JP2012232068A - 基板ケース、及び、この基板ケースを用いた封止判定システム - Google Patents

基板ケース、及び、この基板ケースを用いた封止判定システム Download PDF

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Abstract

【課題】 かしめが行われているか否かを確実に監視することができる基板ケース、及び、封止判定システムを提供する。
【解決手段】 この基板ケース1では、第1ICタグのICがネジ孔に配置されるように構成することによって、かしめが行われたときに第1ICタグのICを確実に破損して無線通信ができなくなるように構成している。また、この基板ケース1では、首部の第2ケース部材12側の端部から、ネジ止め部222側の端部まで延設された溝に第2ICタグが嵌合されているので、首部を切断すると、第2ICタグが無線通信不能となる。そのため、第1ICタグあるいは第2ICタグの無線通信の可不可を監視側で判定すれば、かしめの有無ばかりでなく、一旦かしめられた封止部の封止が解かれたか否かが確実に監視できる。
【選択図】 図3

Description

本発明は、遊技機の制御用の回路基板を収納する基板ケース、及び、この基板ケースを用いた封止判定システムに関する。
遊技機の制御用の回路基板は、不正を防止するため、封止された基板ケース内に収納された状態で遊技機の裏面側に取り付けられるのが一般的である。
この基板ケース200は、図8に示すように、上下2つのケース部材210,220で構成されており、回路基板230は、これらケース部材210,220を合わせたケース本体240内の内部空間241に収納される。
また、各ケース部材210,220の側面には、複数の封止片251,252が設けられてており、ケース部材210,220を合わせると、対応する封止片251,252同士が合わさって、ケース本体240の側面から立設する複数の封止部250が形成される。
ケース本体240の封止は、このように形成された複数の封止部250のうちの1つにネジ260を通し、封止片251と封止片252とをネジ止め(以下「かしめ」という)することによって行われる。
ところで、基板ケース200の封止部250には、基板ケース200の封止が不正に解かれていないか監視するため、かしめが行われるネジ止め部250aとケース本体240との間に位置する首部250b内にICタグ270が備えられている。
このICタグ270を首部250bに設置したのは、基板ケース200の封止を解くため、符号αで示したように首部250bを切断すると、ICタグ270も同時に切断され、通信が不能になる。
そのため、図9(a)に示すように、ICタグ読取装置から質問信号を送信し、ICタグ270から応答信号が受信されるか否かを監視すれば(状態2、状態3)、基板ケース200の封止が解かれているかいないかを監視することができるからである。
しかし、上記基板ケース200では、図9(a)に示すように、かしめがおこなわれているか(状態1)、かしめがおこなわれていないか(状態2)にかかわらず、ICタグ読取装置からの質問信号を送信するとICタグ270から応答信号が受信されるので、かしめが行われているか否かは、監視側では監視できなかった。
そのため、改良された基板ケースでは、かしめのためにネジ止め部350aにネジを螺入すると、ネジ止め部350aに延設されたアンテナ370aが導通して、ICタグ370がICタグ読取装置と通信可能となるように構成している(特許文献1)。
このようにすると、図9(b)に示すように、かしめが行われる前後で、ICタグ370がICタグ読取装置と通信不能の状態(状態1)から通信可能な状態(状態2)になるので、通信が不能な状態から可能な状態となるか否かを監視側で監視することで、基板ケースにおいてかしめが行われたか否かを監視側で監視することができる。
特開2008−113812号公報
しかし、改良された基板ケースでは、導通不良により、かしめが行われているにもかかわらずICタグ370が通信可能とならない場合があり、このような場合、監視側では、実際には基板ケースではかしめが行われているにもかかわらず、かしめが行われていないと判断されてしまうので、信頼性の高い監視ができなかった。
そこで本発明では、上述の問題点を解決し、封止が解かれたことはもちろん、かしめが行われていることをも確実に監視することができる基板ケース、及び、封止判定システムを提供することを目的とする。
上述した問題を解決するためになされた発明である請求項1に記載の基板ケースは、
第1ケース部材に第2ケース部材を組合わせることによって、回路基板を収納可能な内部空間内を形成するケース本体と、
前記第1ケース部材と前記第2ケース部材とを組合わせたとき、前記第1ケース部材に設けられた第1封止片と、前記第2ケース部材に設けられた第2封止片とが組み合わされて前記ケース本体の外側に形成される封止部と、
前記封止部内に配置され、無線通信可能な第1通信手段と
を備え、
前記第1封止片及び前記第2封止片に封止部材を通して前記封止部を止めることにより、前記回路基板が前記ケース本体内に封止される基板ケースにおいて、
前記第1通信手段は、
破損すると無線通信が不能となる基幹部が、前記封止部内のうち、前記封止部が止められる際、前記封止部材が通過する位置に配置され、
前記封止部が止められるときに、前記封止部材が前記基幹部を破損することを特徴とする。
この基板ケースでは、第1通信手段の基幹部を封止部材が通る位置に配置することによって、かしめが行われたときに第1通信手段の基幹部を確実に破損して無線通信ができなくなるように構成している。
そのため、この基板ケースを用いると、第1通信手段との通信が不能となったか否かを監視すれば、かしめが行われたか否かを確実に監視することができる。
尚、封止部には封止部材を通す封止部材孔が形成されていることが多い。そのため、請求項2に記載の基板ケースのように、基幹部を、封止部材孔内に配置してもよい。封止部材孔に封止部材を通せば確実に基幹部が破損して、第1通信手段が無線通信することができなくなるからである。
また、請求項3に記載したように、第1通信手段としては、ICタグを用いてもよく、請求項4に記載したように、封止部材としては、ワンウエイネジを用いてもよく、一般のネジでもよく、さらに、土台の先から複数本の弾性変形可能な脚が伸び、その脚の遊端に鈎状部が形成された押しピンを用いてもよい。この押しピンを用いる場合、封止部材孔に脚が挿入されたときは鈎状部が封止部材孔の内壁面に当接して内側にたわみ、鈎上部が一定の位置に来ると鈎状部が脚の弾性力で拡がって封止部材孔の端部に引っかかり、これによって押しピンの土台と鈎状部との間に第1封止片及び第2封止片が挟持されて、封止部が封止されるようにしてもよい。
また、請求項5に記載したように、封止部は透明な材料で形成してもよい。
ところで、基幹部を封止部材が通る位置に配置すれば、かしめがなされたことはわかるが、もし第1通信手段を首部に配置すると、首部が切断された場合にも無線通信不能となるので、無線通信不能となった原因が、かしめによるものなのか首部の切断によるものなのかが監視側において不明となる。
そこで、請求項6に記載したように、封止部は、封止部材によって止められる止め部と、止め部とケース本体とを接続する首部とを備えるので、このうち止め部内に第1通信手段を備え、首部内に、無線通信可能な第2通信手段を備えることとし、この第2通信手段については、止め部側の端部から、少なくともケース本体側の端部まで延設された状態で首部内に配置することが好ましい。
このようにすると、かしめが行われれば第1通信手段が無線通信不能となり、首部を切断して封止が解かれれば第2通信手段が無線通信不能となるので、第1通信手段あるいは第2通信手段の無線通信の可不可を監視側で判定すれば、かしめの有無や、封止が解かれたか否かが確実に監視できる。
尚、止め部側の端部は、止め部と首部との境界が明瞭な場合は、その境目部分でもよいが、止め部と首部との区別がつかない場合は、止め部に形成された封止部材孔に近接する位置でもよい。
また、第2通信手段は、少なくともケース本体側の端部まで延設されたと記載したように、本体側の端部まで延設されているものでもよいが、ケース本体内まで延設されていてもよいことはもちろんである。
また、請求項7に記載したように、第2通信手段は、ICタグであることが好ましい。
次に、上記基板ケースを用いた封止判定システムについて説明する。
請求項8に記載された封止判定システムは、
前記封止部を複数備える請求項1〜4のいずれか1項に記載の基板ケースと、
前記第1通信手段と通信可能か判定する第1通信判定手段と、
前記第1通信判定手段が前記第1通信手段と通信ができない封止部は、前記封止部材により前記封止部が止められ、通信ができる封止部は、前記封止部が止められていないと判定する第1判定手段と、
前記第1判定手段による判定結果を報知する報知手段と、
を備えることを特徴とする。
この封止判定システムを用いると、第1通信判定手段が第1通信手段と通信ができるか否かによりかしめが行われているか否かが判定され、その結果が報知されるので、基板ケースから離れたところで、基板ケースが確実に封止されているか否かを知ることができる。
次に、請求項9に記載された封止判定システムは、
前記封止部を複数備える請求項5〜6のいずれか1項に記載の基板ケースと、
前記第1通信手段と通信可能か判定する第1通信判定手段と、
前記第1通信判定手段が前記第1通信手段と通信ができない封止部は、前記封止部材により前記封止部が止められ、通信ができる封止部は、前記封止部材により前記封止部が止められていないと判定する第1判定手段と、
前記第2通信手段と通信可能か判定する第2通信判定手段と、
前記第2通信判定手段が前記第2通信手段と通信できる封止部は、前記首部が切断されておらず、通信ができない封止部は、前記首部が切断されていると判定する第2判定手段と、
前記第1判定手段及び前記第2判定手段による判定結果を報知する報知手段と、
を備えることを特徴とする。
この封止判定システムを用いると、第1通信判定手段が第1通信手段と通信ができるか否かによりかしめが行われているか否かが判定され、その結果が報知されるので、基板ケースから離れたところで、基板ケースが確実に封止されているか否かを知ることができる。
また、この封止判定システムを用いると、第2通信判定手段が第2通信手段と通信ができるか否かにより、首部を切断されることなく基板ケースが封止されているか否かが判定され、その結果が報知されるので、基板ケースから離れたところで、基板ケースが確実に封止されているか否かを知ることができる。
本実施形態の基板ケースの斜視図である。 (a)が第1ケース部材11を図1の矢印Aで示すように上方から見た平面図であり、(b)が第1ケース部材11を図1の矢印Bで示すように前方から後方に向かう方向に見た側面図であり、(c)が第2ケース部材12を図1の矢印Cで示すように下方から見た平面図であり、(d)が第2ケース部材12を図1の矢印Bで示すように前方から後方に向かう方向に見た側面図で、(a)〜(d)では、一部を透過図で示している。 封止部20の(a)平面図と、(b)(a)のA−A’断面図である。 基板ケース1を図1の矢印Bで示すように前方から後方に向かう方向に見た側面図で、(a)〜(d)の順に第1ケース部材11を第2ケース部材12に組み付ける様子を一部透過図を用いて示している。 封止判定システムのブロック図である。 基板ケースに備えられたICタグがICタグ読取装置と通信する通信状態を示す模式図である。 ホールコンピュータ94で実行される封止状態鑑定処理のフローチャートである。 従来の基板ケースの断面図である。 従来の技術において、基板ケースに備えられたICタグがICタグ読取装置と通信する通信状態を示す模式図である。
以下に、本願発明が適用された実施形態について説明する。
[1.基板ケースの全体構造]
本実施形態の基板ケースの全体構造について説明する。
ここで、図1は、基板ケースの斜視図である。
本実施形態の基板ケース1は、図1に示すように、2つのケース部材11,12からなるケース本体10を備えており、第1ケース部材11は上面が開口した直方体形状の箱形のケース部材であり、第2ケース部材12は下面が開口した直方体形状の箱形のケース部材である。
この第1ケース部材11の上面と、第2ケース部材12の下面とを合わせると、ケース本体10内に回路基板を収納する密閉された内部空間14が形成される。
第1ケース部材11の長手方向(以下「左右方向」という)に垂直な各側面11aには、第2ケース部材12と合わせたときの第2ケース部材12との稜線13に沿って並べられ(この並び方向を以下「前後方向」という)、かつ、各側面11aから垂直に立設された透明な4つの第1封止片21がそれぞれ設けられている。尚、左右方向及び前後方向に垂直な方向を上下方向と呼ぶ。
また、第2ケース部材12の左右方向に対して垂直な各側面12aにも、稜線13に沿って並べられ、かつ、各側面12aから垂直に立設された透明な4つの第2封止片22がそれぞれ設けられている。
本実施形態の基板ケース1は、各ケース部材11、12を重ねたとき、これら各封止片21,22が組み合わされ、ケース本体10の左右方向に対して垂直な外周側面10aから垂直に立設された複数の封止部20が形成される。
本実施形態の基板ケース1は、第1封止片21及び第2封止片22にワンウエイネジ7を通していずれかの封止部20をネジ止めすることにより、回路基板がケース本体10の内部空間14内に封止される。図1では、各側面10aのうち、図中の矢印Bで示すように最も前方側の封止部20が、それぞれネジ止めされている様子を示している。
尚、ワンウエイネジとは、周知の通りねじ切り溝が特殊な形状に形成されており、対象物に螺合させると、外すことができないネジである。
[2.ケース本体の詳細な構造]
次に、ケース本体10の構造について説明する。
ここで、図2は、(a)が第1ケース部材11を図1の矢印Aで示すように上方から見た平面図であり、(b)が第1ケース部材11を図1の矢印Bで示すように前方から後方に向かう方向に見た側面図であり、(c)が第2ケース部材12を図1の矢印Cで示すように下方から見た平面図であり、(d)が第2ケース部材12を図1の矢印Bで示すように前方から後方に向かう方向に見た側面図で、(a)〜(d)では、一部を透過図で示している。
図3は、封止部20の(a)平面図と、(b)(a)のA−A’断面図である。
尚、図2〜図3では、同一構成については符号を一部省略している。
[2−1.第1ケース部材11]
ケース本体10は、上述したように、上下のケース部材11,12で構成されている。
このうち、第1ケース部材11は、図2(a)(b)に示すように、内部空間14(図1参照)を形成する空間114の開口110の周囲に、第1ケース部材11の厚みによって生じる面111が形成されている。
また、この第1ケース部材11は、上記面111のうち左右方向に沿って長尺な各面111の内側(各面111から見て開口110の側)に各面111に隣接して配置された、左右方向に沿って長尺な一対の帯部113を備えている。
これら帯部113は、左右方向に沿って長尺な各面111よりも、左端と右端がそれぞれ短い長さに形成されている。また、これら帯部113は、隣接する各面111を向く側の面が、面111と連続し、かつ、面111から上方に向かって垂直な面を形成している。
また、第1ケース部材11は、左右方向に沿って長尺な各面111上に、左右方向に沿って等間隔に配置された鉤状部112が形成されている。
鉤状部112は、帯部113と隣接し、かつ一体に形成されて剛性を確保されるとともに、上記各面111から帯部113の上端と同じ高さまで左右方向に対して垂直な壁面が立設され、かつ、その上端から一方の外周側面11a側(紙面の右側の外周側面11a)に向かって水平な壁面が延設された鉤状に形成されている。
[2−2.第2ケース部材12]
第2ケース部材12は、図2(c)(d)に示すように、内部空間14(図1参照)を形成する空間124の開口120の周囲に、第2ケース部材12の厚みによって生じる面121が形成されている。
この面121は、第1ケース部材11と第2ケース部材12とを合わせたときに、面121の外周と内周の輪郭が、第1ケース部材11の面111の外周と内周の輪郭と完全に一致する形状に形成されている。
また、この第2ケース部材12は、左右方向に沿って長尺な各面121上に、左右方向に沿って等間隔に形成された係合溝123が形成されている。
各係合溝123内には、第1ケース部材11と第2ケース部材12とを重ねたときに、鉤状部112に係合する係合片122が形成されている。
この係合片122は、鉤状部112と係合したとき、鉤状部112と面111とで形成される略コ字状の嵌合空間112a(図2(b)参照)に嵌合する形状に形成されている。
また、係合溝123は、左右方向に沿って長尺に形成されており、係合片122が形成された位置よりも他方の外周側面10a側(紙面の左の外周側面10a)には、第1ケース部材11に第2ケース部材12を重ねるときに鉤状部112を挿入可能な挿入空間123aが形成されている。
[2−3.第1封止片21]
第1封止片21は、図2(a)(b)に示すように、第1ケース部材11に複数備えられ、左右の各外周側面11aから垂直に立設された首部211の先端に、上下方向に沿った軸を有する円筒状に形成されたネジ止め部212が形成されている。
また、ネジ止め部212の軸中心には、ワンウエイネジ用のネジ孔212aが形成されている。このネジ孔212aは、図3(b)に示すように、第2封止片22と重なる上面から下方に向かって形成され、貫通はしていない。
そして、ネジ止め部212の上面には、このネジ止め部212を横切って、左右方向に沿って長尺な溝213(図2(a)参照)が形成され、この溝213に第1ICタグ30が嵌合されている。
この第1ICタグ30は、長手方向の中心にユニーク情報を記憶したIC30aを備えており、本実施形態では、第1ICタグ30が溝213に嵌合されると、IC30aがネジ孔212aの中心に配置される。
[2−4.第2封止片22]
第2封止片22は、図2(c)(d)に示すように、第2ケース部材12に複数備えられ、左右の各外周側面12aから垂直に立設された首部221の先端に、上下方向に沿った軸を有する円筒状に形成されたネジ止め部222が形成されている。
また、ネジ止め部222の軸中心には、図3(b)に示すように、ワンウエイネジ用のネジ孔222aが貫通して形成されている。このネジ孔222aは、上方側が、ワンウエイネジ7のヘッド部を挿入できるよう、下方側に比べて大きな径で形成されている。
また、首部221の下面には、幅方向の中心を通って第2ケース部材12側の端部から、ネジ止め部222側の端部まで延設され長手方向に沿って長尺な溝223が形成され(図2(c)参照)、この溝223に第2ICタグ31が嵌合されている。
[3.組み立て方法]
次に、本実施形態の基板ケース1の組み立て方法について説明する。
ここで、図4は、基板ケース1を図1の矢印Bで示すように前方から後方に向かう方向に見た側面図で、(a)〜(d)の順に第1ケース部材11を第2ケース部材12に組み付ける様子を一部透過図を用いて示している。
尚、図4では、図面の見栄えのため、同一構成の符号について一部省略し、また、説明に不要な符号については一部省略している。
本実施形態の基板ケース1に、遊技機の制御用の回路基板6を収納する場合、第1ケース部材11内に回路基板6を収納し、図4(a)に示すように、第2ケース部材12を第1ケース部材11に対しやや右方向にずらして重ねる。
基板ケース1は、帯部113が、第1ケース部材11の左右方向に沿って長尺な面111に対して左端の部分で短い形状に形成され、第2ケース部材12の前後方向に長尺な面121と帯部113がぶつからないので、第1ケース部材11に対して第2ケース部材12を右方向にずらして重ねることが可能となっている。
すると、図4(b)に示すように、第2ケース部材12は、鉤状部112が係合溝123の挿入空間123aに挿入された状態で、第2ケース部材12が第2ケース部材に重ねられる。
このとき、帯部113が第2ケース部材12の空間124内に挿入され、帯部113が、空間124を形成する左右方向に沿って長尺で、前後方向に垂直な面に当接して、第2ケース部材12が第1ケース部材11に対して前後方向にズレないように位置決めする。
次に、図4(c)に示すように、第2ケース部材12を左方向にずらし、係合片122と鉤状部112とを係合させる。このとき、第1封止片21及び第2封止片22は、ネジ孔212a,222aにワンウエイネジ7を挿入可能に組み合わせられる。
次に、図4(d)に示すように、各封止部20のネジ止め部212、222にワンウエイネジ7を挿入する。すると図3(b)に示すように、ワンウエイネジ7の先端が第1ICタグ30の中央に当り、さらに挿入すると、第1ICタグ30のIC30aを壊してネジ止めが行われる。
そして、このネジ止めが行われると、第2ケース部材12が第1ケース部材11に対して固定される、いわゆるかしめが行われるので、ケース本体10が封止される。
[4.効果]
上述した基板ケース1は、下記のような技術的な特徴がある。
この基板ケース1では、第1ICタグ30に埋め込まれたIC30aがネジ孔212aが開口している部分に配置されるように構成することによって、かしめが行われたときに第1ICタグ30のIC30aを確実に破損して無線通信ができなくなるように構成している。
そのため、この基板ケース1を用いると、第1ICタグ30との通信が不能となったか否かを監視すれば、かしめが行われたか否かを確実に監視することができる。
また、この基板ケース1では、封止部20は透明な材料で形成されているので、かしめが行われた際に第1ICタグ30のIC30aが破損しているか否かを目視で確認することができる。
また、この基板ケース1では、首部221に第2ICタグ31が配置されているので、首部221を切断すると、第2ICタグ31が無線通信不能となる。
そのため、かしめが行われて第1ICタグ30が無線通信不能となった後、首部211,221を切断して封止が解かれれば第2ICタグ31が無線通信不能となるので、第1ICタグ30及び第2ICタグ31の無線通信の可不可を監視側で判定することで、かしめの有無ばかりでなく、一旦かしめられた封止部20の封止が解かれたか否かをも確実に監視できる。
[5.封止判定システム]
次に、上述した基板ケース1を用いて構成される封止判定システムについて説明する。
ここで、図5は、封止判定システムのブロック図、図6は、基板ケースに備えられたICタグがICタグ読取装置と通信する通信状態を示す模式図、図7は、封止状態鑑定処理のフローチャートである。
尚、符号1、及び、91〜93に相当する構成については、代表する1つの構成を除いて他の構成については符号を省略している。
[5−1.封止判定システムのブロック図]
パチンコホール内には、図5に示すように、複数の遊技島90が設置されている。
各遊技島90には、長手方向に沿った両面に複数の遊技機91が設置されており、各遊技機91の裏面(遊技島90内側の面)には、第1ICタグ30及び第2ICタグ31と無線通信するICタグ読取装置92が設置されている。
また、各遊技島90には、各遊技島90を管理する管理装置93が設置され、管理装置93は、この管理装置93が設置された同じ遊技島90に備えられている遊技機91の基板ケース1及びICタグ読取装置92と通信可能に接続されている。
本実施形態で用いられる第1ICタグ30及び第2ICタグ31は、受動型のICタグなので、ICタグ読取装置92がこれらのICタグ30,31と通信するときは、まず、ICタグ読取装置92の側からICタグ30,31に質問信号を送る。
すると、この信号の磁界によって発生する起電力によって各ICタグ30,31からICタグ読取装置92に応答信号が送られるので、このようにして、管理装置93は、このICタグ読取装置92を使用して、ICタグ30,31と通信を行う。
次に、パチンコホール内には、遊技島90の他に、パチンコホール全体を統括するホールコンピュータ94が設置されている。
このホールコンピュータ94は、各遊技島90の管理装置93と通信可能に接続されており、この管理装置93を介することで、パチンコホール内のすべての遊技機91に設置された基板ケース1が備える各ICタグ30,31と通信することができる。
また、ホールコンピュータ94は、後述する封止状態監視処理の実行結果を表示するモニタ95を備えている。
[5−2.かしめ、封止の解除と、通信の可否の関係]
本実施形態では、上記システムを用い、以下のような通信が行われる。
上述した封止鑑定システムでは、図6に示すように、ホールコンピュータ94から各ICタグ読取装置92に指示があり、基板ケース1に対して質問信号が無線で送信されると、かしめも行われず、封止の解除も行われない場合は、状態1のように、第1ICタグ30からも第2ICタグ31からもユニーク情報からなる応答信号が返信される。
しかし、かしめが行われる場合は、第1ICタグ30が破損して通信が不能となるので、状態2に示したように、質問信号が基板ケース1に送信されても、第2ICタグ31からしか応答信号の返信はない。そのため、第1ICタグ30からの応答信号の返信の有無によって、上記システムでは、かしめが行われているか判定できる。
また、かしめが行われた後に封止部20の首部211,221を切断すると、第2ICタグ31が破損して通信が不能となるので、状態3に示したように、質問信号が封止部20に送信されても、応答信号の返信はない。
そのため、応答信号の返信が一切ないか否かによって、上記システムでは、かしめが行われた封止部20での封止が解かれたが判定できる。
[5−3.封止状態監視処理]
次に、このような判定が可能な封止判定システムで実行される封止状態監視処理について説明する。
ところで、基板ケース1は、例えば図1の矢印Bの後端側のものから先端側に向かって順に使用するように決められている。
そのため、いずれかの封止部20がかしめられて、基板ケース1が封止されているときに、公的な点検その他により、この封止部20の首部211,221を切断して封止を解いた場合、この公的な点検が終了し、再び基板ケース1を封止するときは、首部211,221が切断された封止部20に隣接する矢印Bの先端側の封止部20をかしめて基板ケース1を封止するよう決められている。
以下で説明する封止状態監視処理は、このように封止する順番が決められている基板ケース1について封止が行われているか監視する処理である。
尚、以下では、矢印Bの後端から先端に向かって、各封止部20に設置された第1ICタグを1A〜4A、第2ICタグを1B〜4Bと呼び、各封止部20を矢印Bの後端側から第1封止部20、第2封止部20、第3封止部20、第4封止部20と呼ぶ。
また、以下では、各ICタグが備えているICに、各ICタグのユニーク情報として、製造時に付与されたIPアドレス情報が記憶されているものとして説明する。
また、基板ケース1は、各外周側面10aにそれぞれ4つずつ設置された封止部20すべてにICタグ1A〜4A、1B〜4Bを備えているが、以下では、説明簡単のため、一方の外周側面10aに設置された封止部20について説明する。
また、各封止部20の首部とは、各封止部20を構成する第1封止片21と第2封止片22の首部211,221に相当する部分であるとして説明する。
封止状態鑑定処理は、ホールコンピュータ94を起動すると、すべての遊技機91について順次実行される。そのため、1台の遊技機91では、他のすべての遊技機91に対して処理が終了するごとに繰り返し実行されるので、所定時間毎にこの処理が実行されることとなる。
この封止状態鑑定処理がある遊技機91に対して開始されると、S100の処理が実行される。
S100では、管理装置93を介してICタグ読取装置92から、各封止部20のすべてのICタグ1A〜4A、1B〜4Bに質問信号を送る処理が実行される。次にS110が実行される。
S110では、第4封止部20に備えられた第2ICタグ4Bから応答があるか判定する処理が実行される。
第4封止部20の首部が切断され封止が解かれると第2ICタグ4Bが破損して応答がなくなるので、この応答があるか否かにより、S110では第4封止部20による封止が解かれたか監視している。
第2ICタグ4Bから応答がない場合は(S110:NO)、S111が実行され、応答がある場合は(S110:YES)、S120が実行される。
S111では、第1ICタグ1A〜4A、及び、第2ICタグ1B〜3Bから応答があるか判定する。第4封止部20による封止が解かれるときは、通常他のすべての封止部20でも封止が解かれているので、いずれのICタグからも応答がないはずである。
それにもかかわらず、応答がある場合はなんらかの不正が行われているか、不具合があるので、第1ICタグ1A〜4A、及び、第2ICタグ1B〜3Bから応答があった場合は(S111:YES)、異常がある旨を、ホールコンピュータ94のモニタ95に警告表示する処理を実行する(S200)。
一方、応答がない場合は(S111:NO)、第4封止部20の首部が切断され封止が解かれている旨を、ホールコンピュータ94のモニタ95に警告表示する処理を実行する(S113)。
S120では、第4封止部20に備えられた第1ICタグ4Aから応答があるか判定する処理が実行される。
第4封止部20がかしめられると、第1ICタグ4Aが破損して応答がなくなるので、S120では、この応答の有無で第4封止部20がかしめられたか監視している。
第1ICタグ4Aから応答がない場合は(S120:NO)、S121が実行され、応答がある場合は(S120:YES)、S130が実行される。
S121では、第1ICタグ1A〜3A、及び、第2ICタグ1B〜3Bから応答があるか判定する。第4封止部20がかしめられるときは、第1ICタグ1A〜3A、及び、第2ICタグ1B〜3Bからは応答がないはずである。
それにもかかわらず、応答がある場合はなんらかの不正が行われているか、不具合があるので、第1ICタグ1A〜3A、及び、第2ICタグ1B〜3Bのいずれかから応答があった場合は(S121:YES)、異常がある旨を、ホールコンピュータ94のモニタ95に警告のための表示を行う処理を実行する(S200)。
一方、応答がない場合は(S121:NO)、S123の処理を実行する。
S123では、第4封止部20がかしめられている旨を、ホールコンピュータ94のモニタ95に警告表示する処理を実行する。
S130では、第3封止部20に備えられた第2ICタグ3Bから応答があるか判定する処理が実行される。
第3封止部20の首部が切断され封止が解かれると第2ICタグ3Bが破損して応答がなくなるので、この応答があるか否かにより、第3封止部20による封止が解かれたか監視している。
第2ICタグ3Bから応答がない場合は(S130:NO)、S131が実行され、応答がある場合は(S130:YES)、S140が実行される。
S131では、第1ICタグ1A〜3A、及び、第2ICタグ1B〜2Bから応答があるか判定する。第3封止部20による封止が解かれるときは、第1ICタグ1A〜3A、及び、第2ICタグ1B〜2Bからは応答がないはずである。
それにもかかわらず、応答がある場合はなんらかの不正が行われているか、不具合があるので、第1ICタグ1A〜3A、及び、第2ICタグ1B〜2Bから応答があった場合は(S131:YES)、異常がある旨を、ホールコンピュータ94のモニタ95に警告表示する処理を実行する(S200)。
一方、応答がない場合は(S131:NO)、S133の処理を実行する。
S133では、第3封止部20の首部が切断され封止が解かれている旨を、ホールコンピュータ94のモニタ95に警告表示する処理を実行する(S133)。
S140では、第3封止部20に備えられた第1ICタグ3Aから応答があるか判定する処理が実行される。
第3封止部20がかしめられると、第1ICタグ3Aが破損して応答がなくなるので、S140では、この応答の有無で第3封止部20がかしめられたか監視している。
第1ICタグ3Aから応答がない場合は(S140:NO)、S141が実行され、応答がある場合は(S140:YES)、S150が実行される。
S141では、第1ICタグ1A〜2A、及び、第2ICタグ1B〜2Bから応答があるか判定する。
第3封止部20がかしめられるときは、第1ICタグ1A〜2A、及び、第2ICタグ1B〜2Bからは応答がないはずである。
それにもかかわらず、応答がある場合はなんらかの不正が行われているか、不具合があるので、第1ICタグ1A〜2A、及び、第2ICタグ1B〜2Bから応答があった場合は(S141:YES)、異常がある旨を、ホールコンピュータ94のモニタ95に警告のための表示を行う処理を実行する(S200)。
一方、応答がない場合は(S141:NO)、S143の処理を実行する。
S143では、第3封止部20がかしめられている旨を、ホールコンピュータ94のモニタ95に警告表示する処理を実行する。
S150では、第2封止部20に備えられた第2ICタグ2Bから応答があるか判定する処理が実行される。
第2封止部20の首部が切断され封止が解かれると第2ICタグ2Bが破損して応答がなくなるので、この応答があるか否かにより、S150では第2封止部20による封止が解かれたか監視している。
第2ICタグ2Bから応答がない場合は(S150:NO)、S151が実行され、応答がある場合は(S150:YES)、S160が実行される。
S151では、第1ICタグ1A〜2A、及び、第2ICタグ1Bから応答があるか判定する。第2封止部20による封止が解かれるときは、第1ICタグ1A〜2A、及び、第2ICタグ1Bからは応答がないはずである。
それにもかかわらず、応答がある場合はなんらかの不正が行われているか、不具合があるので、第1ICタグ1A〜2A、及び、第2ICタグ1Bから応答があった場合は(S151:YES)、異常がある旨を、ホールコンピュータ94のモニタ95に警告表示する処理を実行する(S200)。
一方、応答がない場合は(S151:NO)、S153の処理を実行する。
S153では、第2封止部20の首部が切断され封止が解かれている旨を、ホールコンピュータ94のモニタ95に警告表示する処理を実行する。
S160では、第2封止部20に備えられた第1ICタグ2Aから応答があるか判定する処理が実行される。
第2封止部20がかしめられると、第1ICタグ2Aが破損して応答がなくなるので、S160では、この応答の有無で第2封止部20がかしめられたか監視している。
第1ICタグ2Aから応答がない場合は(S160:NO)、S161が実行され、応答がある場合は(S160:YES)、S170が実行される。
S161では、第1ICタグ1A、及び、第2ICタグ1Bから応答があるか判定する。第2封止部20がかしめられるときは、第1ICタグ1A、及び、第2ICタグ1Bからは応答がないはずである。
それにもかかわらず、応答がある場合はなんらかの不正が行われているか、不具合があるので、第1ICタグ1A、及び、第2ICタグ1Bから応答があった場合は(S161:YES)、異常がある旨を、ホールコンピュータ94のモニタ95に警告のための表示を行う処理を実行する(S200)。
一方、応答がない場合は(S161:NO)、S163の処理を実行する。
S163では、第2封止部20がかしめられている旨を、ホールコンピュータ94のモニタ95に警告表示する処理を実行する。
S170では、第1封止部20に備えられた第2ICタグ1Bから応答があるか判定する処理が実行される。
第1封止部20の首部が切断され封止が解かれると第2ICタグ1Bが破損して応答がなくなるので、この応答があるか否かにより、S170では第1封止部20による封止が解かれたか監視している。
第2ICタグ1Bから応答がない場合は(S170:NO)、S171が実行され、応答がある場合は(S170:YES)、S180が実行される。
S171では、第1ICタグ1Aから応答があるか判定する。第1封止部20による封止が解かれるときは、通常この封止の前に第1封止部20でのかしめが行われているので、第1ICタグ1Aからは応答がないはずである。
それにもかかわらず、応答がある場合はなんらかの不正が行われているか、不具合があるので、第1ICタグ1Aから応答があった場合は(S171:YES)、異常がある旨を、ホールコンピュータ94のモニタ95に警告表示する処理を実行する(S200)。
一方、応答がない場合は(S171:NO)、S173の処理を実行する。
S173では、第1封止部20の首部が切断され封止が解かれている旨を、ホールコンピュータ94のモニタ95に警告表示する処理を実行する。
S180では、第1ICタグ1Aからユニーク情報を受信したか否かを判定する処理を実行する。
この処理で、ユニーク情報を受信していない場合は(S180:NO)、かしめが行われているので、第1封止部20がかしめられている旨を、ホールコンピュータ94のモニタ95に警告表示する処理を実行する(S183)。
一方、ユニーク情報を受信している場合は(S180:YES)、かしめが行われていないので、封止が行われる間の状態であることを、ホールコンピュータ94のモニタ95に警告表示する処理を実行する(S184)。
[6.効果]
上述した封止鑑定システムを用いると、以下のような効果がある。
この封止判定システムを用いると、ホールコンピュータ94が第1ICタグ1A〜4Aと通信ができるか否かによりかしめが行われている否かが判定され、その結果が報知されるので、基板ケース1から離れたところで、基板ケース1が確実に封止されているか否かを知ることができる。
また、この封止判定システムを用いると、ホールコンピュータ94が第2ICタグ1B〜4Bと通信ができるか否かにより、基板ケース1の封止が解かれたか否かが判定され、その結果が報知されるので、基板ケース1から離れたところで、基板ケース1が確実に封止されているか否かを知ることができる。
[7.対応関係]
本実施形態の第1ICタグ30が、本発明の第1通信手段に相当する。
本実施形態の第2ICタグ31が、本発明の第2通信手段に相当する。
本実施形態のネジ孔212a、222aが、本発明の封止部材孔に相当する。
本実施形態のネジ止め部212,222が、本発明の止め部に相当する。
本実施形態のIC30aが、本発明の基幹部に相当する。
本実施形態のS120、S140、S160、S180の処理が、本発明の第1通信判定手段に相当する。
本実施形態のS110、S130、S150、S170の処理が、本発明の第2通信判定手段に相当する。
本実施形態のS113、S123、S133、S143、S153、S163、S173、S183、S200の処理、及び、モニタ95が、本発明の報知手段に相当する。
(その他の実施形態)
上記実施形態では、ユニーク情報として、IPアドレス情報を利用したが、他の情報を用いてもよいことはもちろんである。
上記実施形態では、ICタグを用いたが、本実施形態を実施可能な通信手段であれば、他の通信手段をもちいてもよい。
上記実施形態では、ICタグ30のIC30aを破損するよう構成したが、破損すると通信不能な部位であれば、IC30a以外の部位を破損するようにしてもよい。
本発明は、特許請求の範囲に記載された発明の趣旨に合致するものであればよく、上述の実施形態に限定されるものではない。
1…基板ケース、6…回路基板、7…ワンウエイネジ、10…ケース本体、10a…外周側面、11…第1ケース部材、12…第2ケース部材、13…稜線、14…内部空間、20…封止部、21…第1封止片、22…第2封止片、30…第1ICタグ、31…第2ICタグ、90…遊技島、91…遊技機、92…ICタグ読取装置、93…管理装置、94…ホールコンピュータ、95…モニタ、110…開口、111…面、112…鉤状部、113…帯部、114…空間、120…開口、121…面、122…係合片、123…係合溝、124…空間、211…首部、212…ネジ止め部、212a…ネジ孔、213…溝、221…首部、222…ネジ止め部、222a…ネジ孔、223…溝。

Claims (9)

  1. 第1ケース部材に第2ケース部材を組合わせることによって、回路基板を収納可能な内部空間内を形成するケース本体と、
    前記第1ケース部材と前記第2ケース部材とを組合わせたとき、前記第1ケース部材に設けられた第1封止片と、前記第2ケース部材に設けられた第2封止片とが組み合わされて前記ケース本体の外側に形成される封止部と、
    前記封止部内に配置され、無線通信可能な第1通信手段と
    を備え、
    前記第1封止片及び前記第2封止片に封止部材を通して前記封止部を止めることにより、前記回路基板が前記ケース本体内に封止される基板ケースにおいて、
    前記第1通信手段は、
    破損すると無線通信が不能となる基幹部が、前記封止部内のうち、前記封止部が止められる際、前記封止部材が通過する位置に配置され、
    前記封止部が止められるときに、前記封止部材が前記基幹部を破損することを特徴とする基板ケース。
  2. 請求項1に記載の基板ケースにおいて、
    前記封止部は、前記封止部材を通す封止部材孔を有し、
    前記基幹部は、前記封止部材孔内に配置されることを特徴とする基板ケース。
  3. 請求項1,2のいずれか1項に記載の基板ケースにおいて、
    前記第1通信手段は、ICタグであることを特徴とする基板ケース。
  4. 請求項1〜3のいずれか1項に記載の基板ケースにおいて、
    前記封止部材は、ワンウエイネジであることを特徴とする基板ケース。
  5. 請求項1〜4のいずれか1項に記載の基板ケースにおいて、
    前記封止部は、透明な材料で形成されていることを特徴とする基板ケース。
  6. 請求項1〜5のいずれか1項に記載の基板ケースにおいて、
    前記封止部は、
    前記封止部材によって止められる止め部と、
    前記止め部と前記ケース本体とを接続する首部と
    を備え、
    前記止め部内に前記第1通信手段が備えられ、
    前記首部内に、無線通信可能な第2通信手段が備えられ、
    前記第2通信手段は、
    前記止め部側の端部から、少なくとも前記ケース本体側の端部まで延設された状態で前記首部内に配置されることを特徴とする基板ケース。
  7. 請求項6に記載の基板ケースにおいて、
    前記第2通信手段は、ICタグであることを特徴とする基板ケース。
  8. 前記封止部を複数備える請求項1〜4のいずれか1項に記載の基板ケースと、
    前記第1通信手段と通信可能か判定する第1通信判定手段と、
    前記第1通信判定手段が前記第1通信手段と通信ができない封止部は、前記封止部材により前記封止部が止められ、通信ができる封止部は、前記封止部が止められていないと判定する第1判定手段と、
    前記第1判定手段による判定結果を報知する報知手段と、
    を備えることを特徴とする封止判定システム。
  9. 前記封止部を複数備える請求項5〜6のいずれか1項に記載の基板ケースと、
    前記第1通信手段と通信可能か判定する第1通信判定手段と、
    前記第1通信判定手段が前記第1通信手段と通信ができない封止部は、前記封止部材により前記封止部が止められ、通信ができる封止部は、前記封止部材により前記封止部が止められていないと判定する第1判定手段と、
    前記第2通信手段と通信可能か判定する第2通信判定手段と、
    前記第2通信判定手段が前記第2通信手段と通信できる封止部は、前記首部が切断されておらず、通信ができない封止部は、前記首部が切断されていると判定する第2判定手段と、
    前記第1判定手段及び前記第2判定手段による判定結果を報知する報知手段と、
    を備えることを特徴とする封止判定システム。
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