JP2012212922A - 半田バンプの形成方法、半田バンプ、半導体装置および半導体装置の製造方法 - Google Patents

半田バンプの形成方法、半田バンプ、半導体装置および半導体装置の製造方法 Download PDF

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Abstract

【課題】フラックスの洗浄が不要であり、かつ狭ピッチで半田バンプを形成することが可能な半田バンプの形成方法を提供する。また、上記で得られた半田バンプで電気的に接続された半導体装置を提供する。
【解決手段】半田バンプの形成方法は、電極パッドを有する基板または電極パッドを有する半導体素子1の一方の面側に、樹脂と、フラックス活性剤と、半田粉とを含む樹脂組成物を供給する供給工程と、前記樹脂組成物を加熱して、前記電極パッドの周辺に前記半田粉を凝集させて半田バンプを形成する形成工程と、を有する。また、半田バンプは、上記に記載の半田バンプの形成方法により得られる。また、半導体装置は、上記に記載の半田バンプで電気的に接続される。
【選択図】図1

Description

本発明は、半田バンプの形成方法、半田バンプ、半導体装置および半導体装置の製造方法に関する。
近年、半導体パッケージや回路基板、半導体チップの軽薄短小化の技術革新は目覚しいものがあり、配線や電気接続用のパッド間距離の狭ピッチ化が進んでいる。また、これらの電気的に接続するバンプの材料として用いられる半田については、脱鉛化の動きが盛んであり、接続信頼性の維持や向上がこれまでにも増して必要になっている。
この半導体パッケージや回路基板の電気的接続には、バンプとしてボール状の半田ボールを使用する場合が多い。半田ボールは、ボール状の半田を搭載する方法、半田ペーストを印刷する方法またはメッキによって成長させる方法等により形成されていた(例えば、特許文献1参照)。いずれの方法によっても、半田ボールを構成する半田材料の融点以上まで加熱して形状を丸くする必要があった。この加熱処理の際には、フラックスと呼ばれる還元剤を使用しながら酸化膜の除去が必要となり、フラックスの残渣を洗浄する必要があった。
また、配線間の距離が狭ピッチ化していくにつれて、ボールを搭載する方法や半田ペーストを印刷する方法等では、半田ボールを形成するのが困難となってきている。
特開平05−013421号公報
本発明の目的は、フラックスの洗浄が不要であり、かつ狭ピッチで半田バンプを形成することが可能な半田バンプの形成方法を提供することにある。
また、上記で得られた半田バンプで電気的に接続された半導体装置を提供することにある。
このような目的は、下記(1)〜(15)に記載の本発明により達成される。
(1)電極パッドを有する基板または電極パッドを有する半導体素子の一方の面側に、樹脂と、フラックス活性剤と、半田粉とを含む樹脂組成物を供給する供給工程と、前記樹脂組成物を加熱して、前記電極パッドの周辺に前記半田粉を凝集させて半田バンプを形成する形成工程と、を有することを特徴とする半田バンプの形成方法。
(2)前記供給工程は、液状の前記樹脂組成物を塗布する工程である上記(1)に記載の半田バンプの形成方法。
(3)前記液状の樹脂組成物を塗布する厚さは、5〜500μmである上記(2)に記載の半田バンプの形成方法。
(4)前記樹脂は、熱硬化性樹脂である上記(1)ないし(3)のいずれかに記載の半田バンプの形成方法。
(5)さらに、前記半田粉の凝集に遅れて前記熱硬化性樹脂を硬化させて、前記半田バンプを固定化する固定化工程を有するものである上記(4)に記載の半田バンプの形成方法。
(6)前記フラックス活性剤は、フラックス作用と共に、硬化剤としても作用するものである上記(1)ないし(5)のいずれかに記載の半田バンプの形成方法。
(7)前記フラックス活性剤は、1分子中に少なくとも2個のフェノール性水酸基と、芳香族に直接結合したカルボキシル基を1分子中に少なくとも1個含む化合物である上記(6)に記載の半田バンプの形成方法。
(8)前記半田粉の平均粒子径は、0.1〜50μmである上記(1)ないし(7)のいずれかに記載の半田バンプの形成方法。
(9)前記樹脂組成物中の前記半田粉の含有量は、30〜90重量%である上記(1)ないし(8)のいずれかに記載の半田バンプの形成方法。
(10)前記半田粉は、Ag、Cu、Bi、Al、Zn、Pb、Inの少なくとも一つ以上の金属とSnとの混合物またはSn単体である上記(1)ないし(9)のいずれかに記載の半田バンプの形成方法。
(11)前記熱硬化性樹脂の硬化反応終了温度を[T1]とし、前記半田粉の融点を[T2]としたときに、T1≧T2−15の関係を満足するものである上記(1)ないし(10)のいずれかに記載の半田バンプの形成方法。
(12)上記(1)ないし(11)のいずれかに記載の半田バンプの形成方法により得られることを特徴とする半田バンプ。
(13)上記(12)に記載の半田バンプで電気的に接続されることを特徴とする半導体装置。
(14)電極パッドを有する基板または電極パッドを有する半導体素子の一方の面側に、樹脂と、フラックス活性剤と、半田粉とを含む樹脂組成物を供給する供給工程と、前記樹脂組成物を加熱して、前記電極パッドの周辺に前記半田粉を凝集させて半田バンプを形成する形成工程と、を有することを特徴とする半導体装置の製造方法。
(15)電極パッドが設けられた半導体用ウエハーの電極パッドが設けられた側の面に、樹脂と、フラックス活性剤と、半田粉とを含む樹脂組成物を供給する供給工程と、前記樹脂組成物を加熱して、前記電極パッドの周辺に前記半田粉を凝集させて半田バンプを形成する形成工程と、前記半導体用ウエハーを切断して半導体素子に個片化する工程と、前記個片化した半導体素子を基板に搭載する搭載工程と、を有することを特徴とする半導体装置の製造方法。
本発明によれば、フラックスの洗浄が不要であり、かつ狭ピッチで半田バンプを形成することが可能な半田バンプを得ることができる。
また、上記で得られた半田バンプで電気的に接続され、接続信頼性に優れた半導体装置を得ることができる。
半田バンプ(半田ボール)を形成する工程の一例を示す模式図である。 樹脂層中の半田粉の挙動を模式的に示す模式図である。 半導体装置の製造方法を模式的に示す模式図である。 半導体装置の製造方法を模式的に示す模式図である。 半導体装置の断面図である。
以下、本発明の半田バンプの形成方法、半田バンプ、半導体装置および半導体装置の製造方法について詳細に説明する。
本発明の半田バンプの形成方法は、電極パッドを有する基板または電極パッドを有する半導体素子の一方の面側に、樹脂と、フラックス活性剤と、半田粉とを含む樹脂組成物を供給する供給工程と、前記樹脂組成物を加熱して、前記電極パッドの周辺に前記半田粉を凝集させて半田バンプを形成する形成工程と、を有することを特徴とする。
また、本発明の半田バンプは、上記に記載の半田バンプの形成方法により得られることを特徴とする。
また、本発明の半導体装置は、上記に記載の半田バンプで電気的に接続されることを特徴とする。
また、本発明の半導体装置の製造方法は、電極パッドを有する基板または電極パッドを有する半導体素子の一方の面側に、樹脂と、フラックス活性剤と、半田粉とを含む樹脂組成物を供給する供給工程と、前記樹脂組成物を加熱して、前記電極パッドの周辺に前記半田粉を凝集させて半田バンプを形成する形成工程と、を有することを特徴とする。
まず、半田バンプの形成方法および半田バンプについて好適な実施形態に基づいて説明する。
図1は、本発明の半田バンプ(半田ボール)を形成する工程の一例を示す模式図である。図1(a)は、半導体用部品を用意する工程であり、図1(b)は、前記樹脂組成物を供給する供給工程であり、図1(c)は、前記半田粉を凝集させる凝集工程である。以下、各工程について説明する。
まず、図1(a)に示すように、半導体素子1の上側(図1中の上側)にパッド部2が形成され、そしてパッド部2を残して半導体素子1を覆うように保護膜3が設けられている半導体用部品10を用意する。パッド部2の離隔距離(隣接するパッド部2間の最短距離)は、特に限定されないが、50μm以下であるものが好ましく、特に20〜45μmが好ましい。
次に、図1(b)に示すように、印刷法を用いて樹脂と、フラックス活性剤と、半田粉とを含む樹脂組成物を供給して、半導体素子1の上側に樹脂層4を形成する。前記樹脂組成物は、フィルム状態で供給する方法、ペースト状態で供給する(液状の樹脂組成物を供給する方法)方法等が挙げられるが、ペースト状態で供給する方法が半田粉を凝集させるのが容易な点で好ましい。
前記樹脂組成物は、後述する工程により半田ボールを形成するものである。
前記樹脂組成物は、樹脂を含む。
前記樹脂としては、熱可塑性樹脂、熱硬化性樹脂のいずれを用いることもできるが、熱硬化性樹脂を用いることが好ましい。より具体的には熱硬化性樹脂の中でもエポキシ樹脂が好ましい。これにより、半田やその他ソルダーレジスト、回路上の保護膜等の有機部材に対する密着性や材料強度を向上することができる。
前記エポキシ樹脂としては、例えばビスフェノールAジグリシジルエーテル型エポキシ、ビスフェノールFジグリシジルエーテル型エポキシ、ビスフェノールSジグリシジルエーテル型エポキシ、o−アリルビスフェノールA型ジグリシジルエーテル等のビスフェノール型エポキシ樹脂、3,3’,5,5’−テトラメチル4,4’−ジヒドロキシビフェニルジグリシジルエーテル型エポキシ、4,4’−ジヒドロキシビフェニルジグリシジルエーテル型エポキシ、1,6−ジヒドロキシビフェニルジグリシジルエーテル型エポキシ等のビフェニル骨格を有するエポキシ樹脂、フェノールノボラック型エポキシ、臭素型クレゾールノボラック型エポキシ等のノボラック型エポキシ樹脂、1,6ナフタレンジオールのグリシジルエーテル、アミノフェノール類のトリグリシジルエーテル等が挙げられる。これらは単独又は混合して用いても差し支えない。
また、前記エポキシ樹脂としては常温で固形エポキシ樹脂、常温で液状エポキシ樹脂のいずれを用いることもできるが、液状エポキシ樹脂を用いることが好ましい。これにより、密着性や機械的強度を向上することができる。また、更に固体エポキシ樹脂を、液状エポキシ樹脂に溶解または分散しても構わない。
また、信頼性の優れた半導体装置を得るために、前記樹脂(特にエポキシ樹脂)のNa、Cl等のイオン性不純物はできるだけ少ないものが好ましい。具体的にイオン性不純物の含有量は、100ppm以下であることが好ましく、特に60ppm以下が好ましい。
また、樹脂としてエポキシ樹脂を用いる場合、加熱時の硬化反応を抑制し、半田接続部分の接続を阻害させないため、前記エポキシ樹脂と、硬化開始温度が前記エポキシ樹脂より高い第2エポキシ樹脂を併用することが好ましい。前記第2エポキシ樹脂としては、例えばジアリルビスフェノールA型ジグリシジルエーテル、シリコーン変性エポキシ樹脂、などが挙げられる。
前記エポキシ樹脂(E1)と、前記第2エポキシ樹脂(E2)との比(E1/E2)は、特に限定されないが、0.1〜4が好ましく、特に1〜2が好ましい。比が前記範囲内であると、特に高半田接続性(半田が歩留まり良く接続される)の維持と樹脂組成物の優れた硬化性との両方に優れる。
前記樹脂組成物中の樹脂の含有量は、特に限定されないが、5〜70重量%が好ましく、特に15〜60重量%が好ましい。含有量が前記範囲内であると、特に作業性に優れる。
前記樹脂組成物は、フラックス活性剤を含む。
前記フラックス活性剤とは、加熱等によって金属酸化膜を取り除く効果を有している。
このようなフラックス活性剤としては、一般的に活性ロジン、カルボキシル基を有する有機化合物などの有機酸が用いられるが、アミン、フェノール、アルコール、アジン等の自らフラックス活性を持っていたり、フラックス活性を助長したりする作用を有するものであれば良い。
このようなフラックス活性剤の中でもフラックス活性を有しながら硬化反応にも関与するもの(フラックス作用と共に、硬化剤としても作用するフラックス活性剤)が好ましく、具体的には1分子中に少なくとも2個のフェノール性水酸基と、少なくとも1個の芳香族カルボキシル基(芳香族基に直接結合したカルボキシル基を1分子中に少なくとも1個)と、を含む化合物であることが好ましい。これにより、フラックス活性を発揮した後は、硬化剤として作用することができ、それによって後の洗浄工程を省略することができる。
その例としては、2,3−ジヒドロキシ安息香酸、2,4−ジヒドロキシ安息香酸、2,5−ジヒドロキシ安息香酸、2,6−ジヒドロキシ安息香酸、3,4−ジヒドロキシ安息香酸、没食子酸、1,4−ジヒドロキシ−2−ナフトエ酸、3,5−ジヒドロキシ−2−ナフトエ酸、3,7−ジヒドロキシ−2−ナフトエ酸、フェノールフタリン、ジフェノール酸等が挙げられ、これらは単独もしくは複数添加することができる。また、これらの化合物は何れも吸湿し易くボイドの原因となるため製造する際は前もって乾燥を行うことが好ましい。これらの中で好ましくは、2,3−ジヒドロキシ安息香酸、2,4−ジヒドロキシ安息香酸、2,5−ジヒドロキシ安息香酸、2,6−ジヒドロキシ安息香酸、3,4−ジヒドロキシ安息香酸等である。これにより、高フラックス活性とエポキシ樹脂との硬化性の両立性を向上することができる。
前記樹脂組成物中の前記フラックス剤の含有量は、特に限定されないが、5〜60重量%が好ましく、特に10〜40重量%が好ましい。含有量が前記範囲内であると、特に高フラックス活性と硬化反応性に優れる。
前記樹脂組成物は、半田粉を含む。
前記半田粉は、例えば融点が300℃以下の導電性の金属であり、具体的にはAg、Cu、Bi、Al、Zn、Pb、Inから選ばれる少なくとも一つ以上の金属とSnとの混合物またはSn単体であることが好ましい。一般的に半田粉は、SnとAg、SnとAgおよびCuの組み合わせであるものが多く、おおよそSnの組成は90%以上で、融点が210〜230℃のものが多い。中にはBiなどの金属をブレンドさせ、融点を120〜150℃ほどに低下させたものが用いられる場合もある。
前記半田粉の平均粒子径は、特に限定されないが、0.1〜50μmが好ましく、特に1〜20μmが好ましい。平均粒子径が前記下限値未満であると樹脂組成物の粘度を増加させ、作業性を低下させる場合があり、前記上限値を超えるとファインピッチ化に対応するのが困難となる場合がある。
前記熱硬化性樹脂の硬化反応終了温度[T1]と、前記半田粉の融点[T2]とは、T1≧T2−15の関係を満足するものであることが好ましく、特にT2+30≧T1≧T2−10の関係を満足するものであることが好ましい。前記熱硬化性樹脂の硬化反応終了温度と、前記半田粉の融点とが前記関係を満足すると、特に高半田接続性(半田が歩留まり良く接続される)および硬化特性の両方に優れる。
ここで、[T1]は、例えばDSC(示差走査熱量計)を用いて組成物を10℃/minでスキャンした時に得られる発熱ピークの終了温度を指し、終了温度は終了点前後における接線の傾きの交点から求めることができる。
前記樹脂組成物中の前記半田粉の含有量は、特に限定されないが、30〜90重量%であることが好ましく、特に70〜85重量%であることが好ましい。含有量が前記範囲内であると、特にボール形成性に優れる。
前記樹脂組成物には、上述した樹脂、フラックス活性剤と、半田粉以外に、界面活性剤、フィラー、着色剤、溶剤等を含んでいても良い。
前記樹脂組成物として液状の樹脂組成物を供給する場合、その塗布厚さは、特に限定されないが、5〜500μmであることが好ましく、特に25〜300μmであることが好ましい。厚さが前記範囲内であると、特にボール形成性に優れる。
次に、前記凝集工程では、樹脂層4に含まれる半田粉41を凝集させて、半田ボール42を形成する(図1(c))。
半田粉41を凝集させるには、例えば樹脂層4を加熱する方法、リフロー炉などを用いて溶融する方法等が挙げられる。
半田粉41が凝集する状態について、図2を用いて具体的に説明する。図2は、樹脂層4中の半田粉41の挙動を模式的に示したものである。
図2(a)に示すように、半田粉41は樹脂層4中に分散している。これを加熱すると、図2(b)に示すように、パッド部2近傍に半田粉41が凝集し始める。
さらに、加熱を続けると半田粉41は溶融半田の表面張力よりボール状となると共に、半田粉41以外の樹脂組成物が半田ボール42の周りに介在して、半田ボール42を固定する機能を発揮する(図2(c))。
このように半田粉41がパッド部2近傍に凝集する理由は、下記のように考えられる。
樹脂層4を半田粉41の融点程度に加熱する(特に加圧しながら加熱する)と、樹脂層4中に分散している半田粉41が溶融しながら隣接する半田粉41同士と自分自身との表面張力および周囲の樹脂層4の流動によって、任意に移動するようになる。したがって、半田粉41は凝集するようになる。次に、半導体素子1の上側には、露出しているパッド部2と、パッド部2を残して半導体素子1を覆う保護膜3が設けられている。樹脂層4中で移動する半田粉41は、パッド部2の近傍に移動するとパッド部2を構成する金属と半田粉41とが金属結合を生じ、半田粉41がパッド部2で固定されるようになる。そして、そのパッド部2近傍に固定された半田粉41に、次々と他の半田粉41が集まってきて半田ボール42が形成される。このように、半田のセルフアライメント効果と半田粉41自体の表面張力を利用して半田ボール42を形成する。
また、この際に半田粉41の表面に形成される酸化膜が除去されていないと凝集してもお互いが融合することは出来ないが、本発明の樹脂組成物は加熱過程でフラックス活性を有するため、個々の半田粉41の酸化膜は除去され、金属表面が露出できることにより融合し、半田ボール42を形成することができる。
また、本発明の半田バンプの形成方法によると、半田バンプの離隔距離を従来の70〜80μmから50μm以下(好ましくは、20〜45μm)とすることができる。これは、半田粉41の凝集という現象を利用するので、半田ブリッジ(短絡)等を生じさせること無く半田バンプを形成することができるものである。より具体的に説明すると、半田バンプ間の離隔が小さいほど、半田粉41の移動距離を短くすることができるため、半田バンプの形成に有利となるものである。このような理由により、離隔距離が短いパッド間の接続に適する。
加熱する条件は、特に限定されないが、半田粉41の融点+10〜50℃×0.2〜2分間が好ましく、特に半田粉41の融点+20〜30℃×0.5〜1.5分間が好ましい。前記範囲内であると、樹脂組成物の硬化反応に阻害されずにボール形成させることに特に優れる。
本発明の半田ボール42の形成方法では、特に限定されないが、半田粉41の凝集工程に遅れて樹脂層4中の熱硬化性樹脂を硬化させて前記半田バンプを固定化する固定化工程を有していることが好ましい。これにより、半田ボール42の周囲には特性に優れた樹脂層4が配置されることになり、接続信頼性を向上することができる。
前記固定化工程における熱硬化性樹脂の硬化条件は、使用する熱硬化性樹脂によって異なり特に限定されないが、例えば130〜200℃×180分間以下が好ましく、特に150〜180℃×30〜120分間が好ましい。また、ボール形成時に熱硬化性樹脂の硬化が十分であれば、後硬化工程を省略することもできる。
次に、半導体装置の製造方法と半導体装置について説明する。
本発明の半導体装置の製造方法は、大きく二つに分けることができる。上述したように、半導体素子1に半田ボール42を形成して基板に搭載する方法と、半導体用ウエハーに半田ボールを形成して、半導体素子に個片化等をした後に基板に搭載する方法である。
以下、半導体用ウエハーに半田ボールを形成して、半導体装置を製造する方法について説明する。
まず、片面側に電極パッド61が形成され、他の部分を保護膜62で覆っている半導体用ウエハー6を用意する(図3)。次に、電極パッド61が露出し、他の部分を覆うようにマスク部材7を積層する(図4(a))。そして、上述の樹脂組成物を供給する(図4(b))。樹脂組成物を供給する方法としては、印刷法、ディスペンス法、スピンコーティング法等が挙げられる。樹脂組成物を供給後、予備加熱を行い、樹脂組成物を半硬化させ、マスク部材7を除去する(図4(c))。樹脂組成物は、半硬化によりポスト(柱状部)43になり、電極パッド61上に形成されている(図4(c))。
そして、このポスト43が形成された半導体用ウエハー6を、半田リフロー内に通過させる。半田リフロー内では、例えば100〜170℃×0.5〜1.5分間予備加熱され、その後、260℃前後をピーク温度(半田組成によっても異なる)とし、220℃以上の時間を60〜90秒間設けたような、いわゆる表面実装型のプロファイルによる加熱処理が行われる。
この加熱処理により、ポスト43を構成している樹脂組成物中の半田粉41が前述したように凝集して半田ボール42を形成する。さらに、樹脂組成物中の樹脂成分が半田ボール42の基端部421を固定する固定部44を形成する。これにより、半田ボール42と個片化後の半導体素子との間の接続信頼性を向上することができる。
なお、必要に応じて、さらに加熱することにより樹脂組成物中の樹脂成分の硬化度を促進させても良い。
次に、半導体用ウエハー6をダイシングすることにより、個片化して半田ボール42が形成された半導体素子63を得る。ダイシングする際には、ダイシングシートを半導体用ウエハーに粘着して行うことが好ましい。そして、得られた半導体素子63を基板8に搭載することによって、半導体素子63と、基板8とが半田ボール42で電気的に接続された半導体装置100を得る(図5)。ここで、基板8と、半導体素子63との間には、アンダーフィル剤9で封止することが信頼性をより向上させる点で好ましい。
半導体装置100としては、例えばフリップチップ、CSP(チップ・サイズ・パッケージ)、BGA(ボール・グリッド・アレイ)等が挙げられる。
このようにして得られた半導体装置は、パッドピッチやデザインによらず半田ボールをパッド上に掲載させることができ、更には接続部の補強を同時に行うことができ、生産性の向上のみならず、信頼性の向上を図ることができる。
以下、本発明を実施例および比較例に基づいて詳細に説明するが、本発明はこれに限定されるものではない。
(実施例1)
・樹脂組成物の調製
エポキシ樹脂としてビスフェノールF型エポキシ樹脂(大日本インキ社製、品番EXA−830LVP、エポキシ当量161)7.94重量%、第2エポキシ樹脂としてジアリルビスフェノールA型エポキシ樹脂(日本化薬社製、品番RE−810NMエポキシ当量210)3.41重量%、フラックス活性剤(フラックス機能を有する硬化剤)としてジヒドロキシ安息香酸(みどり化学社製、品番ゲンチジン酸、融点202℃)3.41重量%、硬化促進剤として2−フェニル−4−メチルイミダゾール(四国化成社製、品番2P4MZ)0.01重量%、低応力材としてアクリロニトリルブタジエンゴム(宇部興産社製、品番CTBN1008SP)0.23重量%を3本ロールにて分散混練し、真空下脱泡処理をし、次に、Pbフリー半田である平均粒径12μmのSnAgCu(融点217℃)の半田粉末を樹脂成分に対して85重量%計り取り、遠心脱泡混練機にて分散混練して樹脂組成物を得た。
なお、硬化性樹脂の反応終了温度は、前記2種のエポキシ樹脂の混合物で評価し、260℃であった。
・半田ボールの形成
5mm角の半導体素子(パッドピッチ150μm、パッド間の離隔距離60μm、パッド数784個)上に、得られた樹脂組成物を塗布(厚さ、100μm)し、ピーク温度260℃の表面実装プロファイルに設定したリフロー装置で加熱処理して各パッド部に半田ボールを形成した。用いた表面実装プロファイルは、130〜160℃が約90秒間、その後の260℃までの昇温速度が2℃/秒、220℃以上が70秒間設定され、トータル約6分30秒間であるものを用いた。
・半導体装置の製造
上記方法で半田ボールを形成させた半導体素子を、フリップチップボンダーを用いて予め50μmほどの厚さで塗り広げられた無洗浄タイプの活性ロジンフラックスに押し付けることで半田ボール上に活性ロジンフラックスを転写した。次に、続けて半導体素子と同じデザインで金属パッドが形成された基板上に仮搭載した。半導体素子を基板に仮搭載した半導体装置を、上記と同じ表面実装プロファイルに設定されたリフロー装置に通すことで基板と半導体素子を接続させて、最終的に半導体装置を得た。
(実施例2)
第1エポキシ樹脂を6.81重量%、第2エポキシ樹脂として以下のものを4.54重量%用いた以外は、実施例1と同様にした。
第2エポキシ樹脂として、ナフタレン型4官能エポキシ樹脂(日本化薬社製、品番HP4700、エポキシ当量162)を用いた。
なお、硬化性樹脂の反応終了温度は、前記2種のエポキシ樹脂の混合物で評価し、200℃であった。
(実施例3)
エポキシ樹脂として以下のものを用い、かつ樹脂組成物の供給方法を以下のようにした以外は、実施例1と同様にした。
エポキシ樹脂としてビフェニル型エポキシ樹脂(日本化薬社製、品番NC3000、エポキシ当量161)9.65重量%を予めエチレングリコール モノブチルアセテート(沸点198℃)に重量比7:3の割合で溶解させた混合物と、第2エポキシ樹脂としてジアリルビスフェノールA型エポキシ樹脂(日本化薬社製、品番RE−810NM、エポキシ当量210)を1.70重量%用いた。次に、半導体素子上に上述の樹脂組成物を適量塗布し、120℃×1時間加熱することでB−ステージ化(タックフリー化)させた。
なお、硬化性樹脂の反応終了温度は、前記2種のエポキシ樹脂の混合物で評価し、235℃であった。
(実施例4)
フラックス活性剤として、以下のものを用い、配合を以下のようにした以外は、実施例1と同様にした。
エポキシ樹脂としてビスフェノールF型エポキシ樹脂(大日本インキ社製、品番EXA−830LVP、エポキシ当量161)7.14重量%、第2エポキシ樹脂としてジアリルビスフェノールA型エポキシ樹脂(日本化薬社製、品番RE−810NM、エポキシ当量210)3.06重量%、フラックス活性剤として安息香酸(融点122℃)1.02重量%、硬化剤としてトリスヒドロキシフェニルエーテル(トライクエストジャパン社製、品番THPE−E、融点246℃)3.57重量%、硬化促進剤として2−フェニル−4−メチルイミダゾール(四国化成社製、品番2P4MZ)0.01重量%、低応力材としてアクリロニトリルブタジエンゴム(宇部興産社製、品番CTBN1008SP)0.20重量%を3本ロールにて分散混練し、真空下脱泡処理をし、次に、Pbフリー半田である平均粒径12μmのSnAgCu(融点217℃)の粉末を樹脂成分に対して85重量%用いた。
なお、硬化性樹脂の反応終了温度は、前記2種のエポキシ樹脂の混合物で評価し、240℃であった。
(実施例5)
半田粉末として、以下のものを用いた以外は実施例1と同様にした。
半田粉末としてPbフリー半田である平均粒径80μmのSnAgCuの粉末(三井金属化学社製、組成SnAgCu、融点217℃)を用いた。
(実施例6)
半田粉末として、以下のものを用いた以外は実施例1と同様にした。
半田粉末としてPbフリー半田である平均粒径0.6μmのSnAgCuの粉末(三井金属社製、組成SnAgCu、融点217℃)を用いた。
(実施例7)
半田粉末の含有量を多くし、全体の配合を以下のようにした以外は、実施例1と同様にした。
エポキシ樹脂としてビスフェノールF型エポキシ樹脂(大日本インキ社製、品番EXA−830LVP、エポキシ当量161)4.60重量%、第2エポキシ樹脂としてジアリルビスフェノールA型エポキシ樹脂(日本化薬社製、品番RE−810NMエポキシ当量210)1.97重量%、フラックス活性剤(フラックス機能を有する硬化剤)としてジヒドロキシ安息香酸(みどり化学社製、品番ゲンチジン酸、融点202℃)3.29重量%、硬化促進剤として2−フェニル−4−メチルイミダゾール(四国化成社製、品番2P4MZ)0.01重量%、低応力材としてアクリロニトリルブタジエンゴム(宇部興産社製、品番CTBN1008SP)0.13重量%を3本ロールにて分散混練し、真空下脱泡処理をし、次に、Pbフリー半田である平均粒径12μmのSnAgCuの粉末を液状樹脂成分に対して90重量%計り取り、遠心脱泡混練機にて分散混練した。
なお、硬化性樹脂の反応終了温度は、前記2種のエポキシ樹脂の混合物で評価し、240℃であった。
(比較例1)
半田ボールの形成を以下のようにした以外は、実施例1と同様にした。
市販の活性ロジンフラックス(Kester社製、品番TSF−6502)を半導体素子上に適量塗布し、その後、直径80μmの半田ボールを搭載し、ピーク温度260℃の表面実装プロファイルに設定したリフロー装置に通し、半田ボールを形成した。
各実施例および比較例で得られた半導体装置について、以下の評価を行った。評価項目を内容と共に示す。得られた結果を表1に示す。
1.半田ボール形成性
60μmという離隔距離で半田ボールが形成できるかを評価した。各符号は、以下の通りである。
◎:半田ボールを形成できたのが、95%以上であった。
○:半田ボールを形成できたのが、90%以上、95%未満であった。
△:半田ボールを形成できたのが、50%以上、90%未満であった。
×:半田ボールを形成できたのが、50%未満であった。
2.吸湿リフロー試験
半田ボール接続を行い、硬化させたボール形成率100%のパッケージ10個を選び、ボール配列と同じデザインの基板(50×50×0.8mm)上に活性ロジンフラックスを用いて表面実装プロファイルを設定させたリフロー炉に通すことで実装させた。そこでも接続率が100%のものを30℃、60%、72時間吸湿させたあと最大温度260℃のリフローに3回通過させ、ボールの接続性をハンドプローブで調べた。オープン不良が出たものを不良とした(オープン不良発生パッケージ数/総パッケージ数)。
3.温度サイクル(T/C)試験
吸湿リフロー試験を行ったパッケージ10個のうち不良でなかったものについて、引き続き−55℃、30分/125℃、30分間の条件でT/C試験を行った。ボールの接続性をハンドプローブで調べた。接続性の状態を25サイクルおき最大200サイクル観察した。オープン不良が出たものを不良とした(オープン不良発生パッケージ数/総パッケージ数)。
Figure 2012212922
表1から明らかなように、実施例1〜7は、フラックスの洗浄が不要であり、かつ60μmの離隔距離という狭ピッチで半田ボールを形成することが可能であった。
また、実施例1〜7は、吸湿リフロー試験および温度サイクル試験において不良の発生数が少なく、信頼性に優れていることが示唆された。
1 半導体素子
2 パッド部
3 保護膜
4 樹脂層
41 半田粉
42 半田ボール
421 基端部
43 ポスト
44 固定部
6 半導体用ウエハー
61 電極パッド
62 保護膜
63 半導体素子
7 マスク部材
8 基板
9 アンダーフィル剤
10 半導体用部品
100 半導体装置
このような目的は、下記(1)〜(12)に記載の本発明により達成される。
(1)電極パッドを有する基板または電極パッドを有する半導体素子の一方の面側に、第1エポキシ樹脂と、硬化開始温度が前記第1エポキシ樹脂よりも高い第2エポキシ樹脂とを含有する熱硬化性樹脂と、フラックス活性剤と、半田粉とを含む樹脂組成物を供給する供給工程と、前記樹脂組成物を加熱して、前記電極パッドの周辺に前記半田粉を凝集させて半田バンプを形成する形成工程と、を有することを特徴とする半田バンプの形成方法。
(2)前記供給工程は、液状の前記樹脂組成物を塗布する工程である上記(1)に記載の半田バンプの形成方法。
(3)前記液状の樹脂組成物を塗布する厚さは、5〜500μmである上記(2)に記載の半田バンプの形成方法。
)さらに、前記半田粉の凝集に遅れて前記熱硬化性樹脂を硬化させて、前記半田バンプを固定化する固定化工程を有するものである上記(1)ないし(3)のいずれかに記載の半田バンプの形成方法。
)前記フラックス活性剤は、フラックス作用と共に、硬化剤としても作用するものである上記(1)ないし()のいずれかに記載の半田バンプの形成方法。
)前記フラックス活性剤は、1分子中に少なくとも2個のフェノール性水酸基と、芳香族に直接結合したカルボキシル基を1分子中に少なくとも1個含む化合物である上記()に記載の半田バンプの形成方法。
)前記半田粉の平均粒子径は、0.1〜50μmである上記(1)ないし()のいずれかに記載の半田バンプの形成方法。
)前記樹脂組成物中の前記半田粉の含有量は、30〜90重量%である上記(1)ないし()のいずれかに記載の半田バンプの形成方法。
)前記半田粉は、Ag、Cu、Bi、Al、Zn、Pb、Inの少なくとも一つ以上の金属とSnとの混合物またはSn単体である上記(1)ないし()のいずれかに記載の半田バンプの形成方法。
(10)前記熱硬化性樹脂の硬化反応終了温度を[T1]とし、前記半田粉の融点を[T2]としたときに、T1≧T2−15の関係を満足するものである上記(1)ないし()のいずれかに記載の半田バンプの形成方法。
(11)電極パッドを有する基板または電極パッドを有する半導体素子の一方の面側に、第1エポキシ樹脂と、硬化開始温度が前記第1エポキシ樹脂よりも高い第2エポキシ樹脂とを含有する熱硬化性樹脂と、フラックス活性剤と、半田粉とを含む樹脂組成物を供給する供給工程と、前記樹脂組成物を加熱して、前記電極パッドの周辺に前記半田粉を凝集させて半田バンプを形成する形成工程と、を有することを特徴とする半導体装置の製造方法。
(12)電極パッドが設けられた半導体用ウエハーの電極パッドが設けられた側の面に、第1エポキシ樹脂と、硬化開始温度が前記第1エポキシ樹脂よりも高い第2エポキシ樹脂とを含有する熱硬化性樹脂と、フラックス活性剤と、半田粉とを含む樹脂組成物を供給する供給工程と、前記樹脂組成物を加熱して、前記電極パッドの周辺に前記半田粉を凝集させて半田バンプを形成する形成工程と、前記半導体用ウエハーを切断して半導体素子に個片化する工程と、前記個片化した半導体素子を基板に搭載する搭載工程と、を有することを特徴とする半導体装置の製造方法。

Claims (15)

  1. 電極パッドを有する基板または電極パッドを有する半導体素子の一方の面側に、樹脂と、フラックス活性剤と、半田粉とを含む樹脂組成物を供給する供給工程と、
    前記樹脂組成物を加熱して、前記電極パッドの周辺に前記半田粉を凝集させて半田バンプを形成する形成工程と、を有することを特徴とする半田バンプの形成方法。
  2. 前記供給工程は、液状の前記樹脂組成物を塗布する工程である請求項1に記載の半田バンプの形成方法。
  3. 前記液状の樹脂組成物を塗布する厚さは、5〜500μmである請求項2に記載の半田バンプの形成方法。
  4. 前記樹脂は、熱硬化性樹脂である請求項1ないし3のいずれかに記載の半田バンプの形成方法。
  5. さらに、前記半田粉の凝集に遅れて前記熱硬化性樹脂を硬化させて、前記半田バンプを固定化する固定化工程を有するものである請求項4に記載の半田バンプの形成方法。
  6. 前記フラックス活性剤は、フラックス作用と共に、硬化剤としても作用するものである請求項1ないし5のいずれかに記載の半田バンプの形成方法。
  7. 前記フラックス活性剤は、1分子中に少なくとも2個のフェノール性水酸基と、芳香族に直接結合したカルボキシル基を1分子中に少なくとも1個含む化合物である請求項6に記載の半田バンプの形成方法。
  8. 前記半田粉の平均粒子径は、0.1〜50μmである請求項1ないし7のいずれかに記載の半田バンプの形成方法。
  9. 前記樹脂組成物中の前記半田粉の含有量は、30〜90重量%である請求項1ないし8のいずれかに記載の半田バンプの形成方法。
  10. 前記半田粉は、Ag、Cu、Bi、Al、Zn、Pb、Inの少なくとも一つ以上の金属とSnとの混合物またはSn単体である請求項1ないし9のいずれかに記載の半田バンプの形成方法。
  11. 前記熱硬化性樹脂の硬化反応終了温度を[T1]とし、前記半田粉の融点を[T2]としたときに、T1≧T2−15の関係を満足するものである請求項1ないし10のいずれかに記載の半田バンプの形成方法。
  12. 請求項1ないし11のいずれかに記載の半田バンプの形成方法により得られることを特徴とする半田バンプ。
  13. 請求項12に記載の半田バンプで電気的に接続されることを特徴とする半導体装置。
  14. 電極パッドを有する基板または電極パッドを有する半導体素子の一方の面側に、樹脂と、フラックス活性剤と、半田粉とを含む樹脂組成物を供給する供給工程と、
    前記樹脂組成物を加熱して、前記電極パッドの周辺に前記半田粉を凝集させて半田バンプを形成する形成工程と、を有することを特徴とする半導体装置の製造方法。
  15. 電極パッドが設けられた半導体用ウエハーの電極パッドが設けられた側の面に、樹脂と、フラックス活性剤と、半田粉とを含む樹脂組成物を供給する供給工程と、
    前記樹脂組成物を加熱して、前記電極パッドの周辺に前記半田粉を凝集させて半田バンプを形成する形成工程と、
    前記半導体用ウエハーを切断して半導体素子に個片化する工程と、
    前記個片化した半導体素子を基板に搭載する搭載工程と、を有することを特徴とする半導体装置の製造方法。
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