JP2012201941A5 - 金属粉末製造装置および金属粉末製造方法 - Google Patents
金属粉末製造装置および金属粉末製造方法 Download PDFInfo
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Description
本発明は、金属粉末製造装置および金属粉末製造方法に関するものである。
本発明の目的は、製造する金属粉末の組成によらず、微細で粒径の揃った高品質の金属粉末を安定して製造可能な金属粉末製造装置および金属粉末製造方法を提供することにある。
本発明の金属粉末製造装置では、前記筒状部材は、セラミックス材料で構成されていることが好ましい。
セラミックス材料は熱伝導性が低いことから、貯留部筒状部材は、外部の温度低下の影響を受け難く、それゆえ、溶融金属の温度低下を抑制し得るものとなる。
本発明の金属粉末製造装置では、前記筒状部材の下端および前記保護管の下端は、それぞれ前記流路の途中に位置するよう配置されており、
前記保護管の下端と前記流路の内壁面との最短距離をL1とし、前記筒状部材の下端と前記流路の内壁面との最短距離をL2としたとき、L1≧L2の関係を満足することが好ましい。
これにより、流路の下方に向かうほど圧力が低下することとなり、隙間の断熱性をより高めることができる。
本発明の金属粉末製造装置では、前記筒状部材と前記保護管との隙間の距離は、1mm以上20mm以下であることが好ましい。
これにより、隙間の断熱性を確実に高めることができる。
本発明の金属粉末製造方法は、溶融金属を貯留する貯留部と、
前記貯留部の下方に設けられ、前記貯留部から流下した前記溶融金属が通過可能な流路と、前記流路の下端部に開口し、前記流路内に向けて流体を噴射するスリットと、を備えるノズルと、
前記貯留部と前記ノズルとの間に設けられ、前記貯留部に貯留された溶融金属を下端から前記流路に向けて供給する筒状部材と、
前記筒状部材の外側を覆うように、前記筒状部材から離間して設けられた保護管と、を有する金属粉末製造装置を用い、
前記貯留部から前記流路を通過するように前記溶融金属を流下させ、前記流体に衝突させることにより、前記溶融金属を微細化するとともに固化させて金属粉末を製造する方法であって、
前記スリットから前記流体を噴射することにより前記流路内に下方に向かって空気の流れを生じさせるとき、前記保護管が前記空気の流れから前記筒状部材の外表面を保護することを特徴とする。
セラミックス材料は熱伝導性が低いことから、貯留部筒状部材は、外部の温度低下の影響を受け難く、それゆえ、溶融金属の温度低下を抑制し得るものとなる。
本発明の金属粉末製造装置では、前記筒状部材の下端および前記保護管の下端は、それぞれ前記流路の途中に位置するよう配置されており、
前記保護管の下端と前記流路の内壁面との最短距離をL1とし、前記筒状部材の下端と前記流路の内壁面との最短距離をL2としたとき、L1≧L2の関係を満足することが好ましい。
これにより、流路の下方に向かうほど圧力が低下することとなり、隙間の断熱性をより高めることができる。
本発明の金属粉末製造装置では、前記筒状部材と前記保護管との隙間の距離は、1mm以上20mm以下であることが好ましい。
これにより、隙間の断熱性を確実に高めることができる。
本発明の金属粉末製造方法は、溶融金属を貯留する貯留部と、
前記貯留部の下方に設けられ、前記貯留部から流下した前記溶融金属が通過可能な流路と、前記流路の下端部に開口し、前記流路内に向けて流体を噴射するスリットと、を備えるノズルと、
前記貯留部と前記ノズルとの間に設けられ、前記貯留部に貯留された溶融金属を下端から前記流路に向けて供給する筒状部材と、
前記筒状部材の外側を覆うように、前記筒状部材から離間して設けられた保護管と、を有する金属粉末製造装置を用い、
前記貯留部から前記流路を通過するように前記溶融金属を流下させ、前記流体に衝突させることにより、前記溶融金属を微細化するとともに固化させて金属粉末を製造する方法であって、
前記スリットから前記流体を噴射することにより前記流路内に下方に向かって空気の流れを生じさせるとき、前記保護管が前記空気の流れから前記筒状部材の外表面を保護することを特徴とする。
Claims (9)
- 溶融金属を貯留する貯留部と、
前記貯留部の下方に設けられ、前記貯留部から流下した溶融金属が通過可能な流路と、前記流路の下端部に開口し、前記流路内に向けて流体を噴射するスリットと、を備えるノズルと、
前記貯留部と前記ノズルとの間に設けられ、前記貯留部に貯留された溶融金属を下端から前記流路に向けて供給する筒状部材と、を有し、
前記筒状部材の外側を覆うように、前記筒状部材から離間して設けられた保護管を有していることを特徴とする金属粉末製造装置。 - 前記保護管は、その下端が、前記筒状部材の下端より上方に位置するよう配置されている請求項1に記載の金属粉末製造装置。
- 前記筒状部材と前記保護管との隙間は、その上端において閉じており、下端では開いている請求項1または2に記載の金属粉末製造装置。
- 前記筒状部材および前記保護管は、それぞれの上端が前記貯留部の下面に接するよう配置されている請求項1ないし3のいずれかに記載の金属粉末製造装置。
- 前記保護管は、ステンレス鋼またはチタン合金で構成されている請求項1ないし4のいずれかに記載の金属粉末製造装置。
- 前記筒状部材は、セラミックス材料で構成されている請求項1ないし5のいずれかに記載の金属粉末製造装置。
- 前記筒状部材の下端および前記保護管の下端は、それぞれ前記流路の途中に位置するよう配置されており、
前記保護管の下端と前記流路の内壁面との最短距離をL1とし、前記筒状部材の下端と前記流路の内壁面との最短距離をL2としたとき、L1≧L2の関係を満足する請求項1ないし6のいずれかに記載の金属粉末製造装置。 - 前記筒状部材と前記保護管との隙間の距離は、1mm以上20mm以下である請求項1ないし7のいずれかに記載の金属粉末製造装置。
- 溶融金属を貯留する貯留部と、
前記貯留部の下方に設けられ、前記貯留部から流下した前記溶融金属が通過可能な流路と、前記流路の下端部に開口し、前記流路内に向けて流体を噴射するスリットと、を備えるノズルと、
前記貯留部と前記ノズルとの間に設けられ、前記貯留部に貯留された溶融金属を下端から前記流路に向けて供給する筒状部材と、
前記筒状部材の外側を覆うように、前記筒状部材から離間して設けられた保護管と、を有する金属粉末製造装置を用い、
前記貯留部から前記流路を通過するように前記溶融金属を流下させ、前記流体に衝突させることにより、前記溶融金属を微細化するとともに固化させて金属粉末を製造する方法であって、
前記スリットから前記流体を噴射することにより前記流路内に下方に向かって空気の流れを生じさせるとき、前記保護管が前記空気の流れから前記筒状部材の外表面を保護することを特徴とする金属粉末製造方法。
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JP2011068624A JP5803198B2 (ja) | 2011-03-25 | 2011-03-25 | 金属粉末製造装置および金属粉末製造方法 |
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JP2011068624A JP5803198B2 (ja) | 2011-03-25 | 2011-03-25 | 金属粉末製造装置および金属粉末製造方法 |
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