JP2012226829A - 電極材シート製造装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】セパレータシートの両側面に電極板を固着された電極材シートを製造するにあたり、取り付け方向から見たセパレータシートに対する正極板と負極板との位置決め精度を向上させる。
【解決手段】接着剤が介在されたセパレータシートの下面に配置された第2電極板D2をセパレータシートSに対して下方から押圧すると共に押圧面が第2電極板D2の表面よりも小さい下側ダイ装置9と、下側ダイ装置9の押圧面が当接されない第2電極板D2の縁部を支持して下側ダイ装置9が第2電極板D2をセパレータシートSに押圧するまで第2電極板D2を支える第2電極板配置装置5とを備える。
【選択図】図2

Description

本発明は、電極材シート製造装置に関するものである。
二次電池の内部には、正極板と負極板とが基材としてのセパレータシートによって接触しないように配置されて収容されている。
このような二次電池の製造工程においては、セパレータシートに対して正極板と負極板とを固着し、セパレータシートと正極板と負極板とからなる電極材シートを製造し、当該電極材シートをパッケージ内部に収容している。
例えば、特許文献1には、正極板と負極板とをセパレータシートの延在方向に交互に配列し、複数の正極板と負極板とを2枚のセパレータシートによって挟み込んだ構成を有する電極材シートの製造装置が開示されている。
ところが、特許文献1に開示された電極材シートは、正極板と負極板とが2枚のセパレータシートによって挟みこまれている。このため、電極材シートを折り畳んでパッケージングした場合には、全ての正極板と負極板との間に2枚のセパレータシートが介在することとなり、正極板と負極板との収容効率が低下し、蓄電容量の低下につながる。
これに対して、特許文献2には、1枚のセパレータシートの両側に正極板と負極板とを固着する電極材シート製造装置が開示されている。このような電極材シートによれば、折り畳んだ際に正極板と負極板との間に介在されるセパレータシートを減少させることができる。
特開2009−9919号公報 特開2005−190777号公報
ところで、二次電池の性能は、パッケージ内部に収容された複数の正極板と負極板の積層方向から見た位置に依存する。より詳細には、積層方向から見て、正極板と負極板とがずれることなく重ねられている方が二次電池の性能が高くなる。
このため、高性能な二次電池の製造のためには、正極板及び負極板との取り付け方向から見たセパレータシートに対する正極板と負極板との位置決め精度が高く要求される。
しかしながら、特許文献2の電極材シート製造装置では、セパレータシートを鉛直方向に移動させ、鉛直姿勢のセパレータシートの両側に対して正極板と負極板とを固着させる構成を採用している。
このため、セパレータシートに正極板及び負極板を配置する際に、正極板及び負極板を水平方向から支持する必要が生じる。水平方向から正極板及び負極板を支持すると、重力方向と異なる方向から正極板及び負極板を支持するため、振動等によって正極板及び負極板の鉛直方向への位置ズレが生じやすくなり、取り付け方向から見たセパレータシートに対する正極板と負極板との位置決め精度が低下する。
さらに、正極板と負極板とは接着剤を介してセパレータシートに固着されるが、正極板と負極板との配置直後は、接着剤が十分に固化していない。このため、セパレータシートが鉛直姿勢である場合には、配置後においてセパレータシート上にて正極板と負極板とが位置ズレを起こす可能性がある。
本発明は、上述する問題点に鑑みてなされたもので、セパレータシートの両側面に電極板を固着された電極材シートを製造するにあたり、取り付け方向から見たセパレータシートに対する正極板と負極板との位置決め精度を向上させることを目的とする。
本発明は、上記課題を解決するための手段として、第1電極板と第2電極板と共に電極材シートを形成するセパレータシートを一方側の面を上方に向けて搬送する搬送装置と、前記搬送装置によって搬送される前記セパレートシートの一方側の面に前記第1電極板を接着剤を介して配置する第1電極板配置装置と、前記搬送装置によって搬送される前記セパレートシートの他方側の面に前記第2電極板を接着剤を介して配置する第2電極板配置装置と、前記第1電極板配置装置によって前記セパレートシートの一方側の面に配置された前記第1電極板を上方から前記セパレートシートに対して押圧する上側ダイ装置と、前記第2電極板配置装置によって前記セパレートシートの他方側の面に配置された前記第2電極板を下方から前記セパレートシートに対して押圧すると共に押圧面が前記第2電極の表面よりも小さい下側ダイ装置と、を備え、前記第2電極板配置装置が、前記下側ダイ装置の押圧面が当接されない前記第2電極板の縁部を支持して前記第2電極板を前記セパレートシートの他方側の面に配置すると共に、前記下側ダイ装置が前記第2電極を押圧するまで前記第2電極板を支えるという構成を採用する。
本発明によれば、セパレータシートが水平に搬送され、当該セパレータシートに対して鉛直方向から電極板を取り付ける構成を採用している。
このため、電極板をセパレータシートに取り付ける際に、取り付け方向から見た位置ズレが生じることを抑制することができる。
本発明によれば、セパレータシートの両側面に電極板を固着された電極材シートを製造するにあたり、取り付け方向から見たセパレータシートに対する第1電極板と第2電極板(すなわち正極板と負極板)との位置決め精度を向上させることができる。
本発明の第1実施形態における電極材シート製造装置の概略構成を示す機能ブロック図である。 本発明の第1実施形態における電極材シート製造装置が備える上流側ピンチロール装置と下流側ピンチロール装置との間の領域を示す斜視図である。 本発明の第1実施形態における電極材シート製造装置によって製造された電極材シートを折り畳んだ様子を示す模式図である。 本発明の第2実施形態における電極材シート製造装置が備える上流側ピンチロール装置と下流側ピンチロール装置との間の領域を示す斜視図である。
以下、図面を参照して、本発明に係る電極材シート製造装置の一実施形態について説明する。なお、以下の図面において、各部材を認識可能な大きさとするために、各部材の縮尺を適宜変更している。
(第1実施形態)
本実施形態の電極材シート製造装置1は、1枚のセパレータシートの両側に対して正極板と負極板とを固着させることによって、セパレータシートと正極板と負極板とからなる電極材シートを製造するものである。
そして、本実施形態の電極材シート製造装置1は、図1に示すように、上流側ピンチロール装置2と、下流側ピンチロール装置3と、正極板配置装置4(第1電極板配置装置)と、負極板配置装置5(第2電極板配置装置)と、上側接着剤塗布装置6と、下側接着剤塗布装置7と、上側ダイ装置8と、下側ダイ装置9と、パッケージング装置10と、制御装置11とを備えている。
以下の説明においては、適宜図1及び図2を参照して説明を行う。
上流側ピンチロール装置2と下流側ピンチロール装置3とは、本発明の搬送装置を構成するものであり、図2に示すように、セパレータシートSを一方側の面を上方に向けかつ一定のテンションをかけて水平に搬送するものである。
上流側ピンチロール装置2は、セパレータシートが巻回されて構成されるセパレータシートロールを支持する支持部の下流側に配置されており、セパレータシートロールから引き出されたセパレータシートSを下流側に送り出すものである。
下流側ピンチロール装置3は、上流側ピンチロール装置2の下流側に配置されており、セパレータシートSの送り出し速度を調節することによって、セパレータシートSに対して作用するテンションを調節する。
そして、本実施形態の電極材シート製造装置1においては、上流側ピンチロール装置2と下流側ピンチロール装置3との間に、図2に示すように、正極板配置装置4と、負極板配置装置5と、上側接着剤塗布装置6と、下側接着剤塗布装置7と、上側ダイ装置8と、下側ダイ装置9とが配置されている。
正極板配置装置4は、セパレータシートSの上面(一方側の面)に対して正極板D1(第1電極板)を配置するものである。この正極板配置装置4は、上側接着剤塗布装置6にてセパレータシートSの上面に塗布された接着剤上に正極板D1を配置することによって正極板D1を接着剤を介在させてセパレータシートS上に配置する。
より詳細には、正極板配置装置4は、図2に示すように、セパレータシートSの搬送方向と直交する水平方向に延在するラック4aと、当該ラック4aに噛合されると共に不図示のモータによって回転駆動されるピニオン4bと、当該ピニオン4bが設置されるフレーム部4cと、当該ベース部4cの下面に取り付けられると共に先端にバキュームカップが設けられた伸縮シリンダ4dと備えている。
このような正極板配置装置4は、ピニオン4bを回転駆動することによって、正極板D1の載置場所の上方に移動し、伸縮シリンダ4dを伸ばし、その先端で正極板D1を吸着することによって正極板D1を保持する。
そして、伸縮シリンダ4dを縮めた後にピニオン4bを逆回転駆動することによって、セパレータシートSの上方に正極板D1を搬送し、その後伸縮シリンダ4dを伸ばして正極板D1から解離することによって正極板D1をセパレータシートS上に配置する。
負極板配置装置5は、セパレータシートSの下面に対して負極板D2(第2電極板)を配置するものである。この負極板配置装置5は、負極板D2がセパレータシートSに対して押圧される際に下側ダイ装置9によって押圧される領域を避けて負極板D2の縁部を下方から支持し、さらには負極板D2がセパレータシートSに対して押圧されるまで負極板D2を支える。
つまり、負極板配置装置5は、下側ダイ装置9の押圧面が当接されない負極板D2の縁部を支持して下側ダイ装置9が負極板D2をセパレータシートSに押圧するまで負極板D2を支えるものである。
より詳細には、負極板配置装置5は、下側ダイ装置9の押圧面が当接されない負極板D2の縁部を下方から支持するアーム部5aと、当該アーム部5aに一体的に設けられるラック5bと、当該ラック5bに噛合されると共にモータ5cによって回転駆動されるピニオン5dと、当該ピニオン5dが設けられると共にアーム部5aを摺動可能に支持するベース部5eとを備えている。また、負極板配置装置5は、ベース部5eを昇降する昇降装置や、ベース部5eを水平移動する水平移動装置を備えている。
なお、本実施形態の電極材シート製造装置1においては、上述のラック5bとピニオン5dとによって、本発明における移動装置が構成されている。
このような負極板配置装置5は、不図示の昇降装置や水平移動装置によってベース部5eを移動させることによって、アーム部5a上に負極板D2を載置する。その後、ベース部5eを下側ダイ装置9の側方に移動し、ピニオン5dを回転駆動することによって、セパレータシートSの下方に接着剤が塗布された負極板D2を移動する。そして、負極板配置装置5は、不図示の昇降装置によってベース部5eを上昇させて負極板D2を上昇させて負極板D2をセパレータシートSの下面に当接させ、下側ダイ装置9によって負極板D2が押圧されるまでの間負極板D2を下方から支持する。
なお、アーム部5aは、万一、他部材と意図せずに接触した場合であっても破損しないように可撓性を有していることが好ましく、例えば、強化樹脂等のしなやかで剛性が高い材料によって形成されていることが好ましい。
上側接着剤塗布装置6は、セパレータシートSの上面に対して接着剤を塗布するものであり、正極板配置装置4の上流側に配置されている。
この上側接着剤塗布装置6は、図2に示すように、接着剤を吐出するノズル6aを複数備えており、当該ノズル6aから接着剤を吐出することによって、セパレータシートSの上面に対して接着剤を塗布する。
下側接着剤塗布装置7は、負極板配置装置5のアーム部5aによって支持された負極板D2の上面に対して接着剤を塗布するものであり、負極板配置装置5に隣接して配置されている。
この下側接着剤塗布装置7は、図2に示すように、接着剤を吐出するノズル7aを複数備えており、当該ノズル7aから接着剤を吐出することによって、負極板D2の上面に対して接着剤を塗布する。
上側ダイ装置8は、正極板配置装置4の下流側に配置されており、セパレータシートSの上面に配置された正極板D1を上方から押圧してセパレータシートSに押し付けることによって、正極板D1をセパレータシートSに固着させるものである。
下側ダイ装置9は、上側ダイ装置8の下方に配置されており、セパレータシートSの下面に配置された負極板D2を下方から押圧してセパレータシートSに押し付けることによって、負極板D2をセパレータシートSに固着させるものである。
そして、本実施形態において、下側ダイ装置9の押圧面9aは、負極板D2の表面よりも狭く、負極板D2を押圧する際にアーム部5aと接触しないように設定されている。
なお、後述するが、本実施形態の電極材シート製造装置1においては、セパレータシートSの上面に配置される正極板D1とセパレータシートSの下面に配置される負極板D2とが重なることなく、交互に配置される。
そして、上側ダイ装置8は、正極板D1が配置されていない領域であっても、負極板D2が配置されている場合には、下側ダイ装置9が負極板D2を押圧するのと同時にセパレータシートSの上面を支える。
また、下側ダイ装置9は、負極板D2が配置されていない領域であっても、正極板D1が配置されている場合には、上側ダイ装置9が正極板D1を押圧するのと同時にセパレータシートSの下面を支える。
これによって、正極板D1及び負極板D2は、上側ダイ装置8と下側ダイ装置9とに挟まれてセパレータシートSに対して押圧されるため、より確実にセパレータシートSに対して固着する。
図1に戻り、パッケージング装置10は、セパレータシートSに正極板D1と負極板D2とが固着されることによって製造された電極材シートを折り畳んでパッケージに収容するものであり、下流側ピンチロール装置3のさらに下流側に配置されている。
制御装置11は、本実施形態の電極材シート製造装置1の動作全体を制御するものであり、上流側ピンチロール装置2と、下流側ピンチロール装置3と、正極板配置装置4と、負極板配置装置5と、上側接着剤塗布装置6と、下側接着剤塗布装置7と、上側ダイ装置8と、下側ダイ装置9と、パッケージング装置10とに電気的に接続されている。
そして、本実施形態の電極材シート製造装置1において制御装置11は、セパレータシートSに対して、1つの正極板D1の長さよりも長い間隔で正極板D1を配置し、隣り合う正極板D1に挟まれた領域の裏側に負極板D2を固着するように、各装置2〜9を制御する。
そして、制御装置11は、1枚のセパレータシートSの上面と下面とに正極板D1と負極板D2とが互い違いに等間隔で配置された電極材シートを製造するように電極材シート製造装置1を制御する。
このように構成された本実施形態の電極材シート製造装置1においては、制御装置11の制御の下、電極材シートが製造される。
具体的には、上流側ピンチロール装置2と下流側ピンチロール装置3とによってセパレータシートSが一方側の面を上方に向けて水平搬送される。
この水平搬送されているセパレータシートSの上面のうち、正極板D1が配置される領域に上側接着剤塗布装置6によって接着剤が塗布され、この接着剤が塗布された領域に正極板配置装置4によって正極板D1が配置される。そして、正極板D1が配置された領域が上側ダイ装置8の下方に移動された際に、上側ダイ装置8と下側ダイ装置9とが正極板D1をセパレータシートSに押圧することによって、正極板D1がセパレータシートSに固着される。
一方、負極板D2は、負極板配置装置5のアーム部5aによって保持され、下側接着剤塗布装置7によって接着剤が上面に塗布された後、セパレータシートSの下面に負極板D2に配置される。
そして、アーム部5aによる負極板D2の支持を続けながら、上側ダイ装置8と下側ダイ装置9とによって負極板D2をセパレータシートSに押圧することによって、負極板D2をセパレータシートSに固着される。
そして、セパレータシートSの両面に正極板D1と負極板D2とが配置されることによって製造された電極材シートは、パッケージング装置10によってパッケージに折り畳まれて収容される。
ここで、本実施形態の電極材シート製造装置1によれば、セパレータシートSが水平に搬送され、当該セパレータシートSに対して鉛直方向から正極板D1及び負極板D2を取り付ける構成を採用している。
このため、正極板D1及び負極板D2をセパレータシートに取り付ける際に、取り付け方向から見た位置ズレが生じることを抑制することができる。
さらに、本実施形態の電極材シート製造装置1によれば、下側ダイ装置9の押圧面積が負極板D2の表面よりも小さく設定されている。このため、負極板配置装置5が、負極板D2の表面における下側ダイ装置9によって押圧されない領域を支持することによって、下側ダイ装置9によって負極板D2が押圧されるまでの間、負極板D2を支え続けることができる。
このため、負極板D2をセパレータシートSに取り付ける際に、取り付け方向から見た位置ズレが生じることを抑制することができる。
よって、本実施形態の電極材シート製造装置1によれば、セパレータシートSの両側面に正極板D1及び負極板D2を固着された電極材シートを製造するにあたり、取り付け方向から見たセパレータシートSに対する正極板D1と負極板D2との位置決め精度を向上させることができる。
また、本実施形態の電極材シート製造装置1によれば、下側ダイ装置9の押圧面が当接されない負極板D2の表面を下方から支持するアーム部5aと、当該アーム部5aを水平移動するラック5b及びピニオン5dとを用いることによって、下側ダイ装置9によって負極板D2が押圧されるまでの間、負極板D2を支え続けることができる。
なお、本実施形態の電極材シート製造装置1においては、上述のように、1枚のセパレータシートSの上面と下面とに正極板D1と負極板D2とが互い違いに等間隔で配置された電極材シートを製造する。
このような電極材シートは、図3に示すように、正極板D1及び負極板D2ごとに積層するように折り畳むことによって、常に正極板D1と負極板D2との間にセパレータシートSが1枚のみ介在された状態となる。
このため、本実施形態の電極材シート製造装置1によって製造された電極材シートを用いることによって、パッケージ内における正極板D1と負極板D2との収容効率を向上させ、二次電池の性能を向上することが可能となる。
(第2実施形態)
次に、本発明の第2実施形態について、図4を参照して説明する。なお、本第2実施形態の説明において、上記第1実施形態と同様の部分については、その説明を省略あるいは簡略化する。
図4に示すように、本第2実施形態の電極材シート製造装置においては、上記第1実施形態の電極材シート製造装置1が備える上側ダイ装置8に換えて、押圧面が正極板D1よりも狭く設定された上側ダイ装置12が設置されている。
また、上記第1実施形態の電極材シート製造装置1が備える正極板配置装置4に換えて、正極板配置装置13を備えている。
正極板配置装置13は、セパレータシートSの上面に対して正極板D1(第1電極板)を配置するものである。この正極板配置装置13は、正極板D1がセパレータシートSに対して押圧される際に上側ダイ装置12によって押圧される領域を避けて正極板D1の縁部を下方から支持し、さらには正極板D1がセパレータシートSに対して押圧されるまで正極板D1を支える。
つまり、正極板配置装置13は、上側ダイ装置12の押圧面が当接されない正極板D1の縁部を支持して上側ダイ装置12が正極板D1をセパレータシートSに押圧するまで正極板D1を支えるものである。
より詳細には、正極板配置装置13は、上側ダイ装置12の押圧面が当接されない正極板D1の縁部を下方から支持するアーム部13aと、当該アーム部13aに一体的に設けられるラック13bと、当該ラック13bに噛合されると共にモータ13cによって回転駆動されるピニオン13dと、当該ピニオン13dが設けられると共にアーム部13aを摺動可能に支持するベース部13eとを備えている。また、正極板配置装置13は、ベース部13eを昇降する昇降装置や、ベース部13eを水平移動する水平移動装置を備えている。
なお、本実施形態の電極材シート製造装置においては、上述のラック13bとピニオン13dとによって、本発明における移動装置が構成されている。
このような正極板配置装置13は、不図示の昇降装置や水平移動装置によってベース部13eを移動させることによって、アーム部13a上に正極板D1を載置する。その後、ベース部13eをセパレータシートSの側方に移動し、ピニオン13dを回転駆動することによって、セパレータシートSの上方でかつ上側ダイ装置12と下側ダイ装置9との間に正極板D1を水平移動させる。そして、正極板配置装置13は、不図示の昇降装置によってベース部13eを下降させて正極板D1を下降させて正極板D1をセパレータシートSの下面に当接させ、上側ダイ装置12によって正極板D1が押圧されるまでの間正極板D1を下方から支持する。
なお、アーム部13aは、万一、他部材と意図せずに接触した場合であっても破損しないように可撓性を有していることが好ましく、例えば、強化樹脂等のしなやかで剛性が高い材料によって形成されていることが好ましい。
このような本実施形態の電極材シート製造装置によれば、上側ダイ装置12の押圧面積が正極板D1の表面よりも小さく設定されている。このため、正極板配置装置13が、正極板D1の表面における上側ダイ装置12によって押圧されない領域を支持することによって、上側ダイ装置12によって正極板D1が押圧されるまでの間、正極板D1を支え続けることができる。
このため、正極板D1をセパレータシートSに取り付ける際に、取り付け方向から見た位置ズレが生じることを抑制することができる。
以上、図面を参照しながら本発明の好適な実施形態について説明したが、本発明は上記実施形態に限定されるものではない。上述した実施形態において示した各構成部材の諸形状や組み合わせ等は一例であって、本発明の主旨から逸脱しない範囲において設計要求等に基づき種々変更可能である。
例えば、上記実施形態においては、本発明の第1電極板が正極板D1で、本発明の第2電極板が負極板D2である構成について説明した。
しかしながら、本発明はこれに限定されるものではなく、本発明の第1電極板が負極板で、本発明の第2電極板が正極板であっても良い。
また、上記実施形態においては、上側接着剤塗布装置6が、セパレータシートS上に接着剤を塗布する構成について説明した。
しかしながら、本発明はこれに限定されるものではなく、上側接着剤塗布装置6が正極板D1の下面に接着剤を塗布する構成を採用することも可能である。
なお、上記実施形態において使用される接着剤としては、二次電池の電極合材に加えられるバインダーとして添加される熱可塑性樹脂と同種の樹脂を接着時に一時的に加熱溶融させて接着に用いる。例えばリチウムイオン二次電池の場合は、電極合材にバインダーとして配合されることが多いポリフッ化ビニリデン等を一時的に加熱溶融したものや、電池としての特性を妨げない特性の接着樹脂を選択することができる。接着剤の塗布範囲は、リチウムイオンの移動を妨げないよう、最小限の範囲に設定することが好ましい。
また、上記実施形態においては、接着剤を用いて正極板D1及び負極板D2をセパレータシートS表面に接着していたが、その他の方法により正極板D1及び負極板D2をセパレータシートSに取り付けるようにしてもよい。例えば、正極板D1(負極板D2)をセパレータシートS上に載置した後に、セパレータシートS上の正極板D1(負極板D2)の四隅を、セパレータシートSと同一の材料で構成されるフィルムを用いてポケットのように覆い、正極板D1(負極板D2)を避けつつこのフィルムの端部を接着剤でセパレータシートSに接着してもよい。この場合も、ポケット状になる部分(フィルムにより正極板D1又は負極板D2を覆う範囲)は、正極板D1(負極板D2)の支持のために必要な最小限の面積となるよう配慮することが好ましい。
1……電極材シート製造装置、4,13……正極板配置装置(第1電極板配置装置)、13a……アーム部、13b……ラック、13d……ピニオン、5……負極板配置装置(第2電極板配置装置)、5a……アーム部、5b……ラック、5d……ピニオン、8,12……上側ダイ装置、9……下側ダイ装置、S……セパレータシート、D1……正極板(第1電極板)、D2……負極板(第2電極板)

Claims (6)

  1. 第1電極板と第2電極板と共に電極材シートを形成するセパレータシートを一方側の面を上方に向けて搬送する搬送装置と、
    前記搬送装置によって搬送される前記セパレートシートの一方側の面に前記第1電極板を接着剤を介して配置する第1電極板配置装置と、
    前記搬送装置によって搬送される前記セパレートシートの他方側の面に前記第2電極板を接着剤を介して配置する第2電極板配置装置と、
    前記第1電極板配置装置によって前記セパレートシートの一方側の面に配置された前記第1電極板を上方から前記セパレートシートに対して押圧する上側ダイ装置と、
    前記第2電極板配置装置によって前記セパレートシートの他方側の面に配置された前記第2電極板を下方から前記セパレートシートに対して押圧すると共に押圧面が前記第2電極の表面よりも小さい下側ダイ装置と、
    を備え、
    前記第2電極板配置装置は、前記下側ダイ装置の押圧面が当接されない前記第2電極板の縁部を支持して前記第2電極板を前記セパレートシートの他方側の面に配置すると共に、前記下側ダイ装置が前記第2電極を押圧するまで前記第2電極板を支える
    ことを特徴とする電極材シート製造装置。
  2. 前記第2電極板配置装置は、
    前記下側ダイ装置の押圧面が当接されない前記第2電極板の縁部を下方から支持するアーム部と、
    当該アーム部を水平移動する移動装置と
    を備えることを特徴とする請求項1記載の電極材シート製造装置。
  3. 前記第2電極板配置装置の前記アーム部が可撓性を有することを特徴とする請求項2記載の電極材シート製造装置。
  4. 前記上側ダイ装置の押圧面が前記第1電極板の表面よりも小さく設定され、
    前記第1電極板配置装置は、前記上側ダイ装置の押圧面が当接されない前記第1電極板の縁部を支持して前記上側ダイ装置が前記第1電極板を前記セパレータシートに押圧するまで前記第2電極板を支える
    ことを特徴とする請求項1〜3いずれかに記載の電極材シート製造装置。
  5. 前記第1電極板配置装置は、
    前記上側ダイ装置の押圧面が当接されない前記第1電極板の縁部を下方から支持するアーム部と、
    当該アーム部を水平移動する移動装置と
    を備えることを特徴とする請求項4記載の電極材シート製造装置。
  6. 前記第1電極板配置装置の前記アーム部が可撓性を有することを特徴とする請求項5記載の電極材シート製造装置。
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