JP2012232523A - 車両用内装品の製造方法 - Google Patents

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隆彦 長澤
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Abstract

【課題】本発明は、アンダーカット形状をもった内装品を成形するための金型構造の簡素化を可能にした車両用内装品の製造方法を提供する。
【解決手段】型開き方向に対して直交する方向に形成されたアンダーカットとしての凹部4aを有する発泡体2を備えた車両用内装品の製造方法において、
発泡液の注入が可能な金型30のキャビティC内に軟質材の中子33をインサートさせて、中子33に形成された凸部33bによって内装品の凹部4aを成形する。この中子33は、軟質材により形成されているので、中子33をパッド材2から離すように引っ張ることで、凹部4aから中子33の凸部33bを外すことができる。
【選択図】図6

Description

本発明は、シート、ヘッドレスト、アームレストなどの車両用内装品の製造方法に関するものである。
従来、このような分野の技術として、特開平6−320552号公報がある。この公報に記載された車両用内装品の製造方法では、上型と下型とからなる金型のキャビティ内に発泡液を注入し、発泡液の硬化によりパッド体を成形している。この内装品は、アームレストであり、アームレストの形状が複雑でアンダーカットを有している場合には、下型と上型とは別のスライド型が利用される。
特開平6−320552号公報
しかしながら、前述した従来の車両用内装品の製造方法によって、発泡体を成形する場合、内装品がアンダーカット形状を有していると、下型と上型とスライド型とが必要で、金型構造が複雑化するといった問題点がある。
本発明は、アンダーカット形状をもった内装品を成形するための金型構造の簡素化を可能にした車両用内装品の製造方法を提供することを目的とする。
本発明は、型開き方向に対して直交する方向に形成されたアンダーカットとしての凹部を有する発泡体を備えた車両用内装品において、
発泡液の注入が可能な金型のキャビティ内に軟質材の中子をインサートさせて、前記中子に形成された凸部によって前記内装品の前記凹部を成形することを特徴とする。
この車両用内装品の製造方法において、金型のキャビティ内に発泡液を注入し、発泡液の硬化後に、金型を開き、成形品のアンダーカットをなす凹部内に中子の一部が嵌り込んだ状態で、成形品が金型から取り出される。そして、中子は、軟質材により形成されているので、中子を成形品から離すように引っ張ることで、凹部から中子の一部を外すことができる。このように、軟質材の中子を利用することで、アンダーカットを成形するためのスライド型を必要とせず、金型の構想を簡素化させることができる。
また、前記内装品は、この表面に形成された座布団収容凹部内に埋設された座布団状クッション体を有し、前記座布団状クッション体の周縁には、嵌合突起部が設けられ、前記座布団収容凹部の周縁には、前記嵌合突起部が差し込まれる嵌合凹部が形成され、前記凹部は、前記嵌合凹部に対応した形状であると好適である。
この内装品にあっては、嵌合突起部と嵌合凹部との協働により、別部品としての結着具を利用することなく、座布団状クッション体が内装品に対して着脱自在になり、座布団状クッション体が、内装品からズレたり、めくれ上がったりし難くなる。更に、座布団状クッション体は、内装品の座布団収容凹部内に埋設されるので、座布団状クッション体が内装品から外れ難くなり、しかも、座布団状クッション体の表面と内装品の表面とを面一にさせ易く、見栄えもよくなる。
また、前記中子は、前記座布団収容凹部に対応する形状を有する中子本体と、前記中子本体の周縁から突出して前記嵌合突起部に対応する形状を有する前記凸部と、を備えると好適である。
このような中子を利用することで、成形品に座布団収容凹部及び嵌合凹部を容易に成形することができる。
また、前記内装品は、シートクッション及び/又はシートバックであると好適である。
このような方法を採用すると、キャビティ内で中子を確実に位置決めさせることができ、キャビティ内に中子をセットする際の作業性が良くなる。
本発明によれば、アンダーカット形状をもった内装品を成形するための金型構造の簡素化を可能にする。
本発明に係る車両用内装品の製造方法が適用されたシートの一実施形態を示す図である。 図1のII−II線に沿う断面図である。 金型の一部を示す断面図である。 キャビティ内に発泡液を注入した状態を示す断面図である。 パッド材を金型から取り出した状態を示す断面図である。 パッド材から中子を外した状態を示す断面図である。 パッド材にトリムカバーを装着した状態を示す断面図である。
以下、図面を参照しつつ本発明に係る車両用内装品の製造方法の好適な実施形態について詳細に説明する。
図1及び図2に示されるように、車両用内装品としてのシート1は、フロアパネル上で前後に移動自在な自動車用シートのシートクッションSCと、シートクッションSCに対してリクライニング可能なシートバックSBとを備えている。シートクッションSC及びシートバックSBは、発泡体(例えば、発泡性ウレタン樹脂)からなるパッド材2を有し、パッド材2の表面はトリムカバー3で覆われている。
シートクッションSCの座面には、座面の中央略全面に渉って形成された略矩形の座布団収容凹部Sが形成されている。この座布団収容凹部S内には、座布団状クッション体10が埋設され、汚れや破れによって座布団状クッション体10は、交換可能である。
シートクッションSC上に配置される略矩形をなす座布団状クッション体10は、発泡体からなるパッド材11と、パッド材11を覆う表皮12とからなる。なお、座布団状クッション体10のパッド材11及び表皮12の材質は、シートクッションSCのパッド材2及びトリムカバー3の材質と異なっても、同じであってもよい。
座布団状クッション体10の周縁には、その全周に渉って嵌合突起部13が設けられている。形状の単純化が図られた嵌合突起部13は、水平方向に延在するフランジ形状又は玉形状をなし、嵌合突起部13は、表皮12の一部として形成されている。この嵌合突起部13は、硬化させられていると好適である。
これに対して、座布団収容凹部Sの周縁には、その全周に渡って嵌合凹部4が設けられている。この嵌合凹部4は、アンダーカットとして、溝形状をなし、嵌合凹部4は、パッド材2及びトリムカバー3の一部として形成されている。
この車両用シートにおいては、嵌合突起部13を嵌合凹部4に差し込むだけで、シートクッションSCに座布団状クッション体10を装着することができる。また、嵌合突起部13と嵌合凹部4との協働により、別部品としての結着具を利用することなく、座布団状クッション体10がシートクッションSCに対して着脱自在になり、座布団状クッション体10が、シートクッションSCからズレたり、めくれ上がったりし難くなる。
更に、座布団状クッション体10は、シートクッションSCの座布団収容凹部S内に埋設されているので、座布団状クッション体10がシートクッションSCから外れ難くなり、しかも、座布団状クッション体10の表面とシートクッションSCの座表面とを面一にさせ易く、見栄えもよくなる。
なお、前述した嵌合突起部13を有する座布団状クッション体20(図1参照)をシートバックSBの背当て面Bの座布団収容凹部S内に装着することも可能である。
次に、車両用内装品(シート)の製造方法について説明する。
図3に示されるように、発泡体からなるパッド材2を成形するための金型30は、上型31と下型32とを備え、上型31の成形面31aと下型32の成形面32aとでキャビティCが作られている。キャビティC内には、下型32の成形面32aに当接させられる中子33が配置されている。
キャビティC内にインサートされる中子33は、下型32の成形面32aに当接させられて、座布団収容凹部Sに対応する形状を有する中子本体33aと、下型32の成形面32aから浮いた状態で、中子本体33aの周縁から水平方向に突出して嵌合突起部13に対応する形状を有する凸部33bと、中子本体33aから鉛直方向に突出して、下型32の成形面32aに形成された位置決め凹部32b内に挿入される位置決め凸部33cと、を備えている。また、位置決め凹部32b及び位置決め凸部33cの採用により、キャビティC内に中子33をセットする際の作業性が良くなる。
そして、中子33は、エラストマーからなる軟質材により形成されると共に、ウレタン樹脂に付着しない素材である。また、中子33の凸部33bによって、型開き方向Dに対して直交する方向に形成されたアンダーカットとしての凹部4aが形成される。この凹部4aは、嵌合凹部4に対応した形状を有する。
図4に示されるように、下型32の位置決め凹部32b内に中子33の位置決め凸部33cを挿入させた状態で、下型32の成形面32aに中子本体33aを当接させる。その後、型締めして、上型31と下型32とを合わせる。その状態で、キャビティC内に発泡液を注入し、発泡液を硬化させる。
図5に示されるように、発泡液の硬化後、矢印D方向に上型31を開いて、発泡液で成形されたパッド材2を下型32から取り出す。このとき、パッド材2のアンダーカットをなす凹部4a内に中子33の凸部33bが嵌り込んだ状態で、パッド材2が下型32から取り出される。
そして、図6に示されるように、中子33は、軟質材により形成されているので、中子33をパッド材2から離すように引っ張ることで、凹部4aから中子33の凸部33bを外すことができる。このように、軟質材の中子33を利用することで、アンダーカットを成形するためのスライド型を必要とせず、金型の構想を簡素化させることができる。
図7に示されるように、このようにして成形されたパッド材2の表面には、トリムカバー3が貼り付けられる。そして、座布団状クッション体10を座布団収容凹部S内に埋設させ、クッション体10の嵌合突起部13が嵌合凹部4内に差し込まれる。
本発明は、前述した実施形態に限定されないことは言うまでもない。例えば、トリムカバー3を下型32の成形面32aにセットした状態で、キャビティC内に発泡液を注入させてもよい。
また、本発明は、ヘッドレスト、アームレストなどの車両用内装品にも適用可能である。
1…車両用シート(内装品)、2…パッド材(発泡体)、3…トリムカバー、4…嵌合凹部,4a…凹部、10,20…座布団状クッション体、13…嵌合突起部、30…金型、31…上型、32…下型、32b…位置決め凹部、33…中子、33a…中子本体、33b…凸部、33c…位置決め凸部、S…座布団収容凹部、SB…シートバック、SC…シートクッション、A…座面、B…背当て面、C…キャビティ、D…型開き方向。

Claims (5)

  1. 型開き方向に対して直交する方向に形成されたアンダーカットとしての凹部を有する発泡体を備えた車両用内装品において、
    発泡液の注入が可能な金型のキャビティ内に軟質材の中子をインサートさせて、前記中子に形成された凸部によって前記内装品の前記凹部を成形することを特徴とする車両用内装品の製造方法。
  2. 前記内装品は、この表面に形成された座布団収容凹部内に埋設された座布団状クッション体を有し、前記座布団状クッション体の周縁には、嵌合突起部が設けられ、前記座布団収容凹部の周縁には、前記嵌合突起部が差し込まれる嵌合凹部が形成され、
    前記凹部は、前記嵌合凹部に対応した形状であることを特徴とする請求項1記載の車両用内装品の製造方法。
  3. 前記中子は、前記座布団収容凹部に対応する形状を有する中子本体と、前記中子本体の周縁から突出して前記嵌合突起部に対応する形状を有する前記凸部と、を備えたことを特徴とする請求項2記載の車両用内装品の製造方法。
  4. 前記中子の前記中子本体には、前記金型に形成された位置決め凹部内に挿入される位置決め凸部が形成されていることを特徴とする請求項3項に記載の車両用内装品の製造方法。
  5. 前記内装品は、シートクッション及び/又はシートバックであることを特徴とする請求項1〜4の何れか一項に記載の車両用内装品の製造方法。
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