラ
20 両面ローラ
21 排紙センサ
22、22A、22B、22C、22D トナーカートリッジ
23 廃トナーボックス
24 エンジン制御部
25 トナー供給口
26 スクリュー
101 外部I/F
102 CPU
103 ROM
104 RAM
105 操作パネルI/F
106 NVRAM(K)
107 NVRAM(C)
108 NVRAM(M)
109 NVRAM(Y)
110 I/O
111 システムバス
112 操作パネル
113 トナー供給モータ
114 トナー供給クラッチ
115 トナー残量センサ
116 装置内温度センサ
201 記憶部
202 装置内温度検知部
203 閾値補正部
204 トナー残量検知部
205 トナー補給部
206 閾値テーブル
特開2007−121961号公報

Claims (7)

  1. 感光体上に形成された静電潜像を現像する現像部及び前記現像部に対して顕色剤を供給する顕色剤供給部とを含む画像形成装置であって、
    装置内部の温度の検知信号に基づいて装置内部の温度を取得する温度検知部と、
    前記取得された装置内部の温度に基づき、前記現像部への顕色剤の補給が必要であることを判断するための前記現像部内の顕色剤の残量についての閾値を決定する閾値決定部と、
    光学センサの検知信号に基づいて取得した前記現像部内の顕色剤の残量と前記決定された閾値との比較結果に基づき、前記顕色剤供給部から前記現像部への顕色剤の供給要否を判断する顕色剤供給判断部と、
    前記顕色剤の供給が必要であると判断された場合に、前記前記顕色剤供給部から前記現像部への顕色剤の供給を制御する顕色剤供給制御部とを含むことを特徴とする画像形成装置。
  2. 前記閾値決定部は、所定範囲の温度と前記閾値とが関連付けられたテーブルに基づき、前記取得された装置内部の温度が含まれる温度の範囲に関連付けられた閾値を決定することを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
  3. 前記閾値決定部は、異なる色に対応した夫々の前記現像部毎に異なる閾値が設定された前記テーブルに基づいて、前記閾値を決定することを特徴とする請求項2に記載の画像形成装置。
  4. 前記式位置決定部は、前記取得された装置内部の温度に基づいて前記閾値を算出することにより前記閾値を決定することを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
  5. 前記顕色剤供給判断部は、前記光学センサの検知信号に対して設定された閾値と前記光学センサの検知信号とを比較することにより、所定期間において前記光学センサの検知信号が前記閾値を下回った期間の割合に基づいて前記現像部内の顕色剤の残量を判断し、
    前記前記現像部内の顕色剤の残量についての閾値は、前記所定期間において前記光学センサの検知信号が前記閾値を下回った期間の割合について設定された閾値であることを特徴とする請求項1乃至4いずれか1項に記載の画像形成装置。
  6. 感光体上に形成された静電潜像を現像する現像部及び前記現像部に対して顕色剤を供給する顕色剤供給部とを含む画像形成装置の制御方法であって、
    装置内部の温度の検知信号に基づいて装置内部の温度を取得し、
    前記取得された装置内部の温度に基づき、前記現像部への顕色剤の補給が必要であることを判断するための前記現像部内の顕色剤の残量についての閾値を決定し、
    光学センサの検知信号に基づいて取得した前記現像部内の顕色剤の残量と前記決定された閾値との比較結果に基づき、前記顕色剤供給部から前記現像部への顕色剤の供給要否を判断し、
    前記顕色剤の供給が必要であると判断された場合に、前記前記顕色剤供給部から前記現像部への顕色剤の供給を制御することを特徴とする画像形成装置の制御方法。
  7. 感光体上に形成された静電潜像を現像する現像部及び前記現像部に対して顕色剤を供給する顕色剤供給部とを含む画像形成装置の制御プログラムであって、
    装置内部の温度の検知信号に基づいて装置内部の温度を取得するステップと、
    前記取得された装置内部の温度に基づき、前記現像部への顕色剤の補給が必要であることを判断するための前記現像部内の顕色剤の残量についての閾値を決定するステップと、
    光学センサの検知信号に基づいて取得した前記現像部内の顕色剤の残量と前記決定された閾値との比較結果に基づき、前記顕色剤供給部から前記現像部への顕色剤の供給要否を判断するステップと、
    前記顕色剤の供給が必要であると判断された場合に、前記前記顕色剤供給部から前記現像部への顕色剤の供給を制御するステップとを画像形成装置に実行させることを特徴とする画像形成装置の制御プログラム。
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