JP2012200132A - 発電装置及び電子機器 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】対向して配置された一対の電極11、21と、一対の電極11、21間にその一対の電極11、21と離間して配されるとともに、一対の電極11、21を通る直交軸に沿った方向に移動可能に備えられたエレクトレット膜31とを備えた発電装置100において、エレクトレット膜31の移動に応じた静電誘導により一対の電極11、21に誘導された電荷を取り出すための配線51、52を、固定されている電極11、21に接続する構成にした。
【選択図】図1
Description
この発電装置では、図9(a)に示すように、エレクトレット3と動作電極1とが近接すると動作電極1に電荷が誘導され、その状態から動作電極1とエレクトレット3を水平方向に相対移動させると、図9(b)に示すように、動作電極1の誘導電荷量が変化し、その変化分が外部回路(負荷R)に電流として出力されるようになっている。
具体的には、図10に示すように、エレクトレット3の表面電荷密度をσ、動作電極1に誘導される電荷密度をσ1、下地電極2に誘導される電荷密度をσ2とすると、動作電極1とエレクトレット3が最接近して正面で対向した際の動作電極1と下地電極2に誘導される電荷密度はそれぞれ、下記の式で表される。
σ1=−σ・(d2’)/(d1+d2’)
σ2=−σ・(d1)/(d1+d2’)
d2’=d2/εs
(εsは、エレクトレットの比誘電率)
通常のエレクトレット3の膜厚d2は、動作電極1との距離d1に比べて遥かに小さい。例えば、d2=10μm、d1=100μm、またεs=2とすると、大気中において、σ1≒−0.05σ、σ2≒−0.95σとなる。この例では、動作電極1に誘導される電荷は下地電極2に誘導される電荷の約1/19となる。
このように、下地電極2に誘導される電荷に比べて、実際に発電に寄与する動作電極1に誘導される電荷が少なく、エレクトレット3の表面電荷が有効に利用されていないことがわかる。
また、エレクトレット3の表面電荷密度σは、下記の一般式(2)で表され、エレクトレット3の表面電位Vに比例している。
ゆえに、発電量はエレクトレット3の表面電位を高めるほど多くなる。
n:極数すなわちエレクトレットの数
A:動作電極とエレクトレットが重なる最大面積
f:動作電極の往復運動の周波数
d2:エレクトレットの厚さ
d1:エレクトレットと動作電極との距離
εs:エレクトレットの比誘電率
ε0:真空の比誘電率
V:エレクトレットの表面電位
しかし、従来技術のように、エレクトレット3を短冊状に細線化して配線密度を高めると、コロナ放電によって電子をエレクトレット3に打ち込む際に、エッジ効果によって短冊状のエレクトレット3の端部の電界が強くなり、電子が反発する。よって、エレクトレット3が帯電し難くなり、エレクトレット3に高い表面電位を与えられず発電量を上げることが難しいという問題があった。
・動作電極1を櫛歯状にするため誘導電荷を発生させる動作電極1のエレクトレット3と対向する面の表面積が小さくなり、装置面積に対する発電効率が悪い。
・振動して動く動作電極1から配線を引き出す必要があり、安定して電力を取り出すために装置構造が複雑になる。
・一般式(1)(2)からもわかるように、エレクトレット3と動作電極1の間のギャップ(d1)は狭い方が発電には効果的であるが、ギャップを狭くするほどエレクトレット3と動作電極1の間の静電吸着力が大きくなるため、エレクトレット3と動作電極1とが接触しないようにギャップを精度よく維持する機構が必要となり、装置構造が複雑になる。
対向して配置された一対の電極と、
前記一対の電極間に当該一対の電極と離間して配されるとともに、前記一対の電極を通る直交軸の方向に移動可能に備えられたエレクトレット部材と、
を備えていることを特徴としている。
また、本発明の電子機器は、上記発電装置が発電した電力を蓄えるバッテリーと、前記バッテリーで蓄えられた電力を他の電子機器に供給する電力出力部と、を備えていることを特徴としている。
上基板10と下基板20と側面板40とは、絶縁性の材料からなる板状部材であり、本実施形態では、上基板10と下基板20と側面板40とにより筐体内部に湿気が入らない密閉構造体を形成するように組み付けられている。
また、上基板10の下面に配設されている一方の電極11の表面(内面側)には、放電防止膜12が設けられている。放電防止膜12は、絶縁性の材料からなるフィルム状部材である。なお、放電防止膜12は電極11からの気中放電を好適に防止するため、ピンホールの無い絶縁性フィルム材料である。
可動基板30は、絶縁性の材料からなる板状部材である。また、略矩形の可動基板30の周縁に対して突出する平面形状が略三角形状、より好ましくは立体形状が略円錐形状であるように突き出た突片30aが各辺2つずつ一体的に形成されている。
エレクトレット膜31は、例えば、コロナ放電により注入された正電荷や負電荷を半永久的に保持することができる電荷保持材料からなり、矩形形状を呈する部材である。
具体的には、旭硝子株式会社製「サイトップ(CYTOP)」などを、本発明のエレクトレット膜31に適用できる。
具体的に、可動基板30の四隅には、上基板10側にS極、下基板20側にN極を向けた磁石Mが設けられている。各磁石Mは、可動基板30に形成されている取付孔に埋め込まれており、可動基板30とほぼ面一に配設されている。
また、上基板10の四隅には、可動基板30側にS極を向けた磁石Mが設けられている。各磁石Mは、上基板10に形成されている取付孔に埋め込まれており、上基板10とほぼ面一に配設されている。
また、下基板20の四隅には、可動基板30側にN極を向けた磁石Mが設けられている。各磁石Mは、下基板20に形成されている取付孔に埋め込まれており、下基板20とほぼ面一に配設されている。
そして、磁石Mの反発力によって可動基板30が上基板10及び下基板20から浮遊しており、可動基板30に設けられているエレクトレット膜31が、一対の電極11、21を通る軸の方向に移動し振動するように構成されている。
なお、可動基板30に設けられた複数(本実施形態では8つ)の突片30aのうち、何れかの突片30aの先端が側面板40の内面に当接しており、この可動基板30は側面板40に点接触した状態で、上基板10と下基板20の間に浮遊している。尚、突辺30aの全ての突辺30aの先端が側面板40に点接触していてもよい。
この可動基板30がエレクトレット膜31とともに上下に移動(振動)する際、可動基板30は側面板40と点接触するように極僅かに接触しているため、可動基板30と側面板40との間に摩擦は殆ど生じない。つまり、発電装置100に外部振動が作用した際、摩擦によって可動基板30の上下振動の動きが妨げられることがないので、微小な外部振動が可動基板30の上下振動に変換されるようになっている。
なお、可動基板30と側面板40の間の摩擦がより一層生じないようにするため、可動基板30と側面板40の少なくとも一方が、例えば、ポリテトラフルオロエチレン(テフロン(登録商標))のような、摩擦係数の小さな絶縁材料で形成されていることが好ましい。
具体的に、可動基板30と一体のエレクトレット膜31が上基板10側に近接した際、配線51を通じて電極11に正の電荷が静電誘導される。一方、下基板20側の電極21からは誘導された正の電荷が配線52を通じて放電されて外部負荷R2に電力が供給される。
同様に、可動基板30と一体のエレクトレット膜31が下基板20側に近接した際、配線52を通じて電極21に正の電荷が静電誘導される。一方、上基板10側の電極11からは誘導された正の電荷が配線51を通じて放電されて外部負荷R1に電力が供給される。
このように、エレクトレット膜31の振動に応じて誘導電荷量が変化し、その変化分を外部負荷R1、R2に電流として取り出すことができる。なお、電極11と電極21とでは、電荷の誘導と放電が逆の動作となるため位相の反転した電流が取り出されることになる。
Q1=σ1・S ・・・(7)
i=dQ1/dt
∴i=−(σ/2)・S・ω・k・cos(ωt)
k=(d−d2)/(d−d2・(1−1/εs))
よって、出力電力Pは、下記の一般式(8)で表される。
P=i2・R
=R・σ2・S2・ω2・k2・cos2(ωt)/4 ・・・(8)
また、発電装置100では、電極11と電極12の両方での発電が可能であるから、一般式(8)の2倍の発電量を得ることが期待できる。
また、エレクトレット膜31の上下に電極11、21を備えることにより、1つのエレクトレット膜31に対し、2倍の電極面積を確保できるので、発電能力を高めることができる。
例えば、通行人の歩行時の振動を発電に利用する場合、数Hzの振動周期に対応する磁石Mに交換し、また、高速道路などの高架を走行する自動車の振動を発電に利用する場合、20〜30Hzの振動周期に対応する磁石Mに交換することで、それぞれの振動条件に対応することができる。
例えば、図6に示す発電装置101のように、上基板10と下基板20を所定間隔に保持する保持部材が、上基板10と下基板20の四隅をそれぞれ繋ぐように設けられた4つの保持柱44である場合、その保持柱44に当接するように、略十字形状の可動基板33の縁から略三角形状(好ましくは略円錐形状)に突き出た突片30bを設けるようにしてもよい。
このような発電装置101であっても、可動基板33は保持柱44と点接触するように極僅かに接触しているため、可動基板33と保持柱44の間に摩擦は殆ど生じないので、発電装置101に外部振動が作用した際、摩擦によって可動基板33の上下振動の動きが妨げられることがなく、微小な外部振動も可動基板33に伝達され、可動基板33及びエレクトレット膜31の上下振動に変換されるようになっている。また、このような構成にすることで、一対の電極11、21の電極面積及びエレクトレット膜の表面積を広くとることが出来る。
このような発電装置102であれば、上下の電極11、21に対して、それぞれ同じ程度の距離にエレクトレット膜31が接近することができ、電極11と電極21での発電効率がほぼ同じになる。
このような発電装置103であれば、電極11とエレクトレット膜31の間にコイルばねBが介装されているため、電極11とエレクトレット膜31との間に一定以上の空気層が確保できる。この空気層によって放電が開始するほどにまで電極11とエレクトレット膜31とが近づくことがなく、放電を防止することができる。よって放電防止膜12は不要となる。
また、エレクトレット膜31を一対の電極11、21を通る軸の方向に振動させることが出来れば、電極11、21はどのように配置してもかまわず、例えば、エレクトレット膜31を水平に移動するように振動させるものであっても良い。
腕時計200は、図11に示すように、ケース201と、ケース201に繋がれたバンド202を備えている。そのケース201内に発電装置100、バッテリー500、時計モジュール203が搭載されている。発電装置100とバッテリー500と時計モジュール203とは電気的に接続されている。
携帯電話300は、図12に示すように、ケース301と、ケース301の各部に設置された表示画面302、ダイヤルボタン303、マイク304及びイヤホン305を備えている。そして、ケース301内に発電装置100、バッテリー500及び携帯電話300を制御する制御回路が設けられた制御板(図示省略)が設けられている。発電装置100とバッテリー500と図示しない制御回路が設けられた制御板とは電気的に接続されている。
発電マット400は、図13、図14に示すように、マットの端部にケース部404が設けられており、そのケース部404内にバッテリー500と、プラグソケットやUSB接続部等の端子部405と、を有する電力出力部403を備えている。
また、発電マット400は、図14に示すように、布地部401と、布地部401の下部に配された発電装置設置部402を備えている。この発電装置設置部402内に発電装置100が複数台設置されている。
そして、ケース部404内のバッテリー500および電力出力部403と、発電装置設置部402内の発電装置100とが電気的に接続されている。発電装置100で発電した電力はバッテリー500に蓄えられる。
つまり、この発電マット400を、人の往来がある場所に設置することで自然と発電でき、発電した電力を蓄電することが可能となる。また、発電マット400は、持ち運びが容易であるので、効率よく発電が出来る場所に簡単に配置しなおすことができる。尚、人の歩行時の振動を発電に利用することになるので、発電装置100には、数Hzの振動周期に対応する磁石Mを利用すると良い。
以下に、この出願の願書に最初に添付した特許請求の範囲に記載した発明を付記する。付記に記載した請求項の項番は、この出願の願書に最初に添付した特許請求の範囲の通りである。
[付記]
[請求項1]
対向して配置された一対の電極と、
前記一対の電極間に当該一対の電極と離間して配されるとともに、前記一対の電極を通る直交軸の方向に移動可能に備えられたエレクトレット部材と、
を備えていることを特徴とする発電装置。
[請求項2]
前記一対の電極のうち一方が設けられた第1固定基板と、前記一対の電極のうち他方が設けられた第2固定基板と、前記エレクトレット部材が設けられた可動基板とを備え、
前記第1固定基板と前記可動基板とには、同じ極が向き合うようにそれぞれ磁石が備えられており、
前記第2固定基板には、前記可動基板に設けられた磁石と同じ極が向き合うように磁石が備えられており、
前記磁石の反発力によって前記可動基板が前記エレクトレット部材と共に、前記直交軸の方向に振動するように構成されていることを特徴とする請求項1に記載の発電装置。
[請求項3]
前記磁石は交換可能に備えられていることを特徴とする請求項2に記載の発電装置。
[請求項4]
前記一対の電極のうち一方が設けられた第1固定基板と、前記一対の電極のうち他方が設けられた第2固定基板と、前記エレクトレット部材が設けられた可動基板とを備え、
前記第1固定基板と前記可動基板との間、及び前記第2固定基板と前記可動基板との間には、前記第1及び第2固定基板と前記可動基板とを弾性支持する弾性部材が介装されており、
前記弾性部材の弾性力によって、前記可動基板が前記エレクトレット部材と共に前記直交軸の方向に振動するように構成されていることを特徴とする請求項1に記載の発電装置。
[請求項5]
前記弾性部材はバネ部材であることを特徴とする請求項4に記載の発電装置。
[請求項6]
前記第1及び第2固定基板を所定の間隔に保持する保持部材を備え、
前記可動基板には、前記可動基板の周縁に対して突出する形状の突片が一体的に形成されており、
前記可動基板の突片が、前記保持部材に点接触していることを特徴とする請求項2〜5の何れか一項に記載の発電装置。
[請求項7]
前記突片の平面形状が三角形状、または前記突片の立体形状が円錐形状であることを特徴とする請求項6に記載の発電装置。
[請求項8]
前記保持部材又は前記可動基板は絶縁材料により形成されていることを特徴とする請求項6または7に記載の発電装置。
[請求項9]
前記一対の電極が備える内面側の面のうち、前記可動基板を介さずに前記エレクトレット部材と対向する面に、絶縁性の材料からなる放電防止膜が設けられていることを特徴とする請求項2〜8の何れか一項に記載の発電装置。
[請求項10]
前記エレクトレット部材の移動に応じて前記一対の電極に誘導された電荷を取り出すための配線が、前記一対の電極に接続されていることを特徴とする請求項1〜9の何れか一項に記載の発電装置。
[請求項11]
請求項1〜10の何れか一項に記載の発電装置が発電した電力を蓄えるバッテリーを備え、前記バッテリーに蓄えられた電力を用いて動作することを特徴とする電子機器。
[請求項12]
請求項1〜10の何れか一項に記載の発電装置が発電した電力を蓄えるバッテリーと、
前記バッテリーに蓄えられた電力を他の電子機器に供給する電力出力部と、
を備えていることを特徴とする電子機器。
11 電極
12 放電防止膜
20 下基板(第2固定基板)
21 電極
22 放電防止膜
30、33 可動基板
30a、30b 突片
31 エレクトレット膜(エレクトレット部材)
40 側面板(保持部材)
44 保持柱(保持部材)
51 配線
52 配線
100 発電装置
101、102、103 発電装置
200 腕時計(電子機器)
300 携帯電話(電子機器)
400 発電マット(電子機器)
403 電力出力部
500 バッテリー
M 磁石
R1、R2 外部負荷
B コイルばね(弾性部材、バネ部材)
A 軸(直交軸)
Claims (12)
- 対向して配置された一対の電極と、
前記一対の電極間に当該一対の電極と離間して配されるとともに、前記一対の電極を通る直交軸の方向に移動可能に備えられたエレクトレット部材と、
を備えていることを特徴とする発電装置。 - 前記一対の電極のうち一方が設けられた第1固定基板と、前記一対の電極のうち他方が設けられた第2固定基板と、前記エレクトレット部材が設けられた可動基板とを備え、
前記第1固定基板と前記可動基板とには、同じ極が向き合うようにそれぞれ磁石が備えられており、
前記第2固定基板には、前記可動基板に設けられた磁石と同じ極が向き合うように磁石が備えられており、
前記磁石の反発力によって前記可動基板が前記エレクトレット部材と共に、前記直交軸の方向に振動するように構成されていることを特徴とする請求項1に記載の発電装置。 - 前記磁石は交換可能に備えられていることを特徴とする請求項2に記載の発電装置。
- 前記一対の電極のうち一方が設けられた第1固定基板と、前記一対の電極のうち他方が設けられた第2固定基板と、前記エレクトレット部材が設けられた可動基板とを備え、
前記第1固定基板と前記可動基板との間、及び前記第2固定基板と前記可動基板との間には、前記第1及び第2固定基板と前記可動基板とを弾性支持する弾性部材が介装されており、
前記弾性部材の弾性力によって、前記可動基板が前記エレクトレット部材と共に前記直交軸の方向に振動するように構成されていることを特徴とする請求項1に記載の発電装置。 - 前記弾性部材はバネ部材であることを特徴とする請求項4に記載の発電装置。
- 前記第1及び第2固定基板を所定の間隔に保持する保持部材を備え、
前記可動基板には、前記可動基板の周縁に対して突出する形状の突片が一体的に形成されており、
前記可動基板の突片が、前記保持部材に点接触していることを特徴とする請求項2〜5の何れか一項に記載の発電装置。 - 前記突片の平面形状が三角形状、または前記突片の立体形状が円錐形状であることを特徴とする請求項6に記載の発電装置。
- 前記保持部材又は前記可動基板は絶縁材料により形成されていることを特徴とする請求項6または7に記載の発電装置。
- 前記一対の電極が備える内面側の面のうち、前記可動基板を介さずに前記エレクトレット部材と対向する面に、絶縁性の材料からなる放電防止膜が設けられていることを特徴とする請求項2〜8の何れか一項に記載の発電装置。
- 前記エレクトレット部材の移動に応じて前記一対の電極に誘導された電荷を取り出すための配線が、前記一対の電極に接続されていることを特徴とする請求項1〜9の何れか一項に記載の発電装置。
- 請求項1〜10の何れか一項に記載の発電装置が発電した電力を蓄えるバッテリーを備え、前記バッテリーに蓄えられた電力を用いて動作することを特徴とする電子機器。
- 請求項1〜10の何れか一項に記載の発電装置が発電した電力を蓄えるバッテリーと、
前記バッテリーに蓄えられた電力を他の電子機器に供給する電力出力部と、
を備えていることを特徴とする電子機器。
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