JPH09145720A - 分注装置 - Google Patents
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- JPH09145720A JPH09145720A JP32948795A JP32948795A JPH09145720A JP H09145720 A JPH09145720 A JP H09145720A JP 32948795 A JP32948795 A JP 32948795A JP 32948795 A JP32948795 A JP 32948795A JP H09145720 A JPH09145720 A JP H09145720A
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- suction line
- line
- liquid suction
- dispensing device
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 液体吸引ラインを広範囲に移動させることが
できるように構成されてなる分注装置におけるライン内
の空気容量を大幅に少なくすると共に、電磁弁による液
体吸引ラインの開閉制御により、数μｌという微量の液
体の分注を高精度にコントロールすることができる分注
装置を提供する。 【解決手段】 モータの正逆回転作動により液体吸引ラ
イン内に圧力を生じさせることで液体吸引ラインに所要
量の液体を吸引し、または、吐出するように構成されて
なる分注装置の上記液体吸引ラインに電磁弁を介設し、
該電磁弁は、液体を吐出するときに、上記液体ライン内
が所要の正圧に達するまで閉成された後に瞬間的に開成
されて微量の吸引液体を吐出するように駆動制御した。
できるように構成されてなる分注装置におけるライン内
の空気容量を大幅に少なくすると共に、電磁弁による液
体吸引ラインの開閉制御により、数μｌという微量の液
体の分注を高精度にコントロールすることができる分注
装置を提供する。 【解決手段】 モータの正逆回転作動により液体吸引ラ
イン内に圧力を生じさせることで液体吸引ラインに所要
量の液体を吸引し、または、吐出するように構成されて
なる分注装置の上記液体吸引ラインに電磁弁を介設し、
該電磁弁は、液体を吐出するときに、上記液体ライン内
が所要の正圧に達するまで閉成された後に瞬間的に開成
されて微量の吸引液体を吐出するように駆動制御した。
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】この発明は、血液検査装置等
に配設されているサンプリングピペット装置や試薬ピペ
ット装置等に好適な分注装置に係り、例えば、数μｌと
いう非常に微量の液体を吸引・吐出することが可能な分
注装置に関する。
に配設されているサンプリングピペット装置や試薬ピペ
ット装置等に好適な分注装置に係り、例えば、数μｌと
いう非常に微量の液体を吸引・吐出することが可能な分
注装置に関する。
【０００２】
【従来技術とその課題】周知のように、血液検査装置等
に配設されているサンプリングピペット装置や試薬ピペ
ット装置等の分注装置は、従来、図３に示すように、テ
フロンパイプで形成されたライン１の先端部にチップホ
ルダ部２を形成し、該チップホルダ部２にピペットチッ
プ３を着脱自在に装着するように構成されていると共
に、上記ライン１の上流には精密シリンジ４を連通接続
し、この精密シリンジ４のロッド５には、パルスモータ
６の正逆回転を直線運動に代えるスクリューロッド７に
螺合された作動体８の他端部を連結し、上記パルスモー
タ６を所要パルス数分だけ正方向或は逆方向に回転させ
ることで、上記精密シリンジ４を進退作動させてライン
１内に負圧または正圧を発生させることで、例えば、マ
イクロプレート９または試薬容器１０内の液体を所要量
吸引し、或は、吸引された液体をマイクロプレート９の
ホール内に吐出するように構成されているのが一般的で
ある。勿論、上記ライン１の先端部は、公知のＸ−Ｙ−
Ｚ移送装置により、所定の位置まで水平移送された後、
昇降して液体の吸排作動を行なうように構成されてい
る。
に配設されているサンプリングピペット装置や試薬ピペ
ット装置等の分注装置は、従来、図３に示すように、テ
フロンパイプで形成されたライン１の先端部にチップホ
ルダ部２を形成し、該チップホルダ部２にピペットチッ
プ３を着脱自在に装着するように構成されていると共
に、上記ライン１の上流には精密シリンジ４を連通接続
し、この精密シリンジ４のロッド５には、パルスモータ
６の正逆回転を直線運動に代えるスクリューロッド７に
螺合された作動体８の他端部を連結し、上記パルスモー
タ６を所要パルス数分だけ正方向或は逆方向に回転させ
ることで、上記精密シリンジ４を進退作動させてライン
１内に負圧または正圧を発生させることで、例えば、マ
イクロプレート９または試薬容器１０内の液体を所要量
吸引し、或は、吸引された液体をマイクロプレート９の
ホール内に吐出するように構成されているのが一般的で
ある。勿論、上記ライン１の先端部は、公知のＸ−Ｙ−
Ｚ移送装置により、所定の位置まで水平移送された後、
昇降して液体の吸排作動を行なうように構成されてい
る。
【０００３】ところで、このように構成された従来の分
注装置にあっては、上記ライン１の先端部、即ち、ピペ
ットチップ３を広い範囲で移動させることが可能である
ため、各種検査装置への組込みが容易となる、という利
点を有してはいるが、上記ライン１の先端部、即ち、ピ
ペットチップ３を広い範囲で移動させるためには、上記
ピペットチップ３と精密シリンジ４とを連通接続するラ
イン１が必然的に長くなるため、該ライン１内の空気容
量が大きくなるため、例えば、２０μｌを越える液体の
吸引・吐出の場合には、その分注誤差を無視できる程度
の許容範囲内に納めることが可能であるが、例えば、数
μｌという微量の液体を吸引・吐出する必要がある分注
装置の場合には、上記ライン１内の空気によるエアーク
ッション量が大きくなるため、分注精度を高精度にコン
トロールすることができない、という問題を有してい
た。
注装置にあっては、上記ライン１の先端部、即ち、ピペ
ットチップ３を広い範囲で移動させることが可能である
ため、各種検査装置への組込みが容易となる、という利
点を有してはいるが、上記ライン１の先端部、即ち、ピ
ペットチップ３を広い範囲で移動させるためには、上記
ピペットチップ３と精密シリンジ４とを連通接続するラ
イン１が必然的に長くなるため、該ライン１内の空気容
量が大きくなるため、例えば、２０μｌを越える液体の
吸引・吐出の場合には、その分注誤差を無視できる程度
の許容範囲内に納めることが可能であるが、例えば、数
μｌという微量の液体を吸引・吐出する必要がある分注
装置の場合には、上記ライン１内の空気によるエアーク
ッション量が大きくなるため、分注精度を高精度にコン
トロールすることができない、という問題を有してい
た。
【０００４】この発明は、かかる現状に鑑み創案された
ものであって、その目的とするところは、液体吸引ライ
ンを広範囲に移動させることができるように構成されて
なる分注装置におけるライン内の空気容量を大幅に少な
くすると共に、電磁弁による液体吸引ラインの開閉制御
により、数μｌという微量の液体の分注を高精度にコン
トロールすることができる分注装置を提供しようとする
ものである。
ものであって、その目的とするところは、液体吸引ライ
ンを広範囲に移動させることができるように構成されて
なる分注装置におけるライン内の空気容量を大幅に少な
くすると共に、電磁弁による液体吸引ラインの開閉制御
により、数μｌという微量の液体の分注を高精度にコン
トロールすることができる分注装置を提供しようとする
ものである。
【０００５】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、この発明にあっては、モータの正逆回転作動により
液体吸引ライン内に圧力を生じさせることで液体吸引ラ
インに所要量の液体を吸引し、または、吐出するように
構成されてなる分注装置の上記液体吸引ラインに電磁弁
を介設し、該電磁弁は、液体を吐出するときに、上記液
体ライン内が所要の正圧に達するまで閉成された後に瞬
間的に開成されて微量の吸引液体を吐出するように駆動
制御したことを特徴とするものである。
に、この発明にあっては、モータの正逆回転作動により
液体吸引ライン内に圧力を生じさせることで液体吸引ラ
インに所要量の液体を吸引し、または、吐出するように
構成されてなる分注装置の上記液体吸引ラインに電磁弁
を介設し、該電磁弁は、液体を吐出するときに、上記液
体ライン内が所要の正圧に達するまで閉成された後に瞬
間的に開成されて微量の吸引液体を吐出するように駆動
制御したことを特徴とするものである。
【０００６】また、この発明にあっては、上記目的を達
成する他の手段として、モータの正逆回転作動により液
体吸引ライン内に圧力を生じさせることで液体吸引ライ
ンに所要量の液体を吸引し、または、吐出するように構
成されてなる分注装置の上記液体吸引ラインに電磁弁を
介設し、該電磁弁は、液体を吐出するときに開成され
て、吸引された液体を、上記液体吸引ラインの先端部に
分注量分だけ滴状に押し出すように駆動制御したことを
特徴とするものである。
成する他の手段として、モータの正逆回転作動により液
体吸引ライン内に圧力を生じさせることで液体吸引ライ
ンに所要量の液体を吸引し、または、吐出するように構
成されてなる分注装置の上記液体吸引ラインに電磁弁を
介設し、該電磁弁は、液体を吐出するときに開成され
て、吸引された液体を、上記液体吸引ラインの先端部に
分注量分だけ滴状に押し出すように駆動制御したことを
特徴とするものである。
【０００７】尚、この発明において、上記電磁弁は、前
記液体吸引ラインの先端部近傍に介設することで、液体
吸引ライン内の空気によるエアークッション量を大幅に
低減するように構成されている。
記液体吸引ラインの先端部近傍に介設することで、液体
吸引ライン内の空気によるエアークッション量を大幅に
低減するように構成されている。
【０００８】同様に、この発明にあっては、液体吸引ラ
イン内の空気によるエアークッション量を大幅に低減す
るため、上記モータの正逆回転作動を直線運動に代えて
液体ライン内に圧力を付与するプランジャを、上記液体
吸引ラインの電磁弁配設部位の近傍上流側に摺動自在に
配設するのが望ましい。
イン内の空気によるエアークッション量を大幅に低減す
るため、上記モータの正逆回転作動を直線運動に代えて
液体ライン内に圧力を付与するプランジャを、上記液体
吸引ラインの電磁弁配設部位の近傍上流側に摺動自在に
配設するのが望ましい。
【０００９】そして、この発明にあっては、液体吸引ラ
インの先端部を広範囲に移動させると共に、液体吸引ラ
イン内の空気によるエアークッション量を大幅に低減す
るため、上記プランジャを、上記モータと電磁弁とを接
続するテフロンパイプ内に介装するのが望ましい。
インの先端部を広範囲に移動させると共に、液体吸引ラ
イン内の空気によるエアークッション量を大幅に低減す
るため、上記プランジャを、上記モータと電磁弁とを接
続するテフロンパイプ内に介装するのが望ましい。
【００１０】尚、上記液体ラインの先端部には、ピペッ
トチップが着脱自在に装着されて分注作業を行なうよう
に構成することで、クロスコンタミネーションを有効に
防止することができる。
トチップが着脱自在に装着されて分注作業を行なうよう
に構成することで、クロスコンタミネーションを有効に
防止することができる。
【００１１】
【実施例】以下、添付図面に示す形態例に基づき、この
発明を詳細に説明する。
発明を詳細に説明する。
【００１２】図１は、この発明の第１形態例に係る分注
装置の概略的な構成を示しており、該分注装置は、液体
を吸引・吐出する圧力を付与するパイプ状のライン１１
と、該ライン１１の下端部に接続されたシリンジパイプ
継手１２と、該シリンジパイプ継手１２に介設された電
磁弁ユニット１３と、上記シリンジパイプ継手１２の下
端部に着脱自在に装着されるピペットチップ１４と、上
記シリンジパイプ継手１２内に摺動自在に嵌装されてな
るプランジャ１５と、上記ライン１１内に挿通され一端
部が上記プランジャ１５に連結され、かつ、パルスモー
タ１６の正逆回転により直線状に進退する作動体１７に
他端部が固着されたワイヤー１８と、から構成されてい
る。
装置の概略的な構成を示しており、該分注装置は、液体
を吸引・吐出する圧力を付与するパイプ状のライン１１
と、該ライン１１の下端部に接続されたシリンジパイプ
継手１２と、該シリンジパイプ継手１２に介設された電
磁弁ユニット１３と、上記シリンジパイプ継手１２の下
端部に着脱自在に装着されるピペットチップ１４と、上
記シリンジパイプ継手１２内に摺動自在に嵌装されてな
るプランジャ１５と、上記ライン１１内に挿通され一端
部が上記プランジャ１５に連結され、かつ、パルスモー
タ１６の正逆回転により直線状に進退する作動体１７に
他端部が固着されたワイヤー１８と、から構成されてい
る。
【００１３】ライン１１は、先端部に着脱自在に装着さ
れた上記ピペットチップ１４が広範囲に移動させること
ができる長さを有するテフロンパイプで構成されてお
り、内部に上記ワイヤー１８が挿通されていると共に、
該ライン１１の先端部は、特に図示はしないが、公知の
Ｘ−Ｙ−Ｚ移送装置により、所定の位置まで水平移送さ
れた後、昇降して液体の吸排作動を行なうように構成さ
れている。
れた上記ピペットチップ１４が広範囲に移動させること
ができる長さを有するテフロンパイプで構成されてお
り、内部に上記ワイヤー１８が挿通されていると共に、
該ライン１１の先端部は、特に図示はしないが、公知の
Ｘ−Ｙ−Ｚ移送装置により、所定の位置まで水平移送さ
れた後、昇降して液体の吸排作動を行なうように構成さ
れている。
【００１４】シリンジパイプ継手１２の内部には、上記
プランジャ１５が摺動自在に嵌装されており、その上部
が上記ライン１１の先端部に螺装されて連結されてお
り、かつ、その下部は、電磁弁ユニット１３の流路２０
に連通接続されている。
プランジャ１５が摺動自在に嵌装されており、その上部
が上記ライン１１の先端部に螺装されて連結されてお
り、かつ、その下部は、電磁弁ユニット１３の流路２０
に連通接続されている。
【００１５】電磁弁ユニット１３は、コ字状に形成され
た上記流路２０と、該流路２０の中途部に配設されたソ
レノイドプランジャ２１と、該ソレノイドプランジャ２
１を励磁して進退作動させる励磁コイル２２と、上記ソ
レノイドプランジャ２１に連結されて上記流路２０を開
閉するダイヤフラム２３と、から構成されており、上記
流路２０の下流には、チップホルダ２４が螺装されて連
通接続されている。
た上記流路２０と、該流路２０の中途部に配設されたソ
レノイドプランジャ２１と、該ソレノイドプランジャ２
１を励磁して進退作動させる励磁コイル２２と、上記ソ
レノイドプランジャ２１に連結されて上記流路２０を開
閉するダイヤフラム２３と、から構成されており、上記
流路２０の下流には、チップホルダ２４が螺装されて連
通接続されている。
【００１６】そして、上記ソレノイドプランジャ２１
は、例えば、マイクロプレート９のホール部または試薬
容器１０内から所要量の液体を吸引するときと吸引した
液体を吐出するとき以外は、上記ダイヤフラム２３が流
路２０を閉成するように押圧作動し、上記液体を吸引す
るときと液体を吐出するときには、上記ダイヤフラム２
３を引張して流路２０を開成するように駆動制御されて
いる。このソレノイドプランジャ２１の進退作動による
流路２０の開閉は、特に図示はしないが、上記プランジ
ャ１５の昇圧作動により作動するタイマー回路により制
御される。
は、例えば、マイクロプレート９のホール部または試薬
容器１０内から所要量の液体を吸引するときと吸引した
液体を吐出するとき以外は、上記ダイヤフラム２３が流
路２０を閉成するように押圧作動し、上記液体を吸引す
るときと液体を吐出するときには、上記ダイヤフラム２
３を引張して流路２０を開成するように駆動制御されて
いる。このソレノイドプランジャ２１の進退作動による
流路２０の開閉は、特に図示はしないが、上記プランジ
ャ１５の昇圧作動により作動するタイマー回路により制
御される。
【００１７】即ち、この形態例では、上記プランジャ１
５が作動して、該プランジャ１５からダイヤフラム２３
までの流路２０Ａ内の圧力が上昇して所定圧力となる
と、ダイヤフラム２３が流路２０を開成する方向に変形
するため、流路２０が瞬間的に開成され、これにより吸
引された液体が、例えば、マイクロプレート９のホール
内に吐出され分注される。
５が作動して、該プランジャ１５からダイヤフラム２３
までの流路２０Ａ内の圧力が上昇して所定圧力となる
と、ダイヤフラム２３が流路２０を開成する方向に変形
するため、流路２０が瞬間的に開成され、これにより吸
引された液体が、例えば、マイクロプレート９のホール
内に吐出され分注される。
【００１８】それ故、この形態例に係る分注装置にあっ
ては、上記ソレノイドプランジャ２１とダイヤフラム２
３との作動によって流路２０を瞬間的に開成することが
できるので、該流路２０の開閉作動を連続的に制御する
ことが容易となり、微量分注装置における高精度分注の
高速化を達成することができる。
ては、上記ソレノイドプランジャ２１とダイヤフラム２
３との作動によって流路２０を瞬間的に開成することが
できるので、該流路２０の開閉作動を連続的に制御する
ことが容易となり、微量分注装置における高精度分注の
高速化を達成することができる。
【００１９】また、この形態例に係る分注装置にあって
は、上記プランジャ１５とダイヤフラム２３までの流路
２０Ａを非常に短く形成することができるので、該流路
２０Ａ内の空気容量が非常に小さく、従って、エアーク
ッション作用による影響を非常に小さく抑えることがで
きるため、微量分注が確実に行なえる、という効果が得
られる。
は、上記プランジャ１５とダイヤフラム２３までの流路
２０Ａを非常に短く形成することができるので、該流路
２０Ａ内の空気容量が非常に小さく、従って、エアーク
ッション作用による影響を非常に小さく抑えることがで
きるため、微量分注が確実に行なえる、という効果が得
られる。
【００２０】尚、上記形態例では、上記流路２０Ａ内の
圧力によって、常態において流路２０を閉成しているダ
イヤフラム２３を流路開成方向に変形させるように構成
した場合を例にとり説明したが、このダイヤフラム２３
の変形を、単純に上記ソレノイドプランジャ２１の進退
作動により制御するように構成してもよい。
圧力によって、常態において流路２０を閉成しているダ
イヤフラム２３を流路開成方向に変形させるように構成
した場合を例にとり説明したが、このダイヤフラム２３
の変形を、単純に上記ソレノイドプランジャ２１の進退
作動により制御するように構成してもよい。
【００２１】また、上記プランジャ１５に一端部が連結
されたワイヤー１８の他端部は、パルスモータ１６の正
逆回転を直線運動に代えるスクリューロッド１９に螺合
された作動体１７に固着されている。
されたワイヤー１８の他端部は、パルスモータ１６の正
逆回転を直線運動に代えるスクリューロッド１９に螺合
された作動体１７に固着されている。
【００２２】従って、上記パルスモータ１６を所要パル
ス数分だけ正方向或は逆方向に回転させることで、上記
プランジャ１５がライン１１内で作動して上記流路２０
Ａ内を負圧または正圧にするので、例えば、マイクロプ
レート９または試薬容器１０内の液体がピペットチップ
１４内に所要量吸引され、或は、吸引された液体がマイ
クロプレート９のホール内に所要量吐出される。
ス数分だけ正方向或は逆方向に回転させることで、上記
プランジャ１５がライン１１内で作動して上記流路２０
Ａ内を負圧または正圧にするので、例えば、マイクロプ
レート９または試薬容器１０内の液体がピペットチップ
１４内に所要量吸引され、或は、吸引された液体がマイ
クロプレート９のホール内に所要量吐出される。
【００２３】図２は、この発明の第２形態例に係る分注
装置を示しており、この形態例に係る分注装置の構成
は、上記ソレノイドプランジャ２１の進退制御が異なる
他は、上記第１形態例に係る分注装置と同様に構成され
ているので、図面には第１形態例で用いた符号と同一の
符号を付して、その詳細な説明をここでは省略する。
装置を示しており、この形態例に係る分注装置の構成
は、上記ソレノイドプランジャ２１の進退制御が異なる
他は、上記第１形態例に係る分注装置と同様に構成され
ているので、図面には第１形態例で用いた符号と同一の
符号を付して、その詳細な説明をここでは省略する。
【００２４】即ち、この形態例に係る分注装置にあって
は、液体を吐出するときに上記ソレノイドプランジャ２
１が流路２０を開成するように作動し、この状態で上記
パルスモータ１６を液体吐出方向に作動させることで、
ピペットチップ１４内に吸引された液体を、上記ピペッ
トチップ１４の先端部に分注量分だけ押し出して、水滴
状に滴着させる。
は、液体を吐出するときに上記ソレノイドプランジャ２
１が流路２０を開成するように作動し、この状態で上記
パルスモータ１６を液体吐出方向に作動させることで、
ピペットチップ１４内に吸引された液体を、上記ピペッ
トチップ１４の先端部に分注量分だけ押し出して、水滴
状に滴着させる。
【００２５】次に、上記ソレノイドプランジャ２１を進
退作動させてピペットチップ１４の先端部に衝撃を付与
し、または、流路２０内の圧力に衝撃を加えることで、
上記水滴状に適着している液体を落下させて微量の分注
を行なうように構成されている。この場合、ピペットチ
ップ１４の先端部に水滴状に滴着される液体量は、微量
分注の場合、数μｌ程度であるため、上記ソレノイドプ
ランジャ２１を進退作動させて衝撃を付与しない限り、
液体の表面張力の作用によって該微量液体がみだりに滴
下することはない。
退作動させてピペットチップ１４の先端部に衝撃を付与
し、または、流路２０内の圧力に衝撃を加えることで、
上記水滴状に適着している液体を落下させて微量の分注
を行なうように構成されている。この場合、ピペットチ
ップ１４の先端部に水滴状に滴着される液体量は、微量
分注の場合、数μｌ程度であるため、上記ソレノイドプ
ランジャ２１を進退作動させて衝撃を付与しない限り、
液体の表面張力の作用によって該微量液体がみだりに滴
下することはない。
【００２６】尚、上記各形態例では、ライン１１の先端
部にピペットチップ１４を着脱自在に装着する場合を例
にとり説明したが、この発明にあってはこれに限定され
るものではなく、ピペットチップが装着されないタイプ
の分注装置にも適用が可能であることは勿論である。
部にピペットチップ１４を着脱自在に装着する場合を例
にとり説明したが、この発明にあってはこれに限定され
るものではなく、ピペットチップが装着されないタイプ
の分注装置にも適用が可能であることは勿論である。
【００２７】
【発明の効果】この発明は、以上説明したように構成さ
れているので、液体吸引ラインを広範囲に移動させるこ
とができるように構成されてなる分注装置における液体
吸引ライン内の空気容量を、電磁弁の介設によって大幅
に減少させるように構成したので、液体吸引ライン内の
エアークッションによる影響を可及的に減少することが
でき、その結果、数μｌという微量の液体の分注を高精
度にコントロールすることができる、という優れた効果
を奏する。
れているので、液体吸引ラインを広範囲に移動させるこ
とができるように構成されてなる分注装置における液体
吸引ライン内の空気容量を、電磁弁の介設によって大幅
に減少させるように構成したので、液体吸引ライン内の
エアークッションによる影響を可及的に減少することが
でき、その結果、数μｌという微量の液体の分注を高精
度にコントロールすることができる、という優れた効果
を奏する。
【図１】この発明の第１形態例に係る分注装置の概略的
な構成を示す説明図である。
な構成を示す説明図である。
【図２】この発明の第２形態例に係る分注装置の概略的
な構成を示す説明図である。
な構成を示す説明図である。
【図３】従来の分注装置の概略的な構成を示す説明図で
ある。
ある。
１１ 液体吸引ライン １２ シリンジパイプ継手 １３ 電磁弁（ユニット） １４ ピペットチップ １５ プランジャ １６ パルスモータ １７ 作動体 １８ ワイヤー ２０，２０Ａ 流路
Claims (6)
- 【請求項１】 モータの正逆回転作動により液体吸引ラ
イン内に圧力を生じさせることで液体吸引ラインに所要
量の液体を吸引し、または、吐出するように構成されて
なる分注装置の上記液体吸引ラインに電磁弁を介設し、
該電磁弁は、液体を吐出するときに、上記液体ライン内
が所要の正圧に達するまで閉成された後に瞬間的に開成
されて微量の吸引液体を吐出するように駆動制御されて
いることを特徴とする分注装置。 - 【請求項２】 モータの正逆回転作動により液体吸引ラ
イン内に圧力を生じさせることで液体吸引ラインに所要
量の液体を吸引し、または、吐出するように構成されて
なる分注装置の上記液体吸引ラインに電磁弁を介設し、
該電磁弁は、液体を吐出するときに開成されて、吸引さ
れた液体を、上記液体吸引ラインの先端部に分注量分だ
け滴状に押し出すように駆動制御されていることを特徴
とする分注装置。 - 【請求項３】 前記電磁弁は、前記液体吸引ラインの先
端部近傍に介設されていることを特徴とする請求項１又
は請求項２のいずれかに記載の分注装置。 - 【請求項４】 前記モータの正逆回転作動を直線運動に
代えて液体ライン内に圧力を付与するプランジャは、上
記液体吸引ラインの電磁弁配設部位の近傍上流側に摺動
自在に配設されていることを特徴とする請求項１乃至請
求項３のいずれかに記載の分注装置。 - 【請求項５】 前記プランジャは、前記モータと電磁弁
とを接続するテフロンパイプ内に介装されていることを
特徴とする請求項４に記載の分注装置。 - 【請求項６】 前記液体ラインの先端部には、ピペット
チップが着脱自在に装着されていることを特徴とする請
求項１乃至請求項５のいずれかに記載の分注装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP32948795A JPH09145720A (ja) | 1995-11-27 | 1995-11-27 | 分注装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP32948795A JPH09145720A (ja) | 1995-11-27 | 1995-11-27 | 分注装置 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH09145720A true JPH09145720A (ja) | 1997-06-06 |
Family
ID=18221926
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP32948795A Pending JPH09145720A (ja) | 1995-11-27 | 1995-11-27 | 分注装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH09145720A (ja) |
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2002214244A (ja) * | 2000-11-17 | 2002-07-31 | Tecan Trading Ag | 液体サンプルを吸入し分配する装置 |
| EP2365883A1 (de) * | 2008-11-28 | 2011-09-21 | Hamilton Bonaduz AG | Für die dosierung von sehr kleinen dosiervolumina geeignete dosiereinrichtung und dosierverfahren |
| JP2012251850A (ja) * | 2011-06-02 | 2012-12-20 | Furukawa Electric Advanced Engineering Co Ltd | 分注器および薬液の分注方法 |
-
1995
- 1995-11-27 JP JP32948795A patent/JPH09145720A/ja active Pending
Cited By (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2002214244A (ja) * | 2000-11-17 | 2002-07-31 | Tecan Trading Ag | 液体サンプルを吸入し分配する装置 |
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| JP2012510065A (ja) * | 2008-11-28 | 2012-04-26 | ハミルトン・ボナドゥーツ・アーゲー | 極小の測定体積の測定に適した測定デバイス、及び測定方法 |
| JP2012251850A (ja) * | 2011-06-02 | 2012-12-20 | Furukawa Electric Advanced Engineering Co Ltd | 分注器および薬液の分注方法 |
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