JP2012222759A - 複写システム及び複写装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】複写条件を編集する際の操作性を向上させることができる複写装置及び複写システムを提供する。
【解決手段】MFP2と端末装置とが通信ネットワークを介して互いに接続される。第1複写条件編集部13が、ユーザの編集操作に基づいて、複写条件を編集する。この複写条件に基づいて、複写処理部14が原稿の複写を行う。また、第1複写条件送信部16が、複写の実行に基づいて、複写に用いられた複写条件を端末装置へ送信する。更に、複写条件保持部18が、端末装置から受信した複写条件を保持し、複写処理部14が、複写条件保持部18内の複写条件に基づいて、原稿の複写を行う。
【選択図】図2

Description

本発明は、複写システム及び複写装置に係り、さらに詳しくは、複写条件に基づいて、原稿の複写を行う複写システムの改良に関する。
複写装置では、原稿サイズ、用紙サイズ、部数などの詳細条件からなる複写条件をユーザが指定することにより、原稿の複写が行われる。この複写条件を予め指定することにより、原稿を複写する際の複写条件の指定操作を簡略化することができる。
また、特許文献1には、原稿の複写が行われる度に、複写に用いられた複写条件及び画像データをコピーサーバに送信する複写装置が記載されている。この複写装置では、ユーザから電子メールにより再印刷要求を受信した場合、コピーサーバから複写条件及び画像データを受信することにより、画像データの再印刷が行われる。
特開2004−102549号公報
近年、複写装置の高機能化が進み、複写条件に含まれる詳細条件の数が増加している。しかしながら、複写装置の表示画面は小さいため、多数の詳細条件を編集する場合の操作性が悪く、例えば、多数の詳細条件を同時に閲覧することができないという問題があった。
本発明は、上記事情に鑑みてなされたものであり、複写条件を編集する際の操作性を向上させることができる複写装置と、当該複写装置を含む複写システムを提供することを目的とする。
第1の本発明による複写システムは、通信ネットワークを介して互いに接続された複写装置及び端末装置からなる複写システムにおいて、上記複写装置が、ユーザの編集操作に基づいて、複写条件を編集する第1複写条件編集手段と、上記複写条件に基づいて、原稿の複写を行う複写処理手段と、複写の実行に基づいて、複写に用いられた上記複写条件を上記端末装置へ送信する第1複写条件送信手段と、上記端末装置から受信した上記複写条件を保持する複写条件保持手段とを備え、上記複写処理手段が、上記複写条件保持手段内の上記複写条件に基づいて、原稿の複写を行い、上記端末装置が、上記複写装置から受信した上記複写条件を編集する第2複写条件編集手段と、第2複写条件編集手段により編集された上記複写条件を上記複写装置へ送信する第2複写条件送信手段とを備えるように構成される。
この様な構成によれば、端末装置において編集した複写条件を複写装置へ送信し、当該複写条件に基づく複写を行うことができる。このため、複写装置において複写条件を編集する場合に比べて、編集操作の操作性を向上させることができる。また、複写装置において複写に用いられた複写条件を端末装置へ送信し、当該複写条件を編集することにより、端末装置における編集操作を簡略化することができる。また、編集後の複写条件が複写装置の複写条件保持手段内に保持されるので、例えば、端末装置に電源が投入されていない状態であっても編集後の複写条件に基づく複写を行うことができ、利便性が高い。
第2の本発明による複写システムは、上記構成に加え、上記複写条件が2以上の詳細条件からなり、第2複写条件編集手段が、上記複写条件のいずれかの上記詳細条件について、第1複写条件編集手段による入力を促すための予約状態とするように構成される。
この様な構成によれば、原稿の複写を行う度に変更される可能性が高い詳細条件について、原稿の複写を行う前にユーザによる変更を促すことができる。このため、多数の複写条件を予め保持する必要がない。また、ユーザが詳細条件を変更し忘れることを抑制することができる。
第3の本発明による複写システムは、上記構成に加え、上記複写装置が、上記複写条件保持手段内の上記複写条件のいずれかを選択する複写条件選択手段を備え、上記複写処理手段が、選択された上記複写条件に基づいて、原稿の複写を行い、上記複写条件選択手段が予約状態とされた上記詳細条件を含む上記複写条件を選択した場合に、上記複写処理手段が、予約状態とされた上記詳細条件が入力されるまで、原稿の複写を行わないように構成される。
この様な構成によれば、予約状態とされた詳細条件の指定が行われる前に、誤って原稿の複写が行われることを抑制することができる。
第4の本発明による複写システムは、上記構成に加え、上記複写条件保持手段が、上記複写条件をユーザに対応づけて保持し、上記複写装置が、ユーザを指定するユーザ指定手段を備え、上記複写条件選択手段が、指定されたユーザに対応づけられた上記複写条件を選択するように構成される。
この様な構成によれば、ユーザに対応づけられた複写条件が選択されるので、各ユーザの複写装置の利用傾向に応じた複写条件を選択することができる。
第5の本発明による複写システムは、上記構成に加え、上記複写装置が、複写の実行に基づいて、上記端末装置へ編集要求通知を送信する通知送信手段を備え、上記端末装置が、上記編集要求通知に基づいて、応答信号を送信する応答信号送信手段を備え、第1複写条件送信手段が、上記応答信号に基づいて、複写に用いられた上記複写条件を上記端末装置へ送信するように構成される。
この様な構成によれば、端末装置へ編集要求通知が送信され、編集要求通知に対する応答信号に基づいて、複写条件が送信される。このため、端末装置が複写条件を受信可能な状態であることを確認した後に複写条件を送信することができる。
第6の本発明による複写システムは、上記構成に加え、第1及び第2複写条件送信手段が、PJL形式の上記複写条件を送信するように構成される。
第7の本発明による複写装置は、ユーザの編集操作に基づいて、複写条件を編集する複写条件編集手段と、上記複写条件に基づいて、原稿の複写を行う複写処理手段と、複写の実行に基づいて、複写に用いられた上記複写条件を端末装置へ送信する複写条件送信手段と、上記端末装置から受信した上記複写条件を保持する複写条件保持手段とを備え、上記複写処理手段が、上記複写条件保持手段内の上記複写条件に基づいて、原稿の複写を行うように構成される。
この様な構成によれば、端末装置において編集した複写条件を複写装置へ送信し、当該複写条件に基づく複写を行うことができる。このため、複写装置において複写条件を編集する場合に比べて、編集操作の操作性を向上させることができる。また、複写装置において複写に用いられた複写条件を端末装置へ送信し、当該複写条件を編集することにより、端末装置における編集操作を簡略化することができる。また、編集後の複写条件が複写装置の複写条件保持手段内に保持されるので、例えば、端末装置に電源が投入されていない状態であっても編集後の複写条件に基づく複写を行うことができ、利便性が高い。
第8の本発明による複写装置は、原稿を光学的に読み取り、画像データを生成する原稿読取手段と、ユーザの編集操作に基づいて、複写条件を編集する複写条件編集手段と、上記複写条件に基づいて、上記画像データを印刷する印刷手段と、印刷の実行に基づいて、印刷に用いられた上記複写条件及び上記画像データを端末装置へ送信するプリントデータ送信手段と、上記端末装置から上記複写条件及び上記画像データを受信するプリントデータ受信手段とを備え、上記印刷手段が、上記端末装置から受信した上記複写条件に基づいて、受信した上記画像データを再印刷するように構成される。
この様な構成によれば、原稿の複写が行われた複写条件を編集し、編集後の複写条件に基づいて、この原稿の再印刷を行うことができる。しかも、端末装置により複写条件を編集することができるので、複写条件を編集する際の操作性を向上させることができる。
第9の本発明による複写システムは、通信ネットワークを介して互いに接続された複写装置及び端末装置からなる複写システムにおいて、上記複写装置が、原稿を光学的に読み取り、画像データを生成する原稿読取手段と、ユーザの編集操作に基づいて、複写条件を編集する複写条件編集手段と、上記複写条件に基づいて、上記画像データを印刷する印刷手段と、印刷の実行に基づいて、上記端末装置へ完了通知を送信する通知送信手段と、上記端末装置からの取得要求に基づいて、印刷に用いられた上記複写条件及び上記画像データを上記端末装置へ送信するプリントデータ送信手段と、上記端末装置から上記複写条件及び上記画像データを受信するプリントデータ受信手段とを備え、上記印刷手段が、上記端末装置から受信した上記複写条件に基づいて、受信した上記画像データを再印刷し、上記端末装置が、上記完了通知に基づいて、上記取得要求を上記複写装置へ送信する取得要求送信手段と、上記複写装置から受信した上記複写条件及び上記画像データを保持するプリントデータ履歴保持手段と、上記プリントデータ履歴保持手段内の上記複写条件及び上記画像データを上記複写装置へ送信し、当該複写条件を用いた当該画像データの印刷を促す再印刷制御手段とを備えるように構成される。
この様な構成によれば、原稿の複写が行われた複写条件及び画像データを端末装置内に保持し、この画像データの再印刷を行うことができる。また、端末装置へ完了通知が送信され、完了通知に対する取得要求に基づいて、複写条件及び画像データが送信される。このため、端末装置が受信可能な状態であることを確認した後に複写条件及び画像データを送信することができる。
第10の本発明による複写システムは、上記構成に加え、上記プリントデータ送信手段が、PJL形式の上記複写条件と、Multi−TIFF形式又はPDF形式の上記画像データとを上記端末装置へ送信するように構成される。
本発明による複写システム及び複写装置は、端末装置において編集した複写条件を複写装置へ送信し、当該複写条件に基づく複写を行うことができる。このため、複写装置において複写条件を編集する場合に比べて、編集操作の操作性を向上させることができる。また、複写装置において複写に用いられた複写条件を端末装置へ送信し、当該複写条件を編集することにより、端末装置における編集操作を簡略化することができる。また、編集後の複写条件が複写装置の複写条件保持手段内に保持されるので、例えば、端末装置に電源が投入されていない状態であっても編集後の複写条件に基づく複写を行うことができ、利便性が高い。
また、原稿の複写が行われた複写条件を編集し、編集後の複写条件に基づいて、この原稿の再印刷を行うことができる。しかも、端末装置により複写条件を編集することができるので、複写条件を編集する際の操作性を向上させることができる。
本発明の実施の形態1による複写システム1の一構成例を示したシステム図である。 図1のMFP2の構成例を示したブロック図である。 図1の端末装置3の構成例を示したブロック図である。 図1の端末装置3の動作の一例を示した図であり、コピーアイコン32が表示されたデスクトップ画面31が示されている。 図1の端末装置3の動作の一例を示した図であり、複写履歴画面33が示されている。 図1の端末装置3の動作の一例を示した図であり、複写条件編集画面41が示されている。 図1のMFP2の動作の一例を示した図であり、ユーザ選択画面71が示されている。 図1のMFP2の動作の一例を示した図であり、応用コピー選択画面75が示されている。 図1のMFP2における複写処理時の動作を示したフローチャートである。 図1の端末装置3における編集要求通知の受信時の動作の一例を示したフローチャートである。 図1のMFP2における複写条件受信時の動作の一例を示したフローチャートである。 図1のMFP2における複写条件保持部18内の複写条件を用いた複写処理時の動作の一例を示したフローチャートである。 図1のMFP2における複写条件保持部18内の複写条件を用いた複写処理時の動作の一例を示したフローチャートである。 図1の端末装置3における完了通知受信時の動作の一例を示したフローチャートである。 本実施の形態によるMFP2の構成例を示したブロック図である。 本実施の形態による端末装置3の構成例を示したブロック図である。 図16の端末装置3におけるプリントデータ再印刷処理の一例を示したフローチャートである。
実施の形態1.
<複写システム>
図1は、本発明の実施の形態1による複写システム1の一構成例を示したシステム図であり、原稿の複写を行う複写装置の一例としてMFP(Multifunction Peripheral:複合機)2が示されている。複写システム1は、複数のMFP2及び複数の端末装置3がLAN4を介する通信ネットワークによって互いに接続された通信システムである。
MFP2は、複写機能、スキャナ機能、プリンタ機能、FAX(ファクシミリ)機能、電子メールの送受信機能を有し、これらの機能を選択的に実行させることができる画像処理装置である。このMFP2は、原稿の複写を行う際、MFP2又は端末装置3により編集された複写条件に基づいて、原稿の複写を行う。
複写条件は、MFP2による複写処理を行うための2以上の詳細条件からなる。詳細条件は、例えば、複写の部数、両面コピーの有無、原稿サイズなどを指定している。
MFP2は、タッチパネル131と、キー入力部132とを備える。タッチパネル131は、メニュー画面などを表示するためのディスプレイからなる表示手段であり、動作状態、処理内容などが表示面上に表示される。また、このタッチパネル131には、表示面に対する操作を検出するセンサが設けられており、操作位置を検出することにより、操作位置に応じた入力処理が行われる。キー入力部132は、例えば、原稿の複写を開始させるためのスタートキー、番号入力のための数字キーなどを備えている。
端末装置3は、MFP2から受信した複写条件を編集する情報処理装置であり、LAN4を介して編集後の複写条件をMFP2へ送信する動作を行う。この端末装置3には、ディスプレイ111及び操作部112が設けられている。
この複写システム1では、端末装置3により編集された複写条件に基づいて、原稿の複写が行われる。このため、複写条件を編集する際の操作性を向上させることができる。
<MFP>
図2は、図1のMFP2の構成例を示したブロック図である。MFP2は、ユーザ指定部11、複写条件選択部12、第1複写条件編集部13、複写処理部14、通知送信部15、第1複写条件送信部16、第1複写条件受信部17、複写条件保持部18、予約状態報知部19及びアイコン表示制御部20により構成される。
ユーザ指定部11は、ユーザを指定する動作を行っている。具体的には、ユーザの操作入力に基づいて、複写条件保持部18に保持されている2以上のユーザの識別情報から、いずれかのユーザに対応する識別情報を指定する動作を行っている。例えば、識別情報としてユーザ名が指定される。
複写条件選択部12は、複写条件保持部18内に保持される複写条件のいずれかを選択する動作を行う。複写条件は、2以上の詳細条件からなる。この詳細条件は、例えば、複写の部数、両面コピーの有無などを指定している。ここでは、複写条件選択部12が、指定されたユーザに対応づけられた複写条件を選択するものとする。
第1複写条件編集部13は、ユーザの編集操作に基づいて、複写条件を編集する動作を行う。具体的には、初期状態の複写条件を取得し、この複写条件の各詳細条件をそれぞれ指定することにより、任意の複写条件を生成している。また、初期状態の複写条件の代わりに、複写条件選択部12により選択された複写条件を編集する動作も行っている。特に、選択された複写条件が、第1複写条件編集部13による入力を促すための予約状態の詳細条件を含む場合、この詳細条件の入力を行う。
予約状態とは、例えば、詳細条件が指定されていない状態、あるいは、無効な値が指定されている状態を指す。具体的には、複写の部数を示す詳細条件に「0(ゼロ)」を指定した場合、あるいは、用紙サイズを示す詳細条件に「マニュアル」を指定した場合、これらの詳細条件がそれぞれ予約状態となる。この場合、第1複写条件編集部13により、有効値が指定される。例えば、用紙サイズを示す詳細条件として「A4」が指定される。
複写処理部14は、複写条件に基づいて、原稿の複写を行う。具体的には、第1複写条件編集部13により編集された複写条件を取得し、この複写条件に含まれる詳細条件に基づいて、原稿の複写を行う。
また、複写処理部14は、複写条件選択部12により選択された複写条件に基づいて、原稿の複写を行う。このとき、複写条件選択部12が、予約状態とされた詳細条件を含む複写条件を選択した場合、予約状態とされた詳細条件には無効な値が指定されているため、この複写条件を用いて原稿を複写することはできない。このため、複写処理部14は、予約状態とされた詳細条件が入力されるまで、原稿の複写を行わない。
この複写処理部14は、原稿読取部141と、印刷部142とからなる。原稿読取部141は、原稿を光学的に読み取り、画像データを生成する動作を行っている。ここでは、原稿読取部141は、複写条件に基づいて、原稿の読み取りを行っており、例えば、原稿サイズを示す詳細条件に基づいて、原稿の読み取りを行う。印刷部142は、複写条件に基づいて、原稿読取部141により生成された画像データを印刷する動作を行う。
通知送信部15は、複写の実行に基づいて、端末装置3へ編集要求通知又は完了通知を送信する動作を行う。編集要求通知は、端末装置3による複写条件の編集を促すための信号であり、完了通知は、複写が完了したことを示す信号である。具体的には、初期状態の複写条件が編集された場合には、この複写条件を用いた複写の完了後に、編集要求通知が端末装置3へ送信される。一方、複写条件保持部18内の複写条件が編集された場合には、この複写条件を用いた複写の完了後に、完了通知が端末装置3へ送信される。
第1複写条件送信部16は、複写の実行に基づいて、複写に用いられた複写条件を端末装置3へ送信する動作を行う。より詳しくは、編集要求通知又は完了通知が端末装置3へ送信された後、これらの通知に応答して端末装置3から送信される応答信号に基づいて、複写条件を送信している。例えば、編集要求通知又は完了通知が送信された後、一定期間内に応答信号を受信すれば、複写条件が端末装置3へ送信される。一方、編集要求通知又は完了通知が送信された後、一定期間内に応答信号を受信しなければ、複写条件の送信は行われない。ここでは、第1複写条件送信部16が、複写条件に加えて、ユーザ指定部11により指定されたユーザの識別情報を送信するものとする。また、第1複写条件送信部16が、例えば、複写条件をPJL(Print Job Language)形式に変換し、変換後の複写条件を端末装置3へ送信する構成であってもよい。
第1複写条件受信部17は、端末装置3から複写条件を受信する動作を行う。より詳しくは、端末装置3により編集された複写条件を受信している。ここでは、複写条件に加えて、ユーザの識別情報を受信するものとする。
複写条件保持部18は、第1複写条件受信部17が受信した複写条件を保持する記憶手段である。具体的には、ユーザに対応づけて複写条件を保持しており、2以上のユーザの識別情報と複写条件とが対応づけられて保持されている。
予約状態報知部19は、予約状態の詳細条件を含む複写条件が複写条件選択部12により選択された場合に、予約状態の詳細条件を第1複写条件編集部13により指定することを促すための報知を行う。例えば、詳細条件の入力をユーザに促すメッセージをタッチパネル131上に表示している。また、詳細条件の入力をユーザに促すメッセージを音声出力する構成、あるいは、予約状態の詳細条件を他の詳細条件とは異なる色により表示する構成であってもよい。
アイコン表示制御部20は、複写条件保持部18内のいずれかの複写条件をユーザが選択するためのアイコンをタッチパネル131上に表示するための制御信号を生成する。例えば、ユーザ指定部11によりユーザが指定された場合に、指定されたユーザに対応する複写条件のアイコンが一覧表示される。このアイコンの選択操作が行われれば、複写条件選択部12が、対応する複写条件を選択する動作を行う。
この様な構成を採用すれば、端末装置3において編集した複写条件をMFP2へ送信し、当該複写条件に基づく複写を行うことができる。このため、MFP2において複写条件を編集する場合に比べて、編集操作の操作性を向上させることができる。また、MFP2において複写に用いられた複写条件を端末装置3へ送信し、当該複写条件を編集するので、端末装置3における編集操作を簡略化することができる。また、編集後の複写条件がMFP2の複写条件保持部18内に保持されるので、例えば、端末装置3に電源が投入されていない状態であっても編集後の複写条件に基づく複写を行うことができ、利便性が高い。
<端末装置>
図3は、図1の端末装置3の構成例を示したブロック図である。端末装置3は、応答信号送信部21、第2複写条件受信部22、複写条件履歴保持部23、第2複写条件編集部24及び第2複写条件送信部25により構成される。
応答信号送信部21は、MFP2の通知送信部15から編集要求通知又は完了通知を受信している。また、これらの通知を受信したことに基づいて、MFP2へ応答信号を送信する動作を行う。
第2複写条件受信部22は、MFP2の第1複写条件送信部16から複写条件を受信し、複写条件履歴保持部23に格納する動作を行う。ここでは、第1複写条件送信部16から送信されるユーザの識別情報と複写条件とを対応づけて格納するものとする。
複写条件履歴保持部23は、第2複写条件受信部22が受信した複写情報を保持している。具体的には、第1複写条件送信部16から送信されるユーザの識別情報と複写条件とを対応づけて保持している。また、第2複写条件編集部24により複写条件が編集された場合、編集後の複写条件を保持している。
第2複写条件編集部24は、複写条件履歴保持部23内の複写条件を編集する動作を行う。例えば、ユーザの操作入力に基づいて、複写条件を編集している。ここでは、複写条件のいずれかの詳細条件が、第1複写条件編集部13による入力を促すための予約状態となるように、複写条件を編集するものとする。また、編集後の複写条件を複写条件履歴保持部23内に格納するとともに、この複写条件を第2複写条件送信部25へ送信する動作を行う。
第2複写条件送信部25は、第2複写条件編集部24により編集された複写条件をMFP2へ送信する。例えば、PJL形式の複写条件を送信するものとする。第2複写条件送信部25は、編集された複写条件に加えて、この複写条件に対応づけられたユーザの識別情報をMFP2へ送信する。また、この複写条件をユーザが選択するためのアイコンデータを送信する構成であってもよい。
この様な構成を採用することにより、端末装置3へ編集要求通知が送信され、第1複写条件送信部16が、編集要求通知に対する応答信号に基づいて、複写条件を送信する動作を行う。このため、端末装置3が複写条件を受信可能な状態であることを確認した後に複写条件を送信することができる。
図4は、図1の端末装置3の動作の一例を示した図であり、コピーアイコン32が表示されたデスクトップ画面31が示されている。コピーアイコン32は、複写条件を編集又は閲覧するためのアイコンであり、MFP2から複写条件を受信した後にデスクトップ画面31上に表示される。カーソルをコピーアイコン32の位置に合わせて所定のキー操作を行うことにより、コピーアイコン32が選択され、複写履歴を一覧表示する複写履歴画面が表示される。
図5は、図1の端末装置3の動作の一例を示した図であり、複写履歴画面33が示されている。この複写履歴画面33は、図4のコピーアイコン32の選択操作に基づいて表示される。
この複写履歴画面33では、MFP2から受信した複写履歴が一覧表示されており、複写履歴ごとに、識別ID、部数、複写の実行日時が表示されている。また、複写履歴ごとに表示アイコン34が配置されており、この表示アイコン34を選択すれば、その複写に用いられた複写条件を編集するための複写条件編集画面が表示される。
この例では、識別ID「T.Murata.#110」の複写履歴は、部数「3」、及び、複写の実行日時「2010/09/25 12:15」からなる。また、識別ID「H.Suzuki.#111」の複写履歴は、部数「5」、及び、複写の実行日時「2010/09/25 12:17」からなる。
図6は、図1の端末装置3の動作の一例を示した図であり、複写条件編集画面41が示されている。この複写条件編集画面41は、複写条件を編集するための画面であり、図5の表示アイコン34の選択操作に基づいて表示される。
また、複写条件編集画面41には、複写条件の各詳細条件を変更するための表示欄が示されている。この例では、「ソート」欄61、「部数」欄62、「両面」欄63、「エコノミー」欄64、「原稿サイズ」欄65、「用紙サイズ」欄66、「クロスソート」欄67、「Nin1」欄68の各表示欄が示されている。また、設定アイコン69及び中断アイコン70が配置されている。
「ソート」欄61は、複写後の用紙を部ごとに分けて出力するソート機能の実行の有無を指定するための欄であり、ソート機能の実行の有無を指定するための一対のラジオボタンA1,A2が配置されている。ここでは、ソート機能を無効にするためのラジオボタンA2が選択されている。この場合、ソート機能は無効になる。一方、ソート機能を有効にするためのラジオボタンA1を選択すれば、ソート機能は有効になる。
「部数」欄62は、複写の部数を指定するための欄であり、ここでは、部数として番号「0(ゼロ)」が入力ボックスA3内に入力されている。この場合、有効な値が入力されていないので、部数を示す詳細条件は予約状態となる。入力ボックスA3内に複写の部数を入力することにより、部数を示す詳細条件が指定される。
「両面」欄63は、両面コピーの実行の有無を指定するための欄であり、両面コピー機能の実行の有無を指定するための一対のラジオボタンが配置されている。「エコノミー」欄64は、複写時に画像のインク濃度を低下させてインク消費量を節約するエコノミー機能の実行の有無を指定するための欄であり、エコノミー機能の実行の有無を指定するための一対のラジオボタンが配置されている。
「原稿サイズ」欄65は、原稿サイズを指定するための欄であり、ここでは、原稿サイズとして文字列「Manual」が入力ボックス内に入力されている。原稿サイズとして文字列「Manual」が指定された場合、原稿サイズを示す詳細条件は予約状態となる。
「用紙サイズ」欄66は、用紙サイズを指定するための欄であり、ここでは、用紙サイズとして「A4」が入力ボックス内に入力されている。「クロスソート」欄67は、原稿を一部複写するごとに用紙を90度回転させて出力するクロスソート機能の実行の有無を指定するための欄であり、クロスソート機能の実行の有無を指定するための一対のラジオボタンが配置されている。
「Nin1」欄68は、2以上の原稿を縮小して1枚の用紙に複写する集約機能を指定するための欄である。「Nin1」欄68には、集約機能を無効にするためのラジオボタンA4、原稿を2枚ごとに1枚の用紙に複写させるためのラジオボタンA5、原稿を4枚ごとに1枚の用紙に複写させるためのラジオボタンA6、及び、原稿を8枚ごとに1枚の容易に複写させるためのラジオボタンA7が配置されており、いずれかのラジオボタンが択一的に選択される。ここでは、集約機能を無効にするためのラジオボタンA4が選択されている。
また、設定アイコン69を選択すれば、ユーザによる変更内容が反映され、各詳細条件がその時点で複写条件編集画面41に表示されている内容で複写条件履歴保持部23内に格納される。また、この複写条件がMFP2へ送信される。一方、中断アイコン70を選択すれば、ユーザによる修正内容は反映されず、処理が中断されて複写条件編集画面41の表示が終了する。
図7は、図1のMFP2の動作の一例を示した図であり、ユーザ選択画面71が示されている。このユーザ選択画面71は、MFP2のユーザを選択するための画面であり、コピー機能が選択された場合に表示される。ユーザ選択画面71は、ユーザ選択欄72及び決定アイコン73からなる。ユーザ選択欄72は、MFP2のユーザを選択するための欄であり、ユーザB1、ユーザB2、ユーザB3を選択するためのラジオボタンA1,A2,A3がそれぞれ配置されている。また、ユーザを指定せずにコピー機能を実行するためのラジオボタンA4が配置されている。これらのラジオボタンA1〜A4は、択一的に選択され、いずれかのラジオボタンを選択することにより対応するユーザが選択される。この例では、ユーザB2を選択するためのラジオボタンA2が選択されている。また、決定アイコン73を選択すれば、その時点で選択されているユーザがユーザ指定部11により指定されるとともに、複写条件の選択画面が表示される。
図8は、図1のMFP2の動作の一例を示した図であり、応用コピー選択画面75が示されている。この応用コピー選択画面75は、複写条件を選択するための画面であり、図7の決定アイコン73の選択操作に基づいて表示される。この例では、ユーザ選択画面71においてユーザB1が選択された場合の応用コピー選択画面75が示されている。
応用コピー選択画面75には、「コピー」アイコン76、「応用コピー#1」アイコン77、「応用コピー#2」アイコン78及び「応用コピー#3」アイコン79が配置される。「コピー」アイコン76は、初期状態の複写条件を選択するためのアイコンである。「応用コピー#1」アイコン77、「応用コピー#2」アイコン78、「応用コピー#3」アイコン79は、いずれもユーザB1に対応づけられた複写条件を選択するためのアイコンであり、それぞれ異なる複写条件に対応づけられている。いずれかのアイコン76〜79を選択した状態で所定のキー操作を行うことにより、対応する複写条件を用いた原稿の複写が開始される。
図9のステップS101〜S109は、図1のMFP2における複写処理時の動作を示したフローチャートである。まず、ユーザにより複写の開始が指示された場合に、ユーザ指定部11によりユーザの指定が行われたか否かを判定する(ステップS101)。ユーザが指定されていない場合、初期状態の複写条件を用いて原稿の複写が行われ、処理を終了する(ステップS108)。ユーザが指定されている場合、複写条件選択部12が、複写条件保持部18内に保持される複写条件のうち、いずれかの複写条件を選択し、複写処理部14により原稿の複写が行われる(ステップS102,S103)。次に、複写に用いられた複写条件を端末装置3へ送信するか否かの判定が行われる(ステップS104)。複写条件を送信する旨を指示するユーザ操作が行われていない場合は、処理を終了する。
一方、複写条件を送信する旨を指示するユーザ操作が行われた場合、通知送信部15が、編集要求通知を端末装置3へ送信する(ステップS105)。通信ネットワーク上に複数の端末装置3がLANを介して接続されている場合には、予め定められた端末装置3へ編集要求通知が送信される。次に、端末装置3から応答信号が一定期間内に受信されたか否かを判定する(ステップS106)。端末装置3から編集要求通知に応答する応答信号を一定期間内に受信した場合、第1複写条件送信部16は、複写に用いられた複写条件と、ユーザ指定部11により指定されたユーザの識別情報とを端末装置3へ送信し、処理を終了する(ステップS107)。一方、端末装置3から編集要求通知に応答する応答信号を一定期間内に受信しなかった場合、タッチパネル131上に複写条件の送信に失敗した旨を表示し、処理を終了する(ステップS109)。
図10のステップS201〜S209は、図1の端末装置3における編集要求通知の受信時の動作の一例を示したフローチャートである。編集要求通知は、MFP2の通知送信部15により送信される(図9のステップS105)。
まず、端末装置3の応答信号送信部21が、編集要求通知に応答する応答信号をMFP2へ送信する(ステップS201)。次に、第2複写条件受信部22が、MFP2から複写条件を受信すると、複写条件を受信した旨を示す照会画面がディスプレイ111上に表示される(ステップS202,S203)。この照会画面上で複写条件を編集することを指示するユーザ操作が行われたか否かを判定する(ステップS204)。複写条件を編集することを指示するユーザ操作が行われなければ、複写条件を編集又は閲覧するためのコピーアイコン32がデスクトップ画面31上に表示され、ステップS206へ移る(ステップS209)。
一方、照会画面上で複写条件を編集することを指示するユーザ操作が行われた場合、第2複写条件編集部24が、ユーザ操作に基づいて、複写条件を編集する(ステップS205)。複写条件の編集後、MFP2との通信用に複写条件の識別IDが生成され(ステップS206)、この識別ID及び複写条件が複写条件履歴保持部23に格納される(ステップS207)。また、第2複写条件送信部25が、編集後の複写条件、識別ID、及び、複写条件に対応づけられたユーザの識別情報をMFP2へ送信し、処理を終了する(ステップS208)。複写条件等の送信は、HTTP(Hyper Text Transport Protocol)のプロトコルにより行われる。
図11のステップS301〜S302は、図1のMFP2における複写条件受信時の動作の一例を示したフローチャートである。複写条件は、端末装置3の第2複写条件送信部25により送信される(図10のステップS208)。
まず、第1複写条件受信部17が、端末装置3により編集された複写条件、識別ID及びユーザの識別情報を受信する(ステップS301)。更に、第1複写条件受信部17が、受信した複写条件、識別ID、及び、送信元の端末装置3のIPアドレスをユーザの識別情報に対応づけて複写条件保持部18に格納し、処理を終了する(ステップS302)。
図12及び図13のステップS401〜S414は、図1のMFP2における複写条件保持部18内の複写条件を用いた複写処理時の動作の一例を示したフローチャートである。ユーザ指定部11が、ユーザの操作入力に基づいて、いずれかのユーザを指定する(ステップS401)。次に、アイコン表示制御部20が生成した制御信号に基づいて、指定されたユーザに対応づけられた複写条件のアイコンがタッチパネル131上に表示される(ステップS402)。更に、複写条件選択部12が、ユーザのアイコン選択操作に基づいて、いずれかの複写条件を選択する(ステップS403)。
更に、選択された複写条件に予約状態の詳細条件が含まれているか否かの判定が、予約状態報知部19により行われる(ステップS404)。選択された複写条件が、予約状態の詳細条件を含まない場合、ステップS407に移る。一方、選択された複写条件が、予約状態の詳細条件を含む場合、予約状態報知部19が、詳細条件の入力をユーザに促すメッセージをタッチパネル131上に表示し、第1複写条件編集部13が、ユーザの操作入力に基づいて、この詳細条件の入力を行う(ステップS405,S406)。また、ユーザにより複写開始を指示するキー操作が行われれば、第1複写条件編集部13による編集後の複写条件に基づいて、原稿の複写が行われる(ステップS407)。
更に、通知送信部15が、複写履歴を端末装置3へ送信する旨のユーザ指示が行われているか否かを判定する(ステップS408)。複写履歴を端末装置3へ送信する旨のユーザ指示が行われていない場合には、処理を終了する。
一方、複写履歴を端末装置3へ送信する旨のユーザ指示が行われている場合には、第1複写条件送信部16が、複写に用いられた複写条件をPJL形式に変換する。また、複写に用いられた画像データをTiff(Tag Image File Format)フォーマットのマルチページファイル(Multi−TIFF)形式に変換する(ステップS409)。更に、複写履歴に対応するジョブIDが、端末装置3との通信用に生成される(ステップS410)。また、通知送信部15が、複写が完了したことを示す完了通知を端末装置3へ送信する(ステップS411)。
更に、第1複写条件送信部16が、この完了通知に応答する応答信号を端末装置3から受信すると、第1複写条件送信部16が、ジョブID、複写の実行日時、変換後の複写条件及び画像データを端末装置3へ送信する(ステップS412,413)。また、第1複写条件送信部16が、変換後の複写条件及び画像データを削除し、処理を終了する(ステップS414)。
図14のステップS501〜S503は、図1の端末装置3における完了通知受信時の動作の一例を示したフローチャートである。完了通知は、MFPの通知送信部15により送信される(図13のステップS411)。
まず、端末装置3の応答信号送信部21が、完了通知に応答する応答信号をMFP2へ送信する(ステップS501)。次に、第2複写条件受信部22が、ジョブID、複写の実行日時、複写に用いられた複写条件及び画像データを受信し、それぞれジョブIDに対応づけて複写条件履歴保持部23内に格納する(ステップS502,S503)。
本実施の形態によれば、ユーザに対応づけられた複写条件が複写条件選択部12により選択されるので、各ユーザの複写装置の利用傾向に応じた複写条件を選択することができる。
また、原稿の複写を行う度に変更される可能性が高い詳細条件について、予約状態報知部19が、原稿の複写を行う前にユーザによる変更を促すことができる。このため、多数の複写条件を予め保持する必要がない。また、ユーザが詳細条件を変更し忘れることを抑制することができる。
更に、複写処理部14が、予約状態とされた詳細条件が指定されるまで、原稿の複写を行わないので、予約状態とされた詳細条件の指定が行われる前に、誤って原稿の複写が行われることを抑制することができる。
実施の形態2.
実施の形態1では、端末装置3により編集された複写条件を用いて原稿の複写が行われる場合の例について説明した。これに対し、本実施の形態では、複写に用いられた画像データと端末装置3により編集された複写条件とを用いて画像データの再印刷が行われる場合の例について説明する。本実施の形態の複写システム1は、実施の形態1と同様に、複数のMFP2及び複数の端末装置3がLAN4を介する通信ネットワークによって互いに接続された通信システムである。
図15は、本実施の形態によるMFP2の構成例を示したブロック図である。このMFP2は、ユーザ指定部11、第1複写条件編集部13、複写処理部14、通知送信部15、ユーザ情報記憶部80、プリントデータ送信部81及び第1プリントデータ受信部82により構成される。図2と同一の構成については、同一の符号を付して説明を省略する。
ユーザ指定部11は、ユーザを指定する動作を行っている。具体的には、ユーザの操作入力に基づいて、ユーザ情報記憶部80に保持されている2以上のユーザの識別情報から、いずれかのユーザに対応する識別情報を指定する動作を行っている。例えば、識別情報としてユーザ名が指定される。ユーザ情報記憶部80は、2以上のユーザの識別情報を保持する記憶手段である。
第1複写条件編集部13は、ユーザの編集操作に基づいて、複写条件を編集する動作を行う。このMFP2は、図2のMFP2と異なり、複写条件保持部18を備えていない。このため、第1複写条件編集部13は、初期状態の複写条件を編集する動作を行う。
プリントデータ送信部81は、印刷に用いられた複写条件及び画像データからなるプリントデータを生成する動作を行う。例えば、PJL形式の複写条件と、Multi−Tiff形式又はPDF(Portable Document Format)形式の画像データとからなるプリントデータを生成する。また、印刷部142による印刷の実行に基づいて、このプリントデータを端末装置3へ送信する。より詳しくは、完了通知に応答して端末装置3から送信される取得要求に基づいて、プリントデータを応答データとして端末装置3へ送信する。この取得要求は、印刷に用いられた複写条件及び画像データからなるプリントデータを要求する信号である。例えば、完了通知が送信された後、一定期間内に取得要求を受信すれば、プリントデータが端末装置3へ送信される。一方、一定期間内に取得要求を受信しなければ、プリントデータの送信が行われない。ここでは、複写条件に加えて、ユーザ指定部11により指定されたユーザの識別情報が送信されるものとする。
第1プリントデータ受信部82は、端末装置3からプリントデータを受信する動作を行う。ここでは、プリントデータとともに、プリントデータに含まれる画像データを再印刷することを指示する制御信号を受信するものとする。
印刷部142は、複写条件に基づいて、画像データを印刷する。具体的には、第1複写条件編集部13により編集された複写条件に基づいて、原稿読取部141により読み取られた画像データを印刷する動作を行う。
また、端末装置3から受信したプリントデータを用いて画像データの再印刷を行う。すなわち、端末装置3から受信した複写条件に基づいて、受信した画像データを再印刷している。ここでは、端末装置3から受信した制御信号に基づいて、画像データを再印刷するものとする。
通知送信部15は、印刷部142による印刷の実行に基づいて、端末装置3へ完了通知を送信する動作を行っている。より詳しくは、印刷の完了後に完了通知を送信する。
図16は、本実施の形態による端末装置3の構成例を示したブロック図である。端末装置3は、第2複写条件編集部24、取得要求送信部90、第2プリントデータ受信部91、プリントデータ履歴保持部92及び再印刷制御部93により構成される。図2と同一の構成については、同一の符号を付して説明を省略する。
取得要求送信部90は、MFP2の通知送信部15から完了通知を受信する通信手段である。また、この完了通知に基づいて、印刷に用いられたプリントデータの取得要求をMFP2へ送信する動作を行う。
第2プリントデータ受信部91は、MFP2からプリントデータを受信し、プリントデータ履歴保持部92に格納する動作を行う。ここでは、MFP2から受信したユーザの識別情報とプリントデータとを対応づけて格納するものとする。
プリントデータ履歴保持部92は、MFP2から受信したプリントデータを保持している。具体的には、MFP2から受信したユーザの識別情報と複写条件とを対応づけて保持している。また、プリントデータに含まれる複写条件が第2複写条件編集部24により編集された場合、編集後の複写条件を含むプリントデータが保持される。
第2複写条件編集部24は、プリントデータ履歴保持部92内のプリントデータに含まれる複写条件を編集する動作を行う。例えば、ユーザの操作入力に基づいて、複写条件を編集している。
再印刷制御部93は、プリントデータ履歴保持部92内のプリントデータをMFP2へ送信するとともに、このプリントデータ内の複写条件を用いて当該プリントデータ内の画像データを再印刷することを促す制御信号をMFP2へ出力する動作を行う。例えば、ユーザの操作入力に基づいて、プリントデータ履歴保持部92内のいずれかのプリントデータを選択し、MFP2へ送信する動作を行う。
図17のステップS601〜S606は、図16の端末装置3におけるプリントデータ再印刷処理の一例を示したフローチャートである。まず、MFP2から取得したプリントデータの履歴が一覧表示される(ステップS601)。次に、第2複写条件編集部24が、プリントデータに含まれる複写条件の編集指示が行われたか否かを判定する(ステップS602)。複写条件の編集がユーザにより指示されれば、第2複写条件編集部24により複写条件の編集が行われ、編集後の複写条件を含むプリントデータがプリントデータ履歴保持部92内に格納される(ステップS603,S604)。一方、複写条件の編集指示が行われなければ、ステップS605に移る。
また、再印刷制御部93が、プリントデータ履歴保持部92内のプリントデータを用いた再印刷がユーザにより指示されたか否かの判定を行う(ステップS605)。いずれかのプリントデータを用いた再印刷が指示されれば、再印刷制御部93が、指定されたプリントデータ及び再印刷を指示する制御信号をMFP2へ送信し、処理を終了する(ステップS606)。プリントデータを送信する際、第2複写条件編集部24により複写条件が編集されていれば、編集後の複写条件を含むプリントデータが送信される。ステップS605の判定において、再印刷が指示されていない場合、ステップS602に戻る。
本実施の形態によれば、原稿の複写が行われた複写条件を編集し、編集後の複写条件に基づいて、印刷部142により、この原稿の再印刷を行うことができる。しかも、端末装置3の第2複写条件編集部24により複写条件を編集することができるので、複写条件を編集する際の操作性を向上させることができる。
また、本実施の形態によれば、原稿の複写が行われた複写条件及び画像データを端末装置3内に保持し、この画像データの再印刷を行うことができる。また、通知送信部15が、端末装置3へ完了通知を送信し、プリントデータ送信部81が、完了通知に対する取得要求に基づいて、複写条件及び画像データを送信する。このため、端末装置3が受信可能な状態であることを確認した後に複写条件及び画像データを送信することができる。
なお、実施の形態1及び2では、編集要求通知又は完了通知が送信された後、一定期間内に応答信号又は取得要求を受信すれば、複写条件が端末装置3へ送信され、一定期間内に応答信号又は取得要求を受信しなければ、複写条件を送信しない場合の例について説明した。しかしながら、本発明は、編集要求通知又は完了通知を1回のみ送信する構成に限定されない。例えば、編集要求通知又は完了通知が一定期間ごとに送信され、これらの通知に対する応答信号又は取得要求を受信すれば、複写条件を送信する構成であっても良い。
1 複写システム
3 端末装置
11 ユーザ指定部
12 複写条件選択部
13 第1複写条件編集部
14 複写処理部
15 通知送信部
16 第1複写条件送信部
17 第1複写条件受信部
18 複写条件保持部
19 予約状態報知部
20 アイコン表示制御部
21 応答信号送信部
22 第2複写条件受信部
23 複写条件履歴保持部
24 第2複写条件編集部
25 第2複写条件送信部
41 複写条件編集画面
80 ユーザ情報記憶部
81 プリントデータ送信部
82 第1プリントデータ受信部
90 取得要求送信部
91 第2プリントデータ受信部
92 プリントデータ履歴保持部
93 再印刷制御部
112 操作部
131 タッチパネル
132 キー入力部
141 原稿読取部
142 印刷部

Claims (10)

  1. 通信ネットワークを介して互いに接続された複写装置及び端末装置からなる複写システムにおいて、
    上記複写装置は、
    ユーザの編集操作に基づいて、複写条件を編集する第1複写条件編集手段と、
    上記複写条件に基づいて、原稿の複写を行う複写処理手段と、
    複写の実行に基づいて、複写に用いられた上記複写条件を上記端末装置へ送信する第1複写条件送信手段と、
    上記端末装置から受信した上記複写条件を保持する複写条件保持手段とを備え、
    上記複写処理手段が、上記複写条件保持手段内の上記複写条件に基づいて、原稿の複写を行い、
    上記端末装置は、
    上記複写装置から受信した上記複写条件を編集する第2複写条件編集手段と、
    第2複写条件編集手段により編集された上記複写条件を上記複写装置へ送信する第2複写条件送信手段とを備えることを特徴とする複写システム。
  2. 上記複写条件が2以上の詳細条件からなり、
    第2複写条件編集手段が、上記複写条件のいずれかの上記詳細条件について、第1複写条件編集手段による入力を促すための予約状態とすることを特徴とする請求項1に記載の複写システム。
  3. 上記複写装置が、上記複写条件保持手段内の上記複写条件のいずれかを選択する複写条件選択手段を備え、
    上記複写処理手段が、選択された上記複写条件に基づいて、原稿の複写を行い、
    上記複写条件選択手段が予約状態とされた上記詳細条件を含む上記複写条件を選択した場合に、上記複写処理手段が、予約状態とされた上記詳細条件が入力されるまで、原稿の複写を行わないことを特徴とする請求項2の複写システム。
  4. 上記複写条件保持手段が、上記複写条件をユーザに対応づけて保持し、
    上記複写装置が、ユーザを指定するユーザ指定手段を備え、
    上記複写条件選択手段が、指定されたユーザに対応づけられた上記複写条件を選択することを特徴とする請求項3に記載の複写システム。
  5. 上記複写装置が、複写の実行に基づいて、上記端末装置へ編集要求通知を送信する通知送信手段を備え、
    上記端末装置が、上記編集要求通知に基づいて、応答信号を送信する応答信号送信手段を備え、
    第1複写条件送信手段が、上記応答信号に基づいて、複写に用いられた上記複写条件を上記端末装置へ送信することを特徴とする請求項1に記載の複写システム。
  6. 第1及び第2複写条件送信手段が、PJL形式の上記複写条件を送信することを特徴とする請求項1に記載の複写システム。
  7. ユーザの編集操作に基づいて、複写条件を編集する複写条件編集手段と、
    上記複写条件に基づいて、原稿の複写を行う複写処理手段と、
    複写の実行に基づいて、複写に用いられた上記複写条件を端末装置へ送信する複写条件送信手段と、
    上記端末装置から受信した上記複写条件を保持する複写条件保持手段とを備え、
    上記複写処理手段が、上記複写条件保持手段内の上記複写条件に基づいて、原稿の複写を行うことを特徴とする複写装置。
  8. 原稿を光学的に読み取り、画像データを生成する原稿読取手段と、
    ユーザの編集操作に基づいて、複写条件を編集する複写条件編集手段と、
    上記複写条件に基づいて、上記画像データを印刷する印刷手段と、
    印刷の実行に基づいて、印刷に用いられた上記複写条件及び上記画像データを端末装置へ送信するプリントデータ送信手段と、
    上記端末装置から上記複写条件及び上記画像データを受信するプリントデータ受信手段とを備え、
    上記印刷手段が、上記端末装置から受信した上記複写条件に基づいて、受信した上記画像データを再印刷することを特徴とする複写装置。
  9. 通信ネットワークを介して互いに接続された複写装置及び端末装置からなる複写システムにおいて、
    上記複写装置は、
    原稿を光学的に読み取り、画像データを生成する原稿読取手段と、
    ユーザの編集操作に基づいて、複写条件を編集する複写条件編集手段と、
    上記複写条件に基づいて、上記画像データを印刷する印刷手段と、
    印刷の実行に基づいて、上記端末装置へ完了通知を送信する通知送信手段と、
    上記端末装置からの取得要求に基づいて、印刷に用いられた上記複写条件及び上記画像データを上記端末装置へ送信するプリントデータ送信手段と、
    上記端末装置から上記複写条件及び上記画像データを受信するプリントデータ受信手段とを備え、
    上記印刷手段が、上記端末装置から受信した上記複写条件に基づいて、受信した上記画像データを再印刷し、
    上記端末装置は、
    上記完了通知に基づいて、上記取得要求を上記複写装置へ送信する取得要求送信手段と、
    上記複写装置から受信した上記複写条件及び上記画像データを保持するプリントデータ履歴保持手段と、
    上記プリントデータ履歴保持手段内の上記複写条件及び上記画像データを上記複写装置へ送信し、当該複写条件を用いた当該画像データの印刷を促す再印刷制御手段とを備えることを特徴とする複写システム。
  10. 上記プリントデータ送信手段が、PJL形式の上記複写条件と、Multi−TIFF形式又はPDF形式の上記画像データとを上記端末装置へ送信することを特徴とする請求項9に記載の複写システム。
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