JP2012229131A - 色素増感型太陽電池用ガラス及び色素増感型太陽電池用材料 - Google Patents

色素増感型太陽電池用ガラス及び色素増感型太陽電池用材料 Download PDF

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Abstract

【課題】ヨウ素電解液に侵食され難く、且つ低融点特性を有する封止材料等を創案することにより、色素増感型太陽電池の長期耐久性を高めると共に、ガラス板の変形を防止することを技術的課題とする。
【解決手段】本発明の色素増感型太陽電池用ガラスは、ガラス組成として、質量%で、Bi 60〜87%、B 3〜15%、ZnO 0〜20%、P 0.01〜10%を含有することを特徴とする。
【選択図】なし

Description

本発明は、色素増感型太陽電池用ガラス及び色素増感型太陽電池用材料に関し、具体的には色素増感型太陽電池の透明電極基板と対極基板の封止、セル間を仕切るための隔壁の形成、集電電極の被覆に好適な色素増感型太陽電池用ガラス及び色素増感型太陽電池用材料に関する。
グレッチェル等が開発した色素増感型太陽電池は、シリコン半導体を使用した太陽電池に比べて、低コストであり、且つ製造に必要な原料が豊富にあるため、次世代の太陽電池として期待されている。
色素増感型太陽電池は、透明導電膜が形成された透明電極基板と、透明電極基板に形成された多孔質酸化物半導体層(主にTiO層)からなる多孔質酸化物半導体電極と、その多孔質酸化物半導体電極に吸着されたRu色素等の色素と、ヨウ素を含むヨウ素電解液と、触媒膜や透明導電膜が形成された対極基板等で構成される。
透明電極基板と対極基板には、ガラス板やプラスチック板等が使用される。透明電極基板にプラスチック板を使用すると、透明電極膜の抵抗値が大きくなり、色素増感型太陽電池の光電変換効率が低下する。一方、透明電極基板にガラス板を使用すると、透明電極膜の抵抗値が上昇し難く、色素増感型太陽電池の光電変換効率を維持することができる。このため、近年では、透明電極基板として、ガラス板が使用されている。
色素増感型太陽電池は、透明電極基板と対極基板の間にヨウ素電解液が充填される。色素増感型太陽電池からヨウ素電解液の漏れを防止するためには、透明電極基板と対極基板の外周縁を封止する必要がある。また、一枚のガラス板上に電池回路を形成する場合、透明電極基板と対極基板の間に隔壁を形成する場合がある。更に、発生した電子を効率良く取り出すために、集電電極(例えば、Ag等が用いられる)を透明電極基板上に形成する場合がある。この場合、集電電極を被覆して、ヨウ素電解液により集電電極が侵食される事態を防止する必要がある。
特開平1−220380号公報 特開2002−75472号公報 特開2004−292247号公報
色素増感型太陽電池の技術的課題は、長期耐久性の向上である。長期耐久性を損なう原因の一つとして、太陽電池部材(集電電極、封止材料等)とヨウ素電解液が反応し、太陽電池部材やヨウ素電解液が劣化することが挙げられる。特に、封止材料に樹脂を用い、ヨウ素電解液にアセトニトリル等の有機溶媒を用いたときに、その傾向が顕著である。この場合、樹脂がヨウ素電解液により侵食されるため、太陽電池からヨウ素電解液が漏洩し、電池特性が著しく低下する。同様にして、隔壁の形成や集電電極の被覆に樹脂を使用した場合も、樹脂がヨウ素電解液により侵食されるため、隔壁の破れや集電電極の劣化等が生じる。
このような事情に鑑み、封止材料に樹脂を使用しない方法が提案されている。例えば、特許文献1には、透明電極基板と対極基板の外周縁をガラスで封止することが記載されている。また、特許文献2、3には、透明電極基板と対極基板の外周縁を鉛系ガラスで封止することが記載されている。
しかし、鉛系ガラスもヨウ素電解液に侵食され易い性質を有している。このため、封止材料として鉛系ガラスを使用した場合、長期間の使用により、鉛系ガラスの成分がヨウ素電解液中に溶出し、色素増感太陽電池の電池特性が低下してしまう。また、隔壁の形成や集電電極の被覆に鉛系ガラスを用いた場合でも、長期間の使用により、隔壁の破れや集電電極の劣化が生じる。これらの現象も、鉛系ガラスがヨウ素電解液により侵食されることが原因である。
また、封止材料の軟化点がガラス板の歪点より高いと、封止工程でガラス板が変形してしまう。よって、封止材料には、低融点特性が要求される。同様にして、隔壁の形成や集電電極の被覆に用いる材料も、低融点特性が要求される。
そこで、本発明は、ヨウ素電解液に侵食され難く、且つ低融点特性を有する封止材料等を創案することにより、色素増感型太陽電池の長期耐久性を高めると共に、ガラス板の変形を防止することを技術的課題とする。
本発明者は、種々の検討を行った結果、必須成分としてPを含むビスマス系ガラスを用いることにより、上記技術的課題を解決できることを見出し、本発明として、提案するものである。すなわち、本発明の色素増感型太陽電池用ガラスは、ガラス組成として、質量%で、Bi 60〜87%、B 3〜15%、ZnO 0〜20%、P 0.01〜10%を含有することを特徴とする。
Biの含有量を60質量%以上に規制すると、ガラスの低融点特性が向上する。また、Bの含有量を3質量%以上に規制すると、ガラスの熱的安定性が向上する。更に、Pの含有量を0.01〜10質量%に規制すると、ガラスの低融点特性を維持しつつ、ガラスがヨウ素電解液に侵食され難くなる。
なお、Pの添加により、ビスマス系ガラスがヨウ素電解液に侵食され難くなるメカニズムは、現時点で不明であり、鋭意調査中である。
第二に、本発明の色素増感型太陽電池用ガラスは、更に、ガラス組成として、Alを0.1〜5質量%含むことが好ましい。このようにすれば、ガラスがヨウ素電解液に侵食され難くなる。
第三に、本発明の色素増感型太陽電池用ガラスは、更に、ガラス組成として、SiOを0.1〜10質量%含むことが好ましい。このようにすれば、ガラスがヨウ素電解液に侵食され難くなる。
第四に、本発明の色素増感型太陽電池用ガラスは、熱膨張係数が60〜120×10−7/℃であることが好ましい。ここで、「熱膨張係数」は、押棒式熱膨張係数測定(TMA)装置により、30〜300℃の温度範囲で測定した値を指す。
第五に、本発明の色素増感型太陽電池用材料は、上記の色素増感型太陽電池用ガラスからなるガラス粉末 50〜100体積%と、耐火性フィラー粉末 0〜50体積%とを含有することを特徴とする。なお、本発明の色素増感型太陽電池用材料は、上記から明らかなように、ガラス粉末のみで構成される態様を含む。
第六に、本発明の色素増感型太陽電池用材料は、70℃、10mLのヨウ素電解液中に2週間浸漬させたときに、ヨウ素電解液中のBi溶出量が20ppm(質量)以下になることが好ましい。なお、Bi溶出量の測定試料として、ソーダガラス板(熱膨張係数:90×10−7/℃)の表面に、10cmのスクリーン版を用いて、30〜50μm厚となるようにスクリーン印刷し、更に電気炉で120℃10分間乾燥した後、500℃で30分間焼成し、10cm×25μm厚とした焼成試料を用いる。また、「ヨウ素電解液」は、アセトニトリル中に、ヨウ化リチウム0.1M、ヨウ素0.05M、tert−ブチルピリジン0.5M、及び1,2−ジメチル−3−プロピルイミダゾリウムヨーダイド0.6Mを溶解させたものを指す。更に、「Bi溶出量」は、ヨウ素電解液中のBi溶出量をICP−OESにより分析した値を指す。
一般的に、ヨウ素電解液は、ヨウ素、アルカリ金属ヨウ化物、イミダゾリウムヨウ化物、四級アンモニウム塩等のヨウ素化合物を有機溶媒に溶解させたものを指すが、ヨウ素化合物以外にもtert−ブチルピリジン、1メトキシベンゾイミダゾール等を溶解させたものもある。溶媒として、アセトニトリル、メトキシアセトニトリル、プロピオニトリル等のニトリル系溶媒、炭酸エチレン、炭酸プロピレン等のカーボネート系溶媒、ラクトン系溶媒等が用いられる。これら化合物や溶媒で構成されるヨウ素電解液でも、封止材料がヨウ素電解液に侵食される上記問題が生じ得る。よって、本発明の色素増感型太陽電池用材料は、これらのヨウ素電解液(70℃、10mL)中に2週間浸漬させたときでも、ヨウ素電解液中のBi溶出量が20ppm以下になることが好ましい。
第七に、本発明の色素増感型太陽電池用材料は、軟化点が550℃以下であることが好ましい。ここで、「軟化点」は、マクロ型示差熱分析(DTA)装置を用いて、大気中、昇温速度10℃/分で測定した値を指す。なお、マクロ型DTA装置で測定した軟化点は、図1に示す第四屈曲点の温度(Ts)を指す。
第八に、本発明の色素増感型太陽電池用材料は、封止に用いることが好ましい。ここで、「封止」には、透明電極基板と対極基板の封止に加えて、ガラス管の封止等も含まれる。なお、透明電極基板と対極基板等に複数の開口部を設けて、各開口部にガラス管を封止した後、ガラス管を介して、色素増感型太陽電池内に色素を含有させた液体等を循環させて、多孔質酸化物半導体に色素を吸着させる場合がある。このような場合、本発明の色素増感型太陽電池用材料でガラス管を封止すると、液体等の漏れ等が発生し難くなる。
第九に、本発明の色素増感型太陽電池用材料は、レーザー封止(レーザー光による封止)に用いることが好ましい。このようにすれば、太陽電池部材の熱劣化を招くことなく、封止を行うことができる。
第十に、本発明の色素増感型太陽電池用材料は、集電電極の被覆に用いることが好ましい。
マクロ型DTA装置で測定した時の軟化点を示す模式図である。
本発明の色素増感型太陽電池用ガラスは、ガラス組成として、質量%で、Bi 60〜87%、B 3〜15%、ZnO 0〜20%、P 0.01〜10%を含有する。上記のようにガラス組成範囲を限定した理由を以下に説明する。
Biは、軟化点を下げるための主要成分であり、その含有量は60〜87%、好ましくは70〜83%、より好ましくは72〜79%である。Biの含有量が少な過ぎると、軟化点が不当に高くなり、低温で封止し難くなる。一方、Biの含有量が多過ぎると、ガラスが熱的に不安定になり、溶融又は焼成時にガラスが失透し易くなる。
は、ビスマス系ガラスのガラスネットワークを形成する成分であり、その含有量は3〜15%、好ましくは3〜10%、より好ましくは5〜10%である。Bの含有量が少な過ぎると、ガラスが熱的に不安定になり、溶融又は焼成時にガラスが失透し易くなる。一方、Bの含有量が多過ぎると、ガラスの粘性が高くなり過ぎて、低温で封止し難くなる。
ZnOは、溶融又は焼成時にガラスの失透を抑制する成分であり、その含有量は0〜20%、好ましくは1〜20%、より好ましくは3〜15%、更に好ましくは4〜12%である。ZnOの含有量が多過ぎると、ガラス組成の成分バランスを欠き、逆にガラスの熱的安定性が損なわれて、ガラスが失透し易くなる。
は、ヨウ素電解液による侵食を生じ難くする効果が大きい成分であり、その含有量は0.01〜10%、好ましくは1〜7%、より好ましくは3〜5%である。Pの含有量が少な過ぎると、ガラスがヨウ素電解液に侵食され易くなる。一方、Pの含有量が多過ぎると、ガラスの熱的安定性が損なわれて、ガラスが失透し易くなる。
上記成分以外にも、例えば、以下の成分を添加してもよい。
Alは、ヨウ素電解液による侵食を生じ難くする成分であり、その含有量は0〜5%、0.1〜5%、特に0.1〜3%が好ましい。Alの含有量が多過ぎると、軟化点が不当に高くなり、低温で封止し難くなる。
SiOは、ヨウ素電解液による侵食を生じ難くする成分であり、その含有量は0〜10%、0.1〜10%、特に0.3〜7%が好ましい。SiOの含有量が多過ぎると、軟化点が不当に高くなり、低温で封止し難くなる。
MgO、CaO、SrO、BaOは、溶融又は焼成時にガラスの失透を抑制する成分であり、これらの成分は合量で0〜15%、特に0.1〜10%が好ましい。これらの成分の合量が多過ぎると、軟化点が不当に高くなり、低温で封止し難くなる。
MgO、CaO、SrOの含有量は各々0〜5%、特に0〜2%が好ましい。各成分の含有量が多過ぎると、ガラスが分相し易くなり、またガラス組成の成分バランスを欠き、逆にガラスの熱的安定性が損なわれて、ガラスが失透し易くなる。
BaOの含有量は0〜10%、特に1〜7%が好ましい。BaOの含有量が多過ぎると、ガラス組成の成分バランスを欠き、逆にガラスの熱的安定性が損なわれて、ガラスが失透し易くなる。なお、BaOの含有量を1〜7%に規制すれば、ガラスの熱的安定性を顕著に高めることができる。
Fe+CuOは、溶融又は焼成時にガラスの失透を抑制する成分であり、その含有量は0〜10%、0.1〜10%、特に0.5〜5%が好ましい。Fe+CuOの含有量が多過ぎると、ガラス組成の成分バランスを欠き、逆にガラスの熱的安定性が損なわれて、ガラスが失透し易くなり、結果として、ガラスの流動性が低下し易くなる。なお、「Fe+CuO」は、FeとCuOの合量を指す。
CuOは、溶融又は焼成時にガラスの失透を抑制する成分であり、その含有量は0〜5%、0.3〜4.5%、特に0.5〜3%が好ましい。CuOの含有量が多過ぎると、ガラス組成の成分バランスを欠き、逆にガラスの熱的安定性が損なわれて、ガラスが失透し易くなり、結果として、ガラスの流動性が低下し易くなる。
Feは、溶融又は焼成時にガラスの失透を抑制する成分であり、その含有量は0〜5%、0.3〜4.5%、特に0.5〜2%が好ましい。Feの含有量が多過ぎると、ガラス組成の成分バランスを欠き、逆にガラスの熱的安定性が損なわれて、ガラスが失透し易くなり、結果として、ガラスの流動性が低下し易くなる。
CeOは、溶融又は焼成時にガラスの失透を抑制する成分であり、その含有量は0〜5%、0〜2%、特に0〜1%が好ましい。CeOの含有量が多過ぎると、ガラス組成の成分バランスを欠き、逆にガラスの熱的安定性が損なわれて、ガラスが失透し易くなり、結果として、ガラスの流動性が低下し易くなる。
Sbは、溶融又は焼成時にガラスの失透を抑制する成分であり、その含有量は0〜5%、0〜2%、特に0.05〜1%が好ましい。Sbは、ビスマス系ガラスのネットワーク構造を安定化させる効果があり、ビスマス系ガラスにおいて、Sbを適宜添加すれば、Biの含有量が多い場合、例えばBiの含有量が76%以上であっても、ガラスの熱的安定性が低下し難くなる。但し、Sbの含有量が多過ぎると、ガラス組成の成分バランスを欠き、逆にガラスの熱的安定性が損なわれて、ガラスが失透し易くなり、結果として、ガラスの流動性が低下し易くなる。
WOは、溶融又は焼成時にガラスの失透を抑制する成分であり、その含有量は0〜10%、特に0〜2%が好ましい。但し、WOの含有量が多過ぎると、ガラス組成の成分バランスを欠き、逆にガラスの熱的安定性が損なわれて、ガラスが失透し易くなる。
In、Gaは、必須成分ではないが、溶融又は焼成時にガラスの失透を抑制する成分であり、その含有量は合量で0〜5%、特に0〜3%がより好ましい。但し、In、Gaの合量が多過ぎると、ガラス組成の成分バランスを欠き、逆にガラスの熱的安定性が損なわれて、ガラスが失透し易くなる。なお、Inの含有量は0〜1%が好ましく、Gaの含有量は0〜0.5%が好ましい。
LiO、NaO、KO、CsOは、軟化点を低下させる成分であるが、溶融又は焼成時にガラスの失透を促進する作用を有するため、その含有量は合量で2%以下が好ましい。
MoO、La、Y、Gdは、ガラスの分相を抑制する成分であるが、これらの合量が多過ぎると、軟化点が不当に高くなり、低温で封止し難くなる。よって、これらの成分の合量は0〜3%が好ましい。
なお、ガラスの特性を損なわない範囲で、上記成分以外の成分を例えば10%までガラス組成中に添加してもよい。
本発明の色素増感型太陽電池用ガラスは、環境的観点及びヨウ素電解液による侵食を防止する観点から、実質的にPbOを含有しないことが好ましい。ここで、「実質的にPbOを含有しない」とは、ガラス組成中のPbOの含有量が1000ppm(質量)以下の場合を指す。
本発明の色素増感型太陽電池用ガラスにおいて、熱膨張係数は60〜120×10−7/℃、特に65〜100×10−7/℃が好ましい。熱膨張係数が上記範囲外になると、ガラス板(例えばソーダガラス板)の熱膨張係数に整合させ難くなるため、封止工程後にガラス板や封止部分に不当な応力が残留して、ガラス板や封止部分にクラックが発生し易くなり、また封止部分がガラス板から剥がれ易くなる。
本発明の色素増感型太陽電池用材料は、機械的強度を向上、或いは熱膨張係数を低下させるために、耐火性フィラー粉末を含有してもよく、その混合量はガラス粉末50〜100体積%、耐火性フィラー粉末0〜50体積%、好ましくはガラス粉末65〜100体積%、耐火性フィラー粉末0〜35体積%である。耐火性フィラー粉末の含有量が50体積%より多いと、相対的にガラス粉末の割合が低下し過ぎて、所望の流動性を得難くなる。なお、製造コストを考慮すれば、実質的に耐火性フィラー粉末を含まないことが好ましい。ここで、「実質的に耐火性フィラー粉末を含まない」とは、色素増感型太陽電池用材料中の耐火性フィラー粉末の含有量が1000ppm(質量)以下の場合を指す。
色素増感型太陽電池のセルギャップは、一般的に、非常に小さい(具体的には50μm以下)ため、耐火性フィラー粉末の粒子経が大き過ぎると、封止部分に突起が局所的に発生して、セルギャップを均一化し難くなる。このような事態を防止するため、耐火性フィラー粉末の最大粒子径は25μm以下、特に15μm以下が好ましい。ここで、「最大粒子径」とは、レーザー回折法で測定した値を指し、積算粒子径が99%(体積)の粒子径を指す。
耐火性フィラー粉末は、特に材質が限定されないが、本発明の色素増感型太陽電池用ガラス及びヨウ素電解液と反応し難いものが好ましい。具体的には、耐火性フィラー粉末として、ジルコン、ジルコニア、酸化錫、チタン酸アルミニウム、石英、β−スポジュメン、ムライト、チタニア、石英ガラス、β−ユークリプタイト、β−石英、リン酸ジルコニウム、リン酸タングステン酸ジルコニウム、タングステン酸ジルコニウム、ウイレマイト、[AB(MO]等のNZP型の基本構造をもつ化合物、
A:Li、Na、K、Mg、Ca、Sr、Ba、Zn、Cu、Ni、Mn等
B:Zr、Ti、Sn、Nb、Al、Sc、Y等
M:P、Si、W、Mo等
若しくはこれらの固溶体が使用可能である。
本発明の色素増感型太陽電池用材料は、70℃、10mLのヨウ素電解液中に2週間浸漬させたときに、ヨウ素電解液中のBi溶出量が20ppm以下になることが好ましく、実質的にBiが溶出しないことが望ましい。このようにすれば、長期間に亘り、ヨウ素電解液や電池特性の劣化を防止することができる。ここで、「実質的にBiが溶出しない」とは、Bi溶出量が5ppm以下の場合を指す。
本発明の色素増感型太陽電池用材料において、軟化点は550℃以下、特に500℃以下が好ましい。軟化点が550℃より高いと、ガラスの粘性が高くなり過ぎて、封止温度が不当に上昇し、ガラス板が変形し易くなる。また、色素増感型太陽電池用材料と多孔質酸化物半導体層を同時焼成する場合、封止温度が高過ぎると、酸化物半導体粒子の融着が進行し過ぎるおそれがあり、このような場合、多孔質酸化物半導体層の表面積が減少し、色素を吸着させ難くなる。
本発明の色素増感型太陽電池用材料は、粉末のまま使用に供してもよいが、ビークルと均一に混練し、ペーストに加工すると取り扱い易い。ビークルは、主に溶媒と樹脂で構成される。樹脂はペーストの粘性を調整する目的で添加される。また、必要に応じて、界面活性剤、増粘剤等を添加することもできる。作製されたペーストは、ディスペンサーやスクリーン印刷機等の塗布機を用いて、ガラス板等に塗布される。
樹脂としては、アクリル酸エステル(アクリル樹脂)、エチルセルロース、ポリエチレングリコール誘導体、ニトロセルロース、ポリメチルスチレン、ポリエチレンカーボネート、メタクリル酸エステル等が使用可能である。特に、アクリル酸エステル、ニトロセルロースは、熱分解性が良好である。
溶媒としては、N、N’−ジメチルホルムアミド(DMF)、α−ターピネオール、高級アルコール、γ−ブチルラクトン(γ−BL)、テトラリン、ブチルカルビトールアセテート、酢酸エチル、酢酸イソアミル、ジエチレングリコールモノエチルエーテル、ジエチレングリコールモノエチルエーテルアセテート、ベンジルアルコール、トルエン、3−メトキシ−3−メチルブタノール、トリエチレングリコールモノメチルエーテル、トリエチレングリコールジメチルエーテル、ジプロピレングリコールモノメチルエーテル、ジプロピレングリコールモノブチルエーテル、トリプロピレングリコールモノメチルエーテル、トリプロピレングリコールモノブチルエーテル、プロピレンカーボネート、ジメチルスルホキシド(DMSO)、N−メチル−2−ピロリドン等が使用可能である。特に、α−ターピネオールは、高粘性であり、樹脂等の溶解性も良好である。
本発明の色素増感型太陽電池用材料は、封止に用いることが好ましく、特に透明電極基板と対極基板の封止に用いることが好ましい。本発明の色素増感型太陽電池用材料は、ヨウ素電解液に侵食され難く、且つ低融点特性を有するため、色素増感型太陽電池の長期耐久性を高めることができる。また、透明電極基板と対極基板の封止に用いる場合、太陽電池のセルギャップを均一化するために、色素増感型太陽電池用材料中にガラスビーズ等のスペーサーを添加してもよい。
本発明の色素増感型太陽電池用材料は、レーザー封止に用いることが好ましい。このようにすれば、色素増感型太陽電池用材料を局所加熱できるため、ヨウ素電解液等の太陽電池部材の熱劣化を招くことなく、透明電極基板と対極基板を封止することができる。
レーザー封止を行う場合、ガラス粉末のガラス組成中に、CuO+Feを0.5〜10質量%、1.5〜8質量%、2〜7質量%、特に3〜6質量%添加することが好ましい。CuO+Feの含有量を0.5質量%以上添加すれば、レーザー光の光エネルギーを熱エネルギーに変換し易くなるため、封止すべき部位のみを局所加熱し易くなる。一方、CuO+Feの含有量を10質量%以下に規制すれば、レーザー光の照射の際に、ガラスが失透する事態を防止し易くなる。また、封着材料中に、カーボン等の顔料を0.01〜1質量%添加する方法も好ましい。
レーザー光として、種々のレーザー光が使用可能であるが、特に半導体レーザー、YAGレーザー、COレーザー、エキシマレーザー、赤外レーザー等が、取り扱いの容易さの点で好適である。また、レーザー光をガラスに的確に吸収させるために、レーザー光は、500〜1600nm、特に750〜1300nmの発光中心波長を有することが好ましい。
本発明の色素増感型太陽電池用材料は、隔壁の形成に用いることができる。一般的に、色素増感型太陽電池に隔壁を形成する場合、セル内は、ヨウ素電解液で満たされる。本発明の色素増感型太陽電池用材料は、低融点特性を有するため、緻密な隔壁を低温で形成できると共に、ヨウ素電解液に侵食され難いため、長期間に亘って、隔壁の破れを防止することができる。
本発明の色素増感型太陽電池用材料は、集電電極の被覆に用いることが好ましい。一般的に、集電電極にはAgが使用されるが、Agはヨウ素電解液に侵食され易い。よって、集電電極にAgを使用する場合、集電電極を保護する必要がある。そこで、本発明の色素増感型太陽電池用材料は、低融点特性を有するため、緻密な被覆層を低温で形成できると共に、ヨウ素電解液に侵食され難いため、長期間に亘って、集電電極を保護することができる。
以下、実施例に基づいて、本発明を詳細に説明する。なお、以下の実施例は単なる例示である。本発明は、以下の実施例に何ら限定されない。
表1は本発明の実施例(試料No.1〜6)、表2は比較例(試料No.7〜9)を示している。
次のようにして、表中の各試料を調製した。まず表中のガラス組成になるように、各種酸化物、炭酸塩、リン酸塩等の原料を調合して、ガラスバッチを作製し、得られたガラスバッチを白金坩堝に入れて1000〜1200℃で1〜2時間溶融した。次に、溶融ガラスの一部をTMA用試料としてステンレス製の金型に流し出し、その他の溶融ガラスを水冷ローラーにより薄片状に成形した。TMA用試料については、所定の徐冷(アニール)処理を行った。最後に、薄片状のガラスをボールミルで粉砕した後、目開き75μmの篩いを通過させて、各ガラス粉末(平均粒子径約10μm)を得た。なお、試料No.8,9は、表中の耐火性フィラー粉末(ウイレマイト、チタン酸鉛、平均粒子径約10μm)を表中の割合で添加、混合したものである。
続いて、各ガラス粉末(試料No.8,9は複合粉末)と、ビークル(エチルセルロースをα−ターピネオールに溶解させたもの)を混錬し、ペースト状とした。これをソーダガラス板(熱膨張係数:90×10−7/℃)の表面に、10cmのスクリーン版を用いて、30〜50μm厚となるようにスクリーン印刷し、更に電気炉で120℃10分間乾燥した後、500℃で30分間焼成し、10cm×25μm厚の焼成試料を得た。得られた焼成試料をBi溶出量の評価に用いた。なお、試料No.1〜9については、焼成試料がソーダガラス板から剥れず、ソーダガラス板に良好に密着していた。
以上の試料を用いて、熱膨張係数、軟化点、及びヨウ素電解液に対するBi溶出量を評価した。その結果を表1、2に示す。
熱膨張係数は、TMA装置を用いて、30〜300℃の温度範囲で測定した値である。なお、試料No.8,9については、混合粉末を緻密に焼結させ、所定形状に加工したものを測定試料とした。
軟化点は、マクロ型DTA装置を用いて、大気中、昇温速度10℃/分で測定した値である。
Bi溶出量は、以下のようにして算出した。まず上記の焼成試料をガラス製密閉容器中のヨウ素電解液10mLに浸漬し、70℃の恒温槽にガラス製密閉容器を2週間静置した。次に、2週間経過した後に、ヨウ素電解液を取り出し、ICP−OESによりBi溶出量(試料No.9はPb溶出量)を分析した。なお、ヨウ素電解液としては、アセトニトリルに対し、ヨウ化リチウム0.1M、ヨウ素0.05M、tert−ブチルピリジン0.5M、及び1,2−ジメチル−3−プロピルイミダゾリウムヨーダイド0.6Mを加えたものを使用した。
表1、2から明らかなように、試料No.1〜6は、熱膨張係数が94〜99×10−7/℃、軟化点が474〜490℃、Bi溶出量が20ppm以下であった。一方、試料No.7、8は、ガラス粉末のガラス組成中にPを含有していないため、Bi溶出量が多く、ヨウ素電解液に侵食されていた。試料No.9は、鉛系ガラスであるため、Pb溶出量が多く、ヨウ素電解液に侵食されていた。
本発明の色素増感型太陽電池用ガラス及び色素増感型太陽電池用材料は、色素増感型太陽電池の透明電極基板と対極基板の封止、セル間を仕切るための隔壁の形成、集電電極の被覆等に好適である。

Claims (10)

  1. ガラス組成として、質量%で、Bi 60〜87%、B 3〜15%、ZnO 0〜20%、P 0.01〜10%を含有することを特徴とする色素増感型太陽電池用ガラス。
  2. 更に、ガラス組成として、Alを0.1〜5質量%含むことを特徴とする請求項1に記載の色素増感型太陽電池用ガラス。
  3. 更に、ガラス組成として、SiOを0.1〜10質量%含むことを特徴とする請求項1又は2に記載の色素増感型太陽電池用ガラス。
  4. 熱膨張係数が60〜120×10−7/℃であることを特徴とする請求項1〜3の何れか一項に記載の色素増感型太陽電池用ガラス。
  5. 請求項1〜4の何れか一項に記載の色素増感型太陽電池用ガラスからなるガラス粉末 50〜100体積%と、耐火性フィラー粉末 0〜50体積%とを含有することを特徴とする色素増感型太陽電池用材料。
  6. 70℃、10mLのヨウ素電解液中に2週間浸漬させたときに、ヨウ素電解液中のBi溶出量が20ppm以下になることを特徴とする請求項5に記載の色素増感型太陽電池用材料。
  7. 軟化点が550℃以下であることを特徴とする請求項5又は6に記載の色素増感型太陽電池用材料。
  8. 封止に用いることを特徴とする請求項5〜7の何れか一項に記載の色素増感型太陽電池用材料。
  9. レーザー封止に用いることを特徴とする請求項8に記載の色素増感型太陽電池用材料。
  10. 集電電極の被覆に用いることを特徴とする請求項5〜7の何れか一項に記載の色素増感型太陽電池用材料。
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