JP2005006767A - ドラム式洗濯機 - Google Patents

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Abstract

【課題】ドラム式洗濯機において、洗浄性能の向上ならびに洗浄時間の短縮を図る。
【解決手段】洗い工程の前に少量の水で洗剤を溶かす高濃度洗剤液生成工程を設け、さらにその後、前記高濃度洗剤液を衣類に降りかけて浸透させる高濃度洗剤液浸透工程を設ける。この場合、高濃度洗剤液はドラム4に設けられた衣類等17の掻き上げ用のバッフル18の底面より注入し、このバッフル18の上面ならびに斜面に設けた小孔20より衣類等17に散布して浸透させるようにする。
【選択図】 図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明はドラム式洗濯機に関し、特に洗浄性能の向上ならびに洗浄時間の短縮を可能としたドラム式洗濯機に係るものである。
【0002】
【従来の技術】
一般にドラム式洗濯機は、ドラムの回転により所謂たたき洗いを行っている。即ちこのドラム式洗濯機では、水槽内にドラムが回転可能に配置され、このドラムの内側には複数のバッフルが設けられている。そしてこのドラム内に衣類等を投入して水と洗剤を供給し、モータによってドラムを回転させることにより、ドラム内においてバッフルが衣類等を掻き上げて攪拌し、たたき洗いが行われるものである。
【0003】
この場合、たたき洗いで機械力を与えるため、水量を少なくしており、そのためドラムの下の方にある衣類等にしか洗剤溶液が染み込んで行かず、衣類等の全体に洗剤溶液が行き渡るのに時間がかかり、洗濯時間が長く必要となっている。
このような問題に対して、先願の特許文献1(特開平8−266777号)では、複数の中空バッフルに洗剤溶液が流入・流出する開口を設け、中空のバッフルがドラム下部にあるときに洗剤溶液をバッフル内に溜めこみ、バッフルがドラム上部に来たときに衣類等の上面にその洗剤溶液を降りかけることにより、洗剤溶液が衣類等に効率的に行き渡るようにしている。
【0004】
【特許文献1】
特開平8−266777号公報
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、このような構成にしても、充分に衣類の上部に洗剤溶液を降りかけることができず、洗い時間を短縮することは困難である。
本発明はこのような問題点を解消するためになされたもので、ドラム式洗濯機において洗浄性能をさらに向上させ、洗浄時間の短縮を図ることを目的としている。
【0006】
【課題を解決するための手段】
前記の目的を達成するために本発明は、
水槽と、この水槽内に回転可能に配置される円筒状のドラムとを備え、このドラム内に衣類等を投入し、モータによってドラムを回転させて衣類等を洗濯するようにしたドラム式洗濯機において、
洗い工程の前に少量の水で洗剤を溶かして高濃度洗剤液を生成する高濃度洗剤液生成工程と、
この高濃度洗剤液生成工程で生成された高濃度洗剤液を衣類等に降りかけて浸透させる高濃度洗剤液浸透工程と、を実行する手段を設けてなるものである。
【0007】
また本発明のドラム式洗濯機では、洗濯機本体の上部に洗剤を溶解する洗剤溶解容器を設け、この洗剤溶解容器によって高濃度洗剤液を生成し、この高濃度洗剤液をドラム内の衣類等の上面に散布する手段を設ける。
【0008】
さらにこのドラム式洗濯機は、ドラムの内側に中空でかつ断面形状が略台形のバッフルを1つ以上有し、高濃度洗剤液浸透工程では、洗剤溶解容器によって生成された高濃度洗剤液を水槽上部からバッフルの底面に設けた長孔を通してバッフル内に供給し、バッフルの上面並びに斜面に設けられた多数の孔から、ドラム内の衣類等の上面に高濃度洗剤液を散布し、浸透させるようする。
【0009】
さらにこのドラム式洗濯機では、水槽上部よりバッフル内に高濃度洗剤液を供給するために、水槽上部にドラム内部に向けた1つ以上の供給口を設けると共に、ドラムの内側にバッフルからドラム円周方向に延びる中空の補助バッフルを設け、バッフルおよび補助バッフルの底面を構成するドラムの円筒部にドラム円周方向に長い長孔を供給口と対応して設けた構成とする。
【0010】
また本発明のドラム式洗濯機において、高濃度洗剤液生成工程では、ドラムの低部が水面に接する程度の水を供給すると共に、洗剤を水槽下部に送り、共振回転数以下(例えば60〜100r/min)でドラムを回転させることによって洗剤を溶解させ高濃度洗剤液を生成するようにしてもよい。
【0011】
さらにこのドラム式洗濯機では、高濃度洗剤液生成工程においてのみ、水槽下部に設けたヒータを駆動させるようにする。
【0012】
さらにこのドラム式洗濯機では、ドラムの内側に中空でかつ断面形状が略台形のバッフルを1つ以上有し、このバッフル内に、洗濯時にはドラムの外側に開いて洗濯水を掻き上げ、脱水時には前記ドラムに接触するように閉じる可動式の羽根を設けた構成とする。
【0013】
さらにこのドラム式洗濯機においては、バッフルが等間隔で3箇所に設けられ、高濃度洗剤液浸透工程では、衣類等の量に対し1.5倍程度の水量を水槽内に給水して高濃度洗剤液を薄め、羽根を有するドラムを略120°回転させた後、回転を停止もしくは遅くして、高濃度洗剤液を衣類等に散布する動作を繰り返し行い、高濃度洗剤液を浸透させるようにする。
【0014】
【発明の実施の形態】
以下、図面を参照しながら本発明の実施例について詳細に説明する。
図1〜図3は本発明の第1の実施例を示すもので、図1は本発明による高濃度洗剤液生成手段を備えたドラム式洗濯機の内部を示す縦断側面図、図2はドラムの側面図、図3はバッフルの斜視図である。
【0015】
図1に示すように、ドラム式洗濯機の筐体1の前面には洗濯物の投入口があり、そこには扉2が設けられ、この扉2を開けて洗濯物である衣類等を出し入れする。
筐体1の内部には、水平より10〜20°の角度で投入口側を上にして傾斜し、投入口側が開口した円筒状の水槽3が配置されている。投入口と水槽3の開口部は蛇腹状のゴム質のベローズ6で繋がれており、衣類等の出し入れ時に衣類等が筐体1内に落ちない構造となっている。
【0016】
水槽3の内部には、投入口側が開口した円筒状のドラム4が回転可能に配置されている。このドラム4には多数の小孔10が開けられており、このドラム4内に投入口から洗濯物である衣類等17が投入される。このドラム4の背面の中心には回転軸9が締結されており、この回転軸9は水槽3の背面に、水密にシールされかつ回転可能な状態で貫通支持されている。
水槽3の背面にはドラム4を回転駆動するモータ5が取り付けられており、ドラム4の回転軸9はこのモータ5の回転軸に連結されている。
【0017】
この構成により、ドラム4は水槽3の背面に設けられたモータ5の駆動によって水槽3内を左右どちら回りにも回転し、ドラム4を回転させながら、洗い・すすぎ・脱水の各動作が行われる。
【0018】
尚、ドラム4およびモータ5が取り付けられている水槽3は、筐体1よりばね及びダンパ(図示省略)によって支持されると共に振動を抑制している。
また、水槽3の下方には排水弁30および排水ホース31が設けられており、これによって洗濯水を洗濯機の外に排水する。
【0019】
ドラム4にはその内壁に、洗濯時に衣類等17を掻き上げ、たたき洗いを行うためのバッフル18が突設されている。このバッフル18はドラム内周の3箇所に等間隔で設けられているものであるが、図では1つのみを示してある。
このバッフル18は中空状で、ドラム4の回転軸方向と平行に長く形成されており、その断面形状は略台形である。また、このバッフル18の上面および側面の上部には、複数の小孔20が開けられている。
【0020】
また、水槽3の内側下部には、洗濯水を温めるためのヒータ19が取り付けられている。
洗濯水給水手段は、筐体1の上部に配した水栓接続口12と、水槽3の上部に配した注水口14を接続した主給水電磁弁13bならびに補助給水電磁弁13aを備えて構成される。
【0021】
このように構成される本実施例のドラム式洗濯機の動作は、制御手段であるマイクロコンピュータによって実行制御される。そしてこのドラム式洗濯機の動作においては、先ず洗い工程の前に少量の水で洗剤を溶かして高濃度洗剤液を生成する高濃度洗剤液生成工程を有し、さらにその後、高濃度洗剤液を衣類等に降りかけて浸透させる高濃度洗剤液浸透工程が設けられている。
【0022】
先ず高濃度洗剤液生成工程について説明する。
この高濃度洗剤液生成工程では、補助給水電磁弁13aから筐体1内の上部の前方に設けた洗剤溶解容器15に少量の洗剤溶解水(水道水)を供給し、この洗剤溶解容器15内に投入されている粉末合成洗剤を電気駆動式の撹拌翼によって撹拌しながら洗剤溶解水で溶解して高濃度洗剤液を生成する動作を行う。尚、ここで生成される高濃度洗剤液は、通常の洗濯時の洗剤濃度(洗剤の規定濃度)の80〜500倍の濃度を有するものである。
【0023】
次に、高濃度洗剤液浸透工程について説明する。
洗剤溶解容器15で生成された高濃度洗剤液は、水槽3の上部にドラム内部に向けて設けられた供給口である注水口14から水槽3内に供給される。ここで高濃度洗剤液を供給する手段は、洗剤溶解容器15に注水口14に連なる電磁弁16を有し、この電磁弁16および主給水弁13bを開放して高濃度洗剤液を洗濯物に浸透させるのに好ましい洗剤濃度に希釈(5〜20倍)し、注水口14に供給するように構成する。
また、高濃度洗剤液を供給する別の手段として、洗剤溶解容器15に給水口14に連なる溢水部(図示省略)を設け、生成した高濃度洗剤液を更なる給水(希釈給水)によって希釈して増量することにより溢水部から溢水させて注水口14に供給するように構成してもよい。
尚、ここでは注水口14は前後2つに分岐して設けられている。
【0024】
このような構成により高濃度洗剤液を水槽3内に供給するが、衣類等17と注水口14との間にはドラム4の円筒面があり、衣類等17の全体に高濃度洗剤液を降りかけることが困難である。そこで、以下に示す方法で、衣類等17に高濃度洗剤液を降りかけ、浸透させる。
【0025】
即ち、ドラム4の内壁に設けられた3箇所のバッフル18のうちの1つが注水口14の下方に位置するようにモータ5を回転させる。このとき、バッフル18の回転位置を制御する手段として、バッフル18の位置を示す磁石21をモータ5に設け、水槽3の背面に磁石21を検知するホール素子23を設ける。このホール素子23は、水槽3の円周方向で注水口14と対応する位置に固定し、また磁石21はドラム4の円周方向でバッフル18と対応する位置に固定することにより、バッフル18の回転位置を検出し、モータ5を制御する。
【0026】
また、図3に示すように、ドラム4の内壁には、バッフル18から延びる中空の補助バッフル25を設ける。この補助バッフル25は注水口14と対応する位置にドラム円周方向に長く形成される。またこの補助バッフル18の断面形状は、バッフル18と同様に略台形であり、その上面および側面の上部には複数の小孔26が設けられている。
【0027】
そしてバッフル18および補助バッフル25の底面を構成するドラム4の円筒面には、図2に示すように、ドラム円周方向に長い長孔27を注水口14と対応して設ける。これにより、注水口14から供給される高濃度洗剤液は、長孔27からバッフル18および補助バッフル25内に送り込まれ、バッフル18および補助バッフル25の上部に設けた多数の孔20および26より衣類17に散布されることになる。
【0028】
ここで長孔27は、注水口14より広い開口面積となされており、これによって注水口14より供給される高濃度洗剤液のすべてがバッフル18および補助バッフル25の中に注入できるようになっている。また、補助バッフル25を設け、ドラム円周方向に長い長孔27にしたことで、厳密にバッフル18の回転位置を注水口14の下方に位置させなくても、バッフル18および補助バッフル25に高濃度洗剤液を注入することが可能となる。
【0029】
注水口14は前後に2つ設けられており、これに対応してバッフル18の中は、仕切り板28によって前後に仕切られている。即ち、ドラム4は傾斜しているため、バッフル18内では高濃度洗剤液が後方に溜まりやすく、そのためドラム4内の前方に位置する衣類は高濃度洗剤液が散布されくい。これを改善するために、前後2つの注水口14に対応して仕切り板28でバッフル18の中を前後に区切ることにより、高濃度洗剤液を前後で略均等に散布できるようしてある。
【0030】
また、バッフル18の上部に設けた小孔20の面積の合計は注水口14の開口面積以上とし、供給された高濃度洗剤液をスムーズに衣類17に散布できるようにする。また、補助バッフル25の表面はバッフル18より狭いので、補助バッフル25に設けられた孔26の面積の合計も大きくできないが、注水口14の面積と同等程度に近づける。また、補助バッフル25とバッフル18は連通しており、補助バッフル25に注入された高濃度洗剤液は孔26から衣類17に散布されると共に、バッフル18に流れ込み、バッフル18に設けられた孔20からも衣類17に散布される。
【0031】
以上の構成により、高濃度洗剤液は、バッフル18および補助バッフル25に設けられた複数の孔20、26より、衣類等17の上面に散布され、浸透される。
また、衣類等17の全体に高濃度洗剤液を浸透させるために、モータ5を駆動してドラム4を回転させ、別の同様に構成されたバッフル18からも高濃度洗剤液を散布させる。ドラム4の回転により、衣類等17の配置が変わり、まだ高濃度洗剤液が行き渡っていない面が上面に出てくる。これを複数回繰り返すことで、衣類等17の全体に高濃度洗剤液を散布させ、浸透させることができる。
さらに、ドラム4の回転中には洗剤溶解容器15に設けられた電磁弁16を閉じておくようにすると、ドラム4の周面に高濃度洗剤液を降りかけることがなく、無駄なく高濃度洗剤液を衣類等17に降りかけることができるので望ましい。
【0032】
また、洗濯する衣類等17が多いときには、高濃度洗剤液を散布する前に、主給水電磁弁13b開け、少量の水を衣類等17に供給することにより、衣類等17の上面が含水によって下がり、広く高濃度洗剤液を散布することができる。
【0033】
そして上述の如くして衣類等17に高濃度洗剤液を散布した後に、主給水電磁弁13bを開放して水槽3内が規定量の洗浄水量になるように給水し、モータ5を動作させてドラム4を左右どちらの方向にも回転させ、通常のたたき洗いによる洗い工程を行う。ここでは、前工程において散布された高濃度洗剤液により、衣類等17に付着した汚れは溶け易くなっており、少ない機械力でも充分に汚れを落とすことが可能となる。よって、洗浄時間を短縮することが可能となる。また、衣類等17の全体に高濃度洗剤液が行き渡っているので、洗いむらも少なく、洗浄性能も向上させることができる。
【0034】
次に、本発明の第2の実施例として、図4および図5に示すドラムを用いたドラム式洗濯機について説明する。図4はドラムの縦断側面図であり、図5はドラムの側面図である。
この第2の実施例では、高濃度洗剤液生成工程ならびに洗い工程は第1の実施例と同様に行われる。
【0035】
第1の実施例と同様に、ドラム4の内壁には、中空のバッフル18およびドラム円周方向に延びる補助バッフル25を設けている。但しここでは、補助バッフル25はドラム4の内壁全周に設けている。また、ドラム全周に延びている補助バッフル25の底面を構成するドラム4の円筒面には、長孔27がドラム全周にわたって断続的に形成されている。
また、補助バッフル25の内部は、仕切り板29によってドラム円周方向に仕切られ、同じ位置で長孔27も分断されている。また、バッフル18および補助バッフル25の上面および斜面の上部には、第1の実施例と同様に複数の小孔20および26を設ける。
【0036】
このような構成のバッフル18および補助バッフル25により、バッフル18の回転位置によらず、高濃度洗剤液を長孔27から注入し、散布させることができる。但し、長孔27は分断されているので、長孔27を設けたドラム円筒面上でも孔の開いていない場所があり、その場所に向けて注入が行われると高濃度洗剤液がバッフル18および補助バッフル25に入って行きにくい。そのため、ドラム4を回転させながら、バッフル18および補助バッフル25に高濃度洗剤液を供給させることが望ましい。
また、ドラム4を回転させることで、ドラム内にある衣類等の全体に高濃度洗剤液を降りかけることができ、全体に浸透させることができる。このとき、ドラム4を速く回し過ぎると衣類等がドラム内壁に張り付き、張り付いた面にしか高濃度洗剤液が行き届かない。よって、ドラム4を衣類等がドラム内壁に張り付く速度より充分に遅い回転速度で回転させるようにする。
【0037】
このように本実施例のドラム4を用いたドラム式洗濯機では、ドラム4を衣類等がドラム内壁に張り付つく速度より十分遅い回転速度で回転させながら、水槽の上部に設けた注水口より高濃度洗剤液をバッフル18および補助バッフル25に供給し、バッフル18および補助バッフル25に設けた複数の小孔20および26より衣類等の全体に散布させ、浸透させる。
【0038】
また、本実施例の場合、第1の実施例とは異なり、バッフル18の位置を検出し、その位置を制御する必要がないので、第1の実施例で設けられていた磁石24およびホール素子21は必要としない。
【0039】
尚、第1および第2の実施例に示したように衣類等の全体に高濃度洗剤液を降りかけるのが望ましいが、洗剤溶解容器15により生成した高濃度洗剤液をそのまま水槽3内に散布しても、効率的に洗剤が溶かされているので、洗浄時間の短縮が可能である。よって、第1および第2の実施例に示したように衣類等の全体に高濃度洗剤液を降りかけることをしなくても効果があるので、高濃度洗剤液をそのまま水槽3内に散布してもよい。
【0040】
次に、本発明をトップオープン型のドラム式洗濯機に適用した第3の実施例について図6を参照して説明する。
図6はトップオープン型のドラム式洗濯機の縦断側面図である。このドラム式洗濯機では筐体1の前面から上面にかけて洗濯物の投入口があり、そこには扉51が設けられ、この扉51を開閉することで衣類等を出し入れする。
筐体1の内部には、円筒状の水槽3がその中心軸を水平にした状態で配置されており、この水槽3の円筒部の上部には、衣類等を出し入れするための内蓋52が設けられている。
【0041】
水槽3の内部には、多数の小孔が開けられた円筒状のドラム4が回転可能に設けられており、このドラム4の円筒部の一部には衣類等17を出し入れするための内蓋53a,53bが設けられている。このドラム4の両側面の中心部には回転軸が設けられており、この回転軸は水槽3の両側面に、水密にシールされかつ回転可能な状態で貫通支持されている。
水槽3の両側面のどちらか一方にはドラム4を回転駆動するモータ(図示省略)が取り付けられており、ドラム4の回転軸はこのモータの回転軸に連結されている。
【0042】
また、洗濯に使用した液体を排水するために、水槽3の下方には排水弁30および排水ホース31が設けられており、排水時には排水弁30を開放して使用済の洗濯水を排水ホース31から洗濯機の外に排出する。
また、水槽3の内側下部には、洗濯水を温めるためのヒータ19が取り付けられている。
【0043】
ドラム4の内壁には、洗濯時に衣類等17を掻き上げ、たたき洗いを行うためのバッフル18が等間隔で3箇所に設けられている。このバッフル18は中空状で、ドラム4の回転軸方向と平行に長く形成されており、その断面形状は略台形である。また、このバッフル18の上面および側面の上部には、複数の小孔20が開けられている。
【0044】
さらにドラム4の内壁には、バッフル18からドラム円周方向に延びる中空の補助バッフル25が設けられている。ここでは第2の実施例と同様に、補助バッフル25をドラム4の内壁の全周にわたって設ける。但し本実施例では、補助バッフル25は、内蓋53a,53bを開閉できるように分割形成されている。
【0045】
洗濯水給水手段は、筐体1の上部に配した水栓接続口12と、水槽3の上部に配した注水口14を接続した主給水電磁弁13bならびに補助給水電磁弁13aを備えて構成される。
【0046】
このように構成される本実施例のドラム式洗濯機の動作においては、先ず洗い工程の前に少量の水で洗剤を溶かして高濃度洗剤液を生成する高濃度洗剤液生成工程を有し、さらにその後、高濃度洗剤液を衣類等に降りかけて浸透させる高濃度洗剤液浸透工程が設けられている。
【0047】
先ず高濃度洗剤液生成工程では、補助給水電磁弁13aから筐体1内の上部の後方に設けた洗剤溶解容器15に少量の洗剤溶解水(水道水)を供給し、この洗剤溶解容器15内に投入されている粉末合成洗剤を電気駆動式の撹拌翼によって撹拌しながら洗剤溶解水で溶解して高濃度洗剤液を生成する動作を行う。
【0048】
次の高濃度洗剤液浸透工程では、高濃度洗剤液を水槽3内に供給する手段として、洗剤溶解容器15に注水口14に連なる電磁弁16を有し、この電磁弁16および主給水弁13bを開放して高濃度洗剤液を洗濯物に浸透させるのに好ましい洗剤濃度に希釈し、注水口14に供給するように構成する。
そしてドラム4を衣類等17がドラム内壁に張り付く速度より充分に遅い回転速度で回転させながら、水槽3の上部に設けた注水口14より高濃度洗剤液を供給し、バッフル18および補助バッフル25を介して衣類等17の全体に散布させ、浸透させる。
【0049】
このようにして衣類等17に高濃度洗剤液を散布した後に、主給水電磁弁13bを開放して規定量の洗浄水量になるように給水し、モータを動作させてドラム4を左右どちらの方向にも回転させ、通常のたたき洗いによる洗い工程を行う。
ここでは、前工程において散布された高濃度洗剤液により、衣類等17に付着した汚れは溶け易くなっており、少ない機械力でも充分に汚れを落とすことが可能となる。よって、洗浄時間を短縮することが可能となる。また、衣類等17の全体に高濃度洗剤液が行き渡っているので、洗いむらも少なく、洗浄性能も向上させることができる。
【0050】
さらに本発明の第4の実施例を図7および図8に示す。図7はトップオープン型のドラム式洗濯機の縦断側面図、図8は図7に示すドラム式洗濯機のドラムにおけるバッフルの部分の拡大断面図である。
【0051】
本実施例のドラム式洗濯機の基本的な構成は第3の実施例と同様であり、ここでは第3の実施例と異なる部分ついて説明する。
先ず本実施例のドラム式洗濯機では、筐体1内に洗剤溶解容器を搭載していない。筐体1の上部に設けられる容器60は普通の洗剤ケースであり、洗剤を溶かす機能は有していない。また、ドラム4の内壁にバッフル18は設けられているが、補助バッフルは設けられていない。
そして特に本実施例のドラム式洗濯機では、ドラム4に設けられたバッフル18の内部に、洗濯時にはドラム4の外周より外側に開き、脱水時にはドラム4の外周に貼り付くように閉じる可動式の羽根65を有している。
【0052】
このように構成される本実施例のドラム式洗濯機の動作において、先ず洗い工程の前に設けられる高濃度洗剤液生成工程では、水槽3の中に洗剤と少量の洗浄水を供給し、ドラム4を回転させて高濃度洗剤液を生成する。
具体的には、筐体1の上部後方に水栓接続口12と洗剤ケース60を配し、これらを主給水電磁弁13により接続する。さらに洗剤ケース60は、水槽3の後部に位置する注水口14に接続されている。主給水電磁弁13を開くことにより給水が開始され、洗剤ケース60の中にある洗剤を押し流しながら洗浄水が水槽4内に供給される。注水口14は、水槽3とドラム4の隙間に洗剤および洗浄水が流れ込むように向けられている。よって、洗剤は衣類等17に降りかかることなく、洗浄水と共に水槽3とドラム4の隙間を通り、水槽4の下部に溜まる。
【0053】
高濃度洗剤液生成工程における洗浄水の水量は、ドラム4の低部が水面に接する程度が望ましく、例えば2L弱となる。この少量の洗浄水を水槽3の下部に溜めた後にドラム4を回転させることにより、洗浄水が攪拌され、洗剤を溶かす。
ここでドラム4の回転が遅いと、洗浄水はあまり攪拌されず、洗剤は溶けにくい。ドラム4の回転を速くすると、水槽3の下部に溜まっている洗浄水はドラム4の表面に追従して持ち上げられてくる。さらに速くすると、ドラム4の表面全体に洗浄水が付いたまま回転する状態になる。この状態では洗浄水とドラム4との間の相対速度が小さくなり、洗剤は溶けにくくなる。また、回転を速くしてゆくと、共振周波数に差しかかり、振動や騒音が大きくなってしまう。よって、共振周波数以下で、ドラム4の表面全体に洗浄水が付かずに、洗浄水をよく攪拌する速度でドラム4を回転させることが望ましく、その速度は60〜100r/min程度が適当である。
【0054】
この場合、ドラム4の外周に凸部があると、よりスムーズに洗剤を溶かすことができる。そのため本実施例では、バッフル18の内部に、ドラム4の外側に凸部をなす可動式の羽根65を設ける。
この羽根65の構造について図8を用いて説明する。この羽根65はバッフル18内の支持板66に立設されたピン68に回動可能に支持されており、その一端には錘62が固定されている。またこの羽根65は、ピン68に嵌着されたねじりコイルばね70により、常にドラム4の外側に向かって開くように力を受けている。この力は錘62の重力より充分に大きく、そのためドラム4が静止もしくは低速で回転しているときには、図8(A)に示すように、羽根65はドラム4の外側に開いた状態となっている。但しこの構成では、羽根65が開き過ぎないように、バッフル18内の支持板66に固定したストッパ69を設け、このストッパ69に錘62が接触することで、羽根65が所定の角度以上開かないようにしている。
【0055】
また、脱水時のようにドラム4が高速回転されると、錘62に遠心力が作用し、この錘62の遠心力がねじりコイルばね68の力に打ち勝つ状態になると、図8(B)に示すように、羽根65はドラム4の外周面に接触するように引込んで閉じた状態になる。このように羽根65が閉じた状態ならば、脱水時に振動が大きくなってドラム4が水槽3に対して近づいたり離れたりする振動が発生した場合にも、羽根65と水槽3との隙間を充分に保つことができ、安全に脱水が行える。
【0056】
このような羽根65を有するドラム4を備えた本実施例のドラム式洗濯における高濃度洗剤液生成工程では、羽根65がドラム4の回転によって水から受ける力が小さい方向(図7において左回り)にドラム4を回転させて、洗剤を溶かすようにする。もし、逆方向(図7において右回り)にドラム4を回転させた場合、羽根65が洗剤ならびに洗浄水を掻き上げて、洗剤はバッフル18の中に入り、溶けにくくなってしまう。よって、本実施例の高濃度洗剤液生成工程では、2L弱の洗浄水と共に洗剤を水槽3の底部に送り込み、ドラム4の外周に凸部となる羽根65を有するドラムを60〜100r/minの速度で左方向に回転させる動作を行う。
【0057】
またこの場合、洗剤を良く溶かすために、高濃度洗剤液生成工程中にヒータ19を作動させ、洗浄水の温度を上昇させることが望ましい。また、消費エネルギーを抑えるために、高濃度洗剤液生成工程中おいてのみヒータ19を作動させるように制御するのが好適である。
【0058】
次に、本実施例における高濃度洗剤液浸透工程について説明する。ここでは高濃度洗剤液を衣類等の全体に浸透させるために、水量を増やす必要がある。しかし、水量を増やし過ぎると洗剤濃度が低くなり、洗浄性能があまり向上しない。
実験により、衣類等の布量に対して1.5倍程度の水量で薄めた高濃度洗剤液が優れた洗浄性能を有することが判明した。よって、衣類等17の布量(例えば2kg)に対して1.5倍程度の水量(例えば3L)になるように、主給水電磁弁13を開放し、水槽3に給水する。
【0059】
水量を増やしていくと、ドラム4内の底部にある衣類等には高濃度洗剤液が染込んでくるが、上部にある衣類等は乾いたままである。そこで、衣類等の全体に高濃度洗剤液を染込ませるために、上述した如き羽根65を設けたドラム4を回転させることによって高濃度洗剤液を降りかける。
このとき、ドラム4の回転方向は、高濃度洗剤液生成工程とは反対で、羽根65がドラム4の回転によって水から受ける力が大きい方向(図7において右回り)にドラム4を回転させる。この方向にドラム4を回転させると、水槽3の下部に溜まっている高濃度洗剤液が羽根65によって掻き上げられ、羽根65とドラム4の隙間からバッフル18の中に高濃度洗剤液が送り込まれる。バッフル18はその断面が略台形であり、その上面および斜面の上部に多数の小孔20が開けられているため、バッフル18がドラム4の上部に位置すると、バッフル18内に溜まった高濃度洗剤液が小孔20よりドラム4内に散布され、衣類等17の上面に降りかかる。
【0060】
バッフル18内に溜められた高濃度洗剤液を全て衣類等17に降りかけるためには、バッフル18がドラム上部の位置で停止したほうがよい。バッフル18はドラム4に等間隔で3箇所に設けてあるので、ドラムを略120°回転させたら一旦停止させ、バッフル18内に溜められた高濃度洗剤液を全て衣類等17に降りかけた後、またドラム4を略120°回転させて停止する動作を行わせる。この場合、バッフル18に溜められた高濃度洗剤液を全て散布させるのに要する時間は約2秒であり、このためドラム4を略120°回転させた後に約2秒停止させる動作を繰り返し行う。
【0061】
また、ドラムを停止させずにゆっくり回転させることで、高濃度洗剤液を衣類等17に散布させることも可能である。この場合、ドラムを30r/min以上の速さで回転させると高濃度洗剤液は散布されにくくなるので、30r/min以下で回転させる。
よって、本実施例の高濃度洗剤液浸透工程では、衣類等の布量に対して1.5倍程度の水量になるように給水して高濃度洗剤液を薄め、ドラム4の外側に開く羽根65を有したドラム4を略120°回転させた後、約2秒間停止させる動作を繰り返し行い、もしくはドラム4を30r/min以下の低速で回転させながら、衣類等17に高濃度洗剤液を散布し、浸透させるようにする。
【0062】
このような工程を経た後に、主給水電磁弁13bを開放して規定量の洗浄水量になるように給水し、ドラム4を左右どちらの方向にも回転させ、通常のたたき洗いによる洗い工程を行う。ここでは、高濃度洗剤液により衣類等17に付着した汚れは溶け易くなっており、少ない機械力でも汚れを落とすことが可能となる。よって、洗浄時間を短縮することが可能となる。また、衣類等17の全体に高濃度洗剤液が行き渡っているので、洗いむらも少なく、洗浄性能も向上させることができる。
【0063】
以上、本発明の実施例について説明したが、本発明はこれらの実施例に限定されることなく、ドラム式洗濯機の全般に広く適用して有効なものである。
【0064】
【発明の効果】
以上のように本発明のドラム式洗濯機では、洗い工程の前に少量の水で洗剤を溶かす高濃度洗剤液生成工程を設け、さらにその高濃度洗剤液を衣類等に降りかけて浸透させる高濃度洗剤液浸透工程を設けたことにより、その後の洗い工程では、衣類に付着した汚れは高濃度洗剤液によって溶け易くなっており、このため少ない機械力でも汚れを落とすことが可能となる。よって、洗浄時間を短縮することが可能となり、また、衣類等の全体に高濃度洗剤液が行き渡っているので、洗いむらも少なく、洗浄性能も向上させることができる効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施例を示すドラム式洗濯機の内部の断面図である。
【図2】本発明の第1の実施例におけるドラムの側面図である。
【図3】本発明の第1の実施例におけるバッフルの斜視図である。
【図4】本発明の第2の実施例を示すドラムの断面図である。
【図5】本発明の第2の実施例におけるドラムの側面図である。
【図6】本発明の第3の実施例を示すドラム式洗濯機の内部の断面図である。
【図7】本発明の第4の実施例を示すドラム式洗濯機の内部の断面図である。
【図8】本発明の第4の実施例におけるバッフルの断面図で、(A)はバッフル内に設けられる可動式の羽根が開いた状態、(B)は閉じた状態である。
【符号の説明】
1…筐体、3…水槽、4…ドラム、14…注水口(供給口)、15…洗剤溶解容器、18…バッフル、19…ヒータ、20…小孔、25…補助バッフル、26…小孔、27…長孔、65…羽根

Claims (8)

  1. 水槽と、該水槽内に回転可能に配置される円筒状のドラムとを備え、前記ドラム内に衣類等を投入し、モータによって前記ドラムを回転させて衣類等を洗濯するようにしたドラム式洗濯機において、
    洗い工程の前に少量の水で洗剤を溶かして高濃度洗剤液を生成する高濃度洗剤液生成工程と、
    前記高濃度洗剤液生成工程で生成された高濃度洗剤液を衣類等に降りかけて浸透させる高濃度洗剤液浸透工程と、を実行する手段を設けたことを特徴とするドラム式洗濯機。
  2. 請求項1に記載のドラム式洗濯機において、
    洗濯機本体の上部に洗剤を溶解する洗剤溶解容器を設け、該洗剤溶解容器によって高濃度洗剤液を生成し、該高濃度洗剤液を前記ドラム内の衣類等の上面に散布する手段を設けたことを特徴とするドラム式洗濯機。
  3. 請求項2に記載のドラム式洗濯機において、
    前記ドラムの内側に、中空でかつ断面形状が略台形のバッフルを1つ以上有し、前記高濃度洗剤液浸透工程では、前記洗剤溶解容器によって生成された高濃度洗剤液を水槽上部から前記バッフルの底面に設けられた長孔を通して前記バッフル内に供給し、前記バッフルの上面ならびに斜面に設けられた多数の孔から、前記ドラム内の衣類等の上面に前記高濃度洗剤液を散布し、浸透させるようにしたことを特徴とするドラム式洗濯機。
  4. 請求項3に記載のドラム式洗濯機において、
    前記水槽上部より前記バッフル内に前記高濃度洗剤液を供給するために、前記水槽上部にドラム内部に向けた1つ以上の供給口を設けると共に、前記バッフルの底面を構成するドラムの円筒面で、前記供給口と対応する位置においてドラム円周方向に長い長孔を設け、さらにその位置において前記バッフルからドラム円周方向に延びる補助バッフルを設けたことを特徴とするドラム式洗濯機。
  5. 請求項1に記載のドラム式洗濯機において、
    前記高濃度洗剤液生成工程では、前記ドラムの低部が水面に接する程度の水を供給すると共に、洗剤を水槽下部に送り、共振回転数以下で前記ドラムを回転させることによって前記洗剤を溶解させ前記高濃度洗剤液を生成するようにしたことを特徴とするドラム式洗濯機。
  6. 請求項5に記載のドラム式洗濯機において、
    前記高濃度洗剤液生成工程においてのみ、前記水槽下部に設けたヒータを駆動させるようにしたことを特徴とするドラム式洗濯機。
  7. 請求項5に記載のドラム式洗濯機において、
    前記ドラムの内側に、中空でかつ断面形状が略台形のバッフルを1つ以上有し、該バッフル内に、洗濯時には前記ドラムの外側に開いて洗濯水を掻き上げ、脱水時には引込むように閉じる可動式の羽根を設けたことを特徴とするドラム式洗濯機。
  8. 請求項7に記載のドラム式洗濯機において、
    前記バッフルが等間隔で3箇所に設けられ、前記高濃度洗剤液浸透工程では、衣類等の量に対し1.5倍程度の水量を前記水槽内に給水して前記高濃度洗剤液を薄め、前記羽根を有する前記ドラムを略120°回転させた後、回転を停止もしくは遅くして、前記高濃度洗剤液を衣類等に散布する動作を繰り返し行い、前記高濃度洗剤液を浸透させるようにしたことを特徴とするドラム式洗濯機。
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