JP3229951U - ユニット家具および家具 - Google Patents
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Abstract
【課題】少ない種類のユニット家具と一つのジョイントパーツのみで構成され、簡単に組み立てられ、多様にカスタマイズでき、単体でも使用が可能で、様々な生活用品を効率よく収納することができるユニット家具を提供する。【解決手段】対向する正方形の天板1と底板2とを少なくとも1つの側板3で支持し、天板と底板とにおける互いに対向する面側とは反対側の面の中央部に他のユニット家具を接続するためのジョイントパーツが嵌合可能な平面視正方形状の凹部4を設けたユニット家具である。少ない種類のユニット家具と一つのジョイントパーツのみの単純な仕組みで、誰もが組み換え可能で多様にカスタマイズできる。【選択図】図1
Description
本考案は、単独でも複数でも使用可能なユニット家具および家具に関するものである。
時や場所、収納量や、人々の活動シーンによって、同じ空間でも求められる家具は違ってくる。同じ空間であっても、それに合わせて、収納やテーブルなどを買いなおさなければならなかった。そこで、組み換え、追加が可能なユニット家具が提案されている(例えば先行技術文献1参照)。
しかしながら、上記のユニット家具では、ユニット家具の数や、追加の際のジョイントパーツが多く、複雑で汎用性に欠け、結果として使いづらいものになっているという問題点があった。
本考案は、対向する正方形の天板と底板とを少なくとも1つの側板で支持し、前記天板と前記底板とにおける互いに対向する面側とは反対側の面の中央部に他のユニット家具を接続するためのジョイントパーツが嵌合可能な平面視正方形状の凹部を設けたユニット家具および、それを組み合わせた家具である。この構成により、少ない種類のユニット家具と一つのジョイントパーツのみの単純な仕組みで、誰もが組み換え可能な多様にカスタマイズできる家具を提供することによって、問題点を解決している。
上述のように、少ない種類のユニット家具と一つのジョイントパーツのみで構成され、誰でも簡単に組み立てられ、組み換えて多様にカスタマイズでき、単体でも使用が可能で、様々な生活用品を効率よく収納することができ、人々の生活や活動空間に合わせた使いやすい家具となった。
以下、本考案の形態と実施例を図面において説明する。本考案で言うところの正方形や直方体は、使用しやすさを考慮して、コーナー部にRを付けた形も含むものとする。
図1は本考案のユニット家具100の一例を示す斜視図である。図2は本考案のジョイントパーツ101の形状の一例を示す斜視図である。図1に示すように、本考案のユニット家具100は、対向する正方形の天板1と底板2とを少なくとも1つの側板3で支持している。そして、天板1と底板2とにおける互いに対向する面側とは反対側の面の中央部に他のユニット家具100を接続するためのジョイントパーツ101が嵌合可能な平面視正方形状の凹部4が設けられている。
この構成により、ユニット家具100と一つのジョイントパーツ101のみの単純な仕組みで、誰もが組み換え可能な多様にカスタマイズできる家具を提供する。
ユニット家具100の天板1と底板2の正方形の1辺aは、30cm以上、50cm以下、前記側板3の高さbは、30cm以上、50cm以下である。aとbの長さは、同じでも違っていても構わない。
この大きさは、収納場所が定まりにくい様々な生活用品が収容可能なサイズとなっている。30cmよりも小さいとファイルや大型本、2Lのペットボトルやワインなどの飲料瓶類や花瓶、鞄などが入らない。また50cmよりも大きいと、家具として大きく、大きな面積が必要で使いづらく、引っ越しや生活環境の変化に対応しにくい。また、重くて移動しにくいという難点も出てくる。この大きさは、様々な生活用品が収納可能で、コンパクトに持ち運びしやすく、使いやすい寸法になっている。
図3は、本考案の別のユニット家具102の一例を示す斜視図である。図3に示すように、本考案のユニット家具102は、対向する正方形の天板1と底板2とを少なくとも1つの側板3で支持している。そして、天板1と底板2とにおける互いに対向する面側とは反対側の面の中央部にユニット家具100や他のユニット家具102を接続するためのジョイントパーツ101が嵌合可能な平面視正方形状の凹部4が設けられている。このユニット家具102の天板1と底板2の形と大きさはユニット家具100と同じである。
ユニット家具102の側板5の高さcは、ユニット家具100の側板の高さbに対して小さく、20cm以上、40cm以下である。この大きさは、新書などの本や、鍋類、皿類、カセットコンロなど高さがあまり必要でない物の収納に適したサイズとなる。これにより、様々な生活用品を効率よく収納することが可能となる。
この構成により、少ない種類のユニット家具100、102と一つのジョイントパーツ101のみの単純な仕組みで、誰もが組み換え可能な多様にカスタマイズでき、様々な生活用品を効率よく収納することが可能な家具を提供する。
図4(a)および(b)は、天板1または底板2にある凹部4の形状と位置を示す平面図である。凹部4は、天板1と底板2の中心にあり、天板1、底板2の正方形の中心と、凹部4の正方形の中心は一致している。天板1と底板2の正方形の辺と凹部4の正方形の辺は、図4(a)に示すように平行もしくは図4(b)に示すように角度がついても構わないが、すべて同じ角度になるようにする。この構成により、ユニット家具101およびユニット家具102は、平面的に90度回転させてもきれいに重ねることが出来る。
図5は、本考案のユニット家具100、102とジョイントパーツ101の結合部分を示す断面図である。ジョイントパーツ101の凹部4に嵌まる面は、ユニット家具100、102の天板1、底板2の凹部の形と同じであり、ユニット家具100、102の天板1、底板2の凹部4の深さeは、ジョイントパーツ101がユニット家具100、102の天板1、底板2の凹部4に嵌合した状態においてジョイントパーツ101がユニット家具100、102の天板1、底板2の凹部4から突出し、且つジョイントパーツ101がユニット家具100、102の天板1、底板2の凹部4に嵌合した状態でのユニット家具100、102の天板1、底板2の凹部4からの突出量がユニット家具100、102の天板1、底板2の凹部4の深さよりも小さくなるように設定されている。ジョイントパーツ101の高さdは、天板1と底板2の凹部4の深さeよりも大きく、深さeの2倍以下の高さである。
この構成により、ユニット家具100、102の間にジョイントパーツ101が嵌合し、ずれることなく重なり、ユニット家具100、102のうち鉛直方向において隣接する2つのユニット家具同士を接続するジョイントパーツ101とを備える家具となる。ユニット家具100、102は、平面的に90度向きを変えてもずれることなく重なるので、前後左右の方向から収納が可能となり便利である。少ない種類のユニット家具100、102と一つのジョイントパーツ101のみの単純な仕組みで、誰もが組み換え可能な多様にカスタマイズできて、様々な生活用品を効率よく収納することが可能な家具となる。
図6(a),(b)及び図7は、本考案のユニット家具100、102を単体で使用した例の図である。本考案のユニット家具100、102は、それぞれ様々な生活用品が収容可能で、出し入れがしやすい。ユニット家具100、102の上面の高さbや高さcはちゃぶ台の高さや、椅子の座面の高さに適しており、図6(a)に示すように、飲料瓶類11を収納しながら、上面に飲料瓶類11やグラス12を置いたり、図6(b)に示すように、大型本13を収納しながら上に人16が座ることもでき、椅子としても使用できる。また、図7に示すように、新書本14を収納した上にマグカップ15を置いたりして、ちゃぶ台になる。ユニット家具100、102単体で、収納付きちゃぶ台や収納付き椅子として使用でき、一人暮らしや狭小住宅等で便利である。
図8は、本考案のユニット家具100、102を複数段組み合わせて甲板17を乗せた家具、例えばテーブル103として使用した家具の例の図である。図8に示すように、ユニット家具100、102と複数のユニット家具100、102のうち鉛直方向において隣接する2つのユニット家具100、102同士を接続するジョイントパーツ101とを備えている。これに、甲板17を付けることで様々なテーブルや机を作ることができる。本考案のユニット家具100やユニット家具102を2つから3つ重ねた高さfは、例えば70cm前後となり、ダイニングテーブルや学習机としての使用に適している。この構成により、少ない種類のユニット家具100、102と一つのジョイントパーツのみの単純な仕組みで、誰もが組み換え可能な多様にカスタマイズできる家具となる。
図9は、本考案のユニット家具100、102を並列に置き、それぞれ複数段組み合わせ、例えば収納棚104として使用した例の図である。図9に示すように、ユニット家具100、102のうちの3つのユニット家具を鉛直方向に重ねてなる第1家具群の鉛直方向の第1高さG1と、ユニット家具100、102のうちの2つのユニット家具100、102を鉛直方向に重ねてなる第2家具群の鉛直方向の第2高さG2とが等しくなるに設定されている。なお、第1家具群に含まれるユニット家具100、102の数は3つに限定されるものではなく、第2家具群に含まれるユニット家具100、102の数も2つに限定されるものではない。この構成により、第1家具群と第2家具群を接するように並べた上に、大きな生活用品を乗せて一つの台としての使い方や、甲板17を乗せて大きなテーブルとして使うことができる。この際の家具群は2つに限定するものではない。また、ユニット家具100、102を複数個重ねた第1家具群を構成する3つのユニット家具100、102と、ユニット家具100、102を複数個重ねた第2家具群を構成する3つのユニット家具100、102と、の少なくとも一方において、各ユニット家具100、102の天板1と底板2との間の距離は、少なくとも1つの他のユニット家具100、102の天板1と底板2との間の距離と異なる場合もある。これらのことにより、ユニット家具100、102を複数個重ねたものを横に並べ、一つの収納棚104や作業台などとしての使用や、テーブルの脚としての使用が可能となる。ちなみに、本考案のユニット家具100、102を2つから4つ重ねた高さgは、例えば90cm前後となり、クッキングテーブル、調理台等の使用に適しており、グラス12や、鍋類18、皿類19、花瓶20、ファイル21等、様々な生活用品を収納できる家具となる。この構成により、少ない種類のユニット家具100、102と一つのジョイントパーツのみの単純な仕組みで、誰もが組み換え可能な多様にカスタマイズできる家具となる。
図10は、本考案のユニット家具100、102を複数個重ねたものを脚とし、甲板17を渡し、例えばカウンターテーブル105として使用した家具の例の図である。図10に示すように、ユニット家具100、102のうちの3つのユニット家具を鉛直方向に重ねてなる第1家具群の鉛直方向の第1高さG1‘と、ユニット家具100、102のうちの3つのユニット家具100、102を鉛直方向に重ねてなる第2家具群の鉛直方向の第2高さG2’とが等しくなるに設定されている。なお、第1家具群に含まれるユニット家具100、102の数は3つに限定されるものではなく、第2家具群に含まれるユニット家具100、102の数も3つに限定されるものではない。また、図10に示すように、ユニット家具100、102を複数個重ねた第1家具群を構成する3つのユニット家具100、102と、ユニット家具100、102を複数個重ねた第2家具群を構成する3つのユニット家具100、102と、の少なくとも一方において、各ユニット家具100、102の天板1と底板2との間の距離は、少なくとも1つの他のユニット家具100、102の天板1と底板2との間の距離と異なる場合もある。加えて、図10に示すように、第1家具群と第2家具群を距離を開けて設置し、甲板17を渡して、カウンターテーブル105の脚として使用することができる。ちなみに、本考案のユニット家具100、102を3つから5つ重ねた高さhは、例えば100cm前後となり、カウンターテーブル105や、スタンディングテーブル、作業台としての使用に適している。この構成により、少ない種類のユニット家具100、102と一つのジョイントパーツ101のみの単純な仕組みで、新書本14や飲料瓶類11など様々な生活用品を収納できるカウンターテーブル105やスタンディングテーブル、作業台としての使用が可能な家具を作ることができ、誰もが組み換え可能な多様にカスタマイズできる家具となる。
図11は、本考案のユニット家具100、102を複数個使用して、例えば収納間仕切り106として使用した例の図である。図11に示す通り、ユニット家具101やユニット家具102の個数や高さも自由に組み合わせが可能であり、平面的に90度回転させて重ねることもできる。新書14や大型本13、ファイル21などを前後左右4方向から収納が可能で、自由にカスタマイズできる収納間仕切りとなる。また、間に甲板17を渡してその下を空洞にし、パイプ22をとりつけることによって、衣類23を収納したり、鞄24を収納したりする使い方なども出来る。
以上の構成により、汎用性の高い収納寸法で、あらゆるな生活用品を収納することができるユニット家具101、102は、単体でも使用が可能である。また、少ない種類のユニット家具100、102と一つのジョイントパーツのみの単純な仕組みで、誰もが組み換え可能な多様にカスタマイズでき、様々な生活用品を効率よく収納することが可能な家具となる。収納付きテーブル103や間仕切り105などに自在に変化し、生活スタイルが変わっても、一生使い続けられる家具となった。引っ越し、仕事、家族の状況などの変化によって、既存の家具が合わなくなり、収納家具やテーブルを処分して買いなおすことを防ぎ、安易な使い捨てが減ることにつながる。
1 天板
2 底板
3 側板
4 凹部
5 側板
11 飲料瓶類
12 グラス
13 大型本
14 新書本
15 マグカップ
16 人
17 甲板
18 鍋類
19 皿類
20 花瓶
21 ファイル
22 パイプ
23 衣類
24 鞄
100,102 ユニット家具
101 ジョイントパーツ
103 テーブル
104 収納棚
105 カウンターテーブル
106 間仕切り
a 長さ
b,c,f,G1,G2,G1’,G2’,h 高さ
d 厚さ
e 深さ
2 底板
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13 大型本
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100,102 ユニット家具
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105 カウンターテーブル
106 間仕切り
a 長さ
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d 厚さ
e 深さ
Claims (7)
- 対向する正方形の天板と底板とを少なくとも1つの側板で支持し、前記天板と前記底板とにおける互いに対向する面側とは反対側の面の中央部に他の家具を接続するためのジョイントパーツが嵌合可能な平面視正方形状の凹部を設けたユニット家具。
- 前記正方形の1辺は、30cm以上、50cm以下であり、前記側板の高さは、30cm以上、50cm以下であることを特徴とする請求項1に記載のユニット家具。
- 前記正方形の1辺は、30cm以上、50cm以下であり、前記側板の高さが、20cm以上、40cm以下であることを特徴とする請求項1に記載のユニット家具。
- 前記ジョイントパーツの凹部に嵌まる面は、前記凹部の形と同じであり、
前記凹部の深さは、前記ジョイントパーツが前記凹部に嵌合した状態において前記ジョイントパーツが前記凹部から突出し且つ前記ジョイントパーツが前記凹部に嵌合した状態での前記凹部からの突出量が前記凹部の深さよりも小さくなるように設定されていることを特徴とする請求項1から3のいずれか1項に記載のユニット家具。 - 複数の請求項1から4のいずれか1項のユニット家具と
前記複数のユニット家具のうち鉛直方向において隣接する2つのユニット家具同士を接続するジョイントパーツと、を備える家具。 - 前記複数ユニット家具のうちのN(Nは正の整数)個のユニット家具を鉛直方向に重ねてなる第1家具群の鉛直方向の第1高さと、前記複数のユニット家具のうちのM(Mは正の整数)個のユニット家具を鉛直方向に重ねてなる第2家具群の鉛直方向の第2高さとが等しくなるように設定されている、
請求項5に記載の家具。 - 前記第1家具群を構成するN個のユニット家具と、前記第2家具群を構成するM個のユニット家具と、の少なくとも一方において、各ユニット家具の前記天板と前記底板との間の距離は、少なくとも1つの他のユニット家具の前記天板と前記底板との間の距離と異なる、
請求項6に記載の家具。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2020004417U JP3229951U (ja) | 2020-10-12 | 2020-10-12 | ユニット家具および家具 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2020004417U JP3229951U (ja) | 2020-10-12 | 2020-10-12 | ユニット家具および家具 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP3229951U true JP3229951U (ja) | 2020-12-24 |
Family
ID=73835956
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2020004417U Active JP3229951U (ja) | 2020-10-12 | 2020-10-12 | ユニット家具および家具 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3229951U (ja) |
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2020
- 2020-10-12 JP JP2020004417U patent/JP3229951U/ja active Active
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Legal Events
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Ref document number: 3229951 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |
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