JP2012206808A - ヤードクレーンの給電装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】クレーンの高所に設けてある運転室内の操縦者が、人手を借りずにケーブルを電源に接続するように構成することを目的とする。
【解決手段】タイヤ式門形クレーンの給電ケーブル用リールより送出される給電ケーブルを案内する案内手段と、給電ケーブルの先端に設けたプラグ体と、コンテナ蔵置レーンにプラグを受入れるソケット体を配置し、ソケット体は、クレーンの走行に伴ってプラグ体をプラグ嵌合部に受入れ、この嵌合部内の給電電極とプラグ体の受電電極とを自動的に接合するヤードクレーンの給電装置。
【選択図】図3

Description

本発明はコンテナヤードにおいてコンテナを荷役するヤードクレーンに自動的に給電する給電装置に関する。
大量の貨物をまとめて輸送する手段としてコンテナ船が使用されていることは周知であるが、このコンテナが所定の配送先まで配送されるまでの各段階の荷役方法の概要は次の通りである。
コンテナ船はコンテナヤードに設けてある岸壁に接岸した状態で、この岸壁に沿って設けてあるレール上を移動するコンテナクレーンに付設されている海上に突き出したガーダー上を移動するトロリーと連携作動する吊具によって前記コンテナ船上のコンテナが吊上げられ、次いでこのクレーンの本体の脚部の下方の荷降ろしスペースで待機しているシャシに載せられ、このシャシはコンテナヤードに配送先などで区別されている所定のレーンに移動し、このレーンで待機しているヤードクレーンによって多段に積み上げられる。そしてこの積上げられたコンテナは、再びヤードクレーンによってシャシに載せられて所定の配送先に配送される(図10参照)。
ヤードクレーンは、間隔をおいて配置された脚部とこの脚部の上端にガーダーが固定されて門型に形成された本体の、前記脚部の下部にタイヤ式走行装置を固定し、この走行装置を中央の支持軸を中心として90°旋回するように操向機構が構成されており、また、前記ガーダーに配置されたレール上を移動するトロリーより吊下げられた吊具によってコンテナを荷役するように構成されている。
このヤードクレーンは、積上げられたコンテナ群のレーンを跨ぐように移動してコンテナを荷役する主たる荷役操作と、他のレーンなどに移動して荷役の応援する操作、例えば、他のレーンの荷役が頻繁に行われるのでこれを応援する荷役操作とがある。従って、ヤードクレーンは、コンテナが積上げられレーンを跨いで移動する動作(通常荷役動作)と他のレーンへ移動する動作(レーン替え動作)とがあり、その動きが複雑かつ広範囲となる。
通常のヤードクレーンの動力源は、クレーン本体の下部構造であるシルビーム上にDEと発電機を搭載し、その発生した電力で荷役用の主モータを駆動し、走行装置も同電力で駆動するように構成されている。
しかし、このヤードクレーンにおける荷役と走行とに必要な電力のすべてを1台のディーゼルエンジン(以下、DE)で賄う場合は、大量の排気ガスと騒音が発生し、ヤード全体の環境衛生上に問題がある。そこで大きな動力を必要とする荷役用のモーターの駆動はヤードに設けた給電装置からの電力を使用し、走行装置の動力源として小型の補助DEを使用する方法が考えられる。
(給電操作上の問題)
ヤードクレーンにおける荷役の動力源として電気モーターを使用する場合の電源電圧は440Vの交流が一般に使用される。従って地上に設置された給電装置とクレーン側から延長される電源ケーブルと接続するにはその接続操作に問題がある。
つまり、ヤードクレーンの運転室は、地上15m〜25mの位置に存在するガーダー上を移動するトロリーに設置されており、もし、運転者自身がこの電源と給電用コネクタとを接続しようとする場合は、運転者が高所にある運転室と地上にある電源装置との間を略垂直に立っているタラップを使用して往復しなければならず、運転者の時間が無駄となる上に非効率で体力的に問題がある。更にこの給電には運転者自身が電気の取扱いの資格を取得する必要がある。また、ヤード上にクレーンと電源を接続する専属の要員をヤード上に配置した場合は、人件費が高額となる上に無駄な作業が多く、かつ危険性があるという問題がある。
特開平5−319777号公報 特開2003−137493号公報
門型クレーン本体の両脚の下端に設けた複数の走行用タイヤにより、クレーンの走行路(レーン)に沿って移動するタイヤ走行クレーンにおいて、走行路に沿って適宜間隔をおいて複数の支柱(電柱)を植立し、これの上部に給電用トロリー線を設け、クレーン側に前記トロリー線に接触する集電装置(パンタグラフ)を備えた装置が提案されている(特許文献1)。
特許文献1の発明は、ヤードに沿って電源ケーブル用の支柱と立て、この支柱の上部に横桁を設け、これの下方にケーブルを支持する構成とすることが必要であり、この給電方式を採用した場合はヤード全体に支柱を林立させるような状態となり、これに伴ってレーンの間隔を広くとらなければならず、また、クレーンを横移動させる際には、そのレーンの端部に限定され途中から行うことができないという欠点がある。
また、レーンの中央部に、複数のコネクタの断続機構を設けた電源装置を配置し、ヤードクレーンに設けたケーブルリールより繰出す電源ケーブルの先端にコネクタを取付けておき、前記電源装置にこの接続具を挿入して接続するように構成したタイヤクレーン式給電装置が提案されている(特許文献2)
前記特許文献2にはタイヤ式走行装置を使用し、クレーンに小型のDEを搭載してこれで発電機を駆動し、その電力でクレーンのモーターを駆動して異なるレーンへのレーン替え操作を行うことを教示しており、本発明はこの発明の技術的思想を利用することができる。
本発明は、前記従来の給電方式の欠点である支柱によるトロリー線給電行うことなく、レーンの近傍に配置されている給電装置とクレーン側から引出される電源ケーブルとの接合を手動操作を行うことなく自動的に行なうことができるヤードクレーンの給電装置を提供することを目的とするものである。
1)門型クレーン本体と、この本体を構成する二組の脚部材の下端に操向可能に設けたタイヤ式走行装置を有するクレーンであって、前記本体に搭載された給電ケーブル用リールと、該リールに巻回される給電ケーブルと、ヤードに沿ってクレーンの走行方向を案内する案内手段と、前記給電ケーブルの先端に設けたプラグ体と、前記レーンの側部に配置した前記プラグを受入れるソケット体を有し、前記ソケット体は、前記プラグ体を受入れてプラグ嵌合部に案内し、この嵌合部内に配置された給電電極と、プラグ体に設けてある受電電極を自動的に接合するように構成されていることを特徴としている。
2)前記プラグ体は、一面に受電電極配置面を、他面に前記一面側に接近するように形成した傾斜面とからなる先細り形状を有し、前記ソケット体は、前記プラグ体の嵌合部を形成しており、前記プラグ体嵌合部にソケット体が嵌入されると、受電電極と送電電極とが自動的に電気的に接続するように構成されていることを特徴としている。
3)門型のクレーン本体と、この本体を構成する二組の脚部材の下端に操向可能に設けたタイヤ式走行装置を有するクレーンであって、前記本体に搭載された給電ケーブル用リールに巻回された給電ケーブルと、前記給電ケーブルを前記走行装置の近傍に案内するガイド装置を設けており、前記ガイド装置は、前記ケーブルをクレーンの走行速度に対応させて前記ケーブルを送出して前記プラグ体をソケット体に案内する装置であることを特徴としている。
本発明は前記のように構成されているので、ヤードクレーンは搭載されている補助のDEを駆動して走行装置の電気モーターを駆動し、所定の位置に設置されている給電装置とクレーン本体側から延長される給電ケーブルを自動で接続することができるので、クレーンの運転者は運転室より地上に一々降りて給電操作することも、地上に給電のための電気の取扱い資格を持つ作業員を配置する必要もなく、またヤード上で作業する作業員の危険性も排除される。
また、クレーンの運転者は高所においてヤード上で作業する他のクレーンの動きを見渡しながら荷役するレーンに移動すれば良いので、安全である上にヤード上で発生する事故の発生を防止できる。
ヤードクレーンの荷役状態を示す正面図である。 ヤードクレーンの荷役状態を示す側面図である。 走行装置と給電ケーブルのガイド装置を示す正面図である。 給電ケーブルのガイド装置の平面図である。 ソケット体にプラグ体の作動状態を断面図である。 ソケット体とプラグ体との通電状態の断面図である。 ソケット体の平面図である。 ソケット体の電極部の正面図である。 ガイド装置の構成図である。 コンテナヤードの平面図である。
以下、図面を参照して本発明に係るヤードクレーンの給電装置の詳細を説明するが、説明の便宜上、前段でヤードクレーンの構成について、後段で給電装置を構成するプラグ体とソケット体について説明する。
図1の正面図と図2の側面図に示すように、ヤードクレーン1は、門型クレーンであって、間隔をあけて配置された脚部2、2aの上端の間をガーダー3で結んで全体を門型に形成し、このガーダー3に設けたレールによってトロリー4を前後に移動できるように支持している。このトロリー4には運転室5が設けてあり、このトロリー4より繰り出されるロープ7によって吊具6を吊っており、この吊具6の下部構造であるスプレッダー6aによってコンテナCの荷役操作を行うように構成されている。
また、図2に示すように脚部2,2aの下部にはタイヤ式走行装置8が中心軸を支点として片側が90°の範囲で操向できるように操向機構が構成されている。図示されていないが脚部2の下部の梁材であるシルビーム2sの上に小型DEで駆動される電源装置(不図示)を持っており、これで得られた電力でタイヤ式の走行装置8の車輪8aのモーターを駆動するように構成されている。
脚部2の上には給電ケーブル9を案内するガイド装置10が設けてあり、その下端より繰り出される給電ケーブル9をコンテナヤードY上のコンテナ蔵置レーンLa〜Lnに沿って設けた溝11に嵌入するように案内する。
詳細は後述するが、給電ケーブル9の先端に電源用プラグ体12が設けられ、このプラグ体12はヤードY上に固定されているソケット体13に降ろして係合させ、電極が接触して通電するように構成されている。
図3に示すように給電装置を形成する部材のガイド装置10は、上部に漏斗状に開口して給電ケーブル9を受入れる受け部材10aと、自在ジョイント10bと、図4に示すようにケーブル繰出し装置10cが設けてある。このケーブル繰出し装置10cは、円盤形をした本体10dの内部の中心にケーブル9をクレーン1の動きに合わせて繰出すように駆動される丸溝付のローラーからなる駆動ローラー10d(ピンチローラー)が設けてある。
図5は、ガイド装置の例を示すものであり、パイプ10eの上部に漏斗状の受け部材10aが設けられ、ジョイント10fによってパイプ10eの下部のパイプ10gが揺動可能に支持され、この下部のパイプ10gは駆動装置10h(電動シリンダや螺子式でレバーを駆動する装置など)によって点線で示すように揺動してケーブル繰出し装置10iの位置(前後・左右、円周方向)を変更できるように構成されている。
ヤードクレーン1の走行装置8が走行する場所の近傍に磁気などの誘導手段15を埋設しておき、この誘導手段15の位置を検出器16で検出し、これからの信号を位置決め装置17に入力し、位置決め装置17に設けてある信号処理装置によって得られた制御信号sによって前記駆動装置10hを作動させてこの駆動装置10hで駆動される部材に支持されているケーブル繰出し装置10cを首振り操作して給電ケーブル9の先端に取付けられているプラグ体12の位置をレーンLa〜Ln上に固定されているソケット体13の位置に合わせを殆ど人手によらず、自動的にプラグ体12をソケット体13に落下させて両者の対面位置に設けてある接点同士を電気的に連結するものである。
(プラグ体12とソケット体13の構造)
プラグ体12とこれを受けるソケット体13は本発明の給電装置の主要部を構成する部材であるが、これの構造について説明する。
図6は、プラグ体12をヤードに固定されているソケット体13に、落下ないし落し込む直前の状態を、ソケット体13を断面して描いている。図7は、ソケット体13にプラグ体12が嵌合して接点同士が接触し、通電可能な状態となった様子を示している。
プラグ体12は、横並びに3極の電極12aと、その上方に嵌合検出体12bを設けた電極面12cと、その反対側の面に下端側が前記電極面12cに接近するように形成した傾斜面12dで先細り状の凹部に構成されている。
これに対してソケット体13は、図8の平面図と前記図6,7を参照して理解できるように、本体13Aは側面視において高地部分13bとそれより低い低地部分13cで形成されている。そして低地部分13cには枠部13dで囲まれ、前記高地部分13bより枠部13dまで続く傾斜面13eで形成される凹部からなるプラグ体嵌合部13fが形成されている。
そしてこのプラグ体嵌合部13f内に、図9に示す給電電極配置面13gが形成され、この面13gに3個の給電電極13hが配置され、更にプラグ体12の電極12a(受電電極)の上方の位置に嵌合検出体12bと対面して接触する嵌合検出体13kとが配置されている。
前記ソケット体13の高地部分13bの表面を移動するプラグ12を受止めるための受止め体13m(一種の柵)が設けてある。この実施例における受止め体13mは金属棒かパイプをV形ないしU形に形成したものが使用されているが、要するに図6に矢印1Aで示すように、クレーン1の移動に連れて移動してくるプラグ体12を受止め、下方に案内する作用を持っている部材である。
なお、プラグ体12とソケット体13とが嵌合した状態で(図6,7)、クレーン1は矢印1Aの方向に移動することとなるが、この場合にはケーブル9は受止め体13mを乗り越えることになるが、この動作を円滑に行うために前記受止め体13mの高さを前記操作が阻害されない高さに設計しておく必要がある。
プラグ体12とソケット体13の材料は、全部あるいは絶縁が必要な部分を絶縁性のある樹脂やセラミックで構成し、ソケット体13にプラグ体12が衝突しても破損しないように保護する構造を採用することも必要である。また、クレーンがソケット体13に接近した時にクレーンの速度を自動的に落とすような制御装置を設備することは好ましい。更にソケット体13の位置が分かるように運転室5内にディスプレイを設けることもできる。
図9は、ソケット体13のプラグ体嵌合部13fに配置された給電電極配置面13g(電極盤)を示しており、嵌合検出体13kと送電電極13hとが上下に配置されている。ソケット体13にプラグ体12が落下ないし落し込まれて嵌合すると、嵌合検出体13kが押圧されて電極12aと13h同士が接触したことが嵌合検出体13kから発する信号ないし電波信号により確認されてソケット体13側からプラグ体12側に自動的に(止むを得ない場合は手操作で)、クレーン1高所に存在する運転室5内に居る運転者が操作した電波信号などの遠隔操作により通電することが可能となる。
(クレーン1の操縦方法)
図10は、コンテナCの荷役操作の説明図であり、コンテナヤードYの海側に設けられた岸壁Wにコンテナ船100を接岸させ、このコンテナ船100に積載されているコンテナCをコンテナクレーン101によって吊上げ、このクレーンの下方で待機しているシャシ103に載せ、このコンテナCの搬送先毎に指定されているコンテナ蔵置レーンLa〜Lnの内、選定されているレーン(例えばLa)に搬送され、そのレーンLaで待機しているヤードクレーンKaのコンテナ吊上げ位置で停止し、このヤードクレーンKaはコンテナCを吊上げ、レーンLa所定の場所に荷役することになる。
前記の如く、ヤードYにはレーンLa〜Lnが決められており、このレーンに沿ってケーブル9が収用される溝11が設けてあり、レーンの両端部と中央部にソケット体13が配置されている。
前記のようにヤードクレーンKa〜Knには図2に示すように、シルビーム2sの上にケーブルリール9Aが配置され、これより繰出されるケーブル9は上下方向に設置されたガイド装置10によって案内されながら図3〜図9に示すようにケーブル9の先端に取付けられているプラグ体12をソケット体13に、止むを得ない場合を除き、手操作によることなく自動的に嵌合させるように構成されている。そしてソケット体13(電源側)よりプラグ体12とケーブル9を通じてヤードクレーンKa〜Knに電気を供給して荷役用モーターを駆動してコンテナCの荷役を行う。
レーンに沿ってヤードクレーンKa〜Knが移動しながら荷役する通常の荷役操作の場合は、前記給電装置を使用して電気モーターを駆動して所定の荷役を行う。
(レーン替え操作)
例えばクレーンKfがレーン替え操作をする場合は、ケーブルリール9Aなどを駆動してケーブル9を巻取って前記ソケット体13よりプラグ体12を脱出させて電力の供給を断ち、次いで脚部2のシルビーム2s上の小型DEを起動して発電機で発電し、その電力で操向機構を操作して走行装置8の向きを90°の範囲で操向し、次いで走行装置8を駆動して希望するレーンの端部の近傍まで移動する。
つまり、レーンLfで荷役していたクレーンKfを、レーンLaで作業中のクレーンKaの応援荷役する場合は、クレーンKfをレーンLfの右端に移動し、次いで矢印のように前進してレーンLaの左端で停止する。そして操向機構を操作してクレーンKfの走行装置8の向きをレーンLaの左端に合わせ、次いでこのクレーンKfを右に走行させて点線で示すKfの位置へ移動する。
この状態になると一つのレーンLaに対してクレーンがクレーンKaと応援クレーンKfが加わって2台となり、このレーンLaの荷役操作は二倍の能力となって荷役効率は著しく向上することになる。
別の例で、レーンLaに二台のクレーンKa、Kfが配置されて荷役している場合に、このレーンLaのコンテナCの荷役量が減少し、二台のクレーンに余裕ができた時には、移動させ易い1台のクレーンKaを応援クレーンと決定場合は、1.そのクレーンKaを所属していたレーンLaの右端に移動させ、2.そこで走行装置8を90°操向操作し、走行装置8を駆動して矢印で示すように隣接するレーンLbの右端側に移動させる。3.次に操向装置を90°左操向してレーンKbの方向に走行装置8を向ける。4.その状態で矢印で示すように左側に移動してレーンLbを跨いで右端に進んでこのレーンLbでの荷役作業が出来る状態とする。5.そしてそのまま左方向に前進してレーンLbを跨いで走行して元のクレーンKbに応援クレーンKaが加わった二台のクレーンで荷役することになる。
以上説明したようにレーン上の荷役操作は、担当するレーンに属するソケット体13と、クレーン側のケーブル9の先端に取り付けたプラグ体12との電気的結合によって給電状態(給電装置を構成)とし、この電源を利用して荷役とレーン上の走行を行う。そして、荷役を行ったレーンより他のレーンなどに移動する「レーン替え」には、クレーンに搭載した小型DEにより発電した電力によって走行装置8のモーターを駆動して行うことができる。つまり、小型DEはクレーンのレーン替え操作などの小動力を必要とする時にしか使用しないので、排気ガスを大量に発生して環境汚染を起こすことがない。
また、本発明における給電装置は、プラグ体12とソケット体13を主体として構成されており、従ってクレーンへの給電操作を自動的に行うことができるので、クレーンの操縦者はクレーンの高所にある運転室に乗ったままで給電操作を行うことができ、効率的にクレーンを運転することができる上に、運転者の疲れも減少して安全運転を行うことができる。
(給電装置の変形)
図6〜図9に示した実施例においては、紙面の左側面を傾斜面12dとし、右側面を上下方向に立った面を有する電極面12cに形成した。しかし、本発明はこれに限定されるものではなく、前記実施例の構造を逆転した三角形状とし、ソケット体13側のプラグ体嵌合部13fも前記プラグ体12と同様な逆転形状とする変形も、本発明の技術的範囲事項のうちである。
また、プラグ体12の断面の三角形状は、上下に長い二等辺三形状のものであっても良い。要するに、落とし込みによって自動的に給電状態が構成される形状・構造のものであれば、各種の変形態様も実施することができるものである。
1、Ka〜Kn ヤードクレーン
2 脚部
2s シルビーム
8 タイヤ式走行装置
9 ケーブル
10 ガイド装置
10a 受部材
10b ジョイント
10c 繰出し装置
10e パイプ
10f ジョイント
10h 繰出し装置
10i ケーブル繰出し装置
11 ケーブル収用溝
12 プラグ体
12a 電極
12b 検出体
12c 電極面
12d 傾斜面
13 ソケット体
13A 本体
13b 高地部分
13c 低地部分
13d 枠部
13e 傾斜面
13f プラグ体嵌合部
13g 給電電極配置面
13k 嵌合検出体
13m 受止め体
13n 送電電極
Y コンテナヤード
C コンテナ
W 岸壁

Claims (3)

  1. 門型クレーン本体と、この本体を構成する二組の脚部材の下端に操向可能に設けたタイヤ式走行装置を有するクレーンであって、前記本体に搭載された給電ケーブル用リールと、該リールに巻回される給電ケーブルと、ヤードに沿ってクレーンの走行方向を案内する案内手段と、前記給電ケーブルの先端に設けたプラグ体と、前記レーンの側部に配置した前記プラグを受入れるソケット体を有し、前記ソケット体は、前記プラグ体を受入れてプラグ嵌合部に案内し、この嵌合部内に配置された給電電極と、プラグ体に設けてある受電電極を自動的に接合するように構成されていることを特徴とする給電装置。
  2. 前記プラグ体は、一面に受電電極配置面を、他面に前記一面側に接近するように形成した傾斜面とからなる先細り形状を有し、前記ソケット体は、前記プラグ体を嵌合するプラグ体嵌合部を形成しており、前記プラグ体嵌合部にソケット体が嵌入されると、プラグ体側の受電電極と、ソケット体側の送電電極とが自動的に電気的に接続するように構成されていることを特徴とする請求項1に記載の給電装置。
  3. 門型のクレーン本体と、この本体を構成する二組の脚部材の下端に操向可能に設けたタイヤ式走行装置を有するクレーンであって、前記本体に搭載された給電ケーブル用リールに巻回された給電ケーブルと、前記給電ケーブルを前記走行装置の近傍に案内するガイド装置を設けており、前記ガイド装置は、前記ケーブルをクレーンの走行速度に対応させて前記ケーブルを送出して前記プラグ体をソケット体に案内する装置であることを特徴とする請求項1あるいは2のいずれかに記載の給電装置。
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