JP2012247748A - 画像表示装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】画像表示パネルの視認側表面に前面透明板を備える画像表示装置における、斜め方向の反射光による視認性の低下を抑制する。
【解決手段】本発明の画像表示装置は、画像表示パネル、および前記画像表示パネルよりも視認側に前面透明板を備える。前記画像表示パネルは、画像表示セルの視認側表面に第1の偏光板を備える。前記第1の偏光板よりも視認側には、前記第1の偏光板側から順に、第1の1/4波長板、少なくとも1枚の位相差層、第2の1/4波長板、および第2の偏光板がこの順に配置される。前記第1の1/4波長板、前記第2の1/4波長板、および前記第1の1/4波長板と前記第2の1/4波長板との間に配置された前記位相差層の波長550nmにおける厚み方向のレターデーションの合計は、−140nm〜+140nm、または410nm〜690nmの範囲内であることが好ましい。
【選択図】図1

Description

本発明は、画像表示パネルの視認側表面に前面透明板を備える画像表示装置に関する。
液晶表示装置等のフラットパネルディスプレイでは、外表面から何らかの衝撃が加わった場合に、その衝撃が画像表示パネルに伝わって破損することを防ぐ観点から、画像表示パネルよりも視認側にアクリル板やガラス板等の前面透明板(「ウインドウ層」等とも称される)が設けられることがある。画像表示パネルよりも視認側にタッチパネルを備える画像表示装置も普及しているが、このようなタッチパネルも、表示パネルに衝撃が加わることを防ぐための前面透明板としての機能を有している。
前面透明板を有する画像表示装置では、画像表示パネルから出射して前面透明板を透過した光(画像)に加えて、前面透明板の表面や裏面で反射した外光や、画像表示パネル表面あるいは内部で反射した外光の反射光が視認されるために、屋外等の明所での画像の視認性が低下するという問題がある。
このような外光の反射による視認性を低下させるために、画像表示パネル表面の偏光板(第1の偏光板)よりもさらに視認側にもう1枚の偏光板(第2の偏光板)を設け、これら2枚の偏光板の間に2枚の1/4波長板を配置する方法が提案されている(例えば特許文献1)。このような構成によれば、外光は、第2の偏光板側から入射した後、画像表示パネル側で反射して第2の偏光板に再入射する際に、第2の偏光板の透過軸方向と直交方向に振動するする直線偏光となる。そのため、画像表示パネル側からの反射光が視認されず、明所での画像の視認性の低下が抑制される。その一方で、画像表示セルから第1の偏光板を介して視認側に出射される光(画像)は、第2の偏光板の透過軸方向に振動する直線偏光となるため、第2の偏光板を備えていても、パネルからの出射光(画像)の輝度の低下が抑制される。そのため、画像の輝度を大幅に低下させることなく、外光の反射光に起因する視認性の低下が抑制される。
特許文献1に開示されているような構成によれば、略正面方向の光に関しては、画像の輝度を低下させることなく、外光の反射による視認性の低下を抑制することができる。しかしながら、画像表示装置が斜め方向から視認された場合は、2枚の1/4波長板の見かけ上のレターデーションが1/4波長から外れるために、画像に着色を生じたり、反射光の抑制が不十分となるために、視認性が低下するという問題がある。
かかる問題に鑑みて、画像表示装置が斜め方向から視認された場合の画像の着色を抑制するために、2枚の偏光板の間に配置される2枚の1/4波長板として、nx>nz>nyの三次元屈折率特性を有するフィルムを用いることが提案されている(例えば特許文献2)。ここで、nxおよびnyは、それぞれフィルム面内の遅相軸方向および進相軸方向の屈折率であり、nzはフィルム法線方向の屈折率である。フィルムがnx>nz>nyの屈折率特性を満足する場合、(nz−nz)/(nx−ny)で表されるNz係数は0を超え1未満となるが、Nz=0.5の場合は、視認方向によるレターデーションの変化がない。一般に1/4波長板としては、nx>ny≒1(Nz≒1)の三次元屈折率を有するポジティブAプレートが用いられるが、特許文献2では、2枚の1/4波長板のNz係数の合計が2である。そのため、画像表示装置が斜め方向から視認された場合でも、1/4波長板の見かけ上のレターデーションの変化が小さく、画像の着色が抑制される。
特開平5−281538号公報 特開2000−39611号公報
上記特許文献2のように、2枚の偏光板の間に、Nz係数が1より小さい2枚の1/4波長板が配置された構成によれば、斜め方向における画像の着色が低減されるために、暗所での表示特性は良好となる。しかしながら、このような構成においては、反射光の抑制効果が十分ではなく、明所での視認性が低下するとの問題がある。かかる問題に鑑み、本発明は、画像表示パネルの視認側表面に前面透明板を備え、斜め方向から視認された場合でも、反射光による視認性の低下が抑制された画像表示装置の提供を目的とする。
2枚の偏光板の間に配置される2枚の1/4波長板の間に、1または複数の位相差層を設けることにより、上記課題が解決される。
本発明の画像表示装置は、画像表示パネル、および前記画像表示パネルよりも視認側に前面透明板を備える。前記画像表示パネルは、画像表示セルの視認側表面に第1の偏光板を備える。前記第1の偏光板よりも視認側には、前記第1の偏光板側から順に、第1の1/4波長板、少なくとも1枚の位相差層、第2の1/4波長板、および第2の偏光板がこの順に配置される。
前記第1の偏光板と前記第1の1/4波長板とは第1の円偏光板を構成し、前記第2の偏光板と前記第2の1/4波長板とは第2の円偏光板を構成する。前記第1の円偏光板と前記第2の円偏光板とは、極性が同一である。
前記第1の1/4波長板、前記第2の1/4波長板、および前記第1の1/4波長板と前記第2の1/4波長板との間に配置された前記位相差層の波長550nmにおける厚み方向のレターデーションの合計は、−140nm〜+140nm、または410nm〜690nmの範囲内であることが好ましい。
一実施形態において、前記第1の1/4波長板および前記第2の1/4波長板は、いずれもAプレートである。当該実施形態において、前記第1の1/4波長板と前記第2の1/4波長板との間に配置された前記位相差層は、1または複数のCプレートであることが好ましい。前記第1の1/4波長板と前記第2の1/4波長板との間に配置された全ての位相差層の厚み方向のレターデーションの合計は、130nm〜410nm、または−410nm〜−130nmの範囲内であることが好ましい。
一実施形態において、前記前面透明板は、前記第2の偏光板よりも視認側に配置される。他の実施形態において、前記前面透明板は、前記第1の1/4波長板と前記第2の1/4波長板との間に配置される。一実施形態において、前記第1の1/4波長板と前記第2の1/4波長板との間には、前記1または複数のCプレートとして、第1の1/4波長板側の第1のCプレートおよび第2の1/4波長板側の第2のCプレートが配置される。
一実施形態において、前記画像表示セルと前面透明板の間には、空気層が存在する。前述のように2枚のCプレートを有する構成においては、第1のCプレートと第2のCプレートとの間に空気層が存在することが好ましい。この場合、空気層が存在する界面以外の、各光学部材間の界面は、接着剤や粘着剤により隣接する光学部材が空気隙間なく積層されていることが好ましい。
本発明において、前記第1の1/4波長板の遅相軸方向と、前記第2の1/4波長板の遅相軸方向とが直交することが好ましい。
本発明において、前記画像表示セルが有機ELセルである場合には、有機ELセルと前記第1の偏光板との間に第3の1/4波長板を有し、前記第1の1/4波長板の遅相軸方向と、前記第3の1/4波長板の遅相軸方向とが直交または平行であることが好ましい。また、前記第3の1/4波長板のNz係数Nzが、0<Nz<1.5であることが好ましい。
本発明の画像表示装置では、画像表示セルと前面透明板との間に、2枚の偏光板および2枚の1/4波長板が、円偏光板を構成するように配置されており、かつ2枚の1/4波長板の間に、所定の複屈折特性を有する位相差層が配置されている。そのため、画像の輝度を大幅に低下させることなく、正面方向および斜め方向からの外光の反射光に起因する視認性の低下が抑制される。
一実施形態による画像表示装置を模式的に表す断面図である。 一実施形態による画像表示装置を模式的に表す断面図である。 一実施形態による画像表示装置(液晶表示装置)を模式的に表す断面図である。 本発明の一実施形態による画像表示装置(有機EL表示装置)を模式的に表す断面図である。 一実施形態における、偏光板および1/4波長板の配置関係を模式的に表す斜視図である。 一実施形態における、偏光板および1/4波長板の配置関係を模式的に表す斜視図である。 粘着剤層付き積層偏光板の一実施形態を模式的に表す断面図である。 粘着剤層付き積層偏光板の一実施形態を模式的に表す断面図である。
以下、図面を参照しながら本発明を説明する。図1は、本発明の一実施形態にかかる画像表示装置を模式的に表す断面図である。画像表示装置100は、画像表示パネル50の視認側表面に前面透明板60を備える。画像表示パネル50は、画像表示セル10の視認側表面に第1の偏光板31を備える。図1に示す形態において、前面透明板60の画像表示パネルと対向する側の面には、第2の偏光板32が配置されている。第1の偏光板31と第2の偏光板32との間には、第1の偏光板31側から、第1の1/4波長板41、少なくとも1枚の位相差層、および第2の1/4波長板42が配置されている。
図2は、本発明の別の実施形態にかかる画像表示装置を模式的に表す断面図である。図2に示す形態では、第1の1/4波長板41と第2の1/4波長板42との間に前面透明板60が配置されている。すなわち、前面透明板60よりも視認側に第2の1/4波長板42および第2の偏光板32が配置される。
図1および図2においては、前記位相差層として、第1の位相差層21および第2の位相差層22が図示されている。このような画像表示装置としては、画像表示セルとして液晶セルを用いた液晶表示装置や、画像表示セルとして有機ELセルを用いた有機EL表示装置(OLED)が挙げられる。
図3は本発明による液晶表示装置の一形態を模式的に表す断面図である。図3および後述する図4では、第2の偏光板32よりも視認側に前面透明60を備える形態が図示されているが、本発明の液晶表示装置や有機EL表示装置は、第1の1/4波長板41と第2の1/4波長板42との間に前面透明板60が配置されたものであってもよい。
液晶セル11としては、外光を利用する反射型液晶セル、バックライト等の光源からの光を利用する透過型液晶セル、外部からの光と光源からの光の両者を利用する半透過半反射型液晶セルのいずれを用いてもよい。また、液晶セルの駆動方式としては、例えばVAモード、IPSモード、TNモード、STNモードやベンド配向(π型)等の任意なタイプのものを用いうる。
なお、液晶セル11として、透過型液晶セル、あるいは半透過半反射型液晶セルを採用する場合、液晶パネル51は、図3に示すように、液晶セル11の視認側と反対側に第3の偏光板33を備え、液晶表示装置101は光源80を備えている。
図4は本発明による有機EL表示装置の一形態を模式的に表す断面図である。有機ELセル12としては、透明基板上に透明電極と有機発光層と金属電極とを順に積層して発光体(有機エレクトロルミネセンス発光体)が用いられる。ここで、有機発光層は、種々の有機薄膜の積層体であり、例えばトリフェニルアミン誘導体等からなる正孔注入層と、アントラセン等の蛍光性の有機固体からなる発光層との積層体や、あるいはこのような発光層とペリレン誘導体等からなる電子注入層の積層体や、またあるいはこれらの正孔注入層、発光層、及び電子注入層の積層体等、種々の組み合わせをもった構成が知られている。有機EL表示装置は、図4に示すように、有機ELパネル52は、有機ELセル12と第1の偏光板31との間に第3の1/4波長板43を備えることが好ましい。第1の偏光板31と第3の1/4波長板43とが円偏光板を構成するように積層されていれば、有機ELセル12の金属電極で鏡面反射した外光が、第1の偏光板31で遮蔽されるため、画像表示装置の視認性の低下が抑止される。
図5Aおよび図5Bは、本発明の画像表示装置における各1/4波長板および偏光板の軸方向の配置関係を表す図である。なお、図5Aおよび図5Bにおいては、第1の1/4波長板41と第2の1/4波長板42との間に1枚の位相差層20が図示されているが、本発明の画像表示装置は、前述のように、第1の1/4波長板と第2の1/4波長板との間に2枚以上の位相差層を有していてもよい。
第1の偏光板31と第1の1/4波長板41とは第1の円偏光板91を構成している。すなわち、第1の偏光板31の透過軸方向31tと第1の1/4波長板41の遅相軸方向41sとのなす角は約45°である。同様に、第2の偏光板32と第2の1/4波長板42とは第2の円偏光板92を構成している。すなわち、第2の偏光板32の透過軸方向32tと第2の1/4波長板42の遅相軸方向42sとのなす角は約45°である。なお、約45°とは、概ね35°〜55°の範囲を指し、好ましくは40〜50°、より好ましくは43°〜47°、さらに好ましくは44°〜46°である。本明細書において、特に明示がない限り、角度の符号(正負)は限定されず、反時計回り(+)でも時計回り(−)でもよい。
第1の円偏光板91と第2の円偏光板92とは、極性が同一である。すなわち、第1の円偏光板が右円偏光板である場合には第2の円偏光板も右円偏光板であり、第2の円偏光板が左円偏光板である場合には第2の円偏光板も左円偏光板である。第1の偏光板31、第1の1/4波長板41、第2の1/4波長板42、および第2の偏光板32が、上記関係を満たすように配置されていれば、画像表示セル10から出射して第1の偏光板31を透過し、第1の1/4波長板41および第2の1/4波長板42を介して第2の偏光板32に到達する光の振動方向は、第2の偏光板の透過軸方向32tと等しくなる。そのため、画像表示セルから視認側に出射される正面方向の光(画像)は、第2の偏光板によりほとんど吸収されることなく、前面透明板60を介して視認側に出射される。
第1の偏光板31の透過軸方向31tと、第2の偏光板32の透過軸方向32tとは、直交(図5A)または平行(図5B)であることが好ましい。より具体的には、図5Aに示すように、第1の偏光板31の透過軸方向31tと、第2の偏光板32の透過軸方向32tとが直交する場合には、第1の1/4波長板の遅相軸方向41sと第2の1/4波長板の遅相軸方向42sとは平行である。また、図5Bに示すように、第1の偏光板31の透過軸方向31tと、第2の偏光板32の透過軸方向32tとが平行である場合には、第1の1/4波長板の遅相軸方向41sと第2の1/4波長板の遅相軸方向42sとは直交する。なお、「直交」とは、厳密に角度が90°である場合に限定されず、両者のなす角が概ね85°〜95°の範囲を指し、好ましくは88〜92°、より好ましくは89°〜91°である。また、「平行」とは、厳密に角度が0°である場合に限定されず、両者のなす角が概ね0±5°の範囲を指し、好ましくは0±2°、より好ましくは0±1°である。
第1の偏光板31および第2の偏光板32は、任意の偏光状態を有する入射光を直線偏光として出射するものであれば特に限定されず、各種のものを使用できる。このような偏光板としては、例えば、偏光子の一方または両方の主面に必要に応じて透明保護フィルムを積層したものが用いられる。偏光子としては、ポリビニルアルコール系フィルム、部分ホルマール化ポリビニルアルコール系フィルム、エチレン・酢酸ビニル共重合体系部分ケン化フィルム等の親水性高分子フィルムに、ヨウ素や二色性染料等の二色性物質を吸着させて一軸延伸したもの、ポリビニルアルコールの脱水処理物やポリ塩化ビニルの脱塩酸処理物等のポリエン系配向フィルム等が挙げられる。
偏光子の一方または両方の主面に積層される透明保護フィルムとしては、例えば、透明性、機械強度、熱安定性、水分遮断性、等方性などに優れるものが好適に用いられる。また、偏光子の一方の面に配置される透明保護フィルムとして1/4波長板を用いることにより、偏光子保護フィルムとしての機能と、1/4波長板としての機能と兼用させることもできる。
第1の1/4波長板41および第2の1/4波長板は、波長λの1/4の正面レターデーションを有する。正面レターデーションReは、1/4波長板の面内の遅相軸方向の屈折率nxと進相軸方向の屈折率nyとの差(nx−ny)と、1/4波長板の厚みdとの積で表される。なお、レターデーションが「1/4波長」、あるいは「λ/4」との記載は、レターデーションが厳密に波長λの1/4倍である必要はなく、直線偏光を略円偏光に変換する範囲であればよい。なお、「略円偏光」とは、完全な円偏光のみならず、完全な円偏光に近い、すなわち楕円率が1に近い楕円偏光をも含み得る。例えば、波長λ=550nmにおけるレターデーションReが137.5±30nmの範囲のものも「1/4波長」に包含される。波長λ=550nmにおけるレターデーションReは、好ましくは137.5±20nmであり、より好ましくは137.5±10nmである。
第1の1/4波長板の正面レターデーションReと第2の1/4波長板の正面レターデーションReとは実質的に同じ値であることが、画像表示装置の正面方向における色付きの防止やコントラストの点で好ましい。ReとReとの差は0であることが最も好ましいが、実用的にはReとReとの差が±20nm、好ましくは±10nmの範囲内であればよい。また、画像表示装置の正面方向の色付きの防止やコントラストの点からは、図5Bに示すように、第1の1/4波長板41の遅相軸方向41sと第2の1/4波長板42の遅相軸方向42sとが直交することが好ましい。
本発明の画像表示装置は、第1の1/4波長板41と第2の1/4波長板42との間に、少なくとも1枚の位相差層20を有する。第1の1/4波長板の厚み方向レターデーションRth、第2の1/4波長板の厚み方向レターデーションRth、およびこれらの間に配置された全ての位相差層の厚み方向のレターデーションの和Rthの合計、Rth+Rth+Rthは、−140nm〜140nm、または410nm〜690nmの範囲内であることが好ましい。Rth+Rth+Rthは、−100nm〜100nmまたは450nm〜650nmの範囲内であることがより好ましく、−60〜60nmまたは490〜610nmの範囲内であることがさらに好ましく、−30〜30nmまたは520〜580nmの範囲内であることが特に好ましい。Rth+Rth+Rthの値が前記範囲であれば、画像表示装置を斜め方向から視認した場合の外光の反射による視認性の低下が抑制される。最も好ましいのは、Rth+Rth+Rthが0または波長λに等しい場合である。
厚み方向レターデーションRthは、(nx−nz)×dで表される値であり、nxはフィルム面内の遅相軸方向の屈折率、nzはフィルム法線方向の屈折率、dはフィルムの厚みである。なお、特に断りのない限り、厚み方向レターデーションRthは、波長λ=550nmにおける値が採用される。
Rth+Rth+Rthが前記範囲であれば、第1の1/4波長板、第2の1/4波長板、およびこれらの間に配置された各位相差層の厚み方向のレターデーションは特に制限されない。一実施形態において、前記第1の1/4波長板および前記第2の1/4波長板は、Aプレートである。Aプレートとは、正面レターデーションReと厚み方向レターデーションRthが略等しいものであり、具体的には、(nx−nz)/(nx−ny)=Rth/Reで表されるNz係数が、0.8〜1.2、好ましくは0.9〜1.1である。
1/4波長板がAプレートである場合、その厚み方向レターデーションRthは、略λ/4となる。そのため、Rth+Rth+Rthを前記好ましい範囲とする観点において、第1の1/4波長板と第2の1/4波長板との間に配置される全ての位相差層の厚み方向のレターデーションの和Rthは、130nm〜410nmまたは−410nm〜−130nmの範囲内であることが好ましく、170nm〜370nmまたは−370〜−170nmの範囲内であることがより好ましく、210nm〜330nmまたは−330〜−210nmでの範囲内あることがさらに好ましく、240nm〜300nmまたは−300nm〜−240nmの範囲内であることが特に好ましい。最も好ましいのは、Rthの絶対値が波長λの半分、すなわち、Rth=±λ/2の場合である。
第1の1/4波長板と第2の1/4波長板との間に配置される位相差層は、nx≒nyの関係を有し、正面レターデーションReが実質的に0であるCプレートであることが好ましい。正面レターデーションReが実質的に0であるとは、20nm以下、より好ましくは10nm以下の範囲であることを指す。このようなCプレートは、厚み方向レターデーションRthが前記の好ましい範囲であれば、nx≒ny>nzであるネガティブCプレート、およびnx≒ny<nzであるポジティブCプレートのいずれでもよい。第1の1/4波長板と第2の1/4波長板との間に複数の位相差層が配置される場合は、全ての位相差層がCプレートであることが好ましい。一方、遅相軸方向が直交するように位相差層が配置された場合には正面レターデーションが打ち消される。そのため、各位相差層の正面レターデーションが実質的に0でない場合であっても、第1の1/4波長板と第2の1/4波長板との間に配置される全ての位相差層を一体とみなした場合の正面レターデーションを実質的に0とすることができる。
本発明の画像表示装置は、好ましくは、第1の1/4波長板と第2の1/4波長板との間の位相差層として、第1の1/4波長板41側に配置された第1のCプレート21および第2の1/4波長板42側に配置された第2のCプレート22を有する。かかる形態において、第1のCプレート21の厚み方向レターデーションRthc1と、第2のCプレートの厚み方向レターデーションRthc2との合計Rthが前記好ましい範囲であればよい。
図1に示すように、第2の偏光板32よりも視認側に前面透明板60が配置され、第1のCプレート21と第2のCプレート22との間に空気層が存在する場合には、第1のCプレートの厚み方向レターデーションRthc1と第2のCプレートの厚み方向レターデーションとRthc2は実質的に同じ値であることが好ましい。図2に示すように、第1の1/4波長板41と第2の1/4波長板42との間に、前面透明60が配置され、第1のCプレート21と前面透明板60との間に空気層が存在する場合も、第1のCプレートの厚み方向レターデーションRthc1と第2のCプレートの厚み方向レターデーションとRthc2は実質的に同じ値であることが好ましい。Rthc1とRthc2との差は0であることが最も好ましいが、実用的にはRthc1とRthc2との差が±20nm、好ましくは±10nmの範囲内であればよい。
前記AプレートおよびCプレートの製造方法は特に限定されず、各種公知の方法により得られる。前記Aプレートとしては、例えば一軸延伸フィルムが用いられる。前記Cプレートとしては、例えば二軸延伸フィルムや、コーティングにより基材上に複屈折層が形成されたもの等が用いられる。
前面透明板60は、画像表示装置の視認側表面(図中の上側)から外力が加わった際に、画像表示パネルが破損することを防止する等の観点から設けられるものである。前面透明板60としては、適宜の機械強度および厚みを有する透明板が用いられる。このような透明板としては、例えばアクリル系樹脂やポリカーボネート系樹脂のような樹脂板、あるいはガラス板等が用いられる。
前面透明板としてタッチパネルを用いることもできる。本発明の表示装置において、前面透明板として用いられるタッチパネルの構成は特に限定されず、光学方式、超音波方式、静電容量方式、抵抗膜方式等の適宜の方式のタッチパネルが採用され得る。
画像表示装置の形成方法は特に限定されず、画像表示セル10、第1の偏光板31、第2の偏光板32、第1の1/4波長板41、第2の1/4波長板42、少なくとも1枚の位相差層20(例えば第1の位相差層21および第2の位相差層22)、および前面透明板60が、前述のような配置関係となるように積層されていればよい。各部材の積層は、各部材をそのまま重ね合わせるだけでもよく、適宜の接着剤層あるいは粘着剤層を介して貼り合わせられていてもよい。
部材界面での反射を抑制する観点からは、各部材を適宜の接着剤層あるいは粘着剤層を介して貼り合わせる等の方法により、空気隙間なく積層することが好ましい。一方、画像表示装置に外表面から衝撃が加わった場合に、その衝撃によるパネルの破損を防ぐ観点からは、前面透明板60と画像表示セル10との間に空気層が設けられていることが好ましい。特に、本発明においては、第1の1/4波長板41と第2の1/4波長板42との間に空気層を有することが好ましい。この場合、第1の偏光板31および第1の1/4波長板41が接着剤層等を介して画像表示セルと一体に積層され、第2の偏光板32および第2の1/4波長板42が接着剤層を介して前面透明板60と一体に積層される。
このように、第1の1/4波長板41と第2の1/4波長板42との間に空気層を有する形態において、第1の1/4波長板41と第2の1/4波長板42との間の位相差層は、第1の1/4波長板側、第2の1/4波長板側のいずれに貼り合わせられていてもよい。好ましくは、図1に示すように、第1のCプレート21が第1の1/4波長板41側に空気隙間なく貼り合わせられ、第2のCプレート22が第2の1/4波長板42側に空気隙間なく貼り合わせられる。この場合、第1のCプレート21と第2のCプレート22との間に空気層が存在する。また、図2に示すように、第2のCプレート22が前面透明板60および第2の1/4波長板42のそれぞれと空気隙間なく貼り合わせられた形態も好ましい。この場合、第1のCプレート21と前面透明板60との間に空気層が存在する。
一般に、前面透明板と画像表示セルとの間に空気層が介在する場合は、屈折率差に起因する空気層界面での反射率が高いために、画像表示装置の視認性が低下する傾向がある。本発明においては、前面透明板60側に第2の偏光板32および第2の1/4波長板42を有し、画像表示セル10側に第1の偏光板31および第1の1/4波長板41を有することで、空気層界面での反射光および画像表示セル表面での反射光の視認側への再出射が抑制される。また、第1の1/4波長板と第2の1/4波長板との間に、所定の厚み方向レターデーションを有する位相差層が配置されることによって、斜め方向の反射光の視認側への再出射が抑制されるため、斜め方向の視認性も向上させることができる。特に、第1のCプレート21が第1の1/4波長板41側に貼り合わせられ、第2のCプレート22が第2の1/4波長板41側に貼り合わせられる場合に、斜め方向の反射光の再出射が効果的に抑制される。
画像表示装置が、画像表示セルとして有機ELセルを用いた有機EL表示装置(OLED)である場合は、有機ELセル12の金属電極(陰極)での反射が大きいため、金属電極での反射光が視認側に出射されないように構成することが好ましい。金属電極での反射光の視認側への出射を抑制するためには、図4に示すように、有機ELセル12と第1の偏光板31との間に第3の1/4波長板43を備え、第1の偏光板31と第3の1/4波長板43とが円偏光板を構成するように積層されていることが好ましい。すなわち、第1の偏光板31の透過軸方向と第3の1/4波長板43の遅相軸方向とのなす角は約45°であることが好ましい。第の1/4波長板41の遅相軸方向と第3の1/4波長板43の遅相軸方向とは、直交、平行のいずれであってもよい。
正面方向に加えて斜め方向からの光の金属電極での反射光が視認側に出射されないようにするためには、第3の1/4波長板のNz係数Nzが0を超え1.5未満であることが好ましい。Nzは、0を超え1未満であることがより好ましく、0.3〜0.7であることがより好ましく、0.4〜0.6であることがさらに好ましい。斜め方向の反射光による視認性の低下を抑止する観点において、Nzは理想的には0.5である。
第3の1/4波長板のNz係数が前記範囲であれば、第3の1/4波長板を斜め方向に伝搬する光に対する見かけ上のレターデーションの角度による変化が小さいために、第1の偏光板31と第3の1/4波長板43によって構成される第3の円偏光板は、斜め方向からの光に対しても円偏光板として作用する。この場合、第1の偏光板を有機ELセル12側へ透過した斜め方向の外光は、第3の1/4波長板によって円偏光に変換されて有機ELセル12へ入射し、有機ELセルの金属電極で反射した後、第3の1/4波長板によって第1の偏光板の吸収軸方向に振動方向を有する直線偏光に変換される。そのため、金属電極からの反射光は、第1の偏光板31によって吸収され、視認側への出射が抑制される。
図3に示すような液晶表示装置は、例えば、前面透明板60側に第2の偏光板32、第2の1/4波長板42、および第2のCプレート22を貼り合わせ、液晶セル11側に、第1の偏光板31、第1の1/4波長板41、および第1のCプレート22を貼り合わせることによって形成し得る。これらの各層は、適宜の接着剤層や粘着剤層(不図示)を用いて貼り合わせることができる。前述のごとく、外表面からの衝撃によるパネルの破損を防ぐ観点からは、前面透明板と液晶セルとの間に空気層が設けられていることが好ましいが、第2の1/4波長板42と第1の1/4波長板とが、両者の間に1または複数の位相差層を介して、接着剤層や粘着剤層によって貼り合わせられていてもよい。また、液晶表示装置は、液晶セル11と第1の偏光板31との間に、光学補償フィルム等の光学素子を備えていてもよい。
図4に示すような有機EL表示装置102は、例えば、前面透明板60側に第2の偏光板32、第2の1/4波長板42および第2のCプレート22を貼り合わせ、有機ELセル12側に、第3の1/4波長板43、ならびに第1の偏光板31、第1の1/4波長板41、および第1のCプレート21を貼り合わせることによって形成し得る。前述のごとく、外表面からの衝撃によるパネルの破損を防ぐ観点からは、前面透明板と有機ELセルとの間に空気層が設けられていることが好ましい。
各層を貼り合わせる方法や貼り合わせの順序等は特に制限されない。画像表示セル側に、第1の偏光板、第1の1/4波長板、および位相差層(Cプレート)を貼り合わせる場合は、作業性の観点から、図6に示すように第1の偏光板31、第1の1/4波長板41、および第1のCプレート21が貼り合わせられた積層偏光板(円偏光板)94を作成し、この積層偏光板と画像表示セルとを貼り合わせることが好ましい。また、有機EL表示装置の場合は、図7に示すように、円偏光板94の偏光板31側に、第3の1/4波長板43が貼り合わせられた積層偏光板95を作製し、これを有機ELセル12と貼り合わせることが好ましい。
積層偏光板と画像表示セルとは、粘着剤層71を介して貼り合わせられることが好ましい。積層偏光板94,95と画像表示セルとを貼り合わせるための粘着剤は、透明で、可視光領域に吸収を有さず、屈折率が1/4波長板および画像表示セル表面の部材(一般にはガラス)の屈折率との差が小さいことが好ましい。このような粘着剤としては、アクリル系重合体、シリコーン系ポリマー、ポリエステル、ポリウレタン、ポリアミド、ポリエーテル、フッ素系やゴム系等のポリマーをベースポリマーとするものを適宜に選択して用いることができる。特に、アクリル系粘着剤の如く光学的透明性に優れ、適度な濡れ性と凝集性と接着性の粘着特性を示し、耐候性や耐熱性等に優れるものが好適に用いられる。
粘着剤層71は、例えば天然物や合成物の樹脂類、特に、粘着性付与樹脂や、ガラス繊維、ガラスビーズ、金属粉、その他の無機粉末等からなる充填剤や顔料、着色剤、酸化防止剤等の粘着剤層に添加されることの添加剤を含有していてもよい。また微粒子を含有して光拡散性を示す粘着剤層等であってもよい。粘着剤層の厚みは、使用目的や接着力等に応じて適宜に決定できるが、一般には1〜500μmであり、2〜200μmが好ましく、3〜100μmがより好ましく、4〜50μmがさらに好ましい。
積層偏光板と画像表示セルとの貼り合わせの作業性等を考慮すると、図6,7に示すように、積層偏光板の画像表示セルと貼り合わせる側に粘着剤層を付設した粘着剤層付き積層偏光板96,97を作製し、これを画像表示セルと貼り合わせることが好ましい。粘着剤層71の露出面に対しては、実用に供するまでの間、その汚染防止等を目的にセパレータが仮着されてカバーされることが好ましい。これにより、通例の取扱状態で粘着剤層に接触することを防止できる。セパレータとしては、例えばプラスチックフィルム、ゴムシート、紙、布、不織布、ネット、発泡シートや金属箔、それらのラミネート体等の適宜な薄葉体を、必要に応じシリコーン系や長鎖アルキル系、フッ素系や硫化モリブデン等の適宜な剥離剤でコート処理したもの等の、従来に準じた適宜なものが用いられる。
前面透明板側に第2の偏光板、第2の1/4波長板、および位相差層(Cプレート)を貼り合わせる場合も、第2の偏光板32、第2の1/4波長板42、および第2のCプレートが貼り合わせられた積層偏光板(円偏光板)を作成し、この積層偏光板と前面透明板を貼り合わせる方向を採用することができる。画像表示パネルと前面透明板との間に空気層を設ける場合、画像表示パネルおよび前面透明板のそれぞれは、適宜の筺体により固定されていることが好ましい。
本発明の画像表示装置は、任意の適切な用途に使用されるが、前面透明板を備えかつ斜め方向からの光の反射が抑制されているため、携帯情報端末や車載用機器等の屋外で使用される表示装置として特に好適である。
以下に実施例及び比較例を挙げて更に説明するが、本発明は、これらの実施例のみに限定されるものではない。
各実施例においては、図3に示すように、液晶セル上に、第1の偏光板31、第1の1/4波長板41および第1のCプレート21が粘着剤層を介してこの順に貼り合わせられ、前面透明板60上に、第2の偏光板32、第2の1/4波長板42および第2のCプレート22が粘着剤層を介してこの順に貼り合わせられた液晶表示装置が作成された。
第1の1/4波長板および第2の1/波長板としては、正面レターデーションReが135nm、Nz=1の一軸延伸フィルムが用いられた。第1のCプレートおよび第2のCプレートとしては、表1に示す厚み方向レターデーションRthc1およびRthc2を有し、正面レターデーションが5nm以下であるものが用いられた。図5Bに示すように、第1の1/4波長板41および第2の1/4波長板42とは、両者の遅相軸方向41sおよび42sが直交するように配置された。第1のCプレートと第2のCプレートとの貼り合わせは行われず、両者の間には空気層が存在していた。
これら各実施例の画像表示装置を、晴天時の屋外で画像表示装置を斜め方向から視認した際の反射光の強度を目視にて確認した。評価は、反射光が強く観察されるものを1、反射光がほとんど確認できないものを4として、1〜4の4段階で行った。また、参考例として、第1の1/4波長板と1/4波長板との間の位相差層が省略された画像表示装置を作製し、同様の評価をおこなった。
各実施例および参考例おけるCプレートの厚み方向レターデーションRthc1,Rthc2、Cプレートの厚み方向のレターデーションの和Rth、およびRth+Rth+Rthの値、ならびに外光下での斜め方向の反射光の評価結果を表1に示す。
表1によれば、第1の1/4波長板と第2の1/4波長板との間に配置される位相差層(Cプレート)の厚み方向レターデーションを調整することによって、斜め方向の反射光が抑制されていることがわかる。
10 画像表示セル
50 画像表示パネル
100 液晶表示装置
11 液晶セル
51 液晶パネル
80 光源
101 液晶表示装置
12 有機ELセル
51 有機ELパネル
102 有機EL表示装置
60 前面透明板
20〜22 位相差層
31〜33 偏光板
31t、32t 透過軸方向
41〜43 1/4波長板
41s、42s 遅相軸方向
71 粘着剤層
91、92 円偏光板
94、95 積層偏光板(円偏光板)
96、97 粘着剤層付き積層偏光板

Claims (11)

  1. 画像表示パネル、および前記画像表示パネルよりも視認側に前面透明板を備える画像表示装置であって、前記画像表示パネルは、画像表示セルの視認側表面に第1の偏光板を備え、
    前記第1の偏光板よりも視認側に、前記第1の偏光板側から順に、第1の1/4波長板、少なくとも1枚の位相差層、第2の1/4波長板、および第2の偏光板をこの順に備え、
    前記第1の偏光板と前記第1の1/4波長板とは第1の円偏光板を構成し、前記第2の偏光板と前記第2の1/4波長板とは第2の円偏光板を構成し、
    前記第1の円偏光板と前記第2の円偏光板とは、極性が同一であり、
    前記第1の1/4波長板、前記第2の1/4波長板、および前記第1の1/4波長板と前記第2の1/4波長板との間に配置された前記位相差層の波長550nmにおける厚み方向のレターデーションの合計が、−140nm〜140nm、または410nm〜690nmの範囲内である、画像表示装置。
  2. 前記第1の1/4波長板および前記第2の1/4波長板が、いずれもAプレートであり、
    前記第1の1/4波長板と前記第2の1/4波長板との間に配置された前記位相差層は、1または複数のCプレートであり、
    前記第1の1/4波長板と前記第2の1/4波長板との間に配置された全ての位相差層の厚み方向のレターデーションの合計が、130nm〜410nm、または−410nm〜−130nmの範囲内である、請求項1に記載の画像表示装置。
  3. 前記第2の偏光板よりも視認側に、前記前面透明を備える、請求項1または2に記載の画像表示装置。
  4. 前記第1の1/4波長板と前記第2の1/4波長板との間に、第1の1/4波長板側に配置された第1のCプレートおよび第2の1/4波長板側に配置された第2のCプレートを有する、請求項3に記載の画像表示装置。
  5. 前記画像表示セル、前記第1の偏光板、前記第1の1/4波長板、および前記第1のCプレートが空気隙間なく積層されており、
    前記前面透明板、前記第2の偏光板、前記第2の1/4波長板、および前記第2のCプレートが空気隙間なく積層されており、
    前記第1のCプレートと前記第2のCプレートとの間には空気層が存在する、請求項4に記載の画像表示装置。
  6. 前記第1の1/4波長板と前記第2の1/4波長板との間に、前記前面透明を備える、請求項1または2に記載の画像表示装置。
  7. 前記第1の1/4波長板と前記前面透明板との間に配置された第1のCプレート、および前記前面透明板と前記第2の1/4波長板との間に配置された第2のCプレートを有する、請求項6に記載の画像表示装置。
  8. 前記画像表示セル、前記第1の偏光板、前記第1の1/4波長板、および前記第1のCプレートが空気隙間なく積層されており、
    前記前面透明板、前記第2のCプレート、前記第2の1/4波長板、および前記第2の偏光板が空気隙間なく積層されており、
    前記第1のCプレートと前記前面透明板との間には空気層が存在する、請求項7に記載の画像表示装置。
  9. 前記第1の1/4波長板の遅相軸方向と、前記第2の1/4波長板の遅相軸方向とが直交する、請求項1〜8のいずれか1項に記載の画像表示装置。
  10. 前記画像表示セルが有機ELセルであり、該有機ELセルと前記第1の偏光板との間に第3の1/4波長板を有し、
    前記第1の1/4波長板の遅相軸方向と、前記第3の1/4波長板の遅相軸方向とが直交または平行である、請求項1〜9のいずれか1項に記載の画像表示装置。
  11. 前記第3の1/4波長板のNz係数Nzが、0<Nz<1.5である、請求項10に記載の画像表示装置。
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