JP2012215699A - カセッテ収納袋の開口保持機 - Google Patents

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Abstract

【課題】カセッテ収納袋を自重開口でき、簡単かつ確実に、片手でカセッテをカセッテ収納袋に挿入でき、搬送中のカセッテへの細菌付着も防止可能なカセッテ収納袋の開口保持機を提供する。
【解決手段】回動構造体を手動操作し、カセッテ収納袋が掛止された各掛止棒を、水平回動軸を中心にしてカセッテ袋詰め位置まで下方回動するので、袋押出し部材が自重で下方スライドし、各カセッテ収納袋の上端部をストッパ部に背後から押し付け、袋口側を下方に向けた傾斜状態でカセッテ収納袋を保持する。このとき、前側シート部の重さで袋口が自重開口し、この状態で、カセッテ挿入ガイド部材によりカセッテを袋口に挿入するので、簡単かつ確実に、片手でカセッテをカセッテ収納袋に収納できる。しかも、搬送中の外部環境との接触を原因としたカセッテへの細菌付着を防止できる。
【選択図】図1

Description

この発明はカセッテ収納袋の開口保持機、詳しくは医療分野でのX線撮影時に利用されるカセッテを納めるカセッテ収納袋を、袋口の開口状態で保持するカセッテ収納袋の袋開口保持機に関する。
医療分野でのX線撮影では、被験者の体内を透過したX線の強弱を濃淡画像として表示する記憶媒体として、銀塩を使ったX線フィルムや、コンピュータX線撮影(CR)で用いられる蓄積性蛍光体シート(イメージングプレート(放射線検出器;IP))が利用されている。また最近では、X線を電気信号に変換して直接読み取るDR(デジタル・ラジオグラフィ)で用いられるX線平面検出器(フラットパネルディテクタ:FPD)も提案されている。
X線フィルム、イメージングプレート、X線平面検出器などのX線記憶媒体は、表面の汚れや衝突による損傷などを防ぐため、通常、カセッテと呼ばれる矩形状のパネルケースに入れて取り扱われる。
このカセッテは、一般的に複数回のX線撮影に利用される。そのため、例えばMRSAなどの感染症患者に使用後、消毒処理せずに再使用した場合には、カセッテに付着した病原菌を原因とし、院内感染が発生するおそれがあった。
そこで、カセッテによる院内感染を予防する従来技術として、例えば特許文献1に記載されたカセッテカバーが知られている。カセッテカバーは直方体形状の袋であり、長手方向の一端に形成された開口部が、袋の上面材に一体形成された蓋により開閉自在となっている。
特開2008−233300号公報
しかしながら、特許文献1のカセッテカバーの使用時には、蓋を開く際に一方の手でカセッテカバーを握り、他方の手で蓋止めすることから、両手を使わなければならなかった。そのため、袋詰めの作業が面倒であった。しかも、この開口作業の間、カセッテをテーブルに載せたり、テーブルが近くにない場合には、これを脇に挟んだり、短時間ではあるがカセッテを壁に立て掛けるなどしていた。その結果、消毒済みのカセッテの面に、テーブルや衣服などの細菌が、新たに付着するおそれがあった。
そこで、発明者は鋭意研究の結果、帯電防止剤を含む合成樹脂シートからカセッテ収納袋を作製し、袋口を有する前面シート部を下方に向けた傾斜状態でカセッテ収納袋を保持すれば、カセッテ収納袋の前側シート部の重さにより、袋口が自重開口することを知見した。しかも、カセッテを袋口に挿入する際、カセッテ挿入ガイド部材を用いれば、自重開口した袋口に、簡単かつ確実にカセッテを挿入可能なことを知見し、この発明を完成させた。
この発明は、カセッテ収納袋を自重開口状態で保持することができ、しかも簡単かつ確実に、片手でカセッテをカセッテ収納袋に挿入することができ、これにより、カセッテ搬送中、外部環境との接触を原因としたカセッテへの細菌付着を防止することができるカセッテ収納袋の開口保持機を提供することを目的としている。
請求項1に記載の発明は、X線撮影用のカセッテを袋詰めする多数のカセッテ収納袋を収納する内部空間と、前側に形成され、かつ前記内部空間に連通した前記多数のカセッテ収納袋の出入口とを有する機体と、前記内部空間に、前記多数のカセッテ収納袋を重ね合わせ状態で吊り下げる吊下手段と、重ね合わせ状態の前記多数のカセッテ収納袋のうち、最も表側に配置されたものの袋口に、前記カセッテを案内するカセッテ挿入ガイド部材とを備えたカセッテ収納袋の開口保持機であって、前記多数のカセッテ収納袋は、帯電防止剤を含む1枚の合成樹脂シートを二重に折り返して形成した前面シート部と、上端部が該前面シート部の上縁より突出した後面シート部との両側縁部を融着し、かつ該後面シート部の上端部に、複数の掛止孔を幅方向に離間して形成した矩形状の袋で、前記吊下手段は、前記機体の内部空間に配置され、前記多数のカセッテ収納袋の複数の掛止孔にそれぞれ挿入可能で、かつ先端部に前記多数のカセッテ収納袋の落下防止用のストッパ部を有する複数の離間した掛止棒と、該複数の掛止棒を、先端が前方へ向く水平姿勢または先端を上に向けた上方傾斜姿勢となって、前記多数のカセッテ収納袋を掛止する袋掛止位置から、先端を下に向けた下方傾斜姿勢となることで、前記前面シート部の自重によって前記最も表側に配置されたカセッテ収納袋の袋口が開口するカセッテ袋詰め位置まで、水平回動軸を中心にして手動により回動可能な回動構造体と、前記複数の掛止棒にスライド自在に設けられ、かつ該複数の掛止棒を前記袋掛止位置から前記カセッテ袋詰め位置まで回動させた際、前記複数の掛止棒に掛止された前記多数のカセッテ収納袋を、自重による下方スライドによって前記ストッパ部に背後から押し付ける袋押出し部材とを有し、前記カセッテ挿入ガイド部材は、前記カセッテを、前記カセッテ袋詰め位置に達した前記最も表側に配置されたカセッテ収納袋の袋口に案内するもので、前記機体の前側の下部には、前記カセッテ袋詰め位置で下方傾斜した前記多数のカセッテ収納袋の下部を支持する袋支持板が設けられたカセッテ収納袋の開口保持機である。
カセッテとは、医療分野においてX線撮影時に使用されるX線フィルム、イメージングプレート、X線平面検出器などのX線記憶媒体を収納するための矩形状のパネルケースである。一般的なカセッテの寸法としては、縦460mm×横384mm×厚さ15mmなどが挙げられる。
カセッテ収納袋用の合成樹脂シート(フィルム)の素材としては、例えば、ポリ塩化ビニル、ポリエチレンテレフタレート、ポリプロピレンなどを採用することができる。カセッテ収納袋のサイズは、例えば縦590mm×横450mm×厚さ0.03mmなどが挙げられる。
帯電防止剤としては、例えば界面活性剤、ポリエチレンオキサイドなどを採用することができる。帯電防止剤は、合成樹脂シートの表面(裏面)にコーティングしても、シート製造時に合成樹脂材料に練り込んでもよい。
カセッテ収納袋の使用枚数は、2枚以上であれば任意である。もちろん、1枚でも使用可能である。
機体は、内部空間を有して所定の壁板に出入口などの開口部が形成されたケーシングである。
機体の素材としては、例えば、鉄、ステンレス、アルミニウム合金などの各種の金属、ポリエチレンテレフタレート、ポリ塩化ビニル、ポリカーボネートなどの各種の合成樹脂などを採用することができる。
機体の外観形状は任意である。例えば直方体などが挙げられる。
出入口は、機体の前側(前板)に形成され、その形状および開口サイズはカセッテ収納袋を出し入れ可能であれば任意である。また、出入口とは別に、カセッテを袋詰めしたカセッテ収納袋の取り出し口を、例えば前記直方体形状のケーシングである機体の場合、一方の側板または両方の側板に形成してもよい。
機体の上板は、複数のカセッテ収納袋を各掛止棒に掛止し易いように、水平な蓋回動軸を中心にして開閉(回動)自在な蓋体としてもよい。
吊下手段の構成は、複数本の掛止棒と回動構造体と袋押出し部材とを少なくとも有していれば任意である。
掛止棒の素材としては、各種の金属、各種の合成樹脂などを採用することができる。
掛止棒の断面形状は、円形、楕円形、三角形、四角形、五角形以上の多角形の他、短冊板形状なを採用することができる。
掛止棒の使用本数は、2本、3本以上である。なお、短冊板形状の掛止棒の場合には、一本でもよい。
ストッパ部としては、例えば掛止棒の先端部を単に上方へ屈曲させたもの、掛止棒の先端部に着脱可能で、カセッテ収納袋の掛止孔より大径なキャップ、掛止棒の先端部に着脱可能な割りピン(掛止ピン)などを採用することができる。
回動構造体の構成は、水平回動軸を中心にして各掛止棒を袋掛止位置とカセッテ袋詰め位置との間で同期回動可能なものであれば任意である。例えば、各掛止棒の元部が水平回動軸に連結されることで各掛止棒の同期回動が可能となる。また、回動構造体には、袋掛止位置に達した各掛止棒を固定し、かつカセッテ袋詰め位置に達した各掛止棒を固定可能な手動式の回動ロック構造部を設けた方が好ましい。
回動ロック構造部としては、例えば、シフトレバー方式のものを採用することができる。これは、水平回動軸の一端に元部が連結されたシフトレバーと、機体の壁板のうち、水平回動軸が軸支される部分に形成され、かつシフトレバーを、袋掛止位置とカセッテ袋詰め位置とにそれぞれ掛止可能な一対の分岐溝を有する2段式シフト溝とを備えたものである。
袋掛止位置における各掛止棒の姿勢は、掛止棒の軸線が水平となる水平姿勢でも、軸線が上方へ傾いた上方傾斜姿勢でもよい。各掛止棒の水平な仮想線を基準とした上方傾斜角度は、カセッテ収納袋を各掛止棒に引っ掛け易い5°〜30°が好ましい。
カセッテ袋詰め位置において、各掛止棒の水平な仮想線を基準とした下方傾斜角度は任意であるものの、20°〜45°(カセッテ収納袋の上部の垂直面を基準とした傾斜角度も20°〜45°)が好ましい。20°未満ではカセッテ収納袋の袋口の自重開口が不十分となり易い。また、45°を超えればカセッテ収納袋にカセッテが挿入しにくい。各掛止棒のさらに好ましい下方傾斜角度は、30°〜40°である。この範囲であれば、カセッテ収納袋の袋口を十分に開口することができ、傾斜角度的にもカセッテを袋口に挿入しやすい。
袋押出し部材の素材としては、例えば鉄、ステンレス、真鍮などの各種金属、ポリエチレン、ポリプロピレン、ポリカーボネートなどの各種の合成樹脂の他、各種のセラミックスなどを採用することができる。
袋押出し部材は、複数枚のカセッテ収納袋をストッパ部押し付け可能な重量を得るため、厚肉な金属部材とした方が好ましい。袋押出し部材の長さ(機体の幅方向の長さ)は任意であるものの、カセッテ収納袋の幅と同程度とした方が、カセッテ収納袋の下方傾斜を原因とした皺を少なくし、かつ開口時の袋口の開口幅を最大限とすることができるので好ましい。
袋押出し部材には、各掛止棒がスライド自在に挿通される複数のスライド孔が離間して形成されている。
前記カセッテ挿入ガイド部材としては、例えば筒体からなり、その下端部に形成されたカセッテ排出口を、カセッテ袋詰め位置のカセッテ収納袋の袋口に対向させたものなどを採用することができる。その他、先端がカセッテ袋詰め位置のカセッテ袋の袋口に向かったシュート板などを採用することができる。
カセッテ挿入ガイド部材の素材は、各種の金属、各種の合成樹脂などを採用することができる。
カセッテ挿入ガイド部材は、機体と一体的に形成しても、機体とは別体として形成してもよい。
カセッテ挿入ガイド部材の形成位置は、例えば機体の上部である。
前記袋支持板としては、例えば鉄、ステンレス、真鍮、アルミニウム合金などからなる各種の金属プレート、ポリエチレン、ポリ塩化ビニル、ポリプロピレン、ポリエチレンテレフタレート、ポリカーボネートなどの各種の合成樹脂プレートを採用することができる。
袋支持板が支持するのは、カセッテ収納袋のうち、最大で下半分である。もちろん、袋口の自重開口に支障がなければ、例えばカセッテ収納袋の下辺からその3分2程度の袋領域を支持してもよい。
袋支持板は、袋詰め後、各掛止棒より引きちぎられて落下したカセッテの衝突時の衝撃を緩和するため、ばね材を使用して、機体の下部に弾性的に連結してもよい。
請求項1に記載の発明によれば、回動構造体を手動操作し、複数のカセッテ収納袋が掛止された袋掛止位置に在る各掛止棒を、水平回動軸を中心にしてカセッテ袋詰め位置まで下方回動する。これにより、袋押出し部材が各掛止棒上を自重で下方スライドし、複数のカセッテ収納袋の上端部をストッパ部に背後から押し付ける。その結果、袋口を有する前面シート部を下方に向け、かつ各下部が袋支持板に支持された傾斜状態でカセッテ収納袋が保持される。このとき、カセッテ収納袋の前側シート部の重さにより、袋口が自重開口する。この状態で、カセッテ挿入ガイド部材を利用してカセッテを袋口に挿入する。これにより、簡単かつ確実に、片手でカセッテをカセッテ収納袋に収納することができる。しかも、カセッテ搬送中、外部環境との接触を原因としたカセッテへの細菌付着を防止することができる。
この発明の実施例1に係るカセッテ収納袋の開口保持機の使用状態を示す要部拡大斜視図である。 この発明の実施例1に係るカセッテ収納袋の開口保持機における袋掛止位置でのカセッテ収納袋の掛止状態を示す斜視図である。 この発明の実施例1に係るカセッテ収納袋の開口保持機におけるカセッテ袋詰め位置でのカセッテ収納袋の開口状態を示す斜視図である。 この発明の実施例1に係るカセッテ収納袋の開口保持機におけるカセッテ袋詰め位置での袋押し部材によるカセッテ収納袋のストッパ部への押し付け状態を示す斜視図である。 この発明の実施例1の別の実施態様に係るカセッテ収納袋の開口保持機の使用状態を示す要部拡大斜視図である。
以下、この発明の実施例を具体的に説明する。
図1において、10はこの発明の実施例1に係るカセッテ収納袋の開口保持機(以下、開口保持機)である。この開口保持機10は、X線撮影用のカセッテ11を袋詰めする多数のカセッテ収納袋12を収納する内部空間aを有した機体13と、内部空間aに、多数のカセッテ収納袋12を重ね合わせ状態で吊り下げる吊下手段14と、重ね合わせ状態の複数のカセッテ収納袋12のうち、最も表側に配置されたものの袋口12aに、カセッテ11を案内するカセッテ挿入ガイド部材15とを備えている。開口保持機10は、キャスタ付きのスタンド16に固定しているが、スタンド16を省き、病院などの医療施設の壁面に直接固定してもよい。
以下、これらの構成体を具体的に説明する。
機体13は、幅方向に離間した略逆L字形状の2枚の側板17と、両側板17の下端面間を連結する矩形状の底板18と、両側板17の下部の後端面間を連結する矩形状の下部背板19と、両側板17の上端部間を連結する細長い上部背板20と、両側板17の上端部の後ろ側の隅部間に横架された水平な蓋回動軸21に元部が固定され、かつ蓋回動軸21を中心にして回動可能な円弧形状の蓋板22とから構成されている。このような構成から、機体13の前面(前側)と、両側面の高さ方向の中間部と、背面の上部および上面の全域とは、それぞれ開口されている。このうち、前面の開口が、内部空間aに多数のカセッテ収納袋12を出し入れする出入口23である。また、機体13の前面の下部には、下方傾斜した複数のカセッテ収納袋12の下部を支持する矩形状の袋支持板24が立設されている。袋支持板24は、その下端部が、左右一対の離間したコイルスプリング25を介して、機体13の底板18の前辺部に下方傾斜状態で支持されている。
カセッテ収納袋12は、所定量の界面活性剤(帯電防止剤)が表裏面にコーティングされた1枚の縦長な矩形状のポリ塩化ビニルシート(合成樹脂シート)を二重に折り返し、こうして形成された前面シート部26と、上端部が前面シート部26の上縁より突出した後面シート部27との両側縁部同士を融着して得られた矩形状の袋である。なお、後面シート部27の上端部には、その袋幅方向の両端部と、その中間部とに、3つの掛止孔28を離間して形成している。また、ポリ塩化ビニルシートの表裏面に界面活性剤をコーティングしたことで、静電気の作用で前面シート部26が後面シート部27に密着するのを防止できる。
カセッテ収納袋12の寸法は、縦(長さ)590mm、横(幅)450mm、厚さ15mmである。また、後面シート部27の上端部の縦の長さは110mmである。したがって、袋口12aはカセッテ収納袋12の上辺から110mm下方に形成されている。また、後面シート部27の上端部の上辺のうち、各掛止孔28と対向する位置には、カセッテ投入後のカセッテ収納袋12を各掛止棒30から引きちぎり易いように、各掛止孔28の近くまで延びるスリットがそれぞれ形成されている。
図2〜図4に示すように、吊下手段14は、先端部にカセッテ収納袋12の落下防止用のストッパ部29を有し、互いに平行状態を維持して幅方向へ離間した長尺な3本の掛止棒30と、これらの掛止棒30を、複数のカセッテ収納袋12が掛止される袋掛止位置P1と、先端を約35°(垂直面を基準としたカセッテ収納袋12の上部の傾斜角度も約35°)だけ下に向けた下方傾斜姿勢とすることで、前面シート部26の自重によりカセッテ収納袋12の袋口12aが開口するカセッテ袋詰め位置P2との範囲で、水平回動軸31を中心にして手動回動する回動構造体32と、3本の掛止棒30にスライド自在に設けられ、かつ各掛止棒30を袋掛止位置P1からカセッテ袋詰め位置P2まで回動させた際、3本の掛止棒30に掛止された複数のカセッテ収納袋12を、自重による下方スライドによってストッパ部29に背後から押し付ける袋押出し部材33とを有している。
3本の掛止棒30は、機体13の内部空間aの上部に収納されている。各掛止棒30には、それらの水平配置時の軸線を基準として30°〜60°(ここでは約45°)だけ上方へ傾斜した前記ストッパ部29が、掛止棒30と同一素材で一体的に形成されている。また、各掛止棒30には、その根元部分の上部に、凹部30aがそれぞれ形成されている(図4)。蓋板22の閉蓋時、蓋板22の先端部の裏面に突設された短幅なストッパ板片34の先端部がこの凹部30aと嵌合し、各ストッパ部29からのカセッテ収納袋12の上端部の抜け落ちを防止する。また、各掛止棒30は、袋掛止位置P1において、各先端が5°〜15°(ここでは約10°)だけ上を向いた上方傾斜姿勢をとるように構成されている。
回動構造体32は、蓋回動軸21に隣接して、両側板17の上端部の後ろ側の隅部間に、軸線方向へのスライド自在に横架された前記水平回動軸31を有している。3本の掛止棒30は、それぞれの元部を、水平回動軸31の両端部と長さ方向の中間部とに固定している。また、水平回動軸31の一端部は、一方の側板17から外方向へ延出し、この延出部分の外周面の一部に、前方へ延びた長尺な操作レバー35の元部を固定している。なお、水平回動軸31の両端部には、大径化による抜け止め加工を施している。また、一方の側板17の上端部のうち、幅方向の中間部の外面には、上側掛止ピン36と、これより長尺な下側掛止ピン37とを、上下に離間して突設している。回動構造体32は、これらの水平回動軸31、操作レバー35、上側掛止ピン36および下側掛止ピン37から構成されている。
袋押出し部材33は、その長さがカセッテ収納袋12の幅と同一の厚肉なステンレス板からなり、その長さ方向の両端部と中間部とには、対応する掛止棒30のスライド孔33aが、表裏面を貫通してそれぞれ形成されている。また、袋押出し部材33の両端部と、水平回動軸31の両端部との間には、ストッパ部29を除く掛止棒30の長さと略同一長さの2本の飛び出し防止ワイヤ38を架け渡している。これにより、袋押出し部材33の各掛止棒30からの抜け落ちが防止される。
カセッテ挿入ガイド部材15は、蓋板22の先端部に、その幅方向の略全長にわたって形成されたカセッテ挿入口39と、閉蓋姿勢において、蓋板22の先端部から前方へ向かって水平に延出し、かつカセッテ11を水平方向からカセッテ挿入口39へ向かって案内する短幅な水平ガイド板片40と、カセッテ挿入口39へ挿入したカセッテ11を、自重開口したカセッテ収納袋12の袋口12aへ案内する短幅な下方傾斜ガイド板片41とを有している。
次に、図1〜図4を参照して、この発明の実施例1に係る開口保持機10の使用方法を説明する。
開口保持機10を使用する際には、まず図2に示すように蓋板22を開き、この状態で操作レバー35を上方回動して上側掛止ピン36に掛止する。これにより、3本の掛止棒30は10°だけ上方傾斜した袋掛止位置P1に配置される。この状態で、袋押出し部材33を各掛止棒30の外周面に沿って後方へ押し戻しながら、各掛止孔28を介して、複数のカセッテ収納袋12を、重ね合わせ状態で各掛止棒30に掛止する(図2)。その際、複数のカセッテ収納袋12の下部が、袋支持板24により支持される。このとき、カセッテ収納袋12は垂直線を基準としてθ1(約15°)だけ下方傾斜している。そのため、カセッテ収納袋12の袋口12aは若干自重開口するが、カセッテ11を確実かつ円滑に袋口12aへ挿入するために必要な50mm以上(好ましくは70〜150mm)の開口幅dを確保し難い。開口幅dとは、開口の幅(袋厚さ方向の長さ)が最大となる袋口12aの長さ方向の中間部における袋口の幅である。
その後、蓋回動軸21を中心にして蓋板22を回動して閉蓋する。これにより、蓋板22の先端部の裏面に突設された短幅なストッパ板片34の先端部に、各掛止棒30の先端部付近の凹部30aが嵌合する(図4)。次に、操作レバー35を握り、水平回動軸31をその軸線方向へ所定長さだけ引っ張り出し、この状態で操作レバー35から手を離す。これにより、複数のカセッテ収納袋12および袋押出し部材33の重さで、操作レバー35の先端部が下側掛止ピン37と衝突して停止するまで、3本の掛止棒30が約35°だけ一気に下方回動する。
その時の衝撃により、袋押出し部材33が各掛止棒30上を自重で下方スライドし、複数のカセッテ収納袋12の上端部を、ストッパ部29、実際には凹部30aに掛止されたストッパ板片34に、背後から押し付ける。その結果、袋口12aを有する前面シート部26を下方に向け、かつ各下部が袋支持板24に支持された角度θ(約35°)の傾斜状態で、カセッテ収納袋12が保持される。このとき、カセッテ収納袋12の前面シート部26の重さにより、袋口12aが前記開口幅dの分だけ自重開口する。
次に、この状態を保持して、片手で握ったカセッテ11の先部の下面を水平ガイド板片40に押し当て、そのままカセッテ11をカセッテ挿入口39へ押し込む。その直後、カセッテ11の先端部は下方傾斜ガイド板片41に衝突し、カセッテ11の進行する方向が、水平方向から斜め下方向へ自動変更される。その結果、カセッテ11の押し込みをさらに継続して行けば、開口幅dだけ自重開口したカセッテ収納袋12の袋口12aへ向かってカセッテ11が案内される。これにより、簡単かつ確実に、片手でカセッテ11をカセッテ収納袋12に収納(袋詰め)することができる。しかも、このようにカセッテ11がカセッテ収納袋12に袋詰めされるので、カセッテ搬送中、外部環境との接触を原因としたカセッテ11への細菌付着を防止することができる。
なお、図5に示すように、袋押出し部材33に代えて、実施例1のものよりさらに厚肉化し(厚さ30〜80mm、ここでは60mm)、かつその前面に、長さ方向の両端から中間部に向かって徐々に薄肉化する凹面加工(最小幅5〜20mm、ここでは10mm)を施した袋押出し部材33Aを採用してもよい。このように構成すれば、垂直線を基準とした前記カセッテ収納袋12の傾斜角度θ(約35°)を、実施例1の場合より小さい傾斜角度θ2(15°〜25°、ここでは約20°)としても、カセッテ11の円滑な挿入に必要な開口幅dを確保することができる。その結果、機体13の前後方向の長さ(厚さ)が短縮し、機体13のコンパクト化が図れる。
図5中、符号42は、袋押出し部材33Aの長さ方向(機体13の幅方向)の中間部の裏面に固定側のヒンジ板43を固定し、かつ複数のカセッテ収納袋12の上端部のうち、その幅方向(機体13の幅方向)の中間部を、袋押出し部材33Aの長さ方向の中間部(薄肉部分)の表面に押し付ける、ヒンジ方式の袋掛止フックである。袋掛止フック42のうち、下向きL字形状の回動側のヒンジ板44には、その前側板片45の下辺部の長さ方向の中間部に、2本目の掛止棒30との接触を防止する二股部45aが形成されている。このように、袋掛止フック42として二股構造を採用したので、複数のカセッテ収納袋12の上端部を、その全長にわたって袋押出し部材33Aの前面(凹面33b)に押し付けることができる。これにより、前記カセッテ11の円滑な挿入に必要な開口幅dを安定的に確保することができる。また、前側板片45を下方向へ長く(最大で後面シート部27の上端部の長さまで)すれば、カセッテ収納袋12の重ね枚数が減ってもこの袋に袋押出し部材33の凹面33bに沿った曲げくせを残して、良好に前記開口幅dを確保できる。
また、図5中、符号24Aは、袋押出し部材33Aの凹面に対応して、この凹面とは反対向きの凹面形状に湾曲した袋支持板である。これにより、カセッテ収納袋12の袋口12aに要求される開口幅dをさらに容易に確保することができる。
この発明は、医療用のX線撮影を行う際に使用される各種の記憶媒体(X線フィルム、イメージングプレート、X線平面検出器など)を納めたカセッテをカセッテ収納袋に袋詰めする作業効率を高め、かつカセッテを原因とした院内感染も予防可能なものとして有用である。
10 カセッテ収納袋の開口保持機、
11 カセッテ、
12 カセッテ収納袋、
12a 袋口、
13 機体、
14 吊下手段、
15 カセッテ挿入ガイド部材、
23 出入口、
24、24A 袋支持板、
26 前面シート部、
27 後面シート部、
28 掛止孔、
29 ストッパ部、
30 掛止棒、
32 回動構造体、
33、33A 袋押出し部材、
P1 袋掛止位置、
P2 カセッテ袋詰め位置、
a 内部空間。

Claims (1)

  1. X線撮影用のカセッテを袋詰めする多数のカセッテ収納袋を収納する内部空間と、前側に形成され、かつ前記内部空間に連通した前記多数のカセッテ収納袋の出入口とを有する機体と、
    前記内部空間に、前記多数のカセッテ収納袋を重ね合わせ状態で吊り下げる吊下手段と、
    重ね合わせ状態の前記多数のカセッテ収納袋のうち、最も表側に配置されたものの袋口に、前記カセッテを案内するカセッテ挿入ガイド部材とを備えたカセッテ収納袋の開口保持機であって、
    前記多数のカセッテ収納袋は、帯電防止剤を含む1枚の合成樹脂シートを二重に折り返して形成した前面シート部と、上端部が該前面シート部の上縁より突出した後面シート部との両側縁部を融着し、かつ該後面シート部の上端部に、複数の掛止孔を幅方向に離間して形成した矩形状の袋で、
    前記吊下手段は、
    前記機体の内部空間に配置され、前記多数のカセッテ収納袋の複数の掛止孔にそれぞれ挿入可能で、かつ先端部に前記多数のカセッテ収納袋の落下防止用のストッパ部を有する複数の離間した掛止棒と、
    該複数の掛止棒を、先端が前方へ向く水平姿勢または先端を上に向けた上方傾斜姿勢となって、前記多数のカセッテ収納袋を掛止する袋掛止位置から、先端を下に向けた下方傾斜姿勢となることで、前記前面シート部の自重によって前記最も表側に配置されたカセッテ収納袋の袋口が開口するカセッテ袋詰め位置まで、水平回動軸を中心にして手動により回動可能な回動構造体と、
    前記複数の掛止棒にスライド自在に設けられ、かつ該複数の掛止棒を前記袋掛止位置から前記カセッテ袋詰め位置まで回動させた際、前記複数の掛止棒に掛止された前記多数のカセッテ収納袋を、自重による下方スライドによって前記ストッパ部に背後から押し付ける袋押出し部材とを有し、
    前記カセッテ挿入ガイド部材は、前記カセッテを、前記カセッテ袋詰め位置に達した前記最も表側に配置されたカセッテ収納袋の袋口に案内するもので、
    前記機体の前側の下部には、前記カセッテ袋詰め位置で下方傾斜した前記多数のカセッテ収納袋の下部を支持する袋支持板が設けられたカセッテ収納袋の開口保持機。
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