JP2012203567A - 消費電力検証支援装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】必要な波形データの取得ができ、かつ、シミュレーション時間を短縮することができる消費電力検証支援装置を提供することである。
【解決手段】実施の形態の消費電力検証支援装置は、消費電力概算部と、比較判定部と、遅延制御部と、ダンプ処理部とを有する。消費電力概算部は、指定信号を観測する第1のシミュレーションの所定時間毎に消費電力を概算する。比較判定部は、消費電力概算部で概算された消費電力の概算値を閾値と比較し、比較結果から所定時間毎にダンプ処理を行うか否かを判定する。遅延制御部は、全信号を観測する第2のシミュレーションを第1のシミュレーションに対して所定時間遅延させて実行させる。ダンプ処理部は、比較判定部の判定結果に基づき、ダンプ処理を行うと判定された所定時間の間の全信号の波形データを記録する。
【選択図】図2
【解決手段】実施の形態の消費電力検証支援装置は、消費電力概算部と、比較判定部と、遅延制御部と、ダンプ処理部とを有する。消費電力概算部は、指定信号を観測する第1のシミュレーションの所定時間毎に消費電力を概算する。比較判定部は、消費電力概算部で概算された消費電力の概算値を閾値と比較し、比較結果から所定時間毎にダンプ処理を行うか否かを判定する。遅延制御部は、全信号を観測する第2のシミュレーションを第1のシミュレーションに対して所定時間遅延させて実行させる。ダンプ処理部は、比較判定部の判定結果に基づき、ダンプ処理を行うと判定された所定時間の間の全信号の波形データを記録する。
【選択図】図2
Description
本発明の実施の形態は、消費電力検証支援装置に関する。
近年、半導体集積回路の回路規模の増大に伴い、消費電力も増加する傾向にあり、消費電力検証の重要性が高くなっている。消費電力検証を行う場合、論理シミュレータを用いて論理シミュレーションを行い、波形データが記録されたFSDBファイルあるいはVCDファイル等の波形情報ファイルを生成する必要がある。その後、論理シミュレーションで生成された波形情報ファイルを市販されている消費電力検証ツールに読み込ませ、詳細な消費電力の検証を行う。
しかしながら、近年の半導体集積回路の大規模化により、論理シミュレータを用いて波形情報ファイルを作成する場合、論理シミュレーションが、例えば、何十時間あるいは何日間というように長期化するという問題がある。また、半導体集積回路の大規模化により、波形情報ファイル自体が大規模化し、それが要因となり消費電力検証ツールでの消費電力の検証期間が長期化する等の問題がある。
また、論理シミュレータを用いて波形情報ファイルを作成する場合、論理シミュレーションの時間を短縮するために、間引き検証を行うことができる。この間引き検証は、ある一定の時間間隔で波形データを取得する。そのため、間引き検証では、実際に必要な波形データ、例えば、ピーク消費電力時の波形データが取れない可能性がある。この結果、必要な波形データを得るために、論理シミュレーションを何度か繰り返す必要があり、論理シミュレーションに時間がかかってしまうという問題がある。
本発明の実施の形態が解決しようとする課題は、必要な波形データの取得ができ、かつ、シミュレーション時間を短縮することができる消費電力検証支援装置を提供することである。
実施の形態の消費電力検証支援装置は、消費電力概算部と、比較判定部と、遅延制御部と、ダンプ処理部とを有する。消費電力概算部は、指定信号を観測する第1のシミュレーションの所定時間毎に消費電力を概算する。比較判定部は、消費電力概算部で概算された消費電力の概算値を閾値と比較し、比較結果から所定時間毎にダンプ処理を行うか否かを判定する。遅延制御部は、全信号を観測する第2のシミュレーションを第1のシミュレーションに対して所定時間遅延させて実行させる。ダンプ処理部は、比較判定部の判定結果に基づき、ダンプ処理を行うと判定された所定時間の間の全信号の波形データを記録する。
以下、図面を参照して本発明の実施の形態について詳細に説明する。
(第1の実施の形態)
まず、図1に基づき、第1の実施の形態に係る情報処理システムの構成について説明する。
まず、図1に基づき、第1の実施の形態に係る情報処理システムの構成について説明する。
図1は、第1の実施の形態に係る情報処理システムの構成を示す図である。
図1に示すように、情報処理システム100は、本体装置101と、各種データを記憶する記憶装置102と、各種データを表示する表示装置103とを有して構成されている。本体装置101は、パーソナルコンピュータ等のコンピュータ装置本体であり、CPU101a、図示しない主メモリなどを搭載している。また、本体装置101には、入力装置として、キーボード104及びマウス105が接続されている。本体装置101は、これらの入力装置からの指示に基づいて、各種プログラムを実行する。
記憶装置102には、ハードウエア記述言語(HDL)等により記述された回路データ106と、この回路データ106の論理シミュレーションを行うためのテストパターンが記述されたテストベンチ107と、論理シミュレーションを実行する際の設定情報が記述された設定ファイル108と、回路データ106、テストベンチ107及び設定ファイル108を読み込んで論理シミュレーションを実行する消費電力検証支援プログラム109と、消費電力検証支援プログラム109を実行して得られる波形情報ファイル110とが記憶されている。設定ファイル108の設定情報は、後述する、閾値の情報、遅延時間の情報、ダンプする信号(指定信号)の情報等である。
ユーザは、キーボード104及びマウス105を用い、回路データ106、テストベンチ107及び設定ファイル108を入力とし、消費電力検証支援プログラム109を本体装置101上において実行することにより、波形情報ファイル110を得ることができる。このように、消費電力検証支援プログラム109を実行可能な本体装置101が、後述する本実施の形態の消費電力検証支援装置1を構成する。なお、回路データ106、テストベンチ107、設定ファイル108及び波形情報ファイル110は、記憶装置102に記憶されているが、他の記憶媒体に記憶されていてもよい。
ここで、このように構成される消費電力検証支援装置1の構成について説明する。
図2は、第1の実施の形態に係る消費電力検証支援装置の構成を示す図である。
まず、ユーザが回路データ106、テストベンチ107及び設定ファイル108を入力とし、消費電力検証支援プログラム109を本体装置101上において実行すると、計測回路生成部2でコンパイルが実行される。この計測回路生成部2を構成するコンパイラは、図示を省略しているが、記憶装置102に記憶されている。
計測回路生成部2は、回路データ106、テストベンチ107及び設定ファイル108を、ユーザが可読できるアスキーデータからコンピュータで処理が実行可能なバイナリデータに変換する。計測回路生成部2は、バイナリデータに変換した回路データ106、テストベンチ107及び設定ファイル108を消費電力検証支援装置1に出力する。
消費電力検証支援装置1は、時間制御部11と、消費電力概算用のシミュレーションを実行するシミュレータ12と、信号ダンプ処理用のシミュレーションを実行するシミュレータ13とを有して構成されている。消費電力概算用のシミュレーションは、設定ファイル108で設定された指定信号の稼働率あるいは指定信号のみをダンプした大まかな消費電力を算出するためのシミュレーションである。また、信号ダンプ処理用のシミュレーションは、ダンプ処理の指示があった際に全ての信号をダンプした波形情報ファイル110を生成するためのシミュレーションである。
時間制御部11には、テストベンチ107が入力される。時間制御部11は、テストベンチ107のシミュレーション時間を所定時間ΔT単位に分割し、テストベンチ107に応じたシミュレーションをシミュレータ12及びシミュレータ13で実行させる制御を行う。この所定時間ΔTは設定ファイル108により設定される。
また、時間制御部11は、遅延制御部14を有している。遅延制御部14は、信号ダンプ処理用のシミュレーションを、シミュレータ12で実行される消費電力概算用のシミュレーションに対して所定時間ΔT遅延させて、シミュレータ13で実行させる制御を行う。また、遅延制御部14は、信号ダンプ処理用のシミュレーションを、シミュレータ12で実行される消費電力概算用のシミュレーションに対して所定時間ΔTの遅延を保ちながらシミュレータ13で実行させる制御を行う。
シミュレータ12は、時間制御部11からの制御に応じて、消費電力概算用のシミュレーションを実行する。また、シミュレータ12は、消費電力概算部15と、比較判定部16とを有している。
消費電力概算部15は、時間制御部11で分割された所定時間ΔTあたりの消費電力を概算し、その消費電力の概算値を比較判定部16に出力する。
比較判定部16は、消費電力概算部15から入力された消費電力の概算値と、閾値THと比較し、消費電力の概算値が閾値TH以上か否かを判定する。この閾値THは、設定ファイル108で設定される。比較判定部16は、消費電力の概算値が閾値TH以上と判定した場合、シミュレータ13にダンプ処理付きのシミュレーションの実行を指示し、消費電力の概算値が閾値THより低いと判定した場合、シミュレータ13にダンプ処理なしのシミュレーションの実行を指示する。
シミュレータ13は、時間制御部11の遅延制御部14からの制御に応じて、信号ダンプ処理用のシミュレーションを、消費電力概算用のシミュレーションに対して所定時間ΔT遅延させて実行する。また、シミュレータ13は、ダンプ処理部17を有している。
ダンプ処理部17は、比較判定部16からダンプ処理の指示があった場合、所定時間ΔTの間の全信号の波形データを波形情報ファイル110に記録するダンプ処理を行い、ダンプ処理の指示がなかった場合、ダンプ処理を行わない。これにより、ダンプ処理部17からは、ダンプ処理の指示があった期間の波形データが記録された波形情報ファイル110が出力される。
波形情報ファイル110は、消費電力検証ツール3に読み込まれる。消費電力検証ツール3は、この波形情報ファイル110に記録された波形データに基づいて、詳細な消費電力の検証を実行する。
次に、このように構成された消費電力検証支援装置1の動作について説明する。
図3は、第1の実施の形態に係る消費電力検証支援装置の動作について説明するための説明図である。
まず、シミュレーション時間が所定時間ΔT単位に分割される。図3の例では、所定時間ΔTをシミュレーションの先頭からΔT1,ΔT2,・・・,ΔT6として示す。次に、シミュレータ12の消費電力概算部15により所定時間ΔT1の消費電力が概算される。シミュレータ12の比較判定部16により、消費電力概算部15で概算された消費電力の概算値と閾値THとが比較され、概算値が閾値TH以上か否かが判定される。所定時間ΔT1では、消費電力の概算値(矩形斜線領域)は閾値THより低いので、比較判定部16からダンプ処理部17へダンプ処理の指示は実行されない。そして、次の所定時間ΔT2に移り同様の処理を繰り返す。
比較判定部16が所定時間ΔT3の消費電力の概算値が閾値TH以上であると判定すると、シミュレータ13のダンプ処理部17へダンプ処理を命令する。シミュレータ13では、遅延制御部14に制御によって、シミュレータ12に対して所定時間ΔTの遅延を保ちながらシミュレーションを実行している。そのため、比較判定部16から所定時間ΔT3のダンプ処理の命令があった場合、ダンプ処理部17では、矢印A1に示す所定時間ΔT3の間のダンプ処理が実行されることになる。
所定時間ΔT4以降についても同様の処理を繰り返すことにより、ダンプ処理部17からは、消費電力の概算値が閾値TH以上、図3の例では、矢印A1及びA2に示す時間帯だけの詳細な波形データが記録された波形情報ファイル110が出力される。
次に、消費電力概算用のシミュレーション及び信号ダンプ処理用のシミュレーションのフローについて説明する。
図4は、消費電力概算用のシミュレーションの流れの例を示すフローチャートである。
まず、シミュレーション時間が所定時間ΔT単位に分割され(ステップS1)、消費電力概算用のシミュレーションの実行が開始される(ステップS2)。次に、所定時間ΔTの消費電力が概算され(ステップS3)、概算された概算値と閾値THとが比較される(ステップS4)。
次に、概算値が閾値TH以上か否かが判定される(ステップS5)。概算値が閾値TH以上と判定された場合、YESとなり、信号ダンプ処理用のシミュレーションへダンプ処理が指示され(ステップS6)、ステップS7に進む。なお、信号ダンプ処理用のシミュレーションのフローは、図5を用いて説明する。一方、概算値が閾値THより小さいと判定された場合、NOとなり、消費電力概算用のシミュレーションが終了したか否かが判定される(ステップS7)。消費電力概算用のシミュレーションが終了していないと判定された場合、NOとなり、次の所定時間ΔTに進み(ステップS8)、ステップS3に戻り同様の処理を繰り返す。一方、消費電力概算用のシミュレーションが終了したと判定された場合、YESとなり、消費電力概算用のシミュレーションが終了する。
次に、図5を用い、ステップS6の信号ダンプ処理用のシミュレーションの処理について説明する。
図5は、信号ダンプ処理用のシミュレーションの流れの例を示すフローチャートである。
まず、シミュレーション時間が所定時間ΔT単位に分割され(ステップS11)、所定時間ΔT遅延させ、信号ダンプ処理用のシミュレーションの実行が開示される(ステップS12)。次に、消費電力概算用のシミュレーションより所定時間ΔT以上遅延しているか否かが判定される(ステップS13)。所定時間ΔT以上遅延していると判定された場合、YESとなり、ステップS15に進む。一方、所定時間ΔT以上遅延していないと判定された場合、NOとなり、所定時間ΔT以上遅延するように、シミュレーション時間が調整され(ステップS14)、ステップS15に進む。次に、所定時間ΔTの間のダンプ処理の指示があるか否かが判定される(ステップS15)。ダンプ処理の指示があると判定された場合、YESとなり、所定時間ΔTの間、ダンプ処理付きシミュレーションが実行され(ステップS16)、ステップS18に進む。一方、ダンプ処理の指示がないと判定された場合、NOとなり、所定時間ΔTの間、ダンプ処理なしシミュレーションが実行され(ステップS17)、ステップS18に進む。次に、消費電力概算用のシミュレーションが終了したか否かが判定される(ステップS18)。消費電力概算用のシミュレーションが終了していないと判定された場合、NOとなり、次の所定時間ΔTに進み(ステップS19)、ステップS13に戻り、同様の処理を繰り返す。一方、消費電力概算用のシミュレーションが終了したと判定された場合、YESとなり、所定時間ΔTの間のダンプ処理の指示の残件があるか否かが判定される(ステップS20)。残件があると判定された場合、YESとなり、残りの所定時間ΔTの間のダンプ処理が実行され(ステップS21)、処理を終了する。一方、残件がないと判定された場合、NOとなり、信号ダンプ処理用のシミュレーションを終了する。
以上のように、消費電力検証支援装置1は、消費電力検証ツール3に必要な波形情報ファイル110の生成を判断する処理と、波形情報ファイル110を生成する処理とを複数のシミュレータ、本実施の形態ではシミュレータ12及び13に分担させるようにした。この結果、1つのシミュレータにかかる負担を削減することができる。
また、消費電力検証支援装置1は、消費電力の概算値が閾値TH以上か否かを判定し、消費電力の概算値が閾値TH以上の時間帯の波形データのみを波形情報ファイル110に記録するようにした。この結果、消費電力検証支援装置1は、必要な波形データを取得することができるとともに、波形情報ファイル110を作成するためのシミュレーション時間を短縮することができる。さらに、消費電力検証支援装置1は、消費電力の概算値が閾値TH以上の時間帯の波形データのみを波形情報ファイル110に記録するため、波形情報ファイル110のファイルサイズ及びファイル数を削減することができる。この結果、消費電力検証ツール3での消費電力の検証時間を短縮することができる。
(第2の実施の形態)
次に、第2の実施の形態について説明する。
次に、第2の実施の形態について説明する。
図6は、第2の実施の形態に係る消費電力検証支援装置の構成を示す図である。なお、図6において図2と同様の構成については、同一の符号を付して説明を省略する。
消費電力検証支援装置1aは、時間制御部21と、シミュレータ22とを有して構成されている。
時間制御部21は、図2の時間制御部11と同様に、テストベンチ107のシミュレーション時間を所定時間ΔT単位に分割し、テストベンチ107に応じたシミュレーションをシミュレータ22で実行させる制御を行う。
シミュレータ22は、図2の消費電力概算部15、比較判定部16及びダンプ処理部17に加え、データベース作成部23と、データベース読込部24とを有して構成されている。
データベース作成部23は、所定時間ΔTのシミュレーション実行後に、再度所定時間ΔTの開始時間からシミュレーションを実行するためのデータベースを作成する。
データベース読込部24は、比較判定部16により消費電力概算部15で概算された消費電力の概算値が閾値TH以上と判定された場合、データベース作成部23で作成されたデータベースを読み込む。なお、比較判定部16により消費電力概算部15で概算された概算値が閾値THより小さいと判定された場合は、次に所定時間ΔTに進み、同様の処理を繰り返す。
ダンプ処理部17は、データベース読込部24で読み込まれたデータベースに基づき、再度所定時間ΔTの開始時間からダンプ処理を実行することにより波形情報ファイル110を生成し、次の所定時間ΔTに進む。シミュレータ22は、以上の処理をシミュレーションが終了するまで繰り返すことで、消費電力の概算値が閾値TH以上の時間帯の波形データのみが記録された波形情報ファイル110を生成する。
図7は、第2の実施の形態に係る消費電力検証支援装置の動作について説明するための説明図である。
所定時間ΔT3で閾値TH以上と判定されると、データベース作成部23で作成された、所定時間ΔTの開始時間からシミュレーションを実行するためのデータベースがデータベース読込部24によって読み込まれる。これにより、所定時間ΔT3の開始時間に戻り、ダンプ処理部17では、矢印A3に示す所定時間ΔT3の間のダンプ処理が実行されることになる。
その後、所定時間ΔT4では消費電力を概算する処理に戻り、同様の処理を繰り返すことにより、ダンプ処理部17からは、消費電力の概算値が閾値TH以上、図7の例では、矢印A3及びA4に示す時間帯だけの詳細な波形データが記録された波形情報ファイル110が出力される。
次に、シミュレータ22で実行されるシミュレーションのフローについて説明する。
図8は、シミュレータ22で実行されるシミュレーションの流れの例を示すフローチャートである。なお、図8において、図4と同様の処理については同一の符号を付して説明を省略する。
ステップS1において、シミュレーション時間が所定時間ΔT単位に分割されると、シミュレーションの実行が開示される(ステップS31)。次に、所定時間ΔTの間のシミュレーションを実行終了後、再度所定時間ΔTの開示時間からシミュレーションを実行するためのデータベースが作成される(ステップS32)。ステップS3において所定時間ΔTの消費電力が概算され、ステップS4において概算値と閾値THとが比較される。そして、ステップS5において概算値が閾値TH以上か否かが判定され、概算値が閾値TH以上であると判定された場合、ステップS35に進む。一方、ステップS5において、概算値が閾値TH以上であると判定された場合、ステップS32で作成された、再度所定時間ΔTの開示時間からシミュレーションを実行するためのデータベースが読み込まれる(ステップS33)。次に、所定時間ΔTの間、ダンプ処理付きシミュレーションが実行され(ステップS34)、ステップS35に進む。次にシミュレーションが終了したか否かが判定される(ステップS35)。シミュレーションが終了していないと判定された場合、NOとなり、次の所定時間ΔTに進み(ステップS36)、ステップS32に戻り、同様の処理を繰り返す。一方、シミュレーションが終了したと判定された場合、YESとなり、シミュレーションを終了する。
以上のように、消費電力検証支援装置1aは、再度所定時間ΔTの開始時間からシミュレーションを実行するためのデータベースをデータベース作成部23で作成し、消費電力の概算値が閾値TH以上の場合、そのデータベースを読み込み、ダンプ処理を行うようにした。このように、消費電力検証支援装置1aは、1つのシミュレータ22で異なる処理を実行させるようにすることによって、2つのシミュレータ12及び13を備えた第1の実施の形態の消費電力検証支援装置1に比べ、シミュレーションを実行するためのリソースを削減することができる。
(第3の実施の形態)
次に、第3の実施の形態について説明する。
次に、第3の実施の形態について説明する。
図9は、第3の実施の形態に係る消費電力検証支援装置の構成を示す図である。なお、図9において図2と同様の構成については、同一の符号を付して説明を省略する。
本実施の形態の消費電力検証支援装置1bの構成は、第1の実施の形態の消費電力検証支援装置1の構成と同様である。本実施の形態の消費電力検証支援装置1bは、図2のシミュレータ12及び13に加えて、シミュレータ12a及び13aを用いて構成される。なお、シミュレータ12a及び13aは、それぞれシミュレータ12及び13と同様の構成のであり、シミュレータ12aは、消費電力概算部15a及び比較判定部16aを有し、シミュレータ13aは、ダンプ処理部17aを有する。
シミュレータ12aは、シミュレータ12で実行される第1の実施の形態と同様のシミュレーションから所定時間ΔT/2ずらしたシミュレーションを実行する。
シミュレータ13aのダンプ処理部17aは、シミュレータ12aで実行されるシミュレーションの所定時間ΔTにおける消費電力の概算値が閾値TH以上の所定時間ΔTについてダンプ処理を実行する。その他の構成は、第1の実施の形態と同様のため説明を省略する。
図10は、第3の実施の形態に係る消費電力検証支援装置の動作について説明するための説明図である。
図10では、シミュレータ12で実行される第1の実施の形態と同様のシミュレーションの所定時間ΔTをシミュレーションの先頭からΔT1a,ΔT2a,・・・,ΔT6aとして示し、シミュレータ12aで実行される所定時間ΔT/2ずらしたシミュレーションの所定時間ΔTをシミュレーションの先頭からΔT1b,ΔT2b,・・・,ΔT6bとして示す。
消費電力概算部15aでは、シミュレータ12aで実行されるシミュレーションの所定時間ΔT1b〜ΔT6b毎の消費電力が概算される。
比較判定部16aにより、シミュレータ12aで実行されるシミュレーションの所定時間ΔT1b〜ΔT6b毎に概算された消費電力の概算値が閾値TH以上となっているか否かが判定され、閾値TH以上となっている所定時間ΔT3b及びΔT5bの間、即ち、矢印A6及びA7の間のダンプ処理がダンプ処理部17aに指示される。また、シミュレータ12では、第1の実施の形態と同様に、矢印A5の間のダンプ処理がダンプ処理部17に指示される。
なお、ダンプ処理部17またはダンプ処理部17aは、ダンプ処理する必要がある所定時間ΔT3b、ΔT5a、ΔT5bをマージして、矢印A8及びA9の間のダンプ処理を実行する、あるいは、ダンプ処理する必要がある所定時間ΔT3b、ΔT5a、ΔT5bの重複箇所、ここでは、所定時間ΔT5aとΔT5bとが重複している矢印A10の間のダンプ処理を実行するようにしてもよい。
以上のように、消費電力検証支援装置1bは、シミュレータ12で第1の実施の形態と同様のシミュレーションを実行し、シミュレータ12aで所定時間ΔT/2ずらしたシミュレーションを実行し、それぞれダンプ処理を行うようにしているため、第1の実施の形態の消費電力検証支援装置1に比べ、ダンプ処理の精度を向上させることができる。
(第4の実施の形態)
次に、第4の実施の形態について説明する。
次に、第4の実施の形態について説明する。
図11は、第4の実施の形態に係る消費電力検証支援装置の構成を示す図である。なお、図11において、図2と同様の構成については、同一の符号を付して説明を省略する。
消費電力検証支援装置1cは、図2のシミュレータ12に代わり、シミュレータ12bを用いて構成されている。シミュレータ12bは、図2の消費電力概算部15に加え、データベース作成部25、結果表示制御部26及びデータベース読込部27を有して構成されている。
データベース作成部25は、評価ポイントまでシミュレーションを実行終了後、評価ポイントの開始時間に戻り、評価ポイントの開始時間よりシミュレーションを再度行えるようにするためのデータベースを作成する。ここで、評価ポイントとは、例えば、所定時間ΔTの2倍のポイントである。
結果表示制御部26は、この評価ポイントで一旦、消費電力の概算の結果を表示装置103の表示部に表示させる制御を行う。表示装置103の表示部は、表示された消費電力の概算の結果から、ユーザがダンプ処理を行いたい所定時間ΔTを選択させる。
データベース読込部27は、ユーザが入力部としてのキーボード104またはマウス105を用い、所定時間ΔTを選択した場合、データベース作成部25で作成されたデータベースを読み出し、ダンプ処理部17にダンプ処理を実行させる。その他の構成は、第1の実施の形態の消費電力検証支援装置1と同様のため、説明を省略する。
図12は、第4の実施の形態に係る消費電力検証支援装置の動作を説明するための図である。
まず、シミュレータ12bにより、評価ポイントP1まで所定時間ΔT1及びΔT2毎の消費電力が概算される。次に、評価ポイントP1で一旦、消費電力の概算の結果が表示装置103の表示部に表示される。ユーザがダンプしたい所定時間ΔT1またはΔT2を選択した場合、ダンプ処理部17にダンプ処理が指示される。ユーザがダンプしたい所定時間ΔT1またはΔT2を選択しない場合、シミュレーションが次の評価ポイントP2まで再開される。なお、ユーザは、所定時間ΔT1及びΔT2の両方を選択してもよい。
ここで、ユーザがダンプしたい所定時間ΔTとして所定時間ΔT4を選択すると、データベース読込部27が評価ポイントP1の開始時間よりシミュレーションを再度行えるようにするためのデータベースをデータベース作成部25から読み込む。そして、ダンプ処理部17によって、評価ポイントP2の開始時間からダンプ処理が実行される。なお、ダンプ処理部17では、ユーザに選択されていない矢印A11に示す所定時間ΔT3の間はダンプ処理を行わず、ユーザに選択された矢印A12に示す所定時間ΔT4の間のみダンプ処理を行うようにしてもよい。
次に、シミュレータ12bで実行されるシミュレーションのフローについて説明する。
図13は、シミュレータ12bで実行されるシミュレーションの流れの例を示すフローチャートである。なお、図13において、図8と同様の処理については同一の符号を付して説明を省略する。
まず、ステップS31において、シミュレーションの実行が開示されると、評価ポイントの開始時間からシミュレーションを再度実行するためのデータベースが作成される(ステップS41)。次に、ステップS3において所定時間ΔTの消費電力が概算されると、概算された消費電力が表示され(ステップS42)、評価ポイント又はシミュレーションが終了したか否かが判定される(ステップS43)。評価ポイント又はシミュレーションが終了していないと判定された場合、次の所定時間ΔTへ進み(ステップS44)、ステップS3に戻り同様の処理を繰り返す。一方。評価ポイント又はシミュレーションが終了したと判定された場合、表示結果よりダンプを行う所定時間ΔTを選択させる(ステップS44)。
次に、選択された所定時間ΔTがあるか否かが判定される(ステップS45)。選択された所定時間ΔTがあると判定された場合、YESとなり、ダンプ処理が実行され(ステップS46)、ステップS35に進む。一方、選択された所定時間ΔTがないと判定された場合、ステップS35に進む。ステップS35以降の処理は図8と同様のため、説明を省略する。
以上のように、消費電力検証支援装置1cは、結果表示制御部26で評価ポイントまでの消費電力の概算値を表示装置103の表示部に表示させ、ダンプ処理を行いたい所定時間ΔTをユーザに選択させるため、任意の所定時間ΔTの間のダンプ処理を実行することができる。
(第5の実施の形態)
次に、第5の実施の形態について説明する。
次に、第5の実施の形態について説明する。
図14は、第5の実施の形態に係る消費電力検証支援装置の構成を示す図である。なお、図14において、図2と同様の構成については、同一の符号を付して説明を省略する。
消費電力検証支援装置1dは、図2のシミュレータ12に代わり、シミュレータ12cを用いて構成されている。シミュレータ12cは、図2の消費電力概算部15及び比較判定部16に加え、概算値比較部28を有して構成されている。
比較判定部16は、消費電力概算部15で概算された処理中の消費電力の概算値が閾値TH以上の場合、ダンプ処理を行う候補として所定時間ΔTの情報及び概算値の情報を記憶装置102に一時保存する。
概算値比較部28は、保存されている消費電力の概算値のデータがある場合、保存されている消費電力の概算値と、処理中の所定時間ΔTの消費電力の概算値とを比較する。そして、概算値比較部28は、保存されている消費電力の概算値より処理中の所定時間ΔTの消費電力の概算値の方が大きい場合、ダンプ処理を行う候補として処理中の所定時間ΔTの消費電力の概算値を記憶装置102に一時保存する。一方、概算値比較部28は、保存されている消費電力の概算値より処理中の所定時間ΔTの消費電力の概算値の方が小さい場合、ダンプ処理部17に保存されていた所定時間ΔTの間のダンプ処理をダンプ処理部17に指示する。
図15は、第5の実施の形態に係る消費電力検証支援装置の動作ついて説明するための図である。
所定時間ΔT5において消費電力の概算値が閾値TH以上となっているため、比較判定部16により、この所定時間ΔT5の情報及び概算値の情報がダンプ処理の候補として記憶装置102に記憶される。次に、所定時間ΔT6において消費電力の概算値が閾値TH以上となっているため、概算値比較部28により、所定時間ΔT6において消費電力の概算値が保存されている所定時間ΔT5の消費電力の概算値と比較される。所定時間ΔT6の消費電力の概算値が所定時間ΔT5の消費電力の概算値より大きいため、所定時間ΔT6の消費電力の概算値の情報がダンプ処理の候補として記憶装置102に記憶される。
次に、概算値比較部28により、所定時間ΔT7の消費電力の概算値が保存されている所定時間ΔT6の消費電力の概算値と比較される。所定時間ΔT7の消費電力の概算値が所定時間ΔT6の消費電力の概算値より小さいため、ダンプ処理部17に所定時間ΔT6の間のダンプ処理が指示される。所定時間ΔT8以降の同様の処理が繰り返される。これにより、矢印A13及びA14に示す所定時間ΔT6及びΔT9の間のダンプ処理が実行されることになる。
次に、シミュレータ12cで実行される消費電力概算用のシミュレーションのフローについて説明する。
図16は、シミュレータ12cで実行される消費電力概算用のシミュレーションの流れの例を示すフローチャートである。なお、図16において、図4と同様の処理については同一の符号を付して説明を省略する。
ステップS5において、概算値が閾値TH以上と判定されると、所定時間ΔTの概算値が保存されている概算値以上か否かが判定される(ステップS51)。所定時間ΔTの概算値が保存されている概算値以上と判定された場合、YESとなり、所定時間ΔTの概算値がダンプ処理の候補として保存され(ステップS52)、ステップS7に進む。一方、所定時間ΔTの概算値が保存されている概算値より小さいと判定された場合、NOとなり、ダンプ処理の候補として保存されている所定時間ΔTのダンプ処理が実行され、ダンプ処理済みとし(ステップS53)、ステップS7に進む。
また、ステップS5において、概算値が閾値THより小さいと判定されると、ダンプ未処理の所定時間ΔTがあるか否かが判定される(ステップS54)。ダンプ未処理の所定時間ΔTがあると判定された場合、YESとなり、ダンプ処理が実行される(ステップS55)。一方、ダンプ未処理の所定時間ΔTがないと判定された場合(ステップS54:NO)、または、ステップS55でダンプ処理が実行された場合、保存されている所定時間ΔTの情報がクリアされ(ステップS56)、ステップS7に進む。このように、ステップS54でYESまたはNOと判定された場合にも、ステップS7に進む際には、保存されている所定時間ΔTの情報がクリアされる。なお、保存されている所定時間ΔTの情報はクリアしなくてもよい。ステップS7以降の処理は図4と同様のため説明を省略する。
以上のように、消費電力検証支援装置1dは、第1の実施の形態の消費電力検証支援装置1のように閾値TH以上の場合にダンプ処理を行う場合に比べ、前後の所定時間ΔTの消費電力の概算値を比較しながらダンプ処理を行うか否かを判定しているため、ダンプ処理の回数を削減することができる。
(第6の実施の形態)
次に、第6の実施の形態について説明する。
次に、第6の実施の形態について説明する。
図17は、第6の実施の形態に係る消費電力検証支援装置の構成を示す図である。なお、図17において、図14と同様の構成については、同一の符号を付して説明を省略する。
消費電力検証支援装置1eは、図14の時間制御部11に代わり、時間制御部11aを用いて構成されている。時間制御部11aは、図14の遅延制御部14に加え、時間幅制御部29を有して構成されている。
時間幅制御部29には、消費電力概算部15から消費電力の概算値が供給される。時間幅制御部29は、供給された消費電力の概算値と閾値THとを比較し、比較結果からシミュレータ12bのシミュレーションの所定時間ΔTの時間幅を変更する制御を行う。具体的には、時間幅制御部29は、消費電力の概算値が閾値THより非常に小さい場合、時間幅を大きくし、消費電力の概算値が閾値THに近いあるいは超えている場合、時間幅を小さくする。その他の構成は、第5の実施の形態と同様のため、説明を省略する。
図18は、第6の実施の形態に係る消費電力検証支援装置の動作を説明するための図である。
時間幅制御部29は、所定時間ΔT1の消費電力の概算値が閾値THより非常に小さいと判定した場合、次の所定時間ΔT2の時間幅を大きくする。次に、時間幅制御部29は、所定時間ΔT2の消費電力の概算値が閾値THに近いと判定した場合、次の所定時間ΔT3の時間幅を小さくする。その他の動作は、図14の消費電力検証支援装置1dと同様であり、矢印A15及びA16に示す所定時間ΔT6及びΔT11の間のダンプ処理が実行される。
次に、シミュレータ12cで実行される消費電力概算用のシミュレーションのフローについて説明する。
図19は、シミュレータ12cで実行される消費電力概算用のシミュレーションの流れの例を示すフローチャートである。なお、図19において、図4と同様の処理については同一の符号を付して説明を省略する。
ステップS7において、消費電力概算用のシミュレーションが終了していないと判定され、ステップS8において、次の所定時間ΔTへ進むと、概算された概算値と閾値THとの関係から所定時間ΔTの時間幅の変更が必要か否かが判定される(ステップS61)。時間幅の変更が必要ないと判定された場合、NOとなり、ステップS3に戻り同様の処理を繰り返す。一方、時間幅の変更が必要と判定された場合、YESとなり、所定時間ΔTの時間幅が変更され(ステップS61)、ステップS3に戻り同様の処理を繰り返す。その他の処理は、図4と同様のため説明を省略する。
以上のように、消費電力検証支援装置1eは、時間幅制御部29で消費電力の概算値と閾値THとを比較して所定時間ΔTの時間幅を制御するようにしているため、消費電力の概算値が閾値THを超えている時間帯の消費電力の概算値を詳細に取得することが可能となる。
本発明のいくつかの実施の形態を説明したが、これらの実施の形態は、例として提示したものであり、発明の範囲を限定することは意図していない。これら新規な実施の形態は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、変更を行うことができる。これら実施の形態やその変形は、発明の範囲や要旨に含まれるとともに、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれる。
1,1a,1b,1c,1d,1e…消費電力検証支援装置、2…計測回路自動生成部、3…消費電力検証ツール、11,11a,21…時間制御部、12,12a,12b,12c,13,13a,22…シミュレータ、14…遅延制御部、15,15a…消費電力概算部、16,16a…比較判定部、17,17a…ダンプ処理部、23,25…データベース作成部、24,27…データベース読込部、26…結果表示制御部、28…概算値比較部、29…時間幅制御部、100…情報処理システム、101…本体装置、102…記憶装置、103…表示装置、104…キーボード、105…マウス、106…回路データ、107…テストベンチ、108…設定ファイル、109…消費電力検証支援プログラム、110…波形情報ファイル。
Claims (5)
- 指定信号を観測する第1のシミュレーションの所定時間毎に消費電力を概算する消費電力概算部と、
前記消費電力概算部で概算された前記消費電力の概算値を閾値と比較し、比較結果から前記所定時間毎にダンプ処理を行うか否かを判定する比較判定部と、
全信号を観測する第2のシミュレーションを前記第1のシミュレーションに対して前記所定時間遅延させて実行させる遅延制御部と、
前記比較判定部の判定結果に基づき、前記ダンプ処理を行うと判定された所定時間の間の前記全信号の波形データを記録するダンプ処理部と、
を有することを特徴とする消費電力検証支援装置。 - 前記第1のシミュレーションの前記所定時間の開始時間から再度シミュレーションを実行するためのデータベースを作成するデータベース作成部と、
前記比較判定部により前記ダンプ処理を行うと判定された場合、前記データベースを読み込み、前記所定時間の開始時間から再度シミュレーションを実行させるデータベース読込部とを有することを特徴とする請求項1に記載の消費電力検証支援装置。 - 設定された評価ポイントで前記消費電力の概算値の情報を表示部に表示させる表示制御部と、
前記表示部に表示された前記消費電力の概算値から前記ダンプ処理を行う前記所定時間を選択させる入力部とを有し、
前記ダンプ処理部は、前記入力部で選択された前記所定時間の間のダンプ処理を行うことを特徴とする請求項1に記載の消費電力検証支援装置。 - 前記消費電力概算部で概算された前記所定時間の間の消費電力の概算値と、前記所定時間の前の所定時間に概算された消費電力の概算値とを比較し、比較結果に基づき前記所定時間の間のダンプ処理が必要か否かを判定する概算値比較部を有することを特徴とする請求項1に記載の消費電力検証支援装置。
- 前記消費電力の概算値と前記閾値と関係に基づいて、前記所定時間の時間幅を前記第1のシミュレーションの途中で変更する制御を行う時間幅制御部を有することを特徴とする請求項1に記載の消費電力検証支援装置。
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