JP2012201047A - コンクリート等の切削装置のブレードカバー - Google Patents

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賢一 永澤
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Abstract

【課題】路面等の切削時に生じる切削音だけでなく、ブレード空転時の高音域の騒音についても、好適に低減するができるコンクリート等の切削装置のブレードカバーを提供する。
【解決手段】本発明に係るコンクリート等の切削装置のブレードカバー1は、側板2,3の内壁面に、ゴム製或いはその他の樹脂製の材料をシート状或いは板状に成形してなる制振材7と、多孔質材料によって構成した吸音材8とを積層してなるシート状制振吸音材6,6を、制振材7がブレードカバー1の側板2,3側となる向きで貼り付けたことを特徴としている。
【選択図】図2

Description

本発明は、道路の舗装面や、コンクリート表面を切断又は切削するコンクリート等の切削装置に関し、特に、切削屑等の粉塵の飛散を防止するとともに、それらの粉塵を回収するために取り付けられるブレードカバーの構造に関する。
コンクリート等の切削装置の一つであるコンクリートカッターによって道路の舗装面やコンクリートに対し切削作業を行う際には、不可避的に騒音が生じることになり、これが問題となっている。そこで、従来のコンクリートカッターにおいては、このような騒音を防止するために各種の工夫が行われている。例えば、コンクリートカッターのブレードの周囲に、ブレードの全体を覆うブレードカバーを装着したり、ブレードに形成されているスリットの形状を工夫して風切音を低減させた消音ブレード、或いは、ブレード基盤をサンドイッチ構造にした低騒音ブレードを装着することなどが行われている。
特開2008−120010号公報 特開2005−83005号公報 特開2000−73310号公報 特開平11−158811号公報 特開平10−30209号公報 特開平8−1655号公報
ところで、コンクリートカッターによって生じる騒音には、次のような二種類の騒音がある。一つは、路面等の切削中において生じる切削音であり、もう一つは、切削前のブレードの空転時において、ブレードの風切音や回転時の微振動等に起因して生じる高音域の騒音である。
ブレードの周囲にブレードカバーを装着した場合、切削中において生じる切削音については、ある程度効果的に低減することができるが、切削前の空転時の騒音については、十分に低減することができないという問題がある。また、風切音を低減させた消音ブレードは、切削中も、切削前においても、ある程度の騒音低減効果を期待できるが、切削中において、切削粉を排除しにくくなる場合があり、切削性能が低下してしまうという問題がある。また、ブレード基盤をサンドイッチ構造にした低騒音ブレードについては、普通のブレードと比べて高価であるという問題があるほか、耐久性についても問題がある。
本発明は、上記のような従来技術における課題を解決すべくなされたものであって、路面等の切削時に生じる切削音だけでなく、ブレード空転時の高音域の騒音についても、好適に低減するができるコンクリート等の切削装置のブレードカバーを提供することを目的とする。
本発明に係るコンクリート等の切削装置のブレードカバーは、側板の内壁面に、制振性及び吸音性を有するシート状制振吸音材を貼り付けたことを特徴としている。尚、このブレードカバーは、機体フレームに対して上下方向へ移動可能なように取り付けられるタイプのブレードカバーであって、切削作業の際に、下縁部が切削対象物に対して追従するタイプのブレードカバーに適用することが好ましい。
また、シート状制振吸音材として、ゴム製或いはその他の樹脂製の材料をシート状或いは板状に成形してなる制振材と、多孔質材料によって構成した吸音材とを積層してなるものを使用し、制振材がブレードカバーの側板側となる向きで貼り付けられることが好ましい。
本発明に係るコンクリート等の切削装置のブレードカバーは、路面等の切削中において生じる切削音だけでなく、切削前のブレードの空転時において、ブレードの風切音や回転時の微振動等に起因して生じる高音域の騒音についても、好適に低減することができる。
図1は、本発明の第一実施形態に係るブレードカバー1の斜視図である。 図2は、図1に示したブレードカバー1の水平断面図である。 図3は、図2に示したブレードカバー1の側板2(3)及びシート状制振吸音材6の断面図である。
以下、添付図面に沿って本発明「コンクリート等の切削装置のブレードカバー」の実施形態について説明する。図1は、本発明の第一実施形態に係るブレードカバー1の斜視図であり、図2は、その水平断面図である。
このブレードカバー1は、基本的には、側板2,3、外周部4a,4bとによって構成されている。また、下縁部には、キャスター5a,5bが装着されている。
図2に示すように、側板2,3の内壁面には、制振性及び吸音性を有するシート状制振吸音材6,6がそれぞれ貼り付けられている。これらのシート状制振吸音材6,6は、ゴム製(或いはその他の樹脂製)の材料を厚さ2〜3mmのシート状(或いは板状)に成形してなる制振材7と、多孔質材料(例えば、軟質ウレタンフォーム、ガラスウール、ロックウール等)によって構成した吸音材8(厚さ2〜3mm程度)とを積層してなるものであり、図3に示すように、制振材7が側板2,3側、吸音材8がブレードカバー1の内部空間側となる向きで、側板2,3に貼り付けられている。
このように、側板2,3の内壁面に、シート状制振吸音材6,6を貼り付けると、路面等の切削中において生じる切削音だけでなく、切削前のブレードの空転時において、ブレードの風切音や回転時の微振動等に起因して生じる高音域の騒音についても、好適に低減することができる。
より具体的に説明すると、切削中において生じる切削音の音源は、ブレードの先端に取り付けられているチップ(ダイヤモンドチップ等)が切削対象物(コンクリートやアスファルト等)を削る音と、ブレードの基板が振動して、切削対象物の切断面と接触する際の音であり、これらがブレードカバー1内で反響し、それらの音がブレードカバー1の側板2,3を振動させることになり、その結果、音が増幅されて、かなり大きな騒音(100dB以上)となってしまう。
本実施形態のように、ブレードカバー1の側板2,3の内壁面に対し、シート状制振吸音材6を、制振材7が側板2,3側となる向きで貼り付けると、側板2,3の振動が抑制され、音の増幅を回避することができ、また、ブレードカバー1の内部空間に臨む吸音材8によって、ブレードカバー1内において生じる切削音、及び、ブレードの空転時に生じるブレードの風切音やブレード回転時の微振動等に起因する高音域の音を減衰させることができるほか、ブレードカバー1内における反響を防止することができ、騒音を効果的に低減できる。
尚、本実施形態においては、シート状制振吸音材6,6を側板2,3の内壁面にのみ貼り付けているが、それらのほかに、外周部4a,4bの内壁面に貼り付けるようにしてもよい。
また、本実施形態のブレードカバーは、コンクリート等の切削機の機体フレームに対して固定されるタイプのブレードカバーよりも、機体フレームに対して上下方向へ移動可能なように取り付けられるタイプのブレードカバーであって、切削作業の際に、下縁部が切削対象物に対して追従するタイプのブレードカバーに対し、より好適に適用することができる。後者の方が、シート状制振吸音材6を貼り付けることができる内壁面(側板等の内壁面)の面積が大きく、より大きな面積に対してシート状制振吸音材6を貼り付けることができるからである。
1:ブレードカバー、
2,3:側板、
4a,4b:外周部、
5a,5b:キャスター、
6:シート状制振吸音材、
7:制振材、
8:吸音材

Claims (3)

  1. 側板の内壁面に、制振性及び吸音性を有するシート状制振吸音材を貼り付けたことを特徴とする、コンクリート等の切削装置のブレードカバー。
  2. 機体フレームに対して上下方向へ移動可能なように取り付けられ、切削作業の際に、下縁部が切削対象物に対して追従するように構成されていることを特徴とする、請求項1に記載のコンクリート等の切削装置のブレードカバー。
  3. シート状制振吸音材として、ゴム製或いはその他の樹脂製の材料をシート状或いは板状に成形してなる制振材と、多孔質材料によって構成した吸音材とを積層してなるものを使用し、制振材が側板側となる向きで貼り付けられていることを特徴とする、請求項1又は請求項2に記載のコンクリート等の切削装置のブレードカバー。
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