JP2012202246A - 蒸気タービン - Google Patents
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Abstract
【課題】主蒸気が高温化された場合においても、ケーシングなどの温度上昇を抑制することができる蒸気タービンを提供する。
【解決手段】実施形態の蒸気タービン10は、蒸気が導入される入口スリーブ管40と、この入口スリーブ管40が管入される内部ケーシング20および外部ケーシング21との間に、シールリング60を備える。シールリング60は、入口スリーブ管40の外周に、内周を接触して配置された高温側シールリング70と、高温側シールリング70よりも内径および外径が大きく構成され、内部ケーシング20または外部ケーシング21に、外周を接触して配置された低温側シールリング80とを備える。そして、高温側シールリング70の内周と入口スリーブ管40の外周との間および高温側シールリング70と低温側シールリング80との間に遮熱層90を備える。
【選択図】図3
【解決手段】実施形態の蒸気タービン10は、蒸気が導入される入口スリーブ管40と、この入口スリーブ管40が管入される内部ケーシング20および外部ケーシング21との間に、シールリング60を備える。シールリング60は、入口スリーブ管40の外周に、内周を接触して配置された高温側シールリング70と、高温側シールリング70よりも内径および外径が大きく構成され、内部ケーシング20または外部ケーシング21に、外周を接触して配置された低温側シールリング80とを備える。そして、高温側シールリング70の内周と入口スリーブ管40の外周との間および高温側シールリング70と低温側シールリング80との間に遮熱層90を備える。
【選択図】図3
Description
本発明の実施形態は、蒸気入口管の周囲にシール構造を備えた蒸気タービンに関する。
タービン効率向上の観点から、現在、温度が600℃程度の蒸気を用いた蒸気タービンが実用化されている。さらにタービン効率を向上させるため、蒸気の温度を650℃以上にすることが検討され、開発が進められている。
このような蒸気タービンにおいては、蒸気が高温であるため、この温度に耐え得る耐熱合金を使用することが必要となる。しかしながら、このような耐熱合金は、高価であることや、大型部品の製作が困難であるなどの理由から、使用する範囲が限定されている。
例えば、高温の蒸気が流れる入口スリーブ管などの蒸気入口管は、耐熱性に優れたNi基合金などで構成され、これに接触するシールリングや、このシールリングに接触するケーシングなどは、CrMoV鋼や12Cr鋼などで構成されている。
上記したように、入口スリーブ管内には、高温の主蒸気が流れ、この入口スリーブ管に接触するシールリングを介してケーシングに熱が伝わる。そのため、主蒸気の高温化に伴って、シールリングやケーシングの温度が上昇し、従来の材料でシールリングやケーシングを構成する際には、熱対策を施す必要がある。
本発明が解決しようとする課題は、主蒸気が高温化された場合においても、ケーシングなどの温度上昇を抑制することができる蒸気タービンを提供することにある。
実施形態の蒸気タービンは、蒸気が導入される蒸気入口管と、この蒸気入口管が管入されるケーシングとの間に、円環状のシールリングを備えている。前記シールリングは、前記蒸気入口管の外周に、内周を接触して配置された高温側シールリングと、前記高温側シールリングよりも内径および外径が大きく構成され、前記ケーシングに、外周を接触して配置された低温側シールリングとを備えている。そして、(1)前記高温側シールリングの内周と前記蒸気入口管の外周との間および前記高温側シールリングと前記低温側シールリングとの間、(2)前記高温側シールリングと前記低温側シールリングとの間、または(3)前記低温側シールリングの外周と前記ケーシングとの間に、遮熱層を備えている。
以下、本発明の実施の形態について図面を参照して説明する。
(第1の実施の形態)
図1は、本発明に係る第1の実施の形態の蒸気タービン10の子午断面を示す図である。図2は、本発明に係る第1の実施の形態の蒸気タービン10における、外部ケーシング21の入口部21aからノズルボックス27までの断面を拡大して示した図である。なお、以下の実施の形態において、同一の構成部分には同一の符号を付して、重複する説明は、省略または簡略する。
図1は、本発明に係る第1の実施の形態の蒸気タービン10の子午断面を示す図である。図2は、本発明に係る第1の実施の形態の蒸気タービン10における、外部ケーシング21の入口部21aからノズルボックス27までの断面を拡大して示した図である。なお、以下の実施の形態において、同一の構成部分には同一の符号を付して、重複する説明は、省略または簡略する。
図1に示すように、蒸気タービン10は、内部ケーシング20とその外側に設けられた外部ケーシング21とから構成される二重構造のケーシングを備えている。また、内部ケーシング20内に動翼22が植設されたタービンロータ23が貫設されている。このタービンロータ23は、ロータ軸受24によって回転可能に支持されている。
内部ケーシング20の内側面には、タービンロータ23の軸方向に動翼22と交互になるように静翼25が配設されている。タービンロータ23と各ケーシングとの間には、作動流体である蒸気の外部への漏洩を防止するために、グランドラビリンス部26a、26b、26c、26dが設けられている。
図1および図2に示すように、内部ケーシング20の入口部20aには、ノズルボックス27が設けられている。ノズルボックス27は、内部ケーシング20とタービンロータ23との間(すなわち内部ケーシング20の入口部20aの内側部分)に配置され、ノズルボックス27の出口部に第1段の静翼25(第1段のノズル)を備える。ノズルボックス27へ供給された蒸気は、第1段の静翼25を通過して第1段の動翼22へ導かれる。
外部ケーシング21の入口部21aと、内部ケーシング20の入口部20aとの間には、それらに連結する、蒸気入口管として機能する入口スリーブ管40が設けられている。この入口スリーブ管40は、主蒸気管28からの蒸気をノズルボックス27内へ導く。
入口スリーブ管40は、図2に示すように、外部ケーシング21の入口部21aの内部ケーシング20側、および内部ケーシング20の入口部20aの外部ケーシング21側に形成された、外部ケーシング21の蒸気入口の口径よりも大きな口径を有する拡大口径部からなる凹部50に、複数のシールリング60を介して挿入されている。なお、入口スリーブ管40の内径は、外部ケーシング21の蒸気入口の口径と同じか、あるいは若干大きくなるように構成されることが好ましい。
入口スリーブ管40は、複数のシールリング60を介して凹部50に挿入されることで固定され、例えば、入口スリーブ管40の軸方向への移動が抑制される。なお、入口スリーブ管40の内部ケーシング20側の端部は、自由端となっており、入口スリーブ管40の軸方向に伸縮可能となっている。
凹部50を構成する、外部ケーシング21の入口部21aの内部ケーシング20側の端部21bおよび内部ケーシング20の入口部20aの外部ケーシング21側の端部20bは、例えば、ボルト締結などにより、それぞれのケーシングに着脱可能に設けられている。そして、入口スリーブ管40およびシールリング60を凹部50内に設置した後に、端部20b、21bをそれぞれ外部ケーシング21または内部ケーシング20に取り付け、シールリング60の上下方向(入口スリーブ管40の軸方向)への移動が抑制される。
シールリング60は、入口スリーブ管40の外周に、内周を接触して配置された高温側シールリング70と、高温側シールリング70よりも内径および外径が大きく構成され、内部ケーシング20または外部ケーシング21に、外周を接触して配置された低温側シールリング80とから構成されている。高温側シールリング70と低温側シールリング80とは、例えば、入口スリーブ管40の軸方向に互い違いに積層した構造とすることが好ましい。このようなシールリング60の積層構造を備えることで、入口スリーブ管40と、内部ケーシング20または外部ケーシング21との間における蒸気の封止(シール)を確実に行うことができる。
蒸気タービン10は、膨張仕事をしながら内部ケーシング20内の蒸気通路を流動し、最終段の動翼22を通過した作動流体である蒸気を内部ケーシング20内から蒸気タービン10の外部に導く排気流路29を備えている。
次に、シールリング60の構成ついて詳しく説明する。
図3は、本発明に係る第1の実施の形態の蒸気タービン10における、入口スリーブ管40と外部ケーシング21との間のシールリング60の拡大断面を示す図である。なお、ここでは、入口スリーブ管40と外部ケーシング21との間のシールリング60の構成を示しているが、入口スリーブ管40と内部ケーシング20との間のシールリング60の構成もこの構成と同じである。
図3に示すように、高温側シールリング70の内周と入口スリーブ管40の外周との間および高温側シールリング70と低温側シールリング80との間には、遮熱層90が設けられている。遮熱層90としては、例えば、高温側シールリング70の、入口スリーブ管40の外周と接触する内周面および低温側シールリング80と接触する上下面に形成された遮熱コーティング層100で構成することができる。
なお、ここでは、高温側シールリング70の上下面の全面に亘って遮熱コーティング層100を形成しているが、低温側シールリング80と接触する部分のみに遮熱コーティング層100を形成してもよい。また、積層された端部に高温側シールリング70が位置する場合には、その端部の高温側シールリング70には、上下面のうち、低温側シールリング80と接触する側の面に遮熱コーティング層100が形成されている。
遮熱コーティング層100は、高温側シールリング70および低温側シールリング80を構成する材料の熱伝導率よりも低い熱伝導率を有する材料で構成される。遮熱コーティング層100は、例えば、ジルコニア(ZrO2)、ハフニア(HfO2)、セリア(CeO2)、チタニア(TiO2)、アルミナ(Al2O3)、マグネシア(MgO)、希土類ジルコネート(X2Zr2O7、XはSc、Y、La、Ce、Pr、Ndなどの希土類元素)などの酸化物材料で構成される。
ここで、高温側シールリング70および低温側シールリング80を構成する材料は、例えば、CrMoV鋼、12Crなどの金属材料で構成され、これらの材料の熱伝導率は、例えば、25〜45W/(m・K)程度である。これに対して、遮熱コーティング層100を構成する酸化物材料の熱伝導率は、例えば、1〜10W/(m・K)程度であり、高温側シールリング70および低温側シールリング80を構成する材料の熱伝導率よりも低い。
上記した遮熱コーティング層100を構成する酸化物材料のうち、希土類ジルコネートやハフニアは、熱伝導率が低く、熱膨張係数が比較的大きいことから、金属材料の表面に形成される遮熱コーティング層100として好適である。なお、高温側シールリング70と遮熱コーティング層100との間に、これらを構成する材料の中間的な熱膨張係数を有する、MCrAlY合金(MはNi、Co、Feなどを主成分とする金属元素)などによる中間層を設けてもよい。これにより、遮熱コーティング層100の熱応力が緩和される。
遮熱コーティング層100は、大気プラズマ溶射などの溶射、物理蒸着などによって形成される。また、遮熱コーティング層100は、上記した酸化物材料の粒子を含むスラリーを塗布し、その後焼成するスラリー塗布法などによって形成されてもよい。また、遮熱コーティング層100の厚さは、遮熱効果を得るために、0.1mm〜1.0mm程度に形成されることが好ましい。
なお、ここでは、高温側シールリング70と低温側シールリング80との間の遮熱層90として、高温側シールリング70の上下面に遮熱コーティング層100を形成した一例を示したが、遮熱コーティング層100は、低温側シールリング80の上下面に形成されてもよい。
また、高温側シールリング70の内周と入口スリーブ管40の外周との間の遮熱層90として、高温側シールリング70の内周面に遮熱コーティング層100を形成した一例を示したが、遮熱コーティング層100は、入口スリーブ管40の外周面に形成されてもよい。
次に、蒸気タービン10における、入口スリーブ管40と外部ケーシング21との間の熱移動について説明する。
主蒸気管28から蒸気タービン10内に導入された蒸気は、入口スリーブ管40を通りノズルボックス27に導かれる。ノズルボックス27に導かれた蒸気は、内部ケーシング20に配設された静翼25とタービンロータ23に植設された動翼22との間の蒸気通路を膨張仕事をしながら流動し、タービンロータ23を回転させる。そして、最終段の動翼22を通過した蒸気は、排気流路29を通り蒸気タービン10の外部へ排気される。
入口スリーブ管40内には、上記したように主蒸気管28から導入された高温の蒸気が通過する。この際、蒸気から入口スリーブ管40へ熱伝達による熱移動が生じる。入口スリーブ管40からは、この入口スリーブ管40に接触する高温側シールリング70へ熱伝導による熱移動が生じるが、これらの間には、遮熱コーティング層100を有しているため、熱移動が抑制される。さらに、高温側シールリング70と低温側シールリング80との間にも遮熱コーティング層100を有しているため、熱移動が抑制される。
これによって、入口スリーブ管40から、高温側シールリング70、低温側シールリング80、外部ケーシング21への熱移動が抑制され、高温側シールリング70、低温側シールリング80および外部ケーシング21の温度上昇を抑制することができる。そのため、蒸気タービン10の蒸気温度が高温化された場合においても、高温側シールリング70、低温側シールリング80、外部ケーシング21を従来と同様の材料で構成することができる。
なお、入口スリーブ管40と内部ケーシング20との間の熱移動も、上記した熱移動と同様であり、高温側シールリング70、低温側シールリング80、内部ケーシング20への熱移動が抑制され、高温側シールリング70、低温側シールリング80および内部ケーシング20の温度上昇を抑制することができる。そのため、蒸気タービン10の蒸気温度が高温化された場合においても、高温側シールリング70、低温側シールリング80、外部ケーシング21を従来と同様の材料で構成することができる。
第1の実施の形態の蒸気タービン10によれば、高温側シールリング70の内周と入口スリーブ管40の外周との間および高温側シールリング70と低温側シールリング80との間に遮熱層90を設けることで、入口スリーブ管40から外部ケーシング21や内部ケーシング20へ向かう熱移動を抑制することができる。
ここで、高温側シールリング70と低温側シールリング80との間において、高温側シールリング70または低温側シールリング80の上下面に遮熱コーティング層100を形成する代わりに、これらの間に遮熱層90として遮熱シートを設置してもよい。
遮熱シートは、高温側シールリング70および低温側シールリング80を構成する材料の熱伝導率よりも低い熱伝導率を有する材料で構成される。遮熱シートとしては、例えば、アルミナ繊維、シリカ繊維、ジルコニア繊維、ハフニア繊維などを使用することができる。具体的には、遮熱シートとしては、例えば、Almax(三井鉱山社製品)、Nextel(3M社製品)、Altex(住友化学社製品)、Saffil(Saffil社製品)、ZYシリーズ(Zircar社製品)などを使用することができる。
遮熱シートは、例えば、無機塩法やゾル法、スラリー法、前駆ポリマー法のように、各種材料の前駆体を繊維化し、その後、焼成を行う前駆体繊維化法や、原材料を通電加熱などによって溶融させ、融液を空気流中や回転円板によって延伸させる溶融紡糸法などによって作製することができる。
これらの遮熱シートの熱伝導率は、例えば、0.1〜0.5W/(m・K)程度であり、高温側シールリング70および低温側シールリング80を構成する材料の熱伝導率よりも低い。
このように、高温側シールリング70と低温側シールリング80との間に遮熱シートを備える構成においても、上記した作用効果と同様の作用効果を得ることができる。
(第2の実施の形態)
本発明に係る第2の実施の形態の蒸気タービン11の構成は、第1の実施の形態の蒸気タービン10の構成と、入口スリーブ管40と、内部ケーシング20または外部ケーシング21との間のシールリング60の構成以外は同じであるため、ここでは、異なる構成であるシールリング60の構成について主に説明する。
本発明に係る第2の実施の形態の蒸気タービン11の構成は、第1の実施の形態の蒸気タービン10の構成と、入口スリーブ管40と、内部ケーシング20または外部ケーシング21との間のシールリング60の構成以外は同じであるため、ここでは、異なる構成であるシールリング60の構成について主に説明する。
図4は、本発明に係る第2の実施の形態の蒸気タービン11における、入口スリーブ管40と外部ケーシング21との間のシールリング60の拡大断面を示す図である。なお、ここでは、入口スリーブ管40と外部ケーシング21との間のシールリング60の構成を示しているが、入口スリーブ管40と内部ケーシング20との間のシールリング60の構成もこの構成と同じである。
図4に示すように、高温側シールリング70の、入口スリーブ管40の外周と接触する内周面および低温側シールリング80と接触する上下面には、遮熱コーティング層100が形成され、さらに遮熱コーティング層100の表面に耐摩耗コーティング層110が形成されている。すなわち、耐摩耗コーティング層110が最外層を形成している。
遮熱コーティング層100は、第1の実施の形態の蒸気タービン10におけるものと同じである。
ここで、遮熱コーティング層100を構成する上記した酸化物材料の硬度は、比較的高く、単純な摺動には優れた耐磨耗性を発揮することができるが、シールリングに使用する場合は、摺動以外に振動などによる局所的な衝撃的な荷重がかかる。そのため、遮熱コーティング層100に欠損が生じ、減肉する可能性がある。そこで、ここでは、遮熱コーティング層100の表面に耐摩耗コーティング層110を備えている。
耐摩耗コーティング層110は、上記したことから、遮熱コーティング層100を構成する酸化物材料よりも耐摩耗に優れた材料で構成されることが好ましい。そこで、耐摩耗コーティング層110を構成する材料として、例えば、金属素地にWCやCrCなどの化合物を含有した材料や、窒化処理やホウ化処理などによる金属の内部への窒素やホウ素の拡散によって硬質な化合物を形成した材料などを使用することが好ましい。金属素地にWCやCrCなどの化合物を含有した材料としては、例えば、サーメット(WC−X、CrC−X、Xは金属元素でNiやCoなどを主成分とするものが好適)などを使用することができる。窒化処理やホウ化処理などによる金属の内部への窒素やホウ素の拡散によって硬質な化合物を形成した材料としては、窒化物(TiN,AlN、Fe2−3N)、ホウ化物(FeB、Fe2B)などを使用することができる。また、これら以外にも、例えば、クロミア(Cr2O3)、ダイアモンドライクカーボンなどを使用することができる。
耐摩耗コーティング層110は、溶射、物理蒸着、化学蒸着、窒化処理、ホウ化処理などによって形成される。ここで、耐摩耗コーティング層110の形成方法について、具体的に例示する。
例えば、遮熱コーティング層100を形成後、遮熱コーティング層100の表面に、上記した耐磨耗材料のうち、例えばサーメットなどの耐磨耗材料を溶射施工する。この際、耐磨耗材料は、例えば、高速火炎溶射されることが好適である。また、耐磨耗材料を溶射施工する前に、遮熱コーティング層100の表面をブラスト処理して、耐磨耗材料の機械的な密着性を向上させてもよい。さらに、遮熱コーティング層100と耐摩耗コーティング層110との間に、これらを構成する材料の中間的な熱膨張係数を有する、MCrAlY合金(MはNi、Co、Feなどを主成分とする金属元素)などによる中間層を設けてもよい。これにより、遮熱コーティング層100の熱応力が緩和される。
例えば、遮熱コーティング層100を形成後、物理蒸着によってダイアモンドライクカーボンなどの耐摩耗コーティング層110を形成する。
例えば、遮熱コーティング層100を形成後、遮熱コーティング層100の表面に、溶射により金属層(例えば、NiやCoなどを主成分とする金属)を形成し、金属層に窒化処理またはホウ化処理を施して、耐摩耗コーティング層110を形成する。なお、窒化処理は、アンモニアまたは窒素を含んだ雰囲気中に暴露し、表面に窒素を浸透させて硬化させる方法である。ホウ化処理は、ホウ素を侵入拡散させてホウ化層を生成する方法である。
耐摩耗コーティング層110の厚さは、耐摩耗性維持のため、0.1mm〜1.0mm程度に形成されることが好ましい。
なお、ここでは、高温側シールリング70と低温側シールリング80との間においては、遮熱コーティング層100および耐摩耗コーティング層110を高温側シールリング70の上下面に形成した一例を示したが、低温側シールリング80の上下面に形成されてもよい。
また、高温側シールリング70の内周と入口スリーブ管40の外周との間において、高温側シールリング70の内周面に遮熱コーティング層100および耐摩耗コーティング層110を形成した一例を示したが、遮熱コーティング層100および耐摩耗コーティング層110は、入口スリーブ管40の外周面に形成されてもよい。
第2の実施の形態の蒸気タービン11によれば、シールリング60に耐摩耗コーティング層110を備えることで、入口スリーブ管40と高温側シールリング70の接触部や、高温側シールリング70と低温側シールリング80の接触部における機械的強度を向上することができる。また、遮熱コーティング層100を備えることで、入口スリーブ管40から外部ケーシング21や内部ケーシング20へ向かう熱移動を抑制することができる。
(第3の実施の形態)
本発明に係る第3の実施の形態の蒸気タービン12の構成は、第1の実施の形態の蒸気タービン10の構成と、入口スリーブ管40と、内部ケーシング20または外部ケーシング21との間のシールリング60の構成以外は同じであるため、ここでは、異なる構成であるシールリング60の構成について主に説明する。
本発明に係る第3の実施の形態の蒸気タービン12の構成は、第1の実施の形態の蒸気タービン10の構成と、入口スリーブ管40と、内部ケーシング20または外部ケーシング21との間のシールリング60の構成以外は同じであるため、ここでは、異なる構成であるシールリング60の構成について主に説明する。
図5は、本発明に係る第3の実施の形態の蒸気タービン12における、入口スリーブ管40と外部ケーシング21との間のシールリング60の拡大断面を示す図である。なお、ここでは、入口スリーブ管40と外部ケーシング21との間のシールリング60の構成を示しているが、入口スリーブ管40と内部ケーシング20との間のシールリング60の構成もこの構成と同じである。
図5に示すように、高温側シールリング70と低温側シールリング80との間には、遮熱層90が設けられている。遮熱層90としては、例えば、高温側シールリング70の低温側シールリング80と接触する上下面に形成された遮熱コーティング層100で構成することができる。
なお、ここでは、高温側シールリング70の上下面の全面に亘って遮熱コーティング層100を形成しているが、低温側シールリング80と接触する部分のみに遮熱コーティング層100を形成してもよい。また、遮熱コーティング層100は、低温側シールリング80の高温側シールリング70と接触する上下面に形成されてもよい。また、遮熱層90としては、高温側シールリング70と低温側シールリング80との間において、遮熱コーティング層100を形成する代わりに、これらの間に遮熱シートを設置してもよい。
遮熱コーティング層100および遮熱シートは、第1の実施の形態の蒸気タービン10におけるものと同じである。
ここで、高温側シールリング70は、入口スリーブ管40に直接接触するため、蒸気温度に応じて、例えば、CrMoV鋼、12Crなどの金属材料以外に、これらの材料よりも耐熱性に優れたNi基合金を使用してもよい。なお、Ni基合金の熱伝導率は、例えば、10〜30W/(m・K)程度である。そのため、遮熱コーティング層100を構成する酸化物材料の熱伝導率(例えば、1〜10W/(m・K)程度)は、高温側シールリング70を構成する材料の熱伝導率よりも低い。
上記したようにシールリング60を構成した場合、入口スリーブ管40から、高温側シールリング70、低温側シールリング80、外部ケーシング21へ熱伝導による熱移動が生じる。高温側シールリング70と低温側シールリング80との間には、遮熱コーティング層100を有しているため、熱移動が抑制される。これによって、高温側シールリング70から、低温側シールリング80、外部ケーシング21への熱移動が抑制され、低温側シールリング80および外部ケーシング21の温度上昇を抑制することができる。そのため、蒸気タービン10の蒸気温度が高温化された場合においても、少なくとも、低温側シールリング80および外部ケーシング21を従来と同様の材料で構成することができる。
なお、入口スリーブ管40と内部ケーシング20との間の熱移動も、上記した熱移動と同様であり、低温側シールリング80、内部ケーシング20への熱移動が抑制され、低温側シールリング80および内部ケーシング20の温度上昇を抑制することができる。そのため、蒸気タービン10の蒸気温度が高温化された場合においても、少なくとも、低温側シールリング80および内部ケーシング20を従来と同様の材料で構成することができる。
第3の実施の形態の蒸気タービン12によれば、高温側シールリング70と低温側シールリング80との間に遮熱層90を設けることで、入口スリーブ管40から外部ケーシング21や内部ケーシング20へ向かう熱移動を抑制することができる。
ここで、上記した遮熱コーティング層100の表面に、第2の実施の形態と同様に、耐摩耗コーティング層110を形成してもよい。耐摩耗コーティング層110を形成することで、入口スリーブ管40から外部ケーシング21や内部ケーシング20へ向かう熱移動を抑制することができるとともに、高温側シールリング70と低温側シールリング80との接触部における機械的強度を向上することができる。
(第4の実施の形態)
本発明に係る第4の実施の形態の蒸気タービン13の構成は、第1の実施の形態の蒸気タービン10の構成と、入口スリーブ管40と、内部ケーシング20または外部ケーシング21との間のシールリング60の構成以外は同じであるため、ここでは、異なる構成であるシールリング60の構成について主に説明する。
本発明に係る第4の実施の形態の蒸気タービン13の構成は、第1の実施の形態の蒸気タービン10の構成と、入口スリーブ管40と、内部ケーシング20または外部ケーシング21との間のシールリング60の構成以外は同じであるため、ここでは、異なる構成であるシールリング60の構成について主に説明する。
図6は、本発明に係る第4の実施の形態の蒸気タービン13における、入口スリーブ管40と外部ケーシング21との間のシールリング60の拡大断面を示す図である。なお、ここでは、入口スリーブ管40と外部ケーシング21との間のシールリング60の構成を示しているが、入口スリーブ管40と内部ケーシング20との間のシールリング60の構成もこの構成と同じである。
図6に示すように、低温側シールリング80と外部ケーシング21との間には、遮熱層90が設けられている。遮熱層90としては、例えば、低温側シールリング80の、外部ケーシング21と接触する外周面に形成された遮熱コーティング層100で構成することができる。なお、遮熱コーティング層100は、低温側シールリング80と接触する外部ケーシング21の周面に形成されてもよい。
なお、遮熱コーティング層100は、第1の実施の形態の蒸気タービン10におけるものと同じである。
ここで、高温側シールリング70は、入口スリーブ管40に直接接触し、低温側シールリング80は、この高温側シールリング70に直接接触する。そのため、高温側シールリング70および低温側シールリング80は、蒸気温度に応じて、例えば、CrMoV鋼、12Crなどの金属材料以外に、これらの材料よりも耐熱性に優れたNi基合金で構成されてもよい。
上記したようにシールリング60を構成した場合、入口スリーブ管40から、高温側シールリング70、低温側シールリング80、外部ケーシング21へ熱伝導による熱移動が生じる。低温側シールリング80と外部ケーシング21との間には、遮熱コーティング層100を有しているため、熱移動が抑制される。これによって、低温側シールリング80から外部ケーシング21への熱移動が抑制され、外部ケーシング21の温度上昇を抑制することができる。そのため、蒸気タービン10の蒸気温度が高温化された場合においても、少なくとも、外部ケーシング21を従来と同様の材料で構成することができる。
なお、入口スリーブ管40と内部ケーシング20との間の熱移動も、上記した熱移動と同様であり、内部ケーシング20への熱移動が抑制され、内部ケーシング20の温度上昇を抑制することができる。そのため、蒸気タービン10の蒸気温度が高温化された場合においても、少なくとも、内部ケーシング20を従来と同様の材料で構成することができる。
第4の実施の形態の蒸気タービン13によれば、低温側シールリング80と外部ケーシング21との間、低温側シールリング80と内部ケーシング20との間に遮熱コーティング層100を設けることで、入口スリーブ管40から外部ケーシング21や内部ケーシング20へ向かう熱移動を抑制することができる。
ここで、上記した遮熱コーティング層100の表面に、第2の実施の形態と同様に、耐摩耗コーティング層110を形成してもよい。耐摩耗コーティング層110を形成することで、入口スリーブ管40から外部ケーシング21や内部ケーシング20へ向かう熱移動を抑制することができるとともに、低温側シールリング80と外部ケーシング21との接触部、低温側シールリング80と内部ケーシング20との接触部における機械的強度を向上することができる。
上記した実施の形態では、例えば、内部ケーシングおよび外部ケーシングを備える高圧タービンにおける、入口スリーブ管とケーシングとの間のシールリングを例示して説明したが、これに限られるものではない。例えば、本実施の形態は、静翼25と内部ケーシング20との間、内部ケーシング20と外部ケーシング21との間、ノズルボックス27と内部ケーシング20の間などにも適用可能である。
以上説明した実施形態によれば、主蒸気が高温化された場合においても、ケーシングなどの温度上昇を抑制することが可能となる。
本発明のいくつかの実施形態を説明したが、これらの実施形態は、例として提示したものであり、発明の範囲を限定することは意図していない。これら新規な実施形態は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、変更を行うことができる。
10,11,12,13…蒸気タービン、20…内部ケーシング、20a,21a…入口部、20b,21b…端部、21…外部ケーシング、22…動翼、23…タービンロータ、24…ロータ軸受、25…静翼、26a…グランドラビリンス部、27…ノズルボックス、28…主蒸気管、29…排気流路、40…入口スリーブ管、50…凹部、60…シールリング、70…高温側シールリング、80…低温側シールリング、90…遮熱層、100…遮熱コーティング層、110…耐摩耗コーティング層。
Claims (9)
- 蒸気が導入される蒸気入口管と、この蒸気入口管が管入されるケーシングとの間に、円環状のシールリングを備えた蒸気タービンにおいて、
前記シールリングが、
前記蒸気入口管の外周に、内周を接触して配置された高温側シールリングと、
前記高温側シールリングよりも内径および外径が大きく構成され、前記ケーシングに、外周を接触して配置された低温側シールリングと
を備え、
(1)前記高温側シールリングの内周と前記蒸気入口管の外周との間および前記高温側シールリングと前記低温側シールリングとの間、(2)前記高温側シールリングと前記低温側シールリングとの間、または(3)前記低温側シールリングの外周と前記ケーシングとの間に、遮熱層を備えることを特徴とする蒸気タービン。 - 前記遮熱層が、前記高温側シールリングおよび前記低温側シールリングを構成する材料の熱伝導率よりも低い熱伝導率を有する材料で構成されていることを特徴とする請求項1記載の蒸気タービン。
- 前記高温側シールリングと前記低温側シールリングとが交互に積層して配置されていることを特徴とする請求項1または2記載の蒸気タービン。
- (1)前記高温側シールリングの内周と前記蒸気入口管の外周との間および前記高温側シールリングと前記低温側シールリングとの間に遮熱層を備える場合において、
前記遮熱層が、前記高温側シールリングの、前記蒸気入口管の外周との接触面および前記低温側シールリングとの接触面に形成された遮熱コーティング層であることを特徴とする請求項1乃至3のいずれか1項記載の蒸気タービン。 - (2)前記高温側シールリングと前記低温側シールリングとの間に遮熱層を備える場合において、
前記遮熱層が、前記高温側シールリングの、前記低温側シールリングとの接触面に形成された遮熱コーティング層であることを特徴とする請求項1乃至3のいずれか1項記載の蒸気タービン。 - (3)前記低温側シールリングの外周と前記ケーシングとの間に遮熱層を備える場合において、
前記遮熱層が、前記低温側シールリングの、前記ケーシングとの接触面に形成された遮熱コーティング層であることを特徴とする請求項1乃至3のいずれか1項記載の蒸気タービン。 - 前記遮熱コーティング層の表面に耐摩耗コーティング層をさらに備えることを特徴とする請求項4乃至6のいずれか1項記載の蒸気タービン。
- 前記高温側シールリングの、前記低温側シールリングとの接触面に前記遮熱コーティング層を形成する代わりに、前記高温側シールリングと前記低温側シールリングとの間に、前記遮熱層として遮熱シートを設置したことを特徴とする請求項4または5記載の蒸気タービン。
- 前記遮熱シートが、前記高温側シールリングおよび前記低温側シールリングを構成する材料の熱伝導率よりも低い熱伝導率を有する材料で構成されていることを特徴とする請求項8記載の蒸気タービン。
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