JP2012251850A - 分注器および薬液の分注方法 - Google Patents

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幸夫 香村
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Abstract

【課題】 特殊な機構を用いることなく、nLレベルの液を分注可能な分注器等を提供する。
【解決手段】 シリンダ3は、一方が開口した筒状の部材であり、下端の略中央にノズル19が設けられる。シリンダ3の内部が液体を保持する液室27となる。液室27に面したシリンダ3の内面側には、圧力センサ23が設けられる。圧力センサ23は、液室27内部の液体の圧力を測定可能である。シリンダ3の開口部側からは、加圧部5が挿入される。加圧部5は、液室27内部の圧力を加圧する部位である。加圧部5の内部には、下端が孔17から突出するようにバルブ7が設けられる。バルブ7は、ノズル19の軸上に形成された部材であり、ノズル19の開閉を行う部位である。シリンダ3に対して、加圧部5およびバルブ7は、同一軸方向にそれぞれ個別に移動することが可能である。
【選択図】図1

Description

本発明は、特にnL(ナノリットル)レベルの液量の分注に適した分注器等に関するものである。
従来、少量の薬液を薬液容器から取り出して、所望のウェル等に注入するために分注器が用いられる。このような分注器としては、通常、数μL以上の流量の液滴をノズルから吐出することが可能なものが多く用いられている。
なお、液滴をノズルからウェル内に落下させずに、分注器のノズル先端に凸状の液滴を形成してウェルの壁面に付着させる方法がある。しかし、この方法では、ウェル内部の液がノズルに付着して、液が混ざる恐れがある。このため、より精度よく薬液を分注するためには、必要な液量の液滴をノズル先端より吐出(噴出)させる必要がある。
一方、高価な薬液を効率良く使用して、微細なウェル内に薬液を分注するためには、従来よりも微小な液量の分注が可能な分注器が必要となる。
微小な液量の分注が可能な分注器としては、例えば、印刷機のインクジェットプリンターに用いられる圧電素子を用い、圧電素子によって振動板を数kHzから数MHzの振動数で振動させ、振動板の振動に伴う圧力によって、液体を吐出する方法がある(特許文献1)。
また、レーザを用い、光吸収体にチップ外部からレーザを照射して加熱することで、光吸収体に接した液体を蒸発および膜状に膨張させ、膨張に伴う圧力によって液体を吐出する方法がある。
また、分注用ノズルと基板の間に正極性の高電圧をかけ、静電誘導によってノズル先端の液にプラスの電荷を付与するとともに基板側にマイナスの電荷を付与し、両者の間の静電吸引力によって液を基板側に飛ばす方法がある。
特開2008−114523号公報
しかし、上記のような方法は、いずれもpL(ピコリットル)からfL(フェムトリットル)レベルの分注を意図したものであり、極めて高価である。また、液量が非常に少ないことから、液滴の計測が困難であり、正確に制御することが困難である。一方、従来の分注器としては、nL(ナノリットル)レベル(例えば数10nL〜1000nL程度の液)の液を効率良くかつ精度よく分注可能なものは存在しなかった。
本発明は、このような問題に鑑みてなされたもので、特殊な機構を用いることなく、nLレベルの液を精度よく分注可能な分注器等を提供することを目的とする。
前述した目的を達するために第1の発明は、端部にノズルを有し、内部に液室を有するシリンダと、前記シリンダ内部に設けられ液室に対して往復動作可能な加圧部と、前記ノズルの軸上に形成され、前記加圧部と同一方向に単独で往復動作可能な前記ノズルの開閉を行うバルブを具備し、前記液室には前記液室の内部の液体の圧力を測定可能な圧力センサが設けられ、前記バルブを閉じた状態で、前記加圧部で前記液室の内部の液体に所定の圧力を付与し、前記バルブを動作させることで、所定量の液体を前記ノズルより吐出させることが可能であることを特徴とする分注器である。
前記シリンダには前記液室と外部とに連通する部位にエア抜き部が設けられ、前記エア抜き部は、前記液室の内部の液体は透過せず前記液室の内部の気体が透過可能な微小な孔を有することが望ましい。
前記ノズルは前記シリンダの中心から偏心した位置に形成され、前記シリンダの内部に設けられる前記バルブの内部には下方が開口した筒状部が形成され、前記筒状部の縁部が前記ノズルの上部に位置して前記ノズルの開閉が可能であり、前記加圧部は前記バルブの内部に設けられ、前記筒状部において前記加圧部の端部が軸方向に移動可能であり、前記筒状部の内部の液室を加圧可能としてもよい。
前記バルブおよび前記加圧部は、電磁コイルとばねによって往復動作可能であるが、前記バルブおよび前記加圧部は、モータによって往復動作可能であってもよい。前記バルブ、前記加圧部、前記シリンダのそれぞれの接触部の一部と、前記バルブの端部にはシール部材が設けられることが望ましい。
第1の発明によれば、バルブを閉じた状態で加圧部によって液室内部の液体に圧力を付与し、バルブを開くことで液室内部の圧力に応じた液量の液滴をノズルから吐出することができる。したがって、極めて簡易な構造で精度よく微小な液量の液滴を吐出することができる。
また、液滴が液室内部の加圧によってノズルより吐出するため、液滴がノズル先端に付着することなく、ウェル等に注入することができる。また、液室内部の圧力は圧力センサによって制御されるため、精度よく吐出液量を制御することができる。
また、液室と外部との間にエア抜き部が設けられ、エア抜き部が液体を透過させずに気体のみが透過可能な微細な連通孔(例えば100nmオーダから数μm)の孔径を有することで、液室内部のエア抜きを行うことができる。このため、液室内部の圧力を精度よく制御することができる。
また、バルブを筒状にして、バルブ内部に加圧部を設けることで、加圧対象の液室の断面積を小さくすることができる。このため、同一液量であれば、液室の高さを高くすることができ、液室内の液体の加圧の際に、加圧部の移動量を大きくすることができる。このため、加圧部の移動量の制御が容易となり、より精度よく液室内の加圧が可能となる。
なお、このような加圧部の制御は、電磁コイルおよびばね、あるいは空気圧によって行うことができる。または、サーボモータ等のモータによって行うこともできる。また、バルブ、加圧部、シリンダのそれぞれの接触部の一部にシール部材を設け、さらにバルブの端部(ノズルとの接触部)にシール部材を設けることで、液漏れを防止することができる。
第2の発明は、第1の発明にかかる分注器を用い、前記バルブと前記加圧部を前記シリンダ内に押し込む方向に移動させた状態で、ノズル先端を薬液に浸漬させ、前記バルブを開くとともに前記加圧部を上方に移動させて薬液を液室に吸引し、前記バルブを閉じ、前記圧力センサに前記液室内部の圧力が所定値となるように前記加圧部によって前記液室内の薬液を加圧し、前記バルブを開くことで、前記液室内部の数10nL〜1000nLの薬液を前記ノズルから吐出することを特徴とする薬液の分注方法である。
第2の発明によれば、特に従来困難であった数10nL〜1000nLの薬液の分注を容易に行うことができる。
本発明によれば、特殊な機構を用いることなく、nLレベルの液を精度よく分注可能な分注器等を提供することができる。
分注器1を示す断面概略図。 分注器1の動作を示す図で、(a)は加圧部およびバルブを再下端に位置した状態を示す図、(b)は薬液を吸引する状態を示す図。 分注器1の動作を示す図で、(a)はバルブを閉じた状態を示す図、(b)は加圧部によって薬液を加圧する状態を示す図。 分注器1の動作を示す図で、(a)はバルブを開いた状態を示す図、(b)はバルブを閉じた状態を示す図。 分注器30を示す断面概略図。 分注器30の動作を示す図で、(a)は加圧部およびバルブを再下端に位置した状態を示す図、(b)は薬液を吸引する状態を示す図。 分注器30の動作を示す図で、(a)はバルブを閉じた状態を示す図、(b)は加圧部によって薬液を加圧する状態を示す図。 分注器30の動作を示す図で、(a)はバルブを開いた状態を示す図、(b)はバルブを閉じた状態を示す図。
以下、図面を参照しながら、本発明の実施形態について説明する。図1は分注器1を示す断面概略図である。分注器1は、主にシリンダ3、加圧部5、金属製のバルブ7、駆動用の電磁コイル9、11およびばね12、15等から構成される。
シリンダ3は、一方が開口した筒状の部材であり、下端の略中央にノズル19が設けられる。シリンダ3の内部が液体を保持する液室27となる。ノズル19は、液体が吐出される部位である。ノズル19は液室27と連通し、微細な孔(例えば20μm程度×10mm長)により形成される。なお、以下の説明において、ノズル19の形成方向を分注器の軸方向と称する。
シリンダ3の底部の一部には、エア抜き部21が設けられる。エア抜き部21は、液室27と外部とを連通するように形成される。エア抜き部21は、例えばセラミックス等により形成され、連通孔を有する多孔質体である。エア抜き部21の連通孔は例えば数μm程度である。このため後述する加圧部によって液室内部の液体を加圧した際に、液体はエア抜き部21を透過することができない。一方、エア等の気体はエア抜き部21を透過させることが可能である。
液室27に面したシリンダ3の内面側には、圧力センサ23が設けられる。圧力センサ23は、液室27内部の液体の圧力を測定可能である。
シリンダ3の開口部側(図中上方)からは、加圧部5が挿入される。加圧部5は、液室27内部の圧力を加圧する部位である。加圧部5は内部が中空であり、下部に孔17が設けられる。加圧部5の上部外周には電磁コイル9が設けられる。また、加圧部5の外面の肩部には、金属板6が設けられる。金属板6は例えば鉄板などの強磁性体である。金属板6は、電磁コイル9により生じる磁力で電磁コイル9方向(上方)に吸引される。金属板6と電磁コイル9との間にはばね12が設けられる。ばね12により、加圧部5は常に下方に付勢される。したがって、電磁コイル9を動作させることで、加圧部5を軸方向(図中上下方向)に往復移動させることができる。
なお、加圧部5の下方への推進力(加圧力)は、ばね以外にも、エアなどを用いたその他の駆動源により得てもよく、加圧部5を所定の加圧力で下方に移動させることができればいずれの構造であってもよい。また、加圧部5の加圧力を、圧力センサ23により計測された液室27内部の圧力に応じて制御してもよい。すなわち、電磁コイル9などの駆動源によって、液室27内部の液体の圧力が所望の圧力となるように制御できればよく、例えば、図示を省略した制御部で加圧部5を動作させてもよい。
加圧部5の内部には、下端が孔17から突出するようにバルブ7が設けられる。バルブ7は、ノズル19の軸上に形成された部材であり、ノズル19の開閉を行う部位である。バルブ7の上方にはフランジ13が設けられる。例えば、フランジ13はバルブ7の上部外周に形成され、径方向に突出した部位である。フランジ13の上部には、バルブ7の軸方向にガイド部14が設けられる。ガイド部14の上部は加圧部5の内部の軸方向に形成された中空部に挿入される。したがって、ガイド部14によって、バルブ7は軸方向にまっすぐに移動することができる。なお、ガイド部14は、電磁コイル11によって影響を受けない例えば樹脂製である。
加圧部5の内部の中空部であってガイド部14の外周には電磁コイル11が設けられる。電磁コイル11とフランジ13との間には、ばね15が設けられる。ばね15は、電磁コイル11に対してバルブ7を軸方向の下方(バルブ7が閉じる方向)に付勢する。
なお、ノズル19の直上(シリンダ3の内面)にバルブ7の下面がシリンダ3の内底面に接触した状態をノズル19が閉じた状態と称する。また、バルブ7の端面とノズル19との間に隙間を形成した状態をバルブ7が開いた状態と称する。
前述のように、ばね15によって、バルブ7はノズル19を閉じる方向に付勢されるが、電磁コイル11を駆動することで、バルブ7のフランジ13を電磁コイル11側(上方)に移動させることができる。すなわち、電磁コイル11によって、ばね15による力に打ち勝って、バルブ7を上方(バルブ7が開く方向)に移動させることができる。したがって、電磁コイル11を動作させることで、バルブ7を軸方向(図中上下方向)に往復移動させることができる。なお、バルブ7も加圧部5と同様に、ばね以外の構造によって移動させてもよい。
加圧部5の側部には、孔4が設けられる。孔4を介して、電磁コイル11はシリンダ3に固定される。ここで、電磁コイル11は、加圧部5に固定されずにシリンダに直接固定されているので、加圧部5の位置によらず、シリンダ3に対して常に一定の位置に固定される。したがって、シリンダ3に対して、加圧部5およびバルブ7は、同一軸方向にそれぞれ個別に移動することが可能である。なお、電磁コイル9も電磁コイル11と同様、図示を省略した構造でシリンダ3に固定される。
シリンダ3内面と加圧部5の外周面の摺動面には、シール部材25aが設けられる。同様に、加圧部5(孔17)内面とバルブ外周面との間の摺動面にはシール部材25bが設けられる。また、バルブ7の下端面(ノズル19との接触部)にはシール部材25cが設けられる。各シール部材によって、それぞれの部材の摺動部等から液が漏れだすことが防止される。なお、シール部材としては、通常のゴムパッキン等を用いることができる。また、磁性流体を用いて液体によってシールすることもできる。磁性流体シールを用いれば、シリンダ3に対する加圧部5の移動抵抗や、加圧部5に対するバルブ7の移動抵抗を小さくすることができ、より正確な動作制御を行うことができる。
次に、分注器1の動作について説明する。図2〜図4は分注器1の動作を示す図で、分注器1の使用状態を示す図である。
まず、図2(a)に示すように、加圧部5およびバルブ7の両者をそれぞればね12、15によって下方に移動させる(図中矢印A、B方向)。すなわち、電磁コイル9、11を駆動させずに、ばね12、15の力でバルブ7と加圧部5とがシリンダ3内に押し込まれる方向に移動させる。この状態では、液室が閉塞され、バルブ7が閉じた状態となる。この状態で、ノズル19の先端を薬液29(例えば薬液容器内の薬液)に浸漬する。
次に、図2(b)に示すように、電磁コイル11によってバルブ7を上方に移動させ(図中矢印D方向)、バルブ7を開くとともに、電磁コイル9によって加圧部5を同様の方向(図中矢印C方向)に移動させる。加圧部5が上方に移動することで液室27内が負圧となる。また、バルブ7が開くため、ノズル19の先端と液室27とが連通する。このため、薬液29を液室27内に吸引することができる。なお、薬液の吸引量は適宜設定されるが、例えば4μL程度とすることができる。
また、バルブ7の移動量は、加圧部5の移動量に対して小さくて良い。すなわち、バルブ7は、閉塞状態のノズル19に対して薬液の流路を確保できる程度の移動量で良い。一方、加圧部5は、吸引する薬液量に応じて移動量が設定される。この場合、図示を省略した位置センサ等によって、加圧部5の移動量を制御してもよい。
薬液29が液室27に吸引されると、次に、図3(a)に示すように、電磁コイル11の駆動を停止し、ばね15によって、バルブ7のみを下方(図中矢印B方向)に移動させる。これにより、バルブ7が閉じられる。したがって、薬液29が液室27に封じ込められる。この時、例えば、ノズル19の先端を薬液容器内の薬液29に浸漬したままの状態でバルブ7の下方への移動が行なわれることから、液室に吸引した薬液が、バルブ7の下方への移動により、極僅かに薬液容器内に戻されることになる。ここで、バルブ7の直径は、液室27を形成するシリンダ3の内径,たとえば約5mmに比べると、1/10から1/50程度であるため、液室27に戻される薬液の量は極微量になる。
また、ここで、図2(b)に示すバルブと加圧部の移動による薬液の吸引を、分注器を上方に移動しながら行なうか、あるいはバルブをノズルの上面から離れた後で電磁力を切り替えて2段で行なうことにより、薬液の液下面をノズルの先端部より上方まで移動させることで、これに続く、図3(a)に示す薬液閉じ込め時のバルブの下方移動による薬液の移動量がノズル内に収まるようにして、薬液のノズル先端からの流出を防止することもできる。
次に、分注器をノズルの先端が薬液容器から離れるように上方に移動させる、あるいは移動させた状態で、図3(b)に示すように、バルブ7が閉じた状態のまま、電磁コイル9の駆動を停止し、ばね12によって、加圧部5を下方(図中矢印A方向)に移動させる。この際、電磁コイル11はシリンダ3に固定されているため、シリンダ3に対するバルブ7の位置が固定された状態で、加圧部5のみを移動させることができる。このとき、バルブ7が閉じた状態であることから、液室27の薬液29が加圧される。また、液室27内部に気体が残留する場合には、気体がエア抜き部21より外部に放出される(図中矢印E方向)。
なお、液室27内の加圧の際、例えば、分注器1を上下反転して逆さまにするか、あるいは90度回転するなどして、分注器を逆さまにするか、90度回転した状態で気体が液室の上部に集まるようにすることが望ましい。このようにすることで、確実に液室27内部の気体をエア抜き部21より外部に抜くことができる。気体は液体よりも軽く、液室27内部の上方に溜まるためである。また、エア抜き部21は液体が透過しないため、気体のみを効率良く外部に排出することができる。
なお、液室27内部の気体が放出され、内部が薬液29で満たされた状態において、加圧部5によって加圧された液室27内部の圧力は圧力センサ23によって検知される。圧力センサ23によって検知される薬液29の圧力が所定値となるようにばね12等によって加圧される。すなわち、ばね12等の加圧手段によって、液室27内部の圧力が所定圧力で保持される。この状態で、加圧部5の位置が固定される。
なお、圧力センサ23によって、液室27内部の気体の残留を検知してもよい。すなわち、加圧部5の移動量に対する圧力変化から、液室27内部が液体で満たされているかどうかを判断してもよい。
次に、分注器1のノズル19先端を、例えば薬液注入先のウェル上方に配置する。この状態で、図4(a)に示すように、バルブ7を上方に移動させ(図中矢印D方向)、バルブ7を開く。この際、バルブ7の移動によりノズル19が開くことに伴い、加圧部5が必要以上に下方に移動しないように、シリンダ3に対する加圧部5の位置を図示しない制御手段で所定位置に制御した状態で、バルブ7のみを極短時間だけ上方移動させてノズルの先端から、所定のウェルに薬液を注入する。
この際、バルブ7が開くことで、加圧された薬液29がノズル19より吐出する(図中矢印F方向)。この際、薬液29はある程度の勢いでノズル先端から吐出するため、ノズル19先端に薬液が付着して凸状の液滴となることがなく、ウェル内に所定の量の薬液29を確実に注入することができる。
なお、薬液29の吐出量は、バルブ7の開放前の液室27内部の圧力によって調整される。例えば、より多くの吐出量を得るためには、液室27の加圧量を大きくし、液室27内部の圧力をより高めればよい。バルブ7を開く際、バルブ7が上昇することにより、バルブ7の下部に薬液29の流路が形成される。このため、液室27のみかけの体積が増加する。したがって加圧部5の加圧量の制御は、この体積増加分も考慮して決定される。
また、バルブ7が開放して薬液29を吐出させる際に、加圧部5が下方に移動すると、加圧部5の移動量に応じて液室27の体積が減少し、加圧部5によって薬液29が押し出されてしまう。このため、以上のように加圧部5の加圧量を制御することで、バルブ7の開放時の薬液吐出量を調整することができる。
薬液29を吐出後、図4(b)に示すようにバルブ7のみを下方に移動させ(図中矢印B方向)、バルブ7を閉じる。以上のように加圧部による加圧量を所定値として、さらにバルブの開閉動作を高速で行なうことで、所定のウェルに所定量の薬液を注入することができる。この状態で分注器1を別のウェル上に移動させて、加圧部5による加圧からの動作を繰り返すことで、所定量の薬液を分注することができる。
なお、一度の薬液29の吐出量は、前述の通り、加圧部5の加圧量により制御されるが、本発明の分注器は、特に、100〜1000nL程度の薬液の吐出に適したものである。例えば、液室27内部に75kPa程度の圧力を付与することで、200nL程度の薬液を吐出することができる。この際、バルブ7の上下動作は例えば数十μs〜数百μs程度の高速で行なわれる。
また、内部の薬液29を交換する場合には、液室27内部の薬液29を全て吐出後、クリーニング液を液室27内部に吸引して液室27内部の洗浄を行えばよい。ノズル19内部には、洗浄の最後に用いたクリーニング液が残存するが、液室27内部に吸引される薬液量に対して微量であり、影響はない。
以上、分注器1によれば、加圧部5およびバルブ7の上下動作によって薬液29を吐出するため、特殊な機構を必要とせず、安価な分注器を得ることができる。また、分注器1は、特にnLレベル(特に100〜1000nL)の分注に適しており、μLレベルの分注に用いられる分注器では正確に分注することが困難である場合や、pLレベルの分注に用いられる分注器のような過剰な機構を必要としない場合に特に適した分注器を得ることができる。
また、薬液29の吐出量は、液室27内部の加圧量で調整されるが、液室27に圧力センサ23が設けられるため、精度よく加圧量を制御することができる。
また、液室27にはエア抜き部21が設けられるため、液室27内部に残存するエア等の気体を排出することができる。このため、より精度よく、液室27内部の圧力を制御することができる。
次に、第2の実施の形態について説明する。図5は、第2の実施の形態にかかる分注器30を示す断面概略図である。なお、以下の説明において、分注器1と同一の機能を奏する構成については、図1等と同様の符号を付し、重複した説明を省略する。
分注器30は分注器1と略同様の構成であるが、金属製の加圧部31、バルブ33等の構成が異なる。シリンダ3の下端にはノズル19が設けられる。ノズル19は、シリンダ3の中心から偏心した位置に形成される。
シリンダ3の開口部側(図中上方)からは、バルブ33が挿入される。バルブ33は内部が中空であり、下部に下端が開口した孔39が設けられる。すなわち、バルブ33の下端は、孔39を有する筒状に形成される。
バルブ33の上部外周にはバルブ33を駆動する電磁コイル11が設けられる。バルブ33の外面の肩部には、金属板34が設けられる。金属板6は例えば鉄板などの強磁性体である。金属板34は、電磁コイル11により生じる磁力で電磁コイル11方向(上方)に吸引される。金属板34と電磁コイル11との間にはばね15が設けられる。ばね15により、バルブ33は常に下方に付勢される。
バルブ33の筒状部下端面の一部は、ノズル19の軸上に配置される。すなわち、バルブ33がシリンダ3の内面底部に接触すると、バルブ33によってノズル19を塞ぐことができる。また、シリンダ3の底部の略中心であって、バルブ33の孔39に対応する部位には、エア抜き部21および圧力センサ23が設けられる。
バルブ33の内部の中空部には、下端が孔39内部に位置するように加圧部31が設けられる。加圧部31の上端にはフランジ35が形成される。フランジ35(加圧部31)の上方には、加圧部31の軸方向にガイド部14が設けられる。ガイド部14の上部はバルブ33の内部の軸方向に形成された中空部に挿入される。したがって、ガイド部14によって、加圧部31は軸方向にまっすぐに移動することができる。なお、ガイド部14は、電磁コイル9によって影響を受けない例えば樹脂製である。
電磁コイル9とフランジ35との間には、ばね37が設けられる。ばね37は、電磁コイル9に対して加圧部31を軸方向の下方(加圧方向)に付勢する。ばね37による力に打ち勝つように電磁コイル9を駆動することで、加圧部31を上方に移動させることができる。すなわち、ばね37と電磁コイル9によって、加圧部31を軸方向(図中上下方向)に往復移動させることができる。
バルブ33の側部には、孔32が設けられる。孔32を介して、電磁コイル9はシリンダ3に固定される。すなわち、電磁コイル9は、バルブ33の位置によらず、シリンダ3に対して常に一定の位置に固定される。なお、電磁コイル11も電磁コイル9と同様、図示を省略した構造でシリンダ3に固定される。
すなわち、シリンダ3に対して、加圧部31およびバルブ33は、同一軸方向にそれぞれ個別に移動することが可能である。また、シリンダ3内面とバルブ33の外周面の摺動面には、シール部材25aが設けられる。同様に、バルブ33(孔39)内面と加圧部31外周面との間の摺動面にはシール部材25bが設けられる。また、バルブ33の下端面(ノズル19との接触部)にはシール部材25cが設けられる。
次に、分注器30の動作について説明する。図6〜図8は分注器30の動作を示す図で、分注器30の使用状態を示す図である。
まず、図6(a)に示すように、加圧部31およびバルブ33の両者をそれぞればね15、37によって下方に移動させる(図中矢印G、H方向)。すなわち、電磁コイル9、11を駆動させずに、ばね15、37の力でシリンダ3内に押し込まれる方向にバルブ33と加圧部31を移動させる。この状態で、ノズル19の先端を薬液29に浸漬する。
次に、図6(b)に示すように、電磁コイル11によってバルブ33を上方に移動させ(図中矢印I方向)、バルブ33を開くとともに、電磁コイル9によってバルブ33に対して加圧部31を同様の方向(図中矢印J方向)に移動させる。加圧部31が上方に移動することで液室27内が負圧となり、バルブ33が開くため、ノズル19の先端と液室27とが連通するため、薬液29を液室27内に吸引することができる。
薬液29が液室27に吸引されると、次に、図7(a)に示すように、電磁コイル11の駆動を停止し、ばね15によって、バルブ33を下方(図中矢印G方向)に移動させる。これにより、バルブ33が閉じられる。したがって、薬液29が液室27に封じ込められる。
なお、この際、電磁コイル9はシリンダ3に固定されているため、シリンダ3に対する加圧部51の位置が固定された状態で、バルブ33のみを移動させることができる。
次に、図7(b)に示すように、バルブ7が閉じた状態のまま、電磁コイル9の駆動を停止し、ばね37によって、加圧部31を下方(図中矢印H方向)に移動させる。これにより、液室27の薬液29が加圧される。また、液室27内部に気体が残留する場合には、気体がエア抜き部21より外部に放出される(図中矢印K方向)。
次に、分注器30のノズル19先端を、例えば薬液注入先のウェル上方に配置する。この状態で、図8(a)に示すように、バルブ33のみを上方に移動させ(図中矢印I方向)、バルブ33を開く。この際、バルブ33の内部の加圧部31は、シリンダ3に対する加圧部3の位置が制御手段で所定位置に制御された状態で、シリンダ3に対するバルブ33のみを極短時間だけ上方移動させる。
以上により、加圧された薬液29がノズル19より吐出される(図中矢印L方向)。この際、薬液29はある程度の勢いでノズル先端から吐出するため、ノズル19先端に薬液が付着して凸状の液滴となることがなく、ウェル内に所定の量の薬液29を確実に注入することができる。
なお、薬液29の吐出量は、バルブ33の開放前の液室27内部の圧力によって調整される。また、分注器1と同様に、バルブ33が上昇することにより、バルブ33の下部に薬液29の流路が形成されるため、液室27のみかけの体積が増加する。したがって加圧部31の加圧量は、この体積増加分も考慮して決定される。
薬液29を吐出後、図8(b)に示すようにバルブ33を下方に移動させ(図中矢印G方向)、バルブ33を閉じる。この状態で分注器30を別のウェル上に移動させて、加圧部31による加圧からの動作を繰り返すことで、所定量の薬液を分注することができる。
第2の実施形態にかかる分注器30によれば、分注器1と同様の効果を得ることができる。また、加圧部31がバルブ33の内部に配置されるため、加圧部31で加圧する液室27の断面積を小さくすることができる。このため、液室27を加圧する際の加圧部31の移動量を分注器1と比較して大きくすることができる。したがって、より微小な圧力の調整が可能となり、精度の高い分注器を得ることができる。
以上、添付図を参照しながら、本発明の実施の形態を説明したが、本発明の技術的範囲は、前述した実施の形態に左右されない。当業者であれば、特許請求の範囲に記載された技術的思想の範疇内において各種の変更例または修正例に想到し得ることは明らかであり、それらについても当然に本発明の技術的範囲に属するものと了解される。
例えば、それぞれの分注器のバルブおよび加圧部は、電磁コイルおよびばねを利用したが、本発明はこれに限られない。例えば、バルブおよび加圧部の軸方向の移動をサーボモータ等のモータによって行ってもよい。
ここで、バルブとしては、バルブ開閉のための移動ストロークは小さくてもよいが、より速い動作が要求される、一方、加圧部としては、より精度良く動作させる(より精度よく圧力を調整でき、位置精度が良い)ことが望ましい。このような動作が可能であれば、本発明は、バルブおよび加圧部の動作手段はいずれのものでも良い。
1、30………分注器
3………シリンダ
4、32………孔
5、31………加圧部
6、34………金属板
7、33………バルブ
9、11………電磁コイル
12、15………ばね
13………フランジ
14………ガイド部
17、39………孔
19………ノズル
21………エア抜き部
23………圧力センサ
25a、25b、25c………シール
27………液室
29………薬液
35………フランジ
37………ばね

Claims (7)

  1. 端部にノズルを有し、内部に液室を有するシリンダと、
    前記シリンダ内部に設けられ、液室に対して往復動作可能な加圧部と、
    前記ノズルの軸上に形成され、前記加圧部と同一方向に単独で往復動作可能であり、前記ノズルの開閉を行うバルブとを具備し、
    前記液室には、前記液室の内部の液体の圧力を測定可能な圧力センサが設けられ、
    前記バルブを閉じた状態で、前記加圧部で前記液室の内部の液体に所定の圧力を付与し、
    前記バルブを動作させることで、所定量の液体を前記ノズルより吐出させることが可能であることを特徴とする分注器。
  2. 前記シリンダには、前記液室と外部とに連通する部位にエア抜き部が設けられ、
    前記エア抜き部は、前記液室の内部の液体は透過せず、前記液室の内部の気体が透過可能な微小な孔を有することを特徴とする請求項1記載の分注器。
  3. 前記ノズルは、前記シリンダの中心から偏心した位置に形成され、
    前記バルブは、下方が開口した筒状部が形成され、前記筒状部の縁部が前記ノズルの上部に位置して、前記ノズルの開閉が可能であり、
    前記加圧部は前記バルブの内部に設けられ、前記筒状部において前記加圧部の端部が軸方向に移動可能であり、前記筒状部の内部の液室を加圧可能であることを特徴とする請求項1または請求項2に記載の分注器。
  4. 前記バルブおよび前記加圧部は、電磁コイルとばねによって往復動作可能であることを特徴とする請求項1から請求項3のいずれかに記載の分注器。
  5. 前記バルブおよび前記加圧部は、モータによって往復動作可能であることを特徴とする請求項1から請求項3のいずれかに記載の分注器。
  6. 前記バルブ、前記加圧部、前記シリンダのそれぞれの接触部の一部と、前記バルブの端部には、シール部材が設けられることを特徴とする請求項1から請求項5のいずれかに記載の分注器。
  7. 請求項1から請求項6のいずれかに記載の分注器を用い、
    前記バルブと前記加圧部を前記シリンダ内に押し込む方向に移動させた状態で、ノズル先端を薬液に浸漬させ、
    前記バルブを開くとともに前記加圧部を上方に移動させて薬液を液室に吸引し、
    前記バルブを閉じ、前記圧力センサにより前記液室の内部の圧力が所定値となるように前記加圧部によって前記液室内の薬液を加圧し、
    前記バルブを開くことで、前記液室の内部の100〜1000nLの薬液を前記ノズルから吐出することを特徴とする薬液の分注方法。
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