JP2012215060A - 防水シートの施工方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】十分に高い通気性能を有する防水シートの施工方法を提供すること。
【解決手段】コンクリート構造体の施工面に、アスファルト系プライマーを塗布して、プライマー層を形成する工程と、プライマー層に防水シートを敷設する工程とを有する防水シートの施工方法であって、防水シートは、アスファルトコンパウンド層と、開口部を複数有する多層シート層と、剥離シート層とがこの順に積層された防水シートであり、アスファルトコンパウンド層は、自己粘着性を有し、多層シート層は、アスファルトコンパウンド層に接する合成樹脂層と、剥離シート層に接する不織布層とを備え、不織布層は、目付が10〜100g/mであり、厚みが0.10〜0.50mmであり、嵩密度が100〜183kg/mである施工方法。
【選択図】図1

Description

本発明は、屋上、ベランダ、床などに敷設することができる自己粘着タイプの防水シートの施工方法に関する。
従来、アスファルト系防水シートに通気層を設けることで、コンクリート等の下地層と防水シート層との間に発生した水や水蒸気に起因する防水シート層の膨れや剥離を抑制することが行われている。具体的には、防水シートの最下層に部分的に粘着層を設けることで、粘着しない連通する部位(通気部位)により通気を確保している。
特許文献1には、熱工法アスファルト防水において、第1層目に使用される下貼りルーフィングシートであり、瀝青質物よりなる不透水シート、絶縁層、粘着層および剥離シートが順次積層されてなり、粘着層はその粘着材不存在部分がすべて連通した状態になるように粘着材が部分的にほどこされている下貼りルーフィングシートが開示されている。
特許文献2には、施工面側に位置する面に部分的に粘着層を備え、施工面側に位置する面の粘着層が設けられていない部位は連通するように形成された粘着層付き防水シートの長手方向の端部と端部とを重ねて施工面に付着させる防水シート付着工程と、防水シート付着工程の後、粘着層付き防水シートの長手方向の端部と端部とを重ねた部分に係止部材を施工面に打ち付けて粘着層付き防水シートを施工面に固定する防水シート施工面固定工程と、防水シート施工面固定工程の後、粘着層付き防水シートの上に塗膜防水材を塗布又は、アスファルトのシートを貼る被覆工程を備える粘着層付き防水シートを用いた工法が開示されている。
特許文献3には、構造物の施工面にアスファルト系防水シートを敷設する工程と、アスファルト系防水シートの上面にポリマーセメント組成物を塗布して硬化させる工程とを有する通気性複合防水工法であって、アスファルト系防水シートの最下面が部分的に自己粘着性を有する通気性複合防水工法が開示されている。該工法により、コンクリート等の下地層と防水層との間に発生した水や水蒸気に起因する防水層の膨れや剥離の防止効果が高く、下地層のクラックに対する追従性に優れると共に、極めて優れた防水性、耐久性と良好な施工性とを併せ持ち、さらに平坦な仕上り面を形成できることが記載されている。
特開平1−223259号公報 特開2007−170015号公報 特開2008−240255号公報
しかしながら、従来の防水シートを用いた施工方法では、部分的に粘着層があることで、防水シート表面に部分的に凹凸が発生し、平坦で美観に優れた床面を得にくいことや、時間の経過とともに、アスファルト防水シートのアスファルト層中の油分が通気部位(通気層)に滲出することで、通気性能が低下することがある。また、連通する通気部位(通気層)に通気性を有する部材を設けることで、防水シート表面の凹凸を低減しても、通気性が十分に確保できず、水分や水蒸気に起因する防水シート層の膨れや剥離が発生する可能性があり、防水シートの施工方法には、更なる性能向上が求められている。
本発明は、十分に高い通気性能を有する防水シートの施工方法を提供することを目的とする。
本発明者らは、詳細に検討した結果、特定の多層シートを備える防水シートを用いた施工方法により、上記課題を解決できることを見出し、本発明を完成するに至った。
すなわち、本発明は、コンクリート構造体の施工面に、アスファルト系プライマーを塗布して、プライマー層を形成する工程と、プライマー層に防水シートを敷設する工程とを有する防水シートの施工方法であって、防水シートは、アスファルトコンパウンド層と、開口部を複数有する多層シート層と、剥離シート層とがこの順に積層された防水シートであり、アスファルトコンパウンド層は、自己粘着性を有し、多層シート層は、アスファルトコンパウンド層に接する合成樹脂層と、上記剥離シート層に接する不織布層とを備え、不織布層は、目付が10〜100g/mであり、厚みが0.10〜0.50mmであり、嵩密度が100〜183kg/mである、施工方法を提供する。
上記防水シートは、十分に高い通気性能を有しており、施工面から発生する水蒸気や水分が防水シートの通気部位(通気層)に留まることに起因する防水シートの膨れや剥離を防止することができる。これにより、十分な通気性能及び通気量維持性能を有し、表面が平坦で美観に優れる防水シートを備えるコンクリート床構造体を作製することができる。
上記多層シートが有する開口部は、円形及び/又は楕円形の形状を有することが好ましい。
防水シートを施工する際のプライマー層に対する接着性と、防水シートの通気性とのバランスを向上する観点から、開口部が円形である場合、円形の直径が35〜55mmであることが好ましく、開口部が楕円形である場合、楕円形の短径が30〜50mmであり、長径が短径の1.1〜1.3倍であることが好ましい。
上記防水シートにおいて、合成樹脂層が、エチレン・ビニルアルコール共重合体、ポリ塩化ビニリデン、ポリアクリロニトリル、ポリアミド、ポリエチレン及びポリエチレンテレフタレートからなる群より選択される少なくとも1種の樹脂を含有することにより、アスファルトコンパウンド層中の油分の滲出を抑制することができる。
本発明によれば、十分に高い通気性能を有する防水シートの施工方法を提供することができる。本発明の施工方法により、十分な通気性能や通気量維持性能を有し、コンクリート構造体等の上面から発生する水蒸気や水分が防水シートの通気部位(通気層)に留まることに起因する、防水シートの膨れや剥離を防止することができる。また、連通する通気部位(通気層)に通気性を有する部材(所定の不織布)を用いることで、平坦で美観に優れる防水シート表面を有するコンクリート床構造体を形成することができる。
本実施形態に係る防水シートの一部分を模式的に示す断面図である。 剥離シートを除去した後の防水シート一部分を模式的に示す平面図である。 多層シートが有する円形の開口部の配置例を模式的に示す図である。 多層シートが有する楕円形の開口部の配置例を模式的に示す図である。 本実施形態に係る防水シートの施工方法を模式的に示す図である。
本発明の防水シートの施工方法は、コンクリート構造体の施工面に、アスファルト系プライマーを塗布しプライマー層を形成する工程と、プライマー層の上に防水シートを敷設する工程とを有する。
<防水シート>
本実施形態に係る防水シートは、アスファルトコンパウンド層(以下、場合により「A層」という。)と、開口部を複数有する多層シート層(以下、場合により「B層」という。)と、剥離シート層(以下、場合により「C層」という)とがこの順に積層されており、アスファルトコンパウンド層は、自己粘着性を有し、多層シート層は、アスファルトコンパウンド層に接する合成樹脂層(以下、場合により「B1層」という。)と、剥離シート層に接する不織布層(以下、場合により「B2層」という。)とを備え、不織布層は、目付が10〜100g/mであり、厚みが0.10〜0.50mmであり、嵩密度(嵩比重)が100〜183kg/mであることを特徴とする。以下、本実施形態に係る防水シートについて、適宜図面を用いて説明する。
図1は、本実施形態に係る防水シート1の一部分を模式的に示す断面図であり、図2は、図1に示す防水シートから剥離シート層13を剥離・除去した後、多層シート層12側からみた一部分を模式的に示す平面図である。
防水シート1は、自己粘着性を有するアスファルトコンパウンド層(A層)11、開口部17を複数有する多層シート層(B層)12、剥離シート層(C層)13の順に積層さされている。防水シート1を構造物の施工面に施設する際には、A層11を施工面に付着させた後、C層13を剥離・除去して使用する。
なお、防水シート1には重ね合わせて使用することができるよう、防水シート1の短辺方向の端部のいずれか一方に、剥離シート層(C層)13上に多層シート層(B層)12が積層されていない部分(以下、「重ね合わせ部」という。)16を設けることができる。重ね合わせ部16の幅は、100mm以上が好ましい。防水シート1の敷設時に、先に敷設した隣接する防水シート1の短辺方向の端部に対して、防水シート1の重ね合わせ部16を先に敷設した隣接する防水シート1の短辺方向の端部に重ね合わせて敷設することにより、良好な防水性能を確保できる。
(アスファルトコンパウンド層)
アスファルトコンパウンド層(A層)としては、特に限定されるものではなく、一般の防水シート用として使用されている改質アスファルト組成物を適宜選択して用いることができる。改質アスファルト組成物としては、アスファルト、スチレン系合成ゴム、粘着性付与剤及び無機フィラー(無機充填剤)を含む改質アスファルト組成物を好適に用いることができる。改質アスファルト組成物は、その構成材料の配合割合を変更することによって種々の特性を有するものとなる。
アスファルトの配合割合は、改質アスファルト組成物を基準として25〜90質量%が好ましく、30〜70質量%がより好ましく、35〜50質量%が更に好ましい。アスファルトは、原油を常圧又は減圧蒸留してガソリン、灯油、軽油、潤滑油等を取り除いて得られるものであり、針入度10〜250程度のアスファルトが好適に使用できる。
アスファルトとしては、ストレートアスファルト、ブローンアスファルト等を用いることができる。アスファルトとして、ストレートアスファルトの軟化点やせん断力を改善するためにブローンアスファルトを合わせて用いることができ、この際のブローンアスファルトの配合割合は、アスファルトの合計質量を基準として、好ましくは40質量%以下、より好ましくは30質量%以下である。ブローンアスファルトの配合割合が40質量%を超えると改質アスファルト組成物の粘度が増加して、不織布等の防水シートを構成する基材への含浸性が低下したり、防水シートの低温時の柔軟性が低下したりすることがある。
スチレン系合成ゴムとしては、スチレン・ブタジエン共重合体、スチレン・ブタジエン・スチレンブロック共重合体、スチレン・イソプレン・スチレンブロック共重合体、スチレン・エチレン・ブチレン・スチレンブロック共重合体及びスチレン・エチレン・プロピレン・スチレンブロック共重合体から選ばれる少なくとも1種を用いることができる。中でも、スチレン・ブタジエン・スチレンブロック共重合体が好適に用いられる。また、上記共重合体を官能基で変性したポリマーを用いることもできる。
スチレン系合成ゴムの配合割合は、アスファルト100質量部に対し、好ましくは5〜30質量部、より好ましくは6〜28質量部、更に好ましくは7〜26質量部、特に好ましくは8〜25質量部である。スチレン系合成ゴムの配合割合が5質量部未満では実用上充分なせん断接着強度を得られ難くなることがあり、30質量部を超えると改質アスファルト組成物の粘度が高くなり、不織布等の基材への含浸性が低下することがある。
改質アスファルト組成物の自己粘着性を適正に向上させる観点から、プロセスオイル、ポリブテン等の粘着性付与剤を適宜選択して適正量を配合することができる。
無機充填材としては、炭酸カルシウム、ケイ酸マグネシウム、ケイ酸カルシウム、ケイ酸アルミニウム、無水ケイ酸、クレー、カーボンブラック、タルク、マイカ、硫酸バリウム、珪藻土、シリカ等の粒子状無機充填材、ワラストナイトやガラス繊維等の繊維状無機充填材を用いることができる。
改質アスファルト組成物には、本発明の特性を損なわない範囲で、スチレン系合成ゴム以外の合成樹脂等の各種添加剤を適宜選択して更に配合することができる。
防水シートを生産する際の生産性、加工性及び燃料費面から、改質アスファルト組成物の軟化点は70〜130℃であることが好ましく、80〜120℃であることがより好ましい。また、防水シートの生産性及び加工性の点から、改質アスファルト組成物の粘度は20000〜130000cpsが好ましく、25000〜120000cpsがより好ましく、30000〜110000cpsが更に好ましい。
A層11の厚みは、特に限定されないが、好ましくは0.5〜2.0mmであり、より好ましくは0.6〜1.6mmであり、更に好ましくは0.7〜1.4mmであり、特に好ましくは0.8〜1.2mmである。
(多層シート)
開口部を複数有する多層シート層(B層)12は、アスファルトコンパウンド層(A層)11に接する合成樹脂層(B1層)14と、剥離シート層(C層)13に接する不織布層(B2層)15とを備える。
合成樹脂層(B1層)14は、エチレン・ビニルアルコール共重合体、ポリ塩化ビニリデン、ポリアクリロニトリル、ポリアミド、ポリエチレン及びポリエチレンテレフタレートからなる群より選択される少なくとも1種の樹脂を含有することが好ましい。また、合成樹脂層(B1層)14は、樹脂組成の異なる合成樹脂層を2層以上に積層して用いることができる。
合成樹脂層(B1層)14が、アスファルトコンパウンド層(A層)11に接して存在することにより、アスファルトコンパウンド層(A層)11中の油分が不織布層(B2層)15へ滲出し、特に、時間の経過と共に不織布層(B2層)15の通気量を低下させることを抑制することができる。
B1層14の厚みは、好ましくは5〜30μmであり、より好ましくは7〜25μmであり、更に好ましくは10〜20μmであり、特に好ましくは12〜18μmである。
不織布層(B2層)15は、合成樹脂繊維又は化学繊維からなる不織布から構成されることが好ましく、合成繊維からなる不織布から構成されることがより好ましい。合成樹脂としては、特に制限はないが、例えば、ポリエチレンテレフタレート等のポリエステル、ナイロン6、ナイロン66等のポリアミド、ポリエチレン、ポリプロピレン等のポリオレフィン及びポリアクリロニトリルを挙げることができる。これらの合成樹脂繊維は、単独又は併用して使用することができる。
不織布層(B2層)15を構成する不織布の目付は、10〜100g/mであり、好ましくは15〜75g/mであり、より好ましくは20〜50g/mであり、更に好ましくは25〜35g/mである。
上記不織布の厚みは、0.10〜0.50mmであり、好ましくは0.12〜0.40mmであり、より好ましくは0.14〜0.30mmであり、更に好ましくは0.16〜0.20mmである。
上記不織布の嵩密度は、100〜183kg/mであり、好ましくは120〜180kg/mであり、より好ましくは140〜175kg/mであり、更に好ましくは160〜170kg/mである。
不織布層(B2層)15を構成する不織布の目付、厚み及び嵩密度を上記範囲に調整することにより、防水シートをコンクリート構造体等の上面に敷設し接着した場合に、十分な通気性能を有し、表面が平坦で美観に優れる防水シートを得ることができる。ここで、十分な通気性能とは、昭和61年度版建築工事標準仕様書JASS−8「下地との間の通気抵抗試験」に準拠した評価法で、10mmAqの圧力空気を吹き込んだときの通気量が170mL/分以上であることを指す。通気量が170mL/分未満であると、コンクリート構造体等の上面から発生する水蒸気や水分が防水シートの通気部位(通気層)に留まることに起因する、防水シートの膨れや剥離の原因となることがある。
多層シート層(B層)12は、アスファルトコンパウンド層(A層)11に接する合成樹脂層(B1層)14と剥離シート層(C層)13に接する不織布層(B2層)15よりなることで、アスファルトコンパウンド層(A層)11中の油分が不織布層(B2層)15へ滲出し、特に、時間の経過と共に不織布層(B2層)15の通気量をより低下させることを抑制することができる。
多層シート層(B層)12に設けられた複数の開口部17には、アスファルトコンパウンド層(A層)11が露出しており、剥離シート層(C層)13を剥離・除去し、防水シートをコンクリート構造体等の上面に敷設することにより、露出したアスファルトコンパウンド層(A層)11とコンクリート構造体等の上面とが接着する。また、コンクリート構造体等の上面に、あらかじめ防水シート用プライマーを塗布し、防水シート用プライマー層を形成した後に、防水シートを敷設してもよい。
多層シート層(B層)12に設けられた複数の開口部の形状は、コンクリート構造体等の上面とアスファルトコンパウンド層(A層)11との接着部が、強固な接着強度を有するとともに、不織布層(B2層)を移動する蒸気又は水分の通気抵抗を小さくする(通気性を向上する)観点から、円形及び/又は楕円形であることが好ましい。
図3は、多層シートが有する円形の開口部の配置例を模式的に示す図である。また、図4は、多層シートが有する楕円形の開口部の配置例を模式的に示す図である。開口部17の配置は、図3及び図4に示すように円形の開口穴及び/又は楕円形の開口穴を千鳥格子状に配置すると、良好な通気性、通水性(コンクリート構造体等から蒸発した水分)を得ることができる。開口部17が円形である場合、開口部17の直径は、好ましくは35〜55mm、より好ましくは38〜52mm、更に好ましくは40〜50mm、特に好ましくは42〜48mmである。開口部17の直径を上記範囲とすることで、防水シートとコンクリート構造体等の上面との接着強度及び防水シートの通気性の双方で良好な特性を得ることができる。開口部17が楕円形である場合、開口部17の短径は好ましくは30〜50mm、より好ましくは33〜49mmの範囲、更に好ましくは35〜45mm、特に好ましくは38〜43mmである。また、開口部17の長径は、開口部の短径の1.1〜1.3倍の範囲であると、防水シートとコンクリート構造体等の上面との接着強度及び防水シートとコンクリート構造体等の上面との間の通気性の双方で良好な特性を得るができる。
また、開口部17の中心間の間隔は、防水シートの短辺方向25については、開口部中心間の間隔20が好ましくは60〜130mm、より好ましくは65〜110mm、更に好ましくは70〜100mmである。防水シートの長辺方向26については、開口部中心間の間隔21は、好ましくは70〜260mm、より好ましくは85〜240mm、更に好ましくは100〜200mmである。また、ひとつの開口部の斜め方向に位置する開口部との中心間の間隔22は、好ましくは45〜150mm、より好ましくは50〜130mm、更に好ましくは55〜100mmにある。開口部17中心間の間隔が、上記範囲にあることによって、防水シートとコンクリート等の上面との接着面積を充分に確保でき、また防水シートとコンクリート構造体等の上面との間に安定した通気性を確保できる。
(剥離シート層)
剥離シート層(C層)13は、アスファルトコンパウンド層からの剥離が容易であれば、特に限定されず、例えば、剥離紙又は剥離フィルムを使用できる。剥離紙及び剥離フィルムとしては、クレープ加工されたもので伸縮性に優れたものを好適に用いることができる。
剥離紙としては、製紙に、例えば、低密度ポリエチレン、高密度ポリエチレン、ポリプロピレン等のポリオレフィンフィルムを積層した剥離紙や、該剥離紙に更にシリコン処理を行った剥離紙が挙げられる。剥離性能の点から、シリコン処理を行った剥離紙が好ましい。
剥離フィルムとして、具体的には、合成樹脂フィルムを用いることができ、例えば、低密度ポリエチレン、高密度ポリエチレン、ポリプロピレン等のポリオレフィンフィルム、ポリエチレンテレフタレート、ポリブチレンテレフタレート等のポリエステルフィルム、ナイロン6等のポリアミドフィルムが挙げられる。合成樹脂フィルムとしては、低密度ポリエチレンが柔軟性に優れているため好ましい。また、合成樹脂フィルムは、一軸延伸又は二軸延伸した延伸フィルムであっても、無延伸フィルムであってもよい。合成樹脂フィルムとして、フィルムを2層以上に積層した積層フィルムを用いることもできる。
剥離フィルムとして、合成樹脂フィルムに剥離性を付与するためにシリコン処理を行ったものを用いることができる。また、より良好な剥離性を付与するためにポリエチレン等の樹脂によってラミネート加工されたものを用い、この剥離層にシリコン処理を行ったものを用いることがさらに好ましい。
C層の厚みは、製造時に支障がなく、施工時又は使用時に損傷を受けにくい適度な厚さであればよく、好ましくは5〜500μm、より好ましくは10〜400μm、更に好ましくは20〜300μmである。C層としては、アスファルトコンパウンド層に含まれるアスファルトを透過し難いこと、施工者の衣服及び靴、建築部材、屋根部材等を汚さないことが好ましい。
本実施形態に係る防水シートは、用途に応じて、アスファルトコンパウンド層(A層)11の上に更に材料を積層することができる。
材料の一例としては、骨材、不織布、合成樹脂フィルム、防水シート、ポリマーセメント系モルタル、防水塗料等があり、用途に応じて適宜選択して用いることができる。また、骨材、不織布、合成樹脂フィルムの場合は、防水シート製造時にあらかじめアスファルトコンパウンド層(A層)11の上に積層(一体化)させることも可能である。
上記防水シートは、通気性を有する自己粘着タイプの防水シートであり、屋上、ベランダ、床等に敷設することができる。
<防水シートの施工方法>
上記防水シートを用いた施工方法について説明する。図5は、本実施形態に係る防水シートの施工方法を模式的に示す図である。
(付着物除去工程)
まず、コンクリート構造体30の施工面31に付着した汚れ、埃等の付着物の除去を行う。
(プライマー層形成工程)
次に、アスファルト系プライマーを施工面31全体に刷毛等を用いて均一に塗布して乾燥させ、プライマー層を形成する。アスファルト系プライマーとしては、アスファルトコンパウンド層(A層)11と強固な粘着力が得られるものであれば特に限定されず、市販のプライマーを使用することができる。
(防水シート敷設工程)
次に、図5(a)に示すように、プライマー層を形成した施工面31にアスファルトコンパウンド層11が付着するように防水シート32(防水シート1に相当)を敷設する。この際、防水シートの長辺方向の端部(短辺部)33が施工面の側壁34から好ましくは300mm以上、より好ましくは500mm以上離れた位置になるように敷設し、防水シートの短辺方向の端部(長辺部)35が施工面の側壁36から好ましくは300mm以上、より好ましくは500mm以上離れた位置になるように敷設する。アスファルトコンパウンド層11を施工面に付着させる際は、剥離シート13を剥離・除去しながら、アスファルトコンパウンド層11を施工面に付着させる。
また、施工面31の全面に防水シート32を敷設する際、先に敷設された防水シート32の短辺方向の端部に、後から敷設される防水シート32の短辺方向の端部(図1及び図2の重ね合わせ部16)が上側(水下側)に位置するように、好ましくは100mm以上重ね合わせて敷設する。これにより、良好な防水性能が得られる。
防水性をより一層向上する観点から、施工面31の全面に防水シート32を敷設した後、図5(b)に示すように、自己粘着性を有する改質アスファルト層を含む防水シート37を、防水シート32の敷設部の周囲に敷設することが好ましい。この際、防水シート32の敷設部と好ましくは100mm以上、より好ましくは200mm以上、更に好ましくは300mm以上、重ね合わせ部が形成されるように敷設する。また、水下側においては、防水シート32を敷設する前に防水シート37を敷設することによって、水上側からの雨水が通気性を有する防水シートの内部に進入することを防止することができる。
水上側においては、防水シート37を、防水シート32の上面から側壁部34及び36までそれぞれ連続的に敷設することによって、側壁の壁面を伝って雨水が防水シート32の内部に進入することを防止できる。
また、防水シート32の長辺方向の端部33は、長辺方向の端部33と長辺方向の端部33とを突き合わせた部分の上面に防水シート37を敷設したり、長辺方向の端部33と長辺方向の端部33を重ね合わせ部分が形成されるようにして重ね合わせ部に接着剤を塗布して敷設したりすることによって、防水性能をより確実に確保することができる。
(脱気部配設工程)
次に、防水シート32の敷設部に10〜50m当たりに一カ所の割合で適宜間隔をおいて脱気部40を配設する。脱気部40は、コンクリート構造体等に含まれていた水及び水蒸気を、防水シート32の不織布層(B2層)15の通気層を介して脱気部40から外部に放出して、防水シート32の膨れを防止することができる。
本発明の防水シートの施工方法により、十分に高い通気性能を有し、平坦で美観に優れる防水シート表面を有するコンクリート床構造体を形成することができる。
以下に実施例を挙げて本発明の内容を具体的に説明する。なお、本発明はこれらの例によって限定されるものではない。
<防水シート作製>
(実施例1)
B2層である、幅1.0m、長さ1.5m、厚み0.18mm、目付け30g/m、嵩密度167kg/mのポリエステル製不織布、及び、B1層である、厚み15μmのポリエチレンフィルムを備える多層シートと、C層である目付け72g/mの剥離紙(ポリエチレンフィルムを積層した製紙。シリコン処理あり)とを、B2層が剥離紙に接するように積層し、B1層面に160℃に溶融したアスファルトコンパウンド(A層)を張合わせた防水シートを作製した。
(比較例1)
B層として、幅1.0m、長さ1.5m、厚み0.15mm、目付け30g/m、嵩密度200kg/mのポリエステル製不織布を用いた多層シートを、B1層が剥離紙に接するように積層し、B2層面に160℃に溶融したアスファルトコンパウンド(A層)を張合わせた以外は、実施例1と同様にして防水シートを作製した。
(比較例2)
B層として、幅1.0m、長さ1.5m、厚み0.15mm、目付け30g/m、嵩密度200kg/mのポリエステル製不織布を用いた以外は、実施例1と同様にして防水シートを作製した。
<防水シートの評価>
(通気抵抗試験)
昭和61年度版建築工事標準仕様書JASS−8「下地との間の通気抵抗試験」に準拠して測定を行った。測定に際しては、送気口から10mmAqの圧力空気を吹き込んだときの通気量を流量計から読み取った。
(試験体の作製)
昭和61年度版建築工事標準仕様書JASS−8「下地との間の通気抵抗試験」方法に準じ、長さ1200mm、幅600mmのスレート板に0.2kg/mのアスファルトプライマーを塗布乾燥後、長さ1100mm、幅500mmのシートを貼り付け試験体を作製した。
Figure 2012215060
表1に示すように、本発明の構成を備える実施例1の防水シートを用いた施工方法によれば、十分な通気性能を示すことが確認された。
一方、嵩密度が183kg/mを超えるB2層を備え、かつ、B2層がA層と接している比較例1の防水シートを用いた施工方法では、10mmAq時の通気量が40mL/分と低い値を示した。また、比較例2の防水シートを用いた施工方法では、A層中の油分がB2層へ滲出するのをB1層が抑制することで、比較例1の施工方法に比べ通気量が向上したものの、B2層の嵩密度が200kg/mを超えるB2層を備えることから、通気性能は十分ではなかった。
<外部環境下における施工試験>
実施例1のA層(アスファルトコンパウンド層11)の上にアスファルトを含浸した不織布層、自己粘着性を有しないアスファルト層及び骨材層(重ね合わせ部を除く)の順で積層(一本化)した防水シート(8m×1m)を用いて、アパート屋上のコンクリート床面(施工面)の面積約50m×10mの範囲を施工した。
具体的には、施工面に敷設されている老朽化した既存の防水シートを剥ぎ取り、残存する施工面に付着した接着剤や埃等を除去した。
次に、アスファルト系プライマー(宇部興産社製、商品名:RAプライマー)をコンクリート床面に塗布量が約200g/mになるようにローラー刷毛を用いて均一に塗布し、30分間乾燥させ、プライマー層を形成した。
次に、プライマー層を形成した施工面に、防水シートの剥離シート13を剥離・除去しながら、アスファルトコンパウンド層11を付着させた。また、後から敷設する防水シートの短辺方向の端部(重ね合わせ部16)を100mmとし、転圧ローラーにて重ね合わせ部の圧着を施した。
防水シートを施工してから、約1ヶ月後の状態を確認したところ、防水シートの膨れ、剥離、皺などの異常は全く生じず、良好な仕上がりを保持していた。このことから、平坦で美観に優れる防水シート表面が得られることが確認できた。
以上のように、本発明の防水シートの施工方法により、十分な通気性能や通気量維持性能を有し、コンクリート構造体等の上面から発生する水蒸気や水分が防水シートの通気部位(通気層)に留まることに起因する、防水シートの膨れや剥離を防止することができる。また、連通する通気部位(通気層)に通気性を有する部材(所定の不織布)を用いることで平坦で美観に優れる防水シート表面を有するコンクリート構造体を得ることができる。
1,32…防水シート、11…アスファルトコンパウンド層、12…多層シート層、13…剥離シート層、14…合成樹脂層、15…不織布層、16…重ね合わせ部、17…開口部、20…短辺方向に隣接する開口部中心間の間隔、21…長辺方向に隣接する開口部中心間の間隔、22…斜め方向に隣接する開口部中心間の間隔、23…円形の開口部、24…楕円形の開口部、25…防水シートの短辺方向、26…防水シートの長辺方向、30…コンクリート構造体、31…施工面、33…防水シート32の長辺方向の端部、34…施工面の側壁、35…防水シート32の短辺方向の端部、36…施工面の側壁、37…防水シート、40…脱気部。

Claims (5)

  1. コンクリート構造体の施工面に、アスファルト系プライマーを塗布して、プライマー層を形成する工程と、
    前記プライマー層に防水シートを敷設する工程と、を有する防水シートの施工方法であって、
    前記防水シートは、アスファルトコンパウンド層と、開口部を複数有する多層シート層と、剥離シート層とがこの順に積層された防水シートであり、
    前記アスファルトコンパウンド層は、自己粘着性を有し、
    前記多層シート層は、前記アスファルトコンパウンド層に接する合成樹脂層と、前記剥離シート層に接する不織布層とを備え、
    前記不織布層は、目付が10〜100g/mであり、厚みが0.10〜0.50mmであり、嵩密度が100〜183kg/mである、施工方法。
  2. 前記開口部が、円形及び/又は楕円形の形状を有する、請求項1に記載の施工方法。
  3. 前記円形の直径が35〜55mmである、請求項2に記載の施工方法。
  4. 前記楕円形の短径が30〜50mmであり、長径が前記短径の1.1〜1.3倍である、請求項2に記載の施工方法。
  5. 前記合成樹脂層が、エチレン・ビニルアルコール共重合体、ポリ塩化ビニリデン、ポリアクリロニトリル、ポリアミド、ポリエチレン及びポリエチレンテレフタレートからなる群より選択される少なくとも1種の樹脂を含有する、請求項1〜4のいずれか一項に記載の施工方法。
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