JP2012231877A - エキスパンドメタル製容器及びその製造方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】耐強度が高く、しかも開口率が高い容器を提供する。
【解決手段】容器本体1の全体をエキスパンドメタル4によって形成し、容器本体1の上縁部2に縁枠3を設けると共に、縁枠3に取っ手14を設ける。そして、その製造方法は、 下型の凹部にエキスパンドメタル板を載置した状態で上型における凸部を凹部に挿入することで、プレス形成するものであって、凸部の外側周囲に設けられた押さえ部材によりエキスパンドメタル板の縁側を押さえると共に、この押さえ力はエキスパンドメタル板の縁側が凹部に引き込まれるように滑り可能に調節される。容器本体1において、エキスパンドメタル4がほつれるようなことはないので耐強度が高く、しかも孔5による開口率が高くなり、水洗した野菜などを収容したときの排水性を高めることができる。
【選択図】図1

Description

本発明は、エキスパンドメタル製容器及びその製造方法に関するものである。
従来、厨房の水切りざるは、金属線を編んで凹型ボール形状とした網部と、この網部の上縁部に一体的に形成された円形状縁枠と、この縁枠の一端から外側に取手を設けたものであった。
実用新案登録第3045164号公報
前記従来技術のように、金属線を編んだ網部では比較的耐強度が低く、重いものを収容したような場合には網部が変形するおそれがある。また、金属線を編んだ網部では金属線がほつれて網目が変形したり、切れてしまうおそれがある。
このようなおそれを解消する手段として、金属板に小さな孔を多数打ち抜いたパンチングメタルを利用して容器を形成することが考えられる。しかしながら、パンチングメタルでは耐強度は高いものの、孔相互間の隙間が長く、水切りするための開口率が低くなるという問題を有していた。
解決しようとする問題点は、水きりざるなどの容器において、耐強度が高く、しかも開口率が高い容器を提供する点である。
請求項1の発明のエキスパンドメタル製容器は、容器本体の全体をエキスパンドメタルにより形成したことを特徴とする。
請求項2の発明のエキスパンドメタル製容器の製造方法は、下型の上面に設けた凹部に、前記凹部の開口部を覆うように金属板を載置した後、前記凹部に上型の下向き凸部を上方より挿入しプレスして凹状の容器を形成する容器の製造方法において、前記金属板はエキスパンドメタル板であって、前記凸部の外側周囲に設けられた押さえ部材により前記エキスパンドメタル板の縁側を前記下型の上面で押さえると共に、この押さえ力は前記凹部に前記凸部が挿入したときに前記エキスパンドメタル板の縁側が凹部に引き込まれるように滑り可能に調節されることを特徴とするとする。
請求項3の発明のエキスパンドメタル製容器の製造方法は、請求項2において、前記押さえ力の調節手段がバネであることを特徴とする。
請求項1の発明によれば、容器本体の全体をエキスパンドメタルにより形成したことで、ほつれなどがなく耐強度が高く、しかも孔による開口率が高くなり排水性や通気性、さらに軽量化を図ることができる。
請求項2の発明によれば、開口部にあったエキスパンドメタル板が絞り込まれるときに、局部応力が発生しにくくなって、局部応力が原因となるエキスパンドメタル製容器においての亀裂や皺の発生を阻止することができる。
請求項3の発明によれば、凹部に凸部が深く挿入したときにはエキスパンドメタル板の縁側を強力に上面に押圧することで、エキスパンドメタルを深く絞るようにプレスすることができる。
本発明の実施例1を示す一部を拡大した斜視図である。 同要部の拡大した斜視図である。 同エキスパンドメタルの製造時の斜視図である。 同第一プレス工程の断面図である。 同第二プレス工程の断面図である。 同第三プレス工程の断面図である。 本発明の実施例2を示す平面図である。 本発明の実施例3を示す斜視図である。 本発明の実施例4を示す斜視図である。 本発明の実施例5を示す斜視図である。 本発明の実施例6を示す斜視図である。 同要部の断面図である。 本発明の実施例7を示す斜視図である。 本発明の実施例8を示す斜視図である。
本発明における好適な実施の形態について、添付図面を参照して説明する。尚、以下に説明する実施の形態は、特許請求の範囲に記載された本発明の内容を限定するものではない。また、以下に説明される構成の全てが、本発明の必須要件であるとは限らない。
以下、水洗した食材や食器などを収容して水切りが行われる厨房用の容器の実施例について説明する。
図1〜6は実施例1を示しており、この実施例は厨房などで使用される水切りざるの場合を示しており、図1に示すように凹型ボール形状の容器本体1の上縁部2の外周に平面が円環状の縁枠3を一体に設けている。容器本体1は全体をステンレス鋼からなるエキスパンドメタル4によって形成したものであって、メッシュ、目或いは網目などと称する平面が菱形の孔5が枠部を形成するストランド6よって囲まれて形成されており、ストランド6の外側四方に配置されるストランド6相互間の連結部を形成するボンド7を介して多数並設されている。尚、エキスパンドメタル4はエクスパンドメタルとも称せられて、その孔5の平面は六角形などでもよい。
そして、ほぼ半球形状の容器本体1は後述するように一枚の平らなエキスパンドメタル板4Aを固定側となる雌型である下型8、上下方向の可動側となる雄型である上型9によってプレス成形したものであり、プレス成形によって容器本体1の上縁部2側の孔5の開口面積は、上縁部2の周方向に沿って、ほぼ当初の開口面積より狭くなった第一の孔5Aを複数有する第一の孔群11と、当初の開口面積とほぼ同じか或いは広げられた第二の孔5Bを複数有する第二の孔群12とが設けられ、さらに容器本体1の底側にも当初の開口面積とほぼ同じか広げられた第三の孔5Cを複数有する第三の孔群13とが設けられている。そして、上縁部2の外周に帯板状のステンレス鋼製縁枠3を面接触させて、両者を溶接しており、この縁枠3のうち第一の孔群11のある側に基端14Aを溶接した横向きの柄からなる取っ手14を外側に突設している。尚、縁枠3における基端14Aに対向する縁枠3の左右に横向きの小突起10が外側に突設している。
次に製造方法を説明する。図3に示すように、エキスパンドメタル板4Aはステンレス鋼板4´Aを下刃15と上刃16との間で千鳥配列の切れ目5Dを入れ、同時にこれを押し伸ばしながら孔5を形成する。尚、この際、エキスパンドメタル板4Aにおける上刃16が入る側の面を上面17、上刃16が抜け出る側の面を下面18とする。
次に図4〜図6に示すプレス工程を施す。プレス装置19は、固定台(図示せず)に下側取り付け板20を介して設ける下型8の上面21中央に凹部22が形成されており、一方下型8の上面21に対向し可動台(図示せず)に上側取り付け板23を介して設ける上型9の下面24の中央に凹部22に挿入する下向きの凸部25が設けられている。そして、上型9では凸部25を囲むように上面21に置かれたエキスパンドメタル板4Aの押さえ部材26が設けられ、この押さえ部材26はリング状であって、凸部25に対して上下方向に移動できるようになっており、かつ押さえ部材26の上面と上側取り付け板23側、実施例では上側取り付け板23の下面との間に、押さえ部材26の押さえ力の調節手段として上下端が係止して弾性部材たるバネ27が介在している。
バネ27の取り付けについて説明する。バネ27は上型9の周囲を囲むように複数設けられるものであって、上下方向に向いたボルトなどからなる軸棒27Aの外周を長手方向に沿ってゆるく巻装しており、この軸棒27Aの上端は上側取り付け板23に固定している。また軸棒27Aの下端側は押さえ部材26に設けた上下方向の貫通孔26Aを摺動可能となって上下方向に貫通し、この軸棒27Aの下端には径大な膨出部27Bが設けられており、この膨出部27Bは押さえ部材26の下面に形成した上向きの凹部26Bに出し入れ可能に設けられると共に、膨出部27Bが凹部26Bに入っているときには膨出部27Bの上面が凹部26Bの上面に係止して、上側取り付け板23と押さえ部材26との距離Lを一定に保つようになっている。一方、下型8の上面における膨出部27Bが対向する部位には、膨出部27Bが摺動して出し入れ可能な凹部8Aが下向きに設けられており、型閉時に膨出部27Bが凹部8Aに挿入するようになっている。
図4に示す第一プレス工程は、上側取り付け板23と押さえ部材26は距離Lが保たれている型開状態において、凹部22を覆うようにエキスパンドメタル板4Aを上面21に載置する。このエキスパンドメタル板4Aは凹部22の上部開口よりも広い面積を有しているものが載置されており、その中央は凹部22の中央に配置されるとともに、エキスパンドメタル板4Aの縁側4Bが凹部22より離れて上面21上に配置されている。その縁側4Bは、型閉時に膨出部27Bと接触しないように凹部8Aより中心側に配置されている。
次に図5に示す第二プレス工程は、上型9が降下して凸部25が凹部22に挿入し、同時に膨出部27Bが凹部8Aに挿入することにより、エキスパンドメタル板4Aは絞られながら凹状に形成される。この絞り始めにおいて、上側取り付け板23と押さえ部材26との距離が短くなることでバネ27が圧縮され、押さえ部材26はエキスパンドメタル板4Aの縁側4Bを上面17側にバネ27の弾性力を利用して均一な所定圧力で押し付ける。この所定圧力、すなわちバネ27の弾性力は上型9が降下して凸部25が凹部22に挿入してエキスパンドメタル板4Aを成形する際に、縁側4Bが上面17上を滑ることができる程度に調整されている。このようなプレス形成の絞り加工の際に、開口率が小さい第一の孔群11とそれよりも開口率が大きい第二の孔群12が上縁に沿って配置される。これは絞り加工の際、ストランド6やボンド7が引き寄せられる部位と、ストランド6やボンド7が引き離される部位が形成されることによって生ずる。同時に、縁側4Bの滑りにより凹部22と凸部25とにより挟まれて凹状に形成されるエキスパンドメタル板4Aに局部応力が発生することを阻止して、亀裂や皺の発生を防止している。
また、エキスパンドメタル板4Aの下面18が凹部22の表面に当接してプレスされ、このためエキスパンドメタル板4Aの製造時に切れ目5Dの下縁に形成されるバリ(図示せず)が押し潰されてバリがなくなるようにしている。尚、このようにプレス加工の際にバリを押し潰すほかに、予めエキスパンドメタル板4Aをフラットロールにかけることによって、ストランド6やボンド7が同一面に形成されたものを利用してもよい。
この後、図6に示す第三プレス工程のように、上型9を上昇させて型開きし、プレスしたエキスパンドメタル板4Aを取り出す。このようなプレス加工によって第一の孔群11、第二の孔群12、第三の孔群13が形成される。
そして、取り出したエキスパンドメタル板4Aのはみ出している縁側4Bを切断して凹型ボール形状の容器本体1を製作する。次に容器本体1の上縁部2の外周に平面が円形状のステンレス鋼製の縁枠3を外嵌すると共に、図2に示すように両者間を溶接、例えばスポット溶接部28やシーム溶接部などにより接続する。この際、容器本体1の上縁部2の上端と縁枠3の上端を一致するように配置している。そして、容器本体1の上縁部2の上端と縁枠3の上端に、アルゴン溶接、TIG溶接或いは火炎や電気ヒータ等の加熱手段を当てて両者を溶融させて上縁部2の上端にあるストランド6やボンド7を溶融した溶融部29を全周に形成する。そしてこの溶接部29を研磨することで、ストランド6やボンド7に伴う被収容物との引っ掛かりをなくすことができる。
尚、取っ手14、小突起3Aは、予め縁枠3に一体化されたものを容器本体1の上縁部2に接続するか、或いは容器本体1の上縁部2に縁枠3を固定した後に、縁枠3に取っ手14、小突起3Aを固定してもよい。この際、第一の孔群11のある縁枠3の第一の対応部位に取っ手14の基端が固定されるようになっている。
次に、前記構成についてその作用を説明する。容器本体1に例えば水洗した野菜などの被収容物を収容し、第一の孔5A、第二の孔5B、第三の孔5Cによって水切りを行う。この際、容器本体1がエキスパンドメタル4により高い耐強度を有することができ、また第一の孔5A、第二の孔5B、第三の孔5Cにより開口面積比率が大きいので水切り排水性を高めることができる。この際、取っ手14を握って容器本体1を持ち上げることになるが、容器本体1の取っ手14側の第一の孔群11においては、第一の孔5Aは当初の開口面積より狭くなっているので、単位面積あたりのストランド6、ボンド7の総面積が、第二の孔群12、第三の孔群13のものより広くなっているので、第一の孔群11の耐強度は第二の孔群12、第三の孔群13の耐強度よりも大きくなっているので、容器本体1と取っ手14側との連結強度を高めることができる。
以上のように、前記実施例では容器本体1の全体をエキスパンドメタル4によって形成したことで、ストランド6がほつれるようなことはないので耐強度が高く、しかもストランド6は千鳥配列の切れ目5Dによって形成されているので、孔5による開口率が高くなり、水洗した野菜などを収容したときの排水性を高めることができる。また通気性を高めたり、さらに軽量化も図れる。
また、孔5の開口率が他の箇所よりも小さい第一の孔群11を容器本体1の上縁部2側に設けると共に、この第一の孔群11が配置されている側の縁枠3の部位に取っ手14を固定することで、取っ手14を例えば第二の孔群12側に固定した場合に比較して容器本体1に対する取っ手14の取り付け強度を大きくできる。
さらに、製造方法においては、下向きの凸部25の外側周囲に設けられた押さえ部材26によりエキスパンドメタル板4Aの上面17側を押さえると共に、この押さえ力は凹部22に凸部25が挿入したときにエキスパンドメタル板4Aの縁側4Bが凹部22に引き込まれるように滑り可能に調節されることにより、凹部22の開口部にあるエキスパンドメタル板4Aの部位が凹部22に凸部25によって押し込まれて絞り込まれるとき、エキスパンドメタル板4A一部が上面21を滑って凹部22に引き込まれることで、開口部にあったエキスパンドメタル板4Aの中央部位が絞り込まれるときに、局部応力が発生しにくくなって、局部応力が原因となるエキスパンドメタル4の亀裂や皺の発生を阻止することができる。
また、押さえ部材26によるエキスパンドメタル4の押さえ力の調節手段をバネ27によって行って、順次凹部22に凸部25が挿入することで、バネ27が圧縮されてその復元弾性力で押さえ部材26でエキスパンドメタル板4Aの縁側4Bを押圧する。この結果凹部22に凸部25が深く挿入したときにはエキスパンドメタル板4Aの上面17を均一に上面21に押圧することで、エキスパンドメタル4を半球状に深く絞るようにプレスすることができる。
しかも、製造工程にあっては、容器本体1の上縁部2と縁枠3との固定において、容器本体1の上縁部2の上端と縁枠3の上端に火炎や電気ヒータ等を当てて両者を溶融させて上縁部2の上端にあるストランド6やボンド7箇所を溶融部29とすることで、ストランド6やボンド7に伴う被収容物との引っ掛かりをなくして、指が縁に引っ掛からないようにすることができる。
以下に他の実施例を説明する。
図7に示す実施例2は掬いざる形状であって、エキスパンドメタル4によって形成される容器本体31は平面が円形で浅底状であって、容器本体31の上縁部32の下面のみに平面が円環状の縁枠33が固定されており、この縁枠33に長尺の取っ手34の基端34Aが接続されている。
実施例2では容器本体1Aの全体をエキスパンドメタル4によって形成したことで、耐強度を高くすることができると共に、孔5による開口率も高くすることができる。尚、実施例2では縁枠33を上縁部32の下面のみに設けたが、上縁部32の上面のみに設けたり、上縁部32の両側、すなわち下面、上面に設けるようにしてもよい。
図8に示す実施例3は矩形状の水切り容器であって、容器本体40は、底面部41及びこの底面部41の四方に立設する側面部42をエキスパンドメタル4によって形成し、側面部42の上縁部43を外側横向きに形成すると共に、この上縁部43の上面又は及び下面に縁枠44を設けたものである。
そして、実施例3においては、エキスパンドメタル板から底面部41とその四方に連設する側面部42を切断や打ち抜きで形成し、そして底面部41に対して側面部42を立設した後に、隣接する側面部42の縦向き縁相互を溶接したものである。また、側面部42の上縁部43を外側横向きに折り曲げた後に、縁枠44を固定したものである。
実施例3では容器本体40の全体をエキスパンドメタル4によって形成したことで、耐強度を高くすることができると共に、孔5による開口率も高くすることができる。さらに、側面部42の縦向き縁相互を溶接したことで、側面部42の角部においても孔5が確保されるので、排水性を確保することができる。
図9に示す実施例4も矩形状の水切り容器であって、容器本体50は、底面部51及びこの底面部51の四方に立設する側面部52をエキスパンドメタル4によって形成し、側面部52の上縁部53を外側横向きに形成すると共に、この上縁部53の上面に縁枠54を設けたものである。さらに、隣接する側面部52相互の縦向き縁相互の内側、外側に平面がL字型の金属製の内側当て板55、外側当て板56が溶接している。
そして、実施例3においては、エキスパンドメタル板から底面部51とその四方に連設する側面部52を切断や打ち抜きで形成し、そして底面部51に対して側面部52を立設した後に、隣接する側面部52の縦向き縁相互の内側、外側に内側当て板55、外側当て板56を溶接したものである。また、側面部52の上縁部53を外側横向きに折り曲げた後に、縁枠54を固定したものである。
実施例4では容器本体50の全体をエキスパンドメタル4によって形成したことで、耐強度を高くすることができると共に、孔5による開口率も高くすることができる。さらに、側面部52の縦向き縁相互に内側当て板55、外側当て板56を溶接したことで、側面部52の角部の強度を高めることができる。
図10に示す実施例5は実施例1と同様に半球形状の水切り容器であって、上縁部2の外周のみならず内周に、上縁部2を挟むようにして帯板状のステンレス鋼製縁枠3、縁枠61を面接触させ、両者を溶接したものである。
実施例5では容器本体1の全体をエキスパンドメタル4によって形成したことで、耐強度を高くすることができると共に、孔5による開口率も高くすることができる。さらに、上縁部2の内周に内側縁枠61を設けたことで、耐強度をさらに高くすることができ、さらに縁枠3、縁枠61と、これらに挟まれる上縁部2との溶接なども比較的容易に行うことができる。
図11,12に示す実施例6は、実施例4と同様に矩形状の水切り容器であって、容器本体50は、底面部51及びこの底面部51の四方に立設する側面部52をエキスパンドメタル4によって形成し、側面部52の上向きの上縁部53を、断面が逆L字形状の内側縁枠54の下部外側に溶着したものである。また、隣接する側面部52の縦向き縁相互を溶接すると共に、この箇所を内側当て板55に溶接したものである。
そして、図12(A)に示すように、内側縁枠54の下部外側にエキスパンドメタル4を溶接してエキスパンドメタル4があらわれるようにしたり、また図12(B)に示すように、側縁枠54の下部外側とその外側の縦向きの縁枠55とによってエキスパンドメタル4を挟んで溶接してもよく、さらに図12(C)に示すように、内側縁枠54の下部外側と、断面が逆L字形状の外側縁枠56の下部内側とによってエキスパンドメタル4を挟んで溶接してもよい。
実施例6では容器本体50の全体をエキスパンドメタル4によって形成したことで、耐強度を高くすることができると共に、孔5による開口率も高くすることができる。さらに、隣接する側面部52の縦向き縁相互を溶接すると共に、この箇所を内側当て板55に溶接したことで、側面部52の角部の強度を高めることができる。
図13に示す実施例7においては、エキスパンドメタル4からなる容器本体71は上方を開口した半球状であって、その下部には平底部71Aが形成されている。そして、上縁部2の外側に縁枠3を設けたものである。
前記実施例では容器本体1の全体をエキスパンドメタル4によって形成したことで、耐強度が高く、しかも平底部71Aによってボール状の容器本体71を台(図示せず)などに載置したときの安定性に優れる。
図14に示す実施例8においては、エキスパンドメタル4からなる容器本体71は上方を開口した半球状であって、その下部には平底部71Aが形成されている。そして、上縁部2の外側、内側に上縁部2を挟むように縁枠3,61を設けたものである。
前記実施例では容器本体1の全体をエキスパンドメタル4によって形成し、また上縁部2を挟むように縁枠3,61を設けたことで、耐強度が高く、しかも平底部71Aによってボール状の容器本体61を台(図示せず)などに載置したときの安定性に優れる。
以上のように本発明に係るエキスパンドメタル製容器及びその製造方法は、各種の用途に適用できる。
1 31 40 50 71 容器本体
4 エキスパンドメタル
4A エキスパンドメタル板
4B 縁側
8 下型
10 上型
21 上面
22 凹部
25 凸部
26 押さえ部材
27 バネ(押さえ力の調節手段)

Claims (3)

  1. 容器本体の全体をエキスパンドメタルにより形成したことを特徴とするエキスパンドメタル製容器。
  2. 下型の上面に設けた凹部に、前記凹部の開口部を覆うように金属板を載置した後、前記凹部に上型の下向き凸部を上方より挿入しプレスして凹状の容器を形成する容器の製造方法において、前記金属板はエキスパンドメタル板であって、前記凸部の外側周囲に設けられた押さえ部材により前記エキスパンドメタル板の縁側を前記下型の上面で押さえると共に、この押さえ力は前記凹部に前記凸部が挿入したときに前記エキスパンドメタル板の縁側が凹部に引き込まれるように滑り可能に調節されることを特徴とするエキスパンドメタル製容器の製造方法。
  3. 前記押さえ力の調節手段がバネであることを特徴とする請求項2記載のエキスパンドメタル製容器の製造方法。
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