JP2012217457A - 洗濯機 - Google Patents

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Abstract

【課題】流体バランサの無いドラム式洗濯機において、輸送用固定ボルトの取り外し忘れを検知し、不具合を未然に防止すること。
【解決手段】洗濯物を収容するドラム178を回転自在に内包し洗濯機本体183内に揺動自在に弾性的に支持された水槽182内に給水を行った後、モータ181によってドラムを178回転した際に発生する水槽182内の水の動きによる水槽182の加速度変化を加速度センサー188によって検知し、輸送用固定ボルト185の有無を検知することで、輸送時の固定ボルトの取り忘れを精度良く検知し、洗濯、脱水時の異常振動等による不具合を未然に防止することができる。
【選択図】図1

Description

本発明は、水平方向または傾斜方向に回転中心軸を有し、洗濯物を収容するドラムおよび水槽を、洗濯機本体内に揺動自在に弾性的に支持した洗濯機に関するものである。
従来、この種の洗濯機は、ドラムの回転に伴う振動が洗濯機本体に伝達するのを防止する防振構造を備えている(例えば、特許文献1参照)。
図9は特許文献1に記載された洗濯機の内部構造を示す図であり、洗濯機本体83の中には、下方よりダンパー70により振動減衰するように支えられ、かつ、上方より防振構造を有するサスペンション71によって水槽82が宙づり状態に防振支持されている。
水槽82内には、有底円筒形に形成されたドラム78が、回転自在に支持され、水槽82の裏面部に固設したモータ81の回転が、ドラム78に洗濯、すすぎ、脱水等の回転駆動するように伝達される。
さらにドラム78の前側中心軸方向の端部周縁には、脱水時の高速回転時のバランス向上のために、流体バランサ900が取り付けられている。流体バランサ900内部には流体が納められている。脱水のための高速回転を行う際に衣類が片寄っている場合、その片寄りによる偏心荷重のためドラム78が大きく振動するおそれがあるが、ドラムの回転数が振動系の共振周波数を超えると、流体バランサ900内部の流体が偏心荷重と逆方向に集まることにより、ドラムのバランスを取る。
上記構成では、水槽82が洗濯機本体83内部で揺動自在に構成されているので、洗濯機の運搬移送時に水槽82が異常に大きく揺動すると、水槽82自体や水槽82に取り付けられている部材が洗濯機本体83内壁面や、洗濯機本体83内部に取り付けられている他の部材に衝突し破損に至る恐れがあるため、洗濯機本体83と水槽82との間に移送金具84を固定ボルト85で装着し、水槽82が揺動しないように固定保持し、洗濯機を使用者宅に据え付ける際に、固定ボルト85を取り外して水槽2の固定保持を解除するような構造が採用されている。
一方、洗濯機の移送後、前記固定ボルトを取り外すことを忘れ、洗濯脱水運転を行なった場合、ドラムが回転する際の振動軽減の目的で取り付けてあるサスペンションやダンパーによる防振効果は機能せず、洗濯機本体に異常音や異常振動さらに部材の破損等を生じる。また前記異常は主に脱水運転時に発生するため、自動運転が通常の洗濯機においては、脱水工程時点では使用者は機器から離れているのが通常で、異常報知を使用者に迅速に実施できない。
そこで、前記固定ボルトの外し忘れを防ぐために、洗濯運転の開始時に後述する方式にて固定ボルトにより水槽が固定保持されているか否かの検知を行い、固定保持されている場合には表示手段等にて使用者に報知することにより、上記の異常振動を未然に防ぐ方式が採用されている。
従来例での水槽の固定保持の検知方式とは、モータに所定の加速トルクを発生させてドラムの回転を加速させ、水槽に取り付けた加速度センサーからの信号を検出し、前記水槽の最大加速度または上下方向の最大加速度を加速度検知部で検知し、予め設定した基準値と比較して小さい場合、固定保持状態と検知するものである。
この方式では、水槽が固定保持されていない場合には、ドラム内部に衣類などの負荷が入っていない空の状態であっても、ドラムの回転に伴って水槽が揺動することが必要である。
これは、流体バランサ900によって実現されている。すなわち、衣類などの負荷が無い状態で、ドラムの回転を起動加速している間は、流体バランサ900中の流体がドラムのバランスを取ることができず、過渡的に揺れを生じさせることによるものである。
特開2010−57848号公報
しかしながら、流体バランサの搭載により、コストの上昇及び製品重量の増加という課題がある。
流体バランサを非搭載とした場合、単にドラムを回転させても、水槽内でドラムは回転自在の状態なので、水槽が固定保持されていなくとも、水槽の揺動は大きくなく、結果として水槽が固定保持されているか否かの検知は非常に困難である。
本発明は、上記従来の課題を解決するもので、ドラム式の洗濯機において、流体バランサを搭載することなく、水槽の固定保持状態を検知し、固定ボルトの取り外し忘れがある場合には表示手段等にて使用者に報知することにより、洗濯、脱水時の異常振動等による不具合を未然に防止することを目的とする。
上記課題を解決するため、本発明の洗濯機は、水平方向または傾斜方向に回転中心軸を有し洗濯物を収容するドラムと、前記ドラムを回転自在に内包し洗濯機本体内に揺動自在に支持された水槽と、前記水槽と前記洗濯機本体とを固定する固定ボルトと、前記水槽の揺れを検知する水槽揺動検知部と、前記水槽内に給水するための給水弁と、前記水槽内の水位を検知するための水位センサーと、前記水位センサーの水位出力を検知する水位検知部と、前記ドラムを回転駆動するモータと、前記モータの回転数を検知する回転速度検知部と、前記回転速度検知部の検知出力に基づき前記モータの回転を制御し、洗濯、すすぎ、脱水、等の一連の工程を制御する制御部とを備え、前記制御部は、前記水槽内に所定水位まで給水した後、前記ドラムを回転させ、前記水槽揺動検知部の検知結果をもとに、前記固定ボルトが取り外されているか否かを判定するものである。
本発明の洗濯機は、輸送時の固定ボルトの取り忘れを精度良く検知し報知することにより、洗濯、脱水時の異常振動等による不具合を未然に防止することができる
本発明の実施の形態1におけるドラム式洗濯機の構造を示す断面図 同洗濯機の制御回路のブロック構成図 同洗濯機の輸送用の固定ボルト検知動作の概略を示すフローチャート 同洗濯機の輸送用の固定ボルト検知動作を示すフローチャート 同洗濯機の輸送用の固定ボルト有りの場合の加速度信号の時間変化のグラフ 同洗濯機の輸送用の固定ボルト無しの場合の加速度信号の時間変化のグラフ 同洗濯機の輸送用の固定ボルト検知動作時のドラムの動きを示す図 同洗濯機の輸送用の固定ボルト無しの場合の加速度信号の時間変化の模式図 従来のドラム式洗濯機の概略構成を示す断面図
第1の発明は、水平方向または傾斜方向に回転中心軸を有し洗濯物を収容するドラムと、前記ドラムを回転自在に内包し洗濯機本体内に揺動自在に支持された水槽と、前記水槽と前記洗濯機本体とを固定する固定ボルトと、前記水槽の揺れを検知する水槽揺動検知部と、前記水槽内に給水するための給水弁と、前記水槽内の水位を検知するための水位センサーと、前記水位センサーの水位出力を検知する水位検知部と、前記ドラムを回転駆動するモータと、前記モータの回転数を検知する回転速度検知部と、前記回転速度検知部の検知出力に基づき前記モータの回転を制御し、洗濯、すすぎ、脱水、等の一連の工程を制御する制御部とを備え、前記制御部は、前記水槽内に所定水位まで給水した後、前記ドラムを回転させ、前記水槽揺動検知部の検知結果をもとに、前記固定ボルトが取り外されているか否かを判定することにより、輸送時の固定ボルトの取り外し忘れを精度良く検知することができ、洗濯、脱水時の異常振動等による不具合を未然に防止することができる。
第2の発明は、第1の発明において、水槽揺動検知部は、水槽に固着した加速度成分を検知できる加速度センサーと、前記加速度センサーの加速度出力を検知する加速度検知部とによって構成され、制御部は、前記加速度出力が所定の値以上の場合に固定ボルトが外されていると判定することにより、水槽の揺れを簡便かつ精度良く検知することができ、輸送時の固定ボルトの取り外し忘れを精度良く検知することができる。
第3の発明は、第1または第2の発明において、ドラム内周に沿って等角度に配置されている複数個のバッフルを備え、制御部は、回転開始から停止までのドラムの回転角度を前記バッフル間の角度の略整数倍に相当するように制御することで、水槽の揺れを再現性良く実現できるので、輸送時の固定ボルトの取り外し忘れを精度良く検知することができる。
第4の発明は、第1〜第3のいずれかの発明において、制御部は、ドラムを左右方向交互に複数回回転させ、このときの水槽揺動検知部での検知結果を積算もしくは平均処理して固定ボルトが取り外されているか否かを判定することで、固定ボルトが取り外されているか否かをより安定して判定することができるので、輸送時の固定ボルトの取り外し忘れを精度良く検知することができる。
第5の発明は、第1〜第4のいずれかの発明において、固定ボルトが取り外されていないと判定した場合に、固定ボルトが取り外されていないことを報知することにより、使用者に明確に輸送時の固定ボルトの取り外し忘れを報知して固定ボルトの取り外しを要求し、その結果として洗濯、脱水時の異常振動等による不具合を未然に防止することができる。
以下、本発明の実施の形態について、図面を参照しながら説明する。なお、この実施の形態によって本発明が限定されるものではない。
(実施の形態1)
図1は本発明の実施の形態1における洗濯機の断面図であり、図2は制御回路のブロック構成図である。
図1において、水槽ユニット176は、水槽182内にドラム178を回転自在に収納している。水槽182の外底部に固定されたモータ181の回転は、モータプーリー10
1、ベルト102、駆動プーリー103、回転軸179等を介してドラム178に洗濯、すすぎ脱水等の回転駆動するように伝達される。
水槽ユニット176は、軸心を洗濯機本体183内に傾斜して配設され、洗濯機本体183の上方より防振構造を有するサスペンション171によって宙づり状態に防振支持され、かつ下方には減衰防振ダンパー170にて洗濯機本体183の底部と接続されている。通常、水槽182は洗濯機本体183内部で揺動自在に構成されていることになる。
洗濯機本体183の左方傾斜面には扉187を開閉自在に軸支し、使用者は扉187部よりドラム178内方に洗濯衣類を投入する。
ドラム178内にはバッフル701が固定されており、洗い時にドラム178回転すると洗濯衣類を掻き上げる効果を果たす。バッフル701により掻き上げられた洗濯衣類は、その後重力によってドラム底部へ落ちる。ドラム式洗濯機では、その際に与えられるたたき力によって汚れが衣類から落ち、衣類の洗浄が行われる。
洗濯機の洗濯、すすぎ、脱水等の一連の工程を制御するマイクロコンピュータ等で構成した制御部131は、扉187の上方に配した入力設定手段135および表示手段136や、水槽182の上方外壁に固着した加速度センサー188と信号伝達を行うと共に、モータ181等の回転制御を行う。
洗濯機本体183には水槽182上方に給水弁27があり、制御部131の制御によって開状態の時には水槽182内への給水を実施し、閉状態では給水を停止する。水槽182下部には排水弁28があり、制御部131の制御によって開状態の時には水槽182内から排水を実施し、閉状態では排水を実施する。制御部131は、給水弁27と排水弁28に対する制御指令により、洗いやすすぎ時には水槽182に水をため、脱水時には水槽182から水の排水を制御する。
加速度センサー188は、例えば半導体加速度センサーで構成し、1方向の加速度でなく前後左右上下等の多軸(2軸もしくは3軸)方向の加速度センサーで構成される。これは、実際の水槽ユニット176の振動は、必ずしも一方向に限定できないので、多軸の加速度センサーを用いて、精度の高い水槽182の動きを検知する為である。
また、水槽182の背面部に固定された固定金具175と、洗濯機本体183の背面部186とは、洗濯機輸送時は水槽ユニット176の揺動を防止する為の固定ボルト185で装着されている。固定ボルト185は、輸送時のみに必要であり、洗濯機の据付設置時には取外されるものである。
図2の制御回路のブロック構成図において、商用電源20の交流電力を整流器21により整流し、チョークコイル22及び平滑コンデンサ23からなる平滑回路により平滑化された直流電力を駆動電力として、インバータ回路24によりモータ181を回転駆動する。
また、制御部131は、入力設定手段135から入力される運転指示、及び各検知手段(図示せず)により検知される運転状態の監視情報に基づいてモータ181の回転を制御し、負荷駆動部26により給水弁27、排水弁28、送風ファン12、ヒータ29の動作を制御すると共に、表示手段136により運転状態や制御状態を使用者に判るように表示信号を送信する。
モータ181は、3相巻線7a、7b、7cを有するステータと、2極の永久磁石を有
するロータ(図示せず)とを備え、3つの位置検出素子30a、30b、30cを設けた直流ブラシレスモータとして構成され、スイッチング素子24a〜24fにより構成されたPWM制御インバータ回路24により回転制御される。
位置検出素子30a、30b、30cが検出するロータ位置検出信号は、マイクロコンピュータ等により構成された制御部131に入力される。このロータ位置検出信号に基づいて、駆動回路32によりスイッチング素子24a〜24fのオン/オフ状態をPWM制御することにより、ステータの3相巻線7a、7b、7cに対する通電を制御してモータ181を所要回転数で回転させる。
制御部131は、3つの位置検出素子30a、30b、30cの検出出力が入力される回転速度検知部33を有し、回転速度検知部33は、3つの位置検出素子30a、30b、30cのいずれかの信号の状態が変わることに応じてその周期を検出し、その周期よりモータ181の回転数を算出する。
なお、モータ181の回転速度検知部33の検知出力はドラム178の回転数に対応するので、以下の説明においてドラム178の回転数は、回転速度検知部33の検知出力により得られるものである。
水槽182に固着した加速度センサー188は、少なくとも水槽の左右の方向の加速度を検知し、制御部131内に構成した加速度検知部39は、加速度センサー188からのデジタル信号もしくはアナログ信号を、布量検知工程の期間160Hzで加速度をサンプリングした加速度データや、加速度データを検知用演算部40で演算したデータから固定ボルトの有無を検知する。
制御部131には、水圧を検知する水位センサー41からの信号が入力されており、制御部131内の水位検知部42にて水槽内の水位を算出する。
図3は本実施の形態における、固定ボルトの有無を検知するために制御部131が実施する基本の制御シーケンスである。
ステップ300にて固定ボルトの有無の検知が開始されると、まずステップ301にて給水弁27から水槽182内への給水が開始される。
給水はステップ302での所定の水位に達するまで継続される。ステップ302にて水位検知部42により所定水位以上に達したことを検知すると、ステップ303にて固定ボルト検知動作を実施する。固定ボルト検知動作の詳細は後述する。
固定ボルト検知動作の実施が終了すると、ステップ304にて固定ボルトの有無を判定し、固定ボルト無しと判定された場合はステップ305へ進んで排水弁28から水槽内の水の排水を実施し、排水終了と共に一連の検知を終了する。ステップ304にて固定ボルト有りと判定された場合には、ステップ306へすすみ、使用者に固定ボルトの外し忘れを示す異常報知を行う。
異常報知の内容は、通常の洗濯動作と異なるものとして、使用者に異常が判断できるようにする。表示手段136もしくは制御部131など洗濯機183内にブザーを取り付け、警告音を発生させ、さらに表示手段136にて異常を示す特定の表示パターンを表示させることで実現できる。警告音は単純なブザー鳴動パターンとしても良いが、警告メロディーや音声出力などで使用者によりわかりやすく報知しても良い。表示手段136での以上を示す表示パターンは、複数のLEDで構成される表示手段の場合には、点灯するLE
Dを通常の動作時にはあり得ないパターンとしても良いし、文字や数字を表示する表示手段の場合は、警告文や異常番号を表示しても良いし、表示内容の点滅パターンなどとしても実現できる。
ステップ302での所定水位については、以下のように決める。バッフルはドラム178の内周に対して120度ずつ等間隔に3個固定されている。このバッフルの一個がちょうど頂上となるようにドラム178の回転位置を決めた時、残り二個のバッフルは下側の左右に配置される状態となる。前記給水時の所定水位は、この下側の二個のバッフルが完全に水没するよりは低い水位で、かつドラム178が回転してバッフルがもっとも低い位置となったときには水槽182にたまった水に対して作用反作用の力が働く程度には高い水位とする。ドラム178の内径が80cmとした場合、水位はドラムの最も低い位置から水面までが90mmの水位を所定水位とすればよい。
図4にて図3のステップ303の固定ボルト検知動作の詳細を説明する。ステップ400にて固定ボルト検知動作が開始された後、ステップ410にてモータ制御のためのパラメータの初期化を行う。モータ制御のためのパラメータとしては、モータの回転方向がある。モータ回転制御の二回目以降では、直前の回転方向と逆方向の回転とする。
次に、ステップ401にてモータ起動制御を実施する。モータ起動時はモータの回転が安定していないため、モータの位置検出素子30a、30b、30cの信号による回転数検知部33でのモータ回転速度が安定して得られない。そのため制御部131は駆動回路32によって時間とともにモータ181に印可する電圧を上昇させるいわゆる電圧制御を実施する。
ステップ401による起動制御により、モータが起動して回転を始めると、位置検出素子30a、30b、30cからの信号が変化する。この変化により、モータの回転角度が所定の角度以上となったことをステップ402で検知すると、モータの起動制御を終了し、ステップ403のモータ回転数制御に移行する。ステップ403へ移行する所定モータの回転角度は、モータ回転によるドラムの回転が開始されたと判断できる程度に大きく、かつ出来るだけ早く回転数制御へ移行できるように小さくする必要があり、ドラムの回転角度にして、10°〜45°程度とすると良い。
次にステップ403では回転速度検知部33の値を目標とする回転数となるようにモータの回転数制御を実施する。回転速度検知部33で検知される回転数が目標よりも低ければ駆動回路32からのモータ181への印可電圧を上昇させ、逆に高ければ印可電圧を下降させる。ここではモータ181への印可電圧を現在の回転数によって制御する単純な回転数制御方式としたが、これに限定されるものではない。たとえば、現在の回転数と、目標回転数とからいわゆるPI制御を実施して印可電圧を制御すればさらに回転数制御の精度が向上する。さらにモータに流れる電流の検知回路を追加し、いわゆるベクトル制御を実施してさらに回転数制御の精度を向上させても良い。
次にステップ404でモータを起動開始してからの時間を判定し、所定の時間が経過してない場合は、ステップ403に戻って所定の目標回転数でのモータ181の回転を継続させる。ステップ404でモータ181を動作させる時間が経過している場合は、ステップ405へ移行する。
ステップ405では、モータ181の回転をとめるためのブレーキ制御を実施する。ステップ403までで回転させていたのと逆方向のトルクを発生させるように、駆動回路32を制御する。
このブレーキ制御の前までは、モータ181の回転により回転していたドラム178が回転しており、ドラム178と、ドラム178の内部に固定されたバッフルにより水槽182内の水が回転方向の向きに掻き上げられている。ステップ405でドラム178及びドラム178内部のバッフルの動作が水槽182内で止まろうとする方向で制動をかけられることになるが、前記の水槽182内の水の掻き上げられる動きは継続しているため、水の動きに対してバッフルが抵抗となって作用・反作用の関係が生じ、結果としてバッフルが固定されたドラム178が回転方向に対して揺れることとなる。
前記のドラム178の揺れはモータ181のブレーキ制御によってモータ181を介して水槽182に伝わり、水槽182も回転方向に対して揺れることとなる。ここで、固定ボルト185により、水槽182が背面部186で洗濯機本体183と固定されている場合には、水槽182の揺れは小さなものとなる。逆に固定ボルト185が無い場合には、水槽182は洗濯機本体183内部で揺動自在に構成されていることになるので、水槽182の揺れは固定ボルトが有る場合と比較して大きいものとなる。
前記の水槽182の回転方向に対する揺れは、加速度センサー188に対して左右方向の加速度の変化として捉えられるので、ステップ406にて加速度センサー188からの水槽182の左右方向の加速度データを収集する。加速度データの収集は、符号つき加速度の最大値と最小値を収集時の加速度の値で更新することで実施される。
その後、ステップ407にてモータへのブレーキ制御を実施する時間が経過していない場合には、ステップ405に戻ってブレーキ制御を継続する。ブレーキ制御を実施する時間が経過した場合には、ブレーキ制御を終了してステップ411へと移行する。
ステップ411では、前記ステップ406と同様に加速度センサー188からの水槽182の左右方向の加速度データを収集し、その後ステップ408へと移行する。
ステップ408ではモータを動作させない時間を判定して、所定の時間が経過すればステップ409へと移行して、一回のモータ動作の制御を終了する。所定の時間が経過していない場合には、ステップ411へ戻って加速度データの収集を繰り返す。
図5と図6は、前記のように固定ボルト検知動作を実施した際の、加速度センサー188での左右方向の加速度の時間変化を示したものである。図5は固定ボルト有りの場合であり、図6は固定ボルト無しの場合である。いずれも、縦軸の加速度の単位は重力加速度の1Gである。横軸は4回分のモータ駆動分の動作に相当する時間を表示している。
図5と図6から、固定ボルトの有無による加速度データの時間変化の差異を説明する。まず、一回のモータ動作の制御において、加速度の絶対値の最大の値を比較すると、図5のデータよりも図6の固定ボルトなしの方が大きいことがわかる。これは前述の通り、固定ボルトによって水槽182が洗濯機本体183に固定されている場合は、固定ボルトが無く洗濯機本体183内部で水槽182が揺動自在の場合と比較して揺れが小さいことによるものである。なお、一回のモータ動作の制御において、加速度の絶対値が最大の値を示すのは、ブレーキ制御をした直後である。
次に、加速度の絶対値が最大の値を示した後の加速度の変化であるが、図5の固定ボルト有りの場合を見ると時間と共に次第に減衰していく揺れを示しており、図6の固定ボルト無しの場合はそれと比較して急激に減衰することがわかる。
図5の固定ボルト有りの場合は、水槽182が洗濯機本体183に固定されているため、防振機構であるサスペンション171や減衰防振ダンパー170はその効果を発揮せず
、微少な洗濯機全体として揺れが継続しているものと考えられる。そのため、加速度の絶対値が最大の値を示した後の、逆方向への加速度の値の絶対値は最大の値と比較してもあまり変化は少ない。
図6の逆に固定ボルト無しの場合は、水槽182が揺動自在であり最初の揺れは大きいが、サスペンション171、減衰防振ダンパー170によって振動を減衰する効果によって急速に揺れが減衰するものと考えられる。そのため、加速度の絶対値が最大の値を示した後の、逆方向への加速度の値の絶対値は最大の値と比較すると急激に小さいものとなる。また、加速度の絶対値が最大になるタイミングでの加速度の方向は、モータ制御を繰り返すたびに反対方向となっている。これは、モータ制御のたびに、ステップ410にてモータの回転方向を逆方向としているためである。
図4の説明に戻る。ステップ409でモータ回転制御が所定の回数を超えていない場合、ステップ410へ戻って、モータ回転制御を繰り返す。ステップ410でのモータ制御初期化では、直前の回転方向とは逆方向への回転となるようにモータ制御パラメータを設定する。ステップ409で所定の回数を超えていた場合は、ステップ412へ進んで、固定ボルト有無の判定用データ演算を実行する。
ステップ409により、所定の回数未満でのモータ制御時に収集した加速度データは利用しないこととなる。これは、固定ボルト検知動作開始の初期段階では、いくつかのばらつき要因が存在するために、安定した判定が困難であるからである。ばらつき要因としては、まず水槽182内の水位がある。モータ制御を開始すると、水槽182内の水は掻きあげられ、水槽182内の内壁に水がつくことにより、開始直後よりもじょじょに水位が低下する。
次に、水槽182内のバッフルの位置が変化する可能性がある。ドラムが回転している状態からブレーキをかけた時の水流に対するバッフルの作用反作用により揺れが発生することを検知するため、ブレーキをかける際のバッフルの位置が変化すると、揺れの度合いもばらつくこととなる。
前述のとおり、水槽182内に給水した水の水位は、バッフル二個を下側の左右均等の位置でドラム角度を固定した時に、バッフルが水没するよりは低く設定している。そのため、図4で説明しているモータ回転制御を実施して、モータブレーキの動作終了後のモータoffの期間では、ドラムにはバッフルの間に挟まれた水がモータ動作中に掻きあげられた結果としての左右へのゆれが継続することになる。この水面の動きによりバッフルは作用反作用により力を受けることになるが、モータはとまっているので、結果としてドラムはバッフルが水面に対して押し出されるように下側の左右均等の位置へと移動することとなる。図3のステップ303の固定ボルト検知動作実施を開始する時点ではバッフルの位置がどこになるかは不定だが、モータ動作を繰り返すと、前記の効果により少しずつバッフルの位置が水面に対して左右均等の位置へと移動していく。
なお、前述のようなモータoff期間での水面によるバッフルへの作用反作用による位置の移動は、あまり大きな移動となることは期待できない。そのため、前提として一回のモータ制御によるドラムの回転角度をほぼ120度の整数倍となるようにして、回転前後でバッフルの位置が大きく移動しないようにする必要がある。これにより、モータ制御およびその後のモータoff区間を繰り返すことによりバッフルの位置が移動していく。本実施例では、ドラムの回転角度をほぼ120度の整数倍とするために、モータのon時間、およびモータ回転数制御中の目標回転数を適切に設定することで、約240度の回転とするように制御する。具体的にはモータのon時間は0.8秒、モータ回転数制御中の目標回転数は100rpmとする。また、モータoff区間は、前回のモータ制御によって
かきあげられた水の動きに同期するタイミングで次回のモータ制御を開始するために、本実施例では0.9秒と設定する。
以上のようにばらつき要因を低減させるために、初期のモータ制御時の加速度データは利用しない。本実施例では、18回分のデータを利用しないものとする。
ステップ412では固定ボルト有無の判定用データ演算を実行する。判定用データにはパラメータとして二つ用意する。一つはドラム右回転時の符号付最大加速度の絶対値、左回転時には符号付最小加速度の絶対値を足し合わせていくパラメータAであり、もう一つは、逆に、ドラム右回転時の符号付最小加速度の絶対値、左回転時には符号付最大加速度の絶対値を足し合わせていくパラメータBである。符号付最大加速度、最小加速度は前述のとおり、ステップ406、411にて収集した、一回のモータ制御でのブレーキ開始からモータoff区間の間の加速度センサー188の左右方向の信号である。
前記パラメータAは、図6での回転方向が変わる毎に現れる加速度の絶対値の最大値を足し合わせることとなり、パラメータBはその逆方向の加速度の絶対値の最大値を足し合わせることとなる。パラメータAとBをモータ制御ごとに収集される加速度データで足し合わせていくという演算を実施していくことになるので、固定ボルトありの場合はパラメータAがパラメータBよりも有意に大きな値となり、固定ボルトなしの場合には固定ボルトありの場合と比較して小さな値となる。
ステップ412の後、ステップ413でモータ回転制御を実施した回数が所定の値以上の場合には固定ボルト検知動作を終了する。所定の値未満の場合には、ステップ410からのモータ制御初期化からモータ制御を繰り返し、固定ボルト検知用のパラメータAとBの演算を継続する。
ステップ413での所定回数と、ステップ409での所定回数の間に相当するモータ制御の回数分、パラメータAとパラメータBが足しあわされる演算が実施されることとなる。
図4で説明した固定ボルト検知動作が終了すると、図3のステップ304で固定ボルトの有無を判定する。これは前記パラメータAとパラメータBの差分の値を所定の閾値と比較することで判定することができる。すなわち、パラメータAとパラメータBの差分が閾値よりも大きければ固定ボルト有りと判定し、そうでなければ固定ボルト無しと判定することができる。
図7を使って、ドラム178の回転制御について補足説明する。図7はドラム178を洗濯機前面から見た図である。ドラム178の内周には、バッフル701a、701b、701cが3つ120度間隔で固定されている。また、ドラム178を内包する水槽182にたまった水702の水面がドラム178内にある。加速度センサー188の左右方向とは、この図における左右方向と一致する。
図7の丸付き符号1から6で、ドラム178の右回転と左回転それぞれ一回ずつの回転制御を示した時間的変化を示している。
図7の丸付き符号1は、ドラム178を右回転する回転制御を開始した際の図である。バッフル701aがドラム178の頂上にあって、ドラム178の内周時計回りにバッフル701b、701cがある。
図7の丸付き符号2は、図7の丸付き符号1からドラム178がちょうど120度右回転した後の図である。右回転への回転制御が継続している状態である。ドラム178が120度右回転した為、ドラム178の頂上にはバッフル701cがあり、ドラム178の
内周時計回りにバッフル701a、701bがある。ドラム178の回転とバッフル701bによって水702が掻き上げられている。
図7の丸付き符号3は、図7の丸付き符号2からドラム178がさらに120度右回転し、ブレーキ制御を経て回転が停止した際の図である。右回転への回転制御開始時の図7の丸付き符号1と比較して、240度右回転してドラム回転が停止していることとなる。
図7の丸付き符号2と比較して、さらに水702が掻き上げられており、この水の動きと、バッフル701aとの作用反作用によりドラム回転方向の接線方向に対しての揺れが生じる。この揺れは、水槽182の上部に取り付けられた加速度センサー188の左右方向として検知されることとなる。水槽182の上部での右回転方向の接線方向とは右方向となる。そのため、加速度の方向を図中の右側を正とすると、右回転直後のブレーキで揺れる、最も絶対値として大きな加速度の方向は正方向となる。
図7の丸付き符号3の後、水702は主に重力によって引き戻され、左右への揺れを継続した後、元の水平な水面の状態へ移行しようとするが、その過程において、バッフル701aと701cを水面に対して均等な位置へと調整する働きをする。これにより、一回の回転制御によりドラムの回転角度が厳密に240度でなくとも、次の回転制御の開始時に、ドラムの回転位置が補正される。さらに、図7の丸付き符号1ではバッフル701aがちょうどドラムの頂上にある状態から動作開始することを前提として説明を行ったが、回転制御を繰り返すことにより、バッフルの位置が補正されて、前記前提が成立することとなる。
この後、図7の丸付き符号4、5にて逆方向である左回転へのドラム178の回転制御が実施された結果、図7の丸付き符号6の左回転への回転制御終了時のバッフル701aから701cの位置は、図7の丸付き符号1の位置と同じ状態へ復帰する。以降、回転制御が継続される場合は、図7の丸付き符号1からの動作が繰り替えされることとなる。
以上、図7で説明したドラム回転制御によって、ドラムのバッフルの位置の初期状態によらず、回転制御ごとにばらつきを抑えた加速度センサー188での加速度の検知が行える。
図8を使って、固定ボルトの有無の判定用データ演算について補足する。
図8は、固定ボルトが無い場合を想定した、加速度センサー188で検知される加速度信号の模式図であり、図4でのモータ制御のp回目とp+1回目相当の場合について記載している。なお、p回目が右回転の制御としている。
図8で左右方向の加速度の値は、制御p回目期間でのブレーキ直後に、符号付きで最大の加速度Apに達し、その後、符号付きで最小の加速度Bpとなっている。また、制御p+1回目期間でのブレーキ直後に、符号付きで最小の加速度Ap+1に達し、その後、符号付きで最大の加速度Bp+1となっている。これらの加速度の値は、加速度センサー188の信号を加速度検知部で検知され、図4の固定ボルト検知動作の説明中のステップ406とステップ411で収集される。
図4のステップ412での判定用データ演算にて演算するパラメータAとパラメータBは、固定ボルト検知動作終了時点では、それぞれ数1、数2のように表される。
図7で説明したように、右回転でのモータ制御の期間に得られるブレーキ時に最も揺れる方向は、加速度の正方向となる。そのため、水槽が固定ボルトで固定されていない場合は、Apの絶対値はBpの絶対値よりも大きな値となる。逆に、左回転でのモータ制御の期間に得られるブレーキ時に最も揺れる方向は、加速度の負方向となり、Ap+1の絶対値はBp+1の絶対値よりも大きな値となる。
上記のように、任意回のモータ制御時に、ApとBpの絶対値は必ずApが大きいこととなるので、それらを合算したパラメータAとパラメータBの関係としては、パラメータAがパラメータBよりも大きな値となる。
図8の説明は固定ボルトが無い場合であったが、図5と図6のデータを見れば明確なように、固定ボルト有りの場合には、数1と数2で得られるパラメータAとパラメータBとの差は固定ボルト無しの場合と比較して小さいものとなる。
以上から、パラメータAとパラメータBとの差分を演算して、所定の閾値と比較し、大きければ固定ボルト無し、小さければ固定ボルト有りと判定することができることがわかる。
なお、本実施例では、ばらつき要因をさけるために動作開始から所定の回数まで判定用データを演算しないこととしたが、それに限定されるものではない。例えば、所定の時間を決め、その時間までは判定用データを演算しないようにしても同様の効果が得られる。
また、判定用データの演算は所定の回数としたが、これに限定されるものではない。例えば、判定用データを加算したモータ制御の回数を記憶しておき、判定用パラメータAとBをそれで除算することにより、モータ制御一回分の平均値を算出して判定しても良い。
さらに、判定用データの演算の為の所定の回数終了時はモータ制御を行わないこととしたが、固定ボルト無しと判定した場合は、さらにモータ制御を繰り返しても良い。これにより、水槽182にためた水の水モレがないかの確認などが実施可能な時間が延びることとなる。
なお、本実施例では、動作開始時のバッフルの位置によるばらつきを抑制するために、モータ制御を繰り返して水面とバッフルの間の作用反作用によってバッフルの位置を所望の位置にするとしたが、これに限定されるものではない。例えば、モータに取り付けられた位置検出素子によってモータの回転位置を検出し、それに対応したドラムの回転位置を検出し、それに対応したバッフルの位置を推定し、動作開始時にまずバッフルの位置を所望の位置とするようにモータを回転させてもよい。もしくは、ドラムに回転センサーをとりつけ、直接ドラム位置を検出してバッフルの位置を特定して同様に動作開始時にバッフルの位置合わせを実施しても良い。
なお、本実施の形態では、固定ボルトの有無の判定について、加速度センサーによる最大加速度と最小加速度をドラム回転方向に対応して演算した結果を用いたが、これに限定されるものではない。例えば、単純に加速度センサーによる加速度の絶対値の最大値を検知し、これが所定の値よりも小さい場合には水槽が揺れていないと判定し、固定ボルト有りと判定しても良い。もしくは、水槽に変位量センサーを取り付けて、より直接的に水槽の揺れを判定しても良い。もしくは、集音装置を洗濯機に取り付け、ドラム回転制御及びブレーキ時の音量を測定し、音量が所定の値よりも小さい場合には水槽が揺れていないと判定し、固定ボルト有りと判定しても良い。
なお、本実施の形態では、洗濯機として説明を行ったが、乾燥機能を併せ持った洗濯乾燥機についても本発明が適応できるのは当然である。
以上のように、本発明にかかる洗濯機は、ドラム式洗濯機において、流体バランサが存在しない場合でも、輸送時に利用する固定用ボルトの有無を検知して、その取り外し忘れを検知する機能を実現できる。
27 給水弁
39 加速度検知部
40 検知用演算部
41 水位センサー
42 水位検知部
131 制御部
133 回転速度検知部
136 表示手段
178 ドラム
181 モータ
182 水槽
183 洗濯機本体
185 固定ボルト
188 加速度センサー
701 バッフル
固定ボルトが取り外されていないと判定した場合に、固定ボルトが取り外されていないことを報知する請求項1〜4のいずれか1項に記載の洗濯機。

Claims (5)

  1. 水平方向または傾斜方向に回転中心軸を有し洗濯物を収容するドラムと、前記ドラムを回転自在に内包し洗濯機本体内に揺動自在に支持された水槽と、前記水槽と前記洗濯機本体とを固定する固定ボルトと、前記水槽の揺れを検知する水槽揺動検知部と、前記水槽内に給水するための給水弁と、前記水槽内の水位を検知するための水位センサーと、前記水位センサーの水位出力を検知する水位検知部と、前記ドラムを回転駆動するモータと、前記モータの回転数を検知する回転速度検知部と、前記回転速度検知部の検知出力に基づき前記モータの回転を制御し、洗濯、すすぎ、脱水、等の一連の工程を制御する制御部とを備え、前記制御部は、前記水槽内に所定水位まで給水した後、前記ドラムを回転させ、前記水槽揺動検知部の検知結果をもとに、前記固定ボルトが取り外されているか否かを判定する洗濯機。
  2. 水槽揺動検知部は、水槽に固着した加速度成分を検知できる加速度センサーと、前記加速度センサーの加速度出力を検知する加速度検知部とによって構成され、制御部は、前記加速度出力が所定の値以上の場合に固定ボルトが外されていると判定する請求項1記載の洗濯機。
  3. ドラム内周に沿って等角度に配置されている複数個のバッフルを備え、制御部は、回転開始から停止までのドラムの回転角度を前記バッフル間の角度の略整数倍に相当するように制御する請求項1または2に記載の洗濯機。
  4. 制御部は、ドラムを左右方向交互に複数回回転させ、このときの水槽揺動検知部での検知結果を積算もしくは平均処理して固定ボルトが取り外されているか否かを判定する請求項1〜3のいずれか1項に記載の洗濯機。
  5. 固定ボルトが取り外されていないと判定した場合に、固定ボルトが取り外されていないことを報知する請求項1〜4のいずれか1項に記載の洗濯機。
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