JP5953702B2 - 基板ケースと、この基板ケースの封止判定システム - Google Patents
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Description
この基板ケース200は、図13に示すように、上下2つのケース部材210,220で構成されており、回路基板230は、これらケース部材210,220を合わせたケース本体内240にできる内部空間241内に収納される。
これは、この封止部250が切り取られて不正に封止が解かれると、ICタグ270が破損して通信できなくなるので、ICタグ270を通信できるか否かを判定することにより、不正に封止が解かれていないか監視するためである。
このため、ICタグ270が設けられていない側の封止片252が、ケース本体240と、ネジ止め部分との間(記号αの部分)の位置で切断されると、ICタグ270が切断されることなくケース本体240の封止を不正に解くことができてしまい、ケース本体240の封止が不正に解かれたか否かを確実に監視することはできないという問題があった。
前記第1ケース部材と前記第2ケース部材とを組み合わせとき、前記第1ケース部材に設けられた第1封止片と、前記第2ケース部材に設けられた第2封止片とが組み合わされて形成される封止部と、
前記封止部内に配置された通信手段と、
を備え、
組み合わされた前記第1封止片と前記第2封止片とに挿入されると、これら封止片を分離不能に止める封止具を用いて、前記封止部を構成する前記第1封止片と前記第2封止片とを止めることで、前記回路基板を前記ケース本体内に封止する基板ケースにおいて、
前記通信手段は、
前記第1封止片に一部が固定されており、
前記封止部を前記封止具で止めると、前記第2封止片に他の部分が固定される
ことを特徴とする。
次に、請求項2に記載した基板ケースは、
請求項1に記載の基板ケースにおいて、
前記通信手段は、
長尺状に形成されており、
長手方向の一端が前記第1封止片に固定されており、
前記封止具は、
組み合わされた前記第1封止片と前記第2封止片とを止めるため前記封止部に挿入されると前記通信手段の長手方向の他端を押し、前記封止部を止めると該他端を前記第2封止片に固定することを特徴とする。
しかも、本発明の基板ケースは、ケース本体の封止時には、通信手段が第1封止片にも第2封止片にも固定されるので、ケース本体の封止が不正に開かれたか否かを確実に検出することができる。
もちろん、これは一例であり、他の形状としてもよい。
次に、請求項5に記載した基板ケースのように、封止具は、封止を確実に行うため、ワンウエイネジを用いることが好ましい。
請求項6に記載された封止判定システムは、請求項1〜5のいずれか記載の基板ケースと、前記基板ケースに備えられた前記通信手段と通信可能か判定する通信判定手段と、前記通信判定手段が前記通信手段と通信できない場合、報知する第1報知手段とを備えることを特徴とする。
[1.基板ケースの全体構造]
本実施形態の基板ケースの全体構造について説明する。
本実施形態の基板ケース1は、図1に示すように、2つのケース部材11,12を備えており、第1ケース部材11は上面が開口した箱形のケース部材であり、第2ケース部材12は下面が開口した箱形のケース部材である。
[2.ワンウエイネジ]
次に、ワンウエイネジについて説明する。
本実施形態で用いるワンウエイネジ7は、図2に示すように、軸70の先端の2/5ほどの部分にねじ切り溝71が形成されており、軸70の後端にヘッド72が設けられている。そして、ねじ切り溝71のヘッド72側の端部の軸70の周りには、ヘッド72よりも小径なリング状のフランジ部73を備えている。
[3.ケース本体の詳細な構造]
次に、ケース本体10の構造について説明する。
図5は、(a)基板ケース1の平面図と、(b)(a)図のα-α’断面で切断した封止部20部分の断面図である。
尚、図3〜図6では、図面の見栄えのため、同一構成の符号について一部省略し、また、説明に不要な符号については一部省略している。
[3−1.第1ケース部材11]
ケース本体10は、上述したように、上下のケース部材11,12で構成されている。
[3−2.第2ケース部材12]
第2ケース部材12は、図3(c)(d)に示すように、下面の開口120の周囲で、第2ケース部材12の厚みによって生じる面のうち左右方向に沿った面121上に、鍵状部112に係合する係合部122が形成されている。
[3−3.第2封止片22、ICタグ収納具5]
第2ケース部材12が備える第2封止片22は、図3(c)に示すように、第2ケース部材12の内部空間124内まで延設されており、図3(d)に示すように、補強材125で内部空間124内に固定されている。
このICタグ収納具5は、図4に示すように、長尺に形成された柄部50の先端に、ワンウエイネジ7の先端部分を通す大きさの孔を有するリング状部51を備えている。そして、柄部50内には、長尺なICタグ52が柄部50の長手方向に沿って備えられている。
[3−4.第1封止片21]
第1ケース部材11が備える第1封止片21は、図3(a)に示すように、第1ケース部材11の内部空間114内まで延設されており、図3(b)に示すように、補強材115で第1ケース部材11内に固定されている。
また、第1封止片21の円筒部212には、ワンウエイネジ7の先端が螺合される螺合孔216が円筒部212に同軸状に形成されている。
[4.組み立て方法]
次に、本実施形態の基板ケース1の組み立て方法について説明する。
そして、図7(c)に示すように、第2ケース部材12を左方向にずらせば、係合溝123内で鍵状部112が移動して係合部122と係合する。またこのとき、第1封止片21と第2封止片22も、円筒部212,222にワンウエイネジ7を挿入可能に組み合わせられる。
また、ICタグ収納具5内に収納されたICタグ52は、一端が第1封止片21内で固定され、他端が第2封止片22内で固定されることとなる。
[5.効果]
上述した基板ケース1は、下記のような技術的な特徴がある。
しかも、本実施形態の基板ケース1は、このような簡単な構造にも関わらず、ケース本体10の封止時には、ICタグ収納具5の他端が第2封止片22で固定され、ICタグ収納具5の一端が第1封止片21内で固定されるので、ケース本体10の封止が不正に解かれたか否かを確実に検出することができる。
しかし、本実施形態の基板ケース1は、封止部20を複数備えているので、複数回検査が行われても、検査後に、ケース本体10の封止が不正に解かれたか否かを確実に検出することができるように、複数回封止することができる。
[6.封止判定システム]
次に、上述した基板ケース1を用いて構成される封止判定システムについて説明する。
[6−1.封止判定システムのブロック図]
パチンコホール内には、図10に示すように、複数の遊技島90が設置されている。
このホールコンピュータ94は、各遊技島90の管理装置93と通信可能に接続されており、この管理装置93を介することで、パチンコホール内のすべての遊技機91に設置された基板ケース1が備えるICタグ52と通信することができる。
[6−2.封止状態監視処理]
次に、封止判定システムで実行される封止状態監視処理について説明する。
尚、本実施形態では、封止状態監視処理を実行する前に、各遊技機91の基板ケース1に設置される各ICタグ52には、ケース本体10の左側及び右側のそれぞれで、前方側から後方側に向かって1〜4の連番情報が記憶されている。また、各遊技機91毎に設定された主ID情報が各ICタグ52に記憶されている。
封止状態監視処理は、ホールコンピュータ94を起動すると、すべての遊技機91について順次実行される。そのため、1台の遊技機91では、他のすべての遊技機91に対して処理が終了するごとに繰り返し実行されるので、所定時間毎にこの処理が実行されることとなる。
このS120では、3つのICタグ52から受信した主ID情報が同一であり、かつ、連番情報が4連番内かを判定する。
このS130では、2つのICタグ52から受信した主ID情報が同一であり、かつ、連番情報が4連番内かを判定する。
この判定(S140)で、1つの主ID情報を検出し、連番情報が4連番内であると判定されると(S140:YES)、三つの封止部20の封止が解かれていることを示す「3封止欠損記録」との表示をホールコンピュータ94で行い(S141)、後述するS200の処理を実行する。
S200では、S100の処理で、受信されることのないIDを受信したか否かを判定する処理が実行される。ICタグ52が不正に交換されるなどした場合、このようなIDを受信する可能性があるからである。
[7.効果]
上述した封止鑑定システムを用いると、以下のような効果がある。
[8.対応関係]
本実施形態のICタグ52を備えるICタグ収納具5は、本発明の通信手段に相当する。
(その他の実施形態)
上記実施形態では、ICタグ52をICタグ収納具5に収納したが、ICタグそのものを、一端にリング状部を備えた形状に形成してもよい。
また、上記実施形態では、ワンウエイネジ7が第2封止片22に挿入されて第1封止片21に螺入されると、これに伴ってICタグ52の先端が移動して、ICタグ52が第1封止片21と第2封止片22に固定される例について説明したが、ワンウエイネジ7の挿入に伴って移動するのではなく、例えば、第1封止片21と第2封止片22とが合わせられると、ICタグ52が第1封止片21と第2封止片22とに固定されるように構成してもよい。
Claims (7)
- 第1ケース部材に第2ケース部材を組み合わせることによって、回路基板を収納可能な内部空間内を形成するケース本体と、
前記第1ケース部材と前記第2ケース部材とを組み合わせたとき、前記第1ケース部材に設けられた第1封止片と、前記第2ケース部材に設けられた第2封止片とが組み合わされて形成される封止部と、
前記封止部内に配置された通信手段と、
を備え、
組み合わされた前記第1封止片と前記第2封止片とに挿入されると、これら封止片を止めると共に前記封止部から分離不能な封止具を用いて、前記封止部を構成する前記第1封止片と前記第2封止片とを止めることで、前記回路基板を前記ケース本体内に封止する基板ケースにおいて、
前記通信手段は、
前記第1封止片に一部が固定されており、
前記封止部を前記封止具で止めると、前記第2封止片に他の部分が固定される
ことを特徴とする基板ケース。 - 請求項1に記載の基板ケースにおいて、
前記通信手段は、
長尺状に形成されており、
長手方向の一端が前記第1封止片に固定されており、
前記封止具は、
組み合わされた前記第1封止片と前記第2封止片とを止めるため前記封止部に挿入されると前記通信手段の長手方向の他端を押し、前記封止部を止めると該他端を前記第2封止片に固定する
ことを特徴とする基板ケース。 - 請求項2に記載の基板ケースにおいて、
前記通信手段の他端には、
前記封止具として用いられるネジの軸部を挿通可能な挿通孔が形成された挿通部が備えられ、
前記ネジは、
前記軸部の外周から突設され、前記軸部の軸周りに形成されたフランジ部を備え、
前記通信手段の他端は、
前記フランジ部よりも先端側にある前記ネジの軸部が前記挿通部に通され、前記挿通部が前記フランジ部に押されて前記第2封止片側に移動し、前記ネジの軸部の先端が前記第2封止片に螺入されることによって前記第2封止片側で止められる
ことを特徴とする基板ケース。 - 請求項1〜3のいずれかに記載の基板ケースにおいて、
前記通信手段は、ICタグと、前記ICタグを収納するICタグ収納具とを備えることを特徴とする基板ケース。 - 請求項1〜4のいずれかに記載の基板ケースにおいて、
前記封止具は、ワンウェイネジであることを特徴とする基板ケース。 - 請求項1〜5のいずれか記載の基板ケースと、
前記基板ケースに備えられた前記通信手段と通信可能か判定する通信判定手段と、
前記通信判定手段が前記通信手段と通信できない場合、報知する第1報知手段と
を備えることを特徴とする封止判定システム。 - 前記封止部が複数備えられた前記基板ケースで使用される請求項6に記載の封止システムであって、
前記各通信手段と通信し、予め定めた複数の第2報知情報のうち前記各通信手段に予め記憶させておいた前記第2報知情報を受信する受信手段と、
前記受信手段が受信した情報が、予め定めた複数の前記第2報知情報のうちのいずれかでない場合、報知する第2報知手段と
を備えることを特徴とする封止判定システム。
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