JP2012247122A - 冷凍サイクル装置 - Google Patents

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Tetsuji Nanatane
哲二 七種
Osamu Otsuka
修 大塚
Yasushi Ogoshi
靖 大越
Takuya Ito
拓也 伊藤
Kazuyuki Ishida
和之 石田
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Abstract

【課題】高価な超音波型流量センサーを用いることなく、冷凍サイクル装置の能力を求めることができる冷凍サイクル装置を得る。
【解決手段】制御回路100は、ステップS4において算出した冷媒循環量G[kg/s]、並びに、ステップS5において算出した蒸発器入口比エンタルピーhei[kJ/kg]及び蒸発器出口比エンタルピーheo[kJ/kg]によって、冷凍サイクルの冷媒側の蒸発能力Qe[kJ/s]を算出する。
【選択図】図2

Description

本発明は、蒸発能力又は放熱能力を算出する冷凍サイクル装置に関する。
従来の冷凍サイクル装置として、例えば、「圧縮機、凝縮器、膨張弁及び蒸発器を配管接続して冷媒を循環させる冷凍サイクルを備えた冷凍機の冷暖房能力を測定する冷凍機の測定装置であって、前記圧縮機の低圧側配管に着脱可能な該低圧側配管の冷媒の低圧圧力を検出する圧力検出センサと、前記圧縮機の高圧側配管に着脱可能な該圧縮機の吐出冷媒の吐出温度を検出する吐出温度センサと、前記圧縮機の低圧側配管に着脱可能な該圧縮機の吸入冷媒の吸入温度を検出する吸入温度センサと、前記膨張弁の入口側配管に着脱可能な該膨張弁の入口側配管の冷媒の入口温度を検出する膨張弁入口温度センサと、前記冷凍サイクルの配管に着脱可能な該冷凍サイクルを循環する冷媒の冷媒流量を検出する超音波型流量センサと、前記圧力検出センサ、吐出温度センサ、吸入温度センサ、膨張弁入口温度センサ及び超音波型流量センサとその他のセンサが接続可能な変換器と、少なくとも前記圧力検出センサ、吐出温度センサ、吸入温度センサ、膨張弁入口温度センサ及び超音波型流量センサの各検出信号を前記変換器から入力して、該検出信号または前記その他のセンサで検出した検出信号に基づいて前記冷凍機の冷暖房能力を演算する演算制御部と、該演算した冷暖房能力の演算結果を出力表示する表示部とを有する携帯型制御ユニットと、を備え、前記携帯型制御ユニットの演算制御部は、前記変換器に接続され各検出信号を入力する各センサの中から前記冷暖房能力の演算に用いるセンサを選択可能にするとともに、該選択されたセンサの検出信号に応じた演算方法を選択して前記冷暖房能力を演算する」ものが提案されている(例えば、特許文献1参照)。
特許第4440762号公報(特許請求の範囲、図2)
従来の冷凍サイクル装置においては、運転時の能力を求めたい場合、高価な超音波型流量センサーを用意し、後付けで超音波型流量センサーを膨張弁の入口に取付ける必要があり、取付ける時間と費用がかかり、運転状態をすぐに判断できないという問題点があった。また、冷房運転と暖房運転とでは、冷媒の流れ方向が異なり、膨張弁の出入口が逆転するため、運転に応じて超音波型流量センサーを取り付け直す作業の必要があるという問題があった。
本発明は、上記のような課題を解決するためになされたものであり、第1の目的は、高価な超音波型流量センサーを用いることなく、冷凍サイクル装置の能力を求めることである。
そして、第2の目的は、超音波型流量センサーその他の検出手段を後付けで取り付け直すことなく、冷凍サイクル装置の能力を求めることである。
本発明に係る冷凍サイクル装置は、冷媒を圧縮する圧縮機、放熱器として機能する熱源側熱交換器、冷媒を膨張させる膨張装置、及び、蒸発器として機能する負荷側熱交換器が順に冷媒配管によって接続されて構成された冷凍サイクルと、前記圧縮機の冷媒の吐出圧力を検出する高圧検出手段と、前記圧縮機の冷媒の吸入圧力を検出する低圧検出手段と、前記圧縮機の冷媒の吸入温度を検出する吸入温度検出手段と、前記熱源側熱交換器の出口側の冷媒の温度である第1放熱器出口温度を検出する熱源側熱交換器出口温度検出手段と、冷凍サイクル装置の全体動作を制御する制御回路と、を備え、該制御回路は、前記負荷側熱交換器において冷媒に外部から吸熱させる冷却運転を実施し、前記高圧検出手段によって検出された前記吐出圧力、前記低圧検出手段によって検出された前記吸入圧力、前記吸入温度検出手段によって検出された前記吸入温度、及び、前記熱源側熱交換器出口温度検出手段によって検出された前記第1放熱器出口温度に基づいて、前記冷凍サイクルの能力である前記負荷側熱交換器の蒸発能力を算出するものである。
本発明によれば、高価な超音波型流量センサーを用いることなく、安価な圧力検出手段及び温度検出手段のみから冷凍サイクル装置の能力(上記においては蒸発能力)を求めることができる。
本発明の実施の形態1に係る冷凍サイクル装置のシステム構成図である。 本発明の実施の形態1に係る冷凍サイクル装置の冷却能力を算出するフローチャートである。 本発明の実施の形態1に係る冷凍サイクル装置における冷凍サイクルのモリエル線図である。 本発明の実施の形態1に係る冷凍サイクル装置の別形態のシステム構成図である。 本発明の実施の形態2に係る冷凍サイクル装置のシステム構成図である。 本発明の実施の形態2に係る冷凍サイクル装置の加熱能力を算出するフローチャートである。 本発明の実施の形態2に係る冷凍サイクル装置における冷凍サイクルのモリエル線図である。 本発明の実施の形態3に係る冷凍サイクル装置のシステム構成図である。
実施の形態1.
(冷凍サイクル装置の構成)
図1は、本発明の実施の形態1に係る冷凍サイクル装置のシステム構成図である。この図1においては、負荷側の水の温度を下げる冷却運転を実施しているときの状態が示されている。
図1で示されるように、本実施の形態に係る冷凍サイクル装置は、圧縮機1、空気熱交換器2a、絞り装置3及び負荷側熱交換器4aが冷媒配管によって環状に接続されて冷凍サイクルを構成している。また、この冷凍サイクル装置は、高圧センサー20、低圧センサー21、吐出温度センサー30、吸入温度センサー31、空気熱交換器出口温度センサー32a、制御回路100及び能力表示装置200を備えている。
圧縮機1は、例えば、容量制御可能なインバーター圧縮機等で構成され、ガス冷媒を吸入し、圧縮して高温高圧の状態にして吐出するものである。
空気熱交換器2aは、放熱器として機能し、例えば、室外に設置されており、冷媒を室外空気と熱交換させて放熱させるものである。
絞り装置3は、冷媒を膨張及び減圧させるものである。
負荷側熱交換器4aは、蒸発器として機能し、冷媒が流通する流路と、水が流通する流路とを有し、冷媒を水と熱交換させて蒸発させ、水を冷却するものである。
高圧センサー20は、圧縮機1の冷媒の吐出圧力である圧縮機吐出圧力Pdを検出する。
低圧センサー21は、圧縮機1の冷媒の吸入圧力である圧縮機吸入圧力Psを検出する。
吐出温度センサー30は、圧縮機1の冷媒の吐出温度である圧縮機吐出温度Tdを検出する。
吸入温度センサー31は、圧縮機1の冷媒の吸入温度である圧縮機吸入温度Tsを検出する。
空気熱交換器出口温度センサー32aは、空気熱交換器2aの出口側の冷媒の温度である放熱器出口温度Tcoを検出する。
制御回路100は、本実施の形態に係る冷凍サイクル装置全体の動作を制御するものであり、圧縮機1の回転制御等を実施する。また、制御回路100には、高圧センサー20、低圧センサー21、吐出温度センサー30、吸入温度センサー31及び空気熱交換器出口温度センサー32aが電気的に接続されており、各センサーが検出した検出情報が制御回路100に送信される。
能力表示装置200は、制御回路100に接続されており、後述するように、制御回路100によって算出された蒸発能力Qeの情報を受信して表示するものである。
なお、空気熱交換器2a及び絞り装置3は、それぞれ本発明の「熱源側熱交換器」及び「膨張装置」に相当する。また、高圧センサー20、低圧センサー21、吐出温度センサー30、吸入温度センサー31及び空気熱交換器出口温度センサー32aは、それぞれ本発明の「高圧検出手段」、「低圧検出手段」、「吐出温度検出手段」、「吸入温度検出手段」及び「熱源側熱交換器出口温度検出手段」に相当する。
(冷凍サイクル装置における冷凍サイクルの基本動作)
次に、図1を参照しながら、本実施の形態に係る冷凍サイクル装置の冷凍サイクルの動作を説明する。
低温低圧のガス状態の一次側冷媒が圧縮機1によって圧縮され、高温高圧状態となって吐出される。圧縮機1から吐出された高温高圧の冷媒は、空気熱交換器2aへ流入する。空気熱交換器2aへ流入した高温高圧の冷媒は、室外空気等に対して放熱する。空気熱交換器2aを流出した高圧の冷媒は、絞り装置3へ流入し、膨張及び減圧されて、低温低圧の気液二相冷媒となる。絞り装置3から流出した気液二相冷媒は、負荷側熱交換器4aへ流入する。負荷側熱交換器4aへ流入した気液二相冷媒は、水を冷却して蒸発し、低温低圧のガス冷媒となる。負荷側熱交換器4aから流出したガス冷媒は、圧縮機1へ吸入され、再び圧縮される。
(冷却能力の算出処理)
図2は、本発明の実施の形態1に係る冷凍サイクル装置の冷却能力を算出するフローチャートであり、図3は、同冷凍サイクル装置における冷凍サイクルのモリエル線図である。以下、図2及び図3を参照しながら、負荷側熱交換器4aにおける水への冷却能力、すなわち、冷凍サイクルの冷媒側の蒸発能力Qe[kJ/s]を算出する処理を説明する。
制御回路100は、圧縮機1に対して指令回転数rps[1/s]を指令し、圧縮機1は、その指令回転数rps[1/s]に従って回転駆動する。また、圧縮機1のストロークボリュームVst[m3]はその設計仕様によって決まっており、制御回路100は、予めストロークボリュームVst[m3]の情報を記憶している。
(S1)
制御回路100は、高圧センサー20によって検出された圧縮機吐出圧力Pd、低圧センサー21によって検出された圧縮機吸入圧力Ps、吸入温度センサー31によって検出された圧縮機吸入温度Ts、及び、空気熱交換器出口温度センサー32aによって検出された放熱器出口温度Tcoを受信する。
(S2)
制御回路100は、受信した圧縮機吸入圧力Ps、及び、圧縮機吸入温度Tsに基づいて、制御回路100が保有する冷媒物性値のテーブル又は算出式に基づいて、圧縮機1に吸入される冷媒の比容積ρs[m3/kg]を算出する(下記式(1))。ここで、「冷媒物性値のテーブル」とは、圧縮機吸入圧力Ps及び圧縮機吸入温度Tsが比容積ρsに対応付けられたテーブルを示す。
ρs[m3/kg]=f1(Ps,Ts) (1)
(S3)
制御回路100は、受信した圧縮機吐出圧力Pd及び圧縮機吸入圧力Ps、並びに、指令回転数rpsに基づき、かつ、圧縮機1の設計仕様による特性に基づいて、運転状態の圧縮機1の体積効率ηvを算出する(下記式(2))。
なお、体積効率ηvは無次元量である。
ηv=f2(Pd,Ps,rps) (2)
(S4)
制御回路100は、式(1)により算出した比容積ρs[m3/kg]、式(2)により算出した体積効率ηv、ストロークボリュームVst[m3]及び指令回転数rps[1/s]によって、下記式(3)から冷凍サイクルの冷媒循環量G[kg/s]を算出する。
G[kg/s]=rps[1/s]×Vst[m3]×ηv/ρs[m3/kg]
(3)
(S5)
次に、制御回路100は、蒸発器として機能している負荷側熱交換器4aの入口側の冷媒の蒸発器入口比エンタルピーhei[kJ/kg]、及び、出口側の冷媒の蒸発器出口比エンタルピーheo[kJ/kg]を算出する。まず、制御回路100は、受信した圧縮機吐出圧力Pd及び放熱器出口温度Tcoに基づいて、所定の冷媒の物性式から、蒸発器入口比エンタルピーhei[kJ/kg]を算出する(下記式(4))。
hei[kJ/kg]=f3(Pd,Tco) (4)
そして、制御回路100は、受信した圧縮機吸入圧力Ps及び圧縮機吸入温度Tsに基づいて、所定の冷媒の物性式から、蒸発器出口比エンタルピーheo[kJ/kg]を算出する(下記式(5))。
heo[kJ/kg]=f4(Ps,Ts) (5)
(S6)
制御回路100は、ステップS4において算出した冷媒循環量G[kg/s]、並びに、ステップS5において算出した蒸発器入口比エンタルピーhei[kJ/kg]及び蒸発器出口比エンタルピーheo[kJ/kg]によって、下記式(6)から冷凍サイクルの冷媒側の蒸発能力Qe[kJ/s]を算出する。
Qe[kJ/s]=G[kg/s]×(heo[kJ/kg]−hei[kJ/kg]) (6)
(S7)
制御回路100は、算出した蒸発能力Qe(冷却能力)の情報を能力表示装置200に送信し、能力表示装置200は、蒸発能力Qe(冷却能力)を表示する。これによって、ユーザーは、現在の冷凍サイクル装置の冷却能力を知ることができる。
(実施の形態1の効果)
以上の構成のように、本実施の形態に係る冷凍サイクル装置は、高価な超音波型流量センサーを用いることなく、安価な圧力センサー及び温度センサーのみから冷凍サイクル装置の能力(本実施の形態においては冷却能力)を求めることができる。
また、能力表示装置200によって、制御回路100によって算出されたリアルタイムの冷却能力が表示されるので、ユーザーは現在の冷凍サイクル装置の冷却能力を簡単に知ることができる。
なお、本実施の形態において負荷側熱交換器4aを水−冷媒熱交換器としているが、これに限定されるものではなく、空調対象空間を冷房するための空気熱交換器としてもよい。
また、図4で示されるのは、本実施の形態に係る冷凍サイクル装置のシステム構成の別形態であるが、前述のように算出された蒸発能力Qeを用いて、さらに、負荷側熱交換器4aに流れる水流量を算出して、能力表示装置200に表示させる構成としてもよい。
図4で示されるように、冷凍サイクル装置はさらに、水入口温度センサー33及び水出口温度センサー34を備えている。
水入口温度センサー33は、負荷側熱交換器4aを流通する水の入口側の水温である水入口温度Twi[K]を検出する。また、水出口温度センサー34は、負荷側熱交換器4aを流通する水の出口側の水温である水出口温度Two[K]を検出する。
制御回路100は、水入口温度センサー33によって検出された水入口温度Twi[K]、水出口温度センサー34によって検出された水出口温度Two[K]、及び、上記式(6)から算出した蒸発能力Qeによって、下記式(7)から負荷側熱交換器4aを流れる水の流量である水流量Gwを算出することができる。
Gw[kg/s]=R×Qe[kJ/s]×(Twi[K]−Two[K]) (R:右辺の次元[kJ/(s・K)]を、左辺の次元[kg/s]に換算するための換算係数であり、値としては「0.86」をとる) (7)
制御回路100は、算出した水流量Gwの情報を能力表示装置200に送信し、能力表示装置200は、水流量Gwを表示する。これによって、ユーザーは、現在の負荷側熱交換器4aにおける水流量Gwを知ることができ、適正な水流量が流れているかを確認することができる。
なお、水流量Gwが所定流量よりも低下した場合、配管の詰まり等の異常が発生しているとして、能力表示装置200は、その異常の旨を表示するものとしてもよい。
なお、水入口温度センサー33及び水出口温度センサー34は、それぞれ本発明の「水入口温度検出手段」及び「水出口温度検出手段」に相当する。
実施の形態2.
本実施の形態に係る冷凍サイクル装置について、実施の形態1に係る冷凍サイクル装置と相違する点を中心に説明する。
(冷凍サイクル装置の構成)
図5は、本発明の実施の形態2に係る冷凍サイクル装置のシステム構成図である。この図5においては、負荷側の水の温度を上げる加熱運転を実施しているときの状態が示されている。
図5で示されるように、本実施の形態に係る冷凍サイクル装置は、圧縮機1、負荷側熱交換器2b、絞り装置3及び空気熱交換器4bが冷媒配管によって環状に接続されて冷凍サイクルを構成している。また、この冷凍サイクル装置は、高圧センサー20、低圧センサー21、吐出温度センサー30、吸入温度センサー31、負荷側熱交換器出口温度センサー32b、制御回路100及び能力表示装置200を備えている。
負荷側熱交換器2bは、放熱器として機能し、冷媒が流通する流路と、水が流通する流路とを有し、冷媒を水と熱交換させて放熱させ、水を加熱するものである。
空気熱交換器4bは、蒸発器として機能し、例えば、室外に設置されており、冷媒を室外空気と熱交換させて蒸発させるものである。
なお、圧縮機1及び絞り装置3の機能は、実施の形態1と同様である。
負荷側熱交換器出口温度センサー32bは、負荷側熱交換器2bの出口側の冷媒の温度である放熱器出口温度Tcoを検出する。
なお、高圧センサー20、低圧センサー21、吐出温度センサー30及び吸入温度センサー31の機能は、実施の形態1と同様である。
制御回路100は、本実施の形態に係る冷凍サイクル装置全体の動作を制御するものであり、圧縮機1の回転制御等を実施する。また、制御回路100には、高圧センサー20、低圧センサー21、吐出温度センサー30、吸入温度センサー31及び負荷側熱交換器出口温度センサー32bが電気的に接続されており、各センサーが検出した検出情報が制御回路100に送信される。
能力表示装置200は、制御回路100に接続されており、後述するように、制御回路100によって算出された放熱能力Qcの情報を受信して表示するものである。
なお、負荷側熱交換器出口温度センサー32bは、本発明の「負荷側熱交換器出口温度検出手段」に相当する。
(冷凍サイクル装置における冷凍サイクルの基本動作)
次に、図5を参照しながら、本実施の形態に係る冷凍サイクル装置の冷凍サイクルの動作を説明する。
低温低圧のガス状態の一次側冷媒が圧縮機1によって圧縮され、高温高圧状態となって吐出される。圧縮機1から吐出された高温高圧の冷媒は、負荷側熱交換器2bへ流入する。負荷側熱交換器2bへ流入した高温高圧の冷媒は、水に対して放熱し加熱する。負荷側熱交換器2bを流出した高圧の冷媒は、絞り装置3へ流入し、膨張及び減圧されて、低温低圧の気液二相冷媒となる。絞り装置3から流出した気液二相冷媒は、空気熱交換器4bへ流入する。空気熱交換器4bへ流入した気液二相冷媒は、室外空気等から吸熱して蒸発し、低温低圧のガス冷媒となる。空気熱交換器4bから流出したガス冷媒は、圧縮機1へ吸入され、再び圧縮される。
(加熱能力の算出処理)
図6は、本発明の実施の形態2に係る冷凍サイクル装置の加熱能力を算出するフローチャートであり、図7は、同冷凍サイクル装置における冷凍サイクルのモリエル線図である。以下、図6及び図7を参照しながら、負荷側熱交換器2bにおける水への加熱能力、すなわち、冷凍サイクルの冷媒側の放熱能力Qc[kJ/s]を算出する処理を説明する。
制御回路100は、圧縮機1に対して指令回転数rps[1/s]を指令し、圧縮機1は、その指令回転数rps[1/s]に従って回転駆動する。また、圧縮機1のストロークボリュームVst[m3]はその設計仕様によって決まっており、制御回路100は、予めストロークボリュームVst[m3]の情報を記憶している。
(S11)
制御回路100は、高圧センサー20によって検出された圧縮機吐出圧力Pd、低圧センサー21によって検出された圧縮機吸入圧力Ps、吐出温度センサー30によって検出された圧縮機吐出温度Td、吸入温度センサー31によって検出された圧縮機吸入温度Ts、及び、負荷側熱交換器出口温度センサー32bによって検出された放熱器出口温度Tcoを受信する。
(S12)
制御回路100は、受信した圧縮機吸入圧力Ps、及び、圧縮機吸入温度Tsに基づいて、制御回路100が保有する冷媒物性値のテーブル又は算出式に基づいて、圧縮機1に吸入される冷媒の比容積ρs[m3/kg]を算出する(前述の式(1))。
(S13)
制御回路100は、受信した圧縮機吐出圧力Pd及び圧縮機吸入圧力Ps、並びに、指令回転数rpsに基づき、かつ、圧縮機1の設計仕様による特性に基づいて、運転状態の圧縮機1の体積効率ηvを算出する(前述の式(2))。
なお、体積効率ηvは無次元量である。
(S14)
制御回路100は、式(1)により算出した比容積ρs[m3/kg]、式(2)により算出した体積効率ηv、ストロークボリュームVst[m3]及び指令回転数rps[1/s]によって、前述の式(3)から冷凍サイクルの冷媒循環量G[kg/s]を算出する。
(S15)
次に、制御回路100は、放熱器として機能している負荷側熱交換器2bの入口側の冷媒の放熱器入口比エンタルピーhci[kJ/kg]、及び、出口側の冷媒の放熱器出口比エンタルピーhco[kJ/kg]を算出する。まず、制御回路100は、受信した圧縮機吐出圧力Pd及び圧縮機吐出温度Tdに基づいて、所定の冷媒の物性式から、放熱器入口比エンタルピーhci[kJ/kg]を算出する(下記式(8))。
hci[kJ/kg]=f5(Pd,Td) (8)
そして、制御回路100は、受信した圧縮機吐出圧力Pd及び放熱器出口温度Tcoに基づいて、所定の冷媒の物性式から、放熱器出口比エンタルピーhco[kJ/kg]を算出する(下記式(9))。
hco[kJ/kg]=f6(Pd,Tco) (9)
(S16)
制御回路100は、ステップS14において算出した冷媒循環量G[kg/s]、並びに、ステップS15において算出した放熱器入口比エンタルピーhci[kJ/kg]及び放熱器出口比エンタルピーhco[kJ/kg]によって、下記式(10)から冷凍サイクルの冷媒側の放熱能力Qc[kJ/s]を算出する。
Qc[kJ/s]=G[kg/s]×(hci[kJ/kg]−hco[kJ/kg]) (10)
(S17)
制御回路100は、算出した放熱能力Qc(加熱能力)の情報を能力表示装置200に送信し、能力表示装置200は、放熱能力Qc(加熱能力)を表示する。これによって、ユーザーは、現在の冷凍サイクル装置の加熱能力を知ることができる。
(実施の形態2の効果)
以上の構成のように、本実施の形態に係る冷凍サイクル装置は、高価な超音波型流量センサーを用いることなく、安価な圧力センサー及び温度センサーのみから冷凍サイクル装置の能力(本実施の形態においては加熱能力)を求めることができる。
また、能力表示装置200によって、制御回路100によって算出されたリアルタイムの加熱能力が表示されるので、ユーザーは現在の冷凍サイクル装置の加熱能力を簡単に知ることができる。
なお、本実施の形態において負荷側熱交換器2bを水−冷媒熱交換器としているが、これに限定されるものではなく、空調対象空間を暖房するための空気熱交換器としてもよい。
また、実施の形態1の図4で示されるように、水入口温度センサー33及び水出口温度センサー34を備えることによって、負荷側熱交換器2bを流れる水の流量を算出することができる。このとき、制御回路100は、算出した水の流量の情報を能力表示装置200に送信し、能力表示装置200は、その水の流量を表示する。これによって、ユーザーは、現在の負荷側熱交換器2bにおける水の流量を知ることができ、適正な水の流量が流れているかを確認することができる。
なお、水の流量が所定流量よりも低下した場合、配管の詰まり等の異常が発生しているとして、能力表示装置200は、その異常の旨を表示するものとしてもよい。
実施の形態3.
本実施の形態に係る冷凍サイクル装置について、実施の形態1及び実施の形態2に係る冷凍サイクル装置と相違する点を中心に説明する。
(冷凍サイクル装置の構成)
図8は、本発明の実施の形態3に係る冷凍サイクル装置のシステム構成図である。
図8で示されるように、本実施の形態に係る冷凍サイクル装置は、圧縮機1、四方弁5、空気熱交換器2c、絞り装置3、負荷側熱交換器4c、四方弁5、そして圧縮機1の順に冷媒配管によって接続されて冷凍サイクルを構成している。また、この冷凍サイクル装置は、高圧センサー20、低圧センサー21、吐出温度センサー30、吸入温度センサー31、空気熱交換器出口温度センサー32c、負荷側熱交換器出口温度センサー32d、制御回路100及び能力表示装置200を備えている。
空気熱交換器2cは、例えば、室外に設置されており、冷媒を室外空気と熱交換させるものである。空気熱交換器2cは、冷却運転時には、放熱器として機能し、冷媒を室外空気と熱交換させて放熱させる。一方、空気熱交換器2cは、加熱運転時には、蒸発器として機能し、冷媒を室外空気と熱交換させて蒸発させる。
負荷側熱交換器4cは、冷媒が流通する流路と、水が流通する流路とを有し、冷媒と水との熱交換を実施するものである。負荷側熱交換器4cは、冷却運転時には、蒸発器として機能し、冷媒を水と熱交換させて蒸発させ、水を冷却する。一方、負荷側熱交換器4cは、加熱運転時には、放熱器として機能し、冷媒を水と熱交換させて放熱させ、水を加熱する。
四方弁5は、冷媒流路を切り替える機能を備えるものである。具体的には、四方弁5は、冷却運転時には、圧縮機1から吐出されたガス冷媒を空気熱交換器2cへ流れるように冷媒流路を切り替える。一方、四方弁5は、加熱運転時には、圧縮機1から吐出されたガス冷媒を負荷側熱交換器4cへ流れるように冷媒流路を切り替える。すなわち、四方弁5は、本実施の形態に係る冷凍サイクル装置の冷却運転及び加熱運転のいずれかを、直接的に切り替えるものであり、後述する制御回路100の指令に基づいて、冷媒流路を切り替える。
なお、圧縮機1及び絞り装置3の機能は、実施の形態1と同様である。
空気熱交換器出口温度センサー32cは、冷却運転時に、放熱器として機能する空気熱交換器2cの出口側の冷媒の温度である放熱器出口温度Tco1を検出する。
負荷側熱交換器出口温度センサー32dは、加熱運転時に、放熱器として機能する負荷側熱交換器4cの出口側の冷媒の温度である放熱器出口温度Tco2を検出する。
なお、高圧センサー20、低圧センサー21、吐出温度センサー30及び吸入温度センサー31の機能は、実施の形態1と同様である。
制御回路100は、本実施の形態に係る冷凍サイクル装置全体の動作を制御するものであり、圧縮機1の回転制御、及び、四方弁5の冷媒流路切り替え制御等を実施する。また、制御回路100には、高圧センサー20、低圧センサー21、吐出温度センサー30、吸入温度センサー31、空気熱交換器出口温度センサー32c及び負荷側熱交換器出口温度センサー32dが電気的に接続されており、各センサーが検出した検出情報が制御回路100に送信される。
能力表示装置200は、制御回路100に接続されており、後述するように、制御回路100によって算出された蒸発能力Qe及び放熱能力Qcの情報を受信して表示するものである。
なお、空気熱交換器出口温度センサー32c及び負荷側熱交換器出口温度センサー32dは、それぞれ本発明の「熱源側熱交換器出口温度検出手段」及び「負荷側熱交換器出口温度検出手段」に相当する。
(冷凍サイクル装置における冷凍サイクルの基本動作)
次に、図8を参照しながら、本実施の形態に係る冷凍サイクル装置の冷凍サイクルの動作を説明する。
まず、制御回路100が、予め、四方弁5に対して冷媒流路を切り替えさせ、冷却運転を実施する場合の冷凍サイクルの動作について説明する。
低温低圧のガス状態の一次側冷媒が圧縮機1によって圧縮され、高温高圧状態となって吐出される。圧縮機1から吐出された高温高圧の冷媒は、四方弁5を経由して、空気熱交換器2cへ流入する。空気熱交換器2cへ流入した高温高圧の冷媒は、室外空気等に対して放熱する。空気熱交換器2cを流出した高圧の冷媒は、絞り装置3へ流入し、膨張及び減圧されて、低温低圧の気液二相冷媒となる。絞り装置3から流出した気液二相冷媒は、負荷側熱交換器4cへ流入する。負荷側熱交換器4cへ流入した気液二相冷媒は、水を冷却して蒸発し、低温低圧のガス冷媒となる。負荷側熱交換器4cから流出したガス冷媒は、四方弁5を経由して、圧縮機1へ吸入され、再び圧縮される。
次に、制御回路100が、予め、四方弁5に対して冷媒流路を切り替えさせ、加熱運転を実施する場合の冷凍サイクルの動作について説明する。
低温低圧のガス状態の一次側冷媒が圧縮機1によって圧縮され、高温高圧状態となって吐出される。圧縮機1から吐出された高温高圧の冷媒は、四方弁5を経由して、負荷側熱交換器4cへ流入する。負荷側熱交換器4cへ流入した高温高圧の冷媒は、水に対して放熱し加熱する。負荷側熱交換器4cを流出した高圧の冷媒は、絞り装置3へ流入し、膨張及び減圧されて、低温低圧の気液二相冷媒となる。絞り装置3から流出した気液二相冷媒は、空気熱交換器2cへ流入する。空気熱交換器2cへ流入した気液二相冷媒は、室外空気等から吸熱して蒸発し、低温低圧のガス冷媒となる。空気熱交換器2cから流出したガス冷媒は、四方弁5を経由して、圧縮機1へ吸入され、再び圧縮される。
(冷却能力の算出処理)
次に、実施の形態1における図2及び図3を参照しながら、冷却運転時において、負荷側熱交換器4cにおける水への冷却能力、すなわち、冷凍サイクルの冷媒側の蒸発能力Qe[kJ/s]を算出する処理を説明する。なお、蒸発能力Qeの算出処理については、実施の形態1に係る冷凍サイクル装置の処理と相違する点を中心に説明する。
(S1)
制御回路100は、高圧センサー20によって検出された圧縮機吐出圧力Pd、低圧センサー21によって検出された圧縮機吸入圧力Ps、吸入温度センサー31によって検出された圧縮機吸入温度Ts、及び、空気熱交換器出口温度センサー32cによって検出された放熱器出口温度Tco1を受信する。
(S5)
制御回路100は、蒸発器として機能している負荷側熱交換器4cの入口側の冷媒の蒸発器入口比エンタルピーhei[kJ/kg]、及び、出口側の冷媒の蒸発器出口比エンタルピーheo[kJ/kg]を算出する。まず、制御回路100は、受信した圧縮機吐出圧力Pd及び放熱器出口温度Tco1に基づいて、所定の冷媒の物性式から、蒸発器入口比エンタルピーhei[kJ/kg]を算出する(実施の形態1における式(4))。そして、制御回路100は、受信した圧縮機吸入圧力Ps及び圧縮機吸入温度Tsに基づいて、所定の冷媒の物性式から、蒸発器出口比エンタルピーheo[kJ/kg]を算出する(実施の形態1における式(5))。
なお、ステップS2〜ステップS4、ステップS6及びステップS7の処理は、実施の形態1と同様である。
(加熱能力の算出処理)
次に、実施の形態2における図6及び図7を参照しながら、加熱運転時において、負荷側熱交換器4cにおける水への加熱能力、すなわち、冷凍サイクルの冷媒側の放熱能力Qc[kJ/s]を算出する処理を説明する。なお、放熱能力Qcの算出処理については、実施の形態2に係る冷凍サイクル装置の処理と相違する点を中心に説明する。
(S11)
制御回路100は、高圧センサー20によって検出された圧縮機吐出圧力Pd、低圧センサー21によって検出された圧縮機吸入圧力Ps、吐出温度センサー30によって検出された圧縮機吐出温度Td、吸入温度センサー31によって検出された圧縮機吸入温度Ts、及び、負荷側熱交換器出口温度センサー32dによって検出された放熱器出口温度Tco2を受信する。
(S15)
制御回路100は、放熱器として機能している負荷側熱交換器4cの入口側の冷媒の放熱器入口比エンタルピーhci[kJ/kg]、及び、出口側の冷媒の放熱器出口比エンタルピーhco[kJ/kg]を算出する。まず、制御回路100は、受信した圧縮機吐出圧力Pd及び圧縮機吐出温度Tdに基づいて、所定の冷媒の物性式から、放熱器入口比エンタルピーhci[kJ/kg]を算出する(実施の形態2における式(8))。そして、制御回路100は、受信した圧縮機吐出圧力Pd及び放熱器出口温度Tco2に基づいて、所定の冷媒の物性式から、放熱器出口比エンタルピーhco[kJ/kg]を算出する(実施の形態2における式(9))。
なお、ステップS12〜ステップS14、ステップS16及びステップS17の処理は、実施の形態2と同様である。
(実施の形態3の効果)
以上の構成のように、本実施の形態に係る冷凍サイクル装置は、高価な超音波型流量センサーを用いることなく、安価な圧力センサー及び温度センサーのみから冷凍サイクル装置の能力(本実施の形態においては冷却能力及び加熱能力)を求めることができる。
また、四方弁5による冷媒流路が切り替えられることによって、冷却運転又は加熱運転に切り替わって冷媒の流れ方向が逆となり、絞り装置3の出入口が逆転しても、能力を算出するための各センサーを取り付け直す作業を必要とすることがなく冷凍サイクル装置の能力を求めることができる。
また、能力表示装置200によって、制御回路100によって算出されたリアルタイムの冷却能力及び加熱能力が表示されるので、ユーザーは現在の冷凍サイクル装置の冷却能力を簡単に知ることができる。
なお、本実施の形態において負荷側熱交換器4cを水−冷媒熱交換器としているが、これに限定されるものではなく、空調対象空間を冷房又は暖房するための空気熱交換器としてもよい。
また、実施の形態1の図4で示されるように、水入口温度センサー33及び水出口温度センサー34を備えることによって、負荷側熱交換器4cを流れる水の流量を算出することができる。このとき、制御回路100は、算出した水の流量の情報を能力表示装置200に送信し、能力表示装置200は、その水の流量を表示する。これによって、ユーザーは、現在の負荷側熱交換器2bにおける水の流量を知ることができ、適正な水の流量が流れているかを確認することができる。
なお、水の流量が所定流量よりも低下した場合、配管の詰まり等の異常が発生しているとして、能力表示装置200は、その異常の旨を表示するものとしてもよい。
1 圧縮機 2a 空気熱交換器、2b 負荷側熱交換器、2c 空気熱交換器、3 絞り装置、4a 負荷側熱交換器、4b 空気熱交換器、4c 負荷側熱交換器、5 四方弁、20 高圧センサー、21 低圧センサー、30 吐出温度センサー、31 吸入温度センサー、32a 空気熱交換器出口温度センサー、32b 負荷側熱交換器出口温度センサー、32c 空気熱交換器出口温度センサー、32d 負荷側熱交換器出口温度センサー、33 水入口温度センサー、34 水出口温度センサー、100 制御回路、200 能力表示装置。

Claims (11)

  1. 冷媒を圧縮する圧縮機、放熱器として機能する熱源側熱交換器、冷媒を膨張させる膨張装置、及び、蒸発器として機能する負荷側熱交換器が順に冷媒配管によって接続されて構成された冷凍サイクルと、
    前記圧縮機の冷媒の吐出圧力を検出する高圧検出手段と、
    前記圧縮機の冷媒の吸入圧力を検出する低圧検出手段と、
    前記圧縮機の冷媒の吸入温度を検出する吸入温度検出手段と、
    前記熱源側熱交換器の出口側の冷媒の温度である第1放熱器出口温度を検出する熱源側熱交換器出口温度検出手段と、
    装置全体の動作を制御する制御回路と、
    を備え、
    該制御回路は、
    前記負荷側熱交換器において冷媒に外部から吸熱させる冷却運転を実施し、
    前記高圧検出手段によって検出された前記吐出圧力、前記低圧検出手段によって検出された前記吸入圧力、前記吸入温度検出手段によって検出された前記吸入温度、及び、前記熱源側熱交換器出口温度検出手段によって検出された前記第1放熱器出口温度に基づいて、前記冷凍サイクルの能力である前記負荷側熱交換器の蒸発能力を算出する
    ことを特徴とする冷凍サイクル装置。
  2. 冷媒を圧縮する圧縮機、蒸発器として機能する熱源側熱交換器、冷媒を膨張させる膨張装置、及び、放熱器として機能する負荷側熱交換器が順に冷媒配管によって接続されて構成された冷凍サイクルと、
    前記圧縮機の冷媒の吐出圧力を検出する高圧検出手段と、
    前記圧縮機の冷媒の吸入圧力を検出する低圧検出手段と、
    前記圧縮機の冷媒の吐出温度を検出する吐出温度検出手段と、
    前記圧縮機の冷媒の吸入温度を検出する吸入温度検出手段と、
    前記負荷側熱交換器の出口側の冷媒の温度である第2放熱器出口温度を検出する負荷側熱交換器出口温度検出手段と、
    装置全体の動作を制御する制御回路と、
    を備え、
    該制御回路は、
    前記負荷側熱交換器において冷媒に外部へ放熱させる加熱運転を実施し、
    前記高圧検出手段によって検出された前記吐出圧力、前記低圧検出手段によって検出された前記吸入圧力、前記吐出温度検出手段によって検出された前記吐出温度、前記吸入温度検出手段によって検出された前記吸入温度、及び、前記負荷側熱交換器出口温度検出手段によって検出された前記第2放熱器出口温度に基づいて、前記冷凍サイクルの能力である前記負荷側熱交換器の放熱能力を算出する
    ことを特徴とする冷凍サイクル装置。
  3. 冷媒を圧縮する圧縮機、該圧縮機から吐出された冷媒の流路を切り替える四方弁、冷媒の熱交換を実施する熱源側熱交換器、冷媒を膨張させる膨張装置、及び、冷媒の熱交換を実施する負荷側熱交換器が冷媒配管によって接続されて構成された冷凍サイクルと、
    前記圧縮機の冷媒の吐出圧力を検出する高圧検出手段と、
    前記圧縮機の冷媒の吸入圧力を検出する低圧検出手段と、
    前記圧縮機の冷媒の吐出温度を検出する吐出温度検出手段と、
    前記圧縮機の冷媒の吸入温度を検出する吸入温度検出手段と、
    前記熱源側熱交換器が放熱器として機能する冷却運転において、前記熱源側熱交換器の出口側の冷媒の温度である第1放熱器出口温度を検出する熱源側熱交換器出口温度検出手段と、
    前記負荷側熱交換器が放熱器として機能する加熱運転において、前記負荷側熱交換器の出口側の冷媒の温度である第2放熱器出口温度を検出する負荷側熱交換器出口温度検出手段と、
    装置全体の動作を制御する制御回路と、
    を備え、
    該制御回路は、
    前記圧縮機から吐出された冷媒が前記熱源側熱交換器に流入されるように前記四方弁に冷媒流路を切り替えさせた状態で前記冷却運転を実施している場合、前記高圧検出手段によって検出された前記吐出圧力、前記低圧検出手段によって検出された前記吸入圧力、前記吸入温度検出手段によって検出された前記吸入温度、及び、前記熱源側熱交換器出口温度検出手段によって検出された前記第1放熱器出口温度に基づいて、前記冷凍サイクルの能力である前記負荷側熱交換器の蒸発能力を算出し、
    前記圧縮機から吐出された冷媒が前記負荷側熱交換器に流入されるように前記四方弁に冷媒流路を切り替えさせた状態で前記加熱運転を実施している場合、前記高圧検出手段によって検出された前記吐出圧力、前記低圧検出手段によって検出された前記吸入圧力、前記吐出温度検出手段によって検出された前記吐出温度、前記吸入温度検出手段によって検出された前記吸入温度、及び、前記負荷側熱交換器出口温度検出手段によって検出された前記第2放熱器出口温度に基づいて、前記冷凍サイクルの能力である前記負荷側熱交換器の放熱能力を算出する
    ことを特徴とする冷凍サイクル装置。
  4. 前記制御回路は、
    前記高圧検出手段によって検出された前記吐出圧力、前記低圧検出手段によって検出された前記吸入圧力、前記吸入温度検出手段によって検出された前記吸入温度、前記圧縮機の回転数、及び、該圧縮機のストロークボリュームに基づいて、前記冷凍サイクルの冷媒循環量を算出し、
    前記高圧検出手段によって検出された前記吐出圧力、及び、前記熱源側熱交換器出口温度検出手段によって検出された前記第1放熱器出口温度に基づいて、前記負荷側熱交換器の入口側の冷媒の比エンタルピーである蒸発器入口比エンタルピーを導出し、
    前記低圧検出手段によって検出された前記吸入圧力、及び、前記吐出温度検出手段によって検出された前記吐出温度に基づいて、前記負荷側熱交換器の出口側の冷媒の比エンタルピーである蒸発器出口比エンタルピーを導出し、
    前記冷媒循環量、前記蒸発器入口比エンタルピー及び前記蒸発器出口比エンタルピーに基づいて、前記蒸発能力を算出する
    ことを特徴とする請求項1又は請求項3記載の冷凍サイクル装置。
  5. 前記制御回路は、
    前記高圧検出手段によって検出された前記吐出圧力、前記低圧検出手段によって検出された前記吸入圧力、前記吸入温度検出手段によって検出された前記吸入温度、前記圧縮機の回転数、及び、該圧縮機のストロークボリュームに基づいて、前記冷凍サイクルの冷媒循環量を算出し、
    前記高圧検出手段によって検出された前記吐出圧力、及び、前記吐出温度検出手段によって検出された前記吐出温度に基づいて、前記負荷側熱交換器の入口側の冷媒の比エンタルピーである放熱器入口比エンタルピーを導出し、
    前記高圧検出手段によって検出された前記吐出圧力、及び、前記負荷側熱交換器出口温度検出手段によって検出された前記第2放熱器出口温度に基づいて、前記負荷側熱交換器の出口側の冷媒の比エンタルピーである放熱器出口比エンタルピーを導出し、
    前記冷媒循環量、前記放熱器入口比エンタルピー及び前記放熱器出口比エンタルピーに基づいて、前記放熱能力を算出する
    ことを特徴とする請求項2又は請求項3記載の冷凍サイクル装置。
  6. 前記制御回路は、
    前記低圧検出手段によって検出された前記吸入圧力、及び、前記吸入温度検出手段によって検出された前記吸入温度に基づいて、前記圧縮機に吸入される冷媒の比容積を導出し、
    前記高圧検出手段によって検出された前記吐出圧力、前記低圧検出手段によって検出された前記吸入圧力、及び、前記回転数に基づいて、前記圧縮機の体積効率を導出し、
    前記比容積、前記体積効率、前記回転数及び前記ストロークボリュームに基づいて、前記冷媒循環量を算出する
    ことを特徴とする請求項4又は請求項5記載の冷凍サイクル装置。
  7. 前記負荷側熱交換器は、水と冷媒との熱交換を実施する水−冷媒熱交換器である
    ことを特徴とする請求項1〜請求項6のいずれか一項に記載の冷凍サイクル装置。
  8. 前記負荷側熱交換器を流通する水の入口側の水温である水入口温度を検出する水入口温度検出手段と、
    前記負荷側熱交換器を流通する水の出口側の水温である水出口温度を検出する水出口温度検出手段と、
    前記制御回路は、前記水入口温度検出手段によって検出された前記水入口温度、前記水出口温度検出手段によって検出された前記水出口温度、及び、前記冷凍サイクルの前記能力に基づいて、前記負荷側熱交換器を流通する水流量を算出する
    ことを特徴とする請求項1〜請求項7のいずれか一項に記載の冷凍サイクル装置。
  9. 前記制御回路によって算出された前記冷凍サイクルの前記能力を表示する表示装置を備えた
    ことを特徴とする請求項1〜請求項8のいずれか一項に記載の冷凍サイクル装置。
  10. 前記制御回路によって算出された前記水流量を表示する表示装置を備えた
    ことを特徴とする請求項8記載の冷凍サイクル装置。
  11. 前記制御回路は、算出した前記水流量についての異常の有無を判定し、異常があると判定した場合、その旨を前記表示装置に表示させる
    ことを特徴とする請求項10記載の冷凍サイクル装置。
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