JP2012248513A - 電池配線モジュール - Google Patents

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Abstract

【課題】検知端子の位置決めと、検知端子の小型化とを両立することが可能な電池配線モジュールを提供する。
【解決手段】正極及び負極の電極端子11を有する単電池12を複数個並べてなる単電池群13に取り付けられる電池配線モジュール10であって、前記電極端子11に接続されるバスバー21と、前記単電池群13の状態を検出するための検知端子51と、前記検知端子51を前記バスバー21に固定する固定手段26,65と、を有する。このような構成によれば、検知端子51は、バスバー21に直接固定され、所定の位置に保持される。したがって、例えば検知端子をバスバー収容部に嵌め込むことで位置決めする場合のように、検知端子の形状を、バスバー収容部の形状に合わせる必要がないので、検知端子の位置決めと、検知端子の小型化とを両立することができる。
【選択図】図10

Description

本発明は、電池配線モジュールに関する。
例えば電気自動車やハイブリッド車両に搭載される動力用の電池モジュールは、一般に、バスバーを介して多数の単電池を直列接続して構成されている。この種の電池モジュールでは、単電池毎の端子電圧を測定するための電圧検知線等、単電池群の状態を検出するための検知線を、単電池の電極端子に接続する必要がある。検知線を電極端子に接続する構成としては、検知線の端末に検知端子を固着し、その検知端子を、バスバーとともに電極端子に共締めする構成が知られている。
このような電池モジュールの一例として、単電池を複数個並べてなる単電池群に、バスバーおよび電圧検知端子を備えた電池配線モジュールを取り付けて組み立てるものが知られている。例えば、下記特許文献1に記載された電池配線モジュールは、電圧検知端子およびバスバーに、電極端子を挿通する挿通孔が設けられ、電圧検知端子は、その挿通孔がバスバーの挿通孔の位置と整合するように、バスバー上に重ねられて、バスバー収容部に収容されている。そして、バスバーおよび電圧検知端子の挿通孔に電極端子を挿通させながら、電池配線モジュールを単電池群に取り付けた後、各電極端子にナットを螺合することで、電池モジュールが組み立てられる。
特開2011−77031号公報
ところで、上記した電池配線モジュールにおいては、検知端子は、バスバー収容部に嵌め込まれることで、ある程度の位置決めがなされている。これにより、検知端子の挿通孔とバスバーの挿通孔との位置が整合した状態に保持されるので、電池配線モジュールを単電池群に取り付ける際の作業性が向上する。しかしながら、検知端子をバスバー収容部に嵌め込むことで位置決めする方法では、検知端子の形状を、バスバー収容部の形状に合わせなければならず、小型化することが困難であった。
本発明は上記のような事情に基づいて完成されたものであって、検知端子の位置決めと、検知端子の小型化とを両立することが可能な電池配線モジュールを提供することを目的とする。
本発明の電池配線モジュールは、正極及び負極の電極端子を有する単電池を複数個並べてなる単電池群に取り付けられる電池配線モジュールであって、前記電極端子に接続されるバスバーと、前記単電池群の状態を検出するための検知端子と、前記検知端子を前記バスバーに固定する固定手段と、を有するものである。
このような構成によれば、検知端子は、バスバーに直接固定され、所定の位置に保持される。したがって、例えば検知端子をバスバー収容部に嵌め込むことで位置決めする場合のように、検知端子の形状を、バスバー収容部の形状に合わせる必要がないので、検知端子の位置決めと、検知端子の小型化とを両立することができる。
また、前記固定手段は、前記検知端子および前記バスバーの一方に設けられたスリットと、他方に設けられて、前記スリットに差し入れられる差入部とを有して構成されるものとしてもよい。
また、前記差入部の先端部は、前記スリットから先方に突出し、その周縁部に係止するように屈曲しているものとしてもよい。このような構成によれば、バスバーと検知端子とを、より強固に固定することができる。
また、前記検知端子は、前記バスバーに重ねて配される端子本体部を有し、前記スリットは、前記バスバーに設けられ、前記差入部は、前記端子本体部の外周縁から前記バスバー側に屈曲されたものとしてもよい。このような構成によれば、例えば、差入部が、端子本体部の一部分を切り起こし、または打ち抜いて折り曲げる等により形成されている場合に比べて、端子本体部をより小型化することができる。
また、前記検知端子は、前記バスバーに重ねて配される端子本体部を有し、前記固定手段は、前記端子本体部および前記バスバーの一方に設けられ、前記端子本体部と前記バスバーとの積層方向に貫通形成されたスリットと、他方に設けられて、前記スリットに差し入れられる差入部とを有して構成され、前記バスバーを保持する樹脂プロテクタの前記端子本体部の側方には、端子受け部が設けられ、前記検知端子には、前記端子本体部から一面側に屈曲し、前記端子受け部に弾性的に接触する弾性片が設けられているものとしてもよい。このような構成によれば、弾性片の弾性力により端子本体部が押され、差入部とスリットとの係止力が高まるから、検知端子とバスバーとをより強固に固定することができる。
本発明によれば、検知端子の位置決めと、検知端子の小型化とを両立することが可能な電池配線モジュールを提供することができる。
本実施形態の電池モジュールの平面図 電池モジュールの斜視図 連結ユニットの斜視図 連結ユニットの平面図 バスバーが保持された状態の連結ユニットの斜視図 バスバーが保持された状態の連結ユニットの平面図 バスバーが保持された状態の連結ユニットの断面図であって、図6のA−A位置における断面に相当する断面図 バスバーが保持された状態の連結ユニットの断面図であって、図6のB−B位置における断面に相当する断面図 電圧検知端子の斜視図 電圧検知端子がバスバーに固定された状態の連結ユニットの平面図 電圧検知端子がバスバーに固定された状態の連結ユニットの断面図であって、図10のC−C位置における断面に相当する断面図 電圧検知端子がバスバーに固定された状態の連結ユニットの断面図であって、図10のD−D位置における断面に相当する断面図
以下、本発明を具体化した実施形態について、図1〜図12を参照しつつ詳細に説明する。
本実施形態における電池配線モジュール10は、正極及び負極の電極端子11を有する単電池12を、複数個(本実施形態では24個)並べてなる単電池群13に取り付けられ、異なる単電池12の正極の電極端子11と負極の電極端子11とを電気的に接続するものである。単電池群13に電池配線モジュール10を取り付けてなる電池モジュール14は、例えば電気自動車やハイブリッド自動車等の駆動源として使用される。
単電池12は、リチウムイオン電池、ニッケル水素電池、その他の二次電池等であって、図示しない電池要素が収容されてなる本体部15と、正負の電極端子11とを有している。本体部15は扁平な四角い箱型をなし、正負の電極端子11は、ともに本体部15の上面に設けられている。複数の単電池12は、異なる極性の電極端子11が隣り合うようにして並べられ、図示しない保持部材により一体に保持されている。
電極端子11は、金属製(銅、銅合金、アルミニウム、アルミニウム合金等)であって、切削加工、鋳造、または鍛造等、公知の手法により形成されている。電極端子11は、外周面にネジが切られたボルト状をなし、図示しない台座部の中央から垂直に立ち上がっている。
電池配線モジュール10は、電極端子11に接続される複数のバスバー21を備えている。バスバー21は、隣り合う単電池12の異極の電極端子11を電気的に接続するものである。バスバー21は、例えば、銅、銅合金、ステンレス鋼(SUS)、アルミニウム等の金属製の板材を、所定の形状にプレス加工することにより形成されている。バスバー21は、図6に示すように、全体として略長方形をなし、その長手方向の中心を挟んで対称な形状をなしている。なお、バスバー21の表面には、スズ、ニッケル等の金属がメッキされていてもよい。
バスバー21には、隣り合う単電池12の異極の電極端子11を挿通可能な挿通孔22が、一対形成されている。挿通孔22は、バスバー21を板厚方向に打ち抜いて貫通形成され、電極端子11の断面形状よりも一回り大きい略円形状をなしている。
バスバー21は、後述する連結ユニット32に挿入されて保持されるものであり、バスバー21には、連結ユニット32に係止する係止突部23が設けられている。この係止突部23が連結ユニット32に係止することにより、バスバー21の連結ユニット32からの離脱(挿入方向とは反対方向への離脱)が規制される。係止突部23は、バスバー21の一対の長縁のうち一方の長縁側に一対が設けられている。係止突部23は、バスバー21の長縁側が最も高くなる形状をなして、バスバー21の一面側に突出している(図7参照)。
バスバー21の一対の長縁には、方形状に切り欠かれた凹み部が形成されており、そのうち係止突部23が設けられた側とは反対側の長縁に形成された凹み部24は、後述する連結ユニット32のストッパ部41が当接する当接部25を有している。凹み部24は、バスバー21の長手方向の中央部に設けられ、当接部25は、その凹み部24の両端縁とされている。当接部25とストッパ部41とが当接することで、バスバー21の連結ユニット32からの離脱(連結ユニット32の並び方向への離脱)が規制される。凹み部24が有する一対の当接部25は、ともにバスバー21の長縁に対して垂直をなしている。また、一対の当接部25は、一のバスバー21を介して連結される一対の連結ユニット32の並列方向の相対変位を許容するべく、互いに十分に離れて位置している。
そして、バスバー21には、後述する電圧検知端子51をバスバー21に固定するためのスリット(固定手段)26が設けられている。スリット26は、バスバー21の長手方向に細長い長円形状をなして、バスバー21の板厚方向に貫通形成されている。スリット26の長さ寸法は、挿通孔22の径寸法より小さい寸法とされている。スリット26は、各バスバー21に一対が設けられている。一対のスリット26は、挿通孔22よりも係止突部23が設けられている側に配され、スリット26と挿通孔22とは、バスバー21の短手方向に並んでいる。一対のスリット26は、大きさおよび形状が等しくされている。
電池配線モジュール10は、複数のバスバー21を保持する樹脂プロテクタ31を備え、樹脂プロテクタ31は、バスバー21により連結される複数の連結ユニット32を有している。
各連結ユニット32は、バスバー21を収容して保持するバスバー保持部33を、一対ずつ有している。一のバスバー保持部33には、一のバスバー21の長手方向の略半分が収容されて保持され、一のバスバー保持部33に保持されたバスバー21の略半分は、連結ユニット32から外側に突出し(図6参照)、この突出部分は、他の連結ユニット32のバスバー保持部33に収容されて保持される。こうして、連結ユニット32は、バスバー21を介して連結される。なお、電池配線モジュール10の端部には、バスバー保持部33を1つだけ有する端部連結ユニット32Aが配置されている。
各連結ユニット32において隣り合うバスバー保持部33の間には、絶縁壁34が設けられ、この絶縁壁34により、一の連結ユニット32に保持された一対のバスバー21の間は絶縁される。絶縁壁34の上端は、電池配線モジュール10が単電池群13に取り付けられた状態において、電極端子11の上端よりも高い位置に配され、隣り合う電極端子11に工具等が接触して短絡することを防いでいる。
各バスバー保持部33は、絶縁壁34と周壁35とに囲われた略方形をなし、周壁35には、バスバー保持部33にバスバー21を挿入するためのバスバー挿入口36が設けられている。周壁35は、バスバー挿入口36を挟んで上下に分割されており、周壁35のうちバスバー挿入口36よりも下側(単電池群13側)に配される部分を下周壁部35A、その反対側の部分を上周壁部35Bと称する。下周壁部35Aは、上周壁部35Bよりも内側にずれた位置に設けられている(図4参照)。
各バスバー保持部33は上下方向に開口し、その下側に寄った位置には、バスバー21の下面側を支持するバスバー支持部37が設けられ、バスバー支持部37よりも上側には、バスバー21の上面側を押えるバスバー押え部38が設けられている。バスバー支持部37およびバスバー押え部38は、いずれも絶縁壁34に突設されている。各バスバー保持部33において、バスバー押え部38は、絶縁壁34のうちバスバー挿入口36側と奥側とに一ずつ設けられ、バスバー支持部37は、バスバー押え部38の間の位置に設けられている(図6参照)。なお、奥側のバスバー押え部38の壁面は、後述する電圧検知端子51の弾性片64が接触する端子受け部39とされている。
バスバー押え部38とバスバー支持部37との間には、図7に示すように、上周壁部35Bと下周壁部35Aとの上下方向の間隔(バスバー挿入口36の開口寸法)と同等の間隔があけられ、その間隔は、バスバー21の板厚と同等の寸法とされている。バスバー保持部33に収容されたバスバー21は、図8に示すように、バスバー支持部37および下周壁部35Aと、バスバー押え部38および上周壁部35Bとの間に挟まれて、上下方向の位置が保持される。また、上周壁部35B、下周壁部35A、バスバー押え部38およびバスバー支持部37は、バスバー保持部33にバスバー21を挿入する際に、バスバー21の姿勢を保って奥側へ案内するガイド機能も有している。
バスバー保持部33には、バスバー21の当接部25に当接し、バスバー21の離脱を防止するストッパ部41が設けられている(図6参照)。ストッパ部41は、上周壁部35Bと下周壁部35Aとの間の奥端に設けられている。ストッパ部41は、絶縁壁34との間に、バスバー21の一方の短縁からこの短縁に近い側の当接部25までの間の寸法よりも大きい寸法を隔てた位置に設けられている。これにより、バスバー21と連結ユニット32との相対変位(連結ユニット32の連結方向の変位)が許容される。
各連結ユニット32には、後述する電圧検知端子51に接続された電線53が収容される電線収容溝42が、バスバー保持部33の並び方向に沿って設けられている。電線収容溝42は一対の溝壁部43を有し、その間に電線53が収容される。
2つのバスバー保持部33のうち一方のバスバー保持部33と電線収容溝42との間には、バスバー保持部33から電線収容溝42側に電線53を導入するための導入路44が設けられている。導入路44は、電線収容溝42に対して略直角をなしている。
電線収容溝42および導入路44には、電線53の上方への浮き上がりを防止する電線押え片45が設けられている。導入路44に設けられた電線押え片45は、電線収容溝42側の端部に位置し、導入路44の両側から幅方向の中央に向かって突出している。また、電線収容溝42に設けられた電線押え片45は、溝壁部43から反対側の溝壁部43側に向かって突出している。
連結ユニット32には、電線収容溝42を塞ぐ蓋部46が、連結ユニット32と一体に設けられている。蓋部46は、ヒンジ47を介して開閉回動可能に設けられ、蓋部46に設けられたロック片48が、電線収容溝42とバスバー保持部33との間に設けられたロック孔49に挿入されて係止する。
そして、電池配線モジュール10には、単電池12の電圧を検出するための電圧検知端子(検知端子)51が備えられている。電圧検知端子51は、銅、銅合金、ステンレス鋼、アルミニウム等の金属板材を所定の形状にプレス加工してなる。電圧検知端子51は、バスバー21に重ねて配される端子本体部52と、電線53の端末部が接続される電線接続部54とを有している。なお、電圧検知端子51の表面は、スズ、ニッケル等の金属によってメッキされていてもよい。
電線接続部54は、端子本体部52から一方向に突出して設けられている。電線接続部54は、図10に示すように、端子本体部52の幅方向の中央に設けられ、電圧検知端子51は、電線接続部54を中心に対称な形状をなしている。電線接続部54は、電線53の端末部における露出された芯線55にかしめ圧着されるワイヤバレル56と、絶縁被覆57の端末にかしめ圧着されるインシュレーションバレル58とを備えている。ワイヤバレル56およびインシュレーションバレル58は、それぞれ底板59から表面側に立ち上がる一対のカシメ片61を有してなる。電圧検知端子51に接続された電線53の先端は、図示しないECU等に接続され、単電池12の電圧が測定される。
端子本体部52には、電極端子11が挿通される挿通孔62が設けられている。挿通孔62は、端子本体部52の略中央に位置し、バスバー21の挿通孔22よりも一回り大きい円形状をなしている。電圧検知端子51は、その挿通孔62がバスバー21の挿通孔22と整合する位置に配置され、バスバー21に固定される。
端子本体部52は、全体として略方形をなし、電線接続部54とは反対側の一対の角部は、斜めに切り落とされた形状の斜縁部63とされている。
端子本体部52には、連結ユニット32の端子受け部39に弾性的に接触する弾性片64が設けられている。弾性片64は、端子本体部52の外縁から表側に略垂直に屈曲された片持ち状をなしている。弾性片64は、電線接続部54の両側に一対が設けられ、一対の弾性片64は、いずれも挿通孔62より側方に位置している。弾性片64の幅寸法は、端子受け部39の幅寸法よりも小さく、またその立ち上がり寸法は、端子本体部52がバスバー21に面接触した状態で、端子受け部39よりも上側に突出する寸法とされている(図11参照)。
電圧検知端子51には、電圧検知端子51をバスバー21に固定するための差入部(固定手段)65が設けられている。差入部65は、端子本体部52の斜縁部63の間(幅方向の中央)に設けられ、挿通孔62を隔てて電線接続部54と反対側に位置している。差入部65は、図11に示すように、端子本体部52の外縁から裏側(弾性片64の立ち上がり側とは反対側)に屈曲された片持ち状をなしている。差入部65の幅寸法は、スリット26の直線部分(スリット26の両端の半円形状部分を除く部分)の長さ寸法と同等かそれよりも若干小さい寸法とされている(図10参照)。差入部65は、端子本体部52から外側に向かって斜め方向に延びるとともに、その先端部65Aは、端子本体部52と略平行をなすように屈曲されている。差入部65の先端部65Aは、スリット26から先方(バスバー21の下方)に突出し、その周縁部(バスバー21の下面)に係止する(図11参照)。
次に、電圧検知端子51をバスバー21に固定する作業について説明する。
予め樹脂プロテクタ31に保持されたバスバー21に対し、電線53の端末部に固着した電圧検知端子51を、差入部65が下側、電線接続部54が上側となる斜め姿勢(端子本体部52がバスバー21に対して傾く姿勢)にして近づける。そして、電圧検知端子51の差入部65をバスバー21のスリット26に差し入れた後、端子本体部52をバスバー21側に押し付ける。すると、一対の弾性片64のうち一方の弾性片64が端子受け部39に接触し、若干前側(端子本体部52側)へ弾性変形する。やがて、端子本体部52はバスバー21と略平行な姿勢になり、その略全体がバスバー21に接触するとともに、端子本体部52の挿通孔62がバスバー21の挿通孔22と中心を等しくして上下に連なって配される。このとき、弾性片64の弾性力により端子本体部52は前側へ押され、差入部65の先端部65Aがスリット26の周縁部に深く係止した状態になる。こうして、電圧検知端子51がバスバー21に固定される。電圧検知端子51をバスバー21に固定した後、電線53を電線収容溝42内に収め、蓋部46を閉めると、電池配線モジュール10の組み立てが完了し、単電池群13への取り付けが可能になる。
次いで、電池配線モジュール10を単電池群13に取り付ける作業について説明する。
組み立てられた電池配線モジュール10を、単電池群13の上面側に載置し、すべてのバスバー21の挿通孔22および電圧検知端子51の挿通孔62に、電極端子11を挿通させる。このとき、電圧検知端子51はバスバー21に固定され、バスバー21の挿通孔22と電圧検知端子51の挿通孔62とが中心を等しくして上下に連なっているから、電極端子11の挿入をスムーズに行うことができる。すべての挿通孔22,62に電極端子11を挿通させた後、全ての電極端子11にナット16を螺合すると、電極端子11にバスバー21および電圧検知端子51が接続される。こうして、電池配線モジュール10の単電池群13への取り付けが完了し、電池モジュール14が完成する。
上記のように構成された本実施形態によれば、以下の効果を奏する。
本実施形態の電池配線モジュール10は、正極及び負極の電極端子11を有する単電池12を複数個並べてなる単電池群13に取り付けられる電池配線モジュール10であって、電極端子11に接続される複数個のバスバー21と、単電池12の電圧を検出するための電圧検知端子51と、電圧検知端子51をバスバー21に固定する固定手段と、を有している。
これにより、電圧検知端子51は、バスバー21に直接固定され、所定の位置に保持される。したがって、例えばバスバー収容部に電圧検知端子を嵌め込むことで位置決めする場合のように、電圧検知端子の形状を、バスバー収容部の形状に合わせる必要がないので、電圧検知端子51の位置決めと、電圧検知端子51の小型化とを両立することができる。また、電圧検知端子51を、バスバー21に直接固定するから、電圧検知端子51の挿通孔62とバスバー21の挿通孔22とを、より精度よく位置合わせすることができる。
また、電圧検知端子51をバスバー21に固定する固定手段は、バスバー21に設けられたスリット26と、電圧検知端子51に設けられて、スリット26に差し入れられる差入部65とを有して構成されている。このように、金属製のバスバー21に形成されたスリット26に、金属製の電圧検知端子51に設けられた差入部65を差し入れて固定する構造は、いずれも金属製であって強度が大きいので、ナット16を締め付ける際の電圧検知端子51の連れ回りを確実に防ぐことができる。
また、差入部65の先端部65Aは、スリット26から先方に突出し、その周縁部に係止するように屈曲している。これにより、バスバー21と電圧検知端子51とを、より強固に固定することができる。ここで、電池配線モジュールを納入する際や単電池群に取り付ける際等に、電圧検知端子が外れている場合には、電圧検知端子を正しい位置に取り付けなおす必要がある。このような作業を、多数の電圧検知端子について行うことは、多大な手間を要することであり、作業性の悪化を招くことになる。しかしながら、本実施形態の電池配線モジュール10は、バスバー21と電圧検知端子51とを強固に固定することができるので、電圧検知端子51が外れにくく、したがって前述のような手間を要することがないので、作業性を向上することができる。
また、差入部65は、端子本体部52の外周縁からバスバー21側に屈曲されたものである。したがって、例えば、差入部が、端子本体部の一部分を切り起こし、または打ち抜いて折り曲げる等により形成されている場合に比べて、端子本体部52をより小型化することができる。
また、複数のバスバー21を保持する樹脂プロテクタ31を有し、樹脂プロテクタ31の端子本体部52の側方には端子受け部39が設けられ、電圧検知端子51には、端子本体部52から一面側に立ち上がり、端子受け部39に弾性的に接触する弾性片64が設けられている。これにより、弾性片64の弾性力により端子本体部52が押され、差入部65とスリット26との係止力が高まる。したがって、電圧検知端子51とバスバー21とをより強固に固定することができる。
<他の実施形態>
本発明は上記記述及び図面によって説明した実施形態に限定されるものではなく、例えば次のような実施形態も本発明の技術的範囲に含まれる。
(1)上記実施形態では、バスバー21は、電極端子11と対になったナット16により電極端子11に押し付け固定されるものとされているが、これに限らず、例えば、電極端子には雌ネジ孔が形成され、バスバーは、雌ネジ孔と対になったボルトにより電極端子に押し付け固定されるものであってもよい。
(2)上記実施形態では、単電池12は、本体部15が扁平な四角い箱型をなす角型電池とされているが、本発明は、どのような型の電池セルにも適用することができ、例えば、円柱状に形成された本体部を有する円筒型の電池セルにも適用することができる。
(3)上記実施形態では、樹脂プロテクタ31は、複数の連結ユニット32を備えているが、これに限らず、例えば、樹脂プロテクタは、すべてのバスバーを保持可能な一の樹脂プレートであってもよい。
(4)上記実施形態では、複数の連結ユニット32は、バスバー21を介して連結されているが、これに限らず、連結ユニットは、バスバーを介さずに他の連結ユニットと直接連結されるものであってもよい。
(5)上記実施形態では、固定手段は、バスバー21に設けられたスリット26と、電圧検知端子51に設けられた差入部65とを有して構成されているが、これとは逆に、バスバー側に差入部を設け、電圧検知端子側にスリットを設けてもよい。
(6)上記実施形態では、差入部65は、端子本体部52の斜縁部63の間(幅方向の中央)に設けられ、挿通孔62を隔てて電線接続部54と反対側に位置しているが、これに限らず、差入部の数および位置は任意に設定することができる。
(7)上記実施形態では、差入部65は、端子本体部52の外縁から裏側に屈曲されたものであるが、これに限らず、差入部を、端子本体部の一部分を切り起こし、または打ち抜いて曲げ起こす等により形成してもよい。
(8)上記実施形態では、差入部65の先端部65Aがスリット26から先方に突出し、その周縁部に係止することで強固に固定されるが、必ずしも差入部の先端部を屈曲形状とする必要はなく、例えば差入部をスリットに隙間なく差し入れる構成とすることで、強固に固定するものとしてもよい。
(9)上記実施形態では、バスバー21に設けられたスリット26は、バスバー21の板厚方向に貫通形成され、電圧検知端子51の差入部65は、端子本体部52から裏側に屈曲したものとされているが、これに限らず、例えば、バスバーのスリットは、バスバーの一部分をアーチ状に切り起こして、バスバーの板面に沿う方向に開口するものとし、電圧検知端子の差入部は、端子本体部の板面と同一方向に延びて、スリットに差し入れられるものであってもよい。
10…電池配線モジュール
11…電極端子
12…単電池
13…単電池群
21…バスバー
26…スリット
31…樹脂プロテクタ
39…端子受け部
51…電圧検知端子(検知端子)
52…端子本体部
64…弾性片
65…差入部
65A…先端部

Claims (5)

  1. 正極及び負極の電極端子を有する単電池を複数個並べてなる単電池群に取り付けられる電池配線モジュールであって、
    前記電極端子に接続されるバスバーと、
    前記単電池群の状態を検出するための検知端子と、
    前記検知端子を前記バスバーに固定する固定手段と、を有する電池配線モジュール。
  2. 前記固定手段は、前記検知端子および前記バスバーの一方に設けられたスリットと、他方に設けられて、前記スリットに差し入れられる差入部とを有して構成される請求項1に記載の電池配線モジュール。
  3. 前記差入部の先端部は、前記スリットから先方に突出し、その周縁部に係止するように屈曲している請求項2に記載の電池配線モジュール。
  4. 前記検知端子は、前記バスバーに重ねて配される端子本体部を有し、
    前記スリットは、前記バスバーに設けられ、
    前記差入部は、前記端子本体部の外周縁から前記バスバー側に屈曲されたものである請求項2または請求項3に記載の電池配線モジュール。
  5. 前記検知端子は、前記バスバーに重ねて配される端子本体部を有し、
    前記固定手段は、前記端子本体部および前記バスバーの一方に設けられ、前記端子本体部と前記バスバーとの積層方向に貫通形成されたスリットと、他方に設けられて、前記スリットに差し入れられる差入部とを有して構成され、
    前記バスバーを保持する樹脂プロテクタの前記端子本体部の側方には、端子受け部が設けられ、
    前記検知端子には、前記端子本体部から一面側に屈曲し、前記端子受け部に弾性的に接触する弾性片が設けられている請求項1ないし請求項4のいずれか一項に記載の電池配線モジュール。
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