JP2021000212A - 洗濯機 - Google Patents
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Abstract
【課題】ブレーキの状態を把握できる洗濯機を提供する。【解決手段】洗濯機1は、筐体2と、筐体2内に配置される洗濯槽11と、洗濯槽11と筐体2とをつなぐ支持部材12とを含む。洗濯槽11は、洗濯物Qを収容する回転槽4と、回転槽4を収容する水槽3とを有する。支持部材12は、洗濯槽11を弾性支持する。洗濯機1は、回転槽4を回転させるモータ9と、回転槽4の回転を停止させるブレーキ40と、洗濯槽11の振動を検出する加速度センサ72と、モータ9およびブレーキ40を制御する制御部60とを含む。制御部60は、加速度センサ72の検出値に基いてブレーキ40の状態を判断する。【選択図】図1
Description
この発明は、洗濯機に関する。
下記特許文献1に開示された縦型の洗濯機は、水が溜められる洗濯水槽と、洗濯水槽内に配置されて洗濯物を収容する洗濯槽と、駆動力を発生する駆動モータと、洗濯槽の底部に固定された洗濯槽回転軸を有するクラッチ機構と、洗濯槽回転軸の回転を停止させるブレーキ機構とを含む。洗濯槽は、洗濯槽回転軸を介して、洗濯水槽の底壁によって回転可能に支持される。クラッチ機構は、駆動モータが発生した駆動力を、駆動モータの駆動軸から受け取って洗濯槽回転軸に対して伝達したり遮断したりすることができる。ブレーキ機構は、洗濯槽回転軸を取り囲むように配置されたブレーキバンドを含む。ブレーキ機構が作動すると、ブレーキバンドが洗濯槽回転軸の外周面に圧接するので、ブレーキバンドと洗濯槽回転軸との間の摩擦力によって洗濯槽回転軸および洗濯槽の回転が停止される。
特許文献1に記載の洗濯機では、ブレーキバンドが洗濯槽回転軸との間の摩擦によって摩耗したり、ブレーキバンドの摩耗が進行することによってブレーキ機構が故障したりすることが想定されるが、特許文献1に開示された構成では、ブレーキ機構の状態を把握することができない。
この発明は、かかる背景のもとでなされたもので、ブレーキの状態を把握できる洗濯機を提供することを目的とする。
本発明は、筐体と、洗濯物を収容する回転槽と、前記回転槽を収容する水槽とを有し、前記筐体内に配置される洗濯槽と、前記洗濯槽と前記筐体とをつなぎ、前記洗濯槽を弾性支持する支持部材と、前記回転槽を回転させるモータと、前記回転槽の回転を停止させるブレーキと、前記洗濯槽の振動を検出する加速度センサと、前記モータおよび前記ブレーキを制御する制御部であって、前記加速度センサの検出値に基いて前記ブレーキの状態を判断する制御部とを含む、洗濯機である。
また、本発明は、前記制御部が、前記回転槽の回転中に前記ブレーキを作動させる場合に、前記ブレーキの作動前の前記加速度センサの検出値の波形における振幅と、前記ブレーキの作動直後の前記加速度センサの検出値におけるピークピーク値とを取得し、前記振幅と前記ピークピーク値との差が所定の第1閾値以下であれば、前記制御部が、前記ブレーキが所定以上摩耗したと判断することを特徴とする。
また、本発明は、前記制御部が、前記回転槽の回転中に前記ブレーキを作動させる場合に、前記加速度センサの検出値の波形の周期の推移に基いて前記回転槽の減速スピードを算出し、前記減速スピードが所定の第2閾値以下であれば、前記制御部が、前記ブレーキが所定以上摩耗したと判断することを特徴とする。
また、本発明は、前記制御部が、前記回転槽の回転停止までの時間を、前記減速スピードに基いて算出することを特徴とする。
本発明によれば、洗濯機では、洗濯物を収容する回転槽を有する洗濯槽の振動が、加速度センサによって検出される。回転槽の回転を停止させるためにブレーキが作動すると、洗濯槽の振動に変化が生じるので、この変化に応じて加速度センサの検出値も変化する。つまり、加速度センサの検出値は、ブレーキの状態を示す指標である。洗濯機の制御部は、加速度センサの検出値に基いてブレーキの状態を判断するので、ブレーキの状態を把握できる。
また、本発明によれば、回転槽の回転中にブレーキが作動した直後では、回転槽内の洗濯物による慣性力が洗濯槽に作用することによって洗濯槽が大きく振動する。そのため、ブレーキの作動直後の加速度センサの検出値におけるピークピーク値が、ブレーキの作動前の加速度センサの検出値の波形における振幅よりも大きくなる。ブレーキの摩耗が進行すると、ブレーキが利きにくくなることにより、回転槽内の洗濯物による慣性力が小さくなるので、ブレーキの作動前後での洗濯槽の振動の変化が小さくなり、前記振幅と前記ピークピーク値との差が小さくなる。そこで、この差が所定の第1閾値以下であれば、制御部は、ブレーキが所定以上摩耗したと判断するので、洗濯機では、ブレーキの摩耗状態を把握できる。
また、本発明によれば、回転槽の回転中にブレーキが作動すると、ブレーキの作動後では、加速度センサの検出値の波形の周期が徐々に変化するように推移するので、この推移に基いて回転槽の減速スピードを算出することができる。ブレーキの摩耗が進行すると、ブレーキが利きにくくなるので、回転槽の減速スピードが低下する。そこで、減速スピードが所定の第2閾値以下であれば、制御部は、ブレーキが所定以上摩耗したと判断するので、洗濯機では、ブレーキの摩耗状態を把握できる。
また、本発明によれば、回転槽の減速スピードを算出できれば、この回転槽の回転数が零になるまでの時間、つまり、ブレーキの作動開始から回転槽の回転停止までの制動時間を算出することができる。そのため、時間に余裕を持たせて回転槽の回転停止を判断する場合と比べて、制動時間に基いて回転槽の回転停止タイミングを正確に判断して回転槽の回転停止後の処理に速やか進むことができるので、時間の節約を図れる。
以下には、図面を参照して、この発明の実施形態について具体的に説明する。図1は、この発明の一実施形態に係る洗濯機1の模式的な縦断面右側面図である。図1の紙面に直交する方向を洗濯機1の左右方向Xといい、図1における左右方向を洗濯機1の前後方向Yといい、図1における上下方向を洗濯機1の上下方向Zという。左右方向Xと、前後方向Yと、上下方向Zとは、直交し合って三次元を構成する。左右方向XをX軸方向といい、前後方向YをY軸方向といい、上下方向ZをZ軸方向ということがある。左右方向Xのうち、図1の紙面の奥側を洗濯機1の左側X1といい、図1の紙面の手前側を洗濯機1の右側X2という。前後方向Yのうち、図1における左側を前側Y1といい、図1における右側を後側Y2という。上下方向Zのうち、上側を上側Z1といい、下側を下側Z2という。
洗濯機1には、乾燥機能を有する洗濯乾燥機も含まれるが、以下では、乾燥機能が省略された洗濯運転を実行する洗濯機を例に取って洗濯機1について説明する。洗濯機1は、その外殻をなす筐体2と、筐体2内に配置された水槽3と、水槽3内に収容された回転槽4と、回転槽4内に収容された回転翼5とを含む。洗濯機1は、回転槽4および回転翼5を回転させる駆動力を発生するモータ9と、回転槽4の回転にブレーキをかけたりモータ9の駆動力を回転槽4に断続して伝えたりするブレーキクラッチ機構10とを含む。水槽3および回転槽4は、洗濯槽11を構成する。
筐体2は、例えば金属製であり、ボックス状に形成される。筐体2の上面2Aは、例えば、後側Y2に向かうに従って上側Z1に延びるように傾斜して形成される。上面2Aには、筐体2の内外を連通させる開口部15が形成される。上面2Aには、開口部15を開閉する扉16が設けられる。上面2Aにおいて開口部15の周囲の領域には、液晶操作パネルなどで構成された表示操作部17が設けられる。洗濯機1の使用者は、表示操作部17のスイッチなどを操作することによって、洗濯機1の運転条件を自由に選択したり、洗濯機1に対して運転開始や運転停止などを指示したりすることができる。表示操作部17の液晶パネルなどには、洗濯機1の運転に関する情報が目視可能に表示される。
水槽3は、例えば樹脂製であり、有底円筒状に形成される。水槽3は、ばねおよび減衰機構を有する吊棒やショックアブソーバなどの支持部材12を介して筐体2に連結される。これにより、水槽3および回転槽4を含む洗濯槽11の全体が、支持部材12によって弾性支持される。水槽3は、上下方向Zに沿って配置された略円筒状の円周壁3Aと、円周壁3Aの中空部分を下側Z2から塞ぐ底壁3Bと、円周壁3Aの上側Z1側の端縁を縁取りつつ円周壁3Aの円中心側へ張り出したリング状の環状壁3Cとを有する。環状壁3Cの内側には、円周壁3Aの中空部分に上側Z1から連通する出入口18が形成される。出入口18は、筐体2の開口部15に対して下側Z2から対向し、連通した状態にある。環状壁3Cには、出入口18を開閉する扉19が設けられる。底壁3Bは、略水平に延びる円板状に形成され、底壁3Bの円中心位置には、底壁3Bを貫通する貫通孔3Dが形成される。
水槽3内には、水が溜められる。水槽3の環状壁3Cには、水道水の蛇口につながった給水路20が上側Z1から接続され、水道水が給水路20から水槽3内に供給される。給水路20の途中には、給水を開始したり停止したりするために開閉される給水弁21が設けられる。水槽3の底壁3Bには、排水路22が下側Z2から接続され、水槽3内の水は、排水路22から機外に排出される。排水路22の途中には、排水を開始したり停止したりするために開閉される排水弁23が設けられる。
回転槽4は、例えば金属製であり、水槽3よりも一回り小さい有底円筒状に形成され、内部に洗濯物Qを収容することができる。回転槽4は、上下方向Zに沿って配置された略円筒状の円周壁4Aと、回転槽4の下端に設けられて円周壁4Aの中空部分を下側Z2から塞ぐ底壁4Bとを有する。
円周壁4Aの内周面は、回転槽4の内周面である。円周壁4Aの内周面の上端部は、円周壁4Aの中空部分を上側Z1に露出させる出入口24である。出入口24は、回転槽4の上端に形成される。出入口24は、水槽3の出入口18に対して下側Z2から対向し、連通した状態にある。使用者は、開放された開口部15、出入口18および24を介して、回転槽4に対して上側Z1から洗濯物Qを出し入れする。
回転槽4は、水槽3内に同軸上で収容される。水槽3内に収容された状態の回転槽4は、その中心軸をなして上下方向Zに延びる軸線Jを中心として回転可能である。また、回転槽4の円周壁4Aおよび底壁4Bには、貫通孔4Cが複数形成され、水槽3内の水は、貫通孔4Cを介して、水槽3と回転槽4との間で行き来できる。そのため、水槽3内の水位と回転槽4内の水位とは、一致する。
回転槽4の底壁4Bは、水槽3の底壁3Bに対して上側Z1に間隔を隔てて略平行に延びる円板状に形成され、底壁4Bにおいて軸線Jと一致する円中心位置には、底壁4Bを貫通する貫通孔4Dが形成される。底壁4Bには、貫通孔4Dを取り囲みつつ軸線Jに沿って下側Z2へ延び出た管状の支持軸25が設けられる。支持軸25は、水槽3の底壁3Bの貫通孔3Dに挿通されて、支持軸25の下端部は、底壁3Bよりも下側Z2に位置する。
回転翼5は、いわゆるパルセータであり、軸線Jを円中心とする円盤状に形成され、回転槽4と同心状になるように回転槽4内において底壁4B上に配置される。回転翼5において回転槽4の出入口24を臨む上面には、放射状に配置される複数の羽根5Aが設けられる。回転翼5には、その円中心から軸線Jに沿って下側Z2へ延びる回転軸26が設けられる。回転軸26は、支持軸25の中空部分に挿通されて、回転軸26の下端部は、水槽3の底壁3Bよりも下側Z2に位置する。
モータ9は、インバータモータなどの電動モータである。モータ9は、筐体2内において、水槽3の下側Z2に配置される。モータ9は、軸線Jを中心として回転する出力軸30を有し、発生した駆動力を出力軸30から出力する。出力軸30は、ブレーキクラッチ機構10を介して、回転槽4の支持軸25の下端部に連結される。出力軸30は、減速機構31を介して回転軸26の下端部に連結される。
図2は、回転槽4、回転翼5、ブレーキクラッチ機構10および減速機構31において一部を断面で示した要部の斜視図である。以下では、減速機構31およびブレーキクラッチ機構10について詳説する。
減速機構31は、回転槽4における管状の支持軸25の内側に配置される。支持軸25において減速機構31を収容した部分は、その上下の部分よりも一段大径になった大径部25Aとして構成される。洗濯機1は、支持軸25における少なくとも大径部25Aを収容する円筒状のケース32を含む。ケース32は、水槽3の底壁3Bに固定される。ケース32において上下方向Zの途中には、ケース32の径方向における外側へ張り出した環状のフランジ部32Aが設けられる。ケース32は、フランジ部32Aにおいて上下に分割可能であってもよい。フランジ部32Aには、フランジ部32Aから下側Z2へ延びる縦軸32Bが固定される。ケース32は、ケース32の径方向における外側へ突出して縦軸32Bの下端に連結されたステー32Cを含む。
減速機構31の一例は、遊星歯車機構である。この場合の減速機構31は、モータ9の出力軸30の上端部に連結された太陽歯車33と、太陽歯車33の周囲に複数配置されて太陽歯車33と噛み合った遊星歯車34と、これらの遊星歯車34を取り囲んで各遊星歯車34と噛み合った外輪歯車35と、各遊星歯車34を自転可能に保持して回転翼5の回転軸26の下端部に連結されたキャリア36とを有する。モータ9が駆動力を発生して出力軸30が回転すると、太陽歯車33が出力軸30と一体回転する。すると、各遊星歯車34が、自転しながら太陽歯車33のまわりを公転し、これにより、キャリア36が回転軸26を伴って回転する。そのため、回転軸26に連結された回転翼5は、モータ9の駆動力が伝達されることにより、モータ9の出力軸30よりも低速で軸線Jまわりに回転する。なお、回転翼5とモータ9とは常につながった状態にあるので、回転翼5は、モータ9の作動に連動して回転する。
ブレーキクラッチ機構10は、レバー39と、ブレーキ40と、クラッチ41と、アクチュエータ42とを含む。レバー39は、本体部39Aを有し、本体部39Aにおいてケース32の縦軸32Bに連結され、縦軸32Bまわりに回動可能である。レバー39は、本体部39Aの例えば上端部から横に突出した第1突出部39Bと、本体部39Aの例えば下端部から横に突出した第2突出部39Cとを有する。
ブレーキ40は、例えばブレーキバンドであって、ケース32内で支持軸25の大径部25Aを取り囲む。ブレーキ40では、一端部がケース32に固定され、他端部がケース32の内部から引き出されてレバー39の本体部39Aに固定される。ブレーキ40は、レバー39の回動に応じて、大径部25Aの外周面に巻き付いたり、大径部25Aの外周面から離れたりする。
レバー39が平面視で時計回りに回動すると、ブレーキ40は、大径部25Aの外周面に巻き付けられて圧接する。このときのブレーキ40は作動状態にあり、ブレーキ40と大径部25Aと間の摩擦力によって、支持軸25つまり回転槽4の回転が停止される。一方、レバー39が平面視で反時計回りに回動すると、ブレーキ40は、大径部25Aの外周面から離れる。このときのブレーキ40は解除状態にあり、ブレーキ40と大径部25Aと間の摩擦力が減少するので、回転槽4は回転できる。ケース32においてレバー39を支持する縦軸32Bには、コイルばねなどによって構成された付勢部材43が設けられ、ブレーキ40は、大径部25Aの外周面に巻き付くように、平面視で時計回りの方向へ付勢部材43によって常に付勢される。
クラッチ41は、モータ9の出力軸30に固定された第1噛合部材44と、回転槽4の支持軸25の下端部に連結された第2噛合部材45と、第2噛合部材45を第1噛合部材44へ向けて付勢する付勢部材46と、レバー39の回動に連動して第2噛合部材45を動かすアーム47とを含む。
第1噛合部材44は、出力軸30と同軸上に配置された環状体である。第1噛合部材44の上端部には、第1噛合部材44の周方向に沿って配置された凹凸状の歯44Aが設けられる。第2噛合部材45は、第1噛合部材44と同軸上かつ第1噛合部材44よりも上側Z1に配置された環状体である。第2噛合部材45の下端部には、第2噛合部材45の周方向に沿って配置された凹凸状の歯45Aが設けられる。第2噛合部材45の上端部には、第2噛合部材45の径方向における外側へ張り出した環状のフランジ部45Bが設けられる。
第2噛合部材45は、回転槽4の支持軸25に対して一体回転可能かつ上下方向Zに相対移動可能である。付勢部材46は、支持軸25に巻き付けられたコイルばねなどによって構成され、第2噛合部材45のフランジ部45Bを上側Z1から押圧することによって、第2噛合部材45全体を下側Z2へ常に付勢する。
アーム47は、レバー39の第2突出部39Cと第2噛合部材45のフランジ部45Bとをつなぐように配置される。アーム47の途中部には、ケース32によって支持された横軸48が連結されるので、アーム47は、横軸48まわりに揺動可能である。アーム47の一端部をなす上端部は、図2では、平面視において第2突出部39Cに対して時計回りの方向における下流側から対向した状態にある。アーム47の他端部をなす下端部は、第2噛合部材45のフランジ部45Bに下側Z2から対向した状態にある。
図2に示すクラッチ41では、レバー39の第2突出部39Cがアーム47の一端部を押圧することによって、アーム47は、その他端部が付勢部材46の付勢力に抗して第2噛合部材45を持ち上げるように揺動した状態にある。このとき、第2噛合部材45の歯45Aが第1噛合部材44の歯44Aから離れた状態にあるので、モータ9の出力軸30と回転槽4の支持軸25とは、遮断された状態にある。つまり、図2に示すクラッチ41は、モータ9から回転槽4への駆動力の伝達経路を遮断した状態にある。
図2の状態において、レバー39が平面視における反時計回りに回動することによって、レバー39の第2突出部39Cがアーム47の一端部を押圧しなくなると、アーム47は、その他端部が下降するように揺動する。これにより、第2噛合部材45が付勢部材46の付勢力によって第1噛合部材44側へ下降して、第1噛合部材44の歯44Aと第2噛合部材45の歯45Aとが噛み合う。そのため、モータ9の出力軸30から回転槽4の支持軸25へ駆動力の伝達が可能になる。つまり、クラッチ41は、モータ9から回転槽4への駆動力の伝達経路を接続する。そのため、回転槽4は、モータ9の駆動力を受けて回転することがきる。
アクチュエータ42は、例えばトルクモータによって構成される。ブレーキクラッチ機構10は、アクチュエータ42とレバー39の第1突出部39Bとをつなぐワイヤ49を含む。アクチュエータ42は、ONになってワイヤ49を一段ずつ引っ張ることによってレバー39を段階的に回動させることができる。図2におけるブレーキクラッチ機構10を第1状態というと、第1状態では、ブレーキ40が作動状態にあり、クラッチ41は、モータ9から回転槽4への駆動力の伝達経路を遮断した状態にある。このときの回転槽4は、回転が停止した静止状態にある。この実施形態では、通常のブレーキクラッチ機構10は、第1状態にある。
アクチュエータ42が、ワイヤ49を一段引っ張ることによって、平面視における反時計回りにレバー39を所定量だけ回動させると、ブレーキクラッチ機構10は、第2状態(図示せず)になる。第2状態では、ブレーキ40が解除状態にあり、クラッチ41は、引き続き、モータ9から回転槽4への駆動力の伝達経路を遮断した状態にある。このときの回転槽4は、自由に回転できるフリー状態にある。
アクチュエータ42が、ワイヤ49をさらに一段引っ張ることによって、平面視における反時計回りにレバー39をさらに回動させると、ブレーキクラッチ機構10は、第3状態(図示せず)になる。第3状態では、ブレーキ40が引き続き解除状態にあり、クラッチ41は、第1噛合部材44と第2噛合部材45とが噛み合うことによって、モータ9から回転槽4への駆動力の伝達経路を接続した状態にある。このときの回転槽4は、回転翼5と同様に、モータ9の駆動力を受けて回転できる状態にある。アクチュエータ42がOFFになると、前述した付勢部材43の付勢力などによってレバー39が逆向きに回動するので、ブレーキクラッチ機構10は、第3状態、第2状態および第1状態の順に切り替わる。ブレーキクラッチ機構10が第1状態になると、ワイヤ49は元の位置に戻る。
図3は、洗濯機1の電気的構成を示すブロック図である。洗濯機1は、制御部60を含む。制御部60は、例えば、CPU61と、ROMやRAMなどのメモリ62と、計時用のタイマ63とを含むマイコンとして構成され、筐体2内に内蔵される(図1参照)。メモリ62は、後述する様々な閾値などを記憶する。
洗濯機1は、水位センサ70と、回転数センサ71と、加速度センサ72と、ロック機構73とをさらに含む。水位センサ70、回転数センサ71、加速度センサ72およびロック機構73、ならびに、前述したモータ9、ブレーキクラッチ機構10、給水弁21、排水弁23および表示操作部17のそれぞれは、制御部60に対して電気的に接続される。
水位センサ70は、洗濯槽11の水位、つまり水槽3および回転槽4の水位を検出するセンサであり、水位センサ70の検出結果は、リアルタイムで制御部60に入力される。
回転数センサ71は、モータ9の回転数、厳密には、モータ9における出力軸30の回転数を読み取る装置であり、例えば、ホールICで構成される。回転数センサ71が読み取った回転数は、リアルタイムで制御部60に入力される。制御部60は、入力された回転数に基づいて、モータ9に印加する電圧のデューティ比を制御することによって、所望の回転数で回転するようにモータ9を制御する。なお、この実施形態では、回転槽4の回転数は、モータ9の回転数と同じであり、回転翼5の回転数は、減速機構31での減速比などの所定の定数をモータ9の回転数に乗じて得られる値である。いずれにせよ、回転数センサ71は、モータ9の回転数を読み取ることによって、回転槽4および回転翼5のそれぞれの回転数も読み取る。
制御部60は、ブレーキクラッチ機構10のアクチュエータ42のON・OFFなどを制御することによって、ブレーキクラッチ機構10を、前述した第1状態、第2状態および第3状態のいずれかに切り替える。つまり、制御部60は、ブレーキクラッチ機構10におけるブレーキ40およびクラッチ41のそれぞれの動作を制御する。ブレーキクラッチ機構10が第3状態にあって回転槽4がモータ9の駆動力を受けて回転すると、洗濯槽11が、回転翼5、モータ6およびブレーキクラッチ機構10を伴って振動する。
加速度センサ72は、例えば水槽3の外周面部に取り付けられ(図1参照)、回転槽4の回転中における洗濯槽11の振動を検出する。具体的に、加速度センサ72は、振動する洗濯槽11におけるX軸方向、Y軸方向およびZ軸方向という三次元の加速度を、検出値として検出する。左右方向Xの加速度は、洗濯槽11の振動におけるX軸方向の振動成分である。前後方向Yの加速度は、洗濯槽11の振動におけるY軸方向の振動成分である。上下方向Zの加速度は、洗濯槽11の振動におけるZ軸方向の振動成分である。
ロック機構73は、扉16を閉じた状態でロックしたり、そのロックを解除したりする。ロック機構73として、公知の構成を採用できる。ロック機構73による扉16のロックやロック解除は、制御部60によって制御される。
制御部60は、給水弁21および排水弁23の開閉を制御する。使用者が表示操作部17を操作して運転条件などについて選択すると、制御部60は、その選択を受け付ける。制御部60は、使用者向けの情報を表示操作部17に表示させる。
制御部60は、モータ9、ブレーキクラッチ機構10、給水弁21および排水弁23の動作を制御することによって、洗濯運転を実行する。洗濯運転は、洗濯物Qを洗う洗い工程と、洗い工程の後に洗濯物Qをすすぐすすぎ工程と、すすぎ工程の後に回転槽4を回転させて洗濯物Qを脱水する脱水工程とを有する。
制御部60は、洗い工程では、排水弁23を閉じた状態で、給水弁21を所定時間だけ開いて水槽3および回転槽4に所定水位まで水を溜めた後に、回転翼5を回転させる。これにより、回転する回転翼5の羽根5Aによる機械力や、回転翼5の回転に伴って回転槽4内に発生した水流による機械力によって、回転槽4内の洗濯物Qが攪拌される。ここでの攪拌によって、洗濯物Qから汚れが除去される。なお、回転翼5とともに回転槽4も回転してもよい。また、回転槽4内に洗剤が投入されてもよく、この場合、回転槽4内の洗濯物Qでは、洗剤によって汚れが分解される。所定の洗い時間が経過すると、制御部60は、排水弁23を開いて水槽3および回転槽4の排水を行い、洗い工程を終了する。
制御部60は、すすぎ工程では、排水弁23を閉じた状態で、給水弁21を所定時間だけ開いて水槽3および回転槽4に所定水位まで水道水を溜めた後に、回転翼5を回転させる。これにより、回転槽4内の洗濯物Qがすすがれる。所定のすすぎ時間が経過すると、制御部60は、排水弁23を開いて水槽3および回転槽4の排水を行い、すすぎ工程を終了する。すすぎ工程は、複数回実施されてもよい。
制御部60は、脱水工程では、排水弁23を開いた状態で、回転槽4を、所定の脱水回転数で高速回転させる。脱水工程は、中間脱水工程として、洗い工程の後に実施されてもよい。また、すすぎ工程が複数回実施される場合には、中間脱水工程は、最後のすすぎ工程以外の各すすぎ工程の後に実施されてもよい。最後のすすぎ工程の後に最終的に実行される脱水工程を、中間脱水工程と区別して最終脱水工程という。最終脱水工程での脱水回転数は、中間脱水工程での脱水回転数よりも高くてもよい。この実施形態では、中間脱水工程と最終脱水工程とを区別せずに脱水工程について説明する。
図4は、脱水工程における回転槽4の回転数の状態を示すタイムチャートである。図4のタイムチャートでは、横軸が経過時間(単位:分)を示し、縦軸が、回転槽4の回転数(単位:rpm)を示す。図4では、回転槽4の回転数の推移が、太線で示される。
まず、制御部60は、ロック機構73によって、扉16を閉じた状態でロックする。そして、制御部60は、ブレーキクラッチ機構10を第3状態にする。これにより、回転槽4の回転数は、モータ9の回転数と同じになる。そして、制御部60は、0rpmから例えば120rpmいう初期回転数までモータ6の回転数を加速させてから、低速の初期回転数で回転槽4を定常回転させる。初期回転数は、回転槽4の横共振が発生する回転数(例えば50rpm〜60rpm)よりも高く、かつ、回転槽4の縦共振が発生する回転数(例えば200rpm〜220rpm)よりも低い。初期回転数での定常回転の後、制御部60は、モータ6の回転数を、120rpmから、例えば240rpmという中間回転数まで加速させてから、中速の中間回転数で回転槽4を定常回転させる。中間回転数は、縦共振が発生する回転数よりも若干高い。その後、制御部60は、モータ6の回転数を、中間回転数から、例えば1000rpmである脱水回転数まで加速させてから脱水回転数で維持することにより、回転槽4を高速で定常回転させる。
脱水回転数での回転槽4の高速回転により生じた遠心力によって、回転槽4内の洗濯物Qが脱水される。脱水により洗濯物Qから染み出た水は、排水路22から機外に排出される。なお、脱水工程では、このようにモータ6を段階的に加速させるので、洗濯物Qから多量の水が一度に染み出すことによって排水路22の排水状態が悪くなったり、排水路22に泡が噛んだりする不具合を防止できる。
そして、制御部60は、脱水回転数での回転槽4の高速回転を開始してから所定の脱水時間が経過すると、ブレーキクラッチ機構10を、第3状態から第1状態に切り替える。すると、クラッチ41がモータ9から回転槽4への駆動力の伝達経路を遮断して、ブレーキ40が作動してONになる。このとき、制御部60は、モータ9を速やかに停止させてもよい。ブレーキ40の作動に応じて、回転槽4の回転数が徐々に低下する。回転槽4の回転数が零になって回転槽4が停止すると、脱水工程が終了する。その後、制御部60は、ロック機構73による扉16のロックを解除するので、使用者は、扉16を開いて回転槽4内の洗濯物Qを取り出すことができる。
ブレーキ40は、回転槽4の支持軸25の大径部25Aとの間の摩擦力によって回転槽4を制動するので、ブレーキ40が次第に摩耗することによって、この摩擦力つまり制動力が低下する。ブレーキ40の摩耗が少ない正常状態であれば、脱水工程においてブレーキ40がONになってから回転槽4の回転停止までの制動時間Gは、時間G1である。一方、ブレーキ40が所定以上摩耗した摩耗状態での制動時間Gは、時間G1よりも長い時間G2となる。
制動時間Gの長さに応じてブレーキ40の摩耗状態を把握することができる。また、ブレーキ40の作動中における回転槽4の回転数の減速スピードによって、制動時間Gを予測することができる。
ブレーキクラッチ機構10が第3状態にあることによって回転槽4とモータ9とが直結された状態にあれば、回転数センサ71が読み取ったモータ9の回転数が、回転槽4の回転数となる。つまり、ブレーキクラッチ機構10が第3状態にあれば、回転槽4の回転数を回転数センサ71によって検出することができる。しかし、ブレーキ40の作動中では、ブレーキクラッチ機構10が第1状態にあることによって回転槽4とモータ9とは遮断された状態にあるので、回転槽4の回転数を回転数センサ71によって検出することができない。よって、回転数センサ71を用いて、ブレーキ40の摩耗状態を把握したり、制動時間Gを予測したりすることは困難である。
制動時間Gを予測できない場合には、実際の制動時間Gよりも長くなるように見積もった時間G3を予め設定する必要がある。時間G3は、前述した時間G2よりも長い。そして、時間G3が経過した場合に、ブレーキクラッチ機構10を第1状態から第3状態に切り替えて回転槽4の回転数を回転数センサ71によって検出し、その回転数が零であることまたは零に近いことを確認した後に、ロック機構73による扉16のロックを解除する。そのため、実際には時間G3よりも早く回転槽4が停止しても、使用者は、扉16を開いて回転槽4内の洗濯物Qを取り出すまでに、余計に待たなければならない。
このような課題を踏まえて、洗濯機1は、加速度センサ72によってブレーキ40の状態を把握できるように構成される。図5は、脱水工程において回転槽4の回転中に洗濯槽11に生じる振動を示すタイムチャートである。図5のタイムチャートでは、横軸が経過時間(単位:ミリ秒)を示し、縦軸が、X軸方向、Y軸方向およびZ軸方向のいずれかにおける加速度センサ72の検出値(単位:例えばmm/ミリ秒2)を示す。図5では、ブレーキ40が正常状態にあるときの加速度センサ72の検出値の推移が、太い実線で示される。
回転槽4内における洗濯物Qの偏り、いわゆるアンバランスが小さいことを前提として、回転槽4の回転中における加速度センサ72の検出値は、X軸方向、Y軸方向およびZ軸方向のいずれの方向における検出値であっても、図5に示すような波形を描く。この波形の周期は、回転槽4の回転周期と一致する。この波形における検出値についての最大値maxと最小値minとの差を、ピークピーク値(Peak-to-peak value)ppという。回転槽4が脱水回転数で定常回転中である場合には、加速度センサ72の検出値が正弦波を描くことにより、各波形W0の最大値maxおよび最小値minがそれぞれ一定なので、各波形W0のピークピーク値ppは、ほぼ一定で推移する。各波形W0のピークピーク値ppを、振幅A0という。
脱水時間の経過に応じてブレーキ40がONになると、その直後の回転槽4には、その回転を止めるための外力が作用する。すると、回転槽4内の洗濯物Qによる慣性力が洗濯槽11に作用することによって洗濯槽11が大きく振動し、このような振動の変化に応じて、X軸方向、Y軸方向およびZ軸方向における少なくともいずれの方向についての加速度センサ72の検出値も変化する。具体的には、ブレーキ40がONになった直後の検出値は、直前の波形W0の振幅A0よりも大きなピークピーク値ppを有する波形W1を描く。波形W1の最大値maxは、波形W0の最大値maxよりも大きく、波形W1の最小値minは、波形W0の最小値minよりも小さい。回転槽4内の洗濯物Qの量、いわゆる負荷量が多いほど、洗濯物Qによる慣性力が大きくなることにより、波形W1が大きくなるので、波形W1のピークピーク値ppと波形W0の振幅A0との差dA(=pp−A0)の絶対値が大きくなる。また、波形W1の周期T1は、波形W0の周期T0よりも長くなる。そして、負荷量が多いほど、制動時間Gが長くなる。このように、加速度センサ72の検出値は、ブレーキ40の状態を示す指標である。
ブレーキ40のONが継続されると、波形W1に続く波形W2、W3…では、最大値maxおよび最小値minのそれぞれが零に近付くことによってピークピーク値ppが徐々に小さくなっていく。また、ブレーキ40のONが継続されると、検出値の波形は、波形W2、W3…のそれぞれの周期T2、T3…が徐々に長くまたは短くなるように推移する。その後、制動時間Gが経過することによって回転槽4が停止すると、加速度センサ72の検出値が零になる。
洗濯物Qの負荷量が同じであることを前提として、ブレーキ40の摩耗が進行すると、ブレーキ40が利きにくくなることにより、回転槽4内の洗濯物Qによる慣性力が小さくなるので、ブレーキ40の作動前後での洗濯槽11の振動に変化が小さくなる。この場合、ブレーキ40がONになった後の加速度センサ72の検出値の波形(太い破線参照)は、ブレーキ40が正常状態にあるときの波形ほどピークピーク値ppが大きくならず、振幅A0とピークピーク値PPとの差dAが小さくなる。つまり、差dAの大きさに応じて、ブレーキ40の状態を把握することができる。
図6は、脱水工程を示すフローチャートである。制御部60は、脱水工程の開始に応じて、回転槽4内の洗濯物Qの負荷量を検出する(ステップS1)。具体的には、制御部60は、ブレーキクラッチ機構10を第1状態にしてモータ9を回転させる。すると、回転槽4が停止した状態において、洗濯物Qを載せた回転翼5が回転する。その際に回転数センサ71によって検出されるモータ9の回転数のばらつきから、洗濯物Qの負荷量が検出される。
次に、制御部60は、ブレーキクラッチ機構10を第3状態にしてモータ9を回転させ(ステップS2)、回転槽4の回転数を、前述した初期回転数、中間回転数および脱水回転数へと段階的に上昇させる。回転槽4の回転数が脱水回転数に到達すると(ステップS3でYES)、脱水回転数での回転槽4の定常回転中において、制御部60は、ステップS1で検出した負荷量を確認する(ステップS4)。
負荷量が多くて所定値以上であれば(ステップS4でYES)、制御部60は、前述した差dAについて、所定の第1閾値を決定する(ステップS5)。第1閾値は、負荷量に応じて異なる正の値であり、実験などによって予め定められてメモリ62に記憶される。そのため、ステップS5では、制御部60は、負荷量に対応した第1閾値を、メモリ62に記憶された第1閾値の中から選び出す。なお、第1閾値は、X軸方向、Y軸方向およびZ軸方向のそれぞれに応じて三種類設定されてもよいし、一種類だけ設定されて全ての方向について共通であってもよい。
第1閾値を決定した制御部60は、脱水回転数での回転槽4の定常回転中において、つまり、ブレーキ40の作動前において、X軸方向、Y軸方向およびZ軸方向のそれぞれにおける回転数センサ71の検出値の波形W0における振幅A0(図5参照)を取得する(ステップS6)。回転槽4の回転数が脱水回転数になってから脱水時間が経過するまでの間において(ステップS7でNO)、制御部60は、振幅A0を繰り返し取得することによって、最新の振幅A0を取得する(ステップS6)。脱水時間が経過すると(ステップS7でYES)、制御部60は、ブレーキ40を作動させるとともに、ブレーキ診断を行う(ステップS8)。
図7は、ブレーキ診断を示すフローチャートである。制御部60は、ブレーキ診断として、まず、ブレーキ40の作動直後のX軸方向、Y軸方向およびZ軸方向のそれぞれにおける加速度センサ72の検出値を取得する(ステップS81)。次に、X軸方向、Y軸方向およびZ軸方向のそれぞれについて、制御部60は、先ほど取得した検出値における最大値maxおよび最小値minからピークピーク値ppを算出する(ステップS82)。ここでの最大値maxおよび最小値minは、例えば前述した波形W1などの1つの波形における最大値maxおよび最小値minであってもよいし、波形W1、W2およびW3のように連続する複数の波形の全体における最大値maxおよび最小値minであってもよい。そして、X軸方向、Y軸方向およびZ軸方向のそれぞれについて、制御部60は、ピークピーク値ppから振幅A0を差し引くことによって差dAを算出する(ステップS83)。
X軸方向、Y軸方向およびZ軸方向の全ての方向において差dAが第1閾値を上回れば(ステップS84でYES)、この差dAは、ブレーキ40が正常状態にあることを示すので、制御部60は、ブレーキ40が正常であると判断する(ステップS85)。
X軸方向、Y軸方向およびZ軸方向のいずれかの方向において差dAが第1閾値以下であれば(ステップS84でNO)、制御部60は、ブレーキ40が所定以上摩耗したと判断する。つまり、洗濯機1では、ブレーキ40の摩耗状態を把握できる。ただし、差dAが、正の値である定数αを第1閾値から差し引いて得られる値より大きければ(ステップS86でYES)、制御部60は、ブレーキ40が所定以上摩耗したものの、故障した状態にはないと判断する(ステップS87)。
差dAが、第1閾値から定数αを差し引いて得られる値以下であれば(ステップS86でNO)、制御部60は、ブレーキ40が故障したと判断する(ステップS88)。制御部60は、以上のようにステップS85、S87およびS88のいずれかの判断をすると、ブレーキ診断が終了する。なお、ステップS84およびS86のそれぞれでは、X軸方向、Y軸方向およびZ軸方向の全ての方向における差dAについて判断する必要はなく、例えば、ブレーキ40の摩耗を判断するのに適した一つまたは複数の方向における差dAだけについて判断すればよい。
図6に戻り、制御部60は、ステップS8でのブレーキ診断においてブレーキ40が正常であると判断した場合には(ステップS9でYES)、洗濯物Qの負荷量などに応じて予め定められた制動時間Gの経過に応じて脱水工程を終了する。制御部60は、ブレーキ診断においてブレーキ40が摩耗または故障したと判断した場合には(ステップS9でNO)、ブレーキ40の摩耗または故障を示す情報を表示操作部17に表示したり、警報を鳴らしたりすることによって、使用者に報知する(ステップS10)。この場合、制御部60は、制動時間Gの経過に応じて脱水工程を終了してもよいし、制動時間Gの経過前に脱水工程を中止してもよい。または、脱水工程の終了後に、ステップS10の報知が行われてもよい。制御部60は、脱水工程の終了後または中止後に、ロック機構73による扉16のロックを解除する。
一方、回転槽4内の洗濯物Qの負荷量が少なくて所定値未満であれば(ステップS4でNO)、制御部60は、脱水時間の経過に応じて(ステップS11でYES)、ブレーキ40を作動させるものの(ステップS12)、ブレーキ診断に関する処理を行わない。洗濯物Qの負荷量が少ない場合には、正確なブレーキ診断が困難だからである。そして、制御部60は、制動時間Gの経過に応じて脱水工程を終了し、扉16のロックを解除する。
このように、ブレーキ40の作動中において回転槽4とモータ9とが直結された状態になくても、制御部60は、加速度センサ72の検出値に基いて、ブレーキ40の状態が正常、摩耗および故障のいずれかであるかを判断することができる。そのため、洗濯機1では、ブレーキ40の状態を把握できる。なお、加速度センサ72の構造上、回転槽4の回転数が120rpm未満の状態では加速度センサ72の検出値の精度が低いが、ブレーキ診断は、回転槽4の回転数が脱水回転数付近の高い値であるときに実行されるので、高精度の検出値によって正確にブレーキ診断を実行できる。
次に、変形例に係る脱水工程について説明する。図8は、変形例に係る脱水工程を示すフローチャートである。なお、図8以降の各図では、図6および図7の処理ステップと同じ処理ステップには、図6および図7と同じステップ番号を付し、その処理ステップについての詳細な説明を省略する。
制御部60は、変形例に係る脱水工程の開始に応じて、回転槽4内の洗濯物Qの負荷量を検出する(ステップS1)。次に、制御部60は、モータ9を回転させて(ステップS2)、回転槽4の回転数を脱水回転数まで段階的に上昇させる。回転槽4の回転数が脱水回転数に到達すると(ステップS3でYES)、脱水回転数での回転槽4の定常回転中において、制御部60は、ステップS1で検出した負荷量を確認する(ステップS4)。
負荷量が多くて所定値以上であれば(ステップS4でYES)、制御部60は、これからブレーキ40を作動させた場合における回転槽4の減速スピードaについて、所定の第2閾値を決定する(ステップS5A)。第2閾値は、負荷量に応じて異なる正の値であり、実験などによって予め定められてメモリ62に記憶される。そのため、ステップS5Aでは、制御部60は、負荷量に対応した第2閾値を、メモリ62に記憶された第2閾値の中から選び出す。なお、第2閾値は、X軸方向、Y軸方向およびZ軸方向のそれぞれに応じて三種類設定されてもよいし、一種類だけ設定されて全ての方向について共通であってもよい。ブレーキ40の摩耗が進行すると、ブレーキ40が利きにくくなるので、回転槽4の減速スピードaが低下する。
第2閾値を決定した制御部60は、ブレーキ40の作動前において、X軸方向、Y軸方向およびZ軸方向のそれぞれにおける回転数センサ71の検出値の波形W0における周期T0(図5参照)を取得する(ステップS6A)。脱水時間が経過するまでの間において(ステップS7でNO)、制御部60は、周期T0を繰り返し取得することによって、最新の周期T0を取得する(ステップS6A)。脱水時間が経過すると(ステップS7でYES)、制御部60は、ブレーキ40を作動させるとともに、ブレーキ診断を行う(ステップS8A)。
図9は、変形例に係る脱水工程におけるブレーキ診断を示すフローチャートである。制御部60は、ブレーキ診断として、まず、ブレーキ40の作動直後のX軸方向、Y軸方向およびZ軸方向のそれぞれにおける加速度センサ72の検出値の各波形の周期Tnを、一定時間t毎に取得する(ステップS81A)。なお、周期Tnにおけるnは、順番を示す変数であり、周期T1、T2、T3は、周期T0と同様に図5に示される。周期Tnから直前の周期Tn−1を差し引いて得られた値を一定時間tで割ると、回転槽4の瞬間的な減速スピードが得られる。
制御部60は、所定回数分の周期Tを取得すると(ステップS82AでYES)、これらの周期T1〜Tnと、ステップS6Aで取得した最新のT0とに基いて、回転槽4の減速スピードaおよび制動時間Gを算出する(ステップS83A)。つまり、制御部60は、加速度センサ72の検出値の波形の周期Tの推移に基いて、回転槽4の減速スピードaを算出する。一例として、減速スピードaは、図9のステップS83Aの式で示されるように、周期T0から周期Tnにおいて隣り合う2つの周期の差を一定時間tで割って得られる瞬間的な減速スピードについての平均値の絶対値である。必要に応じて単位変換されることによって、減速スピードaの単位は、例えばrpm/ミリ秒となる。
制動時間Gは、脱水回転数を減速スピードaで割ることによって得られる。なお、制動時間Gは、脱水回転数を減速スピードaで割ることによって得られた値に、正の定数が足し合わされるなどによって補正されてもよい。制御部60は、X軸方向、Y軸方向およびZ軸方向のそれぞれについて、回転槽4の減速スピードaおよび制動時間Gを算出する。
X軸方向、Y軸方向およびZ軸方向の全ての方向において減速スピードaが第2閾値を上回れば(ステップS84AでYES)、この減速スピードaは、ブレーキ40が正常状態にあることを示すので、制御部60は、ブレーキ40が正常であると判断する(ステップS85)。
X軸方向、Y軸方向およびZ軸方向のいずれかの方向において減速スピードaが第2閾値以下であれば(ステップS84AでNO)、制御部60は、ブレーキ40が所定以上摩耗したと判断する。これにより、洗濯機1では、ブレーキ40の摩耗状態を把握できる。ただし、減速スピードaが、正の値である定数βを第2閾値から差し引いて得られる値より大きければ(ステップS86AでYES)、制御部60は、ブレーキ40が所定以上摩耗したものの、故障した状態にはないと判断する(ステップS87)。
減速スピードaが、第2閾値から定数βを差し引いて得られる値以下であれば(ステップS86AでNO)、制御部60は、ブレーキ40が故障したと判断する(ステップS88)。制御部60は、以上のようにステップS85、S87およびS88のいずれかの判断をすると、ブレーキ診断が終了する。なお、ステップS84AおよびS86Aのそれぞれでは、X軸方向、Y軸方向およびZ軸方向の全ての方向における減速スピードaについて判断する必要はなく、例えば、ブレーキ40の摩耗を判断するのに適した一つまたは複数の方向における減速スピードaだけについて判断すればよい。
図8に戻り、制御部60は、ステップS8Aでのブレーキ診断においてブレーキ40が正常でないと判断した場合には(ステップS9でNO)、ブレーキ40の摩耗または故障を使用者に報知する(ステップS10)。一方、回転槽4内の洗濯物Qの負荷量が少なくて所定値未満であれば(ステップS4でNO)、制御部60は、脱水時間の経過に応じて(ステップS11でYES)、ブレーキ40を作動させるものの(ステップS12)、ブレーキ診断に関する処理を行わない。
そして、ステップS8AまたはステップS12においてブレーキ40を作動させた制御部60は、図10に示すように制動時間Gが経過したか否かを監視する(ステップS21)。ステップS12においてブレーキ40が作動した場合の制動時間Gは、図6で説明した制動時間Gと同様に、予め長めに見積もられた時間である。一方、ステップS8Aにおいてブレーキ40が作動した場合の制動時間Gは、ステップS83Aにおいて減速スピードaから算出された値である。なお、X軸方向、Y軸方向およびZ軸方向のそれぞれについて、複数の制動時間Gが算出された場合には、最も長い制動時間Gに基いてステップS21の処理が実行される。
制動時間Gが経過すると(ステップS21でYES)、制御部60は、ブレーキクラッチ機構10を今までの第1状態から第3状態に切り替える(ステップS22)。これにより、ブレーキ40が解除されるとともに回転槽4とモータ9とが直結されるので、回転槽4の回転数を回転数センサ71によって検出することができる。この際、制御部60は、モータ9を極低速で回転させてもよい。
モータ9の回転数つまり回転槽4の回転数が、ほとんど零に近い第3閾値以上であれば(ステップS23でNO)、制御部60は、ブレーキクラッチ機構10を第1状態に切り替えることによってブレーキ40を作動させて回転槽4を再び制動しながら、所定時間待機する(ステップS24)。その後、制御部60は、ステップS22以降の処理を繰り返す。
制動時間Gの経過後における回転槽4の回転数が第3閾値未満まで低下すれば(ステップS23でYES)、制御部60は、脱水工程を終了する。制御部60は、ブレーキ40の摩耗または故障を使用者に報知した場合には、制動時間Gの経過前に脱水工程を中止してもよい。制御部60は、脱水工程の終了後または中止後に、ロック機構73による扉16のロックを解除する。
このように、回転槽4の減速スピードaを算出できれば、回転槽4の回転数が零になるまでの時間、つまり、ブレーキ40が作動開始から回転槽4の回転停止までの制動時間Gを算出することができる。そのため、時間に余裕を持たせて回転槽4の回転停止を判断する場合と比べて、制動時間Gに基いて回転槽4の回転停止タイミングを正確に判断して、回転槽4の回転停止後における扉16のロック解除処理などに速やか進むことができるので、時間の節約を図れる。
この発明は、以上に説明した実施形態に限定されるものではなく、請求項に記載の範囲内において種々の変更が可能である。
例えば、前述した実施形態では、モータ9の出力軸30と回転槽4の支持軸25および回転翼5の回転軸26とが同軸上に配置されてモータ9の駆動力が支持軸25および回転軸26に伝達される。これに代え、出力軸30が支持軸25および回転軸26と同軸上に配置されずに、モータ9の駆動力がベルトなどの伝達部材を介して支持軸25および回転軸26に伝達されてもよい。
また、前述した実施形態では、洗濯機1は、縦型洗濯機であって、回転槽4が、上下方向Zに延びる軸線Jを中心として回転可能となるように縦に配置される。これに代え、洗濯機1は、軸線Jが上下方向Zに対して斜めになったり水平になったりするように回転槽4が配置されたドラム式洗濯機であってもよい。ドラム式洗濯機では、モータ9内に構成される磁気ブレーキによって回転槽4を制動することができる。ドラム式洗濯機でも、加速度センサ72を用いたブレーキ診断を実行できる。
図7で説明したブレーキ診断においても、例えば差dAの推移に基いて、減速スピードaや制動時間Gが算出できてもよく、その場合には、脱水工程の終盤において、図10の処理が実行される。
1 洗濯機
2 筐体
3 水槽
4 回転槽
9 モータ
11 洗濯槽
12 支持部材
40 ブレーキ
60 制御部
72 加速度センサ
a 回転槽4の減速スピード
A0 ブレーキ40の作動前の加速度センサ72の検出値の波形における振幅
dA 振幅A0とピークピーク値ppとの差
G 制動時間
pp ブレーキ40の作動直後の加速度センサ72の検出値におけるピークピーク値
Q 洗濯物
T 加速度センサ72の検出値の波形の周期
2 筐体
3 水槽
4 回転槽
9 モータ
11 洗濯槽
12 支持部材
40 ブレーキ
60 制御部
72 加速度センサ
a 回転槽4の減速スピード
A0 ブレーキ40の作動前の加速度センサ72の検出値の波形における振幅
dA 振幅A0とピークピーク値ppとの差
G 制動時間
pp ブレーキ40の作動直後の加速度センサ72の検出値におけるピークピーク値
Q 洗濯物
T 加速度センサ72の検出値の波形の周期
Claims (4)
- 筐体と、
洗濯物を収容する回転槽と、前記回転槽を収容する水槽とを有し、前記筐体内に配置される洗濯槽と、
前記洗濯槽と前記筐体とをつなぎ、前記洗濯槽を弾性支持する支持部材と、
前記回転槽を回転させるモータと、
前記回転槽の回転を停止させるブレーキと、
前記洗濯槽の振動を検出する加速度センサと、
前記モータおよび前記ブレーキを制御する制御部であって、前記加速度センサの検出値に基いて前記ブレーキの状態を判断する制御部とを含む、洗濯機。 - 前記制御部は、前記回転槽の回転中に前記ブレーキを作動させる場合に、前記ブレーキの作動前の前記加速度センサの検出値の波形における振幅と、前記ブレーキの作動直後の前記加速度センサの検出値におけるピークピーク値とを取得し、
前記振幅と前記ピークピーク値との差が所定の第1閾値以下であれば、前記制御部は、前記ブレーキが所定以上摩耗したと判断する、請求項1に記載の洗濯機。 - 前記制御部は、前記回転槽の回転中に前記ブレーキを作動させる場合に、前記加速度センサの検出値の波形の周期の推移に基いて前記回転槽の減速スピードを算出し、
前記減速スピードが所定の第2閾値以下であれば、前記制御部は、前記ブレーキが所定以上摩耗したと判断する、請求項1に記載の洗濯機。 - 前記制御部は、前記回転槽の回転停止までの時間を、前記減速スピードに基いて算出する、請求項3に記載の洗濯機。
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