JP2012210319A - 遊技機 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】入賞口振分装置7は、通常時に第1始動入賞口5aに振り分ける。時短になる大当たり状態の終了時には、所定期間だけ遊技球を遊技者に有利な第2始動入賞口に振り分ける。時短には、ノーマル時短と、ノーマル時短より変動表示ゲームのゲーム時間が短いスーパー時短とがある。ノーマル時短が終わるころ、遊技球は第1始動入賞口5aに振り分けられる状態になる。それに対して、スーパー時短が終了しても入賞口振分装置7は未だ第2始動入賞口に遊技球を振り分けており、時短が終了しても遊技者に有利な状態がしばらく継続する。
【選択図】図1
Description
デジパチと称されるパチンコ遊技機においては、遊技球が打ち込まれて流下する遊技盤面に形成された遊技領域に始動入賞口が設けられ、当該始動入賞口に遊技球が入賞することに基いて、内部の主基板側の制御装置において、後述の変動表示ゲーム(特図ゲーム)の大当たり、はずれ(小当たりを含む場合がある)の抽選が行われ、抽選で大当たりになると遊技領域に設けられたアタッカが開放して、アタッカに遊技球が入賞可能になる大当たり状態になる。
すなわち、遊技者が遊技球の発射勢を調整して、左打ちと右打ちとに遊技球を打ち分けなくても、第1始動入賞口と第2始動入賞口とに略均等に遊技球を入賞させることができる。
電チューサポート状態において、発射される遊技球の数(入珠の数)より、賞球として払いだされる遊技球の数(出球の数)の方が多くなるように設定された遊技機が提案されている(例えば、特許文献3参照)。
したがって、電チューサポート状態になっている期間の長さは、ノーマル時短モード、スーパー時短モード、プレミアム時短モードの順で長くなる。
また、基本的に三つの時短モードは、時短モードなっている期間の長さ(変動表示ゲームの平均長さ)が異なるだけであり、モードとしてそれぞれ異なる特徴を持っているわけではない。
前記遊技盤に設けられ、前記遊技領域を流下する遊技球が入賞可能な第1始動入賞口および第2始動入賞口と、
前記第1始動入賞口に遊技球が入賞したことに基いて所定の開始条件が成立した際に開始され、かつ、設定される変動表示時間だけ図柄を変動表示した後に当たりまたははずれの結果を示す図柄を所定時間停止表示した際に終了になる第1変動表示ゲームの表示を制御する第1表示制御手段と、
前記第2始動入賞口に遊技球が入賞したことに基いて所定の開始条件が成立した際に開始され、かつ、設定される変動表示時間だけ図柄を変動表示した後に当たりまたははずれの結果を示す図柄を所定時間停止表示した際に終了になる第2変動表示ゲームの表示を制御する第2表示制御手段と、
前記第1始動入賞口に遊技球が入賞したことに基いて前記第1変動表示ゲームの当たりまたははずれを抽選する第1抽選手段と、
前記第2始動入賞口に遊技球が入賞したことに基いて前記第2変動表示ゲームの当たりまたははずれを抽選する第2抽選手段と、
前記第1始動入賞口および前記第2始動入賞口とのうちの少なくとも一方の始動入賞口に設けられるとともに、前記始動入賞口への遊技球の入賞率を高めている高入賞状態と、前記高入賞状態より始動入賞口への遊技球の入賞率が低い低入賞状態との間で変動する普通変動入賞装置と、
遊技球の入賞が容易な開放状態と、遊技球が入賞できない閉塞状態との間で変動する特別変動入賞装置と、
前記第1変動表示ゲームまたは前記第2変動表示ゲームが当たりになって終了する際に、通常時に前記閉塞状態になっている前記特別変動入賞装置を前記開放状態とする当たり状態を発生させる特別変動制御手段と、
前記第1変動表示ゲームまたは前記第2変動表示ゲームが当たりになって発生した当たり状態が終了してから、第1変動表示ゲームおよび第2変動表示ゲームを合わせた実行回数が所定回数になるまで、前記普通変動入賞装置の単位時間当たりの高入賞状態になっている期間が通常時より長くなる始動入賞支援状態を発生させる普通変動制御手段と、
前記第1変動表示ゲームおよび前記第2変動表示ゲームに選択されて設定される複数の前記変動表示時間が載せられるとともに、載せられている各変動表示時間が選択される抽選確率が設定されているデータテーブルとして、通常時に用いられる通常テーブルと、前記始動入賞支援状態時に用いられ、かつ、選択される変動表示時間の平均が前記通常テーブルを用いて選択される変動表示時間の平均より短く設定されている時短テーブルとを記憶し、前記通常テーブルまたは前記時短テーブルを用いて前記変動表示ゲームの開始時に、前記変動表示ゲームの前記変動表示時間を選択して設定する変動表示時間選択手段とを備え、
前記第1始動入賞口に遊技球が入賞する場合より、前記第2始動入賞口に遊技球が入賞する場合の方が遊技者に有利になる遊技機において、
前記遊技領域を流下する遊技球の一部が流入するとともに、流入する遊技球を第1始動入賞口に向って当該第1始動入賞口に入賞可能に流下させる第1通路と、流入する遊技球を第2始動入賞口に向って当該第2始動入賞口に入賞可能に流下させる第2通路と、流入する遊技球を第1通路と第2通路とのいずれか一方に振り分ける振分手段とを備えた入賞口振分装置と、
前記振分手段により通常時に遊技球を第1通路に振り分け、少なくとも前記始動入賞支援状態が開始される前記当たり状態の終了から所定期間だけ遊技球を第2通路に振り分けるように制御する振分制御手段とを備え、
前記変動表示時間選択手段は、前記時短テーブルとして、ノーマル時短テーブルと、ノーマル時短テーブルを用いて選択される変動表示時間の平均より選択される変動表示時間の平均が短いスーパー時短テーブルとを記憶するとともに、前記始動入賞支援状態時に、用いるデータテーブルとして前記ノーマル時短テーブルと、前記スーパー時短テーブルとのうちの一方を選択し、
前記スーパー時短テーブルを用いて前記変動表示時間を選択して前記始動入賞支援状態の開始から終了までの所定回数の変動表示ゲームを連続的に行う際の時間が、前記振分制御手段によって前記大当たり状態終了から第2通路に遊技球が振り分けられている前記所定時間より短くなるように、前記スーパー時短テーブルに登録される前記変動表示時間および前記抽選確率が設定されていることを特徴とする。
また、第1変動表示ゲームまたは第2変動表示ゲームで当たりになって、特別変動入賞装置が開放状態になる大当たり状態が発生した場合に、この大当たり状態終了後から始動入賞支援状態(所謂時短状態)が発生する。また、始動入賞支援状態は、大当たり状態終了後から第1変動表示ゲームの実行回数と第2変動表示ゲームの実行回数とを合わせた実行回数が所定回数(例えば、100回)になった場合に終了する。
一方、入賞口振分装置は、大当たり状態後から所定期間だけ遊技者に有利になるように遊技球を第2始動入賞口側に振り分けている。
ここで、スーパー時短テーブルを用いた場合には、第2始動入賞口に遊技球を振り分けている所定期間より、時短状態になっている期間が短くなるので、時短状態が終了した後も、所定期間が終了するまで、遊技球が遊技者に有利な第2始動入賞口に遊技球を振り分けている状態が続くことになる。
したがって、時短が終了する前に有利な振分状態から不利な振分状態に移行したり、時短状態の終了と略同時に不利な振分状態に移行したりすることが考えられる。
したがって、ノーマル時短テーブルより、スーパー時短テーブルを用いた方が、時短終了後に有利な振分状態になっている第3の期間が長くなり、遊技者に有利な状態になる。この期間は、時短状態になっておらず、遊技者に有利な第2始動入賞口への遊技球の入賞率が高まる有利状態であり、この有利状態は、時短状態を早く終わらせること、すなわち、時短中の変動表示時間を短くすることによって、発生可能になるとともに、長い期間に渡って保持可能になる。
図1に示すように、この実施の形態のパチンコ遊技機は、基本的には、所謂デジパチと呼ばれる種類のパチンコ遊技機としての構成を有するものである。
遊技盤1の盤面上の遊技領域2内には、その略中央部に可変表示装置(表示装置)3が設けられている。可変表示装置3は、例えば、液晶表示装置からなるもので、抽選手段として機能する後述の主制御装置14で行われる抽選の各種大当たりおよびはずれの抽選結果を表示するものであり、抽選結果の表示に際し装飾図柄の変動表示ゲームを表示し、この変動表示ゲームの大当たりおよびはずれによって上述の抽選結果を報知するようになっている。
また、第1始動入賞口5aは、所謂電チューと呼ばれる普通変動入賞装置5に設けられている。
この普通変動入賞装置5は、開閉動作自在な1対の可動片51,51を備え、第1始動入賞口5aに遊技球が入賞し難いように可動片51,51が閉じた状態(低入賞状態)と、遊技球が入賞し易いように可動片51,51が開いた状態(高入賞状態)との間で変動するようになっている。可動片51,51が閉じた状態でも、可動片51,51同士の間には、遊技球が一個だけ通過可能な間隔があいているので、開いた場合よりも遊技球が入賞し難いが、遊技球が入賞可能になっている。
また、特別変動入賞装置6は、いわゆる突確、突時、潜確等の当たりに対応する大当たり状態では、2ラウンドだけの動作を行うものになっており、これらを2ラウンド当たりと称する。大当たり状態における特別変動入賞装置6の制御は、特別変動制御手段としての主制御装置14が行う。
また、ステージ34の前縁は、遊技盤1の前面の位置になっており、ステージ34の下側で遊技釘等で撥ねた遊技球が載ることが可能になっているとともに、ステージ34の前縁から遊技球がステージ34より下の遊技領域2に流下可能になっている。
なお、ステージ34上に載った遊技球が流入口71に流入する確率は、ステージ34上に載らなかった遊技球が流入口71に流入する確率より高くなっている。
また、導出口36を備えるステージ34は、その前縁が遊技盤1の盤面と同じ位置で、かつ、ステージ34および導出口36と流入口71との間には、上下に十分な間隔があけられており、ワープ通路を介してステージ34上に載らなかった遊技球も流入口に流入可能になっている。また、導出口36に誘導されずにステージ34の前縁から下方に落下する遊技球もその一部が流入口71に流入可能になっている。
振分通路74の左右端部にはそれぞれ第1通路76または第2通路77が設けられ、遊技盤1の前面より後側を通して流出口(流出路)72,73に遊技球を誘導する。流出口72,73に至った遊技球は、流出口72,73の遊技盤1の前面位置とされている下縁から遊技領域2に流下するようになっている。
振分部材75は、基本的にシーソー状の板部材であり、図2(a)に示すように、左の流出口72側に下り傾斜して遊技球を左の流出口72に誘導する状態と、図2(b)に示すように右の流出口73側に下り傾斜して遊技球を右の流出口73側に誘導する状態とに変動可能になっている。
また、特別変動入賞装置6の下方の遊技領域2の最下端部には、いずれの入賞口にも入賞しなかった遊技球を遊技領域2の外部になる遊技盤1裏面に排出させるアウト口12が設けられている。また、遊技盤1の前面には、遊技球の流下方向を規制するとともに流下方向を転換する遊技釘9(一部だけ図示)や風車(図示略)等の流下規制転換部材が設けられている。
また、主制御装置14には、上述の普通変動入賞装置5の可動片51,51を駆動する普通変動ソレノイド55が駆動制御可能とされているとともに、特別変動入賞装置6の可動扉62を駆動する特別変動ソレノイド64が駆動制御可能とされている。
また、低確率判定テーブルを用いるか、高確率判定テーブルを用いるかは、上述のように制御される確率状態が高確率状態か低確率状態かにより、確率変動制御手段としての主制御装置14で決定される。
したがって、大当たりの場合に図柄乱数によって、通常大当たりなのか確変大当たりなのかが決定され、さらに、通常大当たりの場合は、時短無し通常大当たり、ノーマル時短有り通常大当たり、スーパー時短有り通常大当たりが決定される。
なお、実際には、各種類の大当たりの特図が一つではなく複数あるので、各大当たりの種類毎に分けられた上述の各数値範囲が、さらに各特図に分けられて割り付けられることになる。これにより、データテーブルには、各当たりに対応する特図が載せられるとともに、各特図が抽選で選択される抽選確率が設定されていることになる。
この実施形態では、例えば、時短無しの通常用のデータテーブルを用いた場合の変動表示ゲームの平均時間が例えば15秒以上になり、確変用のデータテーブルまたはノーマル時短のデータテーブルを用いて変動パターンを決定した場合の変動表示ゲームの平均時間が例えば5秒程度になり、スーパー時短用のデータテーブルを用いた場合の変動表示時間の平均時間が2秒程度になるように設定されている。
なお、大当たりになる確率は、はずれになる確率に対してかなり低く設定されているので基本的には、はずれの場合の変動表示ゲームの変動表示時間、特にリーチにならなら変動表示時間を少し長くした時間が変動表示時間の平均時間になる。
なお、はずれでリーチにならない場合の変動表示時間は、上述の特図保留数によって変化する設定のものが上述のデータテーブルに登録されており、特図保留数が少ないほど変動表示時間が長くなる設定になっている。したがって、平均時間の算出には、例えば、第1特図保留数および第2特図保留数を仮定するなどの必要がある。
なお、データテーブルの内容を変更しながら、実験的に平均になる変動表示時間を求めていって、平均時間が上述のようになるように設定してもよい。なお、この場合にパチンコ遊技機の試作機等を用いて実験する必要はなく、シミュレーションによって変動表示時間を設定することが可能である。
また、主制御装置14では、普図ゲームの当たり、はずれの判定用の当たり判定値が載せられたデータテーブルとして、普図低確率用テーブルと、普図高確率用テーブルとが記憶され、時短時および確変時の電サポ状態(始動入賞支援状態)の場合に、普図高確率テーブルが用いられ、それ以外の通常時に普図低確率テーブルが用いられる。付図低確率テーブルを用いた場合に対して普図高確率テーブルを用いた場合には、普図ゲームの当たり確率が例えば10倍程度になる。
また、ノーマル時短有り通常大当たり、スーパー時短有り通常大当たりで大当たり状態になった際に、大当たり状態終了時から所定期間後に、上述のように右に下り傾斜する状態なった振分部材75を左に下り傾斜する状態に戻すようになっている。
すなわち、第1始動入賞口5aに遊技球が入賞した場合の賞球よりも、第2始動入賞口5bに遊技球が入賞した場合の賞球の方が多くなっている。
まず、変動表示ゲーム(特図ゲーム)が開始されるタイミングか否かを判定する(ステップS1)。変動表示ゲームの開始でない場合には処理を終了する。なお、この大当たり種類決定処理は、変動表示ゲームの開始時に行われる処理であり、変動表示ゲームの開始を監視し、変動表示ゲームが開始されるタイミングの場合に処理が実行される。
次に、判定処理の結果が大当たりか否かを判定する(ステップS3)。
はずれの場合は処理を終了する。
大当たりの場合には、図柄乱数と、図柄判定用(大当たり種類判定用)のデータテーブルとを用いて特図ゲームで停止表示する特図を決定する特図選択処理を行う(ステップS4)。
それにより大当たり状態後の遊技状態が決定されることになる。
次に、発生する大当りの種類が大当たり状態後に通常状態になる時短無し通常大当たりか否かが判定される(ステップS5)。
時短無し通常大当たりの場合には、大当たり後の遊技状態として通常状態が設定される(ステップS6)。
ノーマル時短有り通常大当たりの場合には、大当たり後の遊技状態としてノーマル時短状態が設定される(ステップS8)。
ノーマル時短有り通常大当たりでない場合に、次に発生する大当たりの種類がスーパー時短有り通常大当たりか否かが判定される(ステップS9)。
スーパー時短有り通常大当たりでない場合には、残りの確変大当たりと判定されることになり、大当たり状態後の遊技状態として確変状態が設定される(ステップS11)。
なお、通常状態が設定された場合には、大当たり状態後に、特図ゲームの大当たり判定用のデータテーブルとして低確率テーブルが選択されることになるとともに、変動パターン(変動表示時間)の選択用データテーブルとして、通常用テーブルが選択される。
また、スーパー時短状態が設定された場合には、大当たり状態後に、特図ゲームの大当たり判定用のデータテーブルとして低確率テーブルが選択されることになるとともに、変動パターン(変動表示時間)の選択用データテーブルとして、スーパー時短用テーブルが選択される。
次に、図5のフローチャートを参照して大当たり状態終了時に時短状態(ノーマル、スーパー)を開始し、所定の特図ゲームを実行した際に時短状態を終了する時短開始終了処理を説明する。
時短フラグがセットされている場合に、時短カウンタの値に1を加算する(ステップS20)。
まず、変動表示ゲームの開始のタイミングか否かが判定される(ステップS25)。変動表示ゲームの開始のタイミングでない場合には処理を終了する。なお、この処理は変動銅表示ゲームの開始時に行われる処理であり、変動表示ゲームの開始を監視し、変動表示ゲームが開始されるタイミングで処理が行われる。
通常状態かを判定し(ステップS27)、通常状態の場合には、変動パターン決定用のデータテーブルとして、通常用テーブルを選択する(ステップS28)。
また、通常状態でない場合には、ノーマル時短状態か否かを判定し(ステップS29)、ノーマル時短状態の場合には、上述のデータテーブルとしてノーマル時短用テーブルを選択する(ステップS30)。
これにより、データテーブルにおける各変動パターンの変動表示時間と、各変動パターンに設定された抽選確率とにより、通常状態では、例えば、変動表示時間の平均時間が15秒程度になり、ノーマル時短状態および確変状態では、変動表示時間の平均が5秒程度になり、スーパー時短状態では、変動表示時間の平均が2秒程度になる。
したがって、ノーマル時短における時短状態になっている平均時間は、約700秒、すなわち、11分あまりになり、スーパー時短における時短状態になっている平均時間は約400秒であり、6分あまりになる。
次に、図7のフローチャートを参照して、入賞口振分装置7を用いた振分変動処理を説明する。なお、この処理は、リアルタイム処理において短い所定間隔毎に繰り返される処理である。
次に、振分変動フラグがセットされている場合には、タイマがタイムアップしたか否かが判定される(ステップS46)。振分戻しタイマがタイムアップしていない場合には処理を終了する。タイムアップしている場合には、次に、振分ソレノイド79を制御して、入賞口振分装置7の振分部材75を右に下り傾斜して第2始動入賞口5bに遊技球を誘導する状態から、振分部材75を回転させて左に下り傾斜して第1始動入賞口5bに遊技球を誘導する状態とする(ステップS47)。
次に、振分変動フラグをリセットして処理を終了する(ステップS48)。
図8に示すタイムチャートは、上述のように制御される時短状態と、入賞口振分装置の振分変動が遊技者に有利な状態になっている有利状態を示すものである。
それに対して、スーパー時短は、ノーマル時短より短い期間で終了するので、スーパー時短が終了しても、有利状態が継続しており、入賞口振分装置は、遊技者に有利な第2始動入賞口5bに遊技球を誘導している状態になっている。
それに対して、スーパー時短状態になった際には、スーパー時短状態が終了しても、しばらくの間は、上述の有利状態が継続することになる。すなわち、ノーマル時短状態では、電サポ状態と有利状態とが略同時に終了してしまうのに対して、スーパー時短状態では、電サポ状態が終了した後もしばらくの間有利状態が継続している。
したがって、時短状態が終了しても、通常状態よりは出球が多い状態になり、通常状態よりは遊技者に有利な状態が続く状態になる。この状態では、既に時短状態が終了しているが通常状態よりベースが高くなるこから遊技球の消費を抑えることができる。
すなわち、従来にない遊技状態が発生していることにより、遊技球の減少が抑制され、大当たり状態で獲得した遊技球でより長く遊技ができることによって、遊技の継続が促される。
なお、上述の実施形態では、入賞口振分装置7を有利状態としている期間をノーマル時短当たりでもスーパー時短当たりでも一定としたが、有利状態になっている所定期間を当たりの種類により変更するものとしてもよい。
また、時短状態以外に、大当たり状態後の通常状態でも有利状態が発生する場合と、有利状態が発生しない場合とを設定してもよい。この際にも有利状態になっている所定期間が異なる場合があるようにしてもよい。
また、2ラウンド時短当たりではなく、2ラウンド通常当たりで有利状態が発生するものとしてもよい。
2 遊技領域
3 可変表示装置(表示手段)
5 普通変動入賞装置
5a 第1始動入賞口
5b 第2始動入賞口
6 特別変動入賞装置
7 入賞口振分装置
14 主制御装置(第1表示制御手段、第2表示制御手段、第1抽選手段、第2抽選手段、特別変動制御手段、普通変動制御手段、変動表示時間選手段、振分制御手段)
Claims (1)
- 発射された遊技球が流下する遊技領域を有する遊技盤と、
前記遊技盤に設けられ、前記遊技領域を流下する遊技球が入賞可能な第1始動入賞口および第2始動入賞口と、
前記第1始動入賞口に遊技球が入賞したことに基いて所定の開始条件が成立した際に開始され、かつ、設定される変動表示時間だけ図柄を変動表示した後に当たりまたははずれの結果を示す図柄を所定時間停止表示した際に終了になる第1変動表示ゲームの表示を制御する第1表示制御手段と、
前記第2始動入賞口に遊技球が入賞したことに基いて所定の開始条件が成立した際に開始され、かつ、設定される変動表示時間だけ図柄を変動表示した後に当たりまたははずれの結果を示す図柄を所定時間停止表示した際に終了になる第2変動表示ゲームの表示を制御する第2表示制御手段と、
前記第1始動入賞口に遊技球が入賞したことに基いて前記第1変動表示ゲームの当たりまたははずれを抽選する第1抽選手段と、
前記第2始動入賞口に遊技球が入賞したことに基いて前記第2変動表示ゲームの当たりまたははずれを抽選する第2抽選手段と、
前記第1始動入賞口および前記第2始動入賞口とのうちの少なくとも一方の始動入賞口に設けられるとともに、前記始動入賞口への遊技球の入賞率を高めている高入賞状態と、前記高入賞状態より始動入賞口への遊技球の入賞率が低い低入賞状態との間で変動する普通変動入賞装置と、
遊技球の入賞が容易な開放状態と、遊技球が入賞できない閉塞状態との間で変動する特別変動入賞装置と、
前記第1変動表示ゲームまたは前記第2変動表示ゲームが当たりになって終了する際に、通常時に前記閉塞状態になっている前記特別変動入賞装置を前記開放状態とする当たり状態を発生させる特別変動制御手段と、
前記第1変動表示ゲームまたは前記第2変動表示ゲームが当たりになって発生した当たり状態が終了してから、第1変動表示ゲームおよび第2変動表示ゲームを合わせた実行回数が所定回数になるまで、前記普通変動入賞装置の単位時間当たりの高入賞状態になっている期間が通常時より長くなる始動入賞支援状態を発生させる普通変動制御手段と、
前記第1変動表示ゲームおよび前記第2変動表示ゲームに選択されて設定される複数の前記変動表示時間が登録されるとともに、登録されている各変動表示時間が選択される抽選確率が設定されているデータテーブルとして、通常時に用いられる通常テーブルと、前記始動入賞支援状態時に用いられ、かつ、選択される変動表示時間の平均が前記通常テーブルを用いて選択される変動表示時間の平均より短く設定されている時短テーブルとを記憶し、前記通常テーブルまたは前記時短テーブルを用いて前記変動表示ゲームの開始時に、前記変動表示ゲームの前記変動表示時間を選択して設定する変動表示時間選択手段とを備え、
前記第1始動入賞口に遊技球が入賞する場合より、前記第2始動入賞口に遊技球が入賞する場合の方が遊技者に有利になる遊技機において、
前記遊技領域を流下する遊技球の一部が流入するとともに、流入する遊技球を第1始動入賞口に向って当該第1始動入賞口に入賞可能に流下させる第1通路と、流入する遊技球を第2始動入賞口に向って当該第2始動入賞口に入賞可能に流下させる第2通路と、流入する遊技球を第1通路と第2通路とのいずれか一方に振り分ける振分手段とを備えた入賞口振分装置と、
前記振分手段により通常時に遊技球を第1通路に振り分け、少なくとも前記始動入賞支援状態が開始される前記当たり状態の終了から所定期間だけ遊技球を第2通路に振り分けるように制御する振分制御手段とを備え、
前記変動表示時間選択手段は、前記時短テーブルとして、ノーマル時短テーブルと、ノーマル時短テーブルを用いて選択される変動表示時間の平均より選択される変動表示時間の平均が短いスーパー時短テーブルと記憶するとともに、前記始動入賞支援状態時に、用いるデータテーブルとして前記ノーマル時短テーブルと、前記スーパー時短テーブルとのうちの一方を選択し、
前記スーパー時短テーブルを用いて前記変動表示時間を選択して前記始動入賞支援状態の開始から終了までの所定回数の変動表示ゲームを連続的に行う際の時間が、前記振分制御手段によって前記大当たり状態終了から第2通路に遊技球が振り分けられている前記所定時間より短くなるように、前記スーパー時短テーブルに登録される前記変動表示時間および前記抽選確率が設定されていることを特徴とする遊技機。
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