JP2012210334A - 組み立て家具用ブロック及び組み立て家具 - Google Patents

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Michihiko Koketsu
通彦 纐纈
Takashi Miyagawa
隆司 宮川
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Abstract

【課題】組み立て家具用のブロックとして、各面間隔がそのまま家具の一部の寸法を構成して、最低限2つのブロックの組み合わせで一種類の家具が構成でき、また、3対の面の用い方で、椅子、テーブル、棚、パーテーションの一つの寸法を確保することができ、効率良く組み立て家具が構成できる組み立て家具用ブロックを提供することを目的とする。
【解決手段】合成樹脂製の各辺の長さが異なる中空の直方体1であって、対向する3対の面の内、対面間隔が最小のA面(1a)は椅子の座面として適切な正方形の辺の半分の長さの対面間隔となっており、次に対面間隔が大きいB面(1b)は、A4ファイルを抜き差しできる間隔となっており、最大対面間隔のC面(1c)は椅子の座面として適切な正方形の辺の長さの対面間隔となっている組み立て家具用ブロックであって、各縁は面取り4がされており、少なくともB面には、一対の凹部と凸部とが対向する面で凹凸が異なるように設けられている組み立て家具用ブロック5。
【選択図】図1

Description

本発明は、同じ直方体のブロックを組み合わせることで、椅子や机などの家具とすることができる組み立て家具用ブロック及び、この組み立て家具用ブロックを組み立てて構成された組み立て家具に関する。
同じ直方体のブロックを組み合わせることで、椅子や、机や、棚などの家具とすることができる組み立て家具用ブロック及び組み立て家具については、例えば、特許文献1〜5の背景技術が提案されている。
図10は、これら本発明の背景技術を示すもので、(a1)〜(a3)は特許文献1に記載のものを示す図、(b1)〜(b3)は、特許文献2に記載のものを示す図、(c1)、(c2)は特許文献3に記載のものを示す図である。
図10(a1)〜(a3)に記載のものは、合成樹脂製の連結部材11を複数個連結して棚とすることができ、連結部材11は、平板状の頂壁部19と、この頂壁部19の周端部から直角に折れ曲がった周壁部21と、頂壁部19の外側面19aに形成され、他の連結部材11の周壁部21の内側に挿入されて、この周壁部21の内側に保持される外側突出部22とを備えている。
このような構成で、この組立式構造体は、種々の形態の棚に容易に変形することができる(特許文献1の要約)ものであるが、構成できる家具が棚に限定され、上下の連結部材11をより確実に連結するのに挿通部材など補助的部材が必要とされるなど、連結のためだけに追加の部材が必要なものであった。
図10(b1)〜(b3)に記載のユニット式家具は、一面が開口した直方体のユニットパーツ21、22、23があり、この開口面に直交する各面に凹部21a,22a,23aを有し、相対向する凹部21a,22a,23aとの双方に填まり込むジョイントパーツ24を用いて、種々の棚を構成することができるものである。
しかし、このユニット式家具は、テーブルやワークディスク、チェスト(洋服掛け)、テレビ台、キャビネット(飾り棚)、サイドボード(食器棚)、ブックシェルフ(本棚)、ベンチ(椅子)、あるいはCD、DVD、VIDEOのラックなど、広い用途に対応することができる(段落[0025])と記載してあるが、その具体例はなく、また、その多用途を考慮したユニットの各寸法についての記載もないものであった。
図10(c1)、(c2)に記載された連結ブロックによるシステム家具は、図10(c1)に示されたように、直方立方体のユニット31の六面の相互に直交する三面に角形の凹部32を2箇所ずつもうけ、他の三面には角形の凸部33を設けて、このユニット31を多数連結組み立てて、例えば、図10(c2)のようなベッド35を構成することができるものである。
しかし、この文献でも、多用途を考慮したユニットの各寸法についての記載もなく、例示のベッド35を構成するのに、多数のユニット31が必要であり、その際、外側に表れる凹部32、凸部33による凹凸についてどのように処理するかの記載もなく、そのまま、例えば、ベッドとして使用できるものではないように考えられた。
また、他の特許文献4、5もユニット組み合わせ式の家具が提案されているが、そのユニットの各寸法について、多用途を考慮したものはなく、家具を構成する場合の制約が大きいものであった。
特開2004−132472号公報(図1) 特許第3566714号号公報(図1) 特開平10−5054号公報(図1、2) 実用新案登録第3110297号(図1) 実開平1−129410号公報(図1、2)
本発明は、このような技術的課題を解決しようとするものであり、組み立て家具用のブロックとして、各面間隔がそのまま家具の一部の寸法を構成して、最低限2つのブロックの組み合わせで一種類の家具が構成でき、また、3対の面の用い方で、椅子、テーブル、棚、パーテーションなどの一つの寸法を確保することができ、効率良く組み立て家具が構成できる組み立て家具用ブロック及び、このブロックを用いた組み立て家具を提供することを目的とする。
本発明の組み立て家具用ブロックは、合成樹脂製の各辺の長さが異なる中空の直方体であって、対向する3対の面の内、対面間隔が最小のA面は椅子の座面として適切な正方形の辺の半分の長さの対面間隔となっており、次に対面間隔が大きいB面は、A4ファイルを抜き差しできる間隔となっており、最大対面間隔のC面は椅子の座面として適切な正方形の辺の長さの対面間隔となっている組み立て家具用ブロックであって、
各縁は面取りがされており、少なくともB面には、一対の凹部と凸部とが対向する面で凹凸が異なるように設けられており、これらの凹部と凸部とは、他の組み立て家具用ブロックのB面の凸部と凹部に隙間無く填まり込むようになっているので、組み立て家具用のブロックとして、各面間隔がそのまま家具の一部の寸法を構成して、最低限2つのブロックの組み合わせで一種類の家具が構成でき、また、3対の面の用い方で、椅子、テーブル、棚、パーテーションなどの一つの寸法を確保することができ、効率良く組み立て家具が構成できる。
本発明の組み立て家具は、上記組み立て家具用ブロックを少なくとも2個以上組み立てて構成されているので、上記組み立て家具用ブロックの効果を、組み立て家具として発揮する。
上記、解決手段に記載した通りである。
本発明の組み立て家具用ブロックの一例を示すもので、(a)は、その上面図、(b)は、その正面図、(c)は、その側面図、(d)は、その凹部詳細断面図、(e)は、その凸部詳細断面図 本発明の組み立て家具用ブロックの他例を示すもので、(a)は、その正面図、(b)は、その側面図、(c)は、その下面図、(d)は、その凹部詳細断面図、(e)は、その凸部詳細断面図 本発明の組み立て家具用ブロックの使用状態を示すもので、(a)はその正面図、(b)は、その側面図、(c)はその水平調節部の要部拡大図 本発明の組み立て家具用ブロックを組み合わせた書棚を示すもので、(a)は、その上面図、(b)は、その正面図 本発明の組み立て家具用ブロックを組み合わせたテーブルを示すもので、(a)は、その正面図、(b)は、その側面図 本発明の組み立て家具用ブロックを組み合わせた長椅子を示すもので、(a)は、その正面図、(b)は、その側面図 本発明の組み立て家具用ブロックを組み合わせた長椅子を示すもので、(a)は、その正面図、(b)は、その側面図、(c)は、椅子を示す正面図、(d)は、同様に椅子を示す正面図、(e)は、長椅子を連結して、異なる形状の長椅子を構成した状態を示す上面図 本発明の組み立て家具用ブロックを組み合わせたパーテーションの一例を示す正面図 本発明の組み立て家具用ブロックを組み合わせたパーテーションの別例を示す上面図 本発明の背景技術を示すもので、(a1)〜(a3)は特許文献1に記載のものを示す図、(b1)〜(b3)は、特許文献2に記載のものを示す図、(c1)、(c2)は特許文献3に記載のものを示す図
1a A面
1b B面
1c C面
1d 平坦B面
1e 滑り止めB面
1f 注排水口
1g 水平調節部
2 凹部
2a A凹部
2b B凹部
2c C凹部
2d 雄電気接続部
3 凸部
3a A凸部
3b B凸部
3c C凸部
3d 雌電気接続部
4 面取り
5〜5B、5´ 組み立て家具用ブロック
6 棚板
7 天板
10〜10G 組み立て家具
FL 床面
<実施態様1>
以下、本発明の実施態様を添付図面を参照しながら説明する。図1は、本発明の組み立て家具用ブロックの一例を示すもので、(a)は、その上面図、(b)は、その正面図、(c)は、その側面図、(d)は、その凹部詳細断面図、(e)は、その凹部詳細断面図である。
この図1の組み立て家具用ブロック5は、合成樹脂製の各辺の長さが異なる中空の直方体1であって、対向する3対の面の内、対面間隔が最小のA面1aは椅子の座面として適切な正方形の辺の半分の長さの対面間隔となっており、次に対面間隔が大きいB面1bは、A4ファイルを抜き差しできる間隔となっており、最大対面間隔のC面1cは椅子の座面として適切な正方形の辺の長さの対面間隔となっている。
具体的には、A対面間隔は200ミリ、B対面間隔は330ミリ、C対面間隔は400ミリとなっている。これらの寸法は、具体的な例示であり、これらに限定されるものではない。本願発明の中心的思想は、これらの寸法を決める際に、人間工学に基づいて、このブロックで構成する組み立て家具の最大公約数を基準として、それぞれの対面間隔を決定した点が特徴である。
特に、重要なのは、B対面間隔であり、それは、A4ファイルを抜き差しできる間隔でありながら、その上に適切な厚さのクッションを載せることで、椅子の座面の高さとなり、加えて、B面を2段積みとすると、その上に、適切な厚さの天板を載せることでテーブルになる寸法となっている点である。これらの点については、実例の図を用いて後に説明する。
また、各縁は面取り4がされており、少なくともB面(1b)には、一対のB凹部2bとB凸部3bとが対向する面で凹凸が異なるように設けられており、これらのB凹部2bとB凸部3bとは、他の組み立て家具用ブロック5のB凸部3bとB凹部2bに隙間無く填まり込むようになっていることを特徴とする。
面取り4は、この図のようにR面取りでもよく、C面取り(直線面取り)であってもよい。この面取り4がある結果、ブロック5を積み重ねた場合には、各ブロック5の角部分には隙間が生じることになり、後述するように、その隙間も有効利用することができる。
各凹部と凸部は、各ブロックを相互連結するためのものであるが、上述したようにB面間隔が重要であり、多用途であるので、特に、このB面には少なくともB凹部2bとB凸部3bとを設け、B面(1b)が上下となるように重ねて、椅子、棚、机などを構成することができるのである。
一方、本発明では、原則、ブロック1の全部の面、つまり、A面(1a),B面(1b),C面(1c)に少なくとも一対の凹部と凸部を設け、各ブロック1がどの方向にも連結可能とし、一方、連結に使わない面の凹部、凸部については、意匠的な外観として機能し、加えて、追加で、その面にパネルを吊り下げたり、植木鉢を吊り下げるのに用いることができるようにしている点も特徴である。
なお、C面(1c)には、一対のC凹部2cとC凸部3cとが対向する面で凹凸が異なるように設けられており、これらの凹部と凸部とは、他の組み立て家具用ブロック5のC面のC凸部3cとC凹部2cに隙間無く填まり込むようになっている。
更に、A面には、前後左右に2対のA凹部2aとA凸部3aとが対向する面で凹凸が異なるように設けられており、他の組み立て家具用ブロック5の同じ面のA凸部3aとA凹部2aに隙間無く填まり込むようになっている。
図1(d)に示すように、各凹部2は、より内径の大きい開口側内周部2eと、開口側内周部2eに比べわずかに内径の小さい奥側内周部2fとで構成され、その底部分は底面2gとして閉塞されている。図1(e)に示すように、各凸部3は、より外径の小さい先側外周部3eと、先側外周部3eよりわずかに大きい外径の基側外周部3fとで構成され、その先端部分は、天面3gとして閉塞されている。
各凹部3と各凸部2が2段構成としてあるのは、最初はより嵌め合いを為やすくすると共に、両者が相互に奥まは基まで填まり合った場合には、絞まり嵌めとなって、双方の結合を容易には離れないようにして、組み立てた際にガタや傾き、緩みが生じないようにしているのである。
組み立て家具用ブロック5の合成樹脂素材としては、ポリエチレン(PE)、ABS樹脂(ABS)、ポリプロピレン(PP)、メタクリル樹脂(PMMA)、ポリ塩化ビニル(PVC)、ポリスチレン(PS)が好適であり、その光特性としては、透明、半透明、不透明のいずれであってもよい。後述するように内部に光源を入れる場合には、半透明か、透明が良いのは当然のことである。
<実施態様2>
図2は、本発明の組み立て家具用ブロックの他例を示すもので、(a)は、その正面図、(b)は、その側面図、(c)は、その下面図、(d)は、その凹部詳細断面図、(e)は、その凸部詳細断面図である。これより、すでに説明した部分については同じ符号を付して、重複説明を省略する。
図2(a),(b)に記載の組み立て家具用ブロック5Aは、図1(a)〜(c)の組み立て家具用ブロック5に比べ、A面に凸部、凹部が無い点が異なっている。図2(c)の組み立て家具用ブロック5Bは、B面の下方となる側が、凸部、凹部が無く、滑り止めB面1eとなっており、この滑り止めB面1eに、組み立て家具用ブロック5Bの中へ、液体(主に水)を貯留するための注排水口1fを備えている点が、図2(a),(b)の組み立て家具用ブロック5Aと異なっている。
家具用ブロック5Bの滑り止めB面1eは、地面あるいは床面接して、滑り止め効果を発揮すると共に、最下部のブロック5Bとして、注排水口1fにより水を貯留して、ブロック5BをB面を接触させて積み上げた場合の重心を低くして、安定性を向上させることができるものである。
加えて、中空の組み立て家具用ブロックは、必要に応じて、災害時用の水の貯留空間としても利用が可能であり、その場合の注排水口は、凸部、凹部に適宜設けることができる。
図2(d)に示す凹部2Aは、その底面2g′に雄電気接続部2dを設けたものである。図2(e)に示す凸部3Aは、その天面3g′に雌電気接続部3dを設けたものである。これらの雄電気接続部2dと雌電気接続部3dは、凹部2A、凸部3Aを嵌め合わせると、電気的接続も同時に達成されるものである。これらの電気接続部2d,3dの電気的接続により、必要に応じて、家具用ブロック5等の中LEDなどの光源を入れて、中から各色の照明を適宜点灯させることが可能となる。
<実施態様3>
図3は、本発明の組み立て家具用ブロックの使用状態を示すもので、(a)はその正面図、(b)は、その側面図、(c)はその水平調節部の要部拡大図である。
図3(a)、(b)の使用状態は、図1の組み立て家具用ブロック5を、下B面に凹部、凸部がなく、下B面の4隅に水平調節部1gを設けた組み立て家具用ブロック5´の上に載せた状態を示している。水平調節部1gは、家具用ブロック5の下B面(1b)の4隅に設けられた雌ねじと、この雌ねじにネジ嵌合するボルトと、このボルトの緩み止めのナットとを備えており、積み上げられた家具用ブロック5´,5が床面FLに対して鉛直に直立するように調整し、その状態を維持することができる。
上記の水平調節部1gは、すべての最下部の組み立て家具用ブロックに設ける必要はないもので、特に、水平度、つまり、鉛直度を正確に確保したい場合にのみ用いるものである。
図4は、本発明の組み立て家具用ブロックを組み合わせた書棚を示すもので、(a)は、その上面図、(b)は、その正面図である。この書棚10は、最下部に図2(c)の組み立て家具用ブロック5Bを置き、その上に棚板6を挟んで、図2(a)、(b)の組み立て家具用ブロック5Aを重ねたものである。
各ブロックの最上部の棚板6の上には、さらに凸出しているB突部3bを隠す上板5aが載せられ、そのうえにさらに意匠的な外観を良くするために、半円キャップCAや、円錐キャップCBを被せるようにしてもよい。
また、棚板6の厚さは5ミリ以上10ミリ以下が好適であり、素材としては鉄、アルミ、ガラス、強化プラスチック等が好適である。
このよう書棚10によれば、組み立て家具用ブロック5A,5BのB面間隔が生かされ、各棚には、A4サイズのファイルを立てて並べることができる。一方、棚の右側では、2段目に棚板がなく、例えば、薄型テレビなど、より大きなサイズのものを載せたりすることができる。
図5は、本発明の組み立て家具用ブロックを組み合わせたテーブルを示すもので、(a)は、その正面図、(b)は、その側面図である。このテーブル10Aは、左右に前後2つの2段積みの組み立て家具用ブロック5′、5Aを配置して、合計8つのブロック5′、5Aを使い、その上B面の凹部を埋めてB凸部3bと同じ高さにする補助柱5bを入れ、その上にテーブルの天板7を載せたものである。
天板7の裏面には、B凸部3b,補助柱5aが填まり込む凹所を設けて、前後左右の位置決めができるようにしても良いし、天板7の裏面に、B凸部3b,補助柱5aが填まり込む補助筒を設置して、前後左右の位置決めをするようにしても良い。
このようにして、B面を2段重ね併せて、天板をのせると、660ミリ+40ミリ=700ミリとなり、一般にテーブルとして使われる高さを確保することができる。なお、組み立て家具用ブロック5′は、組み立て家具用ブロック5Aの下B面の凸部、凹部を無くしたものである。
図6は、本発明の組み立て家具用ブロックを組み合わせた長椅子を示すもので、(a)は、その正面図、(b)は、その側面図である。この長椅子10Bは、左右に前後にC面で連結した組み立て家具用ブロック5′を配置し、その上に、クッション性のある座板8を載せたものである。
この場合、座板8の上面の高さは、B面間隔である330ミリに座板8の厚さ50ミリから70ミリを加えたもので、合計で、400ミリ弱の高さとなり、椅子の高さとして適切な高さとなっている。
図7は、本発明の組み立て家具用ブロックを組み合わせた長椅子を示すもので、(a)は、その正面図、(b)は、その側面図、(c)は、椅子を示す正面図、(d)は、同様に椅子を示す正面図、(e)は、長椅子を連結して、異なる形状の長椅子を構成した状態を示す上面図である。
図7(a),(b)の長椅子10Cは、組み立て家具用ブロック5′を間隔を置いて並べて、その上に、B面のB凸部3bに対応した穴を有する座板8Aを載せたものであり、その高さは、図6と同様に、椅子として適切な高さとなっている。
図7(c)の椅子10Dは、組み立て家具用ブロック5′のA面が組合わさるように並べたものに、B面のB凸部3bに対応した穴を有する座板8Bを載せたもので、図7(a),(b)の長椅子10Cと同様に、椅子として適切な高さとなっている。この椅子10Dが、本願発明の組み立て家具用ブロックを最小個数、つまり、2個使った例の一つである。
図7(d)の椅子10Eは、図7(c)の椅子10Dを背中合わせに並べたものである。この場合も、単に二つの椅子が並んでいるだけではなく、背中合わせの部分のA凸部3a、A凹部2aが填まり込んでいるので、より一体性が保たれるという効果を生じる。
図7(e)の椅子10Fは、図7(a),(b)の椅子10Cを延長可能とし、かつ、コーナーブロック5cを用いて、直角方向にも延びるようにしたものである。この場合、座板8Cが一つのブロック5′上で連結されるように相互に段部を設けて、B凸部3b、B凹部2bを利用して相互に離れないようにしている。
図8は、本発明の組み立て家具用ブロックを組み合わせたパーテーションの一例を示す正面図である。このパーテーション10Gは、A面に凹凸のないブロック5Aと、A面に凹凸のあるブロック5とを交互に上下に8個、左右に7個、それぞれのB面、C面の凸部、凹部を填まり込ませて表面が市松模様になるようにしたものである。
このパーテーション10Gによれば、いくつかのブロック5,5Aに電気接続部2d,3dを設置して、照明を入れて種々の色に光らせたり、パネルPAを、A面のA凸部3aを利用して取り付けたり、補助リング5dをA凸部3aの外周に嵌めて、この補助リング5dに植木鉢FHがぶら下げられるなど、単なる間仕切りだけの機能だけでなく、多様な使い方が可能となる。
なお、パーテーション10Gの両側には半円形の補助柱5dを設けて、外観を良くし、また、上方にはB面の突起を吸収する上板8Dを、同様に下方にはB面の突起を吸収する基礎板8Eを設けてある。
このように、本発明の組み立て家具用ブロック5・・・は、いろいろな組み合わせて、多種類の家具を構成することができ、その際、各凸部、凹部がその組み合わせを強固なものとして、他方では、外観の一部を構成して、意匠的な魅力をまし、更に、種々のものを固定したり、ぶら下げたりすることもできる。
また、符号5Fは、家具用ブロック5・・の4つの面取り部4に囲まれた部分にはめ込まれた差し込み部材であり、これに垂れ幕をぶら下げたり、いろいろなものを下げたりすることができる。なお、他のコーナー部分にも同様の隙間があるが、この図面では、省略している。この差し込み部材5Fは、例えば、パーテーションをブロック5A(A面の凹部、凸部がないものだけで構成する場合でも種々のものを取り付け、吊り下げるのに用いることができる。
図9は、本発明の組み立て家具用ブロックを組み合わせたパーテーションの別例を示す上面図である。このように本発明の組み立て家具用ブロック5・・・を用いたパーテーション10Hは、枝分かれさせたり、コーナーブロック5cを使って、直角に伸ばしたりすることもできる。
以上の使用例を見渡すと、本願発明の組み立て家具用ブロックは、以下のような効果を発揮することができる、ということが解る。
1)各面間隔がそのまま家具の一部の寸法を構成して、最低限2つのブロックの組み合わせで一種類の家具が構成でき、また、3対の面の用い方で、椅子、テーブル、棚、パーテーションの一つの寸法を確保することができ、効率良く組み立て家具が構成できる。
2)上記の効果の結果、一つの目的で使い終わったブロックは、他の目的のためにリサイクル、リユースすることができる。本発明は地球に優しい発明である。
3)直方体の形状は1種類だけなので、製造が為やすく、交換も為やすい。
4)合成樹脂を用い、原則は、白色半透明となるが、それ以外に、いろいろな色を使って、意匠的に優れたものとすることができる。
5)凹凸の有無を含めても、原則として、A面の凹凸の有無と、B面の底部が凹凸なしか有りの4種類に基本ブロックで構成されるので、在庫の種類が少なく、在庫管理が為やすい。
6)中空なので、水を主とするタンクとして用いることができ、その場合、満水で約26kgで人が運べる重さで、タンクとしての取り扱いも楽である。これは、災害時の水の保管場所としても有効に利用できるということである。
7)外観として表れる凹凸を意匠的に利用でき、また、種々のものを吊り下げたり、取り付けたりすることに利用できる。
8)面取りで形成される隙間を、棒状のものを差し込む空間として利用でき、物をぶら下げたりすることができる。
9)各面に設けられた凸部、凹部が前後左右に交互となっているので、相互に嵌め合わせるときに、方向性に拘束されず、嵌め合わせが為やすい。
また、上記の効果は、組み立て家具とした際には、組み立て家具として、発揮される。
なお、本発明は、上記実施形態に限定されるものではなく、各実施例の様々な組み合わせも含むものであり、特許請求の範囲のに記載した範囲で自由に変更して実施することができる。たとえば、長椅子の構成で幅と長さを長くすれば、ベッドとすることができ、その他、多種多様の家具を構成することができる。
本発明の組み立て家具用ブロック及び組み立て家具は、組み立て家具用のブロックとして、各面間隔がそのまま家具の一部の寸法を構成して、最低限2つのブロックの組み合わせで一種類の家具が構成でき、また、3対の面の用い方で、椅子、テーブル、棚、パーテーションなどの一つの寸法を確保することができ、効率良く組み立て家具が構成できることが要請される産業分野に用いることができる。

Claims (8)

  1. 合成樹脂製の各辺の長さが異なる中空の直方体であって、対向する3対の面の内、対面間隔が最小のA面は椅子の座面として適切な正方形の辺の半分の長さの対面間隔となっており、次に対面間隔が大きいB面は、A4ファイルを抜き差しできる間隔となっており、最大対面間隔のC面は椅子の座面として適切な正方形の辺の長さの対面間隔となっている組み立て家具用ブロックであって、
    各縁は面取りがされており、少なくともB面には、一対の凹部と凸部とが対向する面で凹凸が異なるように設けられており、これらの凹部と凸部とは、他の組み立て家具用ブロックのB面の凸部と凹部に隙間無く填まり込むようになっていることを特徴とする組み立て家具用ブロック。
  2. C面には、一対の凹部と凸部とが対向する面で凹凸が異なるように設けられており、これらの凹部と凸部とは、他の組み立て家具用ブロックのC面の凸部と凹部に隙間無く填まり込むようになっていることを特徴とする請求項1記載の組み立て家具用ブロック。。
  3. A面には、前後左右に2対の凹部と凸部とが対向する面で凹凸が異なるように設けられており、他の組み立て家具用ブロックの同じ面の凸部と凹部に隙間無く填まり込むようになっていることを特徴とする請求項1または2記載の組み立て家具用ブロック。
  4. B面の一方面には凹凸がなく、平坦であり、床面に接触するようになっていることを特徴とする請求項1〜3のいずれか記載の組み立て家具用ブロック。
  5. B面の床面に接触する面は、滑り止め面となっており、かつ、ブロック内に液体を貯留するための注排水口を備えていることを特徴とする請求項1〜4のいずれかに記載の組み立て家具用ブロック。
  6. ブロックの各凹部、凸部には、ブロック間の電気的接続を可能にする電気接続部が設けられていることを特徴とする請求項1〜5のいずれか記載の組み立て家具用ブロック。
  7. A面間隔が200ミリ、B面間隔が330ミリ、C面間隔が400ミリであることを特徴とする請求項1〜6のいずれか記載の組み立て家具用ブロック。
  8. 請求項1〜7いずれか記載の組み立て家具用ブロックを少なくとも2個以上組み立てて構成されていることを特徴とする組み立て家具。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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CN105919336A (zh) * 2016-06-29 2016-09-07 浙江嘉宜实业有限公司 一种沙发单元及组合沙发
JP2016174863A (ja) * 2015-03-23 2016-10-06 学校法人北里研究所 X線ct装置用ファントム
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