JP2012203810A - 調剤管理装置、調剤管理装置の調剤管理方法、調剤管理プログラム、調剤管理コード生成装置、調剤管理コード生成プログラムおよび調剤管理システム。 - Google Patents

調剤管理装置、調剤管理装置の調剤管理方法、調剤管理プログラム、調剤管理コード生成装置、調剤管理コード生成プログラムおよび調剤管理システム。 Download PDF

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Abstract

【課題】ヒューマンエラーによるリスクを無くし、調剤業務の時間を短縮ひいては患者の待ち時間を短縮し、薬局の運用の効率化に寄与できるようにすることを目的とする。
【解決手段】患者QRコード102に薬剤の一包化、薬剤の粉砕、帳票の印字サイズなどの患者個人の調剤情報としてを記録し、患者QRコード102をお薬手帳111に印刷する。調剤管理装置200は、QRコードスキャナ120を用いて患者QRコード102を読み取り、患者QRコード102に記録された患者個人の調剤情報に基づいて調剤処理を行う。例えば、調剤管理装置200は、各印刷機(または印字機)を制御し、患者用の印字サイズでお薬手帳ラベル112、お薬カード113、薬袋114などを印刷する。また、調剤管理装置200は、薬剤粉砕機127を制御して薬剤を粉砕し、また薬剤分包機126を制御して薬剤を一包化する。
【選択図】図1

Description

本発明は、例えば、患者別に調剤情報の管理を行う調剤管理装置、調剤管理装置の調剤管理方法、調剤管理プログラム、調剤管理コード生成装置、調剤管理コード生成プログラムおよび調剤管理システムに関するものである。
従来の調剤システムでは、患者毎に調剤方法(調剤薬の一包化や薬剤の粉砕等)を注記・コメント等として記録する。受付の担当者はその記載内容を確認し、随時、患者の調剤方法に合わせて調剤システムのシステム設定を変更する。
このため、以下のような課題が存在している。
(1)患者の調剤方法の見落し又は見間違いによって調剤システムのシステム設定をミスしてしまうヒューマンエラーが発生し易い。
(2)患者毎に手動で調剤システムのシステム設定を変更するため、手間が掛かり、業務の効率化の弊害となっている。
特開2003−141253号公報 特開2006−243880号公報 特開2009−32225号公報
本発明は、例えば、ヒューマンエラーによるリスクを無くし、調剤業務の時間を短縮ひいては患者の待ち時間を短縮し、薬局の運用の効率化に寄与できるようにすることを目的とする。
本発明の調剤管理装置は、
帳票の印字サイズを記録した調剤管理コードを読み取る読み取り装置から前記調剤管理コードに記録された帳票の印字サイズを入力する調剤管理コード読み取り部と、
調剤される調剤薬に関する調剤薬情報を記憶する記憶装置から前記調剤薬情報を入力し、前記調剤管理コード読み取り部が入力した帳票の印字サイズで前記調剤薬情報を前記所定の帳票に印刷装置を用いて印字する帳票生成部とを備える。
前記調剤管理コードは、さらに、薬袋への調剤薬の袋詰め方法を示す薬袋情報を記録し、
前記調剤管理コード読み取り部は、前記読み取り装置から前記調剤管理コードに記録された薬袋情報を入力し、
前記調剤管理装置は、さらに、
前記調剤管理コード読み取り部が入力した薬袋情報に基づいて薬袋の表記を印刷装置を用いて印刷する薬袋生成部を備える。
前記調剤管理コードは、さらに、調剤薬を一包化するか否かを示す一包化情報を記録し、
前記調剤管理コード読み取り部は、前記読み取り装置から前記調剤管理コードに記録された一包化情報を入力し、
前記調剤管理装置は、さらに、
前記調剤管理コード読み取り部が入力した一包化情報に基づいて一包化するか否かを判定し、一包化する場合、調剤薬を包装する調剤機器に一包化を指示する調剤指示部を備える。
前記調剤管理コードは、さらに、薬剤を粉砕するか否かを示す粉砕要否情報を記録し、
前記調剤管理コード読み取り部は、前記読み取り装置から前記調剤管理コードに記録された粉砕要否情報を入力し、
前記調剤指示部は、前記調剤管理コード読み取り部が入力した粉砕要否情報に基づいて薬剤を粉砕するか否かを判定し、薬剤を粉砕する場合、薬剤を粉砕する調剤機器に薬剤の粉砕を指示する。
前記調剤管理コードは、さらに、患者を識別する患者識別子と、患者の特定情報を表示するか否かを示す表示可否情報とを記録し、
前記調剤管理コード読み取り部は、前記読み取り装置から前記調剤管理コードに記録された患者識別子と表示可否情報とを入力し、
前記調剤管理装置は、さらに、
患者識別子と患者の特定情報とを含んだ患者情報を患者毎に記憶する患者情報記憶部と、
前記調剤管理コード読み取り部が入力した患者識別子を対象患者識別子として前記患者情報記憶部を検索し、前記対象患者識別子と一致する患者識別子を含んだ患者情報を対象患者情報として取得する患者情報検索部と、
前記調剤管理コード読み取り部が入力した表示可否情報に基づいて患者の特定情報を表示するか否かを判定し、患者の特定情報を表示しない場合、前記対象患者情報に含まれる患者の特定情報を除いた情報を表示装置に表示する患者情報表示部とを備える。
前記調剤管理装置は、さらに、
帳票の印字サイズを入力装置から入力する調剤管理情報入力部と、
前記調剤管理情報入力部が入力した帳票の印字サイズに基づいて前記帳票の印字サイズを記録した二次元コードを前記調剤管理コードとして生成する調剤管理コード生成部と、
前記調剤管理コード生成部によって生成された調剤管理コードを印刷装置を用いて印刷する調剤管理コード出力部とを備える。
本発明の調剤管理装置の調剤管理方法は、
調剤管理コード読み取り部が、帳票の印字サイズを記録した調剤管理コードを読み取る読み取り装置から前記調剤管理コードに記録された帳票の印字サイズを入力し、
帳票生成部が、調剤される調剤薬に関する調剤薬情報を記憶する記憶装置から前記調剤薬情報を入力し、前記調剤管理コード読み取り部が入力した帳票の印字サイズで前記調剤薬情報を前記所定の帳票に印刷装置を用いて印字する。
本発明の調剤管理プログラムは、
帳票の印字サイズを記録した調剤管理コードを読み取る読み取り装置から前記調剤管理コードに記録された帳票の印字サイズを入力する調剤管理コード読み取り部と、
調剤される調剤薬に関する調剤薬情報を記憶する記憶装置から前記調剤薬情報を入力し、前記調剤管理コード読み取り部が入力した帳票の印字サイズで前記調剤薬情報を前記所定の帳票に印刷装置を用いて印字する帳票生成部としてコンピュータを機能させる。
本発明の調剤管理コード生成装置は、
帳票の印字サイズを入力装置から入力する調剤管理情報入力部と、
前記調剤管理情報入力部が入力した帳票の印字サイズに基づいて前記帳票の印字サイズを記録した二次元コードを調剤管理コードとして生成する調剤管理コード生成部と、
前記調剤管理コード生成部によって生成された調剤管理コードを印刷装置を用いて印刷する調剤管理コード出力部とを備える。
本発明の調剤管理コード生成プログラムは、
帳票の印字サイズを入力装置から入力する調剤管理情報入力部と、
前記調剤管理情報入力部が入力した帳票の印字サイズに基づいて前記帳票の印字サイズを記録した二次元コードを調剤管理コードとして生成する調剤管理コード生成部と、
前記調剤管理コード生成部によって生成された調剤管理コードを印刷装置を用いて印刷する調剤管理コード出力部としてコンピュータを機能させる。
本発明の調剤管理システムは、
前記調剤管理装置と、
前記調剤管理コード生成装置とを備え、
前記調剤管理コード読み取り部は、前記調剤管理コード出力部によって印刷された調剤管理コードの帳票の印字サイズを入力する。
本発明の調剤管理装置は、
薬袋への調剤薬の袋詰め方法を示す薬袋情報を記録した調剤管理コードを読み取る読み取り装置から前記調剤管理コードに記録された薬袋情報を入力する調剤管理コード読み取り部と、
前記調剤管理コード読み取り部が入力した薬袋情報に基づいて薬袋の表記を印刷装置を用いて印刷する薬袋生成部とを備える。
本発明の調剤管理装置は、
調剤薬を一包化するか否かを示す一包化情報を記録した調剤管理コードを読み取る読み取り装置から前記調剤管理コードに記録された一包化情報を入力する調剤管理コード読み取り部と、
前記調剤管理コード読み取り部が入力した一包化情報に基づいて一包化するか否かを判定し、一包化する場合、調剤薬を包装する調剤機器に一包化を指示する調剤指示部とを備える。
本発明の調剤管理装置は、
薬剤を粉砕するか否かを示す粉砕要否情報を記録した調剤管理コードを読み取る読み取り装置から前記調剤管理コードに記録された粉砕要否情報を入力する調剤管理コード読み取り部と、
前記調剤管理コード読み取り部が入力した粉砕要否情報に基づいて薬剤を粉砕するか否かを判定し、薬剤を粉砕する場合、薬剤を粉砕する調剤機器に薬剤の粉砕を指示する調剤指示部とを備える。
本発明の調剤管理装置は、
患者を識別する患者識別子と、患者の特定情報を表示するか否かを示す表示可否情報とを記録した調剤管理コードを読み取る読み取り装置から前記調剤管理コードに記録された患者識別子と表示可否情報とを入力する調剤管理コード読み取り部と、
患者識別子と患者の特定情報とを含んだ患者情報を患者毎に記憶する患者情報記憶部と、
前記調剤管理コード読み取り部が入力した患者識別子を対象患者識別子として前記患者情報記憶部を検索し、前記対象患者識別子と一致する患者識別子を含んだ患者情報を対象患者情報として取得する患者情報検索部と、
前記調剤管理コード読み取り部が入力した表示可否情報に基づいて患者の特定情報を表示するか否かを判定し、患者の特定情報を表示しない場合、前記対象患者情報に含まれる患者の特定情報を除いた情報を表示装置に表示する患者情報表示部とを備える。
本発明によれば、例えば、ヒューマンエラーによるリスクを無くし、調剤業務の時間を短縮ひいては患者の待ち時間を短縮し、薬局の運用の効率化に寄与することができる。
本発明の調剤管理装置を有する調剤薬局においては、従来の“かかりつけ薬局”だけでなく、初めて受診する薬局においても、上記と同様のサービスを受けられる。
実施の形態1における調剤システム100の構成図。 実施の形態1における調剤管理装置200の機能構成図。 実施の形態1における調剤管理システム201の構成図。 実施の形態1における調剤管理装置200の調剤管理方法を示すフローチャート。 実施の形態1における患者QRデータ291を示す図。 実施の形態1における患者QRデータ291を示す図。 実施の形態1における投薬指導画面130の一例を示す図。 実施の形態1における調剤管理装置200のハードウェア資源の一例を示す図。
実施の形態1.
患者に対する調剤方法を記録(設定)したQRコード(登録商標、以下同様)をお薬手帳に印刷し、患者が調剤薬局に来局したときにお薬手帳のQRコードから調剤方法を読み込み、読み込んだ調剤方法に従って患者に対して調剤業務を行う調剤システムについて説明する。
図1は、実施の形態1における調剤システム100の構成図である。
実施の形態1における調剤システム100の構成について、図1に基づいて説明する。
処方箋110には処方箋QRコード101が印刷されている。処方箋QRコード101は、患者に処方された処方薬の情報が記録された二次元コードである。
お薬手帳111には患者QRコード102が印刷されている。患者QRコード102は、患者に対する調剤方法の情報が記録された二次元コードである。
例えば、患者QRコード102は、印刷物の印字サイズ、薬剤の一包化、薬剤の粉砕、病名告示、薬剤の袋詰め方法などを指定する情報を調剤方法の情報として記録している。
調剤管理装置200は、調剤薬局で使用するコンピュータである。
調剤管理装置200は、QRコードスキャナ120を用いて処方箋QRコード101から処方薬の情報を読み取り、患者QRコード102から患者に対する調剤方法の情報を読み取る。
調剤管理装置200は、処方箋QRコード101と患者QRコード102とから読み取った情報に基づいて調剤処理を行う。
例えば、調剤管理装置200は、以下のような調剤処理を行う。
(1)調剤管理装置200は、お薬ラベル印刷機122を制御し、処方薬の情報を患者QRコード102に指定された印字サイズで印字してお薬手帳ラベル112を生成する。お薬手帳ラベル112は処方された薬剤の情報を記載したシールであり、お薬手帳111に貼って使用される。
(2)調剤管理装置200は、お薬カード印刷機123を制御し、処方薬の情報を患者QRコード102に指定された印字サイズで印字してお薬カード113を生成する。お薬カード113は処方された薬剤の情報を記載した用紙であり、「薬情(薬剤情報)」とも呼ばれる。
(3)調剤管理装置200は、薬袋印字機124を制御し、薬剤の服用方法を患者QRコード102に指定された薬剤の袋詰め方法に基づいて薬袋114に印字する。
(4)調剤管理装置200は、患者QRコード102に薬剤の一包化が指定されている場合、薬剤分包機126を制御して薬剤を一包化する。
(5)調剤管理装置200は、患者QRコード102に薬剤の粉砕が指定されている場合、薬剤粉砕機127を制御して薬剤を粉砕する。
(6)調剤管理装置200は、患者QRコード102に病名の未告示が指定されている場合、投薬指導時の画面(投薬指導画面130)に病名を表示しない。
(7)調剤管理装置200は、薬剤分包機126を制御し、患者QRコード102に指定された袋詰め方法で薬剤を薬袋114に袋詰めする。
(8)調剤管理装置200は、薬剤の一包化や薬剤の粉砕に対する手数料を勘案して請求金額を算出し、領収書印刷機125を制御して請求金額を領収書115に印字する。
図2は、実施の形態1における調剤管理装置200の機能構成図である。
実施の形態1における調剤管理装置200の機能構成について、図2に基づいて説明する。
調剤管理装置200(調剤管理装置、調剤管理コード生成装置の一例)は、患者QRデータ入力部210と、患者QRデータ生成部211と、お薬手帳生成部212とを備える。
さらに、調剤管理装置200は、処方箋データ入力部220と患者QRコード読み取り部221とを備える。
さらに、調剤管理装置200は、調剤指示部230と、印刷物生成部240と、投薬指導画面表示部250と、会計処理部260とを備える。
さらに、調剤管理装置200は調剤管理記憶部290を備える。
患者QRデータ入力部210(調剤管理情報入力部の一例)は、患者QRコード102(調剤管理コードの一例)に記録する情報を入力装置から入力する(調剤管理情報入力処理の一例)。
以下、患者QRコード102に記録する情報を「患者QRデータ291」という。
帳票の印字サイズ、一包化情報、粉砕要否情報、患者識別子、表示可否情報、薬袋情報は患者QRコード102に記録する情報の一例である。
帳票の印字サイズは帳票に印字する文字のサイズを示す(例えば、後述する「手帳印字サイズ」「カード印字サイズ」「帳票印字サイズ」)。
一包化情報は調剤薬を一包化するか否かを示す(例えば、後述する「一包化希望」)。
粉砕要否情報は薬剤(錠剤、カプセル等)を粉砕するか否かを示す(例えば、後述する「粉砕希望」)。
患者識別子は患者を識別する(例えば、後述する「患者カナ氏名」)。
表示可否情報は患者の特定情報を表示するか否かを示す(例えば、後述する「病名告示」)。
薬袋情報は薬袋への調剤薬の袋詰め方法を示す(例えば、後述する「薬袋イメージ」)。
患者QRデータ生成部211(調剤管理コード生成部の一例)は、患者QRデータ入力部210が入力した患者QRデータ291に基づいて患者QRデータ291を記録した二次元コードを患者QRコード102として生成する(調剤管理コード生成処理の一例)。
お薬手帳生成部212(調剤管理コード出力部の一例)は、患者QRデータ生成部211によって生成された患者QRコード102を印刷装置を用いて印刷する(調剤管理コード出力処理の一例)。
処方箋データ入力部220は、処方箋データ292を入力機器から入力する(処方箋データ入力処理の一例)。
例えば、処方箋データ入力部220は、処方箋110の処方箋QRコード101を読み取るQRコードスキャナ120(入力機器の一例)から処方箋QRコード101に記録された処方薬の情報を処方箋データ292として入力する。
患者QRコード読み取り部221(調剤管理コード読み取り部の一例)は、お薬手帳111の患者QRコード102を読み取るQRコードスキャナ120(読み取り装置の一例)から患者QRコード102に記録された患者QRデータ291を入力する(調剤管理コード読み取り処理の一例)。
調剤指示部230は、患者QRコード読み取り部221が入力した患者QRデータ291に基づいて調剤機器に対して調剤方法を指示する(調剤指示処理の一例)。
例えば、調剤指示部230は、患者QRコード読み取り部221が入力した一包化情報に基づいて一包化するか否かを判定する。一包化する場合、調剤指示部230は調剤薬を包装する調剤機器(薬剤分包機126)に一包化を指示する。
また、調剤指示部230は、患者QRコード読み取り部221が入力した粉砕要否情報に基づいて薬剤を粉砕するか否かを判定する。薬剤を粉砕する場合、調剤指示部230は薬剤を粉砕する調剤機器(薬剤粉砕機127)に薬剤の粉砕を指示する。
印刷物生成部240(帳票生成部、薬袋生成部の一例)は、患者QRデータ291に基づいて印刷物を印刷または印刷物に印字する(帳票生成処理、薬袋生成処理の一例)。
印刷物生成部240は、お薬手帳ラベル印刷部241と、お薬カード印刷部242と、薬袋印刷部243と、領収書印刷部244とを備える。
例えば、印刷物生成部240の各構成は、以下のように印刷または印字を行う。
お薬手帳ラベル印刷部241は、調剤管理記憶部290から処方箋データ292(調剤薬情報の一例)を入力し、患者QRデータ291に含まれる帳票の印字サイズで処方箋データ292をお薬手帳ラベル112(帳票の一例)に印刷装置(お薬ラベル印刷機122)を用いて印字する。
お薬カード印刷部242は、患者QRデータ291に含まれる帳票の印字サイズで処方箋データ292をお薬カード113(帳票の一例)に印字する。
薬袋印刷部243は、患者QRデータ291に含まれる薬袋情報に基づいて薬袋114の表記(例えば、薬剤の服用方法)を印刷装置(薬袋印字機124)を用いて印刷する。
領収書印刷部244は、患者QRデータ291に含まれる帳票の印字サイズで領収書115(帳票の一例)を印刷する。
投薬指導画面表示部250(患者情報検索部、患者情報表示部の一例)は、患者QRデータ291に含まれる患者識別子を対象患者識別子として患者個人データ295を検索し、対象患者識別子と一致する患者識別子を含んだ患者情報を対象患者情報として取得する(患者情報検索処理の一例)。
投薬指導画面表示部250は、患者QRデータ291に含まれる表示可否情報に基づいて患者の特定情報を表示するか否かを判定する。患者の特定情報を表示しない場合、投薬指導画面表示部250は対象患者情報に含まれる患者の特定情報を除いた情報を表示装置に表示する(患者情報表示処理の一例)。
会計処理部260は、処方箋データ292と患者QRデータ291とに基づいて調剤料を算出する。
例えば、患者QRデータ291に一包化や薬剤の粉砕が指定されている場合、会計処理部260は、一包化や薬剤の粉砕に対する手数料を加算して調剤料を算出する。
調剤管理記憶部290(患者情報記憶部の一例)は、調剤管理装置200で使用するデータを記憶機器を用いて記憶する。
患者QRデータ291、処方箋データ292、標準設定データ293、薬剤データ294、患者個人データ295は、調剤管理記憶部290に記憶されるデータの一例である。
標準設定データ293は、患者QRデータ291が無い場合に使用する情報や会計に必要な情報(手数料など)を含んだデータである。
薬剤データ294は、薬剤の識別子(例えば、名称)、薬剤の価格、薬剤の種類(例えば、粉末、錠剤)など、薬剤に関する情報を含んだデータである。
患者個人データ295は、患者の識別子(例えば、氏名)、病歴など、患者に関する情報を含んだデータである。
調剤管理装置200は、複数の装置を用いてシステムとして構成しても構わない。
図3は、実施の形態1における調剤管理システム201の構成図である。
例えば、図3に示すような調剤管理システム201を調剤管理装置200(図2参照)の代わりに構築しても構わない。
調剤管理サーバ202は、図2で説明した患者QRデータ入力部210と患者QRデータ生成部211とお薬手帳生成部212と調剤管理記憶部290とを備える。
処方箋入力端末203は、処方箋データ入力部220と患者QRコード読み取り部221と調剤指示部230と印刷物生成部240とを備える。
投薬/会計端末204は、投薬指導画面表示部250と会計処理部260とを備える。
調剤管理サーバ202と処方箋入力端末203と投薬/会計端末204とは、LAN205(ネットワークの一例)に接続し、互いに通信を行う。
但し、調剤管理システム201は、図3に示す構成以外の構成であっても構わない。
例えば、調剤管理システム201を2台の装置または4台以上の装置で構成しても構わない。
図4は、実施の形態1における調剤管理装置200の調剤管理方法を示すフローチャートである。
実施の形態1における調剤管理装置200の調剤管理方法について、図4に基づいて説明する。
患者は、処方箋を持って調剤薬局に来局する。お薬手帳111を所有している場合、患者はお薬手帳111も持参する。
患者は、処方箋を調剤薬局の受付に提出する。
S110において、調剤薬局の受付の担当者は、来局した患者が新規の患者か否かを判断する。ここで、新規の患者とは、患者QRコード102が印刷されたお薬手帳111を持参していない患者を意味するものとする。
来局した患者が新規患者の場合、受付の担当者は新規患者に問診表やアンケート用紙に質問事項に対する回答を記入してもらう。
来局した患者が新規患者でない場合、患者QRコード102が印刷されたお薬手帳111を患者から受け取る。
問診表やアンケート用紙には、「患者カナ氏名(フリガナ)」「患者氏名(漢字)」「性別」「生年月日」「住所」「一包化希望」「粉砕希望」「薬ケース有無」「病名告示」「お薬手帳要否」「手帳印字サイズ」「お薬カード要否」「カード印字サイズ」「帳票印字サイズ」「薬袋イメージ」「病歴」などの質問事項を記載しておく。各項目の内容については後述する。
受付の担当者は、キーボードやマウスなどの入力機器を用いて質問事項の回答を調剤管理装置200に入力する。
調剤管理装置200の患者QRデータ入力部210は、質問事項の回答を入力機器から入力する。
患者QRデータ入力部210は、患者個人データ生成部として質問事項の回答に基づいて患者個人データ295を生成し、生成した患者個人データ295を調剤管理記憶部290に記憶する。
例えば、患者個人データ295は「患者カナ氏名」「患者氏名」「性別」「生年月日」「住所」「病歴」を含んだデータである。
来局した患者が新規患者の場合(YES)、S111に進む。
来局した患者が新規患者でない場合(NO)S120に進む。
S120において、患者QRデータ生成部211は、S110で入力された質問事項の回答に基づいて患者QRデータ291を生成する。
図5、図6は、実施の形態1における患者QRデータ291を示す図である。
実施の形態1における患者QRデータ291について、図5、図6に基づいて説明する。
図5に示すように、患者QRデータ生成部211は、質問事項の回答を設定して患者特性データ140と患者処方データ141とを生成し、生成した患者特性データ140と患者処方データ141とを結合して患者QRデータ291を生成する。
患者特性データ140は、「患者カナ氏名」「患者氏名」「性別」「生年月日」「住所」「一包化希望」「粉砕希望」「薬ケース有無」「病名告示」を含んだデータである。
患者処方データ141は、「患者カナ氏名」「患者氏名」「性別」「生年月日」「住所」「お薬手帳要否」「手帳印字サイズ」「お薬カード要否」「カード印字サイズ」「帳票印字サイズ」「薬袋イメージ」を含んだデータである。
「一包化希望」は一包化を希望するか否かを指定する項目であり、一包化とは同時に服用する複数の薬剤を一つにまとめて包装することである。
「粉砕希望」は、薬剤の粉砕を希望するか否かを指定する項目である。
「薬ケース有無」は、調剤された薬剤(例えば、錠剤、カプセル錠)を収納するための薬ケースを患者が持参したか否かを示す項目である。
「病名告示」は、病名を告示するか否かを指定する項目である。
「お薬手帳要否」は、お薬手帳111が必要であるか否かを指定する項目である。以下、お薬手帳111が必要であるものとして説明する。
「手帳印字サイズ」は、お薬手帳ラベル112に印刷する文字のサイズを指定する項目である。例えば、アンケート用紙には「大、中、小」の選択肢があり、「大」「中」「小」と文字サイズとを対応付けた文字サイズデータに基づいて「手帳印字サイズ」が設定される。
「お薬カード要否」は、お薬カード113が必要であるか否かを指定する項目である。
「カード印字サイズ」は、お薬カード113に印刷する文字のサイズを指定する項目である。「カード印字サイズ」は「手帳印字サイズ」と同様に設定される。
「帳票印字サイズ」は、薬袋114や領収書115などの帳票に印刷する文字のサイズを指定する項目である。「帳票印字サイズ」は「手帳印字サイズ」と同様に設定される。
「薬袋イメージ」は、薬袋114をレセプトイメージと処方箋イメージとのいずれの形式で生成するかを指定する項目である。レセプトイメージは服用するタイミングが異なる複数の薬剤を服用するタイミング毎に分けて薬袋114に袋詰めする形式であり、処方箋イメージは複数の診療科から処方された複数の薬剤を診療科毎に分けて薬袋114に袋詰めする形式である。
図6に示すように、患者QRデータ291は患者特性データ140と患者処方データ141とを結合したデータである。
図4に戻り、S111の説明を続ける。
お薬手帳生成部212は、患者QRデータ生成部211によって生成された患者QRデータ291に基づいて患者QRデータ291を記録したQRコードのデータを生成する。
お薬手帳生成部212は生成したデータをプリンタに入力してQRコードの印刷を指示し、プリンタは予めセットされたお薬手帳111にQRコードを印刷する。
以下、お薬手帳111に印刷されたQRコードを「患者QRコード102」という。
S111の後、S120に進む。
S120において、受付の担当者は、処方箋110の内容(処方された薬剤、服用方法など)を入力機器を用いて調剤管理装置200に入力する。
例えば、処方箋110の内容が記録された処方箋QRコード101が処方箋110に印刷されている場合、受付の担当者はQRコードスキャナ120(入力機器の一例)を用いて処方箋QRコード101を読み取る。
また、処方箋110に処方箋QRコード101が印刷されていない場合、受付の担当者は処方箋110の内容をキーボードやマウスを用いて調剤管理装置200に入力する。
処方箋データ入力部220は、処方箋110の内容を入力機器から入力し、入力した処方箋110の内容を処方箋データ292として調剤管理記憶部290に記憶する。
さらに、受付の担当者は、お薬手帳111に印刷された患者QRコード102をQRコードスキャナ120で読み取る。
患者QRコード読み取り部221は、患者QRコード102に記録されている患者QRデータ291をQRコードスキャナ120から入力し、入力した患者QRデータ291を調剤管理記憶部290に記憶する。
S120の後、S130に進む。
S130において、調剤指示部230は、処方箋データ292と患者QRデータ291とに基づいて調剤機器に調剤を指示する。
例えば、調剤指示部230は、以下のように調剤機器に調剤を指示する。
調剤指示部230は、患者QRデータ291の「一包化希望」に基づいて一包化するか否かを判定する。
一包化する場合、調剤指示部230は、薬剤分包機126に一包化を指定して処方箋データ292を入力する。薬剤分包機126は、処方箋データ292に指定されている薬剤(錠剤、カプセル錠など)を薬棚から取得し、取得した薬剤を処方箋データ292に指定されている服用方法に従って一包化する。
一包化しない場合、調剤指示部230は、薬剤分包機126に一包化を指定せずに処方箋データ292を入力する。薬剤分包機126は、処方箋データ292に指定されている薬剤を取得するが、取得した薬剤を一包化しない。
調剤指示部230は、患者QRデータ291の「粉砕希望」に基づいて薬剤を粉砕するか否かを判定する。
薬剤を粉砕する場合、調剤指示部230は、薬剤粉砕機127に薬剤の粉砕を指定して処方箋データ292を入力する。薬剤粉砕機127は、処方箋データ292に指定されている薬剤を薬棚から取得し、取得した薬剤を粉砕する。
薬剤分包機126と薬剤粉砕機127とは連携して動作し、処方箋データ292に指定されている薬剤を用意する。
S130の後、S140に進む。
S140において、印刷物生成部240は、処方箋データ292と患者QRデータ291とに基づいてお薬手帳ラベル112とお薬カード113と薬袋114とを生成する。
例えば、印刷物生成部240のお薬手帳ラベル印刷部241は、処方箋データ292と患者QRデータ291の「手帳印字サイズ」とをお薬ラベル印刷機122に入力する。
お薬ラベル印刷機122は、処方箋データ292に指定されている薬剤の情報(薬剤名、処方量など)を「手帳印字サイズ」で指定された文字サイズで印字してお薬手帳ラベル112を印刷する。
また、印刷物生成部240のお薬カード印刷部242は、処方箋データ292と患者QRデータ291の「カード印字サイズ」とをお薬カード印刷機123に入力する。
お薬カード印刷機123は、処方箋データ292に指定されている薬剤の情報を「カード印字サイズ」で指定された文字サイズで印字してお薬カード113を印刷する。
また、印刷物生成部240の薬袋印刷部243は、処方箋データ292と患者QRデータ291の「薬袋イメージ」とを薬袋印字機124に入力する。
薬袋印字機124は、処方箋データ292に指定されている薬剤の情報や服用方法を「薬袋イメージ」に従って印字して薬袋114を生成する。例えば、「薬袋イメージ」に「レセプトイメージ」が指定されている場合、薬袋印字機124は薬剤の服用タイミング毎に薬袋114を生成する。また、「薬袋イメージ」に「処方箋イメージ」が指定されている場合、薬袋印字機124は診療科毎に薬袋114を生成する。
S140の後、S150に進む。
S150において、投薬指導画面表示部250は、処方箋データ292と患者個人データ295と患者QRデータ291とに基づいて投薬指導画面130をディスプレイに表示する。
薬剤師は、投薬指導画面130を患者に見せながら、患者に対して薬剤の効能・効果、副作用、服用方法の説明などの投薬指導を行う。
図7は、実施の形態1における投薬指導画面130の一例を示す図である。
実施の形態1における投薬指導画面130について、図7に基づいて説明する。
投薬指導画面130は、図7(1)に示すように「患者カナ氏名」「患者氏名」「性別」「生年月日」「住所」「患者特記」などの情報を示す画面である。
但し、患者QRデータ291の「病歴告示」に病歴の未告示が指定されている場合、投薬指導画面表示部250は、図7(2)に示すように「患者特記」の「末期の食道癌」(病歴)を隠して投薬指導画面130を表示する。
図4に戻り、調剤管理方法の説明をS160から続ける。
S160において、会計処理部260は、処方箋データ292に指定されている薬剤の情報(薬剤名、処方量)と薬剤データ294が示す薬価とに基づいて薬剤料を算出する。
会計処理部260は、患者QRデータ291の「一包化希望」に基づいて薬剤の一包化を行ったか否かを判定する。一包化を行った場合、会計処理部260は標準設定データ293から一包化の手数料を取得する。
会計処理部260は、患者QRデータ291の「粉砕希望」に基づいて薬剤を粉砕したか否かを判定する。薬剤を粉砕した場合、会計処理部260は標準設定データ293から粉砕の手数料を取得する。
会計処理部260は、薬剤料と各手数料とを合計して請求料金を算出し、算出した請求料金をレジスター(またはディスプレイ)に表示する。
印刷物生成部240の領収書印刷部244は、会計処理部260によって算出された請求料金と患者QRデータ291に含まれる「帳票印字サイズ」とを領収書印刷機125に入力する。
領収書印刷機125は、請求料金を「帳票印字サイズ」で印字して領収書115を印刷する。
患者は、請求料金を支払う。
そして、患者は、S130で調剤された薬剤が入った薬袋114、S140で印刷されたお薬手帳ラベル112とお薬カード113、S111で患者QRコード102が印刷されたお薬手帳111(または持参したお薬手帳111)、S160で生成された領収書115を受付の担当者から受け取る。
以上で、調剤管理方法の処理は終了する。
以下に、調剤管理方法の補足説明を行う。
患者QRコード102が印刷されていないお薬手帳を患者が持参し、患者QRコード102を印刷したお薬手帳111を患者が希望しない場合、調剤管理装置200は、標準設定データ293の設定に基づいて薬剤を調剤し、印刷物を印刷し、投薬指導画面130を表示する。
例えば、薬剤を一包化しないこと、薬剤を粉砕しないこと、病名の告示、所定の手帳印字サイズ、所定のカード印字サイズ、所定の帳票印字サイズなどを標準設定として標準設定データ293に予め設定しておく。
患者QRデータ生成部211は、「手帳印字サイズ」「カード印字サイズ」「帳票印字サイズ」を患者の「生年月日」に基づいて患者QRデータ291に設定しても構わない。
例えば、年齢と印字サイズとを対応付けた印字サイズデータを調剤管理記憶部290に記憶しておく。そして、患者QRデータ生成部211は「生年月日」に基づいて患者の年齢を算出し、算出した年齢に対応する印字サイズを印字サイズデータから取得し、取得した印字サイズを「手帳印字サイズ」「カード印字サイズ」「帳票印字サイズ」として患者QRデータ291に設定する。
印刷物生成部240は、印刷物(符号112−115)の所定の印字部分(例えば、薬剤名、服用方法)だけを「手帳印字サイズ」「カード印字サイズ」「帳票印字サイズ」で印字し、残りの印字部分(例えば、薬剤の説明、備考)を標準設定の印字サイズで印字しても構わない。
例えば、印刷物の種類と所定の印字部分とを対応付けた印字方法データを調剤管理記憶部290に記憶しておき、印刷物生成部240は印字方法データに基づいて印字を行う。
患者QRコード102は、お薬手帳111以外のものに印刷しても構わない。
また、患者QRコード102をお薬手帳111に直接印刷せず、患者QRコード102を所定のシールに印刷し、患者QRコード102を印刷したシールをお薬手帳111に貼付しても構わない。
患者QRコード102は、QRコード以外の二次元コード(バーコードを含む)に記録しても構わない。
また、患者QRコード102をQRコード(またはその他の二次元コード)として印刷せずに、電子データとして記憶媒体に記憶しても構わない。例えば、患者QRコード102をIC(Integrated Circuit)カードや携帯電話などに搭載されているICチップに記憶しても構わない。
調剤指示部230は、処方箋データ292と患者QRデータ291を表示装置に表示することにより、薬剤師に調剤を指示してもよい。
薬剤師は、処方箋データ292に従って薬剤を調剤し、患者QRデータ291に従って薬剤を一包化または粉砕する。
また、薬剤師は、患者QRデータ291の「薬ケース有無」に基づいて患者が薬ケースを持参しているか否かを判定する。そして、患者が薬ケースを持参している場合、薬剤師は、調剤した薬剤を患者の薬ケースに収納する。但し、調剤指示部230が調剤機器(例えば、薬剤分包機126)に薬ケースへの薬剤の収納を指示してもよい。
図8は、実施の形態1における調剤管理装置200のハードウェア資源の一例を示す図である。
図8において、調剤管理装置200は、CPU901(Central Processing Unit)を備えている。CPU901は、バス902を介してROM903、RAM904、通信ボード905、ディスプレイ装置911、キーボード912、マウス913、ドライブ装置914、磁気ディスク装置920(記憶機器の一例)と接続され、これらのハードウェアデバイスを制御する。ドライブ装置914は、FD(Flexible Disk Drive)、CD(Compact Disc)、DVD(Digital Versatile Disc)などの記憶媒体を読み書きする装置である。
通信ボード905は、有線または無線で、LAN(Local Area Network)、インターネット、電話回線などの通信網に接続している。
磁気ディスク装置920には、OS921(オペレーティングシステム)、プログラム群922、ファイル群923が記憶されている。
プログラム群922には、実施の形態において「〜部」として説明する機能を実行するプログラムが含まれる。プログラムは、CPU901により読み出され実行される。すなわち、プログラムは、「〜部」としてコンピュータを機能させるものであり、また「〜部」の手順や方法をコンピュータに実行させるものである。
ファイル群923には、実施の形態において説明する「〜部」で使用される各種データ(入力、出力、判定結果、計算結果、処理結果など)が含まれる。
実施の形態において構成図およびフローチャートに含まれている矢印は主としてデータや信号の入出力を示す。
実施の形態において「〜部」として説明するものは「〜回路」、「〜装置」、「〜機器」であってもよく、また「〜ステップ」、「〜手順」、「〜処理」であってもよい。すなわち、「〜部」として説明するものは、ファームウェア、ソフトウェア、ハードウェアまたはこれらの組み合わせのいずれで実装されても構わない。
実施の形態1において、例えば、以下のような調剤システムについて説明した。
従来、調剤薬局における業務では患者の特性に合せて各種調剤/薬品情報の提供書の出力、薬品の粉砕指示(分包指示)、薬袋の印字形式の指示等を手動で行うことが必要であり、これらは調剤業務を煩雑なものにしていた。
実施の形態1は、こうした患者の特性情報、調剤時に必要な作業情報(出力すべき帳票、薬品粉砕の有無、薬袋の印字形式等)を調剤薬局にて作成/配布する“お薬手帳”にQRコードとして保存する。
そして、次回の患者来局時にそれをスキャニングし、システムが患者の特性を判断し、患者の特性に合わせて業務の効率化を実現する。
100 調剤システム、101 処方箋QRコード、102 患者QRコード、110 処方箋、111 お薬手帳、112 お薬手帳ラベル、113 お薬カード、114 薬袋、115 領収書、120 QRコードスキャナ、122 お薬ラベル印刷機、123 お薬カード印刷機、124 薬袋印字機、125 領収書印刷機、126 薬剤分包機、127 薬剤粉砕機、130 投薬指導画面、140 患者特性データ、141 患者処方データ、200 調剤管理装置、201 調剤管理システム、202 調剤管理サーバ、203 処方箋入力端末、204 投薬/会計端末、205 LAN、210 患者QRデータ入力部、211 患者QRデータ生成部、212 お薬手帳生成部、220 処方箋データ入力部、221 患者QRコード読み取り部、230 調剤指示部、240 印刷物生成部、241 お薬手帳ラベル印刷部、242 お薬カード印刷部、243 薬袋印刷部、244 領収書印刷部、250 投薬指導画面表示部、260 会計処理部、290 調剤管理記憶部、291 患者QRデータ、292 処方箋データ、293 標準設定データ、294 薬剤データ、295 患者個人データ、901 CPU、902 バス、903 ROM、904 RAM、905 通信ボード、911 ディスプレイ装置、912 キーボード、913 マウス、914 ドライブ装置、920 磁気ディスク装置、921 OS、922 プログラム群、923 ファイル群。

Claims (15)

  1. 帳票の印字サイズを記録した調剤管理コードを読み取る読み取り装置から前記調剤管理コードに記録された帳票の印字サイズを入力する調剤管理コード読み取り部と、
    調剤される調剤薬に関する調剤薬情報を記憶する記憶装置から前記調剤薬情報を入力し、前記調剤管理コード読み取り部が入力した帳票の印字サイズで前記調剤薬情報を前記所定の帳票に印刷装置を用いて印字する帳票生成部と
    を備えることを特徴とする調剤管理装置。
  2. 前記調剤管理コードは、さらに、薬袋への調剤薬の袋詰め方法を示す薬袋情報を記録し、
    前記調剤管理コード読み取り部は、前記読み取り装置から前記調剤管理コードに記録された薬袋情報を入力し、
    前記調剤管理装置は、さらに、
    前記調剤管理コード読み取り部が入力した薬袋情報に基づいて薬袋の表記を印刷装置を用いて印刷する薬袋生成部を備える
    ことを特徴とする請求項1記載の調剤管理装置。
  3. 前記調剤管理コードは、さらに、調剤薬を一包化するか否かを示す一包化情報を記録し、
    前記調剤管理コード読み取り部は、前記読み取り装置から前記調剤管理コードに記録された一包化情報を入力し、
    前記調剤管理装置は、さらに、
    前記調剤管理コード読み取り部が入力した一包化情報に基づいて一包化するか否かを判定し、一包化する場合、調剤薬を包装する調剤機器に一包化を指示する調剤指示部を備える
    ことを特徴とする請求項1または請求項2記載の調剤管理装置。
  4. 前記調剤管理コードは、さらに、薬剤を粉砕するか否かを示す粉砕要否情報を記録し、
    前記調剤管理コード読み取り部は、前記読み取り装置から前記調剤管理コードに記録された粉砕要否情報を入力し、
    前記調剤指示部は、前記調剤管理コード読み取り部が入力した粉砕要否情報に基づいて薬剤を粉砕するか否かを判定し、薬剤を粉砕する場合、薬剤を粉砕する調剤機器に薬剤の粉砕を指示する
    ことを特徴とする請求項3記載の調剤管理装置。
  5. 前記調剤管理コードは、さらに、患者を識別する患者識別子と、患者の特定情報を表示するか否かを示す表示可否情報とを記録し、
    前記調剤管理コード読み取り部は、前記読み取り装置から前記調剤管理コードに記録された患者識別子と表示可否情報とを入力し、
    前記調剤管理装置は、さらに、
    患者識別子と患者の特定情報とを含んだ患者情報を患者毎に記憶する患者情報記憶部と、
    前記調剤管理コード読み取り部が入力した患者識別子を対象患者識別子として前記患者情報記憶部を検索し、前記対象患者識別子と一致する患者識別子を含んだ患者情報を対象患者情報として取得する患者情報検索部と、
    前記調剤管理コード読み取り部が入力した表示可否情報に基づいて患者の特定情報を表示するか否かを判定し、患者の特定情報を表示しない場合、前記対象患者情報に含まれる患者の特定情報を除いた情報を表示装置に表示する患者情報表示部とを備える
    ことを特徴とする請求項1から請求項4いずれかに記載の調剤管理装置。
  6. 前記調剤管理装置は、さらに、
    帳票の印字サイズを入力装置から入力する調剤管理情報入力部と、
    前記調剤管理情報入力部が入力した帳票の印字サイズに基づいて前記帳票の印字サイズを記録した二次元コードを前記調剤管理コードとして生成する調剤管理コード生成部と、
    前記調剤管理コード生成部によって生成された調剤管理コードを印刷装置を用いて印刷する調剤管理コード出力部と
    を備えたことを特徴とする請求項1から請求項5いずれかに記載の調剤管理装置。
  7. 調剤管理コード読み取り部が、帳票の印字サイズを記録した調剤管理コードを読み取る読み取り装置から前記調剤管理コードに記録された帳票の印字サイズを入力し、
    帳票生成部が、調剤される調剤薬に関する調剤薬情報を記憶する記憶装置から前記調剤薬情報を入力し、前記調剤管理コード読み取り部が入力した帳票の印字サイズで前記調剤薬情報を前記所定の帳票に印刷装置を用いて印字する
    ことを特徴とする調剤管理装置の調剤管理方法。
  8. 帳票の印字サイズを記録した調剤管理コードを読み取る読み取り装置から前記調剤管理コードに記録された帳票の印字サイズを入力する調剤管理コード読み取り部と、
    調剤される調剤薬に関する調剤薬情報を記憶する記憶装置から前記調剤薬情報を入力し、前記調剤管理コード読み取り部が入力した帳票の印字サイズで前記調剤薬情報を前記所定の帳票に印刷装置を用いて印字する帳票生成部として
    コンピュータを機能させることを特徴とする調剤管理プログラム。
  9. 帳票の印字サイズを入力装置から入力する調剤管理情報入力部と、
    前記調剤管理情報入力部が入力した帳票の印字サイズに基づいて前記帳票の印字サイズを記録した二次元コードを調剤管理コードとして生成する調剤管理コード生成部と、
    前記調剤管理コード生成部によって生成された調剤管理コードを印刷装置を用いて印刷する調剤管理コード出力部と
    を備えることを特徴とする調剤管理コード生成装置。
  10. 帳票の印字サイズを入力装置から入力する調剤管理情報入力部と、
    前記調剤管理情報入力部が入力した帳票の印字サイズに基づいて前記帳票の印字サイズを記録した二次元コードを調剤管理コードとして生成する調剤管理コード生成部と、
    前記調剤管理コード生成部によって生成された調剤管理コードを印刷装置を用いて印刷する調剤管理コード出力部として
    コンピュータを機能させることを特徴とする調剤管理コード生成プログラム。
  11. 請求項1から請求項6いずれかに記載の調剤管理装置と、
    請求項9記載の調剤管理コード生成装置とを備え、
    前記調剤管理コード読み取り部は、前記調剤管理コード出力部によって印刷された調剤管理コードの帳票の印字サイズを入力する
    ことを特徴とする調剤管理システム。
  12. 薬袋への調剤薬の袋詰め方法を示す薬袋情報を記録した調剤管理コードを読み取る読み取り装置から前記調剤管理コードに記録された薬袋情報を入力する調剤管理コード読み取り部と、
    前記調剤管理コード読み取り部が入力した薬袋情報に基づいて薬袋の表記を印刷装置を用いて印刷する薬袋生成部と
    を備えることを特徴とする調剤管理装置。
  13. 調剤薬を一包化するか否かを示す一包化情報を記録した調剤管理コードを読み取る読み取り装置から前記調剤管理コードに記録された一包化情報を入力する調剤管理コード読み取り部と、
    前記調剤管理コード読み取り部が入力した一包化情報に基づいて一包化するか否かを判定し、一包化する場合、調剤薬を包装する調剤機器に一包化を指示する調剤指示部と
    を備えることを特徴とする調剤管理装置。
  14. 薬剤を粉砕するか否かを示す粉砕要否情報を記録した調剤管理コードを読み取る読み取り装置から前記調剤管理コードに記録された粉砕要否情報を入力する調剤管理コード読み取り部と、
    前記調剤管理コード読み取り部が入力した粉砕要否情報に基づいて薬剤を粉砕するか否かを判定し、薬剤を粉砕する場合、薬剤を粉砕する調剤機器に薬剤の粉砕を指示する調剤指示部と
    を備えることを特徴とする調剤管理装置。
  15. 患者を識別する患者識別子と、患者の特定情報を表示するか否かを示す表示可否情報とを記録した調剤管理コードを読み取る読み取り装置から前記調剤管理コードに記録された患者識別子と表示可否情報とを入力する調剤管理コード読み取り部と、
    患者識別子と患者の特定情報とを含んだ患者情報を患者毎に記憶する患者情報記憶部と、
    前記調剤管理コード読み取り部が入力した患者識別子を対象患者識別子として前記患者情報記憶部を検索し、前記対象患者識別子と一致する患者識別子を含んだ患者情報を対象患者情報として取得する患者情報検索部と、
    前記調剤管理コード読み取り部が入力した表示可否情報に基づいて患者の特定情報を表示するか否かを判定し、患者の特定情報を表示しない場合、前記対象患者情報に含まれる患者の特定情報を除いた情報を表示装置に表示する患者情報表示部と
    を備えることを特徴とする調剤管理装置。
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