JP5844650B2 - 電池配線モジュール - Google Patents

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Description

本発明は、電池配線モジュールに関する。
電気自動車やハイブリッド車用の電池モジュールにおいては、正極および負極の電極端子を有する複数の単電池が並んで配置されている。このような電池モジュールにおいては、正極の電極端子(正極端子)および負極の電極端子(負極端子)が、合成樹脂製の基板部に保持されたバスバーによって接続されることにより、複数の単電池を電気的に接続する構成がある。
複数の単電池を電気的に接続するために、例えば特許文献1に記載されているような電池配線モジュールが用いられる。
特開2011−8955号公報
この種の電池モジュールにおいては、各単電池の電圧状態が検知されるようになっている。その一例として、バスバーに各単電池の端子電圧を測定するための電圧検知電線を個々に接続し、電池配線モジュールの外に導出して、例えばECU等により電圧検知を行う構成が知られている。このような構成では、複数の検知電線を合成樹脂製の基板部に設けられた電線収容部に簡単に、かつ、収容部内からはみ出すことなくすっきり収容することが求められているが、その構造には未だ改善の余地があった。
本発明は上記のような事情に基づいて完成されたものであって、バスバーに接続された電圧検知用の検知電線を電線収容部に簡単に収容でき、かつ、収容された検知電線が収容部内からはみ出し難い構成の電池配線モジュールを提供することを目的とする。
上記課題を解決するためになされた本発明は、正極及び負極の電極端子を有する単電池を複数個並べてなる単電池群に取り付けられる電池配線モジュールであって、前記電極端子に接続される複数個のバスバーと、前記バスバーを収容する複数のバスバー収容部と、前記単電池群の状態を検出するための複数の検知電線と、一対の溝壁部を有して前記バスバー収容部に沿って設けられ前記溝壁部間に前記検知電線を収容する電線収容溝と、前記バスバー収容部側の溝壁部に形成され前記バスバー収容部側から前記検知電線を前記電線収容溝内に導入するための切欠部と、前記電線収容溝の前記溝壁部から反対側の溝壁部側に向けて突設され、前記検知電線の前記電線収容溝内への通過を許容する複数の電線押さえ片とを備え、前記電線押さえ片のうち少なくとも前記切欠部の近傍のものは、前記一対の各溝壁部から対向状態に突設されて、前記各電線押さえ片の先端部間に形成される前記検知電線の挿入用の空隙が前記電線収容溝の幅方向における中心線よりも前記バスバー収容部側に片寄っているところに特徴を有する。
バスバー収容部から切欠部を通って電線収容溝内に向かう検知電線は、電線収容溝の一対の溝壁部のうちバスバー収容部とは反対側の溝壁部に突き当たって横方向(電線収容溝の長さ方向)に屈曲し、溝壁部に押し当てられるように沿って伸びる。この時、検知電線は屈曲部が弾性復帰する力によって電線収容溝から外部へはみ出すことが懸念される。
本発明によれば、切欠部の近傍に設けられた電線押さえ片は、電線収容溝の一対の各溝壁部から対向状態に突設されて、それらの先端部間に形成される検知電線の挿入用の空隙が電線収容溝の幅方向における中心線よりもバスバー収容部側に片寄っている構成であるから、検知電線がはみ出し易い位置において、電線収容溝から溝外へはみ出そうとする検知電線を効果的に溝内に押さえ込むことが可能となる。
また、検知電線は、電線押さえ片の空隙から電線収容溝内に押し込むだけで電線収容溝内に収容されるから、検知電線の配設作業が簡単で作業性に優れる。
また、電線押さえ片は、先下がりに傾斜するように設けてもよい。このようにすると、検知電線を電線収容溝内に押し込む作業の際に、検知電線は傾斜された電線押さえ片により空隙に案内されて位置合わせが容易になる上、一旦電線収容溝内に収容された検知電線は、よりはみ出し難くなる。
また、電池配線モジュールに電線収容溝を塞ぐ蓋部をヒンジを介して開閉回動可能に設ける構成としてもよい。このような構成にしても、電線収容溝内の検知電線をよりはみ出し難くすることができる。
電池配線モジュールは単位樹脂ホルダを複数個連結して構成してもよい。さらに、検知電線の先端にバスバーに接続される電圧検知端子を設け、検知電線とバスバーとを接続する構成としてもよい。
本発明によれば、バスバーに接続された検知電線を電線収容溝に簡単に収容でき、かつ、収容された検知電線が収容溝内からはみ出し難い構成の電池配線モジュールを提供することができる。
本発明の一実施形態の電池モジュールの蓋を開放した状態の平面図 同じく電池モジュールの蓋を開放した状態の正面図 同じく単位樹脂ホルダの平面図 同じく単位樹脂ホルダを繋げた状態の平面図 同じく単位樹脂ホルダの側面図 同じく電池モジュールの蓋を閉塞した状態の平面図
本発明を電池モジュール10に適用した一実施形態を、図1ないし図6を参照しつつ説明する。
本実施形態に係る電池モジュール10は、電気自動車又はハイブリッド自動車等の車両(図示せず)に搭載されて、車両を駆動するための電源として使用される。電池モジュール10は、正極および負極の電極端子11を備えた複数の単電池12がセパレータ15を介して並べて配された単電池群13を有する。複数の電極端子11間は、電池配線モジュール20によって電気的に接続されている。
なお、以下の説明において、複数の同一部材については、一の部材に符号を付し、他の部材については符号を省略することがある。
(単電池12)
図2に示すように、単電池12は扁平な略直方体形状をなしている。単電池12の内部には図示しない発電要素が収容されている。単電池12の上面には、長手方向の両端部寄りの位置に、一対の電極端子11,11が上方に突出して形成されている。単電池12の上面は電極面とされる。電極端子11の一方は正極端子であり、他方は負極端子である。正極端子を構成する電極端子11と、負極端子を構成する電極端子11とは同形、同大である。電極端子11は、金属製の端子台(図示せず)から上方に向かって丸棒状に突出する電極ポスト14を備え、その電極ポスト14の外面にはねじ山が形成されている。単電池12は、隣り合う電極端子11が異なる極性となるように配置されている。複数の単電池12は図2中左右方向に並べられて単電池群13を構成している。
(電池配線モジュール20)
電池配線モジュール20は、単電池12の正極および負極の電極端子11の電極ポスト14にそれぞれ挿通されて接続される一対の端子貫通孔22,22を有する金属製の複数のバスバー21と、バスバー21を保持するバスバー収容部32を有する合成樹脂製の樹脂プロテクタ30と、バスバー21に重ねて電気的に接続される電圧検知端子50と、電圧検知端子50に接続される検知電線60と、樹脂プロテクタ30の開放面を覆う蓋部40と、を備える。
(樹脂プロテクタ30)
樹脂プロテクタ30は、後述する単位樹脂ホルダ31を複数個連結してなり、図1および図2示すように、単電池12の並び方向(図中左右方向)に細長い形状をなしている。
(バスバー21)
バスバー21は、銅、銅合金、ステンレス鋼(SUS)、アルミニウム等からなる金属製の板材を所定の形状にプレス加工することにより形成され、図1、図3、および図4に示すように、全体として略長方形状をなしている。バスバー21の表面には、スズ、ニッケル等の金属がメッキされていてもよい。バスバー21には、電極端子11の電極ポスト14が挿通される円形状をなす一対の端子貫通孔22,22が、バスバー21を貫通して形成されている。この端子貫通孔22は、電極ポスト14の径よりも若干大きく設定されている。端子貫通孔22内に電極ポスト14が貫通された状態でナット(図示せず)が螺合されて、ナットと端子台との間にバスバー21が挟まれることにより、電極端子11とバスバー21とが電気的に接続される。
(単位樹脂ホルダ31)
単位樹脂ホルダ31は、複数個連結させることにより樹脂プロテクタ30を構成するものであって、図3の平面図に示すように、上方に開口すると共にバスバー21を収容し保持するバスバー収容部32と、バスバー21に重ねて設けられる電圧検知端子50に接続される検知電線60を収容するための電線収容溝33とが、樹脂プロテクタ30の長手方向に沿って設けられている。
バスバー収容部32は、隣り合うバスバー21を仕切る絶縁壁が上方に立ち上がって、バスバーが収容可能な大きさに形成されてている。またこの絶縁壁は、隣接する電極端子11の保護壁としても機能する。バスバー収容部32のうち図3中下側に位置する前壁32Aはその一部が切り欠かれており、後述するバレル保持部35に連結されている。
電線収容溝33は、一対の溝壁部33A,33Bおよび底部33Cを有して、バスバー収容部32の並び方向に沿って設けられている。この電線収容溝33内には、複数の検知電線60が収容可能である。一対の溝壁部33A,33Bのうちバスバー収容部32側の溝壁部33Aには、バスバー収容部32側(図3の上側)から検知電線60を電線収容溝33内に導入するための切欠部34が設けられており、この切欠部34とバスバー収容部32との間に、後述する電圧検知端子50の電線接続部52を保持する溝状のバレル保持部35が、電線収容溝33に対して垂直方向に伸びて設けられて、これにより電線収容溝33とバスバー収容部32とが連結状態とされている。なお、切欠部34の上端縁からは、バレル保持部35から導出される検知電線60のはみ出しを防止するための一対の電線押さえ片34A,34Bが、互いに対向するように設けられている。
電線収容溝33の一対の溝壁部33A,33Bのうち、切欠部34の近傍には、検知電線60を上方(開放面側)から電線収容溝33内に保持する一対の電線押さえ片36A,36Bが、その先端部間に空隙Gを隔てて互いに対向するように、溝壁部33A,33Bの上端縁付近から突設されている。これら一対の電線押さえ片36A,36Bのうち、バスバー収容部32側とは反対側の溝壁部33Bからバスバー収容部32側の溝壁部33Aに向けて突設されている一方の電線押さえ片36Bは、他方の押さえ片36A(バスバー収容部32側から反対側の溝壁部33Bに向けて突設されている電線押さえ片36A)よりもその長さが長く設定されている。これにより、一対の電線押さえ片36A,36B間の空隙Gは、電線収容溝33の幅方向における中心線よりも、バスバー収容部32側に片寄っている。
またこれら一対の押さえ片36A,36Bは、その先端部が下側(底部33C側)に向かって傾斜するように設けられており(図5参照)、検知電線60を電線収容溝33内へ挿入する時、その先端部の間の空隙Gに検知電線60の通過が許容可能となるように設定されている。さらに、これらの電線押さえ片36A,36Bは弾性変形可能であるため、複数本の電線を束ねた状態でも挿入することができる。
さらに、溝壁部33Bのうち、切欠部34を挟んで電線押さえ片36Bの反対側(図3中右側)には、対向する溝壁部33Aに向けて電線押さえ片39が突設されている。この電線押さえ片39は、その長さが上述した電線押さえ片36Bと同等の長さとされているとともに、その先端部が下側に向かって傾斜するように設定されている。
バスバー収容部32のうち電線収容溝33とは反対側の絶縁壁の端縁部には、各単位樹脂ホルダ31の開放面全体を覆ってバスバー21および電極端子11を保護し、かつ、検知電線60のはみ出しを防止する板状の蓋部40が、樹脂ヒンジ部41を介して開閉回動可能に設けられている。この蓋部40の図3中上側の端縁部付近には係止爪42が切り起こされるように設けられており(図5参照)、この係止爪42が単位樹脂ホルダ31の電線収容溝33側の外面(図3中下側の面)に設けられた係止部38に係止されることにより、バスバー収容部32および電線収容溝33をその開放面(上面)側から閉塞可能としている。
また、蓋部40のうち図3中左上の角部には、先端に爪部43Aを有する一対の嵌合片43が、隣り合う単位樹脂ホルダ31の蓋部40に向けて(図3中左方向)伸びるように設けられているとともに、同じく図3中右上の角部には隣接する単位樹脂ホルダ31の蓋部40の嵌合片43を受け入れ可能な嵌合凹部44が蓋面から切り起こされて設けられている。上記嵌合片43が隣り合う単位樹脂ホルダ31の嵌合凹部44内に嵌合し、爪部43Aが嵌合凹部44の端部に係止されることにより、隣合う単位樹脂ホルダ31の蓋部40同士が互いに連結された状態となる(図4参照)。
また、単位樹脂ホルダ31のうち、バスバー収容部32と電線収容溝33との間の図3中左側の側壁からは、2つの板状の嵌合片45,46が隣り合う単位樹脂ホルダ31に向けて(図3中左方向)伸びるように並んで設けられている。この2つの嵌合片45,46のうち一方の嵌合片45は、図5に示すように、その板面が単位樹脂ホルダ31の開放面に沿う方向に向くように設けられているとともに、他方の嵌合片46は、その板面が単位樹脂ホルダ31の開放面とは直交する方向に向くように設けられている。また、単位樹脂ホルダ31のうち図3中右側の側壁には、隣り合う単位樹脂ホルダ31の上記嵌合片45,46を受け入れ可能な2つの孔状の嵌合凹部47,48が設けられている。嵌合凹部47,48は、嵌合片45,46を先端が突き当たるまで挿しこんで嵌合させることができる深さ及び大きさに形成されている。嵌合片45,46を隣り合う単位樹脂ホルダ31の嵌合凹部47,48内に嵌合することにより、隣り合う単位樹脂ホルダ31同士が連結された状態となる(図4参照)。
(電圧検知端子50)
単位樹脂ホルダ31のバスバー収容部32内には、バスバー21に重ねられて、単電池12の電圧を検知するための電圧検知端子50が配される。電圧検知端子50は、銅、銅合金、ステンレス鋼、アルミニウム等の金属板材を所定の形状にプレス加工してなる。電圧検知端子50の表面は、スズ、ニッケル等の金属によってメッキされていてもよい。
本実施形態において電圧検知端子50は矩形をなしており、その中央付近には、正極または負極の電極端子11の電極ポスト14が挿通される端子挿通孔51が形成されている。また、図3中左下の端部には、電線60の露出された芯線にかしめ圧着される電線接続部52が延設されている。
電圧検知端子50は、電線接続部52が検知電線60の芯線に巻き付くようにかしめられることにより、検知電線60と電気的に接続される。また、電圧検知端子50は、図示しないナットとバスバー21との間に挟まれることにより、電極端子11に電気的に接続される。検知電線60の反対側の端部は、図示しないECU等に接続され、このECU等により、単電池12の電圧が検知される。
(電池配線モジュール10の組立方法)
上述した本実施形態の電池モジュール10を組み立てる際には、まず複数の単位樹脂ホルダ31を互いに連結する。具体的には、各単位樹脂ホルダ31の嵌合片45,46を隣り合う単位樹脂ホルダ31の嵌合凹部47,48内に差し込み、所定の位置まで押し込む。また、蓋部40の嵌合片43を隣り合う単位樹脂ホルダ31の蓋部40の嵌合凹部44内に押し込んで嵌合させる。これにより、樹脂プロテクタ30が完成し、電線収容溝33が連結状態とされるとともに、蓋部40は樹脂ヒンジ部41を介して樹脂プロテクタ30の開放面に対して一括に開閉可能とされる。
次に、バスバー21を樹脂プロテクタ30のバスバー収容部32内に収容する。そして、検知電線60を電線接続部52にかしめつけた状態の電圧検知端子50を、樹脂プロテクタ30のバスバー収容部32内の所定位置に収容して、バスバー21に重ね合わせる。そして、電線接続部52から導出された検知電線60を切欠部34を通して電線収容溝33内に配設する。なお、図3は単位樹脂ホルダ31、図4は単位樹脂ホルダ31を2個つなげた状態の平面図であるが、検知電線60の配設方向について、図3は図1にける下側の電池配線モジュール20の配設方向、図4は図1における上側の電池配線モジュール20の配設方向を示している。
この時、樹脂プロテクタ30のバレル保持部35から導出された検知電線60は、切欠部34から電線収容溝33内に導入され、収容されるのであるが、その場合検知電線60が伸びる方向は、例えば図3に示すように、切欠部34内においては電線収容溝33に対して垂直方向となる。このため、検知電線60は、切欠部34に対向する溝壁部33Bに突き当たるように伸びた後に、横方向(図3においては左方向)に弾性変形して湾曲し、溝壁部33Bに沿うように配設される。
この場合、湾曲した状態の検知電線60が弾性復帰する力によって電線収容溝33から外部へはみ出すことが懸念されるが、本実施形態においては、電線押さえ片36A,36Bは、検知電線60を効果的に押さえ込む状態で設けられている。すなわち、電線押さえ片36A,36Bは、その先端部間にできる空隙Gが電線収容溝33の幅方向における中心線よりもバスバー収容部32側に片寄るように設けられており、バスバー収容部32とは反対側の溝壁部33Bに突設された電線押さえ片36Bの方が他方の電線押さえ片36Aよりも長くなる構成とされているから、電線収容溝33からはみ出し易い位置において検知電線60を溝内に確実に押さえ込むことが可能である。
また、検知電線60が例えば図4に示すように図3とは反対方向(図4における右方向)に伸びるように配設される場合には、電線押さえ片39が、検知電線60を電線収容溝33内に確実に押さえ込むことが可能である。
さらに、検知電線60を電線収容溝33内に収容した後、蓋部40を回動させて電線収容溝33の開放面(上面)を閉塞することによっても、より確実に検知電線60のはみ出しが防止される。
また、検知電線60を電線収容溝33内に配設する場合には、検知電線60を先下がりに傾斜している電線押さえ片36A,36Bに沿って配設するとともに、電線押さえ片36A,36Bの空隙G間に押し込むだけ簡単に電線収容溝33内に配設することができるから、作業効率がよい。
このようにして組み立てられた本実施形態の電池配線モジュール20は、電極端子11を上に向けた状態で並べられた単電池群13の上面側に取り付けられる。すなわち、電極端子11をバスバー21の端子貫通孔22および電圧検知端子50の端子挿通孔51に挿通させつつ、電池配線モジュール20を単電池群13の上側に載置し、電極端子11に接続用のナット(図示せず)を締めつけて、隣り合う正極および負極の電極端子11、および、電極端子11と電圧検知端子50を電気的に接続する。
全ての接続が完了したら、最後に、蓋部40を樹脂ヒンジ部41を中心に回動させて樹脂プロテクタ30の開放面を閉じ、係止爪42と係止部38を係合させる。これにより、電池モジュール10が完成する。
(実施形態の作用、効果)
上述したように、切欠部34から電線収容溝33に対して垂直方向に導入された検知電線60は、切欠部34に対向した溝壁部33B側にぶつかった後に、溝壁部33Bに沿うようにに配設されるが、本実施形態の電池配線モジュール20によれば、電線押さえ片36A,36Bは、互いの先端部間に設けられた空隙Gが電線収容溝33の幅方向における中心線よりもバスバー収容部32側に片寄るように形成されている。すなわち、検知電線60がはみ出し易いバスバー収容部32とは反対側の溝壁部33B側の押さえ片36Bの方が長くなるように形成されているから、電線収容溝33の外部へはみ出そうとする検知電線60を溝内に確実に押さえ込むことが可能となる。
また、検知電線60を電線収容溝33内に収容する際には、電線押さえ片36A,36Bの先端部間の空隙Gに検知電線の60を載置して挿入するだけで、電線押さえ片36A、36Bが検知電線60の通過を許容し、検知電線60は電線収容溝33内に収容されるので、配設作業が簡単で作業効率に優れる。
しかも、本実施形態の電線押さえ片36A,36Bは、先下がりに傾斜するように設けられているから、検知電線60を溝内に押し込む作業の際に位置合わせが容易になる上、一旦電線収容溝33内に収容された検知電線60は、はみ出し難い。
また、前記樹脂プロテクタ30に前記電線収容溝33を塞ぐ蓋部40を樹脂ヒンジ部41を介して開閉回動可能に設ける構成としたから、電線収容溝33内の検知電線60をよりはみ出し難くすることができる。
<他の実施形態>
本発明は上記記述及び図面によって説明した実施形態に限定されるものではなく、例えば次のような実施形態も本発明の技術的範囲に含まれる。
(1)上記実施形態では、電線押さえ片36A,36B,39を先下がりの傾斜状態としたが、傾斜させずに電線収容溝33の深さ方向と直交する方向に延びる構成としてもよい。
(2)蓋部40は必ずしも必要でなく、不要な場合は設けなくてもよいし、設ける場合でも電線収容溝の全体を覆うに限らず、部分的にのみ覆う構成であってもよい。また、ヒンジを介して一体とせずに、別体で設ける構成としてもよい。
(3)樹脂プロテクタは、合成樹脂からなる1つの樹脂プレートに複数のバスバーが保持される構成としてもよい。
(4)電圧検知端子は必ずしも必要ではなく、例えば検知電線をバスバーに直接溶接したり、バスバーに設けた挟持部に挟持したりしてもよく、要は検知電線とバスバーとが導通可能な構成であればどのような構成でもよい。また、検知電線は必ずしも電圧を検知するための電線でなくてもよく、例えば温度センサに接続される温度検知用の電線であってもよい。
(5)電線押さえ片は各単位樹脂ホルダにいくつ設けてもよい。また、その位置についても上記実施形態に限るものではない。
(6)上記実施形態では、電線押さえ片は一対のもの(36A,36B)と片方のもの(39)の2種類を設ける構成としたが、参考例として、どちらか1種類を設ける構成としてもよい。
(7)本実施形態においては、複数の単電池12は直列に接続される構成としたが、これに限られず、複数の単電池群13は並列に接続される構成としてもよい。
10…電池モジュール
11…電極端子
12…単電池
13…単電池群
14…電極端子
20…電池配線モジュール
21…バスバー
30…樹脂プロテクタ
31…単位樹脂ホルダ
32…バスバー収容部
33…電線収容溝
33A,33B…溝壁部
34…切欠部
36A,36B,39…電線押さえ片
40…蓋部
41…樹脂ヒンジ部(ヒンジ)
50…電圧検知端子
52…電線接続部
60…検知電線
G…空隙

Claims (5)

  1. 正極及び負極の電極端子を有する単電池を複数個並べてなる単電池群に取り付けられる電池配線モジュールであって、
    前記電極端子に接続される複数個のバスバーと、
    前記バスバーを収容する複数のバスバー収容部と、
    前記単電池群の状態を検出するための複数の検知電線と
    一対の溝壁部を有して前記バスバー収容部に沿って設けられ前記溝壁部間に前記検知電線を収容する電線収容溝と、
    前記バスバー収容部側の溝壁部に形成され前記バスバー収容部側から前記検知電線を前記電線収容溝内に導入するための切欠部と、
    前記電線収容溝の前記溝壁部から反対側の溝壁部側に向けて突設され、前記検知電線の前記電線収容溝内への通過を許容する複数の電線押さえ片とを備え、
    前記電線押さえ片のうち少なくとも前記切欠部の近傍のものは、前記一対の各溝壁部から対向状態に突設されて、前記各電線押さえ片の先端部間に形成される前記検知電線の挿入用の空隙が前記電線収容溝の幅方向における中心線よりも前記バスバー収容部側に片寄っていることを特徴とする電池配線モジュール。
  2. 前記電線押さえ片は、先下がりに傾斜していることを特徴とする請求項1に記載の電池配線モジュール。
  3. 前記電線収容溝を塞ぐ蓋部がヒンジを介して開閉回動可能に設けられていることを特徴とする請求項1または請求項2に記載の電池配線モジュール。
  4. 前記電池配線モジュールは前記バスバー収容部毎に分割された単位樹脂ホルダを複数個連結して構成されていることを特徴とする請求項1ないし請求項3のいずれか1項に記載の電池配線モジュール。
  5. 前記検知電線の先端には前記バスバーに接続される電圧検知端子が設けられていることを特徴とする請求項1ないし請求項4のいずれか1項に記載の電池配線モジュール。
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