JP2012233858A - ステッピングモータ制御回路及びアナログ電子時計 - Google Patents

ステッピングモータ制御回路及びアナログ電子時計 Download PDF

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Abstract

【課題】高速な逆転駆動を可能にする。
【解決手段】逆転駆動パルスPgは第1パルスP1と、第1パルスP1に連続すると共に第1パルスP1とは逆極性の第2パルスP2とによって構成されており、ロータ202の磁極軸Aが正転方向最寄りの切り欠き部205を超える位置まで正転するように第1パルスP1で正転駆動した後、磁極軸Aが安定静止位置θ0を越える位置まで第2パルスP2で逆転駆動し、第1区間T1、第2区間T2において、コイル209と直列に検出抵抗を接続することによってロータ202に対する制動力を抑制すると共に回転検出を行う。
【選択図】 図2

Description

本発明は、ステッピングモータ制御回路及び前記ステッピングモータ制御回路を用いたアナログ電子時計に関する。
従来から、ロータ収容孔及びロータの安定静止位置を決める複数の位置決め部を有するステータと、前記ロータ収容孔内に配設されたロータと、前記ステータに巻回されたコイルとを有するステッピングモータがアナログ電子時計等に使用されている。
前記ステッピングモータを回転駆動する場合、極性の異なる駆動パルスで交互に前記コイルを駆動して前記ステータに磁束を発生させることによって前記ロータを回転させると共に、前記ロータの磁極軸が前記位置決め部から最も離れた前記安定静止位置で静止するように180度ずつ回転する。
前記ロータを正転させる場合には、各極性毎に、実質的に1つの駆動パルス(単一の矩形波パルス又は、同極性の複数の櫛歯状パルスによって構成された一組の駆動パルス)で駆動する。
一方、前記ロータを逆転させる場合には、極性の異なる3つのパルスによって構成された1つの逆転駆動パルスを用いてロータを逆転させている(例えば、特許文献1参照)。
図6(b)は、特許文献1に記載された従来のステッピングモータを逆転させる場合の駆動タイミングを示す図である。
図6(b)において、逆転駆動パルスPgjは、第1パルスP1j、第1パルスとは逆極性の第2パルスP2j、第2パルスとは逆極性(第1パルスP1jと同極性)の第3パルスP3jから構成されている。第1パルスP1j〜第3パルスP3jは時間的に連続したパルスである。第3パルスP3j終了直後に、ステッピングモータの回転を検出する区間である検出区間Tjが設けられている。
以下、前記逆転駆動パルスPgjによってステッピングモータを逆転する動作を説明するが、ステッピングモータの構成は、本願発明で使用するステッピングモータと同一構成であるため、本願発明の説明図である図2〜4のステッピングモータ105を用いて説明する。
図2において、初期状態として、ロータ202の磁極軸Aはロータ202の安定静止位置を決めるための内ノッチ204、205から最も離れた静止安定位置(角度θ0位置)に位置して静止している。
この状態から、ロータ202を逆方向(時計回り方向)に回転(逆転)駆動する場合、先ず、図6(b)のパルスP1jを第1端子OUT1、第2端子OUT2に供給してコイル209を駆動することにより、コイル209に励磁電流を流してステータ201に矢印方向の磁束を発生させる。これにより、ステータ201の磁束とロータ202の磁極との反発力により、磁極軸Aが内ノッチ205直前まで来るようにロータ202を正方向(反時計回り方向)に回転(正転)させる。
次に、端子OUT1、OUT2にパルスP2jを印加し、ステータ201の磁束とロータ202の磁極との吸引力によって、磁極軸Aがステータ201に磁束が生じる方向(水平磁極方向:X軸)を越えた位置まで来るようにロータ202を逆転させる。
次に、端子OUT1、OUT2にパルスP3jを印加し、ステータ201の磁束とロータ202の磁極との反発力によって、磁極軸Aを更に内ノッチ204を越えて逆転させる。磁極軸Aが鉛直方向(X軸と直交する方向)に到達後、ステータ201とロータ202の磁極の吸引によって制動をかけ、磁極軸Aが角度θ1位置となる位置でロータ202は安定的に静止する。これにより、180度の逆転動作が完了する。
尚、パルスP3jによる駆動終了直後にロータ202の回転状況を検出する検出区間Tjが設けられており、検出区間Tjにおいてロータ202の回転によって発生する誘起信号VRsを検出し、前記誘起信号VRsが所定の基準電圧を超えるか否かによってロータ202が回転したか否かを判定する。回転したか否かの判定結果に基づいて、エネルギの大きいパルスに変更して駆動する等のパルス制御が行われる。
次の逆転動作時は、前記逆転駆動パルスPgjとは逆極性の逆転駆動パルスPgjによる駆動が行われる。これにより、磁極軸Aが図2〜4の角度θ0位置まで逆転して静止することになる。このように異なる極性の逆転駆動パルスによって交互に逆転駆動することにより、180度ずつの逆転動作が継続して行なわれる。
以上のようにして逆転動作が可能であるが、逆転駆動パルスPgjが3つのパルスP1j、P2j、P3jによって構成されているため、逆転駆動パルスPgjの総パルス長が長くなり、短い周期での駆動(高速駆動)ができない。したがって、アナログ電子時計の場合には高速運針ができないという問題がある。また、駆動期間が長くなるため、消費電力が大きくなるという問題がある。また、パルスP3jによって制動がかかるため、逆転し難いという問題がある。
特開昭55−33642号公報
本発明は、前記問題点に鑑み成されたもので、高速な逆転駆動を可能にすることを課題としている。
また、本発明は、不要な制動がかからないようにして、逆転し易くすることを課題としている。
本発明によれば、ロータ収容孔及びロータの安定静止位置を決める複数の位置決め部を有するステータと、前記ロータ収容孔内に配設されたロータと、前記ステータに巻回されたコイルとを有するステッピングモータを制御するために、前記ロータの回転状況に応じた駆動パルスで前記コイルを駆動することにより前記ロータを回転させると共に、前記ロータの磁極軸が前記複数の位置決め部から最も離れた前記安定静止位置に静止するように回転駆動する制御手段と、前記駆動パルスによる駆動直後に設けられた検出区間において前記ロータの回転によって発生する誘起信号に基づいて前記ロータの回転状況を検出する回転検出手段とを備えたステッピングモータ制御回路において、前記駆動パルスは、前記ロータを所定の逆転方向に回転させる逆転駆動パルスの場合、第1パルスと、前記第1パルスに連続すると共に前記第1パルスとは逆極性の第2パルスによって構成されて成り、前記制御手段は、前記ロータの磁極軸が正転方向最寄りの位置決め部を超える位置まで正転するように前記第1パルスで正転駆動した後、前記磁極軸が前記安定静止位置を越える位置まで前記第2パルスで逆転駆動し、前記回転検出手段は、前記第2パルスによる駆動直後に設けられた前記検出区間において、前記コイルと直列に検出抵抗を接続することによって前記ロータに対する制動力を抑制すると共に前記ロータの回転によって前記検出抵抗に生じる誘起信号に基づいて前記ロータの回転状況を検出することを特徴とするステッピングモータ制御回路が提供される。
また、本発明によれば、時刻針を回転駆動するステッピングモータと、前記ステッピングモータを制御するステッピングモータ制御回路とを有するアナログ電子時計において、前記ステッピングモータ制御回路として前記ステッピングモータ制御回路を用いたことを特徴とするアナログ電子時計が提供される。
本発明に係るステッピングモータ制御回路によれば、ステッピングモータを高速に逆転駆動することができる。また、不要な制動がかからないため、逆転し易くなるという効果を奏する。
また、本発明に係るアナログ電子時計によれば、高速な逆転運針駆動が可能になる。また、不要な制動がかからないため、逆転運針が容易になるという効果を奏する。
本発明の実施の形態に係るアナログ電子時計のブロック図である。 本発明の実施の形態に係るアナログ電子時計に使用するステッピングモータの動作説明図である。 本発明の実施の形態に係るアナログ電子時計に使用するステッピングモータの動作説明図である。 本発明の実施の形態に係るアナログ電子時計に使用するステッピングモータの動作説明図である。 本発明の実施の形態に係るステッピングモータ制御回路及びアナログ電子時計の部分詳細回路図である。 本発明の実施の形態及び従来のステッピングモータ制御回路及びアナログ電子時計の駆動波形図である。 本発明の実施の形態に係るステッピングモータ制御回路及びアナログ電子時計のタイミング図である。 本発明の実施の形態に係るステッピングモータ制御回路及びアナログ電子時計の前提となる動作を説明する判定チャートである。
図1は、本発明の実施の形態に係るステッピングモータ制御回路を用いたアナログ電子時計のブロック図であり、アナログ電子腕時計の例を示している。各図において、同一部分には同一符号を付している。
図1において、アナログ電子時計は、所定周波数の信号を発生する発振回路101、発振回路101で発生した信号を分周して計時の基準となる時計信号を発生する分周回路102、電子時計を構成する各電子回路要素の制御や駆動パルス変更等のパルス制御をはじめとする各種制御を行う制御回路103、制御回路103からの制御信号に基づいてモータ回転駆動用の駆動パルスを選択し出力する駆動パルス選択回路104、駆動パルス選択回路104からの駆動パルスによって回転駆動されるステッピングモータ105、ステッピングモータ105によって回転駆動され時刻を表示するための時刻針(図1の例では時針107、分針108、秒針109の3種類)を有するアナログ表示部106を備えている。
また、アナログ電子時計は、ステッピングモータ105の回転自由振動によって発生する誘起信号VRsのうち所定の基準しきい電圧Vcompを超える検出信号VRsを所定の検出区間において検出する回転検出回路110、回転検出回路110が検出した基準しきい電圧Vcompを超える誘起信号VRsの検出時刻と検出した区間とを比較して、誘起信号VRsがどの区間において検出されたのかを判別する検出判別回路111を有している。
分周回路102は発振回路101からの所定周波数の信号を分周して計時の基準となる時計信号を出力する。制御回路103は、前記時計信号に基づいて現在時刻を計時し、所定周期で駆動パルス選択回路104に制御信号を出力する。駆動パルス選択回路104は制御回路103からの制御信号に応答して、前記制御信号に対応する駆動パルスでステッピングモータ105を回転駆動する。
図2〜4は、本実施の形態におけるステッピングモータ105の動作説明図である。ステッピングモータ105自体は時計用に用いられる周知の構成のものである。
図2〜4において、ステッピングモータ105は、ロータ収容孔であるロータ収容用貫通孔203を有するステータ201、ロータ収容用貫通孔203に回転可能に配設されたロータ202、ステータ201と接合された磁心208、磁心208に巻回されたコイル209を備えている。ステッピングモータ105をアナログ電子時計に用いる場合には、ステータ201及び磁心208はネジ(図示せず)によって地板(図示せず)に固定され、互いに接合される。コイル201は、第1端子OUT1、第2端子OUT2を有している。
ロータ202は、2極(S極及びN極)に着磁されている。磁性材料によって形成されたステータ201の外端部には、ロータ収容用貫通孔203を挟んで対向する位置に複数(本実施の形態では2個)の切り欠き部(外ノッチ)206、207が設けられている。各外ノッチ206、207とロータ収容用貫通孔203間には可飽和部210、211が設けられている。
可飽和部210、211は、ロータ202の磁束によっては磁気飽和せず、コイル209が励磁されたときに磁気飽和して磁気抵抗が大きくなるように構成されている。ロータ収容用貫通孔203は、輪郭が円形の貫通孔の対向部分に複数(本実施の形態では2つ)の半月状の切り欠き部(内ノッチ)204、205を一体形成した円孔形状に構成されている。
切り欠き部204、205は、ロータ202が安定して停止する位置(安定静止位置)を決めるための位置決め部を構成している。コイル209が励磁されていない状態では、ロータ202は、図2〜4に示すように前記位置決め部に対応する位置、即ち、ロータ202の磁極軸Aが切り欠き部204、205から最も離れた安定静止位置、換言すれば、ロータ202の磁極軸Aが切り欠き部204、205を結ぶ線分と直交するような位置(角度θ0位置)に安定して静止している。尚、ロータ202の回転軸(回転中心)を中心とするXY座標空間を4つの象限(第1象限I〜第4象限IV)に区分している。
いま、駆動パルス選択回路104から一方の極性の矩形波の正転駆動パルスをコイル209の端子OUT1、OUT2間に供給して(例えば、第1端子OUT1側を正極、第2端子OUT2側を負極)、図2〜4の矢印方向に電流iを流すと、ステータ201には破線矢印方向に磁束が発生する。
これにより、可飽和部210、211が飽和して磁気抵抗が大きくなり、その後、ステータ201に生じた磁極とロータ202の磁極との相互作用によって、ロータ202は図2の矢印方向に180度回転し、磁極軸Aが角度θ1の安定静止位置で安定して静止する。尚、ステッピングモータ105を回転駆動することによって通常動作(本実施の形態ではアナログ電子時計であるため運針動作)を行わせるための回転方向(図2〜4では反時計回り方向)を正方向とし、その逆(時計回り方向)を逆方向としている。
次に、駆動パルス選択回路104から、逆極性の矩形波の正転駆動パルスをコイル209の端子OUT1、OUT2に供給して(前記駆動とは逆極性となるように、第1端子OUT1側を負極、第2端子OUT2側を正極)、図2〜4の反矢印方向に電流を流すと、ステータ201には反破線矢印方向に磁束が発生する。これにより、可飽和部210、211が先ず飽和し、その後、ステータ201に生じた磁極とロータ202の磁極との相互作用によって、ロータ202は前記と同一方向に180度回転し、磁極軸Aが角度θ0の安定静止位置で安定して静止する。
以後、このように、コイル209に対して極性の異なる信号(交番信号)を供給することによって、前記動作が繰り返し行われて、ロータ202を180度ずつ矢印方向に連続的に正転させることができるように構成されている。ステッピングモータ105を正転駆動することにより、アナログ表示部106の時刻針107〜109を正転駆動して現在時刻を随時表示する。
一方、ロータ202を逆転させる(時計回り方向に回転させる)場合は、詳細は後述するが、逆転駆動パルスPgを端子OUT1、OUT2に供給することによって駆動する。続けて、ロータ202を逆転させる場合は、直前に供給した逆転駆動パルスPgとは逆極性の逆転駆動パルスPgを端子OUT1、OUT2に供給することによって駆動する。以後、これを繰り返すことによって継続して逆転駆動が行われる。
また、ステッピングモータ105を逆転駆動することにより、アナログ表示部106の時刻針107〜109を逆転駆動して正時位置に帰零させる等の動作を行わせることができる。
ステッピングモータ105が回転駆動によって回転したか否かを、駆動パルスによる駆動直後に設けられた検出区間Tにおいて検出する。検出区間Tは、正転駆動時には1つの区間に設定され又、逆転区同時には後述するように2つの区間に区分されている。尚、正転駆動時の検出区間Tを複数区間に区分して検出するように構成してもよい。
回転検出回路110はステッピングモータ105駆動直後に、ステッピングモータ105の自由振動によって発生する基準しきい電圧Vcompを超える誘起信号VRsを検出し、検出判別回路111は逆転時に前記誘起信号VRsが検出区間のどの区間に属するかを判定する。
検出判別回路111は、正転駆動時には、回転検出回路110が検出区間T内で基準しきい電圧Vcompを超える誘起信号VRsを検出したか否かを判定し、判定結果(検出区間T内で基準しきい電圧Vcompを超える誘起信号VRsが検出されていれば「1」、検出されていない場合は「0」)を表す信号を制御回路103に出力する。検出判別回路111は、正転時には、どの区間で発生したかの判別を行わない。
また、検出判別回路111は、逆転駆動時には、回転検出回路110が区間T1、T2のいずれの区間内で基準しきい電圧Vcompを超える誘起信号VRsを検出したか否かを判定し、判定結果(区間T1、T2内で基準しきい電圧Vcompを超える誘起信号VRsが検出されていれば「1」、検出されていない場合は「0」)を表す信号を制御回路103に出力する。
制御回路103は、回転検出回路110及び検出判別回路111による検出結果に基づいて、ステッピングモータ105が回転したか否か等の回転状況を判定し、判定結果に応じて駆動パルス選択回路104に制御信号を出力し、より大きなエネルギの駆動パルスによって駆動するように駆動パルス選択回路104を制御する等のパルス制御を行う。駆動パルス選択回路104は前記制御信号に応じた駆動パルスによってステッピングモータ105を回転駆動する。
図6(a)は、本実施の形態における逆転駆動時の駆動波形図である。図6(a)において、ロータ202を逆転駆動するための逆転駆動パルスPgは、第1パルスP1と、第1パルスP1に連続すると共に第1パルスP1とは逆極性の第2パルスP2とによって構成されている。第2パルスP2終了直後に、ロータ202が逆転したか否かを検出するための検出区間Tが設けられている。検出区間Tは、2つの区間(所定時間幅の第1区間T1と、第1区間T1終了後に連続して設けられた第2区間T2)に区分されている。
パルスP1、P2の幅は、図6(a)、(b)では異なっているが、図6(a)、(b)における検出区間Tの長さは同じに構成されている。したがって、本実施の形態で使用する逆転駆動パルスPgは従来の逆転駆動パルスPgjよりも時間幅が短い駆動パルスとなっている。
ステッピングモータ105を逆転駆動する場合、制御回路103が、図6(a)に示す2つのパルス(第1パルスP1、第2パルスP2)によって構成された逆転駆動パルスPgでステッピングモータ105を駆動するように制御信号を出力する。この場合、パルス選択回路104は、先ず第1パルスP1でステッピングモータ105を駆動し、次に第2パルスP2でステッピングモータ105を駆動する。第1パルスP1と第2パルスP2の時間幅の合計は、図6(b)の逆転駆動パルスPgjを構成するパルスP1j〜P3jの時間幅の和よりも小さくなるように構成されている。これにより、高速駆動や低消費電力化を可能にしている。
駆動パルス選択回路104が前記制御信号に応答して図6(a)の逆転駆動パルスPgを用いてステッピングモータ105を逆転駆動した後、回転検出回路110が逆転駆動終了直後に設けられた検出区間Tにおいて回転検出動作を行い、検出判別回路111が2つの区間T1、T2において基準しきい電圧Vcompを越える誘起信号が検出されたか否かの判定を行う。
制御回路103は、各区間T1、T2において検出された誘起信号VRsのパターン(第1区間T1の判定値、第2区間T2の判定値)に基づいてステッピングモータ105の回転状況を判定する。
制御回路103は、検出判別回路111の判定結果に基づいて、ステッピングモータ105が回転しなかったと判定した場合には、第1パルスP1や第2パルスP2を幅広(エネルギの大きい)にした逆転駆動パルスPgで強制的に回転駆動する。
尚、発振回路101及び分周回路102は信号発生手段を構成し、アナログ表示部106は時刻表示手段を構成し、回転検出回路110は回転検出手段を構成している。制御回路103、駆動パルス選択回路104及び検出判別回路111は制御手段を構成している。
図5は、本発明の実施の形態に係るステッピングモータ制御回路及びアナログ電子時計の部分詳細回路図で、駆動パルス選択回路104及び回転検出回路110の部分詳細回路図である。
スイッチ制御回路303は、正転駆動時又は逆転駆動時、制御回路103から供給される制御信号Viに応答して、トランジスタQ2、Q3を同時にオン状態とする、あるいは、トランジスタQ1、Q4を同時にオン状態とすることによってコイル209に対して正方向あるいは逆方向に電流を供給し、これによってステッピングモータ105を回転駆動する。また、回転検出時は、トランジスタQ3〜Q3をオン状態、オフ状態、スイッチング状態のいずれかに制御して、検出抵抗301又は302に誘起信号VRsが発生するように制御する。
トランジスタQ1、Q2は駆動パルス選択回路104の構成要素であり又、トランジスタQ5、Q6及び検出抵抗301、302は回転検出回路110の構成要素である。また、トランジスタQ3、Q4は駆動パルス選択回路104及び回転検出回路110の双方に兼用される構成要素である。尚、検出抵抗301、302は抵抗値が同一の素子であり、検出素子を構成している。
ステッピングモータ105を正転駆動する場合、正転主駆動パルスによってトランジスタQ2、Q3をオン状態に駆動することにより、ステッピングモータ105のコイル209に矢印方向の駆動電流iを供給する。これにより、ステッピングモータ105が回転する場合は、ロータ202が正方向に180度回転する。
回転検出回路110は、正転主駆動パルスによって駆動した直後の検出区間Tにおいて、スイッチング制御回路303がトランジスタQ3及びQ6をオンにした状態でトランジスタQ4をスイッチングすることにより、検出抵抗302に発生する誘起信号VRsを検出する。コンパレータ304は、誘起信号VRsと所定の基準しきい電圧Vcompを比較し、誘起信号VRsが基準しきい電圧Vcompを超えるか否か表す検出信号Vsを検出判別回路111に出力する。
ステッピングモータ110が正転したときは基準しきい電圧Vcompを超える誘起信号VRsが発生し、ステッピングモータ110が正転できなかったときは基準しきい電圧Vcompを超える誘起信号VRsが発生しないように基準しきい電圧Vcompは設定されている。
検出判別回路111は、正転駆動時、回転検出回路110が検出区間T内で基準しきい電圧Vcompを超える誘起信号VRsを検出したか否かを判定し、判定結果(検出区間T内で基準しきい電圧Vcompを超える誘起信号VRsが検出されていれば「1」、検出されていない場合は「0」)を表す信号を制御回路103に出力する。
制御回路103は、検出判別回路111の判定結果に基づいて、ステッピングモータ105が回転しなかったと判定した場合には正転主駆動パルスよりもエネルギの大きい補正駆動パルスで駆動して強制的に回転させる。
ステッピングモータを逆転駆動する場合、詳細は後述するが、パルスP1、P2によって構成された逆転駆動パルスPgでステッピングモータ105を駆動し、その直後に、回転検出動作を行う。制御回路103は、2つの区間T1、T2において検出された誘起信号VRsのパターン(第1区間の判定値,第2区間の判定値)に基づいてステッピングモータ105の回転状況を判定する。
図7は、本実施の形態における逆転駆動時のタイミング図である。
また、図8は、本実施の形態において、逆転駆動時の回転状況を判定するための判定チャートである。
以上のように構成された本発明の実施の形態に係るステッピングモータ制御回路及びアナログ電子時計の動作を詳細に説明する。
尚、ステッピングモータ105の正転駆動動作は従来と同じであり、その動作概要は上述したとおりであるため、以下、本実施の形態の特徴である逆転駆動動作について詳細に説明する。
制御回路103からステッピングモータ105を逆転駆動するための制御信号Viが駆動パルス選択回路104に入力されると、駆動パルス選択回路104は前記制御信号Viに応答して、逆転駆動パルスPgによってステッピングモータ105を回転駆動する。
このとき、初期状態としてロータ202が図2の状態に示す静止安定位置(磁極軸Aが複数の最寄りの切り欠き部205から最も離れた位置)θ0にあるものとして以下説明する。
スイッチ制御回路303は先ず、ロータ202を中心として、第1パルスP1によって磁極軸Aを、正転方向最寄りの切り欠き部205(図2では水平磁極方向(X軸方向)との角度がa(図2の例ではaはπ/2に等しい。))と、前記正転方向最寄りの切り欠き部205とステータ201に生じる水平磁極方向の1/2の位置Bとの間の位置まで駆動する。この場合、ロータ202は、ステータ201に生じる磁束とロータ202の磁極との反発力によって前記位置まで正転する。
次にスイッチ制御回路303は、第2パルスP2によって磁極軸Aを、磁極軸Aが前記安定静止位置θ0と、前記安定静止位置θ0と前記水平磁極方向の1/2の位置Cとの間の位置まで逆転駆動する(図3)。この場合、ロータ202は、ステータ201に生じる磁束とロータ202の磁極との反発力によって前記位置まで逆転する。
このように、第1パルスP1による反発力で、磁気ポテンシャル最大点である切り欠き部205を越える位置まで正転させることによってロータ202を大きな速度で正転させた後、第1パルスP1に連続する逆極性の第2パルスP2による反発力で、安定静止位置θ0を越える位置まで逆転させることにより、安定静止位置θ0を越える位置まで大きな速度で逆転させることができる。
次にスイッチ制御回路303は、第2パルスP2の駆動終了に続けて設けられた回転検出区間Tの第1区間T1において、図7に示すように、トランジスタQ3、Q6をオン状態にした状態でトランジスタQ4をスイッチング駆動する。第1区間T1は、図4に示すように、位置Cから水平磁極方向(X軸)までの範囲に設定されている。第1区間T1は、ロータ202の回転を、ロータ202を中心とする第1象限で検出する領域である。
この状態では、検出抵抗302がコイル209に直列接続されることになるため、ロータ202に制動がかからずフリーな状態となる。ロータ202に対する制動力を抑制することが可能になるため、ロータ202は制動によって減速されることなく容易に逆転することができる。ロータ202の自由回転振動によって発生する誘起信号VRsが検出抵抗302に生じる。
第1区間T1に続く第2区間T2においては、スイッチ制御回路303は、図7に示すように、トランジスタQ4、Q5をオン状態にした状態でトランジスタQ3をスイッチング駆動する。第2区間T2は、図4に示すように、水平磁極方向(X軸)から磁気ポテンシャル最大点である切り欠き部204までの範囲に設定されている。第2区間T2は、ロータ202の回転を、ロータ202を中心とする第4象限で検出する領域である。
この状態では、検出抵抗301がコイル209に直列接続されることになるため、ロータ202に制動がかからずフリーな状態となる。したがって、ロータ202は制動を受けないため、制動によって減速されることなく容易に逆転することができる。ロータ202の自由回転振動によって発生する誘起信号VRsが検出抵抗301に生じる。
このように、逆転駆動パルスPgで駆動した直後に検出区間Tを設けており、この検出区間TにおいてトランジスタQ5、Q6がオン状態の時は、検出抵抗301又は302がコイル209と直列接続されるため、ロータ202にかかる制動力を抑制することができる。したがって、ロータ202は減速されることなく逆転することができる。また、第1区間T1と第2区間T2はコイル209に接続する検出抵抗301、302の接続位置を切り換えることによって検出する誘起信号VRsの極性を切り換えるようにして、検出時間を短くすることができる。
前記誘起信号VRsはコンパレータ304によって基準しきい電圧Vcompと比較され、検出判別回路111によって、基準しきい電圧Vcompを超える誘起信号VRsが生じた区間T1、T2が判定される。
図7の例では、誘起信号VRsのパターンは、(1,1)であり、正常に逆転したときに得られるパターンである。制御回路103は、パターン(1,1)が得られたときは正常に逆転したと判定する。
図8は、誘起信号VRsのパターンの内容を判定するための判定チャートである。
図8において、パターン(1,1)は前述したとおりロータ202が正常に逆転したことを表すパターンである。この場合、第1区間T1内では、正常に逆回転方向に回転し、第2区間T2内では、ロータ202の磁極軸Aは水平磁極方向(X軸方向)を越え、正常な逆転動作が行われる。このように、正常逆回転は、第2パルスP2遮断後、第1、第2区間T1、T2を一定以上の速度でロータ202が回転し、基準しきい電圧Vcompを超える誘起信号VRsを得ることができる。
パターン(1,1)以外の場合はロータ202が正常に逆転しなかったことを示しており、ロータ202は、逆転駆動パルスPgでの駆動後に元の安定静止位置に戻ってしまう。非回転状態は、第1パルスP1の駆動力が不足、第2パルスP2遮断後に吸引状態となり第1区間T1の速度低下が発生し、基準しきい電圧Vcompを越える誘起信号VRsが得られない。
例えば、パターン(1,0)の場合、第1区間T1内では、正常に逆回転方向に回転したが、第2区間T2内では、磁極軸Aは水平磁極付近で殆ど停止または基準しきい電圧Vcomp以下の低い誘起信号VRsが発生しながら位置Cから水平磁極方向にゆっくり回転する異常な回転である。
パターン(0,1)の場合、第1区間T1内では、第1パルスP1の駆動力が小さく、第1パルスP1での駆動では磁極軸Aが切り欠き部205まで到達せず、この状態で第2パルスP2による駆動が行われる。この場合、第2パルスP2での駆動によってロータ202に吸引力が働き、安定静止位置θ0方向への異常な回転が行われる。第2区間T2内では、第1パルスP1による切り欠き部205付近の回転と第2パルスP2の吸引回転とのバランスにより、安定静止位置θ0での回転速度が上昇し、基準しきい電圧Vcompを超える高い誘起信号VRsが発する。しかしながら、ロータ202が逆転できるものではなく、異常な回転となる。
また、パターン(0,0)の場合、第1区間T1内では、第1パルスP1の駆動力が小さく、第1パルスP1での駆動では磁極軸Aが切り欠き部205まで到達せずに、第2パルスP2による駆動が行われる。この場合、第2パルスP2での駆動によってロータ202に吸引力が働き、安定静止位置θ0方向への異常な回転が行われるが、ロータ202の回転速度が遅いため、誘起信号VRsは基準しきい電圧Vcompを超えない。第2区間T2内では、ロータ202の振動が減衰してしまい、基準しきい電圧Vcompを超える誘起信号VRsは発生しない。
以上述べたように、本実施の形態に係るステッピングモータ制御回路は、ロータ収容孔203及びロータ202の安定静止位置θ0、θ1を決める複数の切り欠き部204、205を有するステータ201と、ロータ収容孔203内に配設されたロータ202と、ステータ201に巻回されたコイル209とを有するステッピングモータ105を制御するために、ロータ202の回転状況に応じた駆動パルスでコイル209を駆動することによりロータ202を回転させると共に、ロータ202の磁極軸Aが複数の位置決め部204、205から最も離れた安定静止位置θ0、θ1に静止するように回転駆動を行う制御手段と、前記駆動パルスによる駆動直後に設けられた検出区間Tにおいてロータ202の回転によって発生する誘起信号VRsに基づいてロータ202の回転状況を検出する前記回転検出手段とを備えたステッピングモータ制御回路において、前記駆動パルスは、ロータ202を所定の逆転方向に回転させる逆転駆動パルスPgの場合、第1パルスP1と、第1パルスP1に連続すると共に第1パルスP1とは逆極性の第2パルスP2によって構成されて成り、前記制御手段は、ロータ202の磁極軸Aが正転方向最寄りの切り欠き部204、205を超える位置まで正転するように第1パルスP1で正転駆動した後、磁極軸Aが安定静止位置θ0、θ1を越える位置まで第2パルスP2で逆転駆動し、前記回転検出手段は、第2パルスP2による駆動直後に設けられた検出区間Tにおいて、コイル209と直列に検出抵抗301、302を接続することによってロータ202に対する制動力を抑制すると共にロータ202の回転によって検出抵抗301、302に生じる誘起信号VRsに基づいてロータ202の回転状況を検出することを特徴としている。
このように、逆転駆動パルスPgは第1パルスP1と、第1パルスP1に連続すると共に第1パルスP1とは逆極性の第2パルスP2とによって構成され、ロータ202の磁極軸Aが正転方向最寄りの切り欠き部204、205を超える位置まで正転するように第1パルスP1で正転駆動した後、磁極軸Aが安定静止位置θ0を越える位置まで第2パルスP2で逆転駆動し、第1区間T1、第2区間T2において、コイル209と直列に検出抵抗を接続することによってロータ202に対する制動力を抑制すると共に回転を検出するようにしている。
ここで、前記制御手段は、ロータ202を中心として、第1パルスP1によって磁極軸Aを、正転方向最寄りの切り欠き部204、205と、正転方向最寄りの切り欠き部204、205とステータ201に生じる水平磁極方向の1/2との間の位置まで駆動した後、第2パルスP2によって磁極軸Aを、安定静止位置θ0、θ1と、安定静止位置θ0、θ1と前記水平磁極方向の1/2との間の位置まで駆動するように構成することができる。
また、検出区間Tは第1区間T1と第2区間T2を有し、第1区間T1と第2区間T2はコイル209に接続する検出抵抗301、302の接続位置を切り換えることによって検出する誘起信号VRsの極性を切り換えるように構成することができる。
また、ロータ202中心を原点すると共にステータ201に生じる水平磁極方向をX軸として、第1区間T1は第1象限におけるロータ202の回転を検出する区間であり、第2区間T2は第4象限におけるロータ202の回転を検出する区間であるように構成することができる。
また、第1区間T1は第2パルスP2駆動終了位置から水平磁極方向までの区間であり、第2区間T2は前記水平磁極方向から、逆転方向最寄りの位置決め部204、205までの区間であるように構成することができる。
また、前記回転検出手段は、第1区間T1、第2区間T2における誘起信号VRsのパターンが(1,1)のときロータ202が逆転したと判定するように構成することができる。
したがって、ステッピングモータ105を高速に逆転駆動することができる。また、ロータ202に不要な制動がかからないため、逆転し易くなるという効果を奏する。また、従来のパルスP3を必要とせず、駆動期間を短く設定でき、高速運針、低消費電力に対応できる等の効果を奏する。
また、本発明に係るアナログ電子時計によれば、高速な逆転運針駆動が可能になる。また、不要な制動がかからないため、逆転運針が容易になる等の効果を奏する。
尚、時刻針以外にも、カレンダ等を駆動するためのステッピングモータに適用可能である。
また、ステッピングモータの応用例として電子時計の例で説明したが、モータを使用する電子機器に適用可能である。
本発明に係るステッピングモータ制御回路は、ステッピングモータを使用する各種電子機器に適用可能である。
また、本発明に係る電子時計は、カレンダ機能付きアナログ電子腕時計、カレンダ機能付きアナログ電子置時計等の各種カレンダ機能付きアナログ電子時計をはじめ、各種のアナログ電子時計に適用可能である。
101・・・発振回路
102・・・分周回路
103・・・制御回路
104・・・駆動パルス選択回路
105・・・ステッピングモータ
106・・・アナログ表示部
107・・・時針
108・・・分針
109・・・秒針
110・・・回転検出回路
111・・・検出判別回路
201・・・ステータ
202・・・ロータ
203・・・ロータ収容用貫通孔
204、205・・・切り欠き部(内ノッチ)
206、207・・・切り欠き部(外ノッチ)
208・・・磁心
209・・・コイル
210、211・・・可飽和部
301、302・・・検出抵抗
303・・・スイッチ制御回路
304・・・コンパレータ
A・・・磁極軸
OUT1・・・第1端子
OUT2・・・第2端子
Q1〜Q6・・・トランジスタ

Claims (7)

  1. ロータ収容孔及びロータの安定静止位置を決める複数の位置決め部を有するステータと、前記ロータ収容孔内に配設されたロータと、前記ステータに巻回されたコイルとを有するステッピングモータを制御するために、前記ロータの回転状況に応じた駆動パルスで前記コイルを駆動することにより前記ロータを回転させると共に、前記ロータの磁極軸が前記複数の位置決め部から最も離れた前記安定静止位置に静止するように回転駆動する制御手段と、前記駆動パルスによる駆動直後に設けられた検出区間において前記ロータの回転によって発生する誘起信号に基づいて前記ロータの回転状況を検出する回転検出手段とを備えたステッピングモータ制御回路において、
    前記駆動パルスは、前記ロータを所定の逆転方向に回転させる逆転駆動パルスの場合、第1パルスと、前記第1パルスに連続すると共に前記第1パルスとは逆極性の第2パルスによって構成されて成り、
    前記制御手段は、前記ロータの磁極軸が正転方向最寄りの位置決め部を超える位置まで正転するように前記第1パルスで正転駆動した後、前記磁極軸が前記安定静止位置を越える位置まで前記第2パルスで逆転駆動し、
    前記回転検出手段は、前記第2パルスによる駆動直後に設けられた前記検出区間において、前記コイルと直列に検出抵抗を接続することによって前記ロータに対する制動力を抑制すると共に前記ロータの回転によって前記検出抵抗に生じる誘起信号に基づいて前記ロータの回転状況を検出することを特徴とするステッピングモータ制御回路。
  2. 前記制御手段は、
    前記ロータを中心として、前記第1パルスによって前記磁極軸を、前記正転方向最寄りの位置決め部と、前記正転方向最寄りの位置決め部と前記ステータに生じる水平磁極方向の1/2との間の位置まで駆動した後、前記第2パルスによって前記磁極軸を、前記安定静止位置と、前記安定静止位置と前記水平磁極方向の1/2との間の位置まで駆動することを特徴とする請求項1記載のステッピングモータ制御回路。
  3. 前記検出区間は第1区間と第2区間を有し、前記第1区間と第2区間は前記コイルに接続する検出抵抗の接続位置を切り換えることによって検出する誘起信号の極性を切り換えるようにして成ることを特徴とする請求項2記載のステッピングモータ制御回路。
  4. 前記ロータ中心を原点すると共に前記ステータに生じる水平磁極方向をX軸として、前記第1区間は第1象限における前記ロータの回転を検出する区間であり、前記第2区間は第4象限における前記ロータの回転を検出する区間であることを特徴とする請求項3記載のステッピングモータ制御回路。
  5. 前記第1区間は前記第2パルス駆動終了位置から水平磁極方向までの区間であり、前記第2区間は前記水平磁極方向から、逆転方向最寄りの位置決め部までの区間であることを特徴とする請求項4記載のステッピングモータ制御回路。
  6. 前記回転検出手段は、前記第1区間、第2区間における誘起信号のパターンが(1,1)のとき前記ロータが逆回転したと判定することを特徴とする請求項3乃至5のいずれか一に記載のステッピングモータ制御回路。
  7. 時刻針を回転駆動するステッピングモータと、前記ステッピングモータを制御するステッピングモータ制御回路とを有するアナログ電子時計において、
    前記ステッピングモータ制御回路として、請求項1乃至6のいずれか一に記載のステッピングモータ制御回路を用いたことを特徴とするアナログ電子時計。
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