JP2012206655A - 車載用音響再生装置 - Google Patents

車載用音響再生装置 Download PDF

Info

Publication number
JP2012206655A
JP2012206655A JP2011075027A JP2011075027A JP2012206655A JP 2012206655 A JP2012206655 A JP 2012206655A JP 2011075027 A JP2011075027 A JP 2011075027A JP 2011075027 A JP2011075027 A JP 2011075027A JP 2012206655 A JP2012206655 A JP 2012206655A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
vehicle
sound
unit
sound field
expansion
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Withdrawn
Application number
JP2011075027A
Other languages
English (en)
Inventor
Koichi Hashimoto
孝一 橋本
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Panasonic Corp
Original Assignee
Panasonic Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Panasonic Corp filed Critical Panasonic Corp
Priority to JP2011075027A priority Critical patent/JP2012206655A/ja
Publication of JP2012206655A publication Critical patent/JP2012206655A/ja
Withdrawn legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Fittings On The Vehicle Exterior For Carrying Loads, And Devices For Holding Or Mounting Articles (AREA)
  • Stereophonic System (AREA)

Abstract

【課題】車の加減速時だけでなく、すべての運転状況に応じて音像の定位位置や音場の拡がりを変化させることのできる車載用音響再生装置を提供する。
【解決手段】車速を検出する車速センサ11と、ハンドルの切れ角を検出するハンドル切れ角センサ12と、アクセルの開度を検出するアクセル開度センサ13と、ブレーキ踏力を検出するブレーキ踏力センサ14と、それらの車両情報に基づいて音像の定位位置と音場の拡がりを変化させる信号処理部を備え、車の加速時だけでなく、さまざまな運転状況に応じて運転者の視覚変化や運転者の気持ちに連動した音像の定位位置や音場の拡がりを制御する。
【選択図】図1

Description

本発明は、自動車の走行状態に合わせて音像の定位位置と音場の拡がりを変化させることが可能な車載用音響再生装置に関するものである。
従来のこのような装置としては、例えば車速に基づいてカーオーディオの遅延時間、イコライザ、デジタルフィルタなどの選択制御を行うことで音像の定位位置を変更するものが知られている(例えば特許文献1参照)。
従来の別の装置としては、例えば車載用オーディオシステムで付加残響信号を作り出しこれを音響信号と合成し、車速の増加に従ってこの付加残響信号を変化させるものが知られている(例えば特許文献2)。
特開平10−276500号公報(6頁、図1) 特開平4−151699号公報(7頁、第1図)
しかしながら、従来技術においては、車速のみの車両情報に応じて音像の定位位置や音場の拡がりを変化させるもので、車速のみにしか適用できないという問題があった。
本発明は、従来の問題を解決するためになされたもので、車速だけでなくすべての車両情報に応じて音像の定位位置と音場の拡がりを変化させることのできる車載用音響再生装置を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために本発明は、車載用音響再生装置において車速を検出する車速センサ、ハンドルの切れ角を検出するハンドル切れ角センサ、アクセル開度を検出するアクセル開度センサ、ブレーキ踏力を検出するブレーキ踏力センサを備え、それらの車両情報に基づいて音像の定位位置と音場の拡がりを変化させる信号処理手段を有している。
本発明によれば、車速以外の車両情報にも適用することで、車の加減速時だけでなく右カーブ左カーブ時や右折左折時などさまざまな運転状況に応じて、運転者の視覚変化や運転者の気持ちに連動した音像の定位位置や音場の拡がりを実現させることができるという効果を奏する。
本発明の実施の形態における音像の定位位置と音場の拡がりを表すための概念図 本発明の実施の形態における車載用音響再生装置のブロック図 本発明の実施の形態におけるDSP内部のオーディオ信号処理ブロック図 本発明の実施の形態における高域ブレンド部のLPFのカットオフ周波数特性図 本発明の実施の形態における車速に応じて変化させるパラメータ値を示す図 本発明の実施の形態におけるハンドル切れ角に応じて変化させるパラメータ値を示す図 本発明の実施の形態におけるアクセル開度と気持ち係数(Ka)の関係を示す図 本発明の実施の形態におけるブレーキ踏力と気持ち係数(Kb)の関係を示す図
以下、本発明の実施の形態における車載用音響再生装置について図面を参照しながら説明する。
図1は本発明の実施の形態における車載用音響再生装置のブロック図である。図1において、車載用音響再生装置10は、車載用コンピュータ部15と接続可能な構成であり、車載用音響再生装置10および車載用コンピュータ部15は、ともに自動車などの車両に設けられている。
車載用コンピュータ部15は、車両の速度情報を検出するための車速センサ11と、車の舵角量を検出するためのハンドル切れ角センサ12と、運転者がどれくらいアクセルを踏んでいるかを検出するためのアクセル開度センサ13と、運転者がどれくらいブレーキを踏んでいるのかを検出するためのブレーキ踏力センサ14と接続され、それぞれのセンサで検出した情報が入力される。
なお、上述の各センサが検出した情報をそれぞれ「車両情報」と称して以下に説明することとする。
上述の4つのセンサは、それぞれのセンサから得られた4つの車両情報を統合的に処理する車載用コンピュータ部15に接続可能な構成であり、この車載用コンピュータ部15から出力された前述4つの車両情報を受け取る。
車載用音響再生装置10は、CDやDVDや圧縮音源などのオーディオ信号を生成(再生)し出力する、音源部としてのオーディオ音源部17と、オーディオ音源部17から出力される信号に対して音像の定位位置や音場の拡がりを変化させるためのデジタル音声信号を生成する信号処理部としてのDSP部18と、DSP18の制御に必要なパラメータを車両情報から生成するためのマイコン部16とを有したものである。
さらに、車載用音響再生装置10は、DSP部18から出力されたデジタル音声信号をアナログ音声信号に変換するためのディジタルアナログ変換回路第1D/A部19とディジタルアナログ変換回路第2D/A部20と第3D/A部21と第4D/A部22とを備える。
また、車載用音響再生装置10は、4つのD/A部から出力されたアナログ音声信号を増幅するための第1増幅器23と第2増幅器24と第3増幅器25と第4増幅器26とを備える。
車載用音響再生装置10は、これら4つの増幅器のアナログ音声信号を音響信号に変換し音像の定位位置と音場の拡がりを形成するための第1スピーカ27と第2スピーカ28と第3スピーカ29と第4スピーカ30とに接続される。
本実施の形態において、第1スピーカ27は車両の前席左側(FL)、第2スピーカ28は車両の前席右側(FR)、第3スピーカ29は車両の後席左側(RL)第4スピーカ
30は車両の後席右側(RR)にそれぞれ配置される。
以上のように構成された車載用音響再生装置10について、以下にその処理動作を説明する。
ただし、本実施の形態において、マイコン部16に車載用コンピュータ部15を介して車両情報が入力されるまでの処理動作は従来技術と同様である。
また、オーディオ音源部17、ディジタルアナログ変換回路第1D/A部19から22、第1増幅器23から26の、27から30のスピーカについても、その動作は公知の技術と同等である。
DSP部18について図2を用いて以下に説明する。図2は本発明の実施の形態におけるDSP18内部のオーディオ信号処理ブロック図である。
図2において、DSP18には高域ブレンド部35が図1に示したオーディオ音源部17から出力されるCDやDVDなどのフロント左チャンネルのオーディオ信号FL31とフロント右チャンネルのオーディオ信号FR32とが入力可能に設けられている。
また、高域ブレンド部35は、オーディ信号FL31の高域成分のみを抽出するための第1HPF部36と、その抽出された高域成分の出力レベルを調整するための第1レベル調整器38を有する。
同様に、高域ブレンド部35は、オーディオ信号FR32の高域成分のみを抽出するための第2HPF部37と、抽出された高域成分の出力レベルを調整するための第2レベル調整器39とを有する。
また、高域ブレンド部35は、第1レベル調整器38から出力された高域成分のみのオーディオ信号とオーディオ信号FR32とを合成するための第2信号ミックス部41を有する。
同様に、高域ブレンド部35は、前述の第2レベル調整器39から出力された高域成分のみのオーディオ信号とオーディオ信号FL31とを合成するための第1信号ミックス部40を有する。
また、DSP部18は、第1信号ミックス部40の出力信号に残響音を付加するための第1残響音発生器42と、そこで生成された残響音の出力レベルを調整するための第3レベル調整器46と、その出力を第1信号ミックス部40の出力信号と合成するための第3信号ミックス部50とを有する。
同様にDSP部18は、第2信号ミックス部41の出力信号に残響音を付加するための第2残響音発生器43と、そこで生成された残響音の出力レベルを調整するための第4レベル調整器47と、その出力を第2信号ミックス部41の出力信号と合成するための第4信号ミックス部51とを有する。
さらに、DSP部18は、第3信号ミックス部50の出力信号を遅延させるための第1Delay部54を有し、その出力がフロント左チャンネルのFL出力部58として第1スピーカ27へ出力可能な構成である。
同様にDSP部18は、第4信号ミックス部51の出力信号を遅延させるための第2D
elay部55を有し、その出力がフロント右チャンネルのFR出力部59として第2スピーカ28へ出力可能な構成である。
一方、リアチャンネルにおいては、リア左チャンネルのオーディオ信号RL33が入力可能な第3残響音発生器44と、そこで生成された残響音の出力レベルを調整するための第5レベル調整器48と、その出力をリア左チャンネルのオーディオ信号RL33と合成するための第5信号ミックス部52とがDSP部18に設けられている。
同様に、リア右チャンネルのオーディオ信号RR34が入力可能な第4残響音発生器45と、そこで生成された残響音の出力レベルを調整するための第6レベル調整器49と、その出力をリア右チャンネルのオーディオ信号RR34と合成するための第6信号ミックス部53とがDSP部18に設けられている。
さらに、第5信号ミックス部52の出力信号を遅延させるための第3Delay部56がDSP部18に設けられ、その出力がリア左チャンネルのRL出力部60として第3スピーカ29へ出力可能な構成である。
同様に、第6信号ミックス部53の出力信号を遅延させるための第4Delay部57と、その出力がリア右チャンネルのRR出力部61として第4スピーカ30へ出力可能な構成である。
以上のように構成されたDSP18に関し、内部のオーディオ信号処理ブロックについて、以下にその処理動作を説明する。
フロントチャンネルのオーディオ信号FL31とオーディオ信号FR32は、車載用コンピュータ部15から逐次送信される車両情報のうち、車両の車速情報に応じて高域ブレンド部35によって高域成分をブレンドし、車の横方向への音場の拡がりを制限する。
その動作は、停車時にもっとも音場の拡がりが大きく、また、速度が上がるに従って高域のブレンド量が増加するように制御される。
図3は本発明の実施の形態における高域ブレンド部35におけるHPFのカットオフ周波数特性図である。
第1HPF36と第2HPF37のカットオフ周波数は、図3に示すように3,000〜5,000Hz程度に設定される。
これは車に搭載される高域専用スピーカ(ツィータ)の再生帯域と一致するように設定することで、高域専用スピーカ(ツィータ)からの高域成分に影響され易い横方向への音場の拡がりが制御し易くなり、この制御の効果を上げることが可能となるためである。
さらに、第1残響音発生器42と第2残響音発生器43と第3残響音発生器44と第4残響音発生器45で生成された残響音は、停車時は音場を拡大するように付加し、走行時は車両の車速情報に応じて残響音を徐々に減らすように付加することで走行時の音場をあまり拡大しないように制御される。
その制御は第3レベル調整器46と第4レベル調整器47と第5レベル調整器48と第6レベル調整器49と、第3信号ミックス部50と第4信号ミックス部51と第5信号ミックス部52と第6信号ミックス部53にて行う。
また、リアチャンネルの第3Delay部56と第4Delay部57は、車速情報に応じて徐々にDelay量を増加させるように動作し、停車時に対して走行時の音場をより前方に移動させて走行時の運転者の注意が前方に向くように制御する。
図4に本発明の実施の形態における車載用コンピュータ部15から逐次送信される車両情報のうち、車両の車速情報に応じて変化させるパラメータ値を示す。
図4は上述の高域ブレンド部35、残響音発生器42〜45、第3Delay部56、57における、車速に応じて連動して制御するための具体的なパラメータ値の設定例である。
図4に示すとおり、自車両の車速が上がるほど高域ブレンド量を大きく、かつ、残響付加量は減少させ、かつ、リアチャンネルのDelay時間を長くするという条件をみたすパラメータが設定される。
ただし、停車、低速、中速、高速、超高速という括りや各パラメータの具体的な値は、車室内の状態(車室の広さや内装に用いられる素材など)を加味した上で適宜設定されて良い。
さらにDSP部18は、フロントチャンネルの第1Delay部54と第2Delay部55をハンドル切れ角に応じて音像の定位位置を左右に移動させるように動作させる。例えば、右にハンドルを切った場合は、FLチャンネルの第1Delay部54を動作させ、ハンドルの切れ量に応じてDelay値を増加させ音像の定位位置を右に移動させることが可能となる。
図5に本発明の実施の形態におけるハンドル切れ角に応じて変化させるパラメータ値の一例を示す。
ただし、図5においては、車両のハンドルを右にロックするまで回した状態を+100%とし、左にロックするまで回した状態を−100%としている。
図5に示すとおり、ハンドルの回転量が0%から+100%に近づくほど、すなわちハンドル切れ角がハンドルのセンター位置である0度から右回転方向へ向かって+540度に近づくほど、FLチャンネルのDelay値を増加させるという条件を満たすパラメータが設定される。
同様に、ハンドル回転量が0%から−100%に近づくほど、すなわちハンドル切れ角がハンドルのセンター位置である0度から左回転方向へ向かって−540度に近づくほど、FRチャンネルのDelay値を増加させるという条件を満たすパラメータが設定される。
ただし、右折、右カーブ、直進、左カーブ、左折という括りや各パラメータの具体的な値は、車室内の状態(車室の広さや内装に用いられる素材など)を加味した上で適宜設定されて良い。
DSP部18はまた、車速やハンドル切れ角だけでなく、アクセル開度やブレーキ踏力に関する車両情報を用いて音像の定位位置や音場の拡がりを変化させるための制御を行なう。
アクセル開度やブレーキ踏力に関する車両情報を使った実施例を次に示す。アクセル開
度やブレーキ踏力は、車両の状態ではなく運転者の直接的な入力、すなわち運転者の気持ちを表したものであり、この入力を制御に使うことでより加速したい、減速したいという運転者の気持ちに連動した音場の拡がりの制御が可能となる。
図6は本発明の実施の形態におけるアクセル開度と気持ち係数(Ka)の関係を示したものである。
図6は、アクセル開度に応じて車速に気持ち係数(Ka)を乗算したものを運転者の気持ちを加味した車速とし、これを車速の代わりに使うことで、運転者の加速したいという気持ちに連動させるものである。
DSP部18が車載用コンピュータ部15を介して得た車両情報(特にアクセル開度センサ13が検出した情報)に基づいて行なう制御動作は以下のとおりである。
アクセル開度が0〜30%の時はあまり加速したいという気持ちが強くはないと判断し、気持ち係数を1とすることで運転者の気持ちを制御に加えないようにする。
また、アクセル開度が40〜70%の時については、運転者の加速をしたいという気持ちが明確であり気持ち係数を1.2とすることで車速だけを使った制御よりも若干早めに音場の拡がりを狭くするように制御する。
アクセル開度が80%以上の時は、運転者の加速したいという気持ちが非常に強いと判断し、気持ち係数を1.3〜1.5に設定することで、より早く音場を前方に狭く形成するように制御する。
このようにアクセル開度を制御に使うことで、車速だけを使った制御よりも速く音場の拡がりを変化させることが可能となり、運転者の加速したいという気持ちをより心地よいものにしてくれるという効果が得られる。
ブレーキ踏力に関する車両情報(ブレーキ踏力センサ14が検出した情報)に基づいてDSP部18が行なう制御動作を図7を用いて以下に説明する。
図7は本発明の実施の形態におけるブレーキ踏力と気持ち係数(Kb)の関係を示したものである。
図7は、ブレーキ踏力に応じて車速に気持ち係数(Kb)を乗算したものを運転者の気持ちを加味した車速とし、これを車速の代わりに使うことで、運転者の減速したいという気持ちに連動させるものである。
ブレーキ踏力が0〜30%の時はあまり減速したいという気持ちが強くはないと判断し、気持ち係数を1とすることで運転者の気持ちを制御に加えないようにする。
また、ブレーキ踏力が40〜70%の時については、運転者の減速をしたいという気持ちが明確であり気持ち係数を1.2とすることで車速だけを使った制御よりも音場の拡がりを抑え、車速が下がってきても若干遅めに音場が拡がるように制御する。
ブレーキ踏力が80%以上の時は、運転者の減速したいという気持ちが非常に強いと判断し、気持ち係数を1.3〜1.5に設定することで、車速の低下によって音場が拡がるのを抑える方向での制御が働くようにする。
これによって、運転者は音場の拡がりの変化に意識を取られることなく、前方に集中して安全にブレーキをかけて減速することが可能となる。
また、もしもアクセルとブレーキが同時に踏まれた場合は、アクセル開度よりもブレーキ踏力を優先することで、運転者の安全が最優先される。
以上説明した構成を備えた車載用音響再生装置10が動作した際の車室内の状態について、図8を用いて以下に説明する。
図8は本発明の実施の形態における車載用音響再生装置で実現可能な音像の定位位置と音場の拡がりを表すための概念図である。
図8において、図8(a)は停車時の音像の定位位置と音場の拡がりを表したものである。
車両1には、車両1を操作する運転者2が存在し、運転者が運転を行うためのハンドル3が備えられる。
更に、車両1にはフロント左チャンネル用の第1スピーカ27とフロント右チャンネル用の第2スピーカ28とリア左チャンネル用の第3スピーカ29とリア右チャンネル用の第4スピーカ30とが備えられる。
図8(a)に示すとおり、4つまたは4つ以上のスピーカから再生される音響信号は、前述4つの車両情報によって設定され制御パラメータによって停車時の制御可能な音像の定位位置と音場の拡がり8を形成する。
また、図8(b)は走行時の音像の定位位置と音場の拡がりを表したものである。前述同様に4つまたは4つ以上のスピーカから再生される音響信号は、前述4つの車両情報によって設定する制御パラメータによって走行時の制御可能な音像の定位位置と音場の拡がり8を形成する。
また、図8(c)は右カーブ時の音像の定位位置と音場の拡がりを表したものである。前述同様に4つまたは4つ以上のスピーカから再生される音響信号は、前述4つの車両情報によって設定する制御パラメータによって右カーブ時の制御可能な音像の定位位置と音場の拡がり8を形成する。
また、図8(d)は右折時の音像の定位位置と音場の拡がりを表したものである。前述同様に4つまたは4つ以上のスピーカから再生される音響信号は、前述4つの車両情報によって設定する制御パラメータによって右折時の制御可能な音像の定位位置と音場の拡がり8を形成する。
また、図8(e)は左カーブ時の音像の定位位置と音場の拡がりを表したものである。前述同様に4つまたは4つ以上のスピーカから再生される音響信号は、前述4つの車両情報によって設定する制御パラメータによって左カーブ時の制御可能な音像の定位位置と音場の拡がり8を形成する。
また、図8(f)は左折時の音像の定位位置と音場の拡がりを表したものである。前述同様に4つまたは4つ以上のスピーカから再生される音響信号は、前述4つの車両情報によって設定する制御パラメータによって左折時の制御可能な音像の定位位置と音場の拡がり8を形成する。
図8(a)に示す、車両の停車時は、横方向の音の拡がりをフロント左チャンネル用の第1スピーカ27とフロント右チャンネル用の第2スピーカ28の位置まで拡大するように制御パラメータを設定し、また前後方向の音場の拡がりはフロント席前方から車の中央部付近まで拡大させ、もっとも広い音場の拡がりを形成するように制御する。
また、図8(b)に示す、車両の走行時は、車の速度が上がるに従って運転者の視覚は徐々に狭くなることがよく知られていることから、運転者の視覚の変化と連動するように速度に応じて音場の拡がりが前後左右ともに狭くなるように制御する。
さらに、運転者がハンドルを操作した場合はハンドルを切る方向に運転者の注意が移動することから、図8(c)に示す、車両の右カーブ時あるいは図8(d)に示す、車両の右折時は、ハンドルの切れ角に応じて音像の定位位置と音場の拡がりが徐々に右に移動するように制御する。
また反対に図8(e)に示す、車両の左カーブ時あるいは図8(f)に示す、車両のの左折時についてはハンドルの切れ角に応じて音像の定位位置と音場の拡がりが徐々に左に移動するように制御する。
また、アクセル開度やブレーキ踏力の情報を使って音像の定位位置や音場の拡がりの制御に変化を与えることで、より運転者の気持ちに連動した制御を実現することが可能であり、それによって運転者の安全性が向上できる。
以上のように本実施の形態によれば、車速だけでなくハンドル切れ角やアクセル開度、ブレーキ踏力の車両情報に応じて音像の定位位置と音場の拡がりを変化させることが可能となり、運転者の視覚変化や運転者の気持ちに連動して音像の定位位置と音場の拡がりを変化することが可能となる。
以上のように、本発明の車載用音響再生装置は、さまざまな車両情報に応じて視覚と連動した最適な音像の定位位置と音場の拡がりを提供できるという効果を有し、車載用再生装置として有用である。
1 車両
2 運転者
3 ハンドル
8 音像の定位位置と音場の拡がり
10 車載用音響再生装置
11 車速センサ
12 ハンドル切れ角センサ
13 アクセル開度センサ
14 ブレーキ踏力センサ
15 車載用コンピュータ部
16 マイコン部
17 オーディオ音源部
18 DSP部
19 ディジタルアナログ変換回路第1D/A部
20 ディジタルアナログ変換回路第2D/A部
21 ディジタルアナログ変換回路(第3D/A部)
22 ディジタルアナログ変換回路(第4D/A部)
23 第1増幅器
24 第2増幅器
25 第3増幅器
26 第4増幅器
27 第1スピーカ
28 第2スピーカ
29 第3スピーカ
30 第4スピーカ
31 オーディオ信号FL
32 オーディオ信号FR
33 オーディオ信号RL
34 オーディオ信号RR
35 高域ブレンド部
36 第1HPF部
37 第2HPF部
38 第1レベル調整器
39 第2レベル調整器
40 第1信号ミックス部
41 第2信号ミックス部
42 第1残響音発生器
43 第2残響音発生器
44 第3残響音発生器
45 第4残響音発生器
46 第3レベル調整器
47 第4レベル調整器
48 第5レベル調整器
49 第6レベル調整器
50 第3信号ミックス部
51 第4信号ミックス部
52 第5信号ミックス部
53 第6信号ミックス部
54 第1Delay部
55 第2Delay部
56 第3Delay部
57 第4Delay部
58 FL出力部
59 FR出力部
60 RL出力部
61 RR出力部

Claims (5)

  1. オーディオ信号を生成し出力する音源部と、自装置が搭載される車両の車速とハンドルの切れ角とアクセルの開度とブレーキ踏力とを含む車両情報を取得するマイコン部と、前記マイコン部が取得した車両情報に基づいて前記音源部が出力したオーディオ信号に対して音像の定位位置および音場の拡がりを変化させる信号処理部とを備えたことを特徴とする車載用音響再生装置。
  2. 前記信号処理部は、前記車両に搭載される高域専用スピーカの再生帯域と一致させるように前記オーディオ信号に対して高域ブレンド量を変化させて、左右方向に対する前記音場の拡がりを変化させることを特徴とする請求項1記載の車載用音響再生装置。
  3. 前記信号処理部は、リアチャンネルのDelay値を変化させて前後要綱に対する前記音場の拡がりを変化させることを特徴とする請求項1記載の車載用音響再生装置。
  4. 前記信号処理手段は、前記マイコン部から取得した車両情報のうちハンドル切れ角の情報に応じて音像の定位位置を変化させることを特徴とする請求項1記載の車載用音響再生装置。
  5. 前記信号処理手段は、前記マイコン部から取得した車両情報のうちアクセル開度とブレーキ踏力の情報に応じて音場の拡がりを制御することを特徴とする請求項1記載の車載用音響再生装置。
JP2011075027A 2011-03-30 2011-03-30 車載用音響再生装置 Withdrawn JP2012206655A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2011075027A JP2012206655A (ja) 2011-03-30 2011-03-30 車載用音響再生装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2011075027A JP2012206655A (ja) 2011-03-30 2011-03-30 車載用音響再生装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2012206655A true JP2012206655A (ja) 2012-10-25

Family

ID=47186791

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2011075027A Withdrawn JP2012206655A (ja) 2011-03-30 2011-03-30 車載用音響再生装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2012206655A (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2014174840A1 (ja) * 2013-04-24 2014-10-30 日産自動車株式会社 車両用音響制御装置、車両用音響制御方法
WO2014174839A1 (ja) * 2013-04-24 2014-10-30 日産自動車株式会社 車両用音響制御装置、車両用音響制御方法
US20180264946A1 (en) * 2017-03-20 2018-09-20 Harman International Industries, Incorporated Dynamic audio steering control system

Cited By (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2014174840A1 (ja) * 2013-04-24 2014-10-30 日産自動車株式会社 車両用音響制御装置、車両用音響制御方法
WO2014174839A1 (ja) * 2013-04-24 2014-10-30 日産自動車株式会社 車両用音響制御装置、車両用音響制御方法
CN105165029A (zh) * 2013-04-24 2015-12-16 日产自动车株式会社 车辆用音响控制装置、车辆用音响控制方法
CN105165030A (zh) * 2013-04-24 2015-12-16 日产自动车株式会社 车辆用音响控制装置、车辆用音响控制方法
JP5958646B2 (ja) * 2013-04-24 2016-08-02 日産自動車株式会社 車両用音響制御装置、車両用音響制御方法
JP5958647B2 (ja) * 2013-04-24 2016-08-02 日産自動車株式会社 車両用音響制御装置、車両用音響制御方法
US20180264946A1 (en) * 2017-03-20 2018-09-20 Harman International Industries, Incorporated Dynamic audio steering control system

Similar Documents

Publication Publication Date Title
KR102388989B1 (ko) 가속 중인 물체의 공간적 음향화
JP5958646B2 (ja) 車両用音響制御装置、車両用音響制御方法
JP6117145B2 (ja) 能動型効果音発生装置
US8130974B2 (en) Vehicular active sound control system
EP2866225B1 (en) Apparatus and method for controlling virtual engine sound in response to auto-cruise speed settings
JP2012206655A (ja) 車載用音響再生装置
JP2004074994A (ja) 車室内音制御装置
WO2020003819A1 (ja) 音声信号処理装置、移動装置、および方法、並びにプログラム
JP3518424B2 (ja) 車間距離制御装置
JP2019006191A (ja) 車両用サウンドシステム
JP5958647B2 (ja) 車両用音響制御装置、車両用音響制御方法
JPWO2014174841A1 (ja) 車両用音響制御装置、車両用音響制御方法
CN113631427B (zh) 信号处理装置、声学再现系统以及声学再现方法
EP3358862A1 (en) Method and device for stereophonic depiction of virtual noise sources in a vehicle
JP2006295443A (ja) 音声出力制御装置および音声出力制御プログラム
JP4126990B2 (ja) 車室内音制御装置
CN114643921A (zh) 产生电动车辆的虚拟效果的方法
JP2007312081A (ja) オーディオシステム
JP2011228770A (ja) 音響装置、音響システムおよび音響信号出力方法
EP4202370A1 (en) Sound output device
JP2022155833A (ja) 車両用音生成装置
JP2009230089A (ja) 自動車用効果音発生装置
KR102485381B1 (ko) 차량 및 그 제어방법
CN117177137A (zh) 音场调节方法、系统及移动载具
JP2022155834A (ja) 車両用音生成装置

Legal Events

Date Code Title Description
A300 Withdrawal of application because of no request for examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300

Effective date: 20140603