JPH01317497A - 脱水機の制御装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は、脱水槽内に給水した後、回転させることによ
ってすすぎ効果を得る機能を有する脱水機の制御装置に
関するものである。

従来の技術 従来、この種の脱水機の制御装置は、制御手段によって
脱水槽内に給水する給水弁の開閉と、脱水槽の正方向回
転を交互にくり返し、脱水槽の回転から給水に至る間に
、脱水槽の惰性回転を確実に停止させるだめの電気ブレ
ーキ（例えば逆方向回転への半波通電）を働かせるよう
な制御方法が一般的であった。

発明が解決しようとする課題 しかし、このような従来の構成では、脱水槽の正常回転
の通電を切ってから実際に脱水槽が停止するまでの惰性
回転の時間が、中の洗濯物の量によって異なるため、惰
性で回転する時間及び電気ブレーキを働かせる時間は、
洗濯量が最大の場合を考慮して設定する必要があった。

その理由は、脱水槽が回転中に給水を行なう場合があり
、水がはじかれて充分なすすぎ効果が得られないためで
ある。

しかし、上述のように脱水槽の停止時間を最下容量で設
定するため、逆に洗濯量が少い場合には無駄な時間を費
すこと七なり、トータルの運転時間が長くなるという課
題を有していた。また、回転が停止した後も電気ブレー
キをかけ続けると、脱水槽の逆方向回転やモータのうな
り音が発生するなどのＪ果題があった。

本発明は上記課題に鑑み、制御時間の短縮および騒音低
下を図るとともに、脱水槽の逆回転を防止することを目
的とする。

課題を解決するだめの手段 上記目的を達成するため、本発明の脱水機の制御装置は
、脱水槽を回転駆動するモータと、脱水槽内に給水する
給水弁と、前記モータの回転を検知する回転検知手段と
、前記モータ、給水弁の駆動を制御して、給水・脱水・
停止工程を実行する制御手段を備え、前記制御手段は停
止工程において、前記回転検知手段の出力に応じて前記
モータに制動手段の動作時期および動作時間を制御する
とともに、前記回転検知回路の出力が所定値に達すると
停止工程終了と判断するように構成したものである。

作　　用 この構成によって、脱水槽の回転数を制御手段にて検知
し洗濯物量に適した制動時期および時間で制動制御を行
うため、制動時間の短縮が図れるとともに、回転が停止
したら制動手段をオフさせることによって、脱水槽の逆
回転を防止でき、さらに騒音低下を実現できる。

実施例 以下、本発明の一実施例について、図面を参照しながら
説明する。

本実施例における脱水機の制御装置の構成は、第１図に
示すように、脱水槽１１を回転駆動するためのモータ１
２を備え、脱水槽１１の上方には給水弁１３が備えられ
ている。モータ１２へは制御手段１４から駆動手段１６
を介して駆動出力が、制動手段１６を介して制動出力が
与えられ、一方モータ１２から制御手段１４へは回転検
知手段１７を介してモータ回転数信号が入力されている
。

以上の構成において動作を説明すると、脱水槽１１内に
洗濯物を入れ、給水弁１３からの給水。

駆動手段１６による脱水、制動手段１６による停止の工
程を１サイクルとして、これを数サイクルくり返して行
い、すすぎ効果を得る。上記サイクル中の停止工程では
、回転検知手段１７の働きによシ、モータ１２の回転が
停止したところで制動段１６への出力を停止することに
より、最適な制御を行なう。

停止工程中の動作を第２図〜第４図をもとに詳しく説明
する。制御手段であるマイクロコンピュータ１８から駆
動回路１９と制動回路２０を介して、駆動用双方向性サ
イリスタ２１と制動用双方向性サイリスタ２２がモータ
２３へ接続され、そのモータ２３には進相コンデンサ２
４及び電源２６が接続されている。進相コンデンサ２４
の電圧をコンデンサ電圧検知回路２６で検知してマイク
ロコンピュータ１８へ送るが、このコンデンサ電圧から
モータ２３の回転数を検知する。電源回路２７は、マイ
クロコンピュータ１８をはじめとする低圧回路の電源を
供給する回路である。

この構成で、各工程における進相コンデンサ２４の電圧
に着目したのが第３図で、停止中、脱水中。

惰性回転中（回転が速い場合）、制動回転中（半波通電
）、惰性回転中（停止直前）の場合の波形を示す。これ
かられかるように、惰性回転中であれば、減速中のモー
タ２３の回転数に応じた電圧が進相コンデンサ２４に現
われるので、コンデンサ電圧検知回路２６でこの電圧を
検知し、マイクロコンピュータ１８に適した信号に変換
して送り出すことにより、マイクロコンピュータ１８は
停止工程中のモータ２３の停止のタイミングを知ること
ができ、シーケンス制御に組み込むことができる。

第４図にシーケンス制御の実施例を示し、第６図にその
場合の制御フローを示す。脱水工程が終了して停止工程
へ入った後、制動出力を断続して出力し、その間の惰性
回転中にモータ回転数を検知し、モータが停止したら次
行程へ進む。制動出力を出力すると、モータの温度が上
昇するが、第４図のように断続して行なえば、その温度
上昇をあまり大きくなく抑えることも可能となる。

発明の効果 以上の実施例より明らかなように本発明によれば、停止
工程中のモータ回転数を検知してシーケンス制御を行う
ことにより、洗濯量の大小に応じた最適なすすぎ時間を
実現でき、無駄な時間を費すこともなく、また充分なす
すぎ効果を有する脱水機の制御装置を提供できる。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の一実施による脱水機の制御装置の構成
を示すブロック図、第２図は同回路図、第３図は進相コ
ンデンサの電圧を示す波形図、第４図は停止工程中のシ
ーケンス制御を示す図、第５図は同フローチャートであ
る。 １１・・・・・・脱水槽、１２・・・・・・モータ、１
３・・・・・・給水弁、１７・・・・・・回転検知手段
、１４・・・・・・制御手段、１６・・・・・・制御す
段。 代理人の氏名　弁理士　中　尾　敏　男　ほか１名第１
図

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 脱水槽を回転駆動するモータと、脱水槽内に給水する給
   水弁と、前記モータの回転を検知する回転検知手段と、
   前記モータ、給水弁の駆動を制御して、給水、脱水、停
   止工程を実行する制御手段を備え、前記制御手段は停止
   工程において、前記回転検知手段の出力に応じて前記モ
   ータに制動を与える制動手段の動作時期および動作時間
   を制御するとともに、前記回転検知手段の出力が所定値
   に達すると停止工程終了と判断するように構成した脱水
   機の制御装置。