JP2012225586A - 空気調和装置およびその装置に用いるリモコン - Google Patents
空気調和装置およびその装置に用いるリモコン Download PDFInfo
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Abstract
【解決手段】室内機2から離れた位置にあって所定の高さに設置されたリモコン3と、リモコン3に設けられた輻射センサー10と、室内機2とリモコン3とを接続する通信線4と、を備え、輻射センサー10は、輻射温度の検出方向が水平から下方への範囲を指向するように設置され、輻射センサー10が検出した温度情報を通信線4を通して室内機2に伝達し、前記温度情報を元に温度制御を行うこととする。
【選択図】図1
Description
しかしながら、壁面設置の温度センサーの場合、壁面の温度や壁の中を通る配線管や配線穴からの空気温度、搭載したリモコンからの発熱などの影響により、壁面設置の温度センサーが実際の室内温度を正確に検知できない問題があった。
それを解決するために、壁面設置の温度センサーが検知する温度の変化を計算し、その変化量に応じて補正値を加えるという方法が示されている(例えば、特許文献1参照)。
前記輻射温度検出手段は、輻射温度の検出方向が水平から下方の範囲を指向するように設置され、
前記輻射温度検出手段が検出した温度情報を前記通信線を通して前記室内機に伝達し、前記温度情報を元に温度制御を行うことを特徴とする。
前記リモコンは、主として床面の輻射温度を検出する輻射温度検出手段と、前記輻射温度検出手段を覆うとともに、赤外線が透過可能で開閉可能なカバーとを備え、
前記輻射温度検出手段が当該材料の輻射温度を検出し、検出した温度情報を元に温度制御を行うことを特徴とする。
図1は、本発明の実施の形態1に係る空気調和装置の概要を示すシステム図である。
図1に示すように、室内1には室内機2とこの室内機2を操作するリモコン3が設置されている。リモコン3と室内機2は、通信線4により接続され、運転操作信号や運転状態信号などの送受信を行っている。リモコン3からは、運転、停止操作や、冷房、暖房などの運転モード切替、風量切り替えなどの室内機2の運転操作を行い、リモコン3上の液晶表示部5には、設定温度や現在温度、運転モード、風量などの運転状態を表示する。リモコン3は、床面からの高さが例えば1.2mの位置に設置されている。
図2に示すように、リモコン3は、リモコンカバー6とリモコン本体7とから構成されている。リモコン施工時などにリモコンカバー6を取り外すことができる。
輻射センサー10にはセンサーカバー11が設置され、センサーカバー11を手で開けると輻射センサー10を確認することができる(図3(b))。センサーカバー11は例えばL字型に形成されていて、例えば半透明の部材(プラスチックなど)で構成されている。なお、センサーカバー11は赤外線を透過する材料であればよい。また、センサーカバー11は、リモコン3(リモコンカバー6)の底面側を軸(図示せず)に開閉することができ、軸はリモコンカバー6に軽く固定されているので、センサーカバー11は手で簡単に取り外すこともできる。センサーカバー11を取り外した状態を図3(c)に示す。
リモコン3に内蔵されている輻射センサー10は、センサー部12が樹脂ケース13で固定されていて、樹脂ケース13の右側には円盤状の操作ダイヤル14が設置されている。この操作ダイヤル14の中央部と、反対側にある樹脂ケース13の側面の中央部にはそれぞれ短軸15が設置され、輻射センサー10とリモコン本体7とは、短軸15で接続されている。そして、操作ダイヤル14を指で回転させることで、短軸15を軸に輻射センサー10が回転する。図3(c)では輻射センサー10は下向きとなっているが、操作ダイヤル14により輻射センサー10を正面向きに回転させると図5のようになる。
操作ダイヤル14により輻射センサー10の向き(視野方角)を変更できるので、リモコン3の下に障害物がある場合や、遠方の床面などの温度を検知をしたい場合などにおいては、現地環境に応じた変更が行える。
例えば、図7は本発明の実施の形態1における温度検知データの処理方法の概要を示す説明図である。図7に示すように、横軸を時間、縦軸を検知温度としたとき、Aは前回室内機に送信したデータ、B、C、D、Eは1分間の間に検知したデータを示す。B、C、D、Eのうち、前回送信データAから最も離れたデータCが削除され、B、D、Eの3点で平均値を計算し、Fを算出する。このFのデータを今回の床温度として室内機に送信する。
ここで、4回分のデータに基づく床温度の算出については、リモコン3に搭載のマイコンで実施しても良いし、全データを室内機2に送信し、室内機2に搭載のマイコンで実施しても良い。
図8の(a)、(b)は、本発明の実施の形態2におけるリモコン3の構成を示す構造図である。(a)はリモコン3の全体外観図、(b)はセンサーカバー19を開き、輻射センサー10を下向きにした状態を示す外観図である。
上記の実施の形態1では輻射センサー10にて床面の温度検知をしていたが、本実施の形態2では、同じ輻射センサー10を使用して空気中の温度検知を行う方法を示すものである。
Claims (7)
- 室内機と、
前記室内機から離れた位置にあって所定の高さに設置されたリモコンと、
前記リモコンに設けられた輻射温度検出手段と、
前記室内機と前記リモコンとを接続する通信線と、
を備え、
前記輻射温度検出手段は、輻射温度の検出方向が水平から下方の範囲を指向するように設置され、
前記輻射温度検出手段が検出した温度情報を前記通信線を通して前記室内機に伝達し、前記温度情報を元に温度制御を行うことを特徴とする空気調和装置。 - 前記輻射温度検出手段は、前記検出方向に対し90度の向きに設けられた軸を備え、
前記軸を中心に前記輻射温度検出手段が回転可能に構成されていることを特徴とする請求項1に記載の空気調和装置。 - 前記輻射温度検出手段を覆うカバーを備え、前記カバーは赤外線が透過可能で着脱可能な構成となっていることを特徴とする請求項1または2に記載の空気調和装置。
- 前記輻射温度検出手段が検出した温度情報に基づいて空気調和に使用する温度を算出する制御装置を備え、
前記輻射温度検出手段は、一定時間間隔で輻射温度を検出し、
前記制御装置は、前回空気調和に使用した温度情報から最も離れた検出温度を除いた一定時間間隔内の前記温度情報の平均値を空気調和に使用するように制御することを特徴とする請求項1から3のいずれか一項に記載の空気調和装置。 - 前記輻射温度検出手段を覆うカバーが、前記検出方向の部分に熱容量が小さい材料を備えていることを特徴とする請求項1、2、4のいずれか一項に記載の空気調和装置。
- 室内の壁に設置され、室内機を操作するリモコンであって、
前記リモコンは、主として床面の輻射温度を検出する輻射温度検出手段と、前記輻射温度検出手段を覆うとともに、赤外線が透過可能で開閉可能なカバーとを備え、
前記輻射温度検出手段は、前記赤外線の検出方向が水平から下方へ90度の範囲を指向するように回転可能に構成され、前記床面の輻射温度を検出し、検出した温度情報を元に温度制御を行うことを特徴とする空気調和装置用リモコン。 - 室内の壁に設置され、室内機を操作するリモコンであって、
前記リモコンは、主として床面の輻射温度を検出する輻射温度検出手段と、前記輻射温度検出手段を覆うとともに、熱容量が小さい材料を少なくとも一面に設けた開閉可能なカバーとを備え、
前記輻射温度検出手段は、前記輻射温度の検出方向が水平から下方へ90度の範囲を指向するように回転可能に構成され、
前記カバーが開いた状態で前記輻射温度検出手段の検出方向に前記熱容量が小さい材料が位置し、
前記輻射温度検出手段が当該材料の輻射温度を検出し、検出した温度情報を元に温度制御を行うことを特徴とする空気調和装置用リモコン。
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